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2016/12/17

ロースター異動まとめ(2016年12月)

12/1 Jose Lobatonと年俸調停を回避して1年契約
12/2 Derek Norrisをトレード獲得
12/2 Ben RevereがノンテンダーFAとして退団(Danny Espinosaを含め他の対象者には契約提示)
12/7 Adan Eatonをトレード獲得(Lucas Giolito, Reynaldo Lopez, Dane Dunningを放出)
12/10 Danny Espinosaをエンゼルスへトレード (Austin AdamsとKyle McGowinを獲得)
12/14頃 Emmanuel Burriss等とマイナー契約


2016/12/08

Adam Eatonをトレード獲得(Lucas Giolito, Reynaldo Lopez, Dane Dunningを放出)

ウィンターミーティング中の12月7日、大型トレードがまとまりました。相手はホワイトソックス。ホワイトソックスとの間では、つい先日Chris Saleのトレードについて合意寸前まで行った(結局はレッドソックスに奪われていました)のですが、その下交渉を踏まえてのことでしょう、外野手のAdam Eatonを獲得し、Lucas GiolitoReynaldo Lopez, Dane Dunningの3投手を対価として放出することでまとまりました。

まずは獲得したAdam Eatonについて。

Adam Eaton (2016 for White Sox) 
157G 706PA 14HR 63BB 115K .284/.362/428 14SB

左投げ左打ちの28歳の外野手。キャリア5年間の打撃成績は.284/.357/.414と、上位を任せられます。メジャーデビューしたころはパワーはありませんでしたが、直近は2年連続で14本塁打を放つなど長打力もついてきており、通算54盗塁とまずまず足もあります。今季はもっぱらライトを守りましたが、本来はセンター。守備力(特に肩)は高い評価を受けており、センターのレギュラーとして期待されます。

元々は、2010年のドラフト19順目でDバックスに入団。軽く3割を超える打撃成績を続けて、2012年のセプテンバーコールアップで早々とメジャーデビュー。翌2013年は故障で出遅れましたが、7月以降はレギュラーに定着。そのオフ、エンゼルスも巻き込む大型トレードでホワイトソックスに移籍すると、以降はリードオフとしてキャリアを積み重ねています。

上に書いたの数字だけを見るとそこまでいい選手のようには見えないかもしれません。オールスター選出もなければ、個人タイトルもありません。が、実は高い評価を受けています。打撃、守備、走塁の貢献をすべて加味したFangraphsのWARでは、今季6.0(平均的な選手と比べて1人でチームの6勝に貢献したという意味)を記録し、これはMLBの全野手で11位という好成績。しかも、この数字を3シーズン続けて伸ばしています。ちなみに、ナショナルズの選手ではDaniel Murphyの5.5(17位)が最高でした。もっと言えば、パイレーツからの獲得に向けて交渉しているとの情報が流れていたAndrew McCutchenに至っては、直近3年続けて低下させ、今季は0.8でした。

Eatonが魅力的なもう1つのポイントは経済面。年俸調停対象1年目となった2015年のシーズン前にホワイトソックスとの間で5年契約を結んでおり、このうち2017年から2019年までの3年総額1840万ドルという主力選手としては格安な契約をナショナルズは引き継ぎます。さらに2020年950万ドル、2021年1050万ドルという、今の活躍を続けていれば当然行使されるであろう球団オプションも付いています。こういう契約で主力選手を抱えることができると他の補強に資金を回すことができ、チーム力のアップにつながることが期待されます。

これから少なくとも3年間、あるいは5年間、チームのセンターを守って、打撃でも貢献してくれることを期待していい選手です。

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当然、これだけの選手を獲得するには高い代償を支払うことになりました。先日記事にしたBaseball Prospectusのランキングでは、Lucas Giolitoが2位、Renaldo Lopezが3位、Dane Dunningでも7位。主なプロスペクトをごっそり差し出すことになりました。

GiolitoとLopezの経歴については今更言うまでもないと思います。Giolitoの株はプロスペクトとしての評価が最も高かった今年の夏からするとかなり下がっており、低値で売ることになったという印象は否めません。もっとも、今季のメジャーでのピッチングを見せられるとそこまで期待感を持てないという印象が残っていますので、そこまで惜しい気がしません。是非ともこの私の印象を裏切る大投手になってください。個人的にはLopezのほうが惜しいですね。100マイル近い速球にキレのあるチェンジアップで三振の山を築くことができ、ファンがわくわくするピッチングができる投手でしたから。それにしてもマイナーをほぼ同じペースで上がってきたGiolitoとLopezの2人。ここでもそろってトレードされることになりました。

そして3人目のDane Dunningは今年のドラフト1順目29位(ナショナルズにとっては2人目の指名)で入団したばかりの右腕投手。Prospect Profilesの記事を準備していましたが、ボツですね。。。カレッジワールドシリーズが終わってからの契約でしたが、New York Penn League(SS)の打者を圧倒して評価を上げていました。アジア系の顔付きということもあって気にかけていたので、少し寂しいですが、これからの成長を遠くから見守っていきたいです(元々かなり遠くからでしたが)。

プロスペクトランキング1位のVictor Roblesを守り切ったことは評価していいと思います。投手の上位プロスペクトがごっそりいなくなった(先日のBPのトップ10では5位のErick Feddeしか残っていません)のはかなり心配ですが、即戦力ならA.J. ColeとAustin Vothが残っているし、若手なら、Tyler Watsonをはじめとする近年の高卒組が控えています。

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以上を踏まえると、高くはつきましたが、許容範囲のトレードだと思います。4人の選手がそれぞれに力を発揮し、両チームに貢献するWin-Winのトレードになることを願っています。

2016/11/27

BP: Nationals Top 10 Prospects

もう先週のことですが、主要サイトでは最も早く、Baseball Prospectus(BP)のナショナルズ組織内トップ10プロスペクトランキングが発表されました(元記事)。

1. Victor Robles, OF 
2. Lucas Giolito, RHP
3. Reynaldo Lopez, RHP
4. Juan Soto, OF 
5. Erick Fedde, RHP
6. Carter Kieboom, SS
7. Dane Dunning, RHP
8. Anderson Franco, 3B
9. Andrew Stevenson, OF 
10. Sheldon Neuse, INF

2016年ドラフト組からCater Kieboom、Dane Dunning、Sheldon Neuseの3人がランクイン。4位のJuan Sotoと9位のAndrew Stevensonを含め、半数の5人の顔ぶれが前年から代わりました。前年から消えた5人というのは、Trea Turner、Wilmer Difo、A.J. Cole、Pedro Severino、Austin Vothで、全員が現時点で40人ロースター入り(Voth以外はMLBデビュー済み)で「卒業」扱いと言っていいいでしょう。結構なことです。

このランキングに戻ると、1位がまず意外でした。夏にはMLB全体でも1位、2位を争うトッププロスペクトとの評価を得てメジャーデビューまで果たしたLucas Giolitoを差し置いて、Victor Robles。Giolitoはメジャーへの適応に苦しんでいることと、球速が落ちていることから少し評価を落とした模様。一方のRoblesは少し故障で離脱したものの、攻守ともに評価は上がり続けており、このランキングでは逆転に至りました。

3位のReyanaldo Lopezまでは確実に全体トップ100にも顔を出してくると思われますが、もしかすると4位のJuan Sotoも来るかもしれません。ドミニカ出身の18歳。左打ちの外野手。2015年の7月に150万ドルの大型契約で入団した時にちょっと話題になりましたが、当時はノーマーク。1年目17歳の今季、GCLでデビューし、.361/.410/.550、5本塁打の成績を残し、最終週にはAuburn(SS)に昇格し、そこでもしっかり打ってシーズンを終えました。守備・走塁の評価は高くありませんが、それを補って余りある長打力が魅力のようです。

5位のErick Feddeを挟み、6位にCater Kieboom、7位にDane Dunningと2016年のドラフト1順目コンビが並んでいます。この2人はデビューしたリーグでしっかり成績を残したので順当に思いますが、10位にSheldon Neuseが入ったことが次の驚きでした。元々オーバードラフト気味の評価だった上、Auburnでの打撃成績は.230/.305/.341、1本塁打でしたから、このように高く評価されるとは思いませんでした。この評価に応えるような来季を期待しましょう。

また、2016年は謎の足踏みに終わってしまったAnderson Francoが、プロ2年目でHarrisburg(AA)まで昇格し、アリゾナ秋季リーグでも大活躍だったAndrew Stevensonを上回ったことも意外でしたね。BPは公表時期が早かったので、アリゾナの結果は織り込まれていないのかもしれません。BAではStevensonはもっと上に来るのではないでしょうか。

2016/09/13

プロスペクト・レポート (マイナーリーグ終了)

ポストシーズンに残っていたPotomac Nationals (A+)とHagerstown Suns (A)の2チームもあっさりと第1ラウンドで敗退し、マイナーリーグのシーズンが終了しました。My Top 10 Prospects+2の選手についての最終レポートです。

なお、Lucas GiolitoReynaldo Lopezの2人はメジャーに帯同しているため、まだシーズンは続いています。(成績は9月12日終了時点)

Lucas Giolito, RHP 
14G(14GS) 71.0IP 72K 34BB 3.17/1.42 [AA] 
7G(7GS) 37.1IP 40K 10BB 2.17/1.10 [AAA] 
5G(4GS) 19.1IP 10K 11BB 5.59/1.76 [MLB] 

前回レポートの後AAAで好投を続け、8月28日のロッキーズ戦で三度メジャーでの先発機会を与えられましたが、やはり5回4失点で負け投手となり即座にマイナーへ降格。続く9月2日の登板で8回無失点の快投を見せ、AAAでは十分通用することを示してマイナーのシーズンを終了しました。セプテンバーコールアップとしてメジャーに帯同し、ロングリリーフとして起用されています。何かをつかんでシーズンを終えてくれることを期待したいです。

Reynaldo Lopez, RHP 
14G(14GS) 76.1IP 100K 25BB 3.18/1.23[AA] 
5G(5GS) 33.0IP 26K 10BB 3.27/0.94 [AAA] 
7G(6GS) 32.1IP 31K 16BB 5.01/1.61 [MLB] 

こちらは前回レポートの後、8月13日のブレーブス戦でメジャー初勝利、続くやはりブレーブス戦で7回11奪三振の快投で2勝目を記録し、何かをつかんだかと期待させましたが、通用したのはブレーブス打線だけ(笑)。続くオリオールズ戦、一度マイナーでの登板を挟んでのメッツ戦でいずれも4回持たずに降板してしまいました。9月以降もメジャーに帯同し、やはりロングリリーフとして起用されています。

Austin Voth, RHP 
27G(25GS) 157.0IP 133K 57BB 3.15/1.24 [AAA] 

7月の不調の後8-9月は7試合で防御率1.96と奮起しましたが、結局メジャーに声がかかることはなく、Syracuse(AAA)のローテーションを守り続けてシーズン終了。アリゾナ秋季リーグへの派遣が決まっていますので、活躍を期待しましょう。

Erick Fedde, RHP 
18G(17GS) 91.2IP 95K 19BB 2.85/1.14 [A+] 
5G(5GS) 29.1IP 28K 10BB 3.99/1.47 [AA] 

絶好調でHarrisburg(AA)に昇格し、初戦で7回1失点の勝ち投手になりましたが、続く試合で5回途中7失点と5月以来の大量失点。壁にぶつかってどうなるかなというところでしたが特に尾を引くことはなく、6回で12三振を奪う快投で最終登板を締めくくりました(防御率もギリギリで4点を切りました)。2チームで計121イニング。TJ手術明けかつフルシーズン1年目としてはこれ以上望めない結果でしょう。

Tyler Watson, LHP 
9G(9GS) 43.0IP 48K 9BB 1.88/0.91 [SS] 
3G(3GS) 15.0IP 6BB 16K 4.80/1.47 [A] 

前回レポート後にAuburn(AA)でもう1試合に登板し、シーズン防御率を2点未満まで下げた後、Hagerstown(A)に昇格。3試合に登板し、うち2試合ではいずれも5回を2失点、7奪三振と好投。最終登板で5回、被安打9、失点4とやや打ちこまれましたが、それでも高卒2年目としては十分過ぎるシーズンになりました。

なお、前回紹介したWeston Davis は11試合で2.67/0.93、McKenzie Millsは12試合で3.71/1.33の成績で、いずれもAuburn(SS)でシーズンを終了しています。

Drew Ward, 3B 
53G 203PA 3HR 24RBI 22BB 51K .219/.310/.309 0SB [AA] 
64G 268PA 11HR 32RBI 34BB 70K .278/.377/.491 0SB [A+] 

Harrisburg(AA)に昇格した後は、調子を上げることができないままにシーズン終了。参加が内定しているアリゾナ秋季リーグでの活躍を期待しています。

Andrew Stevenson, CF 
65G 280PA 2HR 16RBI 20BB 51K .246/.302/.328 12SB [AA] 
68G 300PA 1HR 18RBI 24BB 44K .304/.359/.418 27SB [A+] 

Wardと仲良しですね。こちらもAA昇格後は目立つ結果を残せずに終了。やはりアリゾナ秋季リーグへの参加が予定されています。

Victor Robles, CF 
41G 198PA 3HR 11RBI 14BB 32K .262/.354/.387 18SB [A+] 
64G 285PA 5HR 30RBI 18BB 38K .305/.405/.459 19SB [A] 

GCLでリハビリ出場した後、8月12日にPotomac(A+)に復帰。復帰後の22試合では.281/.364/.406という成績。Aでの成績に比べると見劣りしますが、まだ19歳という年齢を考えれば上出来。ますます将来が楽しみです。

Jakson Reetz, C 
88G 342PA 4HR 38RBI 38BB 79K .230/.346/.357 4SB [A] 

前回レポートから、打率、出塁率、長打率とも少しずつ改善してシーズンを終了。打撃成績はなかなかぱっとしませんが、フルシーズン捕手としてプレーしてきて疲れがたまっていたであろう8-9月に.286/.388/.429の結果を残して終えたことは評価していいと思います。そもそも高卒3年目にとってはチャンジングなリーグでしたから。プロスペクトとしての評価を下げる必要はないと思います。

Anderson Franco, 3B 
24G 88PA 1HR 9RBI 4BB 5K .277/.307/.349 1SB [Rk] 

シーズン終盤はほぼサードのレギュラーとしてプレーしましたが、打撃成績は低下。昨シーズンの同じGulf Coast Leagueでの成績(46試合でOPS.759)を大きく下回ってしまいました。故障という情報は入っていませんでしたが、出遅れたことといい、何かがあったんでしょう。残念。

Carter Kieboom, SS 
36G 155PA 4HR 25RBI 12BB 43K .244/.323/.452 1SB(2CS) [Rk] 

GCLで最後までレギュラーとしてプレーし、上記の打撃成績。前回レポート時には0本だったホームランを8月11日以降に4本記録。これにより(打率はやや落としましたが長打率が上昇し)OPSは.747から.774に上昇しました。選球眼に守備にとまだまだ課題は多いものの期待感を抱かせるプロデビューと言っていいでしょう。

Dane Dunning, RHP 
1G(1GS) 2.0IP 3K 0BB 0.00/0.00 [Rk] 
7G(7GS) 33.2IP 29K 7BB 2.14/0.98 [SS] 

前回レポートの後の3試合計19イニング(なお、うち1試合は記録上9イニングを完投したことになっていますが、雨天中断で後日続きが行われた試合の前と後の2日に渡って投げています)でわずか2失点と圧倒してシーズンを終了。申し分ないプロデビューとなりました。来季はHagerstown(A)スタートでしょう。

2016/08/10

プロスペクト・レポート (8/8まで)

7月はさぼってしまったので2か月ぶりとなる、My Top 10 Prospectsの選手についてのフォローアップです。

その間に、Lucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人が(結果はともかく)メジャーデビューを果たしましたが、今一番の注目を集めているのはErick Feddeです。

また、おまけとして、今年のドラフト1順目の2人についてもレポートしておきます。

(※成績は8月8日終了時点。)

Lucas Giolito, RHP 
3G(3GS) 11.0IP 5K 9BB 4.91/1.91 [MLB] 
3G(3GS) 15.1IP 18K 8BB 4.11/1.76 [AAA] 
14G(14GS) 71.0IP 72K 34BB 3.17/1.42 [AA]

6月28日のメッツ戦で(AAAを飛ばして)メジャーデビュー。この試合、4回まで1安打無失点でしたが雨のため降板。降板時点でリードしており、結局5-0で勝ったあの試合が、今から思えば最も白星に近い試合でした。以降はAAAと行ったり来たりしながら投げていますが、残念な結果ばかりで急速に期待がしぼんでいます。投球回数も考えると9月以降に投げる可能性は小さいはず。メジャーで投げる機会を与えられるかどうかはわかりませんが、どこであれもう一度調子を取り戻し、いい感じでシーズンを終えてもらいたいところです。

Reynaldo Lopez, RHP
2G(2GS) 8.2IP 13K 6BB 9.35/2.31 [MLB] 
4G(4GS) 26.0IP 22K 7BB 3.12/0.96 [AAA] 
14G(14GS) 76.1IP 100K 25BB 3.18/1.23[AA]

Giolitoがメジャーに上がったタイミングでAAAに昇格し、2試合に好投。Giolitoと入れ替わりで7月19日にメジャーデビュー。その後、AAAとメジャーとを行ったり来たりしているのもGioitoと同様。メジャーでは結果を残せていませぁキ)タ|ェ、将来性を感じさせるピッチングでした。AAAでは結果を残している(7月24日には完封勝利)し、現時点ではGiolitoを評価で上回っているかもしれません。こちらも9月に投げることはまずないでしょう(ブルペンなら可能性があるかもしれませんが)。

Austin Voth, RHP 
21G(21GS) 122.2IP 101K 40BB 3.45/1.23 [AAA]

Syracuse(AAA)のローテーションを守り続けています。Giolito、Lopezに抜かれて気落ちしたわけではないと思いますが、7月の月間防御率は4.60と低迷。メジャーデビューまであと少し。踏ん張れ、頑張れ。

Erick Fedde, RHP 
18G(17GS) 91.2IP 95K 19BB 2.85/1.14 [A+]

ここ1か月ほどのナショナルズのマイナーリーガーで最もホットな存在がFeddeです。前回6月の記事を書いた時点での防御率は4.78でしたが、その後の8試合、計42.2イニングの自責点はわずか3、この間の防御率0.63という驚異的な数字を残しています。A+クラスの打者を圧倒・オ桙オ、次回登板はHarrisburg(AA)に昇格することが発表されています。こちらもTJ明けで投球回数制限が厳しく課されることが想定されています。

Tyler Watson, LHP
8G(8GS) 37.0IP 40K 8BB 2.19/0.97 [SS]

Auburn(SS)のローテーション投手として順調に投げています。与四球は1登板1つペースと悪くなく、イニング数を上回る三振を奪う素晴らしい成績。New York Penn Leagueのオールスター(8月16日開催予定)にも選ばれました。

Auburnには、Watson(2015年34順目)に加えて、McKenzie Mills(2014年18順目、8試合2.65/1.29)、Weston Davis(2014年11順目、7試合2.65/0.79)と近年の高卒入団投手がローテーションにそろっており、フォローするのが楽しいチームです。このまま3人そろって成長してくれることを期待しています。

Drew Ward, 3B 
38G 145PA 3HR 18RBI 18BB 33K .228/.324/.339 0SB [AA]
64G 268PA 11HR 32RBI 34BB 70K .278/.377/.491 0SB [A+] 

6月下旬に卒業という感じでA+からAAに昇格。その後は、やや苦しんでいる様子。ただ、直近の15試合に限れば.261ですから決して悪くない。シーズンが終わるまでにもう一暴れできると来季につながります。

Andrew Stevenson, CF 
39G 162PA 2HR 10RBI 6BB 23K .232/.259/.323 4SB [AA] 
68G 300PA 1HR 18RBI 24BB 44K .304/.359/.418 27SB [A+]

打率3割を記録し、Wardとともに6月下旬にAAに昇格。やはり昇格後に苦しんでいるところもWardと同じ。こちらも直近の11試合なら.293。盛り上がってシーズンを締めましょう。

Victor Robles, CF 
19G 87PA 2HR 7RBI 5BB 12K .236/.341/.361 9SB [A+]
64G 285PA 5HR 30RBI 18BB 38K .305/.405/.459 19SB [A]

やはり6月末にAを卒業し、ちょうどStevensonの後釜としてA+に昇格。出だしなかなかヒットが出なかった後、6試合連続安打とペースをつかんだ矢先、7月18日の試合で左手に死球を受けて「DL入り。8月6日にGCLでのリハビリ出場を開始していますので、まあ大丈夫だと思われます。

Jakson Reetz, C 
72G 283PA 4HR 31RBI 32BB 66K .216/.330/.339 2SB [A]

前回レポートじから、打率は微減。出塁率と長打率はかなり低下。健康に経験を積んでいることが救いですが、なかなか打てませんね。

Anderson Franco, 3B
11G 33PA 0HR 4RBI 1BB 5K .313/.333/.375 0SB [Rk]

GCLで開幕。ただし、GCLでも必ずしもレギュラー出場していません。出ればまずまずヒットは打っていますが。何か問題があるのでしょうか。

Carter Kieboom, SS 
22G 97PA 0HR 11RBI 8BB 28K .250/.330/.417 0SB [Rk] 

GCLの開幕以来、ほぼレギュラーとしてプレー。7月20日くらいから10日間ほど休み、心配しましたが、その後復帰しています。三振が多いことを除けば、打撃成績としてはまずまず。ホームランはありませんが、二塁打、三塁打で長打率を稼いでいます。守備面では17試合で5つのエラーを記録。これはちと多いですね。

Dane Dunning, RHP 
4G(4GS) 14.2IP 13K 4BB 3.68/1.09 [SS] 
1G(1GS) 2.0IP 0ER 3K 0BB 0.00/0.00 [Rk] 

カレッジワールドシリーズが終わるのを待ってからの契約となったため、やや遅めの7月9日にGLCでの調整登板でプロデビュー。すぐにAuburn(SS)に合流し、4試合に先発。3試合目で初黒星を喫しましたが、次の登板で5回1失点と好投して初白星。奪三振率もWHIPも悪くないし、これからに期待が持てそうです。

2016/07/01

2016 ドラフト契約状況

[7/1 追記]
上位指名では最後に残っていたDane Dunningとも入団契約に合意しました。そう遠くないうちにAuburn(SS)に合流すると見込まれます。他に2選手とも契約し、上位31人のうち未契約はわずか3人と悪くない結果になりました。これで終わりかな。

[6/23日 追記] 
Nick Banksの大学野球のシーズンも終了したようで、契約しました。ほかに3人とも新たに契約。Dane Dunningのシーズンが終わったら契約してほぼ完了となる見込み。

[6月21日 追記]
既に19日に記事にしていた7人のほか、16選手との契約合意が発表になりました。TJリハビリ中とはいえ、3順目で指名した高卒左腕のJesus Luzardoと契約にこぎつけたことが一番のニュース。トップ10指名の選手で未だ契約していないのは、いずれもまだカレッジ・ワールドシリーズを戦っているDane DunningとNick Banksの2人だけ。2人とも入団に前向きなコメントをしているようなので、まあ大丈夫でしょう。

[6月19日 オリジナル]
全指名選手に先駆け、トップ指名のCater Kieboomと6月16日に正式に入団契約を締結しました。契約金はスロット額を僅かに下回る200万ドルとのことです。高卒入団なので、プロデビューはGCLだと思われます。もうしばらく待ちましょう。

一方、Auburn(SS)のシーズンは6月17日に開幕。今季のドラフト指名選手のうち、既にSheldon Neuse(2順目)、Daniel Johnson(5順目)、Tres Barrera (6順目), Paul Panaccione (10順目)がロースターに名を連ねています。

太字は契約済み。

1s(28). Carter Kieboom, SS/3B, Walton HS, Marietta (GA)
1s(29). Dane Dunning, RHP, Florida
2. Sheldon Neuse, 3B, Oklahoma
3. Jesus Luzardo, LHP, Douglas HS, Parkland (FL)
4. Nick Banks, OF, Texas A&M
5. Daniel Johnson, OF, New Mexico State
6. Tres Barrera, C, Texas
7. Jake Noll, 2B, Florida Gulf Coast (SR)
8. A.J. Bogucki, RHP, North Carolina
9. Joey Harris, C, Gonzaga (SR)
10. Paul Panaccione, SS, Grand Canyon (SR)
11. Armond Upshaw, OF, Pensacola State JC
12. Hayden Howard, LHP, Texas Tech [SR]
13. Conner Simonetti, 1B, Kent State
14. Kyle Simonds, RHR, Texas A&M [SR] 
15. Ryan Williamson, LHP, North Carolina State
16. Phil Morse, RHP, Shenandoah  [SR]
17. Tyler Beckwith, SS,  Richmond  [SR}
18. Ben Braymer, LHP, Auburn
19. Jarrett Gonzales, C,  Madison HS, Dallas (TX)
20. Jake Barnett, LHP, Lewis-Clark State (ID)
21. Jacob Howell, RHP, Delta State (Miss.)
22. Sterling Sharpe, RHP, Drury (Mo.)
23. Michael Rishwain, RHP,  Westmont [SR]
24. Joseph Baltrip, RHP, Wharton County JC
25. Branden Boggetto, SS, Southeast Missouri State [SR]
26. Jack Sundberg, OF, Connecticut [SR]
27. Jeremy McDonald, LHP, California Baptist [SR]
28. Jonny Reid, LHP, Azusa Pacific
29. Samuel Held, RHP, Nevada [SR]
30. Tristan Clarke, CF,  Eastern Oklahoma St JC
31. C.J. Picerni, C, NYU [SR]
32. Garrett Gonzales, 3B, James Madison HS, San Antonio (TX)
33. Ryan Wetzel, SS, Heritage Christian Academy, Olathe (KS)
34. Morgan Cooper, RHP, Texas 
35. Tristan Bayless,  LHP, Hutto HS (TX)
36. Jordan McFarland, OF, Waterloo (Ill.) HS (IL)
37. Cory Voss, C, McLennan (Texas) JC
38. Noah Murdock, RHP, Colonial Heights HS (VA)
39. Matt Mervis, RHP/3B, Georgetown Prep, North Bethesda (MD)
40. Sean Cook, RHP, Walt Whitman HS, Bethesda (MD)

2016/06/10

2016 ドラフト(1日目)

今年もドラフトの日がやってきました。ナショナルズは、Daniel Murphyと契約したため、ドラフト1順目指名権(17位くらいのはずだった)を喪失し、一方でJordan ZimmermannとIan Desmondが残していってくれた補償指名権(全体28位と29位)を付与されていました。

事前のBAランキングとしてはもっと上位の選手も残っていたので、何となく盛り上がりには欠けましたが、全体58位の指名まで待たなければならなかった昨年よりははるかにまし。指名された選手たちの今後の活躍を期待しましょう。

1s(28) Carter Kieboom, SS/3B, Walton HS, Marietta (GA)


Photo by Alyson Boyer Rode
ジョージア州の高校生内野手。3年生としての今季の打撃成績は101打席で.366/.504/.644、5本塁打。まあ、高校生の打撃成績の数字などあまり意味はありませんが、それなりには打っています。将来的にはパワーも含め平均以上に打てるようになるだろうとの予測。守備力はショートでやって行けるかどうかはギリギリのレベルという感じのようで、将来的には三塁手かと言われています。BAランキング44位。

兄はナショナルズ傘下Harrisburg(AA)で捕手としてプレーするSpencer Kieboom。2012年の5順目で入団し、昨年秋には40人ロースター入りしており、今季中にもメジャーデビューの可能性もあるという選手です。

1s(29) Dane Dunning, RHP, Florida
フロリダ大では主にブルペンから起用されてきたが、ナショナルズは先発として育成する方針とのこと。最速は95マイルまで出せるものの普段は90マイル台前半の速球と、チェンジアップ、スライダーを投げる。変化球は安定していない。高卒時にもブルージェイズから34順目で指名された経歴あり。BAランキングは60位。なお、フロリダ大はまだカレッジ・ワールドシリーズを戦っているので契約するのは早くてもそれが終わってからになります。

写真を見てから思いましたが、アジア系の血が入っているのかなという顔立ちです。

2(58) Sheldon Neuse, 3B, Oklahoma
オクラホマ大では三塁手、遊撃手としてプレーするとともにブルペン投手(最速95マイルを投げていたとのころ)としても起用されていましたが、ナショナルズは三塁手として指名したと明言しています。足は早くないため、パワー重視のコーナー内野手となってくれることが期待されます。BA 129位。