ここしばらく打撃不振が続いていたDanny Espinosaが右腕を負傷していたことが判明しました。骨がかけて、それにより引き起こされれる痛みが引かない状態が続いているそうです。原因は、4月14日の試合でブレーブスのPaul Maholmから受けた死球。あの死球の直後の検査結果では骨に異常は発見されず、数試合休んだ後、4月20日に復帰しましたが、 その後も痛みが引かず、今回再検査したところ骨がかけていることが分かったそうです。
というのが、公式の説明です。本当かどうかはよく分かりません。
実は嘘で、痛みは大したことはないが、DL入りした上でマイナーでリハビリ出場という名の再調整を行わせるという趣旨であれば、それで結構です。さっさとDL入りして、AAAでもAAでも好きなところに行ってしっかり自信を付けて帰ってきてください。
逆にこの故障が本当であるとすれば、むしろEspinosaを責めたくなります。4月20日に復帰した後の打撃成績は.158/.181/.267と散々。まあ、その前にしても.175/.233/.350だったので調子が良かったわけではありませんが、悪化していることは確か。そして、三振率は急上昇。開幕から故障までの12試合でわずか6三振と、今年は三振が少ないと話題にもなっていましたが、4月20日以降は27試合で34三振とリーグ三振王となった昨季のペースに逆戻りしていました。痛みを隠してプレーしてこのような結果を残したことは、チームに多大の迷惑をかけていたことに他なりません。痛みをこらえ続けたことは美談とも言えます。あるいはプロ選手ですから簡単に自分のポジションを明け渡すわけにはいかないという気持ちも分かります。しかし、結果が残せないことが内心分かっていながらプレーし続けたということならば、あまりにも自分本位。チームの勝利に貢献することとは全く逆方向の行動ということになります。
ともかく、別に私もこのままEspinosaと縁を切ろうというわけではありません。セカンド守備はゴールドグラブ級で、二塁手にしてはパンチ力のある打撃も魅力です。しかし、いかんせんバットにまともに当たらない。自信を失っていることは明らかです。ここは、一度マイナーで再調整することが、本人の将来のためにも一番だと思います。果たして球団の(あるいは本人の)決断はどういうことになるでしょうか。
(追記)
とりあえずDL入りはせず、数試合欠場しながら様子を伺うそうです。
2 件のコメント:
お久しぶりです。
Estoppelさんと同じ意見です。痛みに耐えて出場などは特に日本では(貴乃花の時のように)美談になりますが、あくまで個人競技だから許されるのであって団体競技では迷惑にしかならない場合が多いと思います。
まぁ打ってれば文句はないのですが。痛みを抱えて打てるほどまだ技術もないし、MLBはそんなに甘くないですよね。
それと、Natsのメディカル班はどうなってるのだろうか。1度目の診断で何もなくて(軽傷)2度目で大きな怪我が見つかる事が多すぎませんかね。
とにかく貧打をどうにかしなくては。
有明ハーパーさん
異論もあろうかと思いますが、ご賛同ありがとうございます。その通り。打ってれば文句はありません。結果が全てのプロの世界ですから。
とにかく、しっかり再調整して戻ってきてくれることを期待しています。中途半端な状態で戻ってきてまた打てないのを繰り返すことだけは避けて欲しい。そういう意味で、DL入りさせずに様子見している球団の判断は理解に苦しみます・・・。
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