2013/04/22

4/21 Werth 最悪の併殺

L0-2@NYM (Season 10-8)
Zimmermann(L3-1)5.0IP 2ER 2H 3BB 4K
Rendon 0/4 2K

Anthony Rendon が6番サードでメジャーデビュー。注目の第1打席は、2回表の先頭打者としてメッツ先発のDillon Geeとの対戦。2球目の速球を叩いたいい当たりでしたが、レフトフライに終わりました。第2打席はフルカウントからセンターへのポップフライ。第3打席は空振り三振。そして第4打席も見逃し三振で最後の打者となりました。失点にはつながらなかったものの守備での捕球ミスもあり、ちょっと残念なデビュー戦となりました。

開幕から3連勝中、前回は完投勝利を飾っていた先発のJordan Zimmermannは今日も悪くありませんでした。2回裏に開幕から絶好調のJohn Buckにソロ本塁打を浴び、4回裏には三振のはずが四球になったりした(今日の主審はストライク・ボールの判定がとにかくめちゃくちゃだった)ことから1死満塁として犠飛で2点目を失いましたが、96球、5回2失点。被安打はわずかに2。力のある速球を主体に内外に投げ分ける勝ち投手になってもいい内容でした。

問題は打線。ロクにチャンスも作れず、6回表には相手が3つも四球をくれたのに盗塁失敗もあって無得点。何より最悪だったのが、8回表のJayson Werthの併殺。代打Steve LombardozziのヒットとDenard Spanの四球で無死1,2塁のチャンス。打者Werthに対してもカウント3-0と、この回からマウンドに上がったルーキーのScott Riceは明らかに制球に苦しんでいました。ところが、何を思ったかWerthは4球目の外より高めのシンカーを強振し、見事に引っ掛けて6-4-3の併殺。打った瞬間、捕手のBuckはガッツポーズ、三塁手のDavid Wrightは試合後「ラッキーだったね」とコメントするほど相手を助けるプレー。これで反撃機運は雲散霧消。後はあっさりと敗れました。

100歩譲って3-0から振ってもいいとしても、なぜあの投球に対してあんなスイングをしなければならなかったのか。試合後、Werth本人は「自分が決めてやろうという思いにとらわれ過ぎた。野球人生でも最悪のプレーの1つだった」と振り返りましたが、20歳のBryce Harperならともかく、チーム最年長のWerthの口からそんなコメントが出てあきれ返りました。最終回、先頭打者のAdam LaRocheが相手のシフトを見てセーフティ・バントを試みましたが(結果はファール)、なぜ、Werthはそういう意識を持てなかったのでしょうか。ましてやWerthは2番打者。出塁して、後ろのHarper、LaRocheに返してもらうことが役割で、Werthのホームランで逆転することなど期待されていません。普段は野球を分かっているようなコメントが多いWerthなのにどうしたというのでしょう。Harperや今日デビューのRendonの前でいいところを見せたいという意識が働いたのでしょうか(推測)。


シーズンそのものが心配になるという意味では、シンシナティで15-0で負けた試合より悪い気分。ファンが、というより選手がそういう雰囲気になってるような感じがしてなりません。しかも明日の先発はDan Haren。今季初めて「やばいよ」という気分になっています・・・。

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