9月1日。25人ロースター枠が外され、40人ロースターの選手であれば人数制限なくメジャーのベンチに入ることが可能となる日です。今年も例年通り5名程度の選手が呼ばれることになりましたが、若手にチャンスを与える機会だった昨季までと、優勝争いをしている今季では若干意味合いが違います。
AAAのシーズン終了後に追加があるようです(Corey BrownとChristian Garciaとの噂)が、まずはJohn Lannan、Sandy Leon、Eury Perezの3人がメジャーに合流しました。Perezはメジャー初昇格。
John Lannan, RHP
2G(2-0) 13.0IP 7BB 7K 3.46/1.23 [MAJOR]
24G(9-11) 148.2IP 50BB 86K 4.30/1.44 [AAA]
失意の降格、トレード志願から始まった今季。2度のスポットスタート(きっちり2勝)を除いてAAAのローテーションを守り、気が付けば9月となりました。AAAでの最後の2登板を連続完封で締めくくり、万全の状態。あと2,3回と言われているStephen Strasburgの穴を埋める形でローテーションに入ると言われていますが、それまではどうするのか(ブルペンに入るのか)は不明。Strasburg以外の先発陣も疲労がたまっている時期なので、6人ローテーションにしてもいいと思うのですが、どうでしょうか。Lannanが今季のポストシーズンそして来季のナショナルズでどういう役割を果たすのかは全く不透明ですが、この1か月で結果を残すことが大事なことは本人が一番分かっているでしょう。
Sandy Leon, C
10G 32PA 0HR 2RBI 3BB 10K .250/.344/.321 [MAJOR]
19G 64PA 2HR 4RBI 12BB 12K 346/.469/.558 [AAA]
40G 149PA 1HR 19RBI 9BB 16K .311/.358/.422 [AA]
招待選手として参加したスプリングトレーニングで既に首脳陣の目にとまっていたようで、開幕からAAでプレーしていましたが、5月にWilson Ramosが故障離脱した際に最初にメジャーに呼ばれました。ところが、デビュー戦で負傷退場。一時はシーズン絶望かと言われましたが、しっかり直して6月末にはプレー再開。7月後半に今度はJhonathan Solanoの故障で再昇格。その後は控え捕手としてしっかり仕事をしていましたが、Kurt Suzukiのトレード獲得に伴いAAAに降格。これが初めてのAAAでのプレーとなりましたが、当然のように好守で活躍していました。開幕前は守備型捕手という下馬評でしたが、いやいや今季はよく打ちました。3番手捕手ということで出場機会は限られるでしょうが、来季のロースター争いを見据えていいプレーをしてくれるといいなと思います。
OF Eury Perez
40G 173PA 0HR 10RBI 8BB 26K .333/.373/.390 20SB [AAA]
82G 373PA 0HR 30RBI 7BB 53K .299/.325/.342 26SB [AA]
ドミニカ出身の中堅手。17歳で契約してから、どのレベルでも安定して高打率、盗塁を記録し、着実にステップアップしてきました。今季はAAで開幕し、7月にAAAに昇格。昇格後はそれまで以上に打ち、実に出場40試合中36試合で安打を記録。パワーがないことは仕方ないとして、もう少し出塁率を向上するとメジャーでもレギュラーになれる選手だと思うのですが。まだ22歳。今後の成長に期待。今季はまず代走、守備固め要員として起用されることでしょう。光るものを見せてくれることを期待しています。
その他、DL入りしていたMark DeRosaが復帰。
一方、Henry Rodriguezはヒジを手術して今季終了という情報も入ってきました。王建民はAAでも打ち込まれていますので、もうナショナルズで見ることはないかな・・・・。
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