[NL EAST End August 2012]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 80 | 51 | .611 | - |
Atlanta | 74 | 58 | .561 | 6.5 |
Philadelphia | 63 | 69 | .477 | 17.5 |
New York | 62 | 70 | .470 | 18.5 |
Miami | 59 | 73 | .447 | 21.5 |
下旬に5連敗を喫しながらも19勝10敗で今季最高勝率(.655)を記録。15勝14敗と減速した2位ブレーブスとの差を広げました。メッツ、マーリンズが完全に崩壊していく中、ナショナルズをスウィープしたのを含めフィリーズが17勝12敗で7月末の最下位から3位に浮上しました。まあ、もう手遅れなわけですが。
前月は頑張った打撃陣でしたが、今月は総得点9位とやや落ち着いてしまいました。多くのスタッツで中位にとどまり、盗塁数は全体で28位と低迷。結局は投手陣頼み。チーム防御率3.03は3位、WHIP 1.18は6位、奪三振率も6位、被本塁打14本は2位の21本を大きく下回る素晴らしい数字を残しました。やはり今季のチームは投手力で持っています。
[Pitcher of August 2012: Gio Gonzalez]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Gio Gonzalez | 6 | 44.1 | 4 | 39 | 2.64 | 1.17 |
Ross Detwiler | 6 | 35.2 | 3 | 16 | 3.53 | 0.95 |
Edwin Jackson | 6 | 37.2 | 2 | 49 | 3.58 | 1.19 |
Stephen Strasburg | 5 | 29.0 | 4 | 43 | 2.79 | 1.10 |
Jordan Zimmermann | 5 | 26.2 | 1 | 23 | 4.39 | 1.46 |
G | IP | S | K | ERA | WHIP | |
Tyler Clippard | 12 | 14.0 | 8 | 10 | 1.50 | 1.00 |
Drew Storen | 13 | 10.2 | 1 | 8 | 3.38 | 1.41 |
Ryan Matthews | 14 | 12.0 | 0 | 9 | 0.59 | 0.59 |
Sean Burnett | 12 | 10.1 | 0 | 10 | 1.74 | 1.26 |
勝ち星はタイ、防御率もほぼ同水準、奪三振数(率)とWHIPではStephen Strasburgが上回りましたが、圧倒的な投球イニング数の差、そして1完封を含む2度の完投勝利と、ブルペンを助けるという意味でもチームに大きく貢献したGio Gonzalezを月間MVPとしないわけにはいきません。Strasburgが打たれたのは最後の1登板だけでしたが、仮に6回無失点とった結果だったとしても、Gioを選んだと思います。心配なのは、Jordan Zimmerman。7月までは全登板で6イニング以上を投げていたのに、8月は5登板でわずかに1度だけと不調が続いています。ポストシーズンに向け復調が待たれます。Ross Detwiler、Edwin Jacksonはともに安定した内容でそろって勝ち星を8まで伸ばし、2桁も視野に入ってきました。
ブルペンではTyler Clippardが引き続き安定しており、良かったり悪かったりのDrew Storenを抑えてクローザーの地位を守っています。Sean Burnettは数字より悪い印象。特に8月後半は打たれるシーンが目立ち、メインセットアッパーはStorenに交代しました。今月、素晴らしい投球を続けたのがRyan Mattheus。次第に大事な場面で使われることが増えてきました。
[Hitter of August 2012: Jason Werth]
PA | AVE | OBP | SLG | HR | RBI | SB | |
Ryan Zimmerman | 128 | .315 | .391 | .441 | 2 | 14 | 2 |
Adam LaRoche | 126 | .239 | .302 | .389 | 4 | 20 | 0 |
Danny Espinosa | 124 | .259 | .331 | .420 | 5 | 15 | 1 |
Bryce Harper | 115 | .243 | .292 | .456 | 6 | 16 | 0 |
Jason Werth | 108 | .358 | .435 | .505 | 1 | 12 | 1 |
Michael Morse | 105 | .255 | .295 | .449 | 4 | 15 | 0 |
Roger Bernadina | 39 | .424 | .500 | .485 | 0 | 3 | 3 |
DLからの復帰後、リードオフとして起用されているJason Werth。本塁打も盗塁も少なく、その点ではパッとしませんが、極めて高い打率と出塁率でしっかりと役目を果たしてチームに貢献。19得点はチームトップです。文字通り今のナショナルズ打線を引っ張っています。
Adam LaRocheは打率がなかなか上がりませんが、チャンスではしっかり打っており、20打点はチームトップとこちらも仕事をしています。長いスランプが続いていたBryce Harperでしたが、月末に向けて調子は上向いており、チームトップの6本塁打。Ryan Zimmermanも引き続き好調ですが、先月に比べると少し調子を落としました。また、控えの少ない出場機会ながらRoger Bernadinaが2か月続けて驚異的な好成績を記録。密かにシーズン打率も3割を超えています。
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