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2019/10/01

2019年9月をふりかえる

いよいよ明朝、ワイルドカードゲームが行われる前夜。わくわくした気持ちで過ごしていますが、その前にレギュラーシーズン最後の9月をふりかえっておきます。

ナ・リーグ東地区(2019年シーズン終了)

W
L
PCT
GB
Atlanta
97
65
.599
-
Washington
93
69
.574
4.0
New York
86
76
.531
11.0
Philadelphia
81
81
.500
16.0
Miami
57
105
.352
40.0

対戦相手に恵まれた8月からは一変し、ポストシーズンを争う強豪との対戦続きで、苦戦を強いられました。5日からのブレーブスとの直接対決で13敗と負け越し、この時点で10ゲーム差をつけられて地区優勝は絶望的となりました。その時点ではワイルドカード争いでは余裕があるように見えていたのですが、その後もブレーブス、カージナルスとのシリーズに負け越し、一時は1.5差まで詰め寄られました。このまま落ちていくという悪いイメージも頭をよぎりましたが、最後のホーム8試合(フィリーズ、インディアンズ)を全勝。終わってみれば月間成績1611敗。見事にワイルドカード1位を獲得してレギュラーシーズンを終えました。

ブレーブスは最後に3連敗しましたが、それでもリーグ2位の勝率。Pete Alonsoの新人本塁打記録で盛り上がりを見せたメッツが今月を大きく勝ち越して地区3位に浮上。一方、ナショナルズに5戦スウィープの屈辱を喫したフィリーズは大きく失速し、勝率5割をなんとか守った、という感じです。マーリンズ・・。再建への先は長そうです。

Hitter of September 2019:  Asdrubal Cabrera

PA
AVE
OBP
SLG
R
HR
RBI
SB
Trea Turner
123
.308
.341
.547
24
6
13
6
Anthony Rendon
115
.239
.400
.420
17
3
17
2
Juan Soto
113
.221
.389
.453
18
4
18
0
Victor Robles 
103
.269
.330
.376
12
1
9
5
Asdrubal Cabrera
81
.324
.407
.588
15
4
21
0
Yan Gomes 
81
.243
.296
.554
10
6
13
1

チーム総得点、打率はいずれも2位(30球団中。以下同じ。)、出塁率は3位、本塁打数、長打率は10位前後に落ちますが、盗塁数は4位。チーム全体での数字を見ると決して悪くはありませんでした。しかし、上位チームの好投手に苦労したという印象は残りました。特に、Anthony RendonJuan Sotoの主軸2人のバットが中旬以降下降線をたどったことはポストシーズンに向けての懸念材料と言わざるを得ません。Adam Eatonも同様。

そんな中で頑張ってくれたのがTrea TurnerAsdrubal Cabreraの二遊間コンビ。Turnerはリードオフとしてしっかり出塁するという仕事をしただけでなく、ポストシーズン進出を決めた24日の試合で放った満塁弾のように長打でも貢献してくれました。そしてTurner以上のインパクトを残したのがCabreraでした。9月の21試合(うち2試合は代打のみ)21打点。2死からのタイムリーが非常に多かった印象を受けています(あえて数字は確認しない)。8月途中に加入してからで見ると、38試合で40打点(つまりシーズン180打点ペース)の大活躍で、すっかりセカンドのレギュラーとなりました(しかも、リーグ最低年俸の1/3の費用で雇えているというのですから)。

また、ここに名前を挙げなかった選手でも、Howei Kendrick66打席で.410/.455/.623という驚異的な成績を残しました。シーズン打率は.344。規定打席に到達していれば首位打者となる数字でした。またRyan Zimmerman58打席でしたが、.283/.345/.4723本塁打で12打点と勝負強いところを見せました。出場機会は少なかったものの、Gerardo ParraMichael TaylorAndrew Stevensonも素晴らしいシーズン終盤でした。

Pitcher of September 2019: Daniel Hudson

GS
IP
W
K
ERA
WHIP
Patrick Corbin
6
33.1
4
45
3.78
1.47
Stephen Strasburg
5
30.0
2
36
2.40
1.03
Anibal Sanchez
5
31.0
3
18
4.06
1.06
Max Scherzer
5
29.2
2
43
5.16
1.08
Austin Voth
4
23.0
1
24
2.35
0.91

G
IP
SV
HD
ERA
WHIP
Wander Suero 
14
11.2
0
3
4.63
1.46
Tanner Rainey
13
12.2
0
1
2.84
1.34
Fernando Rodney
13
10.2
0
6
5.91
1.88
Daniel Hudson
9
10.2
5
0
0.00
0.94
Sean Doolittle
9
8.0
1
2
2.25
0.63

苦しい戦いが続いた9月の最後にラストスパートを見せたナショナルズ。一番貢献してくれたと評価したいのが、まさかのブルペンでした。開幕以来、顔ぶれが変わっても一貫して不安定で何度となく試合を壊してきたブルペンでしたが、最後になっ
頑張りました。最後の7日間の8連勝の間に限れば、262/3を投げて、2.03/0.75(まあ月間成績だと4.62/1.40なわけですが)。

中でも、Daniel Hudsonの活躍には眼を見張るものがあります。見ての通り、9試合全て無失点。17日と20日の試合ではいずれも8回から登板し、そのまま6つのアウトをとってセーブを記録。そして24日のダブルヘッダーの2試合ともでセーブシチュエーションの9回表に登板していずれも三者凡退。ポストシーズン決定を確定させてくれました。最終週になってSean Doolittleが復調してきましたが、ポストシーズンに向けて最も頼りにするリリーバーであることは間違いありません。

先発投手は、それぞれいい試合もあれば悪い試合もあったという感じ。例えば、防御率の一番悪いMax Scherzerですが、8日の試合ではブレーブスに4戦スウィープを喫するところを止めてくれました。そんな中、Austin Vothの頑張りは高く評価していいと思います。味方のサポートがなくて勝ち星がつかなかった試合が2試合ありましたが、基本的に試合を作ることができていたし、奪三振率が高いことも評価ポイントです。来季の開幕ローテーション入りを応援したいと思います。

2019/09/30

9/29 8連勝で有終の美

W8-2 Indians (Season 93-69)
Ross(W4-4) 6.0IP 1ER 4H 2BB 8K
Dozier 2/4 2R 2RBI
Turner 2/3 R SB(35)
Parra 2/2 double 3RBI
Suzuki 1/2 HR(17) R 2RBI
Taylor 2/2 double R 2SB (5,6)

レギュラーシーズン最終戦。最終順位は確定済み。ポストシーズンに向けいた調整という意味合いの強い試合となり、レギュラー陣は先発しても軒並み途中交代していきました。しかし、ポストシーズンのロースターのボーダーラインの選手、そしておそらくこの試合が今シーズン最終戦となる選手にとっては最後のアピールの機会。先発のJoe Rossは6回1失点8奪三振の好投で勝ち投手に。途中出場のMichael Taylorは二塁打を含む2安打、そして2盗塁。(もう当確だとは思いますが)Gerardo Parraも途中から出てきて2本のタイムリーを打つ猛アピール。また、右ヒジ痛でしばらく戦列を離れていたKurt Suzukiは先発出場し、3回裏に勝ち越しの2ラン本塁打。もう大丈夫でしょう。

そして、7-1とリードした7回表のマウンドにはAaron Barrettが上がりました。前回登板で打ち込まれ、しばらく登板機会を与えてもらえませんでしたが、最後にナショナルズ・パークに戻ってきました。1点こそ失ったものの1イニングを投げ切ってマウンドを降りる姿には胸にこみ上げるものがありました。

さらにもう1つ。7回裏2死2、3塁の場面で代打Ryan Zimmermanのコール。スタンディングオベーション、「Let’s Go Zim!」の声援の中での打席は一度もバットを振ることなく見逃し三振に終わりました。契約上は来季のオプションが付いてますが、金額的に言って間違いなく破棄されるはず。健康でさえあればまだ十分攻守に貢献できるスキルはあるのですが、その健康の維持が難しいのが現実。もしかすると、これが最後の打席になったかもしれません。もちろん、ポストシーズンで出場機会はあるでしょうし、大活躍を期待しています!

ということで8連勝でレギュラーシーズンを締めくくりました。5月の借金12から最後は貯金24まで、この間74勝38敗(勝率.661、シーズン107勝ペース)。過去3度の地区優勝時はいずれも早々に独走していましたので、こういう形でのシーズンの終わり方ははじめての経験。これがポストシーズンでの戦いにうまく繋がってくれることを期待しています。

さあ、いよいよです。

ワイルドカードゲームは日本時間10月2日(水)朝。相手も(ようやくですが)ブリューワーズと決まりました。昨季もNLCSまで進み、あと一歩でリーグ優勝というところまで行ったチーム。当然多くの選手は去年を経験しています。今季は8月終了時点で貯金わずか3ともたつきましたが、9月に20勝6敗という驚異的なペースで追い上げ、カブスなど前にいたチームをどんどん追い抜き、一時はナショナルズとも並び、あわやカージナルスを抜いて地区優勝かという勢いでした。決して侮れません。気合いを入れて応援しましょう!


2019/09/28

9/28 ワイルドカード1位決定

W10-7 Indians (Season 92-69)
Corbin 4.1IP 6ER 7H 2BB 8K; 1/2 R RBI
Hudson(W) 1.0IP 0ER 2K
Parra 2/4 HR 2R 4RBI
Zimmerman 2/4 R RBI
Rendon 1/4 double BB R 2RBI

風邪で休むことになったVictor Roblesを除き、ほぼレギュラーメンバーが戻った打線が2回裏に大爆発しました。先頭のきょうが35歳の誕生日だったRyan Zimmermanがシングルで出たのを皮切りに無死満塁とすると、Patrick Corbinがレフト前に運ぶタイムリーを打ってまず1点。1死後、Adam Eatonのレフト前へのポテンヒットでもう1点。続くAnthony Rendonがレフト線へ2点タイムリーツーベース。これでシーズン126打点とし、ほぼリーグ打点王を手中にしました。Asdrubal Cabreraにもタイムリーが出た後、とどめは2死満塁からのGerardo Parraの満塁ホームラン。球場は興奮の渦に。この回一挙9点。ほぼ試合を決定付けました。

この後、余裕の出すぎたPatrick Corbinが3本のホームランを打たれて6点を失い、5回途中で降板することにはなりましたが、ブルペンが無難に抑えてそのまま快勝。

これでワイルドカードの1位、つまり10月1日のワイルドカードゲームのホーム開催が決定しました。相手がどちらになるかは、まだ決まっていません。

9/27 Baby Shark Night!!

W8-2 Indians (Season 91-69)
Voth(W2-1) 6.0IP 2ER 2H 0BB 5K
Parra 3/3 double HR SF R 4RBI
Turner 1/5 HR(19) R 2RBI
Cabrera 1/1 double 2RBI

50試合を終えて借金12まで沈み、シーズン終了かと思われた(思ってました)ナショナルズがポストシーズン進出まで復活してきたのにはいろいろな理由があったはずですが、1つの転機となったのが、Gerardo Parraの加入だったこと、もう少し正確にいえばParraの打席に入るときの登場曲の選択だったことは間違いないでしょう。

ナショナルズに加入したのは5月10日。開幕をジャイアンツで迎えたものの不振のため5月に入って解雇されたところを、外野手に故障者が続出していたナショナルズがとりあえず契約したという程度の印象でした。契約当時の私の記事では「控えめに言っても下り坂にある選手であり、とてもチームを立て直す戦力になりうるとは思いませんが、Juan Sotoの復帰までなんとかつないでくれればと思います。」と書いていました。本当に申し訳ありませんでした。不明を恥じるばかりです。

加入して2戦目のドジャーズ戦で満塁弾を放つなど最初の10試合ほどはよく打ちましたが、6月2日からの10試合は23打席でノーヒットと再び不振。チーム状況も一進一退。という状況で迎えた6月19日水曜日のフィリーズ戦でした。この試合でParraは登場曲をBaby Sharkに変更します。元々は欧米の童謡ですが、子供向けスタディアプリにダンス付きの動画が配信されたこと一躍メジャーになっていた曲。耳に残る単純なリズムと簡単なダンスで球場の誰もが惹きつけられたようです。そして、この試合でのホームランを含む2安打から復調したParraは7月の月間打率が.350を超える活躍でチームの反転攻勢に貢献。ベンチでのムードメーカーというキャラもあり、このParraのBaby Sharkが一気にナショナルズファンの間でセンセーションとなっていきました。これは7月25日の動画ですが、その後もParraが打席に入るたびに球場中が(アウェイでもナショナルズファンは)ダンスする光景が展開され、今シーズンを語る上で欠かせないシーンとなっています。

ただ、Parraの打撃は8月中旬以降深刻な不振に陥り、9月に入ってから23日までの14試合では25打席でわずか1安打。このままの状態でポストシーズンのロースターに入れていいものかどうか、戦力として役に立つのか、ベンチは悩んでいたはずです。が、前日26日に3打数1安打1四球と結果を残し、そして今日の試合、第1打席は2死1,2塁からライトへ先制の2点タイムリー二塁打。2-2で迎えた6回裏には1死満塁から左中間へきっちり勝ち越しの犠牲フライ。そして、8回裏にはとどめとなるソロホームラン(ファン、ベンチの様子をご覧ください)。もう迷いなくロースター入りですね。

さて、Parraの話がずいぶん長くなりましたが、試合です。先発のAustin Vothが素晴らしかったですね。被安打わずか2本。わずか72球で6回を投げきりました。相手が決して消化試合ではないインディアンズ打線だったことを思うと、ますます価値が上がります。味方の援護がなくなかなか勝ち星がつきませんでしたが、堂々たる2勝目。ポストシーズンのロースター入りはボーダーラインですが、少なくとも来季に向けていいアピールとなりました。

敗れたインディアンズは、ほぼ同時に試合が行われていたレイズが勝ったことでポストシーズン進出がなくなりました。残り2試合は消化試合となります。ワイルドカードは、レイズとアスレティックスで決定。

一方、ナ・リーグでは、カージナルスとブリューワーズがともに序盤をリードしながら逆転負け。ナショナルズのホームでのワイルドカードゲームが見えてきました。

2019/09/26

9/25 Doolittle 復活!

W5-2 Phillies (Season 89-69)
Sanchez(W11-8) 7.0IP 2ER 6H 0BB 7K
Doolittle(SV29) 1.0IP 0ER H 3K
Difo 2/3 RBI
Kendrick 2/4 HR(17) R RBI
Dozier 1/4 HR(20) R RBI

ポストシーズン決定の祝宴から一夜明けて迎えた試合。ほとんど休みなく出場してきたAnthony RendonとTrea Turnerの2人がスタメンを外れ、Wilmer Difoがショートで先発。序盤は静かな打線でしたが、4回表に先発のAnibal Sanchezが1点を取られた直後に、Howie Kendrickのソロ本塁打で同点。7回表にBrad Millerにソロを打たれて勝ち越された(前日から3本目)ものの、その裏にVictor Roblesの犠飛で同点とし、2死2塁からDifoが逆転のタイムリー。8回裏にもBrian Dozierの20号ソロとJuan Sotoの犠飛で2点を追加し、5-2とリード。

先発のSanchezは今日も落ち着いたピッチングで7回を2失点にまとめて11勝目。5月に打球を受けるアクシデントでIL入りしましたが、復帰してからは21試合で11勝2敗、防御率3.42。先発4番手としては十分すぎる働きと言えるでしょう。ポストシーズンでも先発機会は来るはず。大いに期待しています。

そのポストシーズンに向けての1つの気がかりとなっていたSean Doolittleが、3点リードの9回に登板。シングル1本を挟んで3奪三振で締めくくり、8月16日以来のセーブを記録しました。そして結果以上に内容です。4人全員に対して2ストライクノーボールと追い込めたこと、17球のうち実に8球が空振り(ファールチップを含む。)、そして最後の打者は3球連続の速球で、最後は最速95マイルでの空振り三振。伸びのあるDoolittleらしい速球が復活しました。休養十分ならもう大丈夫。さあ、ワイルドカードゲームにむけてしっかり調整してもらいましょう。

ブリューワーズが勝ちましたので、ナショナルズとの差は1ゲームのまま。ですが、カージナルスが連敗し、ブリューワーズとの差はわずか1.5まで縮まっています。もしかすると中地区の優勝が変わるかもしれません。残り試合は、ナショナルズとブリューワーズが4試合。カージナルスは3試合です。

2019/09/24

9/24(G2) Turner 逆転満塁弾!【ポストシーズン進出決定!】

W6-5 Phillies (Season 88-69)
Scherzer(W11-7) 6.0IP 4ER 5H 1BB 10K
Hudson(SV) 1.0IP 0ER
Turner 2/4 double HR(18) R 4RBI
Gomes 1/3 HR(12) SF R 2RBI

デーゲームでの勝利の余韻の中、期待を受けてマウンドに上がったMax Scherzerでしたが、いきなりフィリーズの4番に入っているBrad Millerに3ランを打たれる劣勢の幕開け。3回裏にYan Gomesのソロが出たものの、直後の4回表にまたもMillerにライトへソロを運ばれる始末。決していい出来とは言えないScherzerでした。打線は打線でAaron Nolaに対して多くのランナーを出し、4回裏には無死満塁としましたが、ここもGomeによる犠飛による1点のみ。同時に進行していた試合でブリューワーズとカブスがいずれも少ない点差ながらリードしていることが伝えられる中、重苦しい展開で、試合は中盤まで進んでいました。

しかし、6回裏に転機が来ました。2-4とリードされて迎えたこの回、2死ながら1、2塁でScherzerに代えて送られた代打Howie Kendrickがフルカウントから四球を選び、満塁。球数115球に達したNolaをマウンドから引き摺り降ろすと、2番手で出てきたJared Hughesの投じた2球目、インローへのスライダーをとらえたTrea Turnerの打球は高々と舞い上がり、レフトのブルペンへ。逆転満塁弾!Turnerを迎えたベンチでは今シーズン最高のダンスショーの時間が展開されました。もちろんファンからのカーテンコールにも応えました。

そしてこれとほぼ時を同じくして、ピッツバーグでは7回裏の攻撃でパイレーツが一挙7点を記録して7-1とカブスをリード。このまま終わればナショナルズのポストシーズン進出が決まるとあり、一気にムードが変りました。

7回表2死からの代打Bryce Harperのソロホームラン(この試合の隠れハイライト。内心ホームランを期待していたのでその通りになって苦笑するしかありませんでした)で1点差に迫られましたが、8回はJavy Guerra、そして9回はデーゲームに続く連投となったDaniel Hudsonがいずれも三者凡退で終え、勝利。見事な逆転勝利でした!

この時点でマジックは1。この試合の勝利を祝うためにグラウンドに出てきたナショナルズの選手たちは、そのまま球場の大スクリーンで流されるカブス対パイレーツの試合を見守ります。場面はすでに9回2アウト。待つことほんの数分で、カブスの最後の打者が二ゴロに倒れた瞬間、ナショナルズのワイルドカードでのポストシーズン進出が決定しました。最初の50試合を終えて19勝31敗からよくここまできたものです。まずはおめでとう。

おそらく今ごろ(試合終了から1時間)はシャンパンファイトをやっていることでしょうが、もちろんまだシーズンは続きます。ワイルドカードゲームのホームフィールドアドバンテージを争うブリューワーズはきっちり勝利し、ナショナルズを1ゲーム差で追いかけています。このままならナショナルズがホーム、追いつかれればブリューワーズがホーム。残り試合はともに、5試合。まだまだ目が離せません。

9/23 フィリーズを押し出し【M3】

W7-2 Phillies (Season 86-69)
Corbin(W14-7) 6.0IP 1ER 3H 4BB 6K
Eaton 3/4 HR(15) 2R RBI
Turner 2/4 HR(17) BB 3R RBI
Gomes 2/4 double HR(11) R RBI

最終コーナーを回り、いよいよホームストレッチに入りました。まずはフィリーズとの5連戦です(6月に雨天延期となった試合が24日にダブルヘッダーとして組まれ、4日間で5試合!)。数字上はまだポストシーズンの可能性を残しているフィリーズですが、むしろ失速中。早めにしっかり叩いてしまいたいところです。

初戦はまさにその思惑通りの展開となりました。1回にAdam Eaton、2回にはYan Gomes、3回にはTrea Turnerが、と序盤の3イニングに3本のソロホームランでリード。3回裏の無死満塁の機はHowie Kenrickのホームゲッツーなどで潰しましたが、5回にもAnthony Rendonのタイムリーなどで2点を追加。終始、主導権を握り続けました。

先発のPatrick Corbinはランナーを背負いながらも失点は、6回表のRendonの送球エラーがなければ取られなかったであろう1点のみ。シーズンの後半に入ってからは実にいい仕事を続けてくれています。7回はFernando Rodney、8回はDaniel Hudsonがきっちり0を並べ、危なげなく試合を終えました。ちゃんと休養を与えながらならきちんと仕事をしてくれるんだから!使い方、そろそろ覚えてください。


********************
ブリュワーズとカブスは試合なし。カブスを対象とするマジックは1つ減って3となりました。早ければ24日にもポストシーズン進出が決まります。


Games Behind
Games Left
Cardinals 
        +3.5
         5
Nationals
        +0.5
         7
Brewers
            -
         6
Cubs
          4.0
         6
Mets
          5.0
         6
Phillies 
          6.5
         7
※カージナルスは中地区首位。ナショナルズとブリューワーズがワールドカード獲得。

2019/09/23

9/22 またもVothの好投を無駄に【M4】

L3-5@MIA (Season 85-69)
Voth 5.0IP 1ER 3H 3BB 3K; 1/2 RBI
Suero(L) 0.1IP 2ER H BB K
Rendon 1/5 RBI

先発のAustin Vothはよく投げました。初回、先頭打者に三塁打を打たれ、犠牲フライで1点を失いましたが、2回以降は毎回ランナーを許しながらもゼロを並べて5回を投げきりました。4回には自らメジャー初安打初打点を記録。5回を終えて3-1とリード。ブルペンに後を託してマウンドを降りました。十分過ぎる貢献でしょう。しっかり白星を付けてあげたかった。

残念ながらこの試合もまたブルペンが崩壊。7回裏、無死1、2塁で起用したのはWander Suero。そのSueroが1死満塁から逆転の二塁打を打たれ、続いて投入したTanner Raineyも三塁打を打たれて、この回一挙4失点。3-5と逆転されてしまいました。SueroもRaineyも三連投。確かに1つも負けられない試合が続いているとはいえ、三連投はどうなんでしょうか。前回は打たれたとはいえAaron BarrettやErick Feddeを起用することも、彼らのモチベーションを保つマネジメントができていればあったはずだと思うのです。

8、9回は見せ場もなく凡退して敗戦。またしても勝てたはずの試合を落とした、という感じですが、まあ振り返っても仕方ありません。

残すはホームでの8試合(フィリーズと5試合、インディアンズと3試合)を残すのみ。ポストシーズンに向けて勢いのつくフィニッシュを期待しましょう!

**********************
カージナルスがまたもカブスに逆転勝ちで、最低でもワイルドカードでのポストシーズン進出を決めました。カブスは先発のダルビッシュ有が8回まで1失点の好投で、完投目指して9回のマウンドに上がりましたが、2点を奪われの逆転負け。ホームでカージナルスに4戦スウィープ、しかも全て1点差での敗戦を喫したカブスファンの気持ちを思うと、あまり素直に喜べない自分がいます。ですが、これでナショナルズのマジックは4に減りました。

一方、ブリューワーズがパイレーツをきっちりスウィープしたため、ナショナルズとはゲーム差なしとなりました。最終的に並んだ場合は直接対戦結果で4勝2敗と上回るブリューワーズのホームでワイルドカードゲームが開催されることとなるため、ナショナルズとしてブリューワーズより多く残している2試合を勝っておきたいところです。


Games Behind
Games Left
Cardinals 
        +3.0
         6
Nationals
            - 
         8
Brewers
            -
         6
Cubs
          4.0
         6
Mets
          4.5
         7
Phillies 
          6.0
         8
※カージナルスは中地区首位。ナショナルズとブリューワーズがワールドカード獲得。