2018/06/29

6/25-26@TB 2試合連続完封負け

タンパでのレイズとの2連戦。DHあり、なのにチーム安打数はそれぞれ2本と3本で、2試合連続完封負け。ブレーブスも負けているので首位からは3.5差にとどまっていますが、フィリーズに抜かれ3位に後退。

6/25 L0-12
Gio(L6-5) 1.0+IP 6ER 3H 5BB 2K
Soto 1/3 BB
Gio Gonzalezがキャリア最低のピッチング。初回こそ無失点で終えましたが、2回裏、四球、二塁打、四球、ワイルドピッチ(1点)、四球、四球(押し出し)、満塁弾。1アウトも取れずに6失点ノックアウト。とにかくコントロールがひどすぎました。ボール先行で、真ん中あたりにストライクを投げて見逃してもらってフルカウント。6人すべてフルカウント。で、最後の1球が外れて四球か、甘く入って痛打。試合はこの時点で終了。打線は打線で、7回表の先頭打者Anthony Rendonが二塁打を打つまでBlake Snellの前にノーヒット。最終的に2安打完封負け。早く忘れましょう。

6/26 L0-1 
Scherzer (L10-4) 7.0IP 1ER 4H 3BB 4K
Harper 1/2 double 2BB
1回裏、2連打で無死1,3塁とされ、二ゴロの間に1点。2回以降、7回までゼロを並べたMax Scherzerでしたが、初回の1失点でまさかの黒星を喫しました。とにかく打線が打てません。8回までは3塁さえ踏めず。9回表、Bryce Harperの四球の後、Juan SotoとDaniel Murphyの連打で1死満塁としましたが、Trea Turnerが浅いライトフライ、Michael Taylorが空振り三振でゲームセット。ため息しかありません。

2018/06/25

6/22-24 Phillies なんとか転落阻止

0.5差で追いかける地区2位のフィリーズを迎えての3連戦。初戦を大敗、2戦目もあっさり敗戦、3戦目も前半を終えてリードを許す苦しい展開でしたが、何とか逆転して1勝。シーズンが手元から転げ落ちていくことは回避した、という感じでした。

6/22 L2-12
Roark(L3-8) 4.1IP 6ER 7H 4BB 7K
先発のTanner Roarkが5回途中6失点ノックアウト。もう6月も下旬なのにRoarkの白星はまだ3つのみ。好投したら打ってもらえない、打ってくれる時は(今日は打ってももらえませんでしたが)打たれる、何とも悪循環です。ブルペン陣もずるずると打ち込まれて12失点。惨敗。

6/23 L3-5
Fedde(L0-3) 6.0+IP 3ER 8H 2BB 3K
Rendon 2/4 HR(8) 2R RBI
Murphy 1/4 2RBI
1回裏、2死走者なしからの3連打(最後はDaniel Murphyの二塁打)で2点を先制する幸先のいい立ち上がり。でしたが、直後の2回表、やはり2死走者なしから4連打され、同点とされてしまいました。とはいえ、先発のErick Feddeはその後6回まで同点のままゼロを並べる好投。7回表の先頭打者に二塁打を打たれて降板し、そのランナーが還ったため敗戦投手となりましたが、おそらくメジャーデビュー以来最もいい内容のピッチングだったと思います。しかし、Adam Eatonの肩は弱いな(エラーではないものの2度もあると目立ちます)。

6/23 W8-6
J. Rodriguez 4.0IP 4ER 5H 3BB 3K
Madson(W2-3) 1.0IP 0ER 1H
Doolittle(SV21) 1.0IP 0ER 1K
Murphy 3/4 BB 2RBI
Harper 3/5 3double 2R RBI
Taylor 3/5 2RBI SB(23)
Turner 2/5 triple R RBI SB(21)
Rendon 2/5 double HR(9) R 2RBI
見ての通り打線が久しぶりにまともに機能しました。計17安打で8得点。中でも、Bryce Harperが3本の二塁打を打ったことが一番重要なニュースでしょう。これで絶不調を脱することができるかどうか、ナショナルズの浮沈がかかっています。試合展開的に大きかったのは、8回裏、4番Juan Sotoが敬遠された後の2死満塁で打ったDaniel Murphyのライト前逆転2点タイムリーでしょう。Murphyが帰ってきてくれてよかった、と思わせた瞬間でした。

2018/06/23

6/19-21 Orioles ベルトウェイ・シリーズは5勝1敗

オリオールズとのベルトウェイ・シリーズ。アウェイで3連勝し、今回のホームで2勝1敗。今年は5勝1敗で勝ち越しました。ただ、2つの勝ちも先発投手に白星は付かず、どうもすっきりしません。

首位のブレーブスとは3ゲーム差。次は、すぐ後ろの地区3位のフィリーズを迎えての3連戦です。

6/19 W9-7
J. Rodriguez 5.0IP 4ER 4H 3BB 6K
Miller(W5-0) 2.0IP 1ER 2H 2BB
Doolittle(SV19) 1.0IP 1ER 1H
Turner 4/4 double HR(8) 2R RBI
Rendon 2/4 double R 3RBI
Eaton 2/4 BB 2R 2RBI
Difo 2/4 R RBI
初先発のJefry Rodriguezは2本の2ランを被弾するなど、5回5失点。球速98マイルを記録するなどボールは悪くなかったように見えましたが、コントロールが甘く入と打たれることを学んだでしょう。一時は1-5とリードされましたが、5回裏にAdam Eatonの2点タイムリー、Bryce Harperのどん詰まりがレフト線へぽとりと落ちるラッキー二塁打などで4点を奪い同点。いったん勝ち越された後の7回裏にもAnthony Rendonの逆転2点タイムリー二塁打などでまたも4点を奪い、勝ちきりました。

6/20 L0-3
Gio(L6-4) 4.0IP 2ER 5H 2K
Rendon 2/3 double BB
4回終了時点で雨のため2時間半以上中断し、先発のGioは4回で降板せざるを得ず。午前0時をはるかに過ぎた9回裏、2死満塁まで攻め立てましたが、Mark Reynoldsが見逃し三振に倒れ、敢えなく完封負け。尾を引きそうな試合です。

6/21 W4-2
Scherzer 7.0IP 2ER 5H 1BB 9K
Herrera(W) 1.0IP 0ER
Doolittle(SV20) 1.0IP 0ER
Harper 1/1 double SF 2BB R RBI
Soto 1/3 double BB 2RBI
Rendon 1/4 HR(7) R RBI
Max Scherzerはまたも好投しましたが、2本のソロ本塁打で2失点。同じようなパターンの登板が続いています。ただ、打線がわずかに援護し、Scherzer降板時点では同点で、さすがに黒星は付かず。そして8回裏、1死1,3塁からJuan Sotoが値千金の左中間への2点タイムリー二塁打を打ってこれが決勝点。この日は打線を組み替え、Bryce Harperをリードオフに置きましたが、2四球、犠打、そして8回裏先頭打者としてライト線への二塁打と貢献、初めて4番に入ったSotoが決勝打と機能しました。

2018/06/19

Kelvin Herreraをトレード獲得

6月18日にロイヤルズとの間でKelvin Herreraを獲得するトレードに合意しました。

Kelvin Herrera (2018 season for KC) 
27G 14SV 25.2IP 2BB 22K 1.05/0.818 

今シーズンここまでロイヤルズのクローザーを務めてきた28歳のブルペン右腕。ドミニカ共和国出身で16歳の2006年にロイヤルズと契約。順調にマイナーを駈け上がり、2011年にメジャーデビュー。以降、主に中継ぎ投手として、そして昨シーズンからはクローザーとして活躍してきました。2012年から6シーズン連続で59試合以上に登板し、通算防御率は2.75という安定ぶり。2015年、2016年のア・リーグ連覇(2016年はワールドシリーズ制覇)にも中継ぎとして大いに貢献した投手です。今シーズンは年俸調停最終年で、オフにFAとなること予定。

ポストシーズンでの勝ち上がりを目指すナショナルズに加入するには、実績・モチベーションとも十分でしょう。ナショナルズではSean Doolittleがクローザーとして安定した成績を残し続けていますので、主にセットアッパーとしての役割が期待されます。故障離脱したBrandon Kintzlerの代役ですね。よろしくお願いします。

ナショナルズからは、Harrisburg(AA)でプレーしていたKelvin Gutierrez内野手、Potomac(A+)の外野手のBlake Perkins、それに昨年夏契約したばかりの17歳のドミニカンYohanse Morel投手の3人を放出。

Kelvin Gutierrez (2018 season for Harrisburg) 
58G 249PA 5HR 26RBI .274/.321/.391 10SB
ドミニカ出身の23歳。じわりじわりと昇格し、昨年のアリゾナ秋季リーグに参加した後、ルール5ドラフト前の11月に40人ロースター入りを果たしました。今季は爆発的な成績は残していませんが、打撃はそれなりに魅力的でした。

Blake Perkins (2018 season for Potomac) 
65G 305PA 1HR 21RBI .234/.344/.290 12SB
2015年ドラフト2順目(全体69位)で高卒入団。元々は右打ちでしたが、プロ入りしてから両打ちに挑戦中。まだものにしたと言える状況ではない数字が続いていますが、身体能力の高さはセンター守備にも現れているところであり、まだ21歳と伸びしろはある選手です。当ブログでは、My Top 10 Prospectsに選ぼうと思いながら見送り続けてきた選手です。

Yohanse Morel  (2018 for Dominican Summer League)
1G(1GS) 3.1IP 1BB 5K 8.10/2.100
昨年夏に契約したばかりのドミニカ共和国出身の右腕投手。まだ17歳。今シーズンはドミニカ共和国で開かれているサマーリーグに所属。1試合に先発した記録が残っているだけです。こういう選手が大化けしたら、なんとなく悲しいです。

6/18 Yankees ダブルヘッダーを1勝1敗

1戦目が雨天サスペンデッド、2戦目が中止となった5月の2連戦の振り替えを1日で消化するといういかにもMLBらしいスケジュールとなりました。結果は1勝1敗ですが、Bryce Harperの打撃不振ぶりが際立ってきました。

Game 1 W5-3
Gio 5.0IP 2ER(3R) 6H 4BB 5K
Suero(W1-0) 1.1IP 0ER 1H 2K
Doolittle(SV10) 1.0IP 0ER 2K
Soto 1/2 HR(1) R 2RBI
Rendon 2/4 HR(4) 2R RBI 
5月15日に3-3の同点で5回を終えたところで雨がひどくなり中断していた試合の続きが行われました。6回裏(この試合の最初のイニング)、1死1塁からJuan Sotoがライトスタンド最上段に運ぶ特大の2ラン「1号」ホームラン。5月20日にメジャーデビューし、5月21日にメジャー初本塁打を記録していたSotoが、記録上はデビュー前の5月15日のものとなるこの試合でホームランを打ってしまうという、非常に珍しいケースとなりました。その後をブルペンがきっちり無死点で繋いで快勝。

Game 2 L2-4
Fedde(L0-2) 5.1IP 3ER 7H 2BB 4K 
Rendon 2/3 double BB 2R
Soto 2/4
1回から行われた2試合目(5月16日の試合が雨で流れたため)。得点圏に走者をおいて11打数ノーヒット(得点は内野ゴロの間と犠飛)。チーム残塁9。チャンスは作るもののあと1本がでないフラストレーションのたまる攻撃が続きました。中でもBryce Harperの不調ぶりは酷すぎます。ここ7試合(この日の第1試合は除いても)、29打席でわずか1安打。その1本もイニングの先頭打者としてのシングル。シーズン打率は.212という目を疑うレベルまで落ち込んでいます。先発は、この試合のために昇格し、故障者続出の影響でどうやらローテーションに定着しそうなErick Feddeでしたが、あまり良い内容ではなかったですね。

2018/06/18

6/15-17@TOR ここでの3連敗は計算外

現時点での表の3投手を立てておきながら、ペナント争いから早くも脱落しつつあるブルージェイズに3連敗。きっちり勝ち星を重ねたブレーブスとの差は3.5。これは計算外。

6/15 L5-6
Gio(L6-3) 6.0IP 5ER 9H 2BB 3K
Rendon 3/4 double R RBI
Harper 1/3 BB 2R SB(6)
6イニングで自責点5。確かに調子が良かったとは言いがたいGio Gonzalezでしたが、7回裏のGioの自責点2は高く上がったライトフライをAdam Eatonが見失い二塁打にしてしまったことが原因であり、Gioの責任ではありません。あの時点で同点でしたから、痛すぎるEatonのミスでした。さらにEatonは1点を追う9回表1死3塁というまたとない名誉挽回の機会を与えられながら、セカンド正面のゴロ。今日のEatonはいろいろ残念過ぎました。

6/16 L0-2
Scherzer(L10-3) 6.0IP 2ER 4H 1BB 10K
Taylor 2/3
前回Max Scherzer登板のコピペのような内容。6回までに10奪三振といつも通りの支配的な内容。5回裏に死球の走者を置いて、Devon Travisに痛恨の2ランを被弾。打線がわずか3安打で完封負け。話になりません。強いて明るい話題を挙げるとすれば、2点をリードして迎えた9回表にマウンドに上がったのはTyler Clippard。きっちり三者凡退に抑えて今季3セーブ目。いくつかのチームを渡り歩きましたが、ここに来て活躍の場を得ていることは嬉しいですね。

6/17 L6-8
Roark 4.0IP 4ER 8H 2BB 2K
Madson(L1-3) 1.0IP 2ER 2H 2K
Taylor 3/4 2R 4SB(18, 19, 20, 21)
Goodwin 2/4 double R 2RBI
Difo 2/4 R RBI SB(4)
2回に2点、3回に1点と、序盤に3得点のナショナルズ。前の日ならこれで勝てたはずですが、この日の先発Tanner Roarkは残念なピッチングで4回までにずるずると4失点。6回表に2点を返して同点とし、1点を勝ち越された後の8回表にもまた同点としましたが、さらに2死満塁の場面でBryce Harperが浅いセンターフライに倒れると、その裏Ryan Madsonが2本のソロを被弾し(Madsonの被弾は丸1年ぶり)、力尽きました。噛み合いません。

6/13-14@NYY Juan Sotoは本物

ヤンキースタジアムでの2連戦。初戦は打線が沈黙しましたが、2試合目はJuan Sotoの2本塁打の活躍で逆転勝ち。まだ19歳ですが、Sotoは実に本物です。

6/13 L0-3
Roark(L3-7) 6.0IP 3ER 6H 2BB 5K
Harper 0/0 2BB 2HBP
前のジャイアンツ戦に続き、2試合連続で完封負け。チームで5安打。この試合から復帰したDaniel Murphyも4打数ノーヒットでは盛り上がりません。Roarkは決して悪くはなかったのですが、またも援護に恵まれず。

6/14 W5-4
Fedde 5.0IP 4ER 6H 1BB 3K
Miller(W4-0) 1.2IP 0ER 1H 4K
Doolittle(SV17) 1.0IP 0ER 1K
Soto 2/4 2HR(4,5) BB 2R 4RBI
Eaton 3/4 double R
Adams 3/4 R 
19歳のルーキーJuan Sotoがヤンキースタジアムで躍動しました。1-3とリードされた4回表、2死1,3塁で高めのボールをこすった感じで打ち上げた打球は高々と舞い上がり、そのままレフトポール際にスタンドイン。逆転3ラン。さらに、同点に追いつかれた後の7回表、1死走者なしから今度は豪快に右中間のブルペンを越えてスタンドに届く会心の一撃。この後ブルペン陣が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたため、これが決勝点となりました。いやはや、素晴らしい打者です。

2018/06/13

6/8-10 Giants 暗雲

ジャイアンツを迎えての3連戦。同じワシントンDCを本拠にするNHLのキャピタルズが優勝して盛り上がったタイミングでしたが、初戦でStephen Strasburgが故障のため2回で降板、2戦目はBrandon Kintzlerが故障でイニング途中で退場、3戦目は全く打てず。なんとか2戦目を取って1勝2敗としましたが、盛り上がりに欠けるシリーズとなりました。

6/8 L5-9 
Strasburg(L6-6) 2.0IP 3ER 5H 0BB 2K
Soto 1/4 HR(3) R 2RBI
Harper 1/5 2RBI
初回から投げた後一塁側に流れる妙な投球フォームだったStephen Strasburg。当然球は走らず、2回までに5本のヒットを打たれて3失点。3回表のマウンドには戻らず、そのまま降板してしまいました。試合後の発表は右肩の炎症。翌日のMRI検査を踏まえた診断は構造的な損傷なしとのことで、まずは炎症が収まるまで休養することになりました。軽傷であることを願うばかりですが、長期離脱、手術とう可能性も否定はできません。
その後、Juan Sotoの2ランやBryce Harperの2点タイムリーなどで一時は1点差まで追い上げましたが、それを上回ってWander SueroとBrandon Kintzlerが打たれたため敗戦。
前夜、同じワシントンDCを本拠地とするアイスホッケーNHLのワシントン・キャピタルズがチーム創設以来初の優勝(スタンレーカップ・ファイナル勝利)を決め、大いに盛り上がっていたのですが、一気に冷めてしまいました。

6/9 W7-5
Gio 3.1IP 4ER 6H 4BB 3K
Miller(W3-0) 1.2IP 0ER 3K
Doolittle(SV16) 1.1IP 0ER 1H 1K
Eaton 1/4 2R 
Harper 2/5 HR(19) R RBI
Kieboom 2/3 double BB R RBI
Adams 2/4 double 2RBI
DLから復帰したAdam Eatonが、1番ライト(Bryce Harperがセンターに回った)で先発出場。第一打席は死球で、2回裏の第2打席でもセンター前にシングルを放って出塁し、いずれも生還。しっかりリードオフとしての仕事をこなしました。シーズンはまだ前半。これからに期待しています。さらにMatt Adamsのタイムリー二塁打などもあり、2回を終えて5-0と大量リード。このまま余裕の試合になるかと思いましたが、今日のGioはダメでした。3回表2死から3ランを被弾し、4回表に2つの四球などで1死満塁のピンチを迎えたところで降板。それでもブルペンが踏ん張り、Harperに19号ソロが出たりしてなんとか逃げ切って勝利。ただし、8回に登板したBrandon Kintzlerが右腕を痛めて途中降板という心配な事態も発生。あまり手放しでは喜べません。

6/10 L0-2
Scherzer(L10-2) 7.0IP 2ER 4H 3BB 9K
Taylor 1/2 BB SB(17)
Max Scherzerはいつも通りの支配的なピッチング。4回表に四球のランナーを置いてBrandon Crawfordに2ランを打たれましたが、あれは甘く入った失投。悔やまれますが、1つのミスくらい打線が打ってくれれば何のことはないはず。ですが、今日のナショナルズ打線はシングル安打3本のみ。4つの四球ももらいましたがTrea Turnerが牽制死、Michael Taylorが盗塁死(勢い余って2塁ベースを通過)という走塁ミスがあってはどうにもなりません。

2018/06/10

2018 MLBドラフト(1順目でMason Denaburgを指名)

ナショナルズの指名順位が低いことも有り当ブログではあまり盛り上がってなくて申し訳ありませんが、先日、2018年ドラフトがありました。結果は、1順目で高校生投手を指名したあとは大学生ばかりという一点豪華主義。まあ、この指名順位ならボーナスプールも小さいし、しかたありません。むしろ1人でも高校生投手を上位指名してくれたことで十分です。

1(27). Mason Denaburg, RHP, Merritt Island HS(FL)
高校生右腕。今シーズン途中で上腕二頭筋を痛めてしばらく休み、これが理由でドラフトで多少評価を落としましたが、元々極めて高く評価されていた投手。こういう故障でスリップした選手を指名するのはナショナルズの御家芸。先輩を見習って成長・活躍してくれると期待していいでしょう。

2(65). Tim Cate, LHP, Connecticut

3. Reid Schaller, RHP, Vanderbilt

4. Jake Irvin, RHP, Oklahoma

5. Gage Canning, CF, Arizona State

6. Andrew Karp, RHP, Florida State (SR)

7. Chandler Day, RHP, Vanderbilt

8. Tyler Cropley, C, Iowa (SR)

9. Tanner Driskill, RHP, Lamar (SR)

10. Carson Shaddy, 2B, University of Arkansas Fayetteville (SR)

11. Frankie Bartow, RHP, Miami
12. Graham Lawson, RHP, South Carolina
13. Cody Wilson, OF, Florida Atlantic
14. Aaron Fletcher, LHP, Houston (SR)
15. Evam Lee, LHP, University of Arkansas Fayetteville
16. Carson Teel, LHP, Oklahoma State
17. Ridge Chapman, RHP, South Carolina
18. Jacob Rhinesmith, CF, Western Kentucky
19. Zach Linginfelter, RHP, Tennessee
20. Onix Vega, C, Broward College
21. Ryan Tapani, RHP, Creighton (SR)
22. Cole Daily, SS, Notre Dame
23. Cole Hamilton, C, Linn Benton CC
24. Kyle Marinconz, SS. Cal Poly San Luis Obispo
25. Chris Vann, LHP, Mercer (SR)
26. Collin Morse, RHP, Shenandoah (SR)
27. Pable O'Connor, 2B, Azusa Pacific University (SR)
28. Blake Chisolm, 1B, Sam Houston St (SR)
29. Colton Pogue, SS, Pittsburg St (SR)
30. Trey Vickers, SS, Wichita St (SR)
31. Jonathan Quintana, OF, Barry (SR)
32. Alec Maley, RHP, Kentucky (SR)
33. Jack Haney, C, Cedartown HS (GA)
34. Tyler Baca, OF, The Linfield School (CA)
35. Alex Binelas, 1B, Oak Creek HS (WI)
36. Bo Blessie, RHP, Robert E Lee HS (TX)
37. Cole Wilcox, PHR, Heritage HS (GA)
38. Bobby Milacki, RHP, Arizona Christian
39. Andrew Nardi, LHP, Moorpark College
40. Michael Menhart, RHP, Richmond Hill HS (VA)

2018/06/07

6/5-6 Rays Scherzer早くも2ケタ勝利

レイズを迎えての2連戦。Wilson Ramosの凱旋でナショナルズ・パークは盛り上がったみたいです。結果はナショナルズがいずれも快勝で2連勝。パドレス相手に1勝2敗と負けこしたブレーブスから首位を奪回しました。

6/5 W4-2
Scherzer(W10-1) 8.0IP 2ER 5H 13K
Doolittle(SV15) 1.0IP 0ER 1K
Adams 1/3 HR(13) R RBI
Difo 1/3 triple R 2RBI 
Soto 1/2 BB 2R
またもMax Scherzerの奪三振ショーでした。8イニングを投げて13奪三振。圧巻は、6回表の三者連続三球三振(つまり9球すべてストライクでイニング終了)。8回2死から失点し、完封・完投こそ逃しましたが、さすがのピッチング。6月なのに早くも2ケタ10勝目を記録。軽く20勝を超えるペースです。打線はわずか4安打と低調でしたが、Matt AdamsのホームランとWilmer Difoの三塁打がいいところで出ました。

6/6 W11-2
Roark(W3-6) 6.0IP 2ER 6H 1BB 4K
Rendon 4/5 2double 4R 3RBI
Taylor 3/5 double 2R 3RBI SB(16)
Soto 2/4 double BB 2R RBI
Turner 2/5 2R SB(17)
ブルペン投手のリレーという奇策に出ようとしたレイズでしたが、ナショナルズ打線が初回にJonny Ventersをいきなりとらえて5得点で、以降は完全に主導権を握りました。立役者は先制二塁打を含め4安打のAnthony Rendonでしたが、チーム15安打で11得点。久しぶりに打線が機能しました。これまで援護に恵まれなかったTanner Roarkにようやくの3勝目。たまにはこういう日もないと。

2018/06/04

5/31-6/3 @ATL 1勝3敗で首位陥落

0.5ゲーム差でナショナルズがリードして迎えた、地区首位攻防の4連戦。結果は1勝3敗で、首位はブレーブス、1.5ゲーム差でナショナルズが追うことになりました。敗因はとにかく打てなかったこと。4試合計41イニング(延長戦を含む。)の攻撃で、19安打、9得点。9イニングあたりにすれば、4.3安打、2点弱。これでは1つ勝てただけでもラッキーと思えるほどです。

5/31 L2-4
Roark 6.2IP 4ER 7H 5BB 3K
Rendon 2/3 double SF 2RBI
Turner 1/3 BB 2R 2SB(15,16)
チームで5安打。しかも、3回の決勝点は2つの守備のミスによるもの。またもTanner Roarkの先発試合では援護ができませんでした。初回、制球難の相手先発から無死2,3塁のチャンスをもらいながら犠飛の1点だけに終わったこと、その後も何度もランナーを置いて回ってきた4番Mark Reynolds、5番Juan Sotoの2人が併せて8打数ノーヒットだったこと、この2つが痛かったですね。

6/1 L0-4
Strasburg(L6-5) 6.2IP 3ER(4R) 7H 0BB 10K
ブレーブス先発Mike Forltynewiczの前に完封負け。2本のシングルと四球が1つだけで2塁さえ踏ませてもらえませんでした。Stephen Strasburgも頑張っていましたが、7回裏、2本のシングルの後ファーストゴロをMatt Adamsが捌ききれずで1点を失うと、1死後、Dansby Swansonに3ランを打たれて4失点。Forltynewiczに脱帽です。

6/2 W5-3(14)
Gio 7.0IP 3ER 5H 0BB 9K
Miller(W2-0) 3.0IP 0ER 5K
Doolittle(SV14) 1.0IP 0ER
Soto 3/5 HR(2) 2R RBI
Taylor 1/6 HR(5) R 2RBI
Scherzer 1/1 R
Difo 1/6 triple R RBI
延長14回の厳しい戦いを制し、連敗をストップしました。先発のGio Gonzalezはナイスピッチングでしたが、惜しくも5回裏に3ランを打たれた、あの1球だけが残念でした。打線は今日も静かでした。2回にMichael Taylorの2ランで先制したものの、その後は7回表にJuan Sotoの同点弾が出て追い付くのが精いっぱい。チャンスらしいチャンスも作れず延長へ。そんな中素晴らしかったのはブルペン陣。Gioの後を受けて8回以降、Ryan Madson、Sammy Solis、Shawn Kelley、Brandon KintzlerとつないでJustin Millerの3イニングまで計6イニングをパーフェクト(14回裏のSean Doolittleまで含めて7イニングをパーフェクト)。迎えた14回表、1死から「代打Max Scherzer」がセンター前ヒットで出塁し、2死となった後、Wilmer Difoの右中間への長打の間に一気にホームインの激走。この日、2か月連続のリーグ最優秀選手賞の受賞が決まったScherzerでしたが、素晴らしい花を添えました。

6/3 L2-4x 
Hellickson 0.1IP 0ER(1R)
J. Rodriguez 4.2IP 0ER 4H 2BB 3K
Roark(L2-6) 0.1IP 2ER 2H
Turner 1/4 HR(7) R 2RBI
1回裏、2人目の打者のファーストゴロでベースカバーに入った際に先発のJeremy Hellicksonが右ハムストリングを痛めて降板するアクシデント。この大ピンチに2番手として登板したメジャーデビューのJefry Rodriguezがナイスピッチング。引き継いだ2塁ランナーこそ返してしまいましたが、以降5回終了までを追加点を許すことなく投げきり、前日も延長戦を戦ったブルペン陣を救いました。その後も、ブルペン陣はよく頑張り、失点はShawn Kelleyが打たれたソロ本塁打による1点だけで8回まで終えました。しかし、今日も打線が打てず。得点はTrea Turnerの2ランによる2点だけで、追加点はならず。同点で迎えた9回表も無死1,2塁のチャンスを作りながら後続は凡退。9回裏、調整登板もかねてマウンドに上がったTanner Roarkが代打Charlie Culbersonにサヨナラ弾を浴びて終了。

2018/06/03

Max Scherzerがナ・リーグ月間MVP(2か月連続)

3-4月に続いて、5月のナ・リーグ最優秀投手賞もMax Scherzerとなりました。2か月連続5度目の受賞。もうここまでくると凄いニュースな感じがしなくなってきました。

Max Scherzer May 2018
6G(GS) 40.2IP 4W0L 63K 10BB 2.21/0.885

投球回数、奪三振はリーグトップでしたが、4勝は2位、防御率に至っては10位。前月に比べると圧倒した数字ではありませんでしたが、他の候補も一長一短で、Scherzerの受賞となったようです。

2018/06/02

2018年5月をふりかえる

スロースタートの4月を終え、5月に何とか体勢を立て直した感じ。なんといっても今月のニュースはJuan SotoのMLBデビュー。ようやく試合観戦が楽しみになってきました。

ナ・リーグ東地区(2018年5月末時点)
Atlanta3323.589-
Washington3223.5820.5
Philadelphia3123.5741.0
New York2727.5005.0
Miami2035.36412.5

5月を19勝7敗の好成績で終えたナショナルズが2位に浮上。最後に抜き返されたとはいえ、30日の時点で一度は首位に立ちました。4月のぼろぼろの状況からよく立て直しました。この調子で落ち着いて戦って行ければ実力通りに地区でリードを広げる日は遠くないでしょう。首位は、17勝12敗だったブレーブス。15勝11敗のフィリーズが3位と、ここまでが勝ち越し。4月に首位だったメッツは10勝18敗と大きく負け越し。マーリンズよりも酷い1か月となりました。(今年も)投手陣に故障者が続出しており、厳しそうですね。

Pitcher of the Month (May 2018):  Jeremy Hellickson

GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer640.24632.210.885
Stephen Strasburg532.14402.511.082
Tanner Roark534.00293.181.120
Gio Gonzalez530.23261.471.141
Jeremy Hellickson527.22251.300.759
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle1112.1801.460.730
Brandon Kintzler1210.2163.381.781
Sammy Solis149.2052.791.034
Wander Suero1010.0002.701.300

見ての通り、先発陣は文句のつけようがありません。Max Scherzerは今月も月間MVPをもらっても不思議のないレベル。Stephen StrasburgとGio Gonzalezもリーグで上位の数字。数字上一番悪いのはTanner Roarkですが、バックの援護に恵まれなかっただけで3つくらい勝っていてもいい内容でした。そして、Jeremy Hellicksonです。打順が3順目に入ると打たれるというデータがあるため、ほとんどの登板が5回までで勝ち星は2つしか付いていませんが、登板した5試合、全てで勝利。これは5人のうちでHellicksonだけです。Hellicksonが先発5番手に定着してくれたことはチームが上向いた大きな要因だと思っています。

ブルペン陣もよく頑張りました。Sean Doolittleは1つセーブを失敗しましたが、それでも十分すぎる結果。中継ぎ陣も、Ryan Madsonが胸筋を痛めてDL入りしましたが、Brandon KintzlerとSammy Solisを軸にしっかりと投げました。ルーキーのWander Sueroは今のところ負け試合が中心の登板ですが、内容はかなり良いです。

Hitter of the Month (May 2018):  Matt Adams 


PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Trea Turner117.250.333.442185154
Bryce Harper114.223.289.5631410212
Michael Taylor101.185.250.3266154
Anthony Rendon93.263.355.55095130
Matt Adams92.265.337.627159220
Wilmer Difo87.282.349.46215370
Pedro Severino67.207.313.2936030
Mark Reynolds47.341.383.77310680
Juan Soto41.333.415.5005141

今月前半の打の主役はMatt Adamsでした。10日までの10試合では、.353/.463/1.000、7本塁打15打点と大暴れ。その後はやや失速しましたが、それでも大事なところで何度か打ったし、今月の打撃陣の基調を作ってくれたと思います。後半は、Mark Reynolds(13日以降)と、そしてスーパールーキーJuan Soto(20日以降)の2人が主役。2人とも試合を1人で作る打撃が魅力です。

Bryce Harperはホームランこそ出るものの、低打率もあってなかなか打点が伸びず。Harperだからこそやや物足りません。Michael Taylorの数字はこのように悲惨ですが、守備での貢献、それに22日の印象的なサヨナラ打があり、レギュラーを外すべきだとは思いませんね。

Daniel MurphyとAdam Eatonの2人がもしかすると6月中にも復帰してくるかもしれません。その時にどういう布陣を敷くのか、楽しみです。

2018/06/01

ロースター異動まとめ(2018年5月)

5/5 Anthony RendonがDLから復帰、Adrian Sanchezをオプション
5/7 Shawn KelleyがDLから復帰、Rafael Bautistaをオプション
5/11 Matt WietersがDL入り、Spencer KieboomがAAAから昇格
5/12 Ryan ZimmermanがDL入り、Mark ReynoldsがAAAから昇格
5/20 Howei KendrickがDL入り(シーズン終了), Adrian Sanchezが昇格
5/20 Juan Sotoがメジャー初昇格, Moises SierraをDFA
5/21 Ryan MadsonがDL入り, Tim Collinsがメジャー昇格
5/23 Erick Feddeがメジャー昇格, Carlos TorresをDFA
5/15 Erick FeddeをAAAにオプション, Justin Millerがメジャー昇格
5/31 Ryan MadsonがDLから復帰, Trevor GottをAAAにオプション