2019/01/26

BP: Top 101 Prospects 2019

BPの全体トップ101のリストが公表されていました。全体1位はあのVladimir Guerreroの息子、同名のVladimir Guerreroジュニア。まだ19歳ですが、ブルージェイズ傘下でAAAまで昇格し、どのレベルでも打ちまくっています。ポジションはサード。

1. Vladimir Guerrero Jr., 3B, TOR 
2. Jo Adell, OF, LAA 
3. Fernando Tatis Jr., SS, SD 
4. Eloy Jimenez, OF, CHW 
5. Victor Robles, OF, WAS 
6. Keston Hiura. 2B, MIL 
7. Forrest Whitney, RHP, HO 
8. Royce Lewis, SS, MIN 
9. Nick Senzel, INF, CIN 
10. Wander Franco, SS, TB 

我らがナショナルズからは、Victor Roblesが全体5位。昨年の全体2位から下がりましたが、ほぼ全休だったので仕方ありません。今年は卒業を期待しましょう。

また、Carter Kieboomが全体16位という極めて高い評価を得ており、若いLuis Garciaもランクインしました。

16. Carter Kieboom, SS, WAS 
81. Luis Garcia, SS/3B, WAS 

なお、トレードで出した Jesus Luzardo, LHP, OAK(13位)とDane Dunning, RHP, CHW(76位)の2人もランクインしていました。

BP: Nationals Top 10 Prospects 2019

2018年12月に発表されていたBaseball Prospectusによるナショナルズ組織内トップ10プロスペクトです。

1. Victor Robles, OF 
2. Carter Kieboom, SS 
3. Luis Garcia, SS/3B 
4. Mason Denaburg, RHP 
5. Yasel Antuna, SS 
6. Seth Romero, LHP 
7. Wil Crowe, RHP 
8. Jose Sanchez, SS 
9. Tim Cate, LHP 
10. Israel Pineda, C 

4位までは先日のBAと同じ。Antunaへの評価が高いのが特徴的です。Romero、Crowe、Cateの近年ドラフト勢もとりあえずランクイン。

BAと異なる顔ぶれとなったのが、8位のJose Sanchezと10位のIsrael Pinedaの2人。

Sanchezはベネズエラ出身の18歳のショートストップ。昨シーズンはAuburn(SS)で64試合に出場して,230/.309/.282という0本塁打1盗塁という記録が残っています。その前の2017年のGCL Nationalsでの成績も似たような感じ。スカウティングレポートなどもあまり見当たらず、評価されているポイントは分かりません。

Pinedaもやはりベネズエラ出身の18歳で2017年はGCL、2018年はAuburnでプレーしています。ポジションは捕手。昨年の打撃成績は46試合で.273/.341/.388、4本塁打1盗塁。

2019/01/19

BA: 2019 Nationals Top 10 Prospects

Baseball Americaのナショナルズ組織内トップ10プロスペクト。今年から公式ページが有料となったのでリンクは貼りません。

1. Victor Robles, OF
2. Carter Kieboom, SS
3. Luis Garcia, SS
4. Mason Denaburg, RHP
5. Wil Crowe, RHP
6. Tim Cate, LHP
7. Seth Romero, LHP
8. Sterling Sharp, RHP
9. Yasel Antuna, SS
10. Jake Irvin, RHP

昨年からあまり変わり映えがせず、Soto、Feddeが卒業していったため層が薄くなっているなという印象です。

1位は3年連続でVictor Robles。昨年2位だったJuan Sotoが卒業していった一方で、故障のあったRoblesは不本意な1位残留となりました。今年こそは卒業してもらいたいですね。

2位、3位はショートストップコンビ。9位のYasel Antunaも含めミドル・インフィールダーにはいい選手がそろっています。今年中にもMLBデビューかと言われているCarter Kieboomの後に、18歳のLuis GarciaとAntunaの2人が、それぞれがPotomac(A+)とHagerstown(A)に控えており、Trea Turnerを含めてしばらくは安泰と思われます。

4~7位の4人は、2017年、2018年のドラフト1順目、2順目の4人の投手が並びました。4位には、昨年のドラフト1順目のMason Denaburg。まだプロで1球も投げていませんが、期待値からこの位置です。

昨年2順目のTim CateはAuburn(SS)とHagerstown(A)で13試合に登板しましたが、防御率5.02という結果。やはり期待値からのランクインと思われます。

4人の中で唯一結果を残したのが、2017年2順目のWil Crowe。昨シーズンPotomac(A+)で開幕して16試合で11連勝(無敗)とセンセーショナルな結果を残しました。Harrisburg(AA)に昇格した後は5戦5敗、防御率6点台でしたが、期待感を抱かせる結果でした。

一方、同ドラフト1順目だったSeth Romeroは素行問題でキャンプ中に実家に戻され、6月にようやくHagerstownで開幕したと思ったら、7試合に投げたところでTJ手術でシーズン終了。2019年もほぼ全休予定。もう終わった選手だと思ったほうがいいのかも。

8位のSterling Sharpは2016年のドラフト22順目という下位入団ながら、23歳となった昨シーズン、PotomacとHarrisburgで先発として投げて防御率3.70。身体能力の高さではRoblesをも上回るとの記事もあった選手です。

最後10位のJake Irvinは昨年のドラフト4順目。ルーキーリーグとAuburn(AA)での11試合ながら防御率は1点台と、同期組でベストの結果でした。

2019/01/14

Brian Dozierと1年契約

FAとなっていたBrian Dozier二塁手と1年契約に合意しました。年俸900万ドル。

ツインズの主軸として活躍した印象の強い31歳の二塁手。2016年の42本塁打を筆頭に5年連続で20本塁打を放った長打力が最大の魅力。2015年にはオールスターに選出され、2015年から2017年まで3年連続でMVP投票でも得票していた上、2017年には守備のGG賞も受賞。もし昨オフにFA戦線に出ていたら超大型契約を得ていた可能性もありました。しかしわずか1年の違いは大きかった。FA前最終年となった2018年は開幕から打撃不振で、シーズン途中に優勝争いをしていたドジャーズにトレードされてからも精彩を欠き、結果、.215/.305/.391の不本意な成績に終わりました。予定通りFAとなり、QO対象でさえありませんでしたが、あまりいいオファーは届いていなかったようです。

1年契約となったことについて、市場価値を高めて再度FA市場に打って出るつもりのDozierと、昨季結果を残しきれなかったWilmer Difoと故障上がりのHowie Kendrickの2人というコンビから二塁手のポジションをアップグレードしつつ(同時にベンチのアップグレードにもなった)、2020年にはトッププロスペクトのCarter Kieboomにセカンドのレギュラーポジションを与えるためにフリーハンドを保っておきたいナショナルズと、双方の思惑が合致した結果だと思います。

実力は申し分なく、年齢的にもまだやれるはず。昨季は膝の故障があったことが明らかになっていましたので、これが完治しているかどうかが鍵を握りそうです。