2012/04/06

[開幕戦] 4/5 ナイスゲーム!

いよいよ、待ちに待った開幕戦。(残念ながら仕事のためGamedayでフォローするだけの予定)

栄えある開幕戦のラインアップは次の通り。現有戦力ではベストメンバー。マウンドにはStephen Strasburgが上ります。

SS Ian Desmond
2B Danny Espinosa
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
RF Jayson Werth
LF Mark DeRosa
CF Roger Bernadina
C Wilson Ramos
P Stephen Strasburg

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W2-1 at CHC (Season 1-0)
Strasburg(ND) 7.0ip er 5h bb 5k
Clippard(W1-0) 1.0ip 0er
Lidge(S1) 1.0ip 0er 2k
Desmond 3/5 r rbi k sb(1)
Tracy 1/2 double k

Photo by Jonathan Daniel/Getty Images
結局Gamedayでのフォローもあまりできず、夜に録画を見ました。それでも緊張感は十分に伝わるナイスゲーム。Johnson監督の「この試合が好きでなかったら、野球が好きないってことだな」というコメントにまさに同感です。(カブスファンは違うでしょうが)

終盤まではナショナルズファンにはむしろいらいらする試合でした。プレーボール直後、Ryan Dempsterが投じた第1球をDesmondがライト前にはじき返し、Espinosaが四球で出塁。Zimmermanのセンターへの大飛球は風に押し戻されてしまいましたが、走者はそれぞれ進んで1死2、3塁の好機。このまま先制点間違いなしと盛り上がりましたが、ここで4番LaRocheが全然あっていない感じの空振り三振。Werthもライトフライに倒れて無得点に終わってしまいました。さらに3回にも、エラーと2つの四球で1死満塁のチャンスをもらいながら、またもLaRoche空振り三振、Werthライトフライと、初回の完全な再現。6回も、Zimmermanが放った大飛球がやはり風に戻されてレフトフライに終わり、大きなため息と、8回表を迎えた時点では、このまま終わってしまうのかという気配さえ漂っていました。

初の開幕投手を務めることになったStrasburgは緊張感を微塵も見せず快投。初回からストライクをどんどん投げ込み早いカウントで打者を料理し、7回まで投げてわずか82球(うち58球がストライク)という完投ペースでした。速球よりも今日は変化球が冴えていた印象。ただ、4回裏に唯一与えた四球もからんで失点。1点ビハインドで迎えた8回表の打席で代打を送られてしまい、勝ち投手にはなれませんでした。

さて、8回表。2死ながら1、2塁のチャンスで三たび、打席にはLaRocheが入りました。プレーオフの雰囲気を感じたという緊張感の中でしたが、今回はファールで粘った末に9球目を選んで四球で出塁。さらに、続くWerthも簡単に2ストライクに追い込まれながら、押出しの四球を選んで同点としました。結果的に三者連続四球となりましたが、最初のZimmermanは敬遠気味だったこともあり、Kerry Woodはそんなに荒れてなかったと思います。むしろLaRoche、Werthがよく選んだと思いました。

今日の主役は何と言ってもDesmond。同点のまま迎えた9回表。簡単に2死となった後、代打出場の後そのままファーストに入っていたTracyが与えられた機会を活かし、ライトフェンス直撃の二塁打で出塁。ここで打席に入ったのが、既に2安打していたDesmond。カブスのクローザーCarlos Marmolの投じた2球目、待っていたと言う外のスライダーに上手くあわせてライト前に緩いライナーで運ぶ決勝タイムリー。出塁率が低い、守備が荒いと言うアンチDesmond派はナショナルズファンにも多いのですが、今日の活躍の前には沈黙でした。

勝ち越したナショナルズでしたが、ドラマはまだ終わりませんでした。クローザーとして登板したBrad Lidge(Henry Rodriguezと交代で投げるそうです)が、1死からIan Stewartにライトフェンスをあわや越えるかという三塁打を打たれて大ピンチ。打席には、4回にStrasburgから先制打を打ったMarlon Byrdを迎えました。カブスファンの大声援の中でしたが、初球を打った打球はサードZimmermanへの緩いゴロ。落ち着いて本塁に送球し、Wilson Ramosが突入してきたランナーをしっかりブロックしてタッチアウトで2アウト。最後の打者は、フルカウントから外低めいっぱいの直球に手が出ず見逃し三振でゲームセット。

最後まで手に汗握るスリリングな展開。初球から最後の1球まで、大いに楽しませてもらいました。

MVP: Ian Desmond 

2 件のコメント:

FC さんのコメント...

外出していましたが、9回裏はテレビで見ていました。本塁クロスプレーはしびれましたね。思わず歓声をあげてしまいました。

勝ってよかったけど、今年も貧打に悩まされるような気がしませんか?

estoppel さんのコメント...

おっしゃるとおり貧打に悩まされる気配はぷんぷんしますね。

まずはMorseの復帰が必須。今日はリハビリ中のAAでHRを打ったようなので、予定通り4月10日復帰と見てよさそうです。ただ、それでもWerth、LaRocheがあの調子では・・・。2人とも高給取りなんだからしっかりしてください。