2012/04/28

4/28 Bryce Harper デビュー戦 (Live)

歴史的試合となるかもしれないBryce Harperのデビュー戦。ライブでテレビ中継を観戦します。

NATIONALS (14-6)
SS Ian Desmond
3B Steve Lombardozzi
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
LF Bryce Harper
C Wilson Ramos
RHP Stephen Strasburg

DODGERS (14-6)
SS Dee Gordon
LF Tony Gwynn Jr.
CF Matt Kemp
RF Andre Ethier
2B Jerry Hairston
1B James Loney
3B Juan Uribe
C A.J. Ellis
RHP Chad Billingsley

1回表
2死からWerthがライトへシングルも、LaRocheは二ゴロで無得点。

1回裏
1死からGwynnに一二塁間を抜かれてKempを迎えましたが、カウント1-2から5-4-3の併殺!サードLombardozzi、セカンドEspinosaともいい動きでした。Strasburgはほとんど速球(最速98マイル)でしたが、かなりムーブしており、キレは良さそうです。わずか11球。

2回表
Harperの最初の打席は、2死走者なしの場面。初球外低めへのストライク、2球目、3球目は内へのボール、3球見送った後、4球目、真ん中低めのやや抜いた投球をスイングし、結果は引っ掛けての投ゴロ。それでも一塁ベースへ全力疾走してました。いい感じ。

2回裏
Eitherの最初の打席は外へのカーブ(今日最初の大きな変化球)で見逃し三振。続くHairstonの打球がHarperの初めての守備機会となりました。ややトリッキーな浅いフライでしたが難なく処理。2死からLoneyにライト前に運ばれ、Uribeには追い込みながら死球で1,2塁とランナーを出しましたが、Ellisを三球三振。高めの速球2球で追い込み、3球目はボールになるカーブ。格が違います。

3回表
先頭のRamosが歩き、Strasburgの投ゴロで1死2塁。Desmondの打球はライト前に落ちるかという打球でしたが、ドジャーズのセカンドHairston(昨季はお世話になりました)が下がりながらのダイビングキャッチ。Ramosが戻れず併殺。まあ、あのキャッチをされては仕方ない。お見事でした。

3回裏
2死からGwynnにショートとレフトの間に落ちるシングルを打たれましたが、Kempを見逃し三振!まずGwynnの打球。はっきりいって誰も取れないところでしたが、DesmondとHarperがともに追いかけ、あわや衝突するところでした。ぶつからなくて本当によかった・・。続いてKempの三振。初球(ストライク)、2球目(ボール)とカーブから入り変化球を意識させておいて、一転して3球目は高めの速球で空振り、4球目は外への速球で見逃し三振。見事な配球、コントロールでした。

4回表
2、3、4番がわずか6球で三者凡退。今日もか。

4回裏
こちらは9球。両投手ともエンジン全開です。

5回表
先頭のAnkielがライト前シングルで出塁、Espinosaが三振で、Harperの第2打席は1死1塁の場面。初球の変化球は前で捉えすぎて鋭い打球も一塁側のスタンドへ。2球目、3球目は外へのボールでカウント1-2。4球目の外角のチェンジアップに合わず、平凡なレフトフライに倒れました。

5回裏1死からEllisに甘く入った高めのカーブをライト前に打たれましたが、危なげなく無失点。ここまで71球。対するBillingsleyは67球。予想通りですが、今日も投手戦です。

6回表
先頭打者のStrasburgが右中間を破る二塁打! Desmondの明らかに右を狙ったバッティングの一ゴロで1死3塁としましたが、Lombardozziは一ゴロ、Werthが三ゴロに倒れて無得点。外野にさえ飛ばせないのか・・・。

6回裏
2番からでしたが、11球で三者凡退。KempとEitherは連続三振。Kempに対しては、速球で追い込んでから1球カーブでファールを打たせ、最後は高めの98マイルで空振り三振。素晴らしい!さすがにそろそろ援護しようよ。

7回表
LaRocheがカウント3-1から真ん中の速球をライトスタンドまで弾き返してくれました!!昨日に続く本塁打。頼りになります。
1-0 Nats
続くAnkiel、Espinosaが連続三振(Espinosaは3打席連続三振)で、2死走者なしの場面でHarperの第3打席。フルカウントから1球ファールを打った後の7球目。真ん中高めの速球を振り抜いた打球はセンターへ一直線のライナー。行ったかと思いましたが、弾道が低過ぎてフェンスの最下部に当たるセンターオーバーの二塁打となりました! 初安打おめでとう! Ramos敬遠の後、Strasburgは三振で追加点はなりませんでした。

7回裏
先頭のHairstonに死球(追い込みながらもったいない)。続くLoneyの打球は当たり損ねの二ゴロでしたがEspinosaがエラーしてしまい、無死1,2塁。1死後、Ellisに対してフルカウントから勝負球として選んだカーブは低めにコントロールされてはいましたが、空振りしてくれず、打球は三遊間を破るヒット。2塁ランナーは三塁を回り本塁へ突入。レフトは、そうHarperです。矢のような送球はノーバウンドで捕手Ramosのミットに突き刺さり、アウトのタイミング! やったー! と思いましたが、タッチをしにいく中でボールがミットからこぼれ落ちてしまいました。こらRamos!!!!
1-1 同点
なお1死1,2塁でしたが、代打Juan Riveraを4-6-3の併殺。試合は振り出しに戻りました。

8回表
ドジャーズの投手はJosh Lindblomに交替。ナショナルズは1番からでしたが、あっさり三者凡退。Desmondの状態は悪いです。開幕当初のようにしっかりボールを見て叩く感じがしません。山を張って振り回している感じ。

8回裏
ナショナルズも投手交代。Strasburgに勝ちは付きませんでした。7イニングで自責点1(2つも守備のミスがあったのにあれは自責点なのか?)、9奪三振。これで勝てないのかよ。2番手はTyler Clippard。前回登板では救援失敗でしたが、ベンチの信頼は厚いままです。ドジャーズも1番から。簡単に2死となった後、Kempはカウント1-2からの高めの速球にチェックスイングで空振りしましたが、一塁塁審は振ってないとの判定(こら)で結局四球になりました。盗塁を許し2死2塁となりましたが、Eitherを高めの速球でこちらは正真正銘の空振り三振。よしっ。

9回表
左投手のScott Elbertにスイッチ。先頭のLaRocheがレフトへシングルで出塁しましたが、Ankeilのバントは強すぎて2塁封殺。1死1塁となったところでドジャーズはクローザーのJavier Guerraを投入。Espinosaが追い込まれながらもショートの頭を超えるシングルでAnkielは3塁へ。1死1,3塁という絶好のチャンスでHarperの第4打席。重圧のかかる場面でしたが、初球の低目への速球をあっさりと弾き返すと、レフトへの犠牲フライには十分の飛距離の飛球。Harperの初打点は貴重な勝ち越し点となりました。素晴らしい!! 
2-1 Nats
さらにRamosのライト前シングルでHarperの犠飛の間に2塁に進んでいたEspinosaが生還。
3-1 Nats
後続は倒れましたが、見事に2点を勝ち越しました。

9回裏
クローザーのHenry Rodriguezを投入。ところが、3連打で1点差と迫られ、なお無死2,3塁。一度は、同点、逆転を覚悟しましたが、三振と一ゴロ本塁タッチアウトで2死1,3塁までこぎつけ、打者Gordonに対しても簡単に2ストライクに追い込んだことで、何とか勝ったかと思いました。しかし、ここで痛恨のワイルドピッチ。ありえない。浮いたり沈んだり、精神的に持たないよ。
3-3 同点
さらにGordonも空振り三振としながらもボールはバックネットに転がり、振り逃げ。2死1,3塁。H-Rodはここで降板。Tom Gorzelannyを投入せざるを得なくなりました。打者Gwynnにはフルカウントからファールで粘られ、満塁で次の打者Kempを迎えることになるのかとひやひやしましたが、結局ファーストライナーでしのぎ切りました。それ自体、鋭い打球でひやりとしましたが。

ともかく、試合は延長戦へ。正直しんどいです。なんでもいいから勝ってくれ。


10回表
投手Jamey Wrightに交替。2番からでしたが、あっさり三者凡退。

10回裏
Gorzelanny続投。先頭のKempに対してカウント1-2から投じたのは内角低めへの速球。悪い球ではなかったと思います。が、さすがKemp。はぅあ。
3-4x Dodgers

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L3-4x(10)@LAD (Season 14-7)
Strasburg 7.0IP 1ER 5H 0BB 9K 1.13
H-Rod 0.2IP 2ER 3H 0BB 2K 2.00
Harper 1/3 RBI SF
LaRoche 2/5 HR(4) R RBI

もったいない試合を落としました。敗因はRamosかな。Harperからの送球を受けた後しっかりボールを掴んでなかったこと、同点とされたH-Rodのワイルドピッチだって、ショートバウンドではなく単に球速に付いていけなかっただけだものな。

Harperの成績を振り返っておくと、3打数1安打(二塁打)、犠牲フライによる1打点、レフトからの好返球。デビュー戦としては上出来だったと思います。9回に追いつかれていなければ、今日のMVPはHarperを選ぼうと思っていたのに・・・。

2 件のコメント:

ケイ さんのコメント...

はじめまして。いつもブログを拝見させていただいています。

深夜までの観戦お疲れ様でした。日本では日曜日の午前といういい時間帯の試合でじっくり見ることができました。

Harperのプレーは全くはじめて見ましたが、前評判を裏切らないいい選手だということはよく分かりました。最初の打席の全力疾走、二塁打を放った打席での落ち着いた様子、そしてあの肩、どれも魅力的。これからが楽しみです。

試合自体も最初から最後まで緊張感のあるポストシーズンのような素晴らしい試合でした。最後はナショナルズファンには残念だったかもしれませんが、ナショナルズがポストシーズンに残れば、今日のような経験がきっと生きることでしょう。

estoppel さんのコメント...

ケイさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
日本でも中継があったのでしょうか?それともMLB.tvですか?
おっしゃるとおり、この1戦だけ見れば悔しさばかりですが、長い目で見ればこうした経験が効いてくるかもしれませんね。そんなこと(ポストシーズンのこと)を考えられるだけでも、大きな飛躍です!!

今後ともご愛顧願います。