2012/04/20

MiLB (4/5-4/15)

今年は、マイナーリーグの話題を週単位でフォローしていきたいと思います。基本的に各リーグの週間MVPの期間に合わせて、最初は、開幕から4月15日まで(以下、各選手の成績などはこの間の合計)。リーグ週間MVPに選ばれた選手はいませんでした。

☆Harper やっぱりスロースタート[AAA]
43PA 3double 1triple 0HR 3R 1RBI 2BB 8K .220/.256/.341 1SB
Bryce Harperが予想通りといえば予想通りのスロースタート。10試合全てに先発し、うち8試合でヒットを記録していますが、爆発していません。三振が多く、四球が少ないのも気になるところ。どこでエンジンがかかってくるとは思いますが。センターの守備は無難にこなしているようです。

☆Moore 本塁打量産中[AAA]
43PA 1double 5HR 6R 11RBI 5BB 7K .297/.381/.730 0SB
開幕2試合ノーヒットの後、いきなりTyler Mooreのエンジンが全開となりました。4月12日の2本塁打を含め、リーグトップの5本塁打。過去2シーズン、それぞれA+とAAで31本塁打ずつ放ってきた打棒がAAAでも通用することを、早々に示しました。守備でもファーストに加えてレフトの練習を始め、メジャー昇格に向けて準備が整えられつつあります。

☆Rendon[A+]とGoodwin[A] 故障離脱
Rendon 6PA 1double 1triple 1R 2BB 0K .500/.667/1.250 0SB 
Goodwin 21PA 1double 2HR 5R 8RBI 5BB 3K .375/.524/.813 2SB 
2011年ドラフト1順目の2人の野手。ともに開幕戦から打撃好調でしたが、Anthony Rendonは2試合目で、Brian Goodwinは5試合目でともに故障離脱となってしまいました。Rendonはかかとの骨折で今季中になんとか復帰できれば、といった状況。Goodwinはセンセーショナルなほどのデビューだったので、がっかり度も増しました。軽症でまもなく復帰と言われていますので、楽しみにしましょう。

☆Meyer 両極端な2登板[A]
4/7 5.0IP 0ER 2H 0BB 4K
4/12 0.2IP 5ER 3H 2BB 2K
もう1人の2011年のドラフト1順目Alex Meyer投手が7日の試合で素晴らしいデビュー。これは大物新人が来たかと思わせましたが、12日の試合では1回持たずに5失点で降板。いったいどちらが本当の姿なのでしょうか。もう少し見ていく必要がありそうです。

☆ 4月10日Martinson 2本塁打6打点の大爆発[A]
Martinson 52PA 2HR 2double 1triple 18R 10RBI 13BB 15K .333/.500/.590 6SB
Skole 42PA 1HR 3double 2R 15RBI 6BB 15K .306/.405/.472 0SB
4月10日の試合でJason Martinsonのバットが大爆発しました。5打席立って、2本塁打、1二塁打、3四球で5打席全て生還、6打点。2010年のドラフト5順目入団のショート。初年度となった昨季もSSで結果を残し、今季も開幕から好調。特にこの出塁率は驚異的。2011年のドラフト5順目のサードMatt SkoleとともにHagerstown打線を引っ張っています。

☆Perez-Kobernusコンビ 好発進[AA]
Perez 50PA 1triple 8R 8RBI 3BB 7K .340/.380/.383 3SB
Kobernus 49PA 2double 7R 4RBI 1BB 7K .375/.388/.417 7SB
Harrisburg Senatorsの1-2番コンビの2人が好発進。Eury Perezはメジャーのスプリングトレーニングで示した能力をここでも発揮。昨季は極めて少なかった四球も選び始めました。Kobernusは打撃とともにその盗塁能力も注目されます(失敗は1つだけ)。

☆Rosenbaum ブレイクの気配 [AA]
4/8 6.0IP 1ER 4H 1K
4/13 6.2IP 2ER(3R) 6H 6K
2009年のプロ入り以来ずっと好成績を残していながら、最速90マイルという球速などスタッフが伴わないためプロスペクトとしては高く評価されてきませんでした。しかし、制球力は抜群のいわゆるMiloneタイプ。開幕から2試合はAAの打者を手玉に取り、このままブレイクするのではないかという気配が漂っています。

☆Lannan大丈夫?[AAA]
4/8 2.0IP 5ER 6H 2BB 1K 
4/13 4.0IP 4ER(8R) 9H 3BB 3K 
開幕直前にマイナー降格となり、トレードまで志願したJohn Lannan。AAAで2試合に先発しましたが、いずれも激しく打ち込まれました。メンタル面で準備ができていないということかと想像します。しかし、これでは価値が上がらず、本人が望むトレードの実現もままなりません。

☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Cory Brown .306/.468/.444 [AAA]
David Freitas .360/.429/.600 [A+]
Jeff Mandel 11.2IP 1.54/1.03 [AA]
Pat Lehman 5.0IP(4SV) 0.00/0.40 6K [AA]

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