W4-2 Mets (Season 47-32)
Scherzer(W9-5) 7.1IP 0ER 2H 1BB 10K
Kelley(SV4) 1.1IP 2ER 3H 4K
Murphy 2/4 2HR(13,14) 2R 3RBI
先発のMax Scherzerが今日は快投。7回まで、毎回の10奪三振、被安打もシングル安打1本だけと一発病を封印。8回表、1死からBrandon Nimmoに粘られた末の9球目(この試合の108球目)をセンター前に弾き返されたところで降板となりましたが、この時点で2-0という僅差のゲームで、迫力を感じさせるピッチングでした。十分、この試合のMVPに選ばれる内容だったと思います。
しかし、今日はDaniel Murphyでしょう。6月に入ってからは打撃が下降線で、シーズン打率も.350を切るところまで落ちてきてしまいましたが、古巣のメッツを相手に2本のホームランを打って、大いに勝利に貢献しました。1本目は2回裏の先頭打者として、肩口に入ってくるカーブを腕をたたんで振り抜きライトの二階席まで届く先制ソロ。そして2本目は8回裏。低めに落ちていくチェンジアップを上手くすくい上げ、ライトブルペンに運ぶ2ラン本塁打。この2点で4-0としたことが、9回表にShawn Kelleyが2失点したことを思うと結果的には大きかったですね。
素晴らしい勝ちっぷりで、見事にメッツをスウィープ。メッツとの差は6ゲームと広げ、地区2位に浮上したマーリンズとの差は5.5となっています。
さあ、この調子。
MVP: Daniel Murphy
2016/06/30
2016/06/29
6/28 Giolito(雨のため)4回無失点デビュー
(後日、もうちょっと書き足すかもしれません)
W5-0 Mets (Season 46-32)
Giolito(ND) 4.0IP 0ER 1H 2BB 1K
Perez(W2-1) 0.2IP 0ER 1K
Harper 2/4 double HR(16) 2R 2RBI
Ramos 2/4 double R 2RBI
Rendon 2/4 triple RBI
大きな期待を背負って迎えたLucas Giolitoのデビュー戦。天候には恵まれませんでしたが、投球内容としては十分素晴らしいものでした。
雨で1時間近く遅れて試合開始。立ち上がり、緊張からかややボールが上ずり、先頭のCurtis Grandersonにつまりながらもレフト前に運ばれるヒットを打たれ、2番のAsdrubal Cabreraにもボール先行と苦しみましたが、最後はインローの速球で空振り三振(初奪三振)。この後は、落ち着いた投球で、4イニングを無失点で終えました。
2回裏にAnthony Rendonの三塁打で先制してくれたので、このままあと1イニング投げきれば勝投手になれるところでしたが、4回裏のナショナルズの攻撃中に雨脚が強くなり、2度目の中断。この中断は1時間半に及び、Giolitoの初登板はここで終わってしまい、初白星はおあずけ。
その後、Bryce Harperの2ランなどで追加点を奪い、Yusmeiro Petit、Oliver Perez、Sammy Solis(最長の2イニング)、そして9回はShawn Kelleyが出てきて完封リレー。
快勝。
MVP: Lucas Giolito
W5-0 Mets (Season 46-32)
Giolito(ND) 4.0IP 0ER 1H 2BB 1K
Perez(W2-1) 0.2IP 0ER 1K
Harper 2/4 double HR(16) 2R 2RBI
Ramos 2/4 double R 2RBI
Rendon 2/4 triple RBI
大きな期待を背負って迎えたLucas Giolitoのデビュー戦。天候には恵まれませんでしたが、投球内容としては十分素晴らしいものでした。
雨で1時間近く遅れて試合開始。立ち上がり、緊張からかややボールが上ずり、先頭のCurtis Grandersonにつまりながらもレフト前に運ばれるヒットを打たれ、2番のAsdrubal Cabreraにもボール先行と苦しみましたが、最後はインローの速球で空振り三振(初奪三振)。この後は、落ち着いた投球で、4イニングを無失点で終えました。
2回裏にAnthony Rendonの三塁打で先制してくれたので、このままあと1イニング投げきれば勝投手になれるところでしたが、4回裏のナショナルズの攻撃中に雨脚が強くなり、2度目の中断。この中断は1時間半に及び、Giolitoの初登板はここで終わってしまい、初白星はおあずけ。
その後、Bryce Harperの2ランなどで追加点を奪い、Yusmeiro Petit、Oliver Perez、Sammy Solis(最長の2イニング)、そして9回はShawn Kelleyが出てきて完封リレー。
快勝。
MVP: Lucas Giolito
2016/06/28
ロースター異動まとめ(2016年6月)
6/3 Ryan Zimmermanが出産立会休暇、Trea Turnerがメジャー合流
6/6 Zimmermanが復帰、TurnerをAAAにオプション
6/14 Jonathan PapelbonがDL入り、Matt Belisle復帰
6/27 Stephen StrasburgがDL入り、Rafael Martinがメジャー昇格
6/28 Lucas Giolito が初昇格、MartinをAAAへオプション
6/6 Zimmermanが復帰、TurnerをAAAにオプション
6/14 Jonathan PapelbonがDL入り、Matt Belisle復帰
6/27 Stephen StrasburgがDL入り、Rafael Martinがメジャー昇格
6/28 Lucas Giolito が初昇格、MartinをAAAへオプション
6/27 打って、走って、4点差を逆転勝ち
W11-4 Mets (Season 45-32)
Ross(W7-4) 6.0IP 4ER 10H 1BB 7K
Revere 4/5 3R RBI 3SB(8,9,10)
Rendon 2/3 SF 2R 3RBI SB(8)
Espinosa 3/5 double R 2RBI SB(4)
Harper 2/3 2BB RBI SB(10)
Murphy 2/5 R 2RBI
Werth 1/3 double 2BB R 2RBI
1回表に先発のJoe Rossが1失点。その裏、無死満塁のチャンスを作りながら、Daniel Murphy、Wilson Ramos(併殺)が倒れ無得点。2回表にも1失点。更に3回表にも2失点。つまり、3回表終了時点で早々に0-4とリードされ、しかも相手は100マイルを超える球をポンポンと投げ込んでくるNoah Syndergaardとあっては、今日はダメなかなと思いました。
が、今日は打線が一味違いました。3回裏、先頭のBen Revereのシングルヒットでの出塁と二盗を皮切りに、Bryce Harperのタイムリー、Daniel Murphyのショートゴロ(間に合わないホームに投げてオールセーフ)、2死後、Anthony RendonとDanny Espinosaにも連続タイムリーが生まれ、この回打者一巡で5点を奪い、あっという間に逆転しました。結局Syndergaaredはこの回でノックアウト。見事な集中打でした。
さらに、4回、5回、6回と得点を積み重ね、この間、Rossは追加失点を許さず、6回を終えた時点で11-4。試合の流れはもう決まり、あとは消化モード。
チームで14安打、6盗塁。目立ったのは4安打、3盗塁のBen Revere。ずっと打撃不振が続き、Micheal Taylorにレギュラーを奪われそうになったりもしましたが、この日だけで2分ほど打率を上げました(それでも.220ですが)。これが続くかどうかですね。
MVP: Ben Revere
Ross(W7-4) 6.0IP 4ER 10H 1BB 7K
Revere 4/5 3R RBI 3SB(8,9,10)
Rendon 2/3 SF 2R 3RBI SB(8)
Espinosa 3/5 double R 2RBI SB(4)
Harper 2/3 2BB RBI SB(10)
Murphy 2/5 R 2RBI
Werth 1/3 double 2BB R 2RBI
1回表に先発のJoe Rossが1失点。その裏、無死満塁のチャンスを作りながら、Daniel Murphy、Wilson Ramos(併殺)が倒れ無得点。2回表にも1失点。更に3回表にも2失点。つまり、3回表終了時点で早々に0-4とリードされ、しかも相手は100マイルを超える球をポンポンと投げ込んでくるNoah Syndergaardとあっては、今日はダメなかなと思いました。
が、今日は打線が一味違いました。3回裏、先頭のBen Revereのシングルヒットでの出塁と二盗を皮切りに、Bryce Harperのタイムリー、Daniel Murphyのショートゴロ(間に合わないホームに投げてオールセーフ)、2死後、Anthony RendonとDanny Espinosaにも連続タイムリーが生まれ、この回打者一巡で5点を奪い、あっという間に逆転しました。結局Syndergaaredはこの回でノックアウト。見事な集中打でした。
さらに、4回、5回、6回と得点を積み重ね、この間、Rossは追加失点を許さず、6回を終えた時点で11-4。試合の流れはもう決まり、あとは消化モード。
チームで14安打、6盗塁。目立ったのは4安打、3盗塁のBen Revere。ずっと打撃不振が続き、Micheal Taylorにレギュラーを奪われそうになったりもしましたが、この日だけで2分ほど打率を上げました(それでも.220ですが)。これが続くかどうかですね。
MVP: Ben Revere
2016/06/27
6/26 何とか、連敗ストップ
W3-2@MIL (Season 44-32)
Roark(W7-5) 7.0IP 0ER 7H 1BB 7K
Kelley(SV3) 1.1IP 1ER 2H 3K
Lobaton 1/4 HR(1) R RBI
Robinson 1/4 HR(3) R 2RBI
連敗を7でストップしました。が、最後まで決して楽な試合ではなく、何とか勝ったという印象でした。
勝利の立役者は先発のTanner Roark。Stephen Strasburgの2度目の登板回避により、予定より1日早い(通常の中5日)登板となりましたが、ものともぜず、7イニングを無失点。被安打7、3回には1死1,3塁、7回にも1死3塁のピンチを背負いましたが、いずれも2死目を三振で奪い、無失点で終えました。相変わらずの制球力で見逃しのストライクを多く取るピッチングができていました。素晴らしい。
一方の打線も、序盤は5回まではわずか1安打に抑えられていましたが、7回表にJose Lobatonが今季1号ソロを打ち、Roarkに勝ち投手の権利を点灯させると、8回表にはClint Robinsonにライトのブルペンにギリギリで入る2ランが出て、3-0。
あとはこのリードをブルペンが守るだけ、でしたが、これが容易ではありませんでした。8回裏1死で出てきたBlake Treinenが、最初の打者Ryan Braunに右中間を破る三塁打を打たれ、続く打者の内野ゴロの間に1失点。更に走者を許し、2死1塁となったところでクローザーのShawn Kelleyを投入し、この回をしのぎました。9回裏もそのままマウンドに上がったKelley。二者連続三振を奪い、2アウトランナーなしとしながら、Martin Maldonadoに豪快にレフトスタンドに運ばれて、1点差。続くJonathan Villarは高々とレフトフライを打ち上げ、勝利かと思われましたが、Jayson Werthが太陽に入れてしまい、結果は三塁打。おかしな雰囲気が流れ、Scooter Gennettの打球が三塁後方に上がった時は、落球での同点を覚悟しました。これを何とかWerthがキャッチして、3アウト、試合終了となりましたが、終わった時は不思議な気分でした。
まあ、それでも勝ちは勝ち。これでロード10連戦が終了(3勝7敗)。地区2位とは3ゲーム差の首位をキープしていることがせめてもの救い。明日からホームに帰って立て直しです。
MVP: Tanner Roark
Roark(W7-5) 7.0IP 0ER 7H 1BB 7K
Kelley(SV3) 1.1IP 1ER 2H 3K
Lobaton 1/4 HR(1) R RBI
Robinson 1/4 HR(3) R 2RBI
連敗を7でストップしました。が、最後まで決して楽な試合ではなく、何とか勝ったという印象でした。
勝利の立役者は先発のTanner Roark。Stephen Strasburgの2度目の登板回避により、予定より1日早い(通常の中5日)登板となりましたが、ものともぜず、7イニングを無失点。被安打7、3回には1死1,3塁、7回にも1死3塁のピンチを背負いましたが、いずれも2死目を三振で奪い、無失点で終えました。相変わらずの制球力で見逃しのストライクを多く取るピッチングができていました。素晴らしい。
一方の打線も、序盤は5回まではわずか1安打に抑えられていましたが、7回表にJose Lobatonが今季1号ソロを打ち、Roarkに勝ち投手の権利を点灯させると、8回表にはClint Robinsonにライトのブルペンにギリギリで入る2ランが出て、3-0。
あとはこのリードをブルペンが守るだけ、でしたが、これが容易ではありませんでした。8回裏1死で出てきたBlake Treinenが、最初の打者Ryan Braunに右中間を破る三塁打を打たれ、続く打者の内野ゴロの間に1失点。更に走者を許し、2死1塁となったところでクローザーのShawn Kelleyを投入し、この回をしのぎました。9回裏もそのままマウンドに上がったKelley。二者連続三振を奪い、2アウトランナーなしとしながら、Martin Maldonadoに豪快にレフトスタンドに運ばれて、1点差。続くJonathan Villarは高々とレフトフライを打ち上げ、勝利かと思われましたが、Jayson Werthが太陽に入れてしまい、結果は三塁打。おかしな雰囲気が流れ、Scooter Gennettの打球が三塁後方に上がった時は、落球での同点を覚悟しました。これを何とかWerthがキャッチして、3アウト、試合終了となりましたが、終わった時は不思議な気分でした。
まあ、それでも勝ちは勝ち。これでロード10連戦が終了(3勝7敗)。地区2位とは3ゲーム差の首位をキープしていることがせめてもの救い。明日からホームに帰って立て直しです。
MVP: Tanner Roark
2016/06/25
6/25 7連敗(Gioはもう無理)
L5-6@MIL (Season 43-32)
Gio(L3-7) 3.0IP 6ER 6H 1BB 5K
Murphy 3/5 triple R
Ramos 2/5 RBI
Zimmerman 1/2 SF BB 2R RBI
Rendon 2/4 double R
4回以降、追い上げました。が、最初の3イニングでGio Gonalezの掘った穴はあまりにも深すぎました。
6連敗中で絶対負けられない試合にも関わらず、初回にいきなり連打されて入り、結局2死後に3ランを被弾。2回にも1失点。3回には2つの死球でランナーを貯めて2失点。この時点で1-6。試合の主導権を完全に手放してしまいました。これだけ悪いピッチングが続き、チームも負け続けると、何か手を打ったほうがいいと思います。
4回以降は、Yusmeiro Petit(2回)、Matt Belisle(2回)、Sammy Solis(1回)が無失点に抑えて頑張り、打線も、3つの犠牲フライを含めコツコツと得点し、1点差まで追い上げました。しかし、8回、9回と先頭打者を出しながら、あと1歩が届かず。
7連敗。あのFelipe Riveroの大暴発の試合から勝ってないのか。。。
Gio(L3-7) 3.0IP 6ER 6H 1BB 5K
Murphy 3/5 triple R
Ramos 2/5 RBI
Zimmerman 1/2 SF BB 2R RBI
Rendon 2/4 double R
4回以降、追い上げました。が、最初の3イニングでGio Gonalezの掘った穴はあまりにも深すぎました。
6連敗中で絶対負けられない試合にも関わらず、初回にいきなり連打されて入り、結局2死後に3ランを被弾。2回にも1失点。3回には2つの死球でランナーを貯めて2失点。この時点で1-6。試合の主導権を完全に手放してしまいました。これだけ悪いピッチングが続き、チームも負け続けると、何か手を打ったほうがいいと思います。
4回以降は、Yusmeiro Petit(2回)、Matt Belisle(2回)、Sammy Solis(1回)が無失点に抑えて頑張り、打線も、3つの犠牲フライを含めコツコツと得点し、1点差まで追い上げました。しかし、8回、9回と先頭打者を出しながら、あと1歩が届かず。
7連敗。あのFelipe Riveroの大暴発の試合から勝ってないのか。。。
6/24 6連敗(悪い日のScherzer)
L3-5@MIL (Season 43-31)
Scherzer(L8-5) 6.0IP 5ER 5H 3BB 10K
Ramos 4/5 double RBI
Murhpy 2/4 double R 2RBI
悪夢の逆転サヨナラ負けの後、移動日にミルウォーキーへ。今季はほぼ再建期となっており借金10ほどのブリューワーズが相手ということもあり、何としても勝ちたい試合でしたが、悪い日のMax Scherzerが出てしまいました。まず立ち上がりの悪さ。1回裏、三振、四球、四球、四球、三振という一人相撲で2死満塁とし、先制2点タイムリーを打たれました。
その後、味方が3-2と逆転してくれましたが、次に被弾癖。5回裏に代打の小兵Keon Buxtonに同点ソロ。そして最後のイニングとなった6回裏にKirk Nieuwenhuisに決勝点となる2ランを浴びてしまいました。
それでも8回表には無死2,3塁のチャンスを作りましたが、Ryan Zimmermanが三振、Anthony Rendonが歩いて1死満塁とした後、Danny Espinosaがやはり三振で、得点ならず。
まあ、敗因はScherzerですが。6連敗。
Scherzer(L8-5) 6.0IP 5ER 5H 3BB 10K
Ramos 4/5 double RBI
Murhpy 2/4 double R 2RBI
悪夢の逆転サヨナラ負けの後、移動日にミルウォーキーへ。今季はほぼ再建期となっており借金10ほどのブリューワーズが相手ということもあり、何としても勝ちたい試合でしたが、悪い日のMax Scherzerが出てしまいました。まず立ち上がりの悪さ。1回裏、三振、四球、四球、四球、三振という一人相撲で2死満塁とし、先制2点タイムリーを打たれました。
その後、味方が3-2と逆転してくれましたが、次に被弾癖。5回裏に代打の小兵Keon Buxtonに同点ソロ。そして最後のイニングとなった6回裏にKirk Nieuwenhuisに決勝点となる2ランを浴びてしまいました。
それでも8回表には無死2,3塁のチャンスを作りましたが、Ryan Zimmermanが三振、Anthony Rendonが歩いて1死満塁とした後、Danny Espinosaがやはり三振で、得点ならず。
まあ、敗因はScherzerですが。6連敗。
2016/06/23
6/22 ここまでだと責める気にもならない…
L3-4x@LAD (Season 43-30)
Michael A. Taylor 0/5 5K, E
6月に入って.378/.404/.622と密かに打撃好調で、未だに打率2割ちょっとのBen Revereからセンターのレギュラーポジションを奪いつつあったのですが・・・。
リードオフとして出場し、5打数5三振。うち3度は得点圏に走者を置いて。それだけでも最悪のパフォーマンスの1つとして忘れたい日だったはずです。が、それに加えて、最後に・・・。
ここまできてしまうと責める気にもなりません。ベンチも、チームメイトも、むしろ思いやるコメントばかり。プロとして情けないでしょうね。
5連敗。幸いにもまだ2位メッツとの差は3.5もあります。これが今季の底と信じましょう。
Michael A. Taylor 0/5 5K, E
6月に入って.378/.404/.622と密かに打撃好調で、未だに打率2割ちょっとのBen Revereからセンターのレギュラーポジションを奪いつつあったのですが・・・。
リードオフとして出場し、5打数5三振。うち3度は得点圏に走者を置いて。それだけでも最悪のパフォーマンスの1つとして忘れたい日だったはずです。が、それに加えて、最後に・・・。
ここまできてしまうと責める気にもなりません。ベンチも、チームメイトも、むしろ思いやるコメントばかり。プロとして情けないでしょうね。
5連敗。幸いにもまだ2位メッツとの差は3.5もあります。これが今季の底と信じましょう。
Giolito, Whiting, Mapesが週間MVP(minor)
何だかぼんやりしていましたが、Harrisburg(AA)のLucas Giolito投手が6月12日までの週のリーグ週間MVPを受賞していました。他にもPotomac(A+)のBoone Whiting投手も同じ週に、また、翌19日までの週にはHarrisbur(AA)のTyler Mepes投手も受賞していました。
Lucas Giolito, RHP
6月10日の試合で7回無失点12奪三振の好投が評価されました。トッププロスペクトが本領発揮。自身4度目(AAでは昨年8月以来2度目)の週間MVPです。
Boone Whiting, RHP
6月10日の試合で6回2/3を無失点の好投。今季マイナーFAとして加入した、26歳の右腕。元々はカージナルスの2010年ドラフト18順目で、昨季はロッキーズ傘下のAAAで投げていました。プロスペクトとは言い難い選手ですが、頑張っています。
Tyler Mapes, RHP
2014年のドラフト30順目で大卒入団。30順目という指名順からも決して期待が大きな選手ではありませんでしたが、2014年、2015年として主にブルペン投手として結果を残して順調に昇格し、今季はAAで先発投手として起用され、そこそこ投げています。
Lucas Giolito, RHP
6月10日の試合で7回無失点12奪三振の好投が評価されました。トッププロスペクトが本領発揮。自身4度目(AAでは昨年8月以来2度目)の週間MVPです。
Boone Whiting, RHP
6月10日の試合で6回2/3を無失点の好投。今季マイナーFAとして加入した、26歳の右腕。元々はカージナルスの2010年ドラフト18順目で、昨季はロッキーズ傘下のAAAで投げていました。プロスペクトとは言い難い選手ですが、頑張っています。
Tyler Mapes, RHP
2014年のドラフト30順目で大卒入団。30順目という指名順からも決して期待が大きな選手ではありませんでしたが、2014年、2015年として主にブルペン投手として結果を残して順調に昇格し、今季はAAで先発投手として起用され、そこそこ投げています。
2016/06/22
6/21 Roarkを援護できず
L2-3@LAD (Season 43-29)
Roark(L6-5) 7.1IP 3ER 6H 1BB 5K; 2/4 double
Harper 2/5 HR(15) R RBI
Espinosa 2/3 HR(13) BB R RBI
Werth 2/5 double
7回までのTanner Roarkはまったく非の打ちどころのないパフォーマンスでした。被安打4、わずか81球で、無失点。
しかし、このRoarkを打線が援護できませんでした。1回にBryce Harper、5回にはDanny Espinosaがソロ本塁打を打って2点こそ取りましたが、その他にも再三得点圏に置きながらあと一本が出ず。8回表2死1,2塁でRoarkがレフト前にシングルを打った以外は、実に9打数ノーヒット。しかも、そのRoarkのヒットで二塁からホームを狙ったWilson Ramosがタッチアウト。。。
これだけチャンスをつぶし続ければ、流れがドジャーズに行くのも仕方ありません。8回裏、四球、シングルの2人のランナーを置いて、Yasmani Grandalにセンターへの逆転3ランを打たれてしまいました。投じたボールは外低めへの決して悪いボールではなかっただけに、Roarkを責める気にはなりません。打線が悪い。
勝っておかねばならない試合でした。4連敗。明日は負けられません。
Roark(L6-5) 7.1IP 3ER 6H 1BB 5K; 2/4 double
Harper 2/5 HR(15) R RBI
Espinosa 2/3 HR(13) BB R RBI
Werth 2/5 double
7回までのTanner Roarkはまったく非の打ちどころのないパフォーマンスでした。被安打4、わずか81球で、無失点。
しかし、このRoarkを打線が援護できませんでした。1回にBryce Harper、5回にはDanny Espinosaがソロ本塁打を打って2点こそ取りましたが、その他にも再三得点圏に置きながらあと一本が出ず。8回表2死1,2塁でRoarkがレフト前にシングルを打った以外は、実に9打数ノーヒット。しかも、そのRoarkのヒットで二塁からホームを狙ったWilson Ramosがタッチアウト。。。
これだけチャンスをつぶし続ければ、流れがドジャーズに行くのも仕方ありません。8回裏、四球、シングルの2人のランナーを置いて、Yasmani Grandalにセンターへの逆転3ランを打たれてしまいました。投じたボールは外低めへの決して悪いボールではなかっただけに、Roarkを責める気にはなりません。打線が悪い。
勝っておかねばならない試合でした。4連敗。明日は負けられません。
2016/06/21
6/20 Strasburg登板回避
L1-4@LAD (Season 43-28)
Petit(L) 6.0IP 3ER 5H 1BB 5K
Rendon 1/4 RBI
Clayton Kershaw 対 Stephen Strasburgというマッチアップで注目を集めていましたが、試合の1時間前になってStrasburgの登板回避が発表されました。数日前から感じていた背中の痛みのためと発表されました。あと数日休めば十分だろうということでDL入りはしないようです。ヒジや肩出なかったことはせめてもの救いですが、しかし、心配です。
この緊急事態にマウンドを託されたのが、Yusmeiro Petit。Kershawから全然点を取ってくれない味方打線をものともせず、94球で6イニングを投げ切り、3失点。十二分に仕事をしてくれました。
打線はまあ、こんなものでしょう。6回までは3塁も踏めず。唯一のチャンスとなった7回表にAnthony Rendonのタイムリーで1点を返しましたが、これが精いっぱい。なお1死1,2塁のチャンスで放ったDanny Espinosaのいい当たりのレフトライナーがちょっと伸びすぎた、あるいはレフト正面に行ってしまったのが運の尽き。
まあ、今日は仕方ない。3連敗? 切り替えていきましょう。
Petit(L) 6.0IP 3ER 5H 1BB 5K
Rendon 1/4 RBI
Clayton Kershaw 対 Stephen Strasburgというマッチアップで注目を集めていましたが、試合の1時間前になってStrasburgの登板回避が発表されました。数日前から感じていた背中の痛みのためと発表されました。あと数日休めば十分だろうということでDL入りはしないようです。ヒジや肩出なかったことはせめてもの救いですが、しかし、心配です。
この緊急事態にマウンドを託されたのが、Yusmeiro Petit。Kershawから全然点を取ってくれない味方打線をものともせず、94球で6イニングを投げ切り、3失点。十二分に仕事をしてくれました。
打線はまあ、こんなものでしょう。6回までは3塁も踏めず。唯一のチャンスとなった7回表にAnthony Rendonのタイムリーで1点を返しましたが、これが精いっぱい。なお1死1,2塁のチャンスで放ったDanny Espinosaのいい当たりのレフトライナーがちょっと伸びすぎた、あるいはレフト正面に行ってしまったのが運の尽き。
まあ、今日は仕方ない。3連敗? 切り替えていきましょう。
2016/06/20
6/19 Taylor 4安打(2本塁打)もGioがまた打たれる
L3-6@SD (Season 43-27)
Gio(L3-6) 5.1IP 5ER(6R) 8H 4BB 3K
Taylor 4/4 double 2HR(5,6) 2R 2RBI SB(10)
Espinosa 1/3 HR(12) R RBI
Gio Gonzalezがまたもダメでした。1回表にMichael Taylorが先頭打者本塁打を打ってくれたのに、その裏あっさりと追いつかれる、2,3回は3つの四球を出しながら、なんとか無失点に抑えたという感じ。4回裏には3本の長短打で2点を勝ち越され、なおも死球、四球で満塁とするなどアップアップの状態でした。5回表にDanny EspinosaとTaylorの2本のソロで同点に追いついてもらっても、直後の5回裏に四球から入って結局2失点。よれよれ。
5月23日の登板の前までの8試合は3勝1敗、防御率1.86でしたが、遺構の6試合は0勝5敗、防御率7.60という惨憺たるもの。これだけ悪いピッチングが続くと、ちょっと考えた方がいいのではないかという気がしてきます。
打線では、Michael Taylorが2本のホームランを含む2打数2安打で、シーズン打率を一気に2分ほど上げました(.224⇒.243)。10個目の盗塁も決めており、もしかしてスイッチ入ったかも、と期待してしまいます。
なお、3点ビハインドで迎えた8回裏にFelipe Riveroが登板。1死からヒットは1本打たれましたが、無失点。とりあえず悪夢を払拭するにはいい場面での起用、結果だったと思います。
Gio(L3-6) 5.1IP 5ER(6R) 8H 4BB 3K
Taylor 4/4 double 2HR(5,6) 2R 2RBI SB(10)
Espinosa 1/3 HR(12) R RBI
Gio Gonzalezがまたもダメでした。1回表にMichael Taylorが先頭打者本塁打を打ってくれたのに、その裏あっさりと追いつかれる、2,3回は3つの四球を出しながら、なんとか無失点に抑えたという感じ。4回裏には3本の長短打で2点を勝ち越され、なおも死球、四球で満塁とするなどアップアップの状態でした。5回表にDanny EspinosaとTaylorの2本のソロで同点に追いついてもらっても、直後の5回裏に四球から入って結局2失点。よれよれ。
5月23日の登板の前までの8試合は3勝1敗、防御率1.86でしたが、遺構の6試合は0勝5敗、防御率7.60という惨憺たるもの。これだけ悪いピッチングが続くと、ちょっと考えた方がいいのではないかという気がしてきます。
打線では、Michael Taylorが2本のホームランを含む2打数2安打で、シーズン打率を一気に2分ほど上げました(.224⇒.243)。10個目の盗塁も決めており、もしかしてスイッチ入ったかも、と期待してしまいます。
なお、3点ビハインドで迎えた8回裏にFelipe Riveroが登板。1死からヒットは1本打たれましたが、無失点。とりあえず悪夢を払拭するにはいい場面での起用、結果だったと思います。
2016/06/19
6/18 Rivero まさかの大乱調で逆転負け
L3-7@SD (Season 43-26)
Scherzer 6.0IP 1ER 4H 10K
Rivero(BS1, L0-3) 0.0+IP 5ER(6R) 3H 2BB
Revere 2/5 SB(7)
Taylor 1/4 1BB 2R SB(9)
先発のMax Scherzerが初回のソロ本塁打の1失点のみで、6回を10奪三振の好投。打線はなかなか援護できなかったものの、同点で迎えた7回表、そのSchezerへの代打Anthony Rendon(今日は休養日だった)の一塁への内野安打の間に1点を勝ち越し、Scherzerに勝利投手の権利が発生。8回表にも2死3塁からRyan Zimmermanがライト前に弾き返し、2点差に突き放す理想的な展開。8回はセットアッパーのFelipe Rivero、そして9回は当面のクローザーとなったShawn Kelleyが出てきて締めるイメージができていました。
しかし、8回裏にマウンドに上がったRiveroが大誤算。二連打と四球で無死満塁としてしまい、Wil Myersに左中間への二塁打を打たれて同点。さらに、敬遠で再び満塁とした後、Brett Wallanceを完全なホームゲッツーコースの投手ゴロに打ち取りながら、焦ってホームへ悪送球。。。こんな形で勝ち越し点を与え、1死もとれずに降板となってしまいました。
とはいえ、内容を見ると、評価が難しいピッチングでした。ハードヒットされたヒットは先頭打者のレフト前シングルだけ。2本目のシングルはセカンドとセンターの間に落ちるいわゆるテキサス安打、Myersの打球も左中間といっても浅いもので、2本ともセンターのMichael Taylorがダイビングキャッチを試みてグラブに当てながら取れなかったという打球でしたから、「不運」だったとも言えます。ただ、最初に満塁にしてしまった四球、そしてホームゲッツーを焦った悪送球は明らかにRiveroのミスです。また、球速は最速96マイルが一球ありましたが、空振りが取れなくなっていますので、キレが失われているという感じです。シーズン序盤からかなり使われてきたので、疲れが出ているのかもしれません。これだけ派手に失点してしまうと、精神的なショックも心配です。次にどういう場面で使うか、Baker監督の采配に注目です。
代わったBlake Treinenも押し出し四球と、またもテキサス安打(今度はレフト前)でさらに3失点と、最後のほうは何もかもがパドレスにいいようになっていました。
とりあえず連勝は3でストップ。また明日からやり直しです。
Scherzer 6.0IP 1ER 4H 10K
Rivero(BS1, L0-3) 0.0+IP 5ER(6R) 3H 2BB
Revere 2/5 SB(7)
Taylor 1/4 1BB 2R SB(9)
先発のMax Scherzerが初回のソロ本塁打の1失点のみで、6回を10奪三振の好投。打線はなかなか援護できなかったものの、同点で迎えた7回表、そのSchezerへの代打Anthony Rendon(今日は休養日だった)の一塁への内野安打の間に1点を勝ち越し、Scherzerに勝利投手の権利が発生。8回表にも2死3塁からRyan Zimmermanがライト前に弾き返し、2点差に突き放す理想的な展開。8回はセットアッパーのFelipe Rivero、そして9回は当面のクローザーとなったShawn Kelleyが出てきて締めるイメージができていました。
しかし、8回裏にマウンドに上がったRiveroが大誤算。二連打と四球で無死満塁としてしまい、Wil Myersに左中間への二塁打を打たれて同点。さらに、敬遠で再び満塁とした後、Brett Wallanceを完全なホームゲッツーコースの投手ゴロに打ち取りながら、焦ってホームへ悪送球。。。こんな形で勝ち越し点を与え、1死もとれずに降板となってしまいました。
とはいえ、内容を見ると、評価が難しいピッチングでした。ハードヒットされたヒットは先頭打者のレフト前シングルだけ。2本目のシングルはセカンドとセンターの間に落ちるいわゆるテキサス安打、Myersの打球も左中間といっても浅いもので、2本ともセンターのMichael Taylorがダイビングキャッチを試みてグラブに当てながら取れなかったという打球でしたから、「不運」だったとも言えます。ただ、最初に満塁にしてしまった四球、そしてホームゲッツーを焦った悪送球は明らかにRiveroのミスです。また、球速は最速96マイルが一球ありましたが、空振りが取れなくなっていますので、キレが失われているという感じです。シーズン序盤からかなり使われてきたので、疲れが出ているのかもしれません。これだけ派手に失点してしまうと、精神的なショックも心配です。次にどういう場面で使うか、Baker監督の采配に注目です。
代わったBlake Treinenも押し出し四球と、またもテキサス安打(今度はレフト前)でさらに3失点と、最後のほうは何もかもがパドレスにいいようになっていました。
とりあえず連勝は3でストップ。また明日からやり直しです。
2016/06/18
プロスペクト・レポート (6/17まで)
前回(5月15日まで)から約1か月。17日にAuburn(SS)のシーズンが開幕し、Tyler Watsonが初登板したこともあり、My Top 10 Prospectsの選手についてフォローアップしておきます。
(※ 成績は6月17日終了時点。)
Lucas Giolito, RHP
13G(13GS) 66.1IP 69K 30BB 2.71/1.36 [AA]
さあ、エンジンがかかってきました。前回からの1か月の間に登板した全6試合で自責点2以下(防御率1.75)。44奪三振に対してわずか10四球と、コントロールも改善。特に6月10日の試合では7イニングを投げて自責点0、1四球、12奪三振の快投。シーズン成績を見ても、AAAあるいはメジャーへの昇格の声がかかっても不思議がない数字になってきました。
Reynaldo Lopez, RHP
12G(12GS) 61.1IP 77K 23BB 3.82/1.30[AA]
チームメイトのGiolito同様、この1か月でぐっと数字を改善しました。特に、この1か月間の30イニングでの45奪三振(9四球)は素晴らしい数字。6月8日の試合では7回で13奪三振を奪っています。
Austin Voth, RHP
12G(12GS) 68.1IP 66K 17BB 2.90/1.16 [AAA]
引き続きSyracuse(AAA)のローテーションで順調に先発を重ねています。メジャーのローテーション投手に全く空きが出ないので出番はありませんが、コールアップの一番手であることに変わりはないはず。メジャーデビューが待ち遠しいでしょう。
Erick Fedde, RHP
10G(10GS) 49.0IP 48K 12BB 4.78/1.27 [A+]
残念な結果となっていると書いた前回記事の後、5月23日、28日にいずれも無失点の好投を演じた矢先、脇腹(肩やヒジでなくてホッとしました)を痛めたとのことでDL入り。心配しましたが、6月17日にきちんと復帰し、4回1失点。これからしっかりイニング(経験)を積み重ね、数字も改善していってくれることを期待します。
Tyler Watson, LHP
1G(1GS) 5.0IP 7K 1BB 0.00/0.80 [SS]
今季の開幕はAuburn(SS)。開幕戦のマウンドに送り込まれ、5イニングを3安打1四球で無失点に抑える堂々のピッチング。7奪三振も光ります。さあ、これからが楽しみです。
Drew Ward, 3B
58G 243PA 11HR 30RBI 30BB 61K .295/.391/.529 0SB [A+]
ほんの少し数字を落としたものの、引き続き順調なシーズンを送っており、オールスターにも選出されました。ホームランが実にいいペース。どうせならシーズン3割をクリアしてほしい。
Andrew Stevenson, CF
63G 278PA 1HR 17RBI 22BB 41K .296/.351/.403 25SB [A+]
打撃は開幕直後の勢いを失い、シーズン打率が3割を切ってしまいました。まあ、それでも決して悪い数字ではなく、Wardとともにオールスターに選ばれています。もう一度エンジンをふかせてもらいたい。
Victor Robles, CF
59G 263PA 5HR 29RBI 17BB 33K .315/.417/.460 18SB [A]
こちらも僅かに数字を落としたとはいえ、打率は軽く3割超を維持。盗塁数を順調に伸ばしている一方で、盗塁死は減らしており、成長を伺えます。気になるのは時々休んでいること。どこかに、あまり大きくないケガでもしているのかもしれません。
Jakson Reetz, C
39G 157PA 2HR 16RBI 23BB 36K .220/.365/.350 2SB [A]
シーズン打率はまだ2割を少し超えた程度ですが、前回レポートからの1か月間では打率.254という数字を残しており、また出塁率は相変わらずの高水準ですから、心配しなくてもいいのかもしれません。
Anderson Franco, 3B
Auburn(SS)の開幕ロースターには名前がありません。GCLスタートなのか、故障なのか。。。
(※ 成績は6月17日終了時点。)
Lucas Giolito, RHP
13G(13GS) 66.1IP 69K 30BB 2.71/1.36 [AA]
さあ、エンジンがかかってきました。前回からの1か月の間に登板した全6試合で自責点2以下(防御率1.75)。44奪三振に対してわずか10四球と、コントロールも改善。特に6月10日の試合では7イニングを投げて自責点0、1四球、12奪三振の快投。シーズン成績を見ても、AAAあるいはメジャーへの昇格の声がかかっても不思議がない数字になってきました。
Reynaldo Lopez, RHP
12G(12GS) 61.1IP 77K 23BB 3.82/1.30[AA]
チームメイトのGiolito同様、この1か月でぐっと数字を改善しました。特に、この1か月間の30イニングでの45奪三振(9四球)は素晴らしい数字。6月8日の試合では7回で13奪三振を奪っています。
Austin Voth, RHP
12G(12GS) 68.1IP 66K 17BB 2.90/1.16 [AAA]
引き続きSyracuse(AAA)のローテーションで順調に先発を重ねています。メジャーのローテーション投手に全く空きが出ないので出番はありませんが、コールアップの一番手であることに変わりはないはず。メジャーデビューが待ち遠しいでしょう。
Erick Fedde, RHP
10G(10GS) 49.0IP 48K 12BB 4.78/1.27 [A+]
残念な結果となっていると書いた前回記事の後、5月23日、28日にいずれも無失点の好投を演じた矢先、脇腹(肩やヒジでなくてホッとしました)を痛めたとのことでDL入り。心配しましたが、6月17日にきちんと復帰し、4回1失点。これからしっかりイニング(経験)を積み重ね、数字も改善していってくれることを期待します。
Tyler Watson, LHP
1G(1GS) 5.0IP 7K 1BB 0.00/0.80 [SS]
今季の開幕はAuburn(SS)。開幕戦のマウンドに送り込まれ、5イニングを3安打1四球で無失点に抑える堂々のピッチング。7奪三振も光ります。さあ、これからが楽しみです。
Drew Ward, 3B
58G 243PA 11HR 30RBI 30BB 61K .295/.391/.529 0SB [A+]
ほんの少し数字を落としたものの、引き続き順調なシーズンを送っており、オールスターにも選出されました。ホームランが実にいいペース。どうせならシーズン3割をクリアしてほしい。
Andrew Stevenson, CF
63G 278PA 1HR 17RBI 22BB 41K .296/.351/.403 25SB [A+]
打撃は開幕直後の勢いを失い、シーズン打率が3割を切ってしまいました。まあ、それでも決して悪い数字ではなく、Wardとともにオールスターに選ばれています。もう一度エンジンをふかせてもらいたい。
Victor Robles, CF
59G 263PA 5HR 29RBI 17BB 33K .315/.417/.460 18SB [A]
こちらも僅かに数字を落としたとはいえ、打率は軽く3割超を維持。盗塁数を順調に伸ばしている一方で、盗塁死は減らしており、成長を伺えます。気になるのは時々休んでいること。どこかに、あまり大きくないケガでもしているのかもしれません。
Jakson Reetz, C
39G 157PA 2HR 16RBI 23BB 36K .220/.365/.350 2SB [A]
シーズン打率はまだ2割を少し超えた程度ですが、前回レポートからの1か月間では打率.254という数字を残しており、また出塁率は相変わらずの高水準ですから、心配しなくてもいいのかもしれません。
Anderson Franco, 3B
Auburn(SS)の開幕ロースターには名前がありません。GCLスタートなのか、故障なのか。。。
6/17 Murphyが久し振りに活躍
W7-5@SD (Season 43-25)
Ross(W6-4) 6.0IP 3ER 6H 2BB 6K
Petit(SV1) 1.0IP 0ER 1H
Zimmerman 1/3 HR(10) BB 2R 2RBI
Harper 2/4 R RBI
Werth 2/5 R
Murphy 2/4 double HR(12) 2R 3RBI
5月のリーグ月間MVP、5月末時点でも4割近い打率を残していたDaniel Murphy。6月に入ってからは急降下し、6月の打率は.216と低迷していました(それでもシーズン打率は.359でリーグ首位打者を維持していましたが)。そのMurphyが今日は久し振りに大活躍を見せてくれました。
1-1で迎えた3回表、2死から連打で1,2塁となった場面で打席に入ると、右中間をライナーで破る2点タイムリー二塁打。続くRyan Zimmermanに本塁打が出て、この回4点を奪い、ナショナルズが試合の主導権を握ることになりましたが、何よりもこのMurphyの一打が大きかった。さらに6回表にも左中間へ流し打ちのソロ本塁打。これでまた調子を上げてきてくれることを期待します。
試合展開としては前日と非常によく似ていました。初回にJoe Rossが先制を許し、その後2~4回は無失点に抑え、5,6回に1失点ずつという結果は、前日のTanner Roarkと全く同じ。打線が2回以降に反撃を開始し、3回にリードを奪い、追いつかれそうになった6,7回に追加点を奪ったのも同じでした。効果的なところで本塁打が出たこと、犠牲フライで得点したところも同じ。実によく似た2試合となりました。
2点リードの最終回は、Yusmeiro Petitがマウンドに送られ、無得点でセーブを記録。昨日クローザーに任命されたはずのShawn Kelleyでしたが、2連投の後で今日は使えない、Felipe Riveroも同じ、ということでPetitが起用されました。
3連勝。いい流れが来ています。
MVP: Daniel Murphy
Ross(W6-4) 6.0IP 3ER 6H 2BB 6K
Petit(SV1) 1.0IP 0ER 1H
Zimmerman 1/3 HR(10) BB 2R 2RBI
Harper 2/4 R RBI
Werth 2/5 R
Murphy 2/4 double HR(12) 2R 3RBI
5月のリーグ月間MVP、5月末時点でも4割近い打率を残していたDaniel Murphy。6月に入ってからは急降下し、6月の打率は.216と低迷していました(それでもシーズン打率は.359でリーグ首位打者を維持していましたが)。そのMurphyが今日は久し振りに大活躍を見せてくれました。
1-1で迎えた3回表、2死から連打で1,2塁となった場面で打席に入ると、右中間をライナーで破る2点タイムリー二塁打。続くRyan Zimmermanに本塁打が出て、この回4点を奪い、ナショナルズが試合の主導権を握ることになりましたが、何よりもこのMurphyの一打が大きかった。さらに6回表にも左中間へ流し打ちのソロ本塁打。これでまた調子を上げてきてくれることを期待します。
試合展開としては前日と非常によく似ていました。初回にJoe Rossが先制を許し、その後2~4回は無失点に抑え、5,6回に1失点ずつという結果は、前日のTanner Roarkと全く同じ。打線が2回以降に反撃を開始し、3回にリードを奪い、追いつかれそうになった6,7回に追加点を奪ったのも同じでした。効果的なところで本塁打が出たこと、犠牲フライで得点したところも同じ。実によく似た2試合となりました。
2点リードの最終回は、Yusmeiro Petitがマウンドに送られ、無得点でセーブを記録。昨日クローザーに任命されたはずのShawn Kelleyでしたが、2連投の後で今日は使えない、Felipe Riveroも同じ、ということでPetitが起用されました。
3連勝。いい流れが来ています。
MVP: Daniel Murphy
2016/06/17
6/16 新クローザーはKelley
W8-5@SD (Season 42-25)
Roark(W6-4) 6.0IP 4ER 7H 2BB 5K
Kelley(SV2) 0.2IP 0ER
Harper 2/4 HR(14) BB R 3RBI
Ramos 2/4 HR(11) BB 2R RBI
Rendon 1/4 HR(7) BB R RBI
Werth 2/5 2R
先発のTanner Roarkの調子は今一つという感じでした。1回裏に3安打1四球で2失点。さらに1死1,2塁のピンチでRyan Schimphにもピッチャー返しの鋭い打球を打たれましたが、うまい具合にセカンドベースの真後ろに守っていたDanny Espinosaの正面で、結果は併殺打。あれが抜けていれば、試合展開は全く違ったはずの大きなプレーとなりました。2回以降は安定しましたが、それでも5回裏、6回裏にいずれもその時点で1点差に詰められる1失点。なんとかかんとか6回を投げ切ったという感じでした。
そんなRoarkを今日は打線がしっかり援護。先制された直後の2回表にStephen Drewの犠飛で1点を返すと、3回表2死から、久しぶりに出たBryce Harperの2ランと、Wilson Ramosの二者連続弾で逆転に成功。1点差に詰められた6回表にはAnthony Rendonのソロ本塁打で、再び1点差となった7回表にもClint Robinsonの犠飛で、いずれも2点差に戻しました。そして、9回表には昨シーズンはナショナルズで貢献したMatt ThorntonからBryce Harperがタイムリーを打つなどで2点を追加し、突き放しました。
4点リードで迎えた9回裏。頭から投手を変えればセーブはつきません。一方で、2点リードの前の回から投げているFelipe Riveroが続投のマウンドに上がりましたので、このまま終えればセーブが付くところでした。が、1死2,3塁のピンチを作ってしまい、急きょShawn Kelleyが登板。犠飛による1点のみで抑えて試合終了。結果的に、Kelleyにセーブが付きました。Jonathan Papelbonが離脱している中でクローザーをどうするかについて、Baker監督はこの試合の前には「早くクローザーを固めたい」と発言していましたが、試合後は、「基本的にはKelleyをクローザーとして使いたい」と発言しています。当面はKelleyで行くんでしょうね。しっかりお願いします。
MVP: Bryce Harper
Roark(W6-4) 6.0IP 4ER 7H 2BB 5K
Kelley(SV2) 0.2IP 0ER
Harper 2/4 HR(14) BB R 3RBI
Ramos 2/4 HR(11) BB 2R RBI
Rendon 1/4 HR(7) BB R RBI
Werth 2/5 2R
先発のTanner Roarkの調子は今一つという感じでした。1回裏に3安打1四球で2失点。さらに1死1,2塁のピンチでRyan Schimphにもピッチャー返しの鋭い打球を打たれましたが、うまい具合にセカンドベースの真後ろに守っていたDanny Espinosaの正面で、結果は併殺打。あれが抜けていれば、試合展開は全く違ったはずの大きなプレーとなりました。2回以降は安定しましたが、それでも5回裏、6回裏にいずれもその時点で1点差に詰められる1失点。なんとかかんとか6回を投げ切ったという感じでした。
そんなRoarkを今日は打線がしっかり援護。先制された直後の2回表にStephen Drewの犠飛で1点を返すと、3回表2死から、久しぶりに出たBryce Harperの2ランと、Wilson Ramosの二者連続弾で逆転に成功。1点差に詰められた6回表にはAnthony Rendonのソロ本塁打で、再び1点差となった7回表にもClint Robinsonの犠飛で、いずれも2点差に戻しました。そして、9回表には昨シーズンはナショナルズで貢献したMatt ThorntonからBryce Harperがタイムリーを打つなどで2点を追加し、突き放しました。
4点リードで迎えた9回裏。頭から投手を変えればセーブはつきません。一方で、2点リードの前の回から投げているFelipe Riveroが続投のマウンドに上がりましたので、このまま終えればセーブが付くところでした。が、1死2,3塁のピンチを作ってしまい、急きょShawn Kelleyが登板。犠飛による1点のみで抑えて試合終了。結果的に、Kelleyにセーブが付きました。Jonathan Papelbonが離脱している中でクローザーをどうするかについて、Baker監督はこの試合の前には「早くクローザーを固めたい」と発言していましたが、試合後は、「基本的にはKelleyをクローザーとして使いたい」と発言しています。当面はKelleyで行くんでしょうね。しっかりお願いします。
MVP: Bryce Harper
2016/06/16
6/15 激闘の末、延長12回 Werthがまたもサヨナラ打
W5x-4(12) Cubs (Season 41-25)
Strasburg(ND) 7.0IP 1ER 6H 1BB 8K
Petit(W2-0) 2.0IP 1ER 2H 1BB 2K
Werth 2/5 BB RBI
Ramos 2/5 RBI
Drew 1/1 HR(6) R RBI
Taylor 1/1 BB R RBI
二転、三転のシーソーゲームの激闘の末の逆転サヨナラ勝ち。今シーズンのベストゲームと呼んでいいでしょう。Dusty Baker監督の67歳の誕生日に最高のプレゼントとなりました。
終盤までは投手戦。1回表Ben Zoblistが先頭打者本塁打で先制すると、その裏、ナショナルズも先頭のBen Revereがシングルで出塁し、最終的には相手のワイルドピッチで生還して同点。その後はナショナルズStephen Strasburg、カブスのJason Hammelが好投。7回まで両軍とも勝ち越すことができないまま推移しました。この日のStrasburgは特に序盤、コントロールに苦しみましたが、次第に調子を上げ、7回1失点、白星こそ付きませんでしたが黒星も付かず、勝率10割を維持しています。とはいえ、一方の打線もHammelの前に沈黙し、2回以降は3塁さえ踏ませてもらえないままでした。
しかし、両先発が降板した8回以降、一気に試合が動きました。先にリードしたのはナショナルズ。8回裏1死で代打のStephen Drewが弾丸ライナーでライトスタンドに運び、1点を勝ち越しました。満員を記録したスタンドは大盛り上がりでカーテンコールも起きました。あとは、9回を抑えるだけ。勝ちムードが漂いました。
が、さすが30球団で圧倒的勝率トップのカブス。そう簡単に勝たせてくれませんでした。Jonathan PapelbonがDL入りしている中、1点リードの9回表、クローザーとして起用されたのは、なんとDLから復帰して初登板となるMatt Belisle。なぜShawn Kelleyではないのか(Felipe Riveroは既に同点の8回表を無失点に終え、Drewを代打に送られていました)という疑問が浮かびましたが、案の定、最初の打者Kris Bryantにセンターオーバーの二塁打を打たれてあっさり交代。そして代わったOliver PerezがAnthony Rizzoに豪快にライトに運ばれ、あっという間に逆転されてしまいました。
しかし、ナショナルズも簡単には終わらない。先頭のBryce Harperが四球を選んで出塁したことから2死2塁と反撃体制を整えると、あわや最後の打者となりそうだったWilson Ramosがレフトへ起死回生のタイムリーを放って同点。
10回はともにランナーを出しながら併殺で無得点。11回もともに四球のランナーを出しながら無得点。迎えた12回表1死2塁からAddison Russellにセンター前にタイムリーを打たれ、12回裏へ。
さすがにもう力尽きたかなと思いましたが、まだまだ。先頭のAnthony Rendonがフルカウントから見逃し三振をコールされ、退場(主審は、あのBob Davidson!)。妙な盛り上がったおかしな雰囲気の中、名手Danny Espinosaが死球をもらって出塁し、すかさず二盗を決めると、Michael Taylorがカウント3-1からのカーブを狙い澄ましたようにセンター右へ運ぶ同点タイムリー!代打Chris Heiseyの打球は惜しくもレフトライナーで2死となりましたが、Jayson Werthが1ボールからの高めの速球を弾き返すと、センターのフェンス最上段にぶつかる打球となり、一塁からTaylorが一気にホームイン!見事な逆転サヨナラ劇を締めくくりました。
強敵カブスに2勝1敗とシリーズを勝ち越し、貯金は今季最多の16となりました。
MVP: Jayson Werth
Strasburg(ND) 7.0IP 1ER 6H 1BB 8K
Petit(W2-0) 2.0IP 1ER 2H 1BB 2K
Werth 2/5 BB RBI
Ramos 2/5 RBI
Drew 1/1 HR(6) R RBI
Taylor 1/1 BB R RBI
二転、三転のシーソーゲームの激闘の末の逆転サヨナラ勝ち。今シーズンのベストゲームと呼んでいいでしょう。Dusty Baker監督の67歳の誕生日に最高のプレゼントとなりました。
終盤までは投手戦。1回表Ben Zoblistが先頭打者本塁打で先制すると、その裏、ナショナルズも先頭のBen Revereがシングルで出塁し、最終的には相手のワイルドピッチで生還して同点。その後はナショナルズStephen Strasburg、カブスのJason Hammelが好投。7回まで両軍とも勝ち越すことができないまま推移しました。この日のStrasburgは特に序盤、コントロールに苦しみましたが、次第に調子を上げ、7回1失点、白星こそ付きませんでしたが黒星も付かず、勝率10割を維持しています。とはいえ、一方の打線もHammelの前に沈黙し、2回以降は3塁さえ踏ませてもらえないままでした。
しかし、両先発が降板した8回以降、一気に試合が動きました。先にリードしたのはナショナルズ。8回裏1死で代打のStephen Drewが弾丸ライナーでライトスタンドに運び、1点を勝ち越しました。満員を記録したスタンドは大盛り上がりでカーテンコールも起きました。あとは、9回を抑えるだけ。勝ちムードが漂いました。
が、さすが30球団で圧倒的勝率トップのカブス。そう簡単に勝たせてくれませんでした。Jonathan PapelbonがDL入りしている中、1点リードの9回表、クローザーとして起用されたのは、なんとDLから復帰して初登板となるMatt Belisle。なぜShawn Kelleyではないのか(Felipe Riveroは既に同点の8回表を無失点に終え、Drewを代打に送られていました)という疑問が浮かびましたが、案の定、最初の打者Kris Bryantにセンターオーバーの二塁打を打たれてあっさり交代。そして代わったOliver PerezがAnthony Rizzoに豪快にライトに運ばれ、あっという間に逆転されてしまいました。
しかし、ナショナルズも簡単には終わらない。先頭のBryce Harperが四球を選んで出塁したことから2死2塁と反撃体制を整えると、あわや最後の打者となりそうだったWilson Ramosがレフトへ起死回生のタイムリーを放って同点。
10回はともにランナーを出しながら併殺で無得点。11回もともに四球のランナーを出しながら無得点。迎えた12回表1死2塁からAddison Russellにセンター前にタイムリーを打たれ、12回裏へ。
さすがにもう力尽きたかなと思いましたが、まだまだ。先頭のAnthony Rendonがフルカウントから見逃し三振をコールされ、退場(主審は、あのBob Davidson!)。妙な盛り上がったおかしな雰囲気の中、名手Danny Espinosaが死球をもらって出塁し、すかさず二盗を決めると、Michael Taylorがカウント3-1からのカーブを狙い澄ましたようにセンター右へ運ぶ同点タイムリー!代打Chris Heiseyの打球は惜しくもレフトライナーで2死となりましたが、Jayson Werthが1ボールからの高めの速球を弾き返すと、センターのフェンス最上段にぶつかる打球となり、一塁からTaylorが一気にホームイン!見事な逆転サヨナラ劇を締めくくりました。
強敵カブスに2勝1敗とシリーズを勝ち越し、貯金は今季最多の16となりました。
MVP: Jayson Werth
2016/06/15
6/14 終盤追いついたけど
L3-4 Cubs(Season 40-25)
Gio(ND) 6.1IP 3ER 5H 4BB 9K
Solis(L1-2) 2.0IP 1ER 2H 1BB 2K
Espinosa 1/3 2R
Lobaton 2/3 double
立ち上がりは良かった先発のGio Gonzalezでしたが、3回表、2死走者なしから投手のJohn Lackeyにセンター前ヒットを打たれた後、連打を浴びて2失点。次の4回にも2つの四球でランナーをためて1失点。昨季までの悪い時のGioになってしまっています。以降は立ち直り、結果的にはクオリティ・スタートを記録しましたが、なんとなく残念な登板となりました。
打線は、Lackey以下のカブス投手陣をそれなりに攻め立てましたが、得点はいずれも犠飛による3点。2点のビハインドを終盤の7回、8回に追いついたところは評価できますが、あと1本が出なかったという印象。
8回裏に同点に追いつきはしたものの、9回表にSammy SolisがやはりルーキーのAlbert Almoraに決勝二塁打を打たれて敗戦。Solisは15イニング以上にわたって失点せずに来ていましたが、この日2イニング目となったこの回、力尽きたという感じでした。
明日はStephen Strasburg。勝って、シリーズを勝ち越しましょう。
Gio(ND) 6.1IP 3ER 5H 4BB 9K
Solis(L1-2) 2.0IP 1ER 2H 1BB 2K
Espinosa 1/3 2R
Lobaton 2/3 double
立ち上がりは良かった先発のGio Gonzalezでしたが、3回表、2死走者なしから投手のJohn Lackeyにセンター前ヒットを打たれた後、連打を浴びて2失点。次の4回にも2つの四球でランナーをためて1失点。昨季までの悪い時のGioになってしまっています。以降は立ち直り、結果的にはクオリティ・スタートを記録しましたが、なんとなく残念な登板となりました。
打線は、Lackey以下のカブス投手陣をそれなりに攻め立てましたが、得点はいずれも犠飛による3点。2点のビハインドを終盤の7回、8回に追いついたところは評価できますが、あと1本が出なかったという印象。
8回裏に同点に追いつきはしたものの、9回表にSammy SolisがやはりルーキーのAlbert Almoraに決勝二塁打を打たれて敗戦。Solisは15イニング以上にわたって失点せずに来ていましたが、この日2イニング目となったこの回、力尽きたという感じでした。
明日はStephen Strasburg。勝って、シリーズを勝ち越しましょう。
2016/06/14
6/13 Scherzer快投でカブスに先勝
W4-1 Cubs (Season 40-24)
Scherzer(W8-4) 7.0IP 1ER 2H 11K
Kelley(SV1) 1.2IP 0ER 4K
Ramos 2/4 HR(10) R RBI
Rendon 2/4 R SB(7)
Revere 2/5 RBI 2SB(3,4)
カブスとの3連戦の初戦。先発のMax Scherzerが、1回表を三者連続三振。2回表は緩いセカンドゴロを挟んで2奪三振。3回表はまたも三者連続三振で、大いに盛り上がりました。すると、その裏、1死から四球で歩いたJayson Werthを一塁に置いて、(このシリーズではどうやら勝負してもらえるらしい)Bryce Harperがセンター右へのシングルを打つと、Werthは一気に三塁へ。しかも、センターからの送球がWerthに当たり、ファールグラウンドを転々とする間にWerthがホームイン。ラッキーな形で1点を先制しました。
奪三振ペースこそ落ちたものの、4,5回も三者凡退でパーフェクトピッチングを継続していたScherzerでしたが、6回表1死からAddison Russellにレフトポール際へソロ本塁打を打たれ、記録への夢ははかなく消えてしまいました。それでも失点はこれだけで7回を投げ切り、11奪三振。見事なピッチングで勝ち投手となりました。それにしても、これだけ頻繁に記録への夢のあるピッチングをしてくれるなんて、それだけでも客を呼べる偉大な投手です。
同点とされた直後の6回裏、打線がKyle Hendricksをとらえました。まず、先頭のWilson Ramosがライトへ流し打ちの勝ち越し弾。Anthony Rendonが二塁打で続き、Danny Espinosaがレフト前へ流し打ちのタイムリー。Scherzerが送った後、Ben Revereにもタイムリーが出て、この回計3点。
8回途中から登板したShawn Kelleyが(何だかよく分かりませんが、何か痛めたらしいJonathan Papelbonに代わって)9回も投げ、この3点を守り切って快勝。4連勝で貯金は最多の16、地区2位のメッツとの差を5ゲーム差まで広げました。
MVP: Max Scherzer
Scherzer(W8-4) 7.0IP 1ER 2H 11K
Kelley(SV1) 1.2IP 0ER 4K
Ramos 2/4 HR(10) R RBI
Rendon 2/4 R SB(7)
Revere 2/5 RBI 2SB(3,4)
カブスとの3連戦の初戦。先発のMax Scherzerが、1回表を三者連続三振。2回表は緩いセカンドゴロを挟んで2奪三振。3回表はまたも三者連続三振で、大いに盛り上がりました。すると、その裏、1死から四球で歩いたJayson Werthを一塁に置いて、(このシリーズではどうやら勝負してもらえるらしい)Bryce Harperがセンター右へのシングルを打つと、Werthは一気に三塁へ。しかも、センターからの送球がWerthに当たり、ファールグラウンドを転々とする間にWerthがホームイン。ラッキーな形で1点を先制しました。
奪三振ペースこそ落ちたものの、4,5回も三者凡退でパーフェクトピッチングを継続していたScherzerでしたが、6回表1死からAddison Russellにレフトポール際へソロ本塁打を打たれ、記録への夢ははかなく消えてしまいました。それでも失点はこれだけで7回を投げ切り、11奪三振。見事なピッチングで勝ち投手となりました。それにしても、これだけ頻繁に記録への夢のあるピッチングをしてくれるなんて、それだけでも客を呼べる偉大な投手です。
同点とされた直後の6回裏、打線がKyle Hendricksをとらえました。まず、先頭のWilson Ramosがライトへ流し打ちの勝ち越し弾。Anthony Rendonが二塁打で続き、Danny Espinosaがレフト前へ流し打ちのタイムリー。Scherzerが送った後、Ben Revereにもタイムリーが出て、この回計3点。
8回途中から登板したShawn Kelleyが(何だかよく分かりませんが、何か痛めたらしいJonathan Papelbonに代わって)9回も投げ、この3点を守り切って快勝。4連勝で貯金は最多の16、地区2位のメッツとの差を5ゲーム差まで広げました。
MVP: Max Scherzer
2016/06/13
6/12 Werthの逆転サヨナラタイムリー
W5x-4 Phillies (Season 39-24)
Ross(ND) 7.0IP 3ER 5H 8K
Papelbon(W1-2) 1.0IP 1ER 1H
Werth 2/3 2BB R 2RBI
Espinosa 2/4 HR(11) 2R RBI
立ち上がり制球が定まらないフィリーズ先発のAdam Morganに対して無死満塁のチャンスを作り、Ryan Zimmerman、Wilson Ramosが連続犠牲フライを打って2点を先制。2回には右打席のDanny Espinosaが右中間ブルペンへソロ本塁打。先発のJoe Rossは5回2死までに許した走者はシングル安打1本と、見方のエラーの1人だけ。Cody Ascheにソロ本塁打を打たれたものの、5回までは素晴らしいピッチングでした。
ところが6回表、先頭の相手投手Morganに二塁打を打たれた後、さらに2連打を許し、あっという間に同点に追いつかれてしまいました。後続は抑え、7回もあっさり三者凡退に終えて降板。なんとも惜しい登板となりました。
ナショナルズ打線も3回以降は沈黙し、同点のまま試合は終盤、9回へ。9回表、同点にも関わらず、マウンドにはJonathan Papelbonが送られましたが、先頭のMaikel Francoに高めに入ったスライダーを豪快にレフトスタンドに運ばれ、観衆からは大きなため息。今日はダメだな、という雰囲気が流れました。
しかし、これを変えたのがこの日休養を与えられていたBryce Harper。9回裏1死で代打に送られるとセカンドへの内野安打。これでチームが息を吹き返しました。続くDanny Espinosaが粘りに粘った末にレフト前シングルで続くと、2死後、代打のClint Robinsonも四球で歩き、2死満塁。打席にはJayson Werth。カウント2-2からの5球目の速球を弾き返した打球はセンター前へのシングル。Harperに続いて、二塁からEspinosaも生還し、逆転サヨナラ!!!
フィリーズをスウィープ。貯金は今季最多の15。いい流れで、明日からカブスを迎えての3連戦。5月にシカゴで4連戦4連敗を喫したお返しをするときです。
MVP: Jayson Werth
Ross(ND) 7.0IP 3ER 5H 8K
Papelbon(W1-2) 1.0IP 1ER 1H
Werth 2/3 2BB R 2RBI
Espinosa 2/4 HR(11) 2R RBI
立ち上がり制球が定まらないフィリーズ先発のAdam Morganに対して無死満塁のチャンスを作り、Ryan Zimmerman、Wilson Ramosが連続犠牲フライを打って2点を先制。2回には右打席のDanny Espinosaが右中間ブルペンへソロ本塁打。先発のJoe Rossは5回2死までに許した走者はシングル安打1本と、見方のエラーの1人だけ。Cody Ascheにソロ本塁打を打たれたものの、5回までは素晴らしいピッチングでした。
ところが6回表、先頭の相手投手Morganに二塁打を打たれた後、さらに2連打を許し、あっという間に同点に追いつかれてしまいました。後続は抑え、7回もあっさり三者凡退に終えて降板。なんとも惜しい登板となりました。
ナショナルズ打線も3回以降は沈黙し、同点のまま試合は終盤、9回へ。9回表、同点にも関わらず、マウンドにはJonathan Papelbonが送られましたが、先頭のMaikel Francoに高めに入ったスライダーを豪快にレフトスタンドに運ばれ、観衆からは大きなため息。今日はダメだな、という雰囲気が流れました。
しかし、これを変えたのがこの日休養を与えられていたBryce Harper。9回裏1死で代打に送られるとセカンドへの内野安打。これでチームが息を吹き返しました。続くDanny Espinosaが粘りに粘った末にレフト前シングルで続くと、2死後、代打のClint Robinsonも四球で歩き、2死満塁。打席にはJayson Werth。カウント2-2からの5球目の速球を弾き返した打球はセンター前へのシングル。Harperに続いて、二塁からEspinosaも生還し、逆転サヨナラ!!!
フィリーズをスウィープ。貯金は今季最多の15。いい流れで、明日からカブスを迎えての3連戦。5月にシカゴで4連戦4連敗を喫したお返しをするときです。
MVP: Jayson Werth
2016/06/11
2016 ドラフト(3日目)
ドラフト最終日。11順目から40順目まで。大学進学の意向を示していて契約が難しいと思われる高校生をどれくらいチャレンジ指名するかくらいが注目点でした。
結果的には、(現実的に契約可能性のある30位まででは)19位のJarrett Gonzalesだけが高校生。ほかに、11位のジュニア・カレッジ出身Armond Upshawがで比較的若いのを除くと、29位までの全選手が大卒選手ということになりました。
38位のNoah Murdockは地元ヴァージニア州ですが、さすがに無理でしょうね。最後の2人は地元選手の記念指名という感じを受けます。
11. Armond Upshaw, OF, Pensacola State JC
12. Hayden Howard, LHP, Texas Tech [SR]
13. Conner Simonetti, 1B, Kent State
14. Kyle Simonds, RHR, Texas A&M [SR] (BA470位)
15. Ryan Williamson, LHP, North Carolina State (BA262位)
16. Phil Morse, RHP, Shenandoah [SR]
17. Tyler Beckwith, SS, Richmond [SR}
18. Ben Braymer, LHP, Auburn (BA469位)
19. Jarrett Gonzales, C, Madison HS, Dallas (TX)
20. Jake Barnett, LHP, Lewis-Clark State (ID)
21. Jacob Howell, RHP, Delta State (Miss.)
22. Sterling Sharpe, RHP, Drury (Mo.)
23. Michael Rishwain, RHP, Westmont [SR]
24. Joseph Baltrip, RHP, Wharton County JC
25. Branden Boggetto, SS, Southeast Missouri State [SR]
26. Jack Sundberg, OF, Connecticut [SR]
27. Jeremy McDonald, LHP, California Baptist [SR]
28. Jonny Reed, LHP, Azusa Pacific
29. Samuel Held, RHP, Nevada [SR]
30. Tristan Clarke, CF, Eastern Oklahoma St JC
31. C.J. Picerni, C, NYU [SR]
32. Garrett Gonzales, 3B, James Madison HS, San Antonio (TX)
33. Ryan Wetzel, SS, Heritage Christian Academy, Olathe (KS)
34. Morgan Cooper, RHP, Texas (BA338位)
35. Tristan Bayless, LHP, Hutto HS (TX)
36. Jordan McFarland, OF, Waterloo (Ill.) HS (IL) (BA374位)
37. Cory Voss, C, McLennan (Texas) JC
38. Noah Murdock, RHP, Colonial Heights HS (VA) (BA143位)
39. Matt Mervis, RHP/3B, Georgetown Prep, North Bethesda (MD)
40. Sean Cook, RHP, Walt Whitman HS, Bethesda (MD)
結果的には、(現実的に契約可能性のある30位まででは)19位のJarrett Gonzalesだけが高校生。ほかに、11位のジュニア・カレッジ出身Armond Upshawがで比較的若いのを除くと、29位までの全選手が大卒選手ということになりました。
38位のNoah Murdockは地元ヴァージニア州ですが、さすがに無理でしょうね。最後の2人は地元選手の記念指名という感じを受けます。
11. Armond Upshaw, OF, Pensacola State JC
12. Hayden Howard, LHP, Texas Tech [SR]
13. Conner Simonetti, 1B, Kent State
14. Kyle Simonds, RHR, Texas A&M [SR] (BA470位)
15. Ryan Williamson, LHP, North Carolina State (BA262位)
16. Phil Morse, RHP, Shenandoah [SR]
17. Tyler Beckwith, SS, Richmond [SR}
18. Ben Braymer, LHP, Auburn (BA469位)
19. Jarrett Gonzales, C, Madison HS, Dallas (TX)
20. Jake Barnett, LHP, Lewis-Clark State (ID)
21. Jacob Howell, RHP, Delta State (Miss.)
22. Sterling Sharpe, RHP, Drury (Mo.)
23. Michael Rishwain, RHP, Westmont [SR]
24. Joseph Baltrip, RHP, Wharton County JC
25. Branden Boggetto, SS, Southeast Missouri State [SR]
26. Jack Sundberg, OF, Connecticut [SR]
27. Jeremy McDonald, LHP, California Baptist [SR]
28. Jonny Reed, LHP, Azusa Pacific
29. Samuel Held, RHP, Nevada [SR]
30. Tristan Clarke, CF, Eastern Oklahoma St JC
31. C.J. Picerni, C, NYU [SR]
32. Garrett Gonzales, 3B, James Madison HS, San Antonio (TX)
33. Ryan Wetzel, SS, Heritage Christian Academy, Olathe (KS)
34. Morgan Cooper, RHP, Texas (BA338位)
35. Tristan Bayless, LHP, Hutto HS (TX)
36. Jordan McFarland, OF, Waterloo (Ill.) HS (IL) (BA374位)
37. Cory Voss, C, McLennan (Texas) JC
38. Noah Murdock, RHP, Colonial Heights HS (VA) (BA143位)
39. Matt Mervis, RHP/3B, Georgetown Prep, North Bethesda (MD)
40. Sean Cook, RHP, Walt Whitman HS, Bethesda (MD)
6/11 Roarkの粘り、打線のつながりで快勝
W8-0 Phillies (Season 38-24)
Roark(W5-4) 7.0IP 0ER 6H 1BB 7K
Robinson 3/4 R
Taylor 3/5 double RBI
Rendon 1/4 double 2R 2RBI
Drew 1/2 BB SF R 2RBI
フィリーズ先発は若きエースという感じ評価を上げているAaron Nola。ただし、ナショナルズ戦には今季既に3試合に投げていて0勝2敗。あまり苦手意識はありませんでした。今日も、初回こそ併殺でチャンスを潰したものの、2回裏にStephen Drewのタイムリーで先制すると、さらにTanner Roarkのスクイズの後、2死後にもMichael TaylorとBryce Harperの連続タイムリーも出て、4点を先制。4回2死でノックアウトしました。
打線はこの後5回裏にもAnthony Rendonの2点二塁打とDrewの犠飛で加点し、この時点で7-0とリード。試合を一方的なものとしました。
その打線に勢いをもたらしたのがTanner Roarkの粘りのピッチング。2回表に無死2,3塁のピンチを三者連続三振で切り抜け、その裏の先制を呼びこむと、その後も5回を除き毎回ランナーを許しましたが、失点は許さず7回を投げ切りました。防御率はまた3点を切りました。
MVP: Tanner Roark
Roark(W5-4) 7.0IP 0ER 6H 1BB 7K
Robinson 3/4 R
Taylor 3/5 double RBI
Rendon 1/4 double 2R 2RBI
Drew 1/2 BB SF R 2RBI
フィリーズ先発は若きエースという感じ評価を上げているAaron Nola。ただし、ナショナルズ戦には今季既に3試合に投げていて0勝2敗。あまり苦手意識はありませんでした。今日も、初回こそ併殺でチャンスを潰したものの、2回裏にStephen Drewのタイムリーで先制すると、さらにTanner Roarkのスクイズの後、2死後にもMichael TaylorとBryce Harperの連続タイムリーも出て、4点を先制。4回2死でノックアウトしました。
打線はこの後5回裏にもAnthony Rendonの2点二塁打とDrewの犠飛で加点し、この時点で7-0とリード。試合を一方的なものとしました。
その打線に勢いをもたらしたのがTanner Roarkの粘りのピッチング。2回表に無死2,3塁のピンチを三者連続三振で切り抜け、その裏の先制を呼びこむと、その後も5回を除き毎回ランナーを許しましたが、失点は許さず7回を投げ切りました。防御率はまた3点を切りました。
MVP: Tanner Roark
6/10 Strasburg 4失点も10勝無敗
W9-6 Phillies (Season 37-24)
Strasburg(W10-0) 7.0IP 4ER 5H 1BB 10K
Papelbon(SV16) 1.0IP 0ER 1BB 1K
Espinosa 3/4 HR (10) 2R RBI
Drew 2/4 HR(5) double R 2RBI
Murhpy 2/4 2double R 3RBI
Ramos 1/3 HR(9) BB R RBI
Werth 1/2 double 2BB R 2RBI
Revere 2/5 2R
9勝負けなし、ただし、前回登板では敗戦投手にこそならなかったものの、チームは敗れてしまったStephen Strasburgが先発。初回は簡単に3人で終えましたが、2回1死から四球の後に3本のシングルを続けられ、2失点。さらに、3回表にも1死2塁からTommy Josephにセンターへの2ランを打たれ、0-4とリードを許してしまいました。
しかし、ここから打線が奮起。その裏にJayson Werthの2点二塁打で反撃を開始すると、4回裏にはWilson RamosとStephen Drewの連続ホームランで同点。5回裏にもDaniel Murphyの2点二塁打が出て逆転に成功し、6回裏にDanny Espinosaの目の覚めるようなライナーのライトへのソロでもう1点追加。さらに7回裏にはMurphyとDrewにタイムリーに塁打が出て2点。このように、3回以降、2,2,2,1,2と小刻みに得点を積み重ね、7回終了時点で9-4と大きくリード。
8回表にTommy Josephにまたも2ランを打たれ(打たれたのはFelipe Rivero)、3点差のセーブシチュエーションとなったのでJonathan Papelbonが投入されたましたが、全然危機感がない9回でした。
MVPは打線を代表シて10号を打ったEspinosa。この調子の良さを見せられるかと、簡単にはTrea Turnerにスイッチというわけにはいきません。
4回以降、Strasburgは完全に立ち直り、7回までの4イニングをパーフェクト。終わってみれば10奪三振と悪くない結果となりました。何より勝ち星。これで今季開幕から10勝0敗。素晴らしい。
MVP: Danny Espinosa
Strasburg(W10-0) 7.0IP 4ER 5H 1BB 10K
Papelbon(SV16) 1.0IP 0ER 1BB 1K
Espinosa 3/4 HR (10) 2R RBI
Drew 2/4 HR(5) double R 2RBI
Murhpy 2/4 2double R 3RBI
Ramos 1/3 HR(9) BB R RBI
Werth 1/2 double 2BB R 2RBI
Revere 2/5 2R
9勝負けなし、ただし、前回登板では敗戦投手にこそならなかったものの、チームは敗れてしまったStephen Strasburgが先発。初回は簡単に3人で終えましたが、2回1死から四球の後に3本のシングルを続けられ、2失点。さらに、3回表にも1死2塁からTommy Josephにセンターへの2ランを打たれ、0-4とリードを許してしまいました。
しかし、ここから打線が奮起。その裏にJayson Werthの2点二塁打で反撃を開始すると、4回裏にはWilson RamosとStephen Drewの連続ホームランで同点。5回裏にもDaniel Murphyの2点二塁打が出て逆転に成功し、6回裏にDanny Espinosaの目の覚めるようなライナーのライトへのソロでもう1点追加。さらに7回裏にはMurphyとDrewにタイムリーに塁打が出て2点。このように、3回以降、2,2,2,1,2と小刻みに得点を積み重ね、7回終了時点で9-4と大きくリード。
8回表にTommy Josephにまたも2ランを打たれ(打たれたのはFelipe Rivero)、3点差のセーブシチュエーションとなったのでJonathan Papelbonが投入されたましたが、全然危機感がない9回でした。
MVPは打線を代表シて10号を打ったEspinosa。この調子の良さを見せられるかと、簡単にはTrea Turnerにスイッチというわけにはいきません。
4回以降、Strasburgは完全に立ち直り、7回までの4イニングをパーフェクト。終わってみれば10奪三振と悪くない結果となりました。何より勝ち星。これで今季開幕から10勝0敗。素晴らしい。
MVP: Danny Espinosa
2016/06/10
2016 ドラフト(2日目)
ドラフト2日目。3順目から10順目までの指名がありました。
1日目に諸事情で指名されたなかった選手たちの中から思い切った指名を期待していましたが、期待以上にいい指名になりました。最初のカレッジ・シニア(=上限は低いが契約しやすい選手)が7順目まで出てこないなんて!
3. Jesus Luzardo, LHP, Douglas HS, Parkland (FL)
BAランキング50位の高校生左腕。昨年夏に97マイルを叩き出し、評価を上げたもの、3月にTJ手術を受け、現在リハビリ中。潜在能力(上限)は今ドラフトでナショナルズが指名した選手の中で最も高いと思われる。フロリダ大へのコミットメントがあるが、契約できるでしょうか。
4. Nick Banks, OF, Texas A&M
BAランキング88位の左打ちの両翼外野手。2年時に打撃で評価を上げたものの、昨年秋に背中を痛めてから低迷。この春も4月は今ひとつだったが、その後戻している模様。
5. Daniel Johnson, OF, New Mexico State
BAランキング222位。左打ちのセンター。3年生になった今季急速に評価を上げた選手。リードオフを務め、57試合で.382/.434/.630、12本塁打。29盗塁の走力は最高レベルの評価。リーグのMVPに選ばれています。
6. Tres Barrera, C, Texas
BAランキング285位。右打ちのパワーヒッターだが、引っ張り癖が強く、コンタクトが課題。捕手としての守備は強肩を含め、まずまずといった感じで、打撃を活かすためテキサス大でも三塁手や一塁手としても起用されていた。走力は平均以下。
7. Jake Noll, 2B, Florida Gulf Coast (SR)
BAランキング240位。ここで初めてのカレッジ・シニア(4年)。コンタクト重視の打撃と守備力の内野手。
8. A.J. Bogucki, RHP, North Carolina
BAランキング263位。ノースカロライナ大のブルペン投手。急速は90マイル台半ばまで出るようですが、スタッツを見ると、イニングを超える奪三振を奪っていますが、四死球、それにワイルドピッチが多いことが気になります。
9. Joey Harris, C, Gonzaga (SR)
BAトップ500外。守備力中心の左打ちの捕手。
10. Paul Panaccione, SS, Grand Canyon (SR)
BAトップ500外。右打ちの遊撃手。
1日目に諸事情で指名されたなかった選手たちの中から思い切った指名を期待していましたが、期待以上にいい指名になりました。最初のカレッジ・シニア(=上限は低いが契約しやすい選手)が7順目まで出てこないなんて!
3. Jesus Luzardo, LHP, Douglas HS, Parkland (FL)
BAランキング50位の高校生左腕。昨年夏に97マイルを叩き出し、評価を上げたもの、3月にTJ手術を受け、現在リハビリ中。潜在能力(上限)は今ドラフトでナショナルズが指名した選手の中で最も高いと思われる。フロリダ大へのコミットメントがあるが、契約できるでしょうか。
4. Nick Banks, OF, Texas A&M
BAランキング88位の左打ちの両翼外野手。2年時に打撃で評価を上げたものの、昨年秋に背中を痛めてから低迷。この春も4月は今ひとつだったが、その後戻している模様。
5. Daniel Johnson, OF, New Mexico State
BAランキング222位。左打ちのセンター。3年生になった今季急速に評価を上げた選手。リードオフを務め、57試合で.382/.434/.630、12本塁打。29盗塁の走力は最高レベルの評価。リーグのMVPに選ばれています。
6. Tres Barrera, C, Texas
BAランキング285位。右打ちのパワーヒッターだが、引っ張り癖が強く、コンタクトが課題。捕手としての守備は強肩を含め、まずまずといった感じで、打撃を活かすためテキサス大でも三塁手や一塁手としても起用されていた。走力は平均以下。
7. Jake Noll, 2B, Florida Gulf Coast (SR)
BAランキング240位。ここで初めてのカレッジ・シニア(4年)。コンタクト重視の打撃と守備力の内野手。
8. A.J. Bogucki, RHP, North Carolina
BAランキング263位。ノースカロライナ大のブルペン投手。急速は90マイル台半ばまで出るようですが、スタッツを見ると、イニングを超える奪三振を奪っていますが、四死球、それにワイルドピッチが多いことが気になります。
9. Joey Harris, C, Gonzaga (SR)
BAトップ500外。守備力中心の左打ちの捕手。
10. Paul Panaccione, SS, Grand Canyon (SR)
BAトップ500外。右打ちの遊撃手。
2016 ドラフト(1日目)
今年もドラフトの日がやってきました。ナショナルズは、Daniel Murphyと契約したため、ドラフト1順目指名権(17位くらいのはずだった)を喪失し、一方でJordan ZimmermannとIan Desmondが残していってくれた補償指名権(全体28位と29位)を付与されていました。
事前のBAランキングとしてはもっと上位の選手も残っていたので、何となく盛り上がりには欠けましたが、全体58位の指名まで待たなければならなかった昨年よりははるかにまし。指名された選手たちの今後の活躍を期待しましょう。
1s(28) Carter Kieboom, SS/3B, Walton HS, Marietta (GA)
ジョージア州の高校生内野手。3年生としての今季の打撃成績は101打席で.366/.504/.644、5本塁打。まあ、高校生の打撃成績の数字などあまり意味はありませんが、それなりには打っています。将来的にはパワーも含め平均以上に打てるようになるだろうとの予測。守備力はショートでやって行けるかどうかはギリギリのレベルという感じのようで、将来的には三塁手かと言われています。BAランキング44位。
兄はナショナルズ傘下Harrisburg(AA)で捕手としてプレーするSpencer Kieboom。2012年の5順目で入団し、昨年秋には40人ロースター入りしており、今季中にもメジャーデビューの可能性もあるという選手です。
1s(29) Dane Dunning, RHP, Florida
フロリダ大では主にブルペンから起用されてきたが、ナショナルズは先発として育成する方針とのこと。最速は95マイルまで出せるものの普段は90マイル台前半の速球と、チェンジアップ、スライダーを投げる。変化球は安定していない。高卒時にもブルージェイズから34順目で指名された経歴あり。BAランキングは60位。なお、フロリダ大はまだカレッジ・ワールドシリーズを戦っているので契約するのは早くてもそれが終わってからになります。
写真を見てから思いましたが、アジア系の血が入っているのかなという顔立ちです。
2(58) Sheldon Neuse, 3B, Oklahoma
オクラホマ大では三塁手、遊撃手としてプレーするとともにブルペン投手(最速95マイルを投げていたとのころ)としても起用されていましたが、ナショナルズは三塁手として指名したと明言しています。足は早くないため、パワー重視のコーナー内野手となってくれることが期待されます。BA 129位。
事前のBAランキングとしてはもっと上位の選手も残っていたので、何となく盛り上がりには欠けましたが、全体58位の指名まで待たなければならなかった昨年よりははるかにまし。指名された選手たちの今後の活躍を期待しましょう。
1s(28) Carter Kieboom, SS/3B, Walton HS, Marietta (GA)
Photo by Alyson Boyer Rode |
兄はナショナルズ傘下Harrisburg(AA)で捕手としてプレーするSpencer Kieboom。2012年の5順目で入団し、昨年秋には40人ロースター入りしており、今季中にもメジャーデビューの可能性もあるという選手です。
1s(29) Dane Dunning, RHP, Florida
フロリダ大では主にブルペンから起用されてきたが、ナショナルズは先発として育成する方針とのこと。最速は95マイルまで出せるものの普段は90マイル台前半の速球と、チェンジアップ、スライダーを投げる。変化球は安定していない。高卒時にもブルージェイズから34順目で指名された経歴あり。BAランキングは60位。なお、フロリダ大はまだカレッジ・ワールドシリーズを戦っているので契約するのは早くてもそれが終わってからになります。
写真を見てから思いましたが、アジア系の血が入っているのかなという顔立ちです。
2(58) Sheldon Neuse, 3B, Oklahoma
オクラホマ大では三塁手、遊撃手としてプレーするとともにブルペン投手(最速95マイルを投げていたとのころ)としても起用されていましたが、ナショナルズは三塁手として指名したと明言しています。足は早くないため、パワー重視のコーナー内野手となってくれることが期待されます。BA 129位。
6/9 なんかあっさりした敗戦
L1-3@CHW (Season 36-24)
Gio(L3-5) 7.0IP 3ER 5H 2BB 10K
Murphy 1/4 HR(11) R RBI
ドラフト会議の裏で行われた試合。ほとんど注目していませんでしたが、内容も注目に値するものなく、あっさりと敗戦。
初回に制球が定まらないGioが2死から2本のタイムリー二塁打を打たれて3失点。以降は無失点に抑えましたが、ナショナルズの得点はDaniel Murphyのソロ本塁打の1点のみ。6回に無死2,3塁のチャンスを作りながら無失点で終わったのが勝負の分かれ目だったという印象。
この試合がナイトゲームで終わって、移動して、明日もまた試合ということで、結果はともかくとにかく早く終わりたかったのではないかと疑うほどでした。(さすがにそんなことはないんでしょうけど)
Gio(L3-5) 7.0IP 3ER 5H 2BB 10K
Murphy 1/4 HR(11) R RBI
ドラフト会議の裏で行われた試合。ほとんど注目していませんでしたが、内容も注目に値するものなく、あっさりと敗戦。
初回に制球が定まらないGioが2死から2本のタイムリー二塁打を打たれて3失点。以降は無失点に抑えましたが、ナショナルズの得点はDaniel Murphyのソロ本塁打の1点のみ。6回に無死2,3塁のチャンスを作りながら無失点で終わったのが勝負の分かれ目だったという印象。
この試合がナイトゲームで終わって、移動して、明日もまた試合ということで、結果はともかくとにかく早く終わりたかったのではないかと疑うほどでした。(さすがにそんなことはないんでしょうけど)
2016/06/09
6/8 序盤の猛攻で圧勝
W11-4@CHW (Season 36-23)
Scherzer(W7-4) 7.0IP 0ER 5H 1BB 6K
Werth 3/5 HR(10) BB 2R 4RBI
Espinosa 3/5 HR(9) double 3R RBI
Revere 3/6 R RBI
Harper 3/6 double R
Zimmerman 1/4 HR(9) BB R 2RBI
Drew 2/5 HR(4) R RBI
先日パドレスからトレードされてきたJames Shieldsのホワイトソックスでの初先発を、ナショナルズ打線がものの見事に台無しにしました。
初回、1死1,2塁からDaniel MurphyのタイムリーとWilson Ramosのサードゴロで各1点。さらにRyan Zimmermanがレフトへ弾丸ライナーで叩き込む2ランを打って、計4点。2回表は、先頭のStephen Drewと続くDanny Espinosaが二者連続でライトへホームラン。得点はこの2点だけでしたが、とにかくShieldsに球数を投げさせることに成功し、2回終了時点で既に79球。3回表の先頭打者、Anthony Rendonのシングルでノックアウトしました。
3回にもBen Revereにタイムリーが出て、7-0。これだけのリードを序盤にもらってしまえば、先発のMax Scherzerは悠々のピッチング。3回まではパーフェクト。4,5回に無死で2塁に走者を背負いながらも(Bryce Harperの好返球にも助けられ)無失点で切り抜けると、6,7回は無難に無失点。97球、余力を残して今日の仕事を終えました。
8回にはJayson Werthが10号3ランを打って、10-0。ナショナルズとしての球団史上初の3試合連続の2ケタ得点を達成。
3連勝で、貯金はシーズン最多の13。
MVP: Jayson Werth
Scherzer(W7-4) 7.0IP 0ER 5H 1BB 6K
Werth 3/5 HR(10) BB 2R 4RBI
Espinosa 3/5 HR(9) double 3R RBI
Revere 3/6 R RBI
Harper 3/6 double R
Zimmerman 1/4 HR(9) BB R 2RBI
Drew 2/5 HR(4) R RBI
先日パドレスからトレードされてきたJames Shieldsのホワイトソックスでの初先発を、ナショナルズ打線がものの見事に台無しにしました。
初回、1死1,2塁からDaniel MurphyのタイムリーとWilson Ramosのサードゴロで各1点。さらにRyan Zimmermanがレフトへ弾丸ライナーで叩き込む2ランを打って、計4点。2回表は、先頭のStephen Drewと続くDanny Espinosaが二者連続でライトへホームラン。得点はこの2点だけでしたが、とにかくShieldsに球数を投げさせることに成功し、2回終了時点で既に79球。3回表の先頭打者、Anthony Rendonのシングルでノックアウトしました。
3回にもBen Revereにタイムリーが出て、7-0。これだけのリードを序盤にもらってしまえば、先発のMax Scherzerは悠々のピッチング。3回まではパーフェクト。4,5回に無死で2塁に走者を背負いながらも(Bryce Harperの好返球にも助けられ)無失点で切り抜けると、6,7回は無難に無失点。97球、余力を残して今日の仕事を終えました。
8回にはJayson Werthが10号3ランを打って、10-0。ナショナルズとしての球団史上初の3試合連続の2ケタ得点を達成。
3連勝で、貯金はシーズン最多の13。
MVP: Jayson Werth
2016/06/08
6/7 Rossの2回5失点を打線が倍返し
W10-5@CHW (Season 35-23)
Ross(ND) 4.0IP 5ER 4H 4BB 5K
Treinen(W4-1) 3.0IP 0ER 2H 3BB 1K
Rendon 3/5 double HR(6) 2R 3RBI
Taylor 2/5 double R 2RBI
Harper 1/4 double 3RBI
Revere 1/3 2BB 2R
Joe Rossがこれまでのキャリアで最悪のピッチング。とにかく制球が定まらなかった。1回裏、二者連続四球を与えたところから始まり、2死満塁からの押し出し四球などで2失点。この回だけで打者8人に39球を要し、むしろよく2点で終わったという印象。案の定、同点に追いついてもらった直後の2回裏、死球などでランナーをため、犠飛でまず1点。さらに2死1塁からTodd Frazierに対してもカウント3-0としてしまい、置きに行ったボールをセンターへホームランされました。これで計5失点。3回、4回は無失点で終えましたが、既に90球を越え、4回で降板となりました。
そんな形で2回裏を終えた時点では2-5とリードを許す展開となりましたが、あきらめず、最近不調のホワイトソックスをしっかりとらえました。まず4回表にAnthony Rendonの左中間への2ランで1点差。5回表にはBryce Harperの二塁打で逆転に成功。そして6回表、Michael Taylorの2点タイムリー二塁打、Harperの犠飛、そしてWilson Ramosが押し出し四球を選び、気が付けば10点目。
こうなると最近負けが込んでいるホワイトソックスに反撃の力はなく、あっさりと残りのイニングを消化して快勝。
むしろ話題は7回から9回までの3イニングを投げたホワイトソックスのMatt Purke。ナショナルズの2011年ドラフト3順目。ドラフト直後にメジャー契約を結ぶほどトッププロスペクトとして期待されながら、故障もあって花が開かず(最終的にAA止まり)、昨シーズン限りでついに退団。このまま消え去るかと思いきや、ホワイトソックスとマイナー契約を結び、AAAで投げた後、5月20日にメジャーデビューをし、ブルペン投手としてこれが5試合目の登板。期待外れの代表のような選手だったのに、あっさりとメジャーで戦力になっているなんて、何とも言えない気分です。
MVP: Anthony Rendon
Ross(ND) 4.0IP 5ER 4H 4BB 5K
Treinen(W4-1) 3.0IP 0ER 2H 3BB 1K
Rendon 3/5 double HR(6) 2R 3RBI
Taylor 2/5 double R 2RBI
Harper 1/4 double 3RBI
Revere 1/3 2BB 2R
Joe Rossがこれまでのキャリアで最悪のピッチング。とにかく制球が定まらなかった。1回裏、二者連続四球を与えたところから始まり、2死満塁からの押し出し四球などで2失点。この回だけで打者8人に39球を要し、むしろよく2点で終わったという印象。案の定、同点に追いついてもらった直後の2回裏、死球などでランナーをため、犠飛でまず1点。さらに2死1塁からTodd Frazierに対してもカウント3-0としてしまい、置きに行ったボールをセンターへホームランされました。これで計5失点。3回、4回は無失点で終えましたが、既に90球を越え、4回で降板となりました。
そんな形で2回裏を終えた時点では2-5とリードを許す展開となりましたが、あきらめず、最近不調のホワイトソックスをしっかりとらえました。まず4回表にAnthony Rendonの左中間への2ランで1点差。5回表にはBryce Harperの二塁打で逆転に成功。そして6回表、Michael Taylorの2点タイムリー二塁打、Harperの犠飛、そしてWilson Ramosが押し出し四球を選び、気が付けば10点目。
こうなると最近負けが込んでいるホワイトソックスに反撃の力はなく、あっさりと残りのイニングを消化して快勝。
むしろ話題は7回から9回までの3イニングを投げたホワイトソックスのMatt Purke。ナショナルズの2011年ドラフト3順目。ドラフト直後にメジャー契約を結ぶほどトッププロスペクトとして期待されながら、故障もあって花が開かず(最終的にAA止まり)、昨シーズン限りでついに退団。このまま消え去るかと思いきや、ホワイトソックスとマイナー契約を結び、AAAで投げた後、5月20日にメジャーデビューをし、ブルペン投手としてこれが5試合目の登板。期待外れの代表のような選手だったのに、あっさりとメジャーで戦力になっているなんて、何とも言えない気分です。
MVP: Anthony Rendon
2016/06/06
6/5 ハリウッド映画みたい(悪い意味)
W10-9@CIN (Season 34-23)
Roark(ND) 3.0IP 5ER 7H 1BB 3K
Solis(W1-1) 3.0IP 0ER 1H 1BB 6K
Papelbon(SV15) 1.0IP 1ER 2H 2BB 1K
Murphy 3/5 HR(10) 3R 3RBI
Ramos 3/5 HR(8) 2R 2RBI
Harper 3/5 2R
Revere 2/5 R RBI
・静かなプロローグ
・事件が勃発する
・主人公たちが手がかりを元に犯人を追いつめ、事件の解決も間近と思われる
・登場した黒幕の反撃に遭い、逆に主人公たちが崖っぷちに追い込まれる
・最後の戦いに勝利して、ハッピーエンド
ありがちなハリウッド映画のシナリオのようですが、今日の試合はまさにこんな感じでした。無駄にドラマチックな試合にしなくてもいいのに。
初回はともに無得点。
2回裏にTanner Roarkが突然打たれ、6本の長短打にエラーも絡んで5失点。0-5というビハインドからの戦いとなりました。
ナショナルズの反撃は4回表。1死1塁からDaniel Murphyがライトスタンドへ2ラン、さらに続くWilson Ramosも流し打ちでライトへソロ。これで3点。さらに、2死ながら1,2塁とチャンスを作ると、Baker監督はRoarkに代えて代打Stephen Drewをコール。Roarkの球数はこの時点でまだ60球ほどでしたが、簡単に3連敗できないというBaker監督の決断。この策が的中し、Drewそして続くBen Revereが連続タイムリーを打って同点まで持っていきました。
こうなると勢いはナショナルズ。5回表、3連打で無死満塁とすると、Anthony Rendonの打球は何でもないサードゴロ。5-2-3の併殺かと思われましたが、本塁への送球を捕手が後逸し、二者が生還。さらにClint Robinsonに犠飛も出て、計3点。続く6回表にも、1死1,3塁からMurphyとRamosに連続タイムリーが出て、この時点で10-5と逆に5点のリードを奪うことに成功しました。4回からマウンドに上がって3イニング目となるSammy Solisが6回裏を三者連続空振り三振に斬って取ったところが最高潮。このまま勝利は間違いなし、と思われました。
ところが、ここからレッズが反撃。7回裏、1死1,3塁からJay BruceがFelipe Riveroの速球をとらえ、右中間スタンドへの3ラン。これで10-8。後続と8回裏をShawn Kelleyが抑えて2点リードのまま9回へ進みましたが、まだ簡単には終わらない。
9回裏、Jonathan Papelbonが、シングル、四球で無死1、2塁のピンチを作り、Brandon Phillipsに二塁打を打たれて1点差。なお、無死2,3塁。敬遠策で無死満塁。打席には昨日3ランのAdam Duvallという絶対絶命のピンチでしたが、Duvallはショートフライ、続く打者も空振り三振で2アウト。最後の打者Ivan de Jesusには、ひやりとするセンターへの大飛球を打たれましたが、これをMichael Taylorが確保してゲームセット。
いやはや。夜中に起きてみていましたが、精神的にきつい試合でした。
ゲームMVPは10点も取ったので野手陣から(MurphyかRamosを)選ぼうかとも思いましたが、4回から6回までの3イニングを0に抑えて反撃を呼び込んだSammy Solisにしておきます。
MVP: Sammy Solis
Roark(ND) 3.0IP 5ER 7H 1BB 3K
Solis(W1-1) 3.0IP 0ER 1H 1BB 6K
Papelbon(SV15) 1.0IP 1ER 2H 2BB 1K
Murphy 3/5 HR(10) 3R 3RBI
Ramos 3/5 HR(8) 2R 2RBI
Harper 3/5 2R
Revere 2/5 R RBI
・静かなプロローグ
・事件が勃発する
・主人公たちが手がかりを元に犯人を追いつめ、事件の解決も間近と思われる
・登場した黒幕の反撃に遭い、逆に主人公たちが崖っぷちに追い込まれる
・最後の戦いに勝利して、ハッピーエンド
ありがちなハリウッド映画のシナリオのようですが、今日の試合はまさにこんな感じでした。無駄にドラマチックな試合にしなくてもいいのに。
初回はともに無得点。
2回裏にTanner Roarkが突然打たれ、6本の長短打にエラーも絡んで5失点。0-5というビハインドからの戦いとなりました。
ナショナルズの反撃は4回表。1死1塁からDaniel Murphyがライトスタンドへ2ラン、さらに続くWilson Ramosも流し打ちでライトへソロ。これで3点。さらに、2死ながら1,2塁とチャンスを作ると、Baker監督はRoarkに代えて代打Stephen Drewをコール。Roarkの球数はこの時点でまだ60球ほどでしたが、簡単に3連敗できないというBaker監督の決断。この策が的中し、Drewそして続くBen Revereが連続タイムリーを打って同点まで持っていきました。
こうなると勢いはナショナルズ。5回表、3連打で無死満塁とすると、Anthony Rendonの打球は何でもないサードゴロ。5-2-3の併殺かと思われましたが、本塁への送球を捕手が後逸し、二者が生還。さらにClint Robinsonに犠飛も出て、計3点。続く6回表にも、1死1,3塁からMurphyとRamosに連続タイムリーが出て、この時点で10-5と逆に5点のリードを奪うことに成功しました。4回からマウンドに上がって3イニング目となるSammy Solisが6回裏を三者連続空振り三振に斬って取ったところが最高潮。このまま勝利は間違いなし、と思われました。
ところが、ここからレッズが反撃。7回裏、1死1,3塁からJay BruceがFelipe Riveroの速球をとらえ、右中間スタンドへの3ラン。これで10-8。後続と8回裏をShawn Kelleyが抑えて2点リードのまま9回へ進みましたが、まだ簡単には終わらない。
9回裏、Jonathan Papelbonが、シングル、四球で無死1、2塁のピンチを作り、Brandon Phillipsに二塁打を打たれて1点差。なお、無死2,3塁。敬遠策で無死満塁。打席には昨日3ランのAdam Duvallという絶対絶命のピンチでしたが、Duvallはショートフライ、続く打者も空振り三振で2アウト。最後の打者Ivan de Jesusには、ひやりとするセンターへの大飛球を打たれましたが、これをMichael Taylorが確保してゲームセット。
いやはや。夜中に起きてみていましたが、精神的にきつい試合でした。
ゲームMVPは10点も取ったので野手陣から(MurphyかRamosを)選ぼうかとも思いましたが、4回から6回までの3イニングを0に抑えて反撃を呼び込んだSammy Solisにしておきます。
MVP: Sammy Solis
2016/06/05
6/4 Strasburgが通算1000奪三振を記録したが
L3-6@CIN (Season 33-23)
Strasburg(ND) 5.1IP 3ER 4H 2BB 10K
Rivero(L) 0.2IP 2ER 1H 1BB 1K
Rendon 1/3 HR(5) R 2RBI
Espinosa 1/3 HR(8) R RBI
先発は絶好調のStephen Strasburgということで、今日は勝っておきたい試合でした。2回表にAnthony Rendonの2ランで先制。Strasburgも、2回裏にJay Bruceにレフトへ流し打ちのソロ本塁打を打たれた以外は安定したピッチング。5回裏の3つめのアウトとなるDan Strailyの空振り三振が、メジャー通算1000奪三振。球数もまだ75球程度。7回くらいは投げて、勝ち投手になれる展開でした。
しかし、ここで邪魔をしたのが天気。5回裏終了後、約25分の中断。再開後、6回表をナショナルズが無得点に終わった後、マウンドに上がったStrasburgはもう別人でした。先頭打者に四球を与えた後、Joey Vottoに右中間に深々と刺さる逆転2ランを被弾。続く、Brandon Phillipsへの6球目をなげたところで、右ひざを抑えて、Baker監督がマウンドへ。ひとまず続投し、Phillipsは三振にとったものの、続くBruceにシングルを打たれたところで降板となりました。試合後の診断は、ひざの筋肉の張りということで、大事はないとのことですが、心配です。雨の中断の後の再登板の危険性は、常々言われてきましたが、それが出てしまいました。
8回表2死からDanny Espinosaがライトへ弾丸ライナーを叩き込み、同点とし、これでStrasburgの黒星を消してくれたのがせめてもの救い。
そして8回裏、Felipe Riveroが2死1,3塁のピンチを作ったところで、2度目の雨での中断。1時間の中断の後、出てきたShawn Kelleyが最初の打者Adam Duvallに豪快にレフトスタンドへの3ランを被弾。これでおしまい。
天候は恨んでも仕方ないのですが、この試合、そしてStrasburgの健康と大きな傷を残してくれました。
Strasburg(ND) 5.1IP 3ER 4H 2BB 10K
Rivero(L) 0.2IP 2ER 1H 1BB 1K
Rendon 1/3 HR(5) R 2RBI
Espinosa 1/3 HR(8) R RBI
先発は絶好調のStephen Strasburgということで、今日は勝っておきたい試合でした。2回表にAnthony Rendonの2ランで先制。Strasburgも、2回裏にJay Bruceにレフトへ流し打ちのソロ本塁打を打たれた以外は安定したピッチング。5回裏の3つめのアウトとなるDan Strailyの空振り三振が、メジャー通算1000奪三振。球数もまだ75球程度。7回くらいは投げて、勝ち投手になれる展開でした。
しかし、ここで邪魔をしたのが天気。5回裏終了後、約25分の中断。再開後、6回表をナショナルズが無得点に終わった後、マウンドに上がったStrasburgはもう別人でした。先頭打者に四球を与えた後、Joey Vottoに右中間に深々と刺さる逆転2ランを被弾。続く、Brandon Phillipsへの6球目をなげたところで、右ひざを抑えて、Baker監督がマウンドへ。ひとまず続投し、Phillipsは三振にとったものの、続くBruceにシングルを打たれたところで降板となりました。試合後の診断は、ひざの筋肉の張りということで、大事はないとのことですが、心配です。雨の中断の後の再登板の危険性は、常々言われてきましたが、それが出てしまいました。
8回表2死からDanny Espinosaがライトへ弾丸ライナーを叩き込み、同点とし、これでStrasburgの黒星を消してくれたのがせめてもの救い。
そして8回裏、Felipe Riveroが2死1,3塁のピンチを作ったところで、2度目の雨での中断。1時間の中断の後、出てきたShawn Kelleyが最初の打者Adam Duvallに豪快にレフトスタンドへの3ランを被弾。これでおしまい。
天候は恨んでも仕方ないのですが、この試合、そしてStrasburgの健康と大きな傷を残してくれました。
2016/06/04
6/3 昇格のTurner は4度出塁したけれど
L2-7@CIN (Season 33-22)
Gio(L3-4) 6.0IP 5ER 9H 8K
Turner 3/3 double BB
Werth 1/4 HR(9) R RBI
今日昇格のTrea Turner が2番セカンドで先発(AAAでは主に1番ショートで出ていましたが、今日の1番はBen Revere、ショートはDanny Espinosa)。初回の第1打席にショートの頭を超えるシングルであっさり今季初安打を記録。第2打席は四球。第3打席は三塁線を鋭く破る二塁打。そして第4打席は二遊間への足を活かした内野安打。と、このように全4打席で種類しました(まとめ動画)。ちなみに、Revereは4打数ノーヒット(内野ゴロの間に打点1)、Espinosaは3打数ノーヒットでした。
と、Turnerだけ見ればこの上のない日でした。が、試合は完敗。Gio Gonzalezが2回に6安打を集中されて4失点。早々に敗色濃厚となってしまい、打線も何となく低調なまま終わってしまいました。
Gio(L3-4) 6.0IP 5ER 9H 8K
Turner 3/3 double BB
Werth 1/4 HR(9) R RBI
今日昇格のTrea Turner が2番セカンドで先発(AAAでは主に1番ショートで出ていましたが、今日の1番はBen Revere、ショートはDanny Espinosa)。初回の第1打席にショートの頭を超えるシングルであっさり今季初安打を記録。第2打席は四球。第3打席は三塁線を鋭く破る二塁打。そして第4打席は二遊間への足を活かした内野安打。と、このように全4打席で種類しました(まとめ動画)。ちなみに、Revereは4打数ノーヒット(内野ゴロの間に打点1)、Espinosaは3打数ノーヒットでした。
と、Turnerだけ見ればこの上のない日でした。が、試合は完敗。Gio Gonzalezが2回に6安打を集中されて4失点。早々に敗色濃厚となってしまい、打線も何となく低調なまま終わってしまいました。
2016/06/03
2016年5月をふりかえる
恵まれたスケジュールだった4月とは違い苦しい戦いが続きましたが、なんとか乗り切ったという感じで5月が終わりました。
まず、2日からの前年ワールドシリーズチャンピオンのロイヤルズとの3連戦は2勝1敗と勝ち越したものの、続く5日からのカブスとの4連戦を4連敗。メッツに抜かれ地区2位に後退し、ずるずる行くのではないかとの懸念もありました。
しかし、この直後、9日のタイガースとの試合中に明らかになったのが、この日マウンドに上がっていたStephen Strasburgの契約延長。この試合をサヨナラで制すると、翌々日にはMax Scherzerが20奪三振のMLBタイ記録。悪い流れを断ち切ったという印象の残る出来事でした。
この後は、今シーズン最初のメッツとの直接対決6試合を3勝3敗(ともにホームで1勝2敗)で終えるなど勝ったり負けたりを続け、最後にフィリーズとの2試合を勝って5月の勝ち越しを決め(16勝14敗)、地区首位を奪回しました。
地区2位はメッツ。一時はナショナルズを抜いて地区首位に立ちましたが、最後に息切れし、5月は借金1。3位は貯金1だったマーリンズ。4月末は3位だったフィリーズは、今月は息切れ。そしてブレーブスは4月の5勝からは倍増の10勝を記録しましたが、引き続き最下位を独走しています。
[Pitcher of May 2016: Stephen Strasburg]
先発、ブルペン合わせたチーム防御率3.43は4月より丸まる1点増えましたが、それでも30球団中4位。先発・ブルペンで分けると、先発は8位なのに対して、ブルペンは3位と頑張っています。引き続き、投手陣が引っ張ってくれている印象どおりです。
先発ローテーションの5人は、全体的に4月ほどの安定感はありませんでしたが、きっちり6試合ずつに登板して30試合をこなしました。引っ張ったのは圧倒的な安定感を誇るStephen Strasburg。今月だけで5勝負けなし。4月と合わせ9勝負けなし。Strasburgに勝ち負けはつかなかった試合を併せ、彼が先発した試合でチームは11連勝。Max Scherzerほどの目に見える迫力のあるピッチングではありませんが、内容では圧倒しています。
そのScherzerは被弾が多くなかなか数字が伸びませんが、11日のタイガース戦で20奪三振のMLBタイ記録の偉業を達成。良い日と悪い日の差が激しい印象です。Tanner RoarkとJoe Rossの2人は驚くほど似た結果。2人とも安心してマウンドを託せる投手となりました。最も心配なのはGio Gonzalez。18日のメッツ戦までの8試合を終えた時点では防御率1.86だったのですが、その後の2試合で計13失点と大乱調で、防御率もあっという間に3.57まで上昇。立ち直ってくれることを願います。
ブルペンは7人の投手がそれぞれよく頑張っています。Jonathan Papelbonは3日に2点リードを守れず逆転サヨナラ負けという大失態を演じましたが、その後はセーブ失敗なし。なんだかんだで粘っています。貢献してくれた印象が最も大きいのはFelipe Rivero。数字を見ると、7人中で防御率が一番高いという意外な結果になっていますが、上旬に失点したことが影響したもので、13日以降は10登板中9試合でホールドを記録。完全にエース・セットアッパーとして定着しました。月末に3試合連続で投げており、登板過多がやや気になります。一方、最も低い防御率を記録したのがSammy Solis。4月下旬にDL入りしたMatt Belisle代わって昇格してきてから、負け試合が中心ですが、しっかり投げています。
[Hitter of May 2016: Daniel Murphy]
チーム打率.251、18位は4月の.230、26位に比べればずっとまし、43本塁打は4位で得点にすると10位ですが、チームを引っ張っているという感じではありません。
そんなチーム打撃成績にも関わらず、Daniel Murphyがリーグの月間MVPを受賞。打率.416はそれ自体が驚異的ですが、それが4月の.370に続くものだというところが素晴らしい。シーズン打率4割はさすがに無理だと思いますが、どこまでこの水準をキープできるか、見ものです。また今月は、8二塁打、7本塁打と長打も出ました。自己「シーズン」ベストが15本塁打なので、その約半分を1か月で稼ぎました。これからもよろしくお願いします。
一方、4月はリーグMVPの活躍だったBryce Harperが不振に陥りました。5日からのカブス4連戦で19打席中、13四球1死球と徹底的に敬遠された後、はっきりと打撃がおかしくなり、続く2週間は打率2割にも満たないという状況でした。26日のカージナルス戦で久しぶりにホームランを打ち、その試合を含め4試合連続安打とちょっと上向いてきたかと思われた矢先、30日にフィリーズのJeremy Hellicksonからヒザに死球を受けて途中退場、翌日から欠場しています。まったくもう。
この他の野手では、Wilson Ramosの好調ぶりが目立ちます。5月の打率.333は全捕手の中で圧倒的なトップ。Anthony Rendon、Ryan Zimmermanの2人は4月の不振からは立ち直りつつあり、またJayson Werthも17日に2番打者として起用されるようになってからの後半の15試合では.264 /.316/.415と調子を上げています。
一方、低打率にあえいでいるのがDanny Espinosa、Ben Revereの2人。2人とも時折いいところで打ってくれている印象はありますが、数字は惨憺たるもの。Revereのほうは、盗塁死が成功と同じ2つと、足でも苦しんでいる状況。控えに下がったMichael Taylorも49打席で.217/.265/.348という似たような数字ですからすぐにどうこうということはないと思いますが、リードオフがこの出塁率では困ります。
ベンチも、Clint Robinson、Chris Heisey、Stephen Drewが揃って2本塁打ずつを記録するなど、機能しています。
[National League EAST End of April 2016]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 32 | 21 | .604 | - |
New York | 29 | 22 | .569 | 2.0 |
Miami | 27 | 25 | .519 | 4.5 |
Philadelphia | 26 | 26 | .500 | 5.5 |
Atlanta | 15 | 36 | .294 | 16.0 |
まず、2日からの前年ワールドシリーズチャンピオンのロイヤルズとの3連戦は2勝1敗と勝ち越したものの、続く5日からのカブスとの4連戦を4連敗。メッツに抜かれ地区2位に後退し、ずるずる行くのではないかとの懸念もありました。
しかし、この直後、9日のタイガースとの試合中に明らかになったのが、この日マウンドに上がっていたStephen Strasburgの契約延長。この試合をサヨナラで制すると、翌々日にはMax Scherzerが20奪三振のMLBタイ記録。悪い流れを断ち切ったという印象の残る出来事でした。
この後は、今シーズン最初のメッツとの直接対決6試合を3勝3敗(ともにホームで1勝2敗)で終えるなど勝ったり負けたりを続け、最後にフィリーズとの2試合を勝って5月の勝ち越しを決め(16勝14敗)、地区首位を奪回しました。
地区2位はメッツ。一時はナショナルズを抜いて地区首位に立ちましたが、最後に息切れし、5月は借金1。3位は貯金1だったマーリンズ。4月末は3位だったフィリーズは、今月は息切れ。そしてブレーブスは4月の5勝からは倍増の10勝を記録しましたが、引き続き最下位を独走しています。
[Pitcher of May 2016: Stephen Strasburg]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Stephen Strasburg | 6 | 37.2 | 5 | 50 | 3.11 | 1.17 |
Joe Ross | 6 | 38.0 | 2 | 32 | 3.32 | 1.26 |
Max Scherzer | 6 | 42.1 | 3 | 60 | 3.83 | 0.92 |
Tanner Roark | 6 | 39.0 | 2 | 32 | 3.23 | 1.18 |
Gio Gonzalez | 6 | 32.2 | 2 | 28 | 5.23 | 1.47 |
G | IP | SV | HLD | ERA | WHIP | |
Jonathan Papelbon | 11 | 11.1 | 6 | 0 | 3.18 | 1.32 |
Blake Treinen | 14 | 12.0 | 0 | 0 | 3.00 | 1.25 |
Felipe Rivero | 15 | 12.1 | 0 | 10 | 3.65 | 0.81 |
Sammy Solis | 10 | 11.1 | 0 | 1 | 1.59 | 1.06 |
Yusmeiro Petit | 8 | 13.0 | 0 | 0 | 2.08 | 1.08 |
先発ローテーションの5人は、全体的に4月ほどの安定感はありませんでしたが、きっちり6試合ずつに登板して30試合をこなしました。引っ張ったのは圧倒的な安定感を誇るStephen Strasburg。今月だけで5勝負けなし。4月と合わせ9勝負けなし。Strasburgに勝ち負けはつかなかった試合を併せ、彼が先発した試合でチームは11連勝。Max Scherzerほどの目に見える迫力のあるピッチングではありませんが、内容では圧倒しています。
そのScherzerは被弾が多くなかなか数字が伸びませんが、11日のタイガース戦で20奪三振のMLBタイ記録の偉業を達成。良い日と悪い日の差が激しい印象です。Tanner RoarkとJoe Rossの2人は驚くほど似た結果。2人とも安心してマウンドを託せる投手となりました。最も心配なのはGio Gonzalez。18日のメッツ戦までの8試合を終えた時点では防御率1.86だったのですが、その後の2試合で計13失点と大乱調で、防御率もあっという間に3.57まで上昇。立ち直ってくれることを願います。
ブルペンは7人の投手がそれぞれよく頑張っています。Jonathan Papelbonは3日に2点リードを守れず逆転サヨナラ負けという大失態を演じましたが、その後はセーブ失敗なし。なんだかんだで粘っています。貢献してくれた印象が最も大きいのはFelipe Rivero。数字を見ると、7人中で防御率が一番高いという意外な結果になっていますが、上旬に失点したことが影響したもので、13日以降は10登板中9試合でホールドを記録。完全にエース・セットアッパーとして定着しました。月末に3試合連続で投げており、登板過多がやや気になります。一方、最も低い防御率を記録したのがSammy Solis。4月下旬にDL入りしたMatt Belisle代わって昇格してきてから、負け試合が中心ですが、しっかり投げています。
[Hitter of May 2016: Daniel Murphy]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Anthony Rendon | 125 | .269 | .368 | .463 | 18 | 4 | 14 | 5 |
Daniel Murphy | 118 | .416 | .424 | .673 | 17 | 7 | 23 | 0 |
Ryan Zimmerman | 117 | .262 | .316 | .542 | 15 | 7 | 17 | 1 |
Bryce Harper | 116 | .200 | .422 | .363 | 16 | 4 | 10 | 2 |
Danny Espinosa | 114 | .208 | .283 | .376 | 10 | 5 | 12 | 1 |
Jayson Werth | 107 | .235 | .271 | .392 | 16 | 4 | 13 | 1 |
Ben Revere | 102 | .170 | .225 | .266 | 10 | 1 | 6 | 2 |
Wilson Ramos | 100 | .333 | .400 | .522 | 12 | 4 | 17 | 0 |
チーム打率.251、18位は4月の.230、26位に比べればずっとまし、43本塁打は4位で得点にすると10位ですが、チームを引っ張っているという感じではありません。
そんなチーム打撃成績にも関わらず、Daniel Murphyがリーグの月間MVPを受賞。打率.416はそれ自体が驚異的ですが、それが4月の.370に続くものだというところが素晴らしい。シーズン打率4割はさすがに無理だと思いますが、どこまでこの水準をキープできるか、見ものです。また今月は、8二塁打、7本塁打と長打も出ました。自己「シーズン」ベストが15本塁打なので、その約半分を1か月で稼ぎました。これからもよろしくお願いします。
一方、4月はリーグMVPの活躍だったBryce Harperが不振に陥りました。5日からのカブス4連戦で19打席中、13四球1死球と徹底的に敬遠された後、はっきりと打撃がおかしくなり、続く2週間は打率2割にも満たないという状況でした。26日のカージナルス戦で久しぶりにホームランを打ち、その試合を含め4試合連続安打とちょっと上向いてきたかと思われた矢先、30日にフィリーズのJeremy Hellicksonからヒザに死球を受けて途中退場、翌日から欠場しています。まったくもう。
この他の野手では、Wilson Ramosの好調ぶりが目立ちます。5月の打率.333は全捕手の中で圧倒的なトップ。Anthony Rendon、Ryan Zimmermanの2人は4月の不振からは立ち直りつつあり、またJayson Werthも17日に2番打者として起用されるようになってからの後半の15試合では.264 /.316/.415と調子を上げています。
一方、低打率にあえいでいるのがDanny Espinosa、Ben Revereの2人。2人とも時折いいところで打ってくれている印象はありますが、数字は惨憺たるもの。Revereのほうは、盗塁死が成功と同じ2つと、足でも苦しんでいる状況。控えに下がったMichael Taylorも49打席で.217/.265/.348という似たような数字ですからすぐにどうこうということはないと思いますが、リードオフがこの出塁率では困ります。
ベンチも、Clint Robinson、Chris Heisey、Stephen Drewが揃って2本塁打ずつを記録するなど、機能しています。
Daniel Murphyがナ・リーグ月間MVPを受賞
Daniel Murphyが2016年5月のナ・リーグ月間MVPに選ばれました。
4月のBryce Harperに続き、ナショナルズの選手が2か月連続で選ばれる快挙です。
118PA 7HR 17R 23RBI .416/.424/.673 0SB
見てのとおりの超高打率(月間47安打もトップ)。Harperが調子を落とし、チームを見渡しても打率2割前後で苦しんでいる選手が散見される中で、打線を引っ張りに引っ張ってくれました。
4月も十分に立派な成績を残した後のこの5月の活躍。5月末時点での成績のうち、打率.397、77 安打、26マルチ安打試合はいずれもリーグトップとなっています。
オフにFA契約した時点では、正直、ここまでの結果を残してくれるとは思っていませんでした。打率4割を達成するとまでは思っていませんが、高いレベルでの打撃を続けてくれることは期待してもいいでしょう。
Photo by Elsa/Getty Images |
4月のBryce Harperに続き、ナショナルズの選手が2か月連続で選ばれる快挙です。
118PA 7HR 17R 23RBI .416/.424/.673 0SB
見てのとおりの超高打率(月間47安打もトップ)。Harperが調子を落とし、チームを見渡しても打率2割前後で苦しんでいる選手が散見される中で、打線を引っ張りに引っ張ってくれました。
4月も十分に立派な成績を残した後のこの5月の活躍。5月末時点での成績のうち、打率.397、77 安打、26マルチ安打試合はいずれもリーグトップとなっています。
オフにFA契約した時点では、正直、ここまでの結果を残してくれるとは思っていませんでした。打率4割を達成するとまでは思っていませんが、高いレベルでの打撃を続けてくれることは期待してもいいでしょう。
2016/06/02
6/1 Ramos 4打点の活躍でフィリーズをスウィープ
W7-2@PHI (Season 33-21)
Scherzer(W6-4) 8.0IP 2ER 5H 2BB 11K
Ramos 3/4 HR(7) R 4RBI
Zimmerman 2/4 double R 2RBI
Rendon 2/3 double 2R
Espinosa 1/4 HR(7) R RBI
前回登板で満塁弾を浴びるなど、とにかく被弾することが多いMax Scherzer。今日も、7回裏にTyler Goeddelに3号2ランを献上しましたが、その時点で7-0とリードしていれば問題なし。失点はその2点だけで、8イニングを投げ、11奪三振。見事な6勝目を記録しました。
今日は打線。まず初回、2死1塁からRyan Zimmermanのライト線への打球で一塁走者のDaniel Murphyが激走して、先制。4回表には、無死2塁でWilson Ramosがライト線への緩いライナーのタイムリーを打って追加点。そして、6回表、無死1,2塁からRamosがライトスタンドへ見事な放物線の3ランを打って、一気に差を広げると、Danny Espinosaも右打席で左中間スタンドへライナーで叩き込みました。あまり目立っていませんが、この日も3安打のRamosはシーズン打率.339という高水準をキープ。好調を維持しています。
これでフィリーズをスウィープ。4月下旬にナショナルズ・パークでスウィープをくらったお返しをきっちりすることができました。
シーズンの貯金は12。何度も跳ね返された11の壁を超えることに成功。さあ、どんどん増やしていきましょう。
MVP: Wilson Ramos
Scherzer(W6-4) 8.0IP 2ER 5H 2BB 11K
Ramos 3/4 HR(7) R 4RBI
Zimmerman 2/4 double R 2RBI
Rendon 2/3 double 2R
Espinosa 1/4 HR(7) R RBI
前回登板で満塁弾を浴びるなど、とにかく被弾することが多いMax Scherzer。今日も、7回裏にTyler Goeddelに3号2ランを献上しましたが、その時点で7-0とリードしていれば問題なし。失点はその2点だけで、8イニングを投げ、11奪三振。見事な6勝目を記録しました。
今日は打線。まず初回、2死1塁からRyan Zimmermanのライト線への打球で一塁走者のDaniel Murphyが激走して、先制。4回表には、無死2塁でWilson Ramosがライト線への緩いライナーのタイムリーを打って追加点。そして、6回表、無死1,2塁からRamosがライトスタンドへ見事な放物線の3ランを打って、一気に差を広げると、Danny Espinosaも右打席で左中間スタンドへライナーで叩き込みました。あまり目立っていませんが、この日も3安打のRamosはシーズン打率.339という高水準をキープ。好調を維持しています。
これでフィリーズをスウィープ。4月下旬にナショナルズ・パークでスウィープをくらったお返しをきっちりすることができました。
シーズンの貯金は12。何度も跳ね返された11の壁を超えることに成功。さあ、どんどん増やしていきましょう。
MVP: Wilson Ramos
2016/06/01
5/31 Ross好投, 4ホーマーで5月締め
W5-1@PHI (Season 32-21)
Ross(W5-4) 7.0IP 1ER 3H 2BB 5K
Murphy 2/4 HR(9) R RBI
Espinosa 1/4 HR(6) R 2RBI
Werth 1/4 HR(8) R RBI
Drew 1/1 HR(3) R RBI
ナショナルズ先発はJoe Ross。初回は変化球が曲がりすぎ(?)、ボール先行の苦しい立ち上がりでしたが、三振ゲッツーもあり3人で切り抜けると、以降は落ち着いて投げられました。3回裏には、8番打者にタイムリー三塁打を打たれて1-1の同点に追いつかれましたが、続く無死3塁のピンチを投手ゴロ、遊ゴロ本塁刺殺、センターフライで切り抜けると、以降は7回まで2塁さえ踏ませず投げ切りました。前回登板に続く7回1失点の好投でシーズン5勝目。何となく、一段階上がったような印象です。
打線は、昨日の死球の影響でBryce Harperが欠場することになりましたが、4本塁打で5得点。まず初回、1死から2番Jayson Werthがソロ。同点で迎えた6回表にDaniel Murphyが決勝打となる9号ソロ(Murphy はこの後内野安打も打って、またもマルチ安打。月間47安打はエキスポス時代も含むフランチャイズレコードタイとのこと)。そして、1点リードの緊張感のまま迎えた9回表、2死1塁からDanny Espinosaがライトスタンドへ貴重な2ラン。続くStephen Drewのランニングホームランは、まあおまけでしたが、Werth、Murphy、そしてEspinosaの3本は実にいいタイミングで出てくれました。まあ、2回表無死3塁で得点できないなど、タイムリーが出ていないのは気になりますが、今日は良しとしましょう。
さあ、これで5月も勝ち越し(今日負けていれば月間勝率は5割になるところだった)。地区首位も維持し、いい感じでシーズンの最初の2か月を終わりました。ほとんど唯一の懸念はHarperの故障の状態です。
MVP: Joe Ross
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