2013/04/07

4/6 5本塁打、でも薄氷の勝利

W7-6(11)@CIN (Season 4-1)
Detwiler(ND) 6.0IP 0ER(1R) 6H BB K
Soriano(BS1) 1.0IP 2ER 2H(1HR)
Stammne(W1) 2.0IP ER 2H BB 4K
Werth 3/5 HR(2) 2R RBI
Harper 2/5 HR(3) R 2RBI
Desmond 1/5 HR(1) R RBI
Ramos 2/4 2HR(1,2) 2R 3RBI BB

まず一言。正直疲れました。ほぼテレビ中継を見ていたのですが、あまりにいろいろなことがあり過ぎました。

この試合で(むしろ昨日の試合以上に)よく分かったのは「レッズは強い」ということ。昨季ナショナルズに次ぐメジャー2位の97勝を記録したチームだけのことはあります。上から下まで隙のない打線。強力なブルペン(Aroldis Chapman? あれは人間ではありません)。5本もホームランを打ったのに延長11回での辛勝だなんて。今季もポストシーズンに出てくることは疑いないでしょう。

試合前半は、昨日6本塁打を打たれたお返しとばかりに今日はナショナルズが本塁打攻勢。まず3回にBryce Harper がライトスタンド中段まで運ぶ2ラン。6回にはWilson Ramos もレフトへ2ラン。続いて7回表にはJason Werthが右中間へ特大のソロを打って5-1とリードし、ホールド、セーブが付かないところまで点差を広げました。にも関わらず投入されたTyler Clippardが2三振を含む三者凡退に抑え、ここまでは完全にナショナルズペースでの試合でした。先発のRoss Detwilerは毎回ランナーを出しながらもしっかりゴロを打たせる投球で2併殺。1失点はIan Desmondの送球エラーが絡んだもので自責点は0。勝ち星にふさわしい投球。

しかし、必勝リレーのはずの継投で、8回(Drew Storen)、9回(Rafael Soriano)がそれぞれ2点を失い追いつかれてしまいました。Storenは、1死からBrandon Phillipsの右中間への二塁打に2本のシングルを続けられ、まず1失点。とはいえ、2本のシングルはいずれも難しい投球に上手く合わせられたもので、投球内容自体は悪くなかったように見えました。2死1,2塁までこぎ着け、続くDevin Mesoracoもショート真正面のゴロに討ち取ってイニング終了となるはずでしたが・・・・打球はDesmondの足元をすり抜けてレフト前へ・・・・。2点目を献上。Desmondはこの日2つ目、開幕から5試合で4つ目のエラー。昨季克服したかと思われたエラー連鎖癖がまた戻ってきたかのようで、心配です。

それでも2点リードで迎えた9回裏。マウンドを託されたの当然クローザーのSoriano。でしたが、今日は制球がいまいちでした。いきなり先頭打者のShin-Soo Chooにライトスタンドに運ばれて1点差。さらに1死後、Joey Vottoにあわやスタンドインかというレフトフェンス直撃のトリプルを打たれると、次打者の初球にワイルドピッチで生還を許し、あっさり同点としてしまいました。

延長戦へ。10回表はChapmanの前に、Harper、Ryan Zimmerman、Chard Tracyが三者連続空振り三振。10回裏先頭打者のTodd Frazierがシングルで出塁した時点で、見ているファンとしては完全に負けを覚悟しました。しかしこのピンチを救ってくれたのがDenard Spanの守備でした。犠打で1死2塁となった後、Mesoracoの打球はセンターのフェンス際への大飛球。もともと浅い守備位置を取っていたSpanにとってはかなり難しい打球でしたが、走りに走ってなんとか落下地点に追いつきました。これでピンチ脱出。今日のSpanは打席では6打席凡退でしたが、この守備はそれを補って余りが出るほどの価値あるものでした。

そして迎えた11回表。少し流れがナショナルズに向いたかなといタイミングを逃さず、先頭打者のDesmondがChapmanから代わったJ. Hooverの高めに入ったスライダーを引っ叩くと、レフトスタンド二階席まで運ぶ勝ち越し弾。2つのエラーを帳消しにしたとは言いませんが、(本人にとっても)救われたことは確かでしょう。さらに1死後、Ramosがこの日2本目の一発を左中間へ。昨年5月12日にシーズン絶望となるヒザの故障をおったシンシナティの地で見事な復活ぶりを示しました。

それでも試合はまだ簡単には終わりません。11回裏、前の回から続投のCraig Stammenが簡単に2死を取ったあと、Votto への四球とPhillipsのダブルで1点を失い、なお2死2塁と一打同点のピンチ。しかし、最後はStammenが踏ん張り、Jay Bruceを三振に仕留めゲームセット。

(昨年のNLDS第5戦を想起させる)試合展開から言って、負けていたらシーズンを左右していたかもしれません。負けなくて本当に良かったです。

MVP: Wilson Ramos

2 件のコメント:

有明ハーパー さんのコメント...

Sorianoは罰として高速シャツだし一週間禁止
にしたいです。 
 それにしてもRamosのパンチ力やはりすごい。
TracyならOwingsみたいけど、マイナー契約だし
見れるのはまだ先になりそうですね。

 ローテ一周したけど、Haren以外完璧でしたね。

estoppel さんのコメント...

Sorianoのシャツ出しは、あれがトレードマークなので禁止はできないでしょうが、よく反省してもらいたいです。昨日は、球威は前の2登板よりもあったのに、制球が悪く、結果はあのとおり。H-Rodもそうですが、球速をちょっと抑えて制球を重視したほうがいいと思います。打者のあたまには剛速球があるのでそれで十分のはず。

OwingsはAAAで早速ホームランを打ったみたいですよ。そのうち上がってくるかも。