日本じゃないのでゴールデンウィークとは関係ありませんが、週末にかけて遠出していたため更新が遅れました(4日の試合はだいたいカーラジオで聞いていました)。
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土曜日の試合前、Johnson監督が2つの動きを見せました。1つは今季初めてのチーム・ミーティングを招集し、選手への信頼を改めて示したこと。そしてもう1つが、自身30数年ぶりと語った打撃練習。バッティングケージに入って40スイング。手にマメができるまでバットを振った後のコメントは「ボールを打つのがそんなに難しいのか試してみた」。ここ6試合、4点以上取れないでいた情けない打線に喝を入れる意図も明らかな言動でした。さすがにこれに奮起した打線が、土曜日は5点、日曜日は6点取ってパイレーツに連勝。いいムードで貯金2として遠征を終了しました。
プレーするのは監督ではなく選手であり、監督の采配が試合の勝ち負けに与えるインパクトは所詮大きくない、あるいは計測不可能といった主張も行われていたりします(このリンク先は計測可能とする論者による反論)が、やはりチームを率いる監督の影響力は大事だなと改めて思わせてくれました。
このように打線全体はエンジンがかかってきたかなという印象ですが、やや心配なのがBryce Harperの状態。4月30日にフェンスに激突してから、20打席でわずかに2安打。しかも、その2安打も当たり損ねの内野安打とセンター前に落ちたテキサス安打。全く打てていません。四球も2つだけ。その上、日曜日の試合では初回の見逃し三振の後、退場処分となりました。うーむ。
月曜日はオフ。明日からホームでタイガース、カブスを迎え撃ちます。
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5/4
W5-4@PIT (Season 16-15)
Strasburg(ND) 7.0IP 4ER 4H(2HR) 1BB 8K
Clippard(W2-1) 1.0IP 0ER H K
Soriano(S10) 1.0IP 0ER H K
Zimmerman 1/2 triple 2BB HBP 3R
LaRoche 1/1 SF 3BB RBI
Ramos 1/5 2RBI
Moore 0/3 SF BB 2K RBI
同点で迎えた9回表。1死からRyan Zimmermanの死球とようやく復調してきたAdam LaRocheのシングルで1,2塁とすると、続くTyler Mooreのカウント1-1からの3球目に重盗を敢行。まさかこの2人が走ってくるとは思いもよらなかった捕手は送球すらできませんでした。Johnson采配かと思いきや、サインは「チャンスがあれば走っていい」だったそうで、殊勲はZimmermanということになります。Zimmermanは通算1007試合目の出場で、初の三盗。この後、Mooreがあっさりとライトに犠牲フライを打ち上げ勝ち越し。最後はRafael Sorianoが危なげなく抑えてくれました。安定感があります。
Strasburgはまたも勝てず。3回表に先制してもらったのにその直後に逆転2ランを被弾。同点にしてもらったのにまたも2ランを被弾。この2本を除けばほとんど付け入る隙を与えないピッチングだっただけにもったいなかったという印象。開幕戦以来勝ち星が付きません。
MVP: Ryan Zimmerman
5/5
W6-2@PIT (Season 17-15)
Gio(W3-2) 6.0IP 2ER 5H 2BB 5K
Espinosa 1/3 HR(3) R 3RBI
Moore 1/4 HR(1) R 3RBI 3K
Bernadina 2/4 R K
Ramos 3/4 2double
立ち上がりはナショナルズにとって最悪の展開。1回表、Bryce Harperがチェックスイングで空振り三振をコールされた後、退場処分(映像を見る限り、Harperが不満を示したというより、三塁塁審のほうからけんかを売っているようにしか見えませんが・・・)。その裏、Gio Gonzalezが先頭打者のStarling Marteに初球をレフトスタンドに運ばれると、さらに二塁打、Ryan Zimmermanの送球エラー、そしてストレートの四球で無死満塁。このまま試合が終わってしまいそうでしたが、この日のGioは踏ん張りました。ここから2者連続三振で2死とすると、次の打者には緩いながらもセンター前に抜けそうな打球を打たれましたが、ショートのIan Desmondがナイスプレーで処理してくれて、追加点を許さず切り抜けました。なんとこの後、完全に立ち直り、6回まであと1点取られただけ投げ切りました。
このピンチの直後の2回表にDanny Espinosaの犠飛で同点に追いつくと、4回表にはEspinosaが2ランを放って勝ち越し。1点リードの緊迫したままで終盤まで進みましたが、8回表1死1,2塁でTyler Mooreがレフトスタンドに3ランを叩き込んで勝負を決めました。Mooreは嬉しい今季1号。昨日も2度の満塁機で凡退した後に最後の打席で決勝犠飛を打ちましたが、今日も3打席3三振の後の4打席目で大仕事をしてくれました。
MVP: Tyler Moore
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