A. J. Coleが5月5日までの週のCarolina League(A+)の週間MVPに選ばれました。開幕から今一つ結果が出ていませんでしたが、3日の試合で6イニングを4安打無四球無失点9奪三振とようやく結果を出し、今回の受賞となりました。防御率はようやく4点を切ったばかりですが、奪三振率、与四球率の数字は、昨季アスレティックス傘下でA級の打者を圧倒したときの数字に近く、内容的には防御率より良いようです。悪循環に陥る前に結果が出て良かった。
◎絶好調 Potomac 先発陣
Coleも一員であるPotomac Nationalsの先発ローテーションはお互いに刺激しあっているのでしょうか、揃って好成績。Robbie Rayは直近の2試合で計2失点、イニング数を上回る奪三振を記録し、シーズン41奪三振はリーグトップ。2日の試合で8回無失点と好投したTaylor Jordanのシーズン防御率1.24 も堂々のリーグトップ。4月21日までの週のTaylor Hillは7試合でわずか5四球という安定感。そして新たに加わったBlake Schwartz(2012年ドラフト組の出世頭)は昇格後2先発して連続無失点登板。
Cole 6G 32.0IP 34K 6BB 3.94/1.25
Ray 6G 34.0IP 41K 16BB 1.85/1.12
Jordan 6G 36.1IP 29K 6BB 1.24/1.02
Hill 7G 36.2IP 24K 5BB 2.21/0.93
Schwartz 2G 11.0IP 11K 2BB 0.00/0.73
◎Pineyroが6回12奪三振の快投
Hagerstown(A)の2人の若い投手も成績を改善。特にIvan Pineyroは4月28日の登板で6回無失点12奪三振という快投。このおかげで奪三振数がイニング数を上回りました。一方で四球はわずか6と若い投手には珍しい制球力を示しています。同じHagerstownのRonald Penaも、与四球の多さが気になりますが、失点は防ぎ、防御率を随分改善しました。
Pineyro 5G 19.2IP 23K 6BB 4.58/1.37
Pena 5G 22.1IP 12K 16BB 4.43/1.70
◎調子に乗れない野手陣
ほろ苦いメジャーデビューからHarrisburg(AA)の戻ったAnthony Rendon。戻ってからは3試合13打席で2安打2四球に対して5三振。同期のBrian Goodwinも直近10試合では打率.200と低調。三振の多さが気になります。Hagerstown (A) のTony Rendaも、直近10試合で2度も3安打の固めうちがあって上昇するのかなと思えば、4打席凡退の日も3度。3人ともなかなか調子が上がってきません。
Rendon 74PA 2HR 16BB 13K .291/.459/.473 0SB
Goodewin 131PA 2HR 11BB 39K .263/.336/.449 5SB
Renda 126PA 0HR 12BB 16K .259/.328/.357 9SB
◎DL中
Brett Mooneyham, Estarlin Martinez, Matt Skoleの3人はDL入りしたまま特に情報はありません。
◎昇格予備軍
メジャーでの故障者に備えるSyracuse(AAA)の面々では、Jeff Kobernus, Chris Marrero, Eury Perezが開幕からの好調を維持。投手陣では、調整登板を開始したChris Youngが3試合続けてピリッとしないかと思えば、開幕から4試合好投を続けていたDaniel Rosenbaumも3日の試合で5回6失点と打ち込まれています。ブルペン投手では、Erik Davis, J.C. Romero, Fernando Abadの3人が防御率2点前後と結果を残しています。
Kobernus 120PA 1HR 7BB 15K .376/.410/.468 13SB
Marrero 100PA 6HR 6BB 14K .337/.380/.587 0SB
Perez 90PA 1BB 14K 0HR .326/.333/.382 5SB
Young 3G 15.1IP 8K 6BB 7.04/1.89
Rosenbaum 5G 28.2IP 10K 11BB 2.51/1.29
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