[当初Kobernusの返却だけの記事を23日にアップしましたが、翌24日にRosenbaumも返却されてきたので、全面的に更新しました]
12月のルール5ドラフトで指名されメジャーのスプリングトレーニングで開幕ロースター争いに参加していたJeff Kobernus選手とDaniel Rosenbaum投手が、それぞれタイガースとロッキーズから返却されてきました。
ともにスプリングトレーニング前半は好調で、開幕ロースター入りが現実的に議論されるくらいに頑張っていましたが、残り1週間というタイミングで惜しくもカットされました。
Kobernusは前半の打撃好調に加えて、本職のセカンドだけでなく外野の3ポジションの守備を無難にこなしたことでユーティリティとして高い評価を得ていましたが、次第に打撃が降下。16打数1安打というスランプを経て最終的な成績は50打席で.220/.291/.300。期待された走塁でも2度盗塁を試み2度とも失敗と結果を残せず。カットされる前日の試合でStephen Strasburgからホームランを打ったMatt Tuiasosopoとの競争に敗れました。
Rosenbaumはブルペン左腕として期待され、やはり前半は好投していました。しかし、最後の登板となった17日のジャイアンツ戦、2点リード無死1,2塁から左打者2人と対戦し、シングル、そして逆転3サヨナラ3ラン本塁打を打たれ、一気にフロント・ベンチの信頼を失ったようです。そして24日、ロッキーズがJon Garlandと契約するに際して40人枠を空けるために返却されるに至りました。
2人ともナショナルズのマイナーキャンプに合流。開幕はSyracuse (AAA)で迎えることになりそうです。ナショナルズにとってはマイナーの層が厚くなるので歓迎なのです(特にRosenbaumは貴重なスポットスターター候補)が、どちらかと言えばチャンスを活かして欲しかったなと残念な思いのほうが強いですね。2人とも、ナショナルズでのデビューを目指して頑張れ。
2013/03/25
2013/03/22
PTBNL としてIan Krol を獲得
1月のMichael Morseのトレードに際し、A.J. Cole、Blake Treinenとともにナショナルズがアスレティックスから獲得することになっていたPTBNL(Player To Be Named Later) としてIan Krol投手を獲得することが発表されました。
2009年ドラフト7順目で高卒入団した左腕でまだ21歳。2010年シーズンにはシングルAで2.80/1.04と好投し、アスレティックス球団のMinor League Pitcher of the Yearに選ばれるほどの活躍。翌年が始まる前にはBAにより球団内で9位のプロスペクトにランクインと期待されていました。
しかし、2011年に同性愛者をネタにしたツィッター記事により出場停止処分を受けた上、ヒジの故障(軽度)によりシーズンを棒に振ると、昨季は下記のとおり振るわず。プロスペクトとしての地位を落とし、今年はBAのトップ30からさえドロップしてしまいました。
Ian Krol (2012 for A+ and AA clubs under OAK)
29G (15GS) 97.0IP 26BB 89K 5.20/1.36
とはいえ、21歳で既にAAに到達していること、シーズンの大半を過ごしたCalifornia Leagu(A+)が打者有利のリーグであること、イニング当たりの奪三振数は2009年よりむしろ改善していること、などいい材料もあります。90マイルを少し超える速球に、そこそこ評価されるカーブとチェンジアップがあり、まだ先発投手としての期待感も残しています。能力だけなら、Treinenよりも上かもしれません。
2011年に処分を受けた行為は確かに感心したものではありませんが、犯罪を犯したというわけでもありません。心機一転。過去の過ちを踏み台にしての飛躍を期待しています。
2009年ドラフト7順目で高卒入団した左腕でまだ21歳。2010年シーズンにはシングルAで2.80/1.04と好投し、アスレティックス球団のMinor League Pitcher of the Yearに選ばれるほどの活躍。翌年が始まる前にはBAにより球団内で9位のプロスペクトにランクインと期待されていました。
しかし、2011年に同性愛者をネタにしたツィッター記事により出場停止処分を受けた上、ヒジの故障(軽度)によりシーズンを棒に振ると、昨季は下記のとおり振るわず。プロスペクトとしての地位を落とし、今年はBAのトップ30からさえドロップしてしまいました。
Ian Krol (2012 for A+ and AA clubs under OAK)
29G (15GS) 97.0IP 26BB 89K 5.20/1.36
とはいえ、21歳で既にAAに到達していること、シーズンの大半を過ごしたCalifornia Leagu(A+)が打者有利のリーグであること、イニング当たりの奪三振数は2009年よりむしろ改善していること、などいい材料もあります。90マイルを少し超える速球に、そこそこ評価されるカーブとチェンジアップがあり、まだ先発投手としての期待感も残しています。能力だけなら、Treinenよりも上かもしれません。
2011年に処分を受けた行為は確かに感心したものではありませんが、犯罪を犯したというわけでもありません。心機一転。過去の過ちを踏み台にしての飛躍を期待しています。
2013/02/16
2013 年俸調停関連
[2月16日追記]
Jordan Zimmermannと1年$5.35M/1yで合意。時間はかかりましたが、ヒアリングを回避できてよかった。
球団は、Zimmermann、Desmondとは複数年契約も交渉していると言っていましたが、この春は無理なのかなあ。
[1月20日オリジナル]
今年も年俸調停の季節がやって来ました。今年、調停申請権を持つのは7選手。
18日が、球団側・選手側がそれぞれの希望額を提示する期限となっていましたが、その直前に5選手との間で1年契約、Craig Stammenとの間で2年契約に合意し、調停に進むのを回避しました。下記、名前のすぐ後の括弧内は全部で何度年俸調停の機会があり(通常は3度、スーパー2の選手は4度)今回が何度目かを記載しています。
Tyler Clippard (2/4) $4.0M/1y
Ian Desmond (1/3) $3.8M/1y
Drew Storen (1/4) $2.5M/1y +終了試合数に応じた上限$1.0Mのインセンティブ
Ross Detwiler (1/3) $2.3375M/1y +200投球回数到達で$25Kのインセンティブ
Craig Stammen (1/4) $2.25M/2y
Roger Bernadina (1/3) $1.2125/1y +$130Kのインセンティブ
ただ1人合意に至らなかったのがJordan Zimmermann。
Jordan Zimmermann (2/4) 本人提示: $5.8M、球団提示: $4.6M
2月にヒアリング・調停が行われることになっていますが、もちろんそれ以前に合意することも可能。毎年のことですが、なんとかヒアリング前に合意してくれることを願っています。できれば長期契約で・・・。
Jordan Zimmermannと1年$5.35M/1yで合意。時間はかかりましたが、ヒアリングを回避できてよかった。
球団は、Zimmermann、Desmondとは複数年契約も交渉していると言っていましたが、この春は無理なのかなあ。
[1月20日オリジナル]
今年も年俸調停の季節がやって来ました。今年、調停申請権を持つのは7選手。
18日が、球団側・選手側がそれぞれの希望額を提示する期限となっていましたが、その直前に5選手との間で1年契約、Craig Stammenとの間で2年契約に合意し、調停に進むのを回避しました。下記、名前のすぐ後の括弧内は全部で何度年俸調停の機会があり(通常は3度、スーパー2の選手は4度)今回が何度目かを記載しています。
Tyler Clippard (2/4) $4.0M/1y
Ian Desmond (1/3) $3.8M/1y
Drew Storen (1/4) $2.5M/1y +終了試合数に応じた上限$1.0Mのインセンティブ
Ross Detwiler (1/3) $2.3375M/1y +200投球回数到達で$25Kのインセンティブ
Craig Stammen (1/4) $2.25M/2y
Roger Bernadina (1/3) $1.2125/1y +$130Kのインセンティブ
ただ1人合意に至らなかったのがJordan Zimmermann。
Jordan Zimmermann (2/4) 本人提示: $5.8M、球団提示: $4.6M
2月にヒアリング・調停が行われることになっていますが、もちろんそれ以前に合意することも可能。毎年のことですが、なんとかヒアリング前に合意してくれることを願っています。できれば長期契約で・・・。
2013/02/11
FA選手ランキングと契約状況
[2月11日コメント]
スプリングトレーニング前夜になって、8. Bournがようやく契約にこぎ着けました。相手はなんとインディアンズ。驚きました。7. Swisherに続く2人目のドラフト指名権献上しての契約。まあ、1順目は保護されていて、2順目とその下の補償ピックの喪失なので、痛みは薄いと言えますが。契約内容は平均年俸は1200万ドルと周囲の選手に比べると買い叩かれた感がありますが、4年契約(5年目はオプション)を得られたことでほっとしていることでしょう。ぎりぎりまでメッツも獲得を目指したようですが、下にも書いたドラフト指名権の問題が解決しないうちにインディアンズに先を越された形になっています。トップ50で残すは18. Lohseのみとなりました。昨季はソフトバンクで投げていた岡島秀樹がAsとマイナー契約。
[2月10日コメント]
スプリングトレーニング直前の1週間になって、84. Rauchがマーリンズと1年のメジャー契約。100. Giambiがインディアンズとマイナー契約。そして93. 松坂大輔もインディアンズとマイナー契約。Terry Francona監督だからというより、純粋にメジャー昇格のチャンスを推し量ったということでしょう。これだけの薄い先発投手陣で生き残れなかったら本当にもう終わりでしょう。
[1月31日コメント]
Nick Johnsonが引退を発表。私がブログを始めた当時のナショナルズの中心選手で、2009年の夏にトレードで去るまで在籍。選球眼の良さで有名な選手で通算出塁率は(昨季大きく下げてしまったにも関わらず).399という高水準。故障に泣かされたキャリアでした。87. Cappsがインディアンズとマイナー契約。メジャー契約が得られなかったところを見ると、昨季途中リタイヤした原因の肩の故障は癒えていないようです。
[1月24日コメント]
33. Marcumがメッツと合意。これでドラフト指名権が絡まないトップ50は全て契約済みとなりました。残るは8. Bournと18. Lohseのみ。Bournにはメッツが関心を示しているそうですが、やはり障害はドラフト指名権。失うのが1順目(全体11位)でなく2順目になるよう画策しているという噂。メッツの主張は「メッツは昨季30チーム中下から10番目に悪い成績だった。昨季のドラフトでMark Appelと契約し損なったパイレーツが9位に割り込んだため11位に押し出されたが、本来は全体10位の指名権でありプロテクトされるべき。」というもの。一昨年11月の記事のリンク先の資料を見ると「A Club that signs a player subject to compensation will forfeit its first round selection, unless it selects in the top 10, in which case it will forfeit its second highest selection in the draft. 」としか書いてないので、無理な主張のように見えますが、はてさて。また、元ナショナルズの135. Mark DeRosaがブルージェイズからメジャー契約を得ました。あの125. Morganは横浜へ、130. Batistaはロッキーズとマイナー契約。
[1月17日コメント]
ナショナルズと11.Sorianoのまさかの契約を追記。また、Flores、Ankiel、Kearnsの元ナショナルズ3人がそれぞれマイナー契約。
[1月8日コメント]
26. Berkmanとレンジャーズの契約、ナショナルズと14. LaRocheとの再契約を追記。
[1月2日コメント]
レッドソックスと12月頭に合意したNapoliが身体検査で引っ掛かり、まだ正式契約に至っていません。その絡みでレッドソックスがLaRocheと交渉しているらしいです。何だかすっきりしませんね。インディアンズがドラフト2巡目指名権を差し出しながら、Swisherと契約。前ナショナルズのMike Gonzalezがブリューワーズと契約。斎藤隆は楽天へ。そして年末の28日、松井秀喜が引退を発表しました。
[12月22日コメント]
元ナショナルズのJacksonがカブスと、Gorzelannyがブリューワーズと、20日に相次いで合意。12. Jacksonと19. Drewが契約したことにより、ランキング上位25位までで未契約は下記の5選手だけとなりました。
7. Nick Swisher, OF/1B
8. Michael Bourn, OF
18. Kyle Lohse, SP
[12月16日コメント]
Hamiltonがまさかのエンゼルスと契約。昨年のPujolsに続き、エンゼルスはどこからともなく現れて大物をさらっていきます。振られたレンジャーズがLaRocheを狙っているとかいないとか。Anibal Sanchezはタイガースに復帰が決まり、上位6人まで順当に決まりました(ただしNapoliは身体検査で引っかかっているとかで、正式には発表されていません)。そして16日。Lannanがフィリーズと契約。
[12月10日コメント]
金満ドジャーズがいよいよ本領発揮。土曜日にGreinkeと日曜日にRyuとそれぞれ契約合意。Ryuのポスティングフィーも合わせると、2日間で$200百万ドルを超える金額をコミット。ソースによると、2013年の年俸総額も$200百万ドルを超えました(ヤンキースでさえ$170百万ドル。ファイアーセール後のマーリンズはなんと21百万ドルとほぼ1/10)。
[12月7日コメント]
ナショナルズのDan Haren、Zach Dukeとの契約を含め、ウィンター・ミーティング前後の契約を追記。まだ意外と大物が残っています。Greinkeがドジャーズとレンジャーズとの間で煮え切らないままでいることが根源のようです。空気読め、ってやつですね。
[12月2日コメント]
5. B.J. Upton、10. Rivera、16. Pettitte、31. 藤川球児等の契約を追記。藤川はカブス。(福留で失敗した球団だけに)ちょっと驚きましたが、クローザーを必要とするチームに行けてよかったですね。Non-Tender FA選手をリストに追加。
[11月25日コメント]
5.Kuroda、20.Cabrera、32.Guthrie、49.Gomesを追記しましたが、既に書いていた15.Bakerや37.Affeldtを含め「高い」印象ばかり。私が市場を間違って認識しているのでしょうか? TV放映権マネーが入ったことによりFA市場はこのくらいが相場ということ?
+++++++++++++++
この冬のFA選手をいろんな記者のランキングが発表されていますが、Yahoo!のJeff Passanが、実に175選手をランク付けし、しかも随時アップデートしてくれています(元記事)。
トップ50(と元ナショナルズなど個人的注目選手)は以下のとおり。
1. Zack Greinke, SP→LAD $147.0M/6y 平均年俸$24.5Mは投手史上最高額。よかったね~。
2. Josh Hamilton, OF→LAA $125.0/5y 地区ライバルのレンジャーズから引き抜いていきました。
3. B.J. Upton, OF→ATL $75.25/5y 11月28日にこの冬最初の大型契約。翌日ナッツはSpan獲得。
4. Anibal Sanchez, SP →DET $80.0/5y カブスを当て馬に条件を引き上げ、最後は復帰。微妙。
5. Hiroki Kuroda, SP→NYY $15.0M/1y 行き先は予定通りだが、額は予想以上。代理人偉い。
6. Mike Napoli, C/1B→BOS $39.0M/3y 主に一塁を守る予定。
7. Nick Swisher, OF/1B→CLE $56.0M/4y 思い切って行きましたね。
8. Michael Bourn, OF→CLE $48M/4y 平均年俸は買い叩かれましたがなんとか4年契約をget。
9. Dan Haren, SP→WAS $13.0/1y (関連記事)
10. Mariano Rivera, RP→NYY $10.0M/1y 故障で1年失いましたが、43歳、まだ引退せず。
11. Rafael Soriano, RP→WAS $28.0M/2y (関連記事)
12. Edwin Jackson, SP→CHC $52.0M/4y よかったね! (関連記事)
13. Brandon McCarthy, SP→ARI $15.5M/2y 頭に打球を受けた後遺症がないことを祈ります。
14. Adam LaRoche, 1B→WAS $24.0/2y (関連記事)
15. Scott Baker, SP→CHC $5.5M/1y+インセンティブ。本年4月にTJ手術で開幕は無理。
16. Andy Pettitte, SP→NYY $12.0M/1y 1度は引退したものの今季途中に復帰。40歳で現役続行。
17. Ryan Dempster, SP→BOS $26.5M/2y ア・リーグでは結構打たれてたけど大丈夫か。
18. Kyle Lohse, SP
19. Stephen Drew, SS→BOS $9.5M/1y ちと高いが、1年契約なら掘り出し物かも。
20. Melky Cabrera, OF→TOR $16.0/2y 薬物による出場停止明けでこの契約は驚き。
21. Shane Victorino, OF→ BOS $39.0M/3y ライトを守り下位を打つことを思うと明らかに高い。
22. Hyun-Jin Ryu, SP→LAD $36.0M/6y に加えてポスティングフィー(約$25.7M)。
23. Torii Hunter, OF→DET $26.0M/2y 優勝を狙えるチームへ。
24. Mike Adams, RP→PHI $12.0/2y セットアッパーとしてはかなりの高額。
25. Joakim Soria, RP→TEX $8.0M/2y TJで開幕は間に合わない。
26. Lance Berkman, 1B/OF→TEX $10.0M/1y 引退も検討したようですが、現役続行。
27. Ryan Madson, RP→LAA $3.25M/1y (ロースターに入れば$2.5M追加)。今季は全休。
28. Jonathan Broxton, RP→CIN $21.0M/3y 夏の移籍後の好印象で再契約。クローザーに。
29. Kevin Youkilis, 3B/1B→ NYY $12.0M/1y 前ソックスがヤンクスでA-Rodの穴埋め。?
30. Marco Scutaro, SS/2B→ SFG $20.0M/3y ポストシーズのヒーロー。完全にキャリア再生。
31. Kyuji Fujikawa, RP→CHC $9.5M/2y 阪神からFA。クローザーとして期待されます。
32. Jeremy Guthrie, SP→KC $25.0M/3y 今季途中入団で好印象を残して再契約。高い。
33. Shaun Marcum, SP→NYM $?M/1y 1月24日、ドラフト指名権が絡まない選手では最後。
34. Ryan Ludwick, OF→CIN $15.0M/2y 出戻り。妥当な水準かな。
35. A.J. Pierzynski, C→TEX $7.5M/1y 捕手で27本塁打はすごいのに、契約に恵まれず。
36. Angel Pagan, OF→ SFG $40.0M/4y こちらも出戻りですが、高い印象。
37. Jeremy Affeldt, RP→SFG $18.0M/3y WSに制覇に貢献して残留。高い。
38. Koji Uehara, RP→BOS $4.25/1y いざとなればクローザーも。双方にとっていい印象。
39. Carlos Villanueva, SP/RP→CHC $10.0M/2y 目立ちませんがまだ29歳の好投手。いい契約。
40. Russell Martin, C→PIT $17.0M/2y 今季打率.211に払いすぎだろ。
41. Jeff Keppinger, UT→CHW $12.0M/3y 32歳のユーティリティにこれは高い。
42. Cody Ross, OF→ ARI $26.0M/3y 高い。今季はBOSが3Mで雇っていたのに。
43. Ichiro Suzuki, OF→NYY $13.0M/2y そんなにヤンキースがいいんですかい。プンプン。
44. Hiroyuki Nakajima, SS→OAK $6.5M/2y 日本人でもショートが守れるところを見せてくれ!
45. Francisco Liriano, SP→PIT $12.75M/2y まだ29歳。潜在能力で評価された契約。
46. Joe Blanton, SP →LAA $15.0M/2y Greinke争奪戦から撤退したエンゼルスが獲得。
47. Sean Burnett, RP→LAA $8.0M/2y え、そんなもんなの? という印象の安い契約でした。
48. Jason Grilli, RP→PIT $6.75/2y 双方ハッピーな妥当な金額で残留・延長。
49. Jonny Gomes, OF/DH→BOS $10.0M/2y フェンウェイ向きだが、プラトーン選手には高い。
50. Oliver Perez, RP →SEA $1.5M/1y FA契約選手第1号。復活の兆しか。
======================
79. Mike Gonzalez, RP→MIL $2.25/1y これくらいなら出しても良かったのでは。
84. Jon Rauch, RP→MIA $1.0M/1y クローザーを務める可能性も。
87. Matt Capps, RP→CLE マイナー契約。メジャー契約は得られず。肩が悪いのかも。
93. Daisuke Matsuzaka, SP→CLE マイナー契約・・・。落ちるところまで落ちましたね。
100. Jason Giambi, 1B/DH→CLE マイナー契約。ロッキーズの監督候補(!) でしたが現役続行。
101. Jason Marquis, SP →SDP $3.0M/1y 出戻り。12月3日と意外に早く決まりました。
108. Derek Lowe, SP/RP
125. Nyjer Morgan, OF→横浜ベイスターズ
130. Miguel Batista, RP→ COL マイナー契約
135. Mark DeRosa, UT→TOR $775K/1y 打てなくても守れなくても評価が高い選手。
136. Austin Kearns, OF→MIA マイナー契約
138. Takashi Saito, RP→楽天イーグルス
160. Zach Duke, RP → WAS (金額不明) (関連記事)
163. Nick Johnson, 1B→引退。
164. Chien-Ming Wang, SP/RP
======================
NR. Hideki Matsui, OF/DH→引退。
NR. Livan Hernandez, SP/RP
スプリングトレーニング前夜になって、8. Bournがようやく契約にこぎ着けました。相手はなんとインディアンズ。驚きました。7. Swisherに続く2人目のドラフト指名権献上しての契約。まあ、1順目は保護されていて、2順目とその下の補償ピックの喪失なので、痛みは薄いと言えますが。契約内容は平均年俸は1200万ドルと周囲の選手に比べると買い叩かれた感がありますが、4年契約(5年目はオプション)を得られたことでほっとしていることでしょう。ぎりぎりまでメッツも獲得を目指したようですが、下にも書いたドラフト指名権の問題が解決しないうちにインディアンズに先を越された形になっています。トップ50で残すは18. Lohseのみとなりました。昨季はソフトバンクで投げていた岡島秀樹がAsとマイナー契約。
[2月10日コメント]
スプリングトレーニング直前の1週間になって、84. Rauchがマーリンズと1年のメジャー契約。100. Giambiがインディアンズとマイナー契約。そして93. 松坂大輔もインディアンズとマイナー契約。Terry Francona監督だからというより、純粋にメジャー昇格のチャンスを推し量ったということでしょう。これだけの薄い先発投手陣で生き残れなかったら本当にもう終わりでしょう。
[1月31日コメント]
Nick Johnsonが引退を発表。私がブログを始めた当時のナショナルズの中心選手で、2009年の夏にトレードで去るまで在籍。選球眼の良さで有名な選手で通算出塁率は(昨季大きく下げてしまったにも関わらず).399という高水準。故障に泣かされたキャリアでした。87. Cappsがインディアンズとマイナー契約。メジャー契約が得られなかったところを見ると、昨季途中リタイヤした原因の肩の故障は癒えていないようです。
[1月24日コメント]
33. Marcumがメッツと合意。これでドラフト指名権が絡まないトップ50は全て契約済みとなりました。残るは8. Bournと18. Lohseのみ。Bournにはメッツが関心を示しているそうですが、やはり障害はドラフト指名権。失うのが1順目(全体11位)でなく2順目になるよう画策しているという噂。メッツの主張は「メッツは昨季30チーム中下から10番目に悪い成績だった。昨季のドラフトでMark Appelと契約し損なったパイレーツが9位に割り込んだため11位に押し出されたが、本来は全体10位の指名権でありプロテクトされるべき。」というもの。一昨年11月の記事のリンク先の資料を見ると「A Club that signs a player subject to compensation will forfeit its first round selection, unless it selects in the top 10, in which case it will forfeit its second highest selection in the draft. 」としか書いてないので、無理な主張のように見えますが、はてさて。また、元ナショナルズの135. Mark DeRosaがブルージェイズからメジャー契約を得ました。あの125. Morganは横浜へ、130. Batistaはロッキーズとマイナー契約。
[1月17日コメント]
ナショナルズと11.Sorianoのまさかの契約を追記。また、Flores、Ankiel、Kearnsの元ナショナルズ3人がそれぞれマイナー契約。
[1月8日コメント]
26. Berkmanとレンジャーズの契約、ナショナルズと14. LaRocheとの再契約を追記。
[1月2日コメント]
レッドソックスと12月頭に合意したNapoliが身体検査で引っ掛かり、まだ正式契約に至っていません。その絡みでレッドソックスがLaRocheと交渉しているらしいです。何だかすっきりしませんね。インディアンズがドラフト2巡目指名権を差し出しながら、Swisherと契約。前ナショナルズのMike Gonzalezがブリューワーズと契約。斎藤隆は楽天へ。そして年末の28日、松井秀喜が引退を発表しました。
[12月22日コメント]
元ナショナルズのJacksonがカブスと、Gorzelannyがブリューワーズと、20日に相次いで合意。12. Jacksonと19. Drewが契約したことにより、ランキング上位25位までで未契約は下記の5選手だけとなりました。
7. Nick Swisher, OF/1B
8. Michael Bourn, OF
11. Rafael Soriano, RP
14. Adam LaRoche, 1B18. Kyle Lohse, SP
共通点はズバリ「FAとなるに際して旧球団から提示された約1300万ドルの1年契約を拒否しており、新球団が契約すればドラフト1順目(10位以内なら2順目)指名権を失うことになる選手」。逆にこのオフ、この代償を新球団に払わせながらFA移籍した選手は、2. Hamiltonと 3. Uptonのなんと2人しかいません。ふむ。ドラフト指名権の価値が上がっているということなのでしょうか。来年以降のFA戦線にも影響が出てくるかもしれませんね(選手が1年契約でも受けようとする、あるいはそれを見越して球団がオファーしなくなる等)。LaRocheどうするのかな。その他、中島、イチローがそれぞれ2年契約。
Hamiltonがまさかのエンゼルスと契約。昨年のPujolsに続き、エンゼルスはどこからともなく現れて大物をさらっていきます。振られたレンジャーズがLaRocheを狙っているとかいないとか。Anibal Sanchezはタイガースに復帰が決まり、上位6人まで順当に決まりました(ただしNapoliは身体検査で引っかかっているとかで、正式には発表されていません)。そして16日。Lannanがフィリーズと契約。
[12月10日コメント]
金満ドジャーズがいよいよ本領発揮。土曜日にGreinkeと日曜日にRyuとそれぞれ契約合意。Ryuのポスティングフィーも合わせると、2日間で$200百万ドルを超える金額をコミット。ソースによると、2013年の年俸総額も$200百万ドルを超えました(ヤンキースでさえ$170百万ドル。ファイアーセール後のマーリンズはなんと21百万ドルとほぼ1/10)。
[12月7日コメント]
ナショナルズのDan Haren、Zach Dukeとの契約を含め、ウィンター・ミーティング前後の契約を追記。まだ意外と大物が残っています。Greinkeがドジャーズとレンジャーズとの間で煮え切らないままでいることが根源のようです。空気読め、ってやつですね。
[12月2日コメント]
5. B.J. Upton、10. Rivera、16. Pettitte、31. 藤川球児等の契約を追記。藤川はカブス。(福留で失敗した球団だけに)ちょっと驚きましたが、クローザーを必要とするチームに行けてよかったですね。Non-Tender FA選手をリストに追加。
[11月25日コメント]
5.Kuroda、20.Cabrera、32.Guthrie、49.Gomesを追記しましたが、既に書いていた15.Bakerや37.Affeldtを含め「高い」印象ばかり。私が市場を間違って認識しているのでしょうか? TV放映権マネーが入ったことによりFA市場はこのくらいが相場ということ?
+++++++++++++++
この冬のFA選手をいろんな記者のランキングが発表されていますが、Yahoo!のJeff Passanが、実に175選手をランク付けし、しかも随時アップデートしてくれています(元記事)。
トップ50(と元ナショナルズなど個人的注目選手)は以下のとおり。
1. Zack Greinke, SP→LAD $147.0M/6y 平均年俸$24.5Mは投手史上最高額。よかったね~。
2. Josh Hamilton, OF→LAA $125.0/5y 地区ライバルのレンジャーズから引き抜いていきました。
3. B.J. Upton, OF→ATL $75.25/5y 11月28日にこの冬最初の大型契約。翌日ナッツはSpan獲得。
4. Anibal Sanchez, SP →DET $80.0/5y カブスを当て馬に条件を引き上げ、最後は復帰。微妙。
5. Hiroki Kuroda, SP→NYY $15.0M/1y 行き先は予定通りだが、額は予想以上。代理人偉い。
6. Mike Napoli, C/1B→BOS $39.0M/3y 主に一塁を守る予定。
7. Nick Swisher, OF/1B→CLE $56.0M/4y 思い切って行きましたね。
8. Michael Bourn, OF→CLE $48M/4y 平均年俸は買い叩かれましたがなんとか4年契約をget。
9. Dan Haren, SP→WAS $13.0/1y (関連記事)
10. Mariano Rivera, RP→NYY $10.0M/1y 故障で1年失いましたが、43歳、まだ引退せず。
11. Rafael Soriano, RP→WAS $28.0M/2y (関連記事)
12. Edwin Jackson, SP→CHC $52.0M/4y よかったね! (関連記事)
13. Brandon McCarthy, SP→ARI $15.5M/2y 頭に打球を受けた後遺症がないことを祈ります。
14. Adam LaRoche, 1B→WAS $24.0/2y (関連記事)
15. Scott Baker, SP→CHC $5.5M/1y+インセンティブ。本年4月にTJ手術で開幕は無理。
16. Andy Pettitte, SP→NYY $12.0M/1y 1度は引退したものの今季途中に復帰。40歳で現役続行。
17. Ryan Dempster, SP→BOS $26.5M/2y ア・リーグでは結構打たれてたけど大丈夫か。
18. Kyle Lohse, SP
19. Stephen Drew, SS→BOS $9.5M/1y ちと高いが、1年契約なら掘り出し物かも。
20. Melky Cabrera, OF→TOR $16.0/2y 薬物による出場停止明けでこの契約は驚き。
21. Shane Victorino, OF→ BOS $39.0M/3y ライトを守り下位を打つことを思うと明らかに高い。
22. Hyun-Jin Ryu, SP→LAD $36.0M/6y に加えてポスティングフィー(約$25.7M)。
23. Torii Hunter, OF→DET $26.0M/2y 優勝を狙えるチームへ。
24. Mike Adams, RP→PHI $12.0/2y セットアッパーとしてはかなりの高額。
25. Joakim Soria, RP→TEX $8.0M/2y TJで開幕は間に合わない。
26. Lance Berkman, 1B/OF→TEX $10.0M/1y 引退も検討したようですが、現役続行。
27. Ryan Madson, RP→LAA $3.25M/1y (ロースターに入れば$2.5M追加)。今季は全休。
28. Jonathan Broxton, RP→CIN $21.0M/3y 夏の移籍後の好印象で再契約。クローザーに。
29. Kevin Youkilis, 3B/1B→ NYY $12.0M/1y 前ソックスがヤンクスでA-Rodの穴埋め。?
30. Marco Scutaro, SS/2B→ SFG $20.0M/3y ポストシーズのヒーロー。完全にキャリア再生。
31. Kyuji Fujikawa, RP→CHC $9.5M/2y 阪神からFA。クローザーとして期待されます。
32. Jeremy Guthrie, SP→KC $25.0M/3y 今季途中入団で好印象を残して再契約。高い。
33. Shaun Marcum, SP→NYM $?M/1y 1月24日、ドラフト指名権が絡まない選手では最後。
34. Ryan Ludwick, OF→CIN $15.0M/2y 出戻り。妥当な水準かな。
35. A.J. Pierzynski, C→TEX $7.5M/1y 捕手で27本塁打はすごいのに、契約に恵まれず。
36. Angel Pagan, OF→ SFG $40.0M/4y こちらも出戻りですが、高い印象。
37. Jeremy Affeldt, RP→SFG $18.0M/3y WSに制覇に貢献して残留。高い。
38. Koji Uehara, RP→BOS $4.25/1y いざとなればクローザーも。双方にとっていい印象。
39. Carlos Villanueva, SP/RP→CHC $10.0M/2y 目立ちませんがまだ29歳の好投手。いい契約。
40. Russell Martin, C→PIT $17.0M/2y 今季打率.211に払いすぎだろ。
41. Jeff Keppinger, UT→CHW $12.0M/3y 32歳のユーティリティにこれは高い。
42. Cody Ross, OF→ ARI $26.0M/3y 高い。今季はBOSが3Mで雇っていたのに。
43. Ichiro Suzuki, OF→NYY $13.0M/2y そんなにヤンキースがいいんですかい。プンプン。
44. Hiroyuki Nakajima, SS→OAK $6.5M/2y 日本人でもショートが守れるところを見せてくれ!
45. Francisco Liriano, SP→PIT $12.75M/2y まだ29歳。潜在能力で評価された契約。
46. Joe Blanton, SP →LAA $15.0M/2y Greinke争奪戦から撤退したエンゼルスが獲得。
47. Sean Burnett, RP→LAA $8.0M/2y え、そんなもんなの? という印象の安い契約でした。
48. Jason Grilli, RP→PIT $6.75/2y 双方ハッピーな妥当な金額で残留・延長。
49. Jonny Gomes, OF/DH→BOS $10.0M/2y フェンウェイ向きだが、プラトーン選手には高い。
50. Oliver Perez, RP →SEA $1.5M/1y FA契約選手第1号。復活の兆しか。
======================
79. Mike Gonzalez, RP→MIL $2.25/1y これくらいなら出しても良かったのでは。
84. Jon Rauch, RP→MIA $1.0M/1y クローザーを務める可能性も。
87. Matt Capps, RP→CLE マイナー契約。メジャー契約は得られず。肩が悪いのかも。
93. Daisuke Matsuzaka, SP→CLE マイナー契約・・・。落ちるところまで落ちましたね。
100. Jason Giambi, 1B/DH→CLE マイナー契約。ロッキーズの監督候補(!) でしたが現役続行。
101. Jason Marquis, SP →SDP $3.0M/1y 出戻り。12月3日と意外に早く決まりました。
108. Derek Lowe, SP/RP
125. Nyjer Morgan, OF→横浜ベイスターズ
130. Miguel Batista, RP→ COL マイナー契約
135. Mark DeRosa, UT→TOR $775K/1y 打てなくても守れなくても評価が高い選手。
136. Austin Kearns, OF→MIA マイナー契約
138. Takashi Saito, RP→楽天イーグルス
160. Zach Duke, RP → WAS (金額不明) (関連記事)
163. Nick Johnson, 1B→引退。
164. Chien-Ming Wang, SP/RP
======================
NR. Hideki Matsui, OF/DH→引退。
NR. Livan Hernandez, SP/RP
NR. Rick Ankiel, OF→HOU マイナー契約
NR. Hideki Okajima→OAK マイナー契約
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[Non-Tender FA]
NT. John Lannan, SP WAS→PHI $2.5M/1y (関連記事)
NT. Jesus Flores, C WAS→LAD マイナー契約
NT. Tom Gorzelanny, RP/SP WAS→MIL $5.7M/2y (関連記事)
NT. Brian Wilson, RP
NT. Mark Reynolds, 1B BAL→CLE $6.0M/1y シーズン後半のO'sの快進撃に貢献。三振王。
NT. Geovany Soto, C →TEX $2.75M/1y ノンテンダーされた翌日再契約。
NT. Mike Pelfrey, SP NYM→MIN $4.0M/1y TJ手術で開幕には間に合わないが、もしかすると。
NT. Jair Jurrjens, SP ATL→BAL $1.5M/1y 最大$4Mとなる大きなインセンティブ付き。
NT. Wil Nieves, C→ ARI $0.8M/1y ノンテンダー直後に再契約。
NR. Hideki Okajima→OAK マイナー契約
======================
[Non-Tender FA]
NT. John Lannan, SP WAS→PHI $2.5M/1y (関連記事)
NT. Jesus Flores, C WAS→LAD マイナー契約
NT. Tom Gorzelanny, RP/SP WAS→MIL $5.7M/2y (関連記事)
NT. Brian Wilson, RP
NT. Mark Reynolds, 1B BAL→CLE $6.0M/1y シーズン後半のO'sの快進撃に貢献。三振王。
NT. Geovany Soto, C →TEX $2.75M/1y ノンテンダーされた翌日再契約。
NT. Mike Pelfrey, SP NYM→MIN $4.0M/1y TJ手術で開幕には間に合わないが、もしかすると。
NT. Jair Jurrjens, SP ATL→BAL $1.5M/1y 最大$4Mとなる大きなインセンティブ付き。
NT. Wil Nieves, C→ ARI $0.8M/1y ノンテンダー直後に再契約。
2013/01/17
さよなら Morse, おかえり A.J. Cole
![]() |
| Photo by Cheryl Nichols/District Sports Page |
Michael Morseのトレードが発表されました。三角トレードで、Morseはマリナーズへ、John Jaso捕手がマリナーズからアスレティックスへ、そしてアスレティックスからナショナルズへはA.J. Cole、Blake Treinenの両投手とPTBNLの3選手が移籍。
Adam LaRocheとの再契約が明らかになった時から予想されていたので驚きはありませんし、本人のためにも球団にとっても最善のトレードと理解はできますが、やはりセンチメンタルな気分。
"Beast" のニックネーム(Ryan Zimmermanの契約延長会見に同席した際、他選手がみんなユニフォーム姿の中、1人だけ"BEAST MODE"のTシャツ姿だったことが印象的でした)。打席に入る前の独特の準備運動(右のボブルヘッド参照。あごはこんなに上がってませんがボブルヘッドなのでしかたない)。球場のファンも一緒に歌う登場曲"Take On Me"。ホームランを打った後、二塁キャンバス辺りでヘルメットをポンと叩く仕草。実に愛嬌のある選手でした。
そんな多くの思い出の中でも一番印象に残っているのは、リーグ優勝を決定した後、レフトスタンドのファンとビールかけをしていたこと(私は反対側にいたので遠目にみているだけでしたが)。他の選手がクラブハウスに引き上げた後も、最後までグラウンドに残ってファンと過ごしていました。今回のトレードが明らかになった後のファンの反応を読んでいても、sadという表現が多く見られ、人気者だったんだなあと再認識。
マリナーズで大いに活躍し、来オフには大型FA契約を勝ち取ってくれることを心から願っています。ナショナルズのロースターには残念ながら空きがなさそうですが・・・。
++++++++++++++++++++++++++
それにしても、2009年6月にトレードで入団した時にこれほどの選手になる予想した人がいたでしょうか。私が当時書いた記事なんて「ベテランマイナーリーガーのトレード」ですよ(笑)。不明に恥じ入るばかり。
AAAで少し過ごした後、2009年8月末にメジャーに昇格しましたが、このシーズンは主に代打要員。2010年も開幕時はレギュラーを確保できませんでした。というか開幕直後に故障して約1ヶ月DL入り。5月に復帰したもののしばらくは代打要員の日々。転機となったのは6月10日のパイレーツ戦でした。この試合でシーズン1号を含む3打数3安打を記録すると、ここから先発出場した試合で7試合連続安打。一気にライトのレギュラーの座をゲットすると、シーズン終了までのわずか293打席で15本塁打を放ち、パワーヒッターとしての評価を固めました。
そして迎えた2011年に大ブレイク。開幕はレフトでしたが、LaRocheが故障でシーズン絶望となった後ファーストに入って打ちまくり、最終的には146試合に出場して、31本塁打、.303/.360/.550という素晴らしい打撃成績。OPS.910はナ・リーグ8位でシーズン終了後はリーグMVP投票でも票を得ました。当サイトでもチーム野手MVPに選出。
昨季は背中の痛みで約2ヶ月出遅れましたが、それでも出場すればきっちり結果を残し、リーグ優勝したチームに大いに貢献。NLDSでも全試合に5番レフトで出場し、第5戦では2ランも打ちました。このオフ、Denard Spanのトレード獲得かLaRocheとの再契約のどちらかがなければ、今季も当然主軸として期待されていましたが・・・・。
ナショナルズでの3年半の成績は次の通り。見事なキャリア再生でした。
Michael Morse (2009-2012 for Nationals)
378G 1353PA 67HR 208RBI .294/.343/.514 2SB
+++++++++++++++++++++++++++
トレード自体は高く評価できます(もちろんナショナルズから見て)。
残り保有期間が1年で、明らかに余剰となっていたMorseを放出して(年俸負担もなく)、トッププロスペクトのColeを取り戻しただけでも驚きなのに、Treinenというまずまずのプロスペクト(プラスそこまで期待できる選手ではなさそうですが、あと1人)まで引っ張ってきたMike Rizzo GMの手腕はさすが。前日のRafael Sorianoとの契約合意のニュースでやや近視眼的になっているかと心配しましたが、生き残りをかけてばくちを打たざるを得なくなっているGM(マリナーズ)と、昨季の予想外のポストシーズン進出で前のめりになっているGM(アスレティックス)を相手にした見事な交渉でした。正直、ここまでいいパッケージを得られるとは全く思っていませんでした。
センターピースのA.J. Coleは元ナショナルズのトッププロスペクト。わずか1年で出戻りとなりました。名門マイアミ大への進学を表明していたにもかかわらず2010年ドラフト4順目で強行指名して期限ぎりぎりに契約。2011年のシーズンにHagerstown(A)でまずまずの投球をし、昨季開幕前のBAランキングでは全体で57位と高く評価されていました。が、このPHASE 2にブログを移すきっかけとなったGio Gonzalezのトレードのセンターピースとしてアスレティックスに移籍していました。迎えた今季は、A+レベルで開幕したものの滅多打ちに遭い8試合でAに降格という試練もありましたが、しっかり立ち直り、Aでは19試合95.2イニングを投げて、2.07/1.01、奪三振109に対して与四球わずかに19と完全に支配しました。まだ21歳になったばかりであり、依然としてトッププロスペクトには違いありません。
2人目のBlake Treinenも面白い素材です。まず経歴が興味深い。高校を出てから、地元の大学に行った(1年目)が、やはり野球をやりたくてアーカンソー大に移ったのに入部トライアウトに合格できず(2年目)。野球をやらせてくれるということでサウスダコタ州立大に移ったものの、NCAAのルール上この年はプレーできず(3年目)。ようやく試合に出られるようになるといきなり好投。2010年ドラフトでマーリンズから23順目で指名を受け、本人は入団する気でいたのになんと身体検査で引っかかり契約してもらえず(4年目)。大学に戻り、さらに好投を続けて2011年ドラフトの7順目で指名してくれたアスレティックスに晴れて入団したときには既に23歳と、いろいろ回り道をしてきた選手です。長身から投げるツーシームは95マイル前後に達し、スライダーもいいものがあり、今後チェンジアップを磨くことができれば先発投手として、できなくてもブルペン投手としてはメジャーに到達できるとプロジェクトされています。奪三振に対して、四球が非常に少ないという点も高評価ポイント。今季はCole 同様A+で開幕を迎え、シーズンを通じて投げきりました。結果は103イニングを投げて、4.37/1.35とあまりぱっとしてませんが、カリフォルニア・リーグは打者有利として有名なので、多少は割り引いて見てあげてもいいと思います。
3人目については判明したところで追記します。
他球団のことは普段からあまり分析していないのでどうこう言うのもはばかられますが、マリナーズの動きはナンセンスか、せいぜいギャンブルに走っているとしか思えません。比較的ベテランの長距離砲を集めていますが、それで簡単にいまや最強ディビジョンと言って間違いないア・リーグ西地区を勝ち抜けると本当に思っているのでしょうか。まあ投手プロスペクト3本柱に手を付けていないので単純に近視眼的動きだとは言いませんが、それにしても今回ナショナルズが受け取る3人をJasoの見返りとして受け取ったほうが、チーム構想としては良かったと思えてなりません。
アスレティックスに至ってはもっと理解不能。右打ちで右投手をあまり打てないDerek Norris を正捕手に据えたことから、左打ちの控え捕手が欲しかったということかもしれませんが、既にチームにはGeorge Kottarasがいました。そのKottarasをDFAしてJasoへ切り替えるというアップグレードのために今回の3プロスペクトを放出したことになりますが、果たしてその違いはそんなに大きいのでしょうか・・・。Jasoが昨季ほど打つとはとても思えないのですが。ま、他球団のことなので知りません。
+++++++++++++++++++++++++++
おまけ。
ちょっと探していたら、ナショナルズのユニフォームを着ての最後の打席となった、NLDS第5戦の8回裏の打席の映像(こちら)がありました。"Take on Me" の大合唱も聞けます。
ナショナルズでの3年半の成績は次の通り。見事なキャリア再生でした。
Michael Morse (2009-2012 for Nationals)
378G 1353PA 67HR 208RBI .294/.343/.514 2SB
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トレード自体は高く評価できます(もちろんナショナルズから見て)。
残り保有期間が1年で、明らかに余剰となっていたMorseを放出して(年俸負担もなく)、トッププロスペクトのColeを取り戻しただけでも驚きなのに、Treinenというまずまずのプロスペクト(プラスそこまで期待できる選手ではなさそうですが、あと1人)まで引っ張ってきたMike Rizzo GMの手腕はさすが。前日のRafael Sorianoとの契約合意のニュースでやや近視眼的になっているかと心配しましたが、生き残りをかけてばくちを打たざるを得なくなっているGM(マリナーズ)と、昨季の予想外のポストシーズン進出で前のめりになっているGM(アスレティックス)を相手にした見事な交渉でした。正直、ここまでいいパッケージを得られるとは全く思っていませんでした。
センターピースのA.J. Coleは元ナショナルズのトッププロスペクト。わずか1年で出戻りとなりました。名門マイアミ大への進学を表明していたにもかかわらず2010年ドラフト4順目で強行指名して期限ぎりぎりに契約。2011年のシーズンにHagerstown(A)でまずまずの投球をし、昨季開幕前のBAランキングでは全体で57位と高く評価されていました。が、このPHASE 2にブログを移すきっかけとなったGio Gonzalezのトレードのセンターピースとしてアスレティックスに移籍していました。迎えた今季は、A+レベルで開幕したものの滅多打ちに遭い8試合でAに降格という試練もありましたが、しっかり立ち直り、Aでは19試合95.2イニングを投げて、2.07/1.01、奪三振109に対して与四球わずかに19と完全に支配しました。まだ21歳になったばかりであり、依然としてトッププロスペクトには違いありません。
2人目のBlake Treinenも面白い素材です。まず経歴が興味深い。高校を出てから、地元の大学に行った(1年目)が、やはり野球をやりたくてアーカンソー大に移ったのに入部トライアウトに合格できず(2年目)。野球をやらせてくれるということでサウスダコタ州立大に移ったものの、NCAAのルール上この年はプレーできず(3年目)。ようやく試合に出られるようになるといきなり好投。2010年ドラフトでマーリンズから23順目で指名を受け、本人は入団する気でいたのになんと身体検査で引っかかり契約してもらえず(4年目)。大学に戻り、さらに好投を続けて2011年ドラフトの7順目で指名してくれたアスレティックスに晴れて入団したときには既に23歳と、いろいろ回り道をしてきた選手です。長身から投げるツーシームは95マイル前後に達し、スライダーもいいものがあり、今後チェンジアップを磨くことができれば先発投手として、できなくてもブルペン投手としてはメジャーに到達できるとプロジェクトされています。奪三振に対して、四球が非常に少ないという点も高評価ポイント。今季はCole 同様A+で開幕を迎え、シーズンを通じて投げきりました。結果は103イニングを投げて、4.37/1.35とあまりぱっとしてませんが、カリフォルニア・リーグは打者有利として有名なので、多少は割り引いて見てあげてもいいと思います。
3人目については判明したところで追記します。
他球団のことは普段からあまり分析していないのでどうこう言うのもはばかられますが、マリナーズの動きはナンセンスか、せいぜいギャンブルに走っているとしか思えません。比較的ベテランの長距離砲を集めていますが、それで簡単にいまや最強ディビジョンと言って間違いないア・リーグ西地区を勝ち抜けると本当に思っているのでしょうか。まあ投手プロスペクト3本柱に手を付けていないので単純に近視眼的動きだとは言いませんが、それにしても今回ナショナルズが受け取る3人をJasoの見返りとして受け取ったほうが、チーム構想としては良かったと思えてなりません。
アスレティックスに至ってはもっと理解不能。右打ちで右投手をあまり打てないDerek Norris を正捕手に据えたことから、左打ちの控え捕手が欲しかったということかもしれませんが、既にチームにはGeorge Kottarasがいました。そのKottarasをDFAしてJasoへ切り替えるというアップグレードのために今回の3プロスペクトを放出したことになりますが、果たしてその違いはそんなに大きいのでしょうか・・・。Jasoが昨季ほど打つとはとても思えないのですが。ま、他球団のことなので知りません。
+++++++++++++++++++++++++++
おまけ。
ちょっと探していたら、ナショナルズのユニフォームを着ての最後の打席となった、NLDS第5戦の8回裏の打席の映像(こちら)がありました。"Take on Me" の大合唱も聞けます。
2013/01/16
Rafael Sorianoと2年契約
静かにMorseのトレードの進展を待っていたら、意外な方向から驚きのニュースが入ってきました。
ヤンキースからFAとなっていたRafael Soriano投手と2年2800万ドル(加えて2年間で120試合以上の終了時の投手となった場合(game finished)3年目1400万ドルが自動的に発動されるオプション付き)で契約することに合意しました。
ドミニカ出身の33歳のブルペン右腕。マリナーズ、ブレーブスで中継ぎ投手として活躍した後、2009年12月にトレードでレイズに移籍し、クローザーとしてリーグトップの45セーブ、防御率1.73の好成績で地区優勝に貢献。そのオフにFAとなりヤンキースと契約。1年目はMariano Riveraにつなぐセットアッパーを務めましたが、昨季は開幕前にRiveraの故障離脱したことによりクローザーを務め、42セーブ、防御率2.26としっかり結果を残しました。ヤンキースとの契約では、2013年も年俸1400万ドルで残留することが可能でしたが、Soriano側が離脱(opt out)条項を発動し、150万ドルを受け取った上でFAとなっていました。
Yahoo!のJeff PassanのFAランキングでは全体11位、ブルペン投手ではRiveraに次ぐ2位と、かなり高く評価されていましたが、ヤンキースから提示された約1300万ドルの1年契約を拒否していたため契約すればドラフト指名権を失うことになるということで多くの球団が二の足を踏み、なかなか契約がまとまっていませんでした。
そこに、これまで噂にも上がらなかったナショナルズとの契約合意の報。第一印象は「高い」「ドラフト指名権失う」ということで、いい印象を受けませんでした。
ですが、金銭面の詳細が明らかになると多少は納得。2800万ドルのうち、1年目、2年目に支払われるのは各700万ドルのみ。残りの1400万ドルは2018~25年に支払いが繰り延べられており、これを加味して現在価値に直すと、平均年俸は1200万ドルを切るそうです(しかしいろんな契約があるものです)。それでもまだ高いと言えば高いですが、実績のある支配的なクローザーを33歳と34歳の2シーズンという短い契約期間で獲得できたのは評価していいと思います。そういう意味では、やはり市場価値よりは安いと言えるでしょう。
ドラフト指名権については・・・・ひたすら残念。1順目指名権を失い、補償ピックが挟まり、2順目の一番最後ということになりますので、2013年ドラフトにおけるナショナルズの最初の指名は全体60位台となってしまいます。指名権について来るスロット金額も縮小してしまいますので、実質的に今年のドラフトは眺めているだけとなりそうな気配です。
Sorianoに期待されるのは、もちろんクローザーとしての役割。しかし、ナショナルズには既にDrew StorenとTyler Clippardという実績のある2人がいます。Storenはデビューした2011年にクローザーとしての地位をほぼ固め、昨季もヒジの故障で出遅れこそしたものの9月には素晴らしい投球でがっちり信頼を得ていました。最後の最後であんなことになるまでは・・・。ClippardはそのStorenの不在の間に32セーブを記録する活躍ぶり。Sorianoがいなくても十分だったはずです。それでも補強をした理由は故障への懸念に尽きるでしょう。故障が多いといわれるブルペン投手にあってClippardが3年連続で70試合以上に登板し高いパフォーマンスを続けてきたことは奇跡に近いといわざるを得ません。そろそろ勤続疲労が出てきても不思議はない。Storenは現に昨季前半を棒に振りましたし、またあの敗戦から精神的に立ち直っているという保証もありません。この2人の後にもRyan Mattheus、Christian Garciaとクローザーが務まりそうな投手も揃っていますが、保険は何人いてもいいというのがブルペンです。もちろん、Soriano自身が故障する可能性もあるわけですが・・・。いずれにせよ、長いシーズンを戦っていくに当たって層が厚いに越したことはありません。理想は、StorenとSorianoがクローザーの地位を分け合い(調子に応じて)、Clippardも含めた3人でセットアッパーを回していくことでしょう。そうすれば各投手の投球回数をあまり増やすことなくシーズン終盤までいけるはず。まあ、そんな簡単なはずはありません。ClippardかStorenがトレードされるという噂もありますが、(繰り返しますが)何人いてもいいのがブルペン投手。トレードなんて必要ないと思います。
現時点でのブルペン構想はこの通り。右投手ばかりですが、Johnson監督はイニング途中で左対左に強くこだわって打者1人だけと対戦して交替させることはあまりしませんので、力があれば右も左も関係ありません。気にすることはないでしょう。
Drew Storen, R
Rafael Soriano, R
Tyler Clippard, R
Ryan Mattheus, R
Craig Stammen, R
Zach Duke, L
Christian Garcia, R (Garciaには先発転向の噂あり。本当ならHenry Rodriguezがラストチャンスを与えられるか、あるいはマイナー契約の左腕Bill Brayにお鉢が回ってくるかもしれません)
2013/01/08
LaRocheと再契約
昨シーズン終了後FAとなっていたAdam LaRocheと再契約に合意しました。2年2400万ドル(2013年1000万ドル、2014年1200万ドル、2015年相互オプション1500万ドル・球団側破棄の場合200万ドル)。
双方とも再契約に前向きと言われながら、3年契約を望むLaRocheと2年契約を譲らなかった球団との間で着地点が見つけられないまま時間が経過。その間に、関心を持っていたとされる他球団が補強を済ませ、気が付けばLaRocheに選択肢はなくなっていました。というか、FA市場の推移から明らかになってきたようにどの球団もドラフト指名権を喪失することひどく恐れている中、そもそも契約をオファーした球団があったかかどうかさえ疑わしい状況。結局、12月のウィンター・ミーティングの際に球団が提示したオファーを、LaRocheが全面的に飲む形での合意となりました。このオフの相場からすると、2年2400万ドルは格安。それだけ、ドラフト指名権が市場価値を下げたということです。
これにより内野陣は昨季と同じメンバーで開幕を迎えることになりました。LaRocheと再契約しなければMicheal Morseがファーストに入ると目されていましたが、それに比べると、守備は明らかに上。というか30球団でもトップクラスの鉄壁でしょう。打撃の数字は大きく変わらないかもしれませんが、右打者のMorseよりも左打者のLaRocheが入るほうが打線のバランスが良くなるというメリットがあります。総じて戦力アップになったことは間違いありません。
しかし、これで浮くことになるのがMorse。さっそくトレードの噂が駆け巡っています(NYY、SEA、BALなど)。戦力の観点からは仕方ないと理解できます。本人のためにはトレードされるほうが出場機会が増えていいのかもしれません。ですが、個人的にかなりお気に入りの選手だったので、本当にトレードされることとなったら、とてもとてもとても残念に思うことでしょう。いつ故障者が出るかも分からないので、少なくともスプリングトレーニングの後半までは置いておいてもいいと思うのですが・・・・(でも似たタイプで若いTyler Mooreもいるですよね)。なんだか昨年のLannanの状況に似ています。
双方とも再契約に前向きと言われながら、3年契約を望むLaRocheと2年契約を譲らなかった球団との間で着地点が見つけられないまま時間が経過。その間に、関心を持っていたとされる他球団が補強を済ませ、気が付けばLaRocheに選択肢はなくなっていました。というか、FA市場の推移から明らかになってきたようにどの球団もドラフト指名権を喪失することひどく恐れている中、そもそも契約をオファーした球団があったかかどうかさえ疑わしい状況。結局、12月のウィンター・ミーティングの際に球団が提示したオファーを、LaRocheが全面的に飲む形での合意となりました。このオフの相場からすると、2年2400万ドルは格安。それだけ、ドラフト指名権が市場価値を下げたということです。
これにより内野陣は昨季と同じメンバーで開幕を迎えることになりました。LaRocheと再契約しなければMicheal Morseがファーストに入ると目されていましたが、それに比べると、守備は明らかに上。というか30球団でもトップクラスの鉄壁でしょう。打撃の数字は大きく変わらないかもしれませんが、右打者のMorseよりも左打者のLaRocheが入るほうが打線のバランスが良くなるというメリットがあります。総じて戦力アップになったことは間違いありません。
しかし、これで浮くことになるのがMorse。さっそくトレードの噂が駆け巡っています(NYY、SEA、BALなど)。戦力の観点からは仕方ないと理解できます。本人のためにはトレードされるほうが出場機会が増えていいのかもしれません。ですが、個人的にかなりお気に入りの選手だったので、本当にトレードされることとなったら、とてもとてもとても残念に思うことでしょう。いつ故障者が出るかも分からないので、少なくともスプリングトレーニングの後半までは置いておいてもいいと思うのですが・・・・(でも似たタイプで若いTyler Mooreもいるですよね)。なんだか昨年のLannanの状況に似ています。
2012/12/07
ルール5ドラフト
ウィンター・ミーティング最終日。FA、トレードともナショナルズ関連の動きはありませんでした。
恒例のルール5ドラフト。数年前には全体1位を持っていたので「誰を取るか」という関心で見ていましたが、今年は全体30位ですから「誰が取られるか」と心配していました。
結果は予想通りナショナルズは1人も指名せず。逆に4人を失いました。
【MLB フェーズ】
Daniel Rosenbaum, LHP →COL(全体3位)
Jeff Kobernus, 2B →DET(全体7位でBOSが指名し、即座にトレード)
オフの補強状況次第ではあるものの、2人ともAAAでの開幕が予想され、メジャーの選手に故障が重なれば(今季の捕手のような状況)2013年中のメジャーデビューもあるところまで来ていましたので、シーズンを戦うデプスとしてはちょっと痛い。MLBフェーズで選ばれた選手はシーズンを通じてメジャー25人ロースターに入っていられなければ原則として返却されるので、帰ってくる可能性に期待しています(現に昨年の2人は2人とも帰ってきた)。といってもRosenbaumは再建中のロッキーズなので無理してでも残すかもしれませんね。えっ? ロッキーズ!? ロッキーズなんだ・・・。フライボール系投手のRosenbaumにはかなり厳しい試練が待っていそうです。Kobernusはア・リーグ優勝チームのタイガースなので残るのは至難の業でしょう。もし残れたらそれはそれで立派。それにしても、投手プロスペクトは本当にいなくなってしまいました。
【AAA フェーズ】
Jack McGeary, LHP→ BOS
Hector Nelo, RHP→LAD
AAAフェーズの選手の処遇には特に制限はなく、マイナーに配属されることが想定されます。そして返却される可能性はありません。McGearyは私がブログを始めた2008年当時のトッププロスペクトでした。TJ手術があったりしましたが、6シーズンを終えてPotomac(A+)にさえ昇格したことがないと全くの期待はずれ。マサチューセッツ出身なので地元のレッドソックスから指名されて嬉しいんじゃないでしょうか。Neloは25歳の剛速球系ブルペン投手。今季はAAで防御率2点台と結果を残していたので、それなりに評価されているのかと思いましたが、プロテクトしてなかったんですね。
ちなみにAAAフェーズの1位でアストロズがMichael Burgessを指名していました。McGearyと同期の2007年ドラフト1順目で、Tom Gorzelannyとのトレードの中心選手としてカブスに行きましたが、伸び悩んでいた模様。
恒例のルール5ドラフト。数年前には全体1位を持っていたので「誰を取るか」という関心で見ていましたが、今年は全体30位ですから「誰が取られるか」と心配していました。
結果は予想通りナショナルズは1人も指名せず。逆に4人を失いました。
【MLB フェーズ】
Daniel Rosenbaum, LHP →COL(全体3位)
Jeff Kobernus, 2B →DET(全体7位でBOSが指名し、即座にトレード)
オフの補強状況次第ではあるものの、2人ともAAAでの開幕が予想され、メジャーの選手に故障が重なれば(今季の捕手のような状況)2013年中のメジャーデビューもあるところまで来ていましたので、シーズンを戦うデプスとしてはちょっと痛い。MLBフェーズで選ばれた選手はシーズンを通じてメジャー25人ロースターに入っていられなければ原則として返却されるので、帰ってくる可能性に期待しています(現に昨年の2人は2人とも帰ってきた)。といってもRosenbaumは再建中のロッキーズなので無理してでも残すかもしれませんね。えっ? ロッキーズ!? ロッキーズなんだ・・・。フライボール系投手のRosenbaumにはかなり厳しい試練が待っていそうです。Kobernusはア・リーグ優勝チームのタイガースなので残るのは至難の業でしょう。もし残れたらそれはそれで立派。それにしても、投手プロスペクトは本当にいなくなってしまいました。
【AAA フェーズ】
Jack McGeary, LHP→ BOS
Hector Nelo, RHP→LAD
AAAフェーズの選手の処遇には特に制限はなく、マイナーに配属されることが想定されます。そして返却される可能性はありません。McGearyは私がブログを始めた2008年当時のトッププロスペクトでした。TJ手術があったりしましたが、6シーズンを終えてPotomac(A+)にさえ昇格したことがないと全くの期待はずれ。マサチューセッツ出身なので地元のレッドソックスから指名されて嬉しいんじゃないでしょうか。Neloは25歳の剛速球系ブルペン投手。今季はAAで防御率2点台と結果を残していたので、それなりに評価されているのかと思いましたが、プロテクトしてなかったんですね。
ちなみにAAAフェーズの1位でアストロズがMichael Burgessを指名していました。McGearyと同期の2007年ドラフト1順目で、Tom Gorzelannyとのトレードの中心選手としてカブスに行きましたが、伸び悩んでいた模様。
2012/12/05
ウィンター・ミーティング事実上終了
ウィンター・ミーティング3日目。
ナショナルズに動きなし。それどころか、ウィンター・ミーティングは明日木曜日まであるというのに、Rizzo GMもJohnson監督ももう仕事を終えたとばかりに水曜日午後にそれぞれ帰途に着いたらしいです。木曜日の午前中にルール5ドラフトがあって終了なのですが、ナショナルズは指名しないということでしょうね(全体30位ですから、いい選手が残っているとも思えませんが)。
++++++++++++++++
その他。
・Dan Harenの身体検査は木曜日にワシントンで行われる予定。
・FAとなっていたSean Burnettがエンゼルスと2年800万ドル(+3年目オプション)で合意。意外と安い印象。これなら戻って来てくれても良かったのに。
・Adam LaRocheとの交渉は進展なし。球団側は、クリスマスまでに決着が付けばいいとゆったり構えているようです。長引くなあ。
・John Lannanには11球団が関心を示している模様。もちろんその中にナショナルズは含まれていません。。。。
ナショナルズに動きなし。それどころか、ウィンター・ミーティングは明日木曜日まであるというのに、Rizzo GMもJohnson監督ももう仕事を終えたとばかりに水曜日午後にそれぞれ帰途に着いたらしいです。木曜日の午前中にルール5ドラフトがあって終了なのですが、ナショナルズは指名しないということでしょうね(全体30位ですから、いい選手が残っているとも思えませんが)。
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その他。
・Dan Harenの身体検査は木曜日にワシントンで行われる予定。
・FAとなっていたSean Burnettがエンゼルスと2年800万ドル(+3年目オプション)で合意。意外と安い印象。これなら戻って来てくれても良かったのに。
・Adam LaRocheとの交渉は進展なし。球団側は、クリスマスまでに決着が付けばいいとゆったり構えているようです。長引くなあ。
・John Lannanには11球団が関心を示している模様。もちろんその中にナショナルズは含まれていません。。。。
Dan Harenと契約合意(1年1300万ドル)
ウィンター・ミーティング2日目。
まだ身体検査が残っているので正式に契約したわけではありませんが、FAのDan Haren投手と1年1300万ドルの契約に合意したようです。(→12月7日、身体検査をクリアし、正式に契約)
Dan Haren (2012 for LAA)
30G(30GS) 12W13L 176.2IP 38BB 142K 4.33/1.29
32歳の先発右腕。2001年ドラフト2巡目でカージナルスに大卒入団。2003年にメジャーデビューを果たし、2005年オフにMark Mulderの対価パッケージの一人としてアスレティックスにトレードされて才能が開花。Dバックス、エンゼルスへとトレードされながらも、8年連続で12勝以上と安定した結果を残してきました。
最も速かった頃でも90マイルを少し越える程度と特に球が速いわけではなく、キレと制球で勝負するタイプ。球種は、ツーシームが主体で、小さく曲がるカッター、それに先発投手としては珍しくスプリッターを武器としており、空振り三振が取れる投手でシーズン200奪三振も3度記録しています。もう1つの大きな特徴は四球が少ないこと。9イニングあたり1.89という数字は、僅差でRoy Halladayに次ぐ現役2位。
そして、なんといってもその鉄腕ぶり。昨季まで7年連続で33先発、200イニング以上(つまりフルシーズン、ローテーションを守ったということ)。今季は股関節と背中の痛みにより7月にDL入りし、200イニングを切って防御率も今ひとつとやや不本意なシーズンを送りましたが、それでも30先発で12勝としっかりローテーション投手としての仕事はしました。
来季は1500万ドルの球団オプションがありましたが、これを破棄され、FAになっていました。Yahoo!のランキングでは全体で9位、投手で4位のFAとランクされていましたので、もう少しいい条件で契約するかと思っていましたが、意外にも早いタイミングで合意してくれまいた。故障への懸念で多くの球団が二の足を踏んでいるとの情報が流れ本人が期待したようなマーケットが出来なかったと推測されます。ナショナルズとの1年契約を選んだのは、今季のEdwin Jacksonと同じで、市場価値を高めて来オフに再度FA市場に出ることを狙ってのことではないでしょうか。
ナショナルズでは先発ローテーションの柱の1人として期待されます。懸念は何といっても故障の程度ですが、今から言ってもしかたない。オフにしっかり休養、治療して、元気にキャンプインを迎えてくれることを願うばかりです。
球団側としては、ややギャンブル性は高いものの、本来の価値からすればかなりお買い得な契約。Edwin JacksonあるいはJohn Lannanに比べればアップグレード。いい補強と評価できるでしょう。
+++++++++++++++
その他のナショナルズ関連の情報。
・そういうわけで先発投手マーケットからは撤収。噂となっていたレイズとのトレード話はとりあえず消滅。もちろんZach Greinkeも。
・ブルペン左腕探しでは J.P. Howellに関心を示しているとのこと。(29歳とまだ若いし、条件さえ合えば大歓迎。)
・Adam LaRocheとの交渉は進展なし。Rizzo GMは2年契約の線は譲らないと明言、3年目のオプションさえ付けたくないようです。(交渉戦術かもしれませんが、支持します。3年目は不要。)
まだ身体検査が残っているので正式に契約したわけではありませんが、FAのDan Haren投手と1年1300万ドルの契約に合意したようです。(→12月7日、身体検査をクリアし、正式に契約)
Dan Haren (2012 for LAA)
30G(30GS) 12W13L 176.2IP 38BB 142K 4.33/1.29
![]() |
| Image by Fox Sports |
最も速かった頃でも90マイルを少し越える程度と特に球が速いわけではなく、キレと制球で勝負するタイプ。球種は、ツーシームが主体で、小さく曲がるカッター、それに先発投手としては珍しくスプリッターを武器としており、空振り三振が取れる投手でシーズン200奪三振も3度記録しています。もう1つの大きな特徴は四球が少ないこと。9イニングあたり1.89という数字は、僅差でRoy Halladayに次ぐ現役2位。
そして、なんといってもその鉄腕ぶり。昨季まで7年連続で33先発、200イニング以上(つまりフルシーズン、ローテーションを守ったということ)。今季は股関節と背中の痛みにより7月にDL入りし、200イニングを切って防御率も今ひとつとやや不本意なシーズンを送りましたが、それでも30先発で12勝としっかりローテーション投手としての仕事はしました。
来季は1500万ドルの球団オプションがありましたが、これを破棄され、FAになっていました。Yahoo!のランキングでは全体で9位、投手で4位のFAとランクされていましたので、もう少しいい条件で契約するかと思っていましたが、意外にも早いタイミングで合意してくれまいた。故障への懸念で多くの球団が二の足を踏んでいるとの情報が流れ本人が期待したようなマーケットが出来なかったと推測されます。ナショナルズとの1年契約を選んだのは、今季のEdwin Jacksonと同じで、市場価値を高めて来オフに再度FA市場に出ることを狙ってのことではないでしょうか。
ナショナルズでは先発ローテーションの柱の1人として期待されます。懸念は何といっても故障の程度ですが、今から言ってもしかたない。オフにしっかり休養、治療して、元気にキャンプインを迎えてくれることを願うばかりです。
球団側としては、ややギャンブル性は高いものの、本来の価値からすればかなりお買い得な契約。Edwin JacksonあるいはJohn Lannanに比べればアップグレード。いい補強と評価できるでしょう。
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その他のナショナルズ関連の情報。
・そういうわけで先発投手マーケットからは撤収。噂となっていたレイズとのトレード話はとりあえず消滅。もちろんZach Greinkeも。
・ブルペン左腕探しでは J.P. Howellに関心を示しているとのこと。(29歳とまだ若いし、条件さえ合えば大歓迎。)
・Adam LaRocheとの交渉は進展なし。Rizzo GMは2年契約の線は譲らないと明言、3年目のオプションさえ付けたくないようです。(交渉戦術かもしれませんが、支持します。3年目は不要。)
2012/12/04
ありがとう Lannan
2012年11月30日、ナショナルズはJohn Lannanに対して来季の契約を結ばないことを通告。これにより、Lannanはいわゆるノン・テンダーFAとして退団することになりました。(下の写真は2012年10月1日、ナショナルズのユニフォームを着ての最後の登板を終え、マウンドを降りる姿)
John Lannan (6 seasons for Nationals)
134G(134GS) 42W52L 783.2IP 296BB 410K 4.01/1.42
心の準備は出来ていたのでショックはありません。マイナーリーグ・オプションがもう1つ残っていた(2008年シーズンの最初のオプションが日数要件を満たしていなかったためノーカウント)ことがつい先日確認され、もしかすると残留もあるかもしれないと内心わずかに期待(心配)していたのですが、やはり大方の予想通りノン・テンダー。今季年俸500万ドルから調停プロセスでさらに多少上がることになる年俸と、ナショナルズ首脳陣の評価が合っていないことは周知の事実でしたから、マイナーのデプスとして飼い殺しにされた今季の二の舞になるくらいならこれで良かったんだと思います。ローテーション投手として活躍できる環境は他球団に必ずあるはず。盛大な拍手で送り出してあげたいと思います。
でもやっぱり、2008年からずっと見てきたファンとしては寂しいですね・・・。
まず来歴。ナショナルズとなって最初のドラフトとなった2005年ドラフトの11順目(1順目はRyan Zimmerman)。トッププロスペクトとして期待されたことは一度もありませんでしたが(参考まで、2006年BAランキング、2007年BAランキング)、22歳、Potomac(A+)で開幕を迎えた2007年シーズンに突如、覚醒。A+で2.13(8試合)、AAで3.25(6試合)、AAAで1.66(7試合)と好投を続けると、元々層が薄かった先発投手陣が故障もあって本当にいなくなってしまったというチーム事情もあって、7月26日のフィリーズ戦でメジャーデビュー。Chase UtleyとRyan Howardに連続死球を与えて退場となる伝説的なデビュー戦でした。ここまでは私がこのブログを始める前の話。
2008年。私がブログを始めて7つ目、2008年2月7日付のスプリングトレーニングに向けてのアウトルックを書いた記事がLannanに言及した最初の記事でした。
ジョン・ラナン(John Lannan)はマイナーで好投し7月にメジャーに昇格したものの定着できませんでした。しかし、07年のチームのMinor League Pitcher of the Yearに選ばれたように潜在能力は高く評価されており、左腕ということもあってローテーション入りへの期待は大きいです。
迎えたスプリングトレーニングでは5試合に先発し、防御率2.18、WHIP1.16と十分な結果を残しましたが、開幕投手となったOdalis Perezと、前年に実績を残した(といっても7勝9敗、防御率4.63の)Matt Chicoに押し出される形で開幕直前にマイナー行き通告を受けました。が、開幕早々DL入りしたChad Corderoに代わって昇格し、4月6日の試合で先発すると、以降メジャーリーガーとしての地位を確立していきました。
2008年はTim Reddingに次ぐチーム2位の9勝。開幕投手を努めた2009年は、103敗を喫した最悪のチーム状態の中でチーム最多の9勝と孤軍奮闘。7月21日のメッツ戦では(これまでの)キャリアでただ1度の完封も記録しました。2010年にも2年連続の開幕投手。この年は不振で6月下旬から約1か月AAへの降格も味わいましたが、8月に復帰すると残りの11先発で6勝と完全復活。翌2011年には、(これまでで)ベストのシーズン防御率3.70、そして念願の2桁10勝を記録し、投手として一皮向けた印象もありました。速球に威力がなく制球重視で打たせて取る投手という印象が強い投手でしたが、2010年8月に再昇格した頃からは球速が常時90マイルを越えるようになり、奪三振率も上がっていました。そういう意味でも進化しており、大いに期待していました。
ところが。迎えた2012年。Stephen Strasburg、Jordan Zimmermannの台頭、Gio Gonzalezのトレード獲得、そしてEdwin JacksonのFA獲得により層が厚くなった先発投手陣にあって、球団の戦力構想から外れていることが徐々に明らかになっていきます。スプリングトレーニングではローテーションの残り1枠を王建民、Ross Detwilerと争う立場で迎えると、王の故障もあってローテーション入りはほぼ確実かと思われながら、開幕直前にマイナー行きを通告されました。トレード志願を表明したものの、500万ドルの年俸を負担して引き取る球団は現れず。不本意な気持ちでAAAで投げていたことは想像に難くなく、特のシーズン序盤はAAAでも打ち込まれる試合が多く、ますますトレード価値としては下がってしまいました。それでも徐々に調子を取り戻し、7月と8月にようやく巡ってきたスポット登板の機会ではいずれも白星。そして9月にはイニングリミットでシーズン終了となったStrasburgの穴を埋めて、9月の4先発で2勝とチームに貢献してくれました。これまでの功労者に報いる意味でもディビジョンシリーズのロースターには入れてあげたかったというのが個人的な気持ちでしたが、チームの判断は非情なものでした。この時点で今回のノン・テンダーはほぼ確実かなと思いました。
結局、Lannanがナショナルズのユニフォームを着て投げた最後の試合は10月1日のフィリーズ戦となりました。負け投手にこそなりましたが、5回を2失点と好投で締めくくりました。なにより、ナショナルズが球団史上初の地区優勝を決めた記念すべき試合の先発投手を務めたという記録が残りました。あの試合を球場で観戦できたのも何かの縁かな、なんて思います。
こうして積み上げてきたLannan のナショナルズでの6年間の記録は次の通り。カッコ内はナショナルズ歴代のランク(2位となっているもののの1位は全てLivan Hernandez)。
134先発(1)
783.2 投球イニング(2)
42 勝利(2)
52 敗戦(1)
410 奪三振(2)
820 被安打(2)
77 被本塁打(2)
393 失点(2)
296 与四球(1)
30 与死球(1)
ナショナルズの弱い時代を支え続けてくれたのがLannanでした。ありがとう。さようなら。
といっても28歳。まだまだキャリアは続くはず。新天地での活躍を期待しています。
John Lannan (6 seasons for Nationals)
134G(134GS) 42W52L 783.2IP 296BB 410K 4.01/1.42
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| Patrick McDermott - Getty Image |
でもやっぱり、2008年からずっと見てきたファンとしては寂しいですね・・・。
まず来歴。ナショナルズとなって最初のドラフトとなった2005年ドラフトの11順目(1順目はRyan Zimmerman)。トッププロスペクトとして期待されたことは一度もありませんでしたが(参考まで、2006年BAランキング、2007年BAランキング)、22歳、Potomac(A+)で開幕を迎えた2007年シーズンに突如、覚醒。A+で2.13(8試合)、AAで3.25(6試合)、AAAで1.66(7試合)と好投を続けると、元々層が薄かった先発投手陣が故障もあって本当にいなくなってしまったというチーム事情もあって、7月26日のフィリーズ戦でメジャーデビュー。Chase UtleyとRyan Howardに連続死球を与えて退場となる伝説的なデビュー戦でした。ここまでは私がこのブログを始める前の話。
2008年。私がブログを始めて7つ目、2008年2月7日付のスプリングトレーニングに向けてのアウトルックを書いた記事がLannanに言及した最初の記事でした。
ジョン・ラナン(John Lannan)はマイナーで好投し7月にメジャーに昇格したものの定着できませんでした。しかし、07年のチームのMinor League Pitcher of the Yearに選ばれたように潜在能力は高く評価されており、左腕ということもあってローテーション入りへの期待は大きいです。
迎えたスプリングトレーニングでは5試合に先発し、防御率2.18、WHIP1.16と十分な結果を残しましたが、開幕投手となったOdalis Perezと、前年に実績を残した(といっても7勝9敗、防御率4.63の)Matt Chicoに押し出される形で開幕直前にマイナー行き通告を受けました。が、開幕早々DL入りしたChad Corderoに代わって昇格し、4月6日の試合で先発すると、以降メジャーリーガーとしての地位を確立していきました。
2008年はTim Reddingに次ぐチーム2位の9勝。開幕投手を努めた2009年は、103敗を喫した最悪のチーム状態の中でチーム最多の9勝と孤軍奮闘。7月21日のメッツ戦では(これまでの)キャリアでただ1度の完封も記録しました。2010年にも2年連続の開幕投手。この年は不振で6月下旬から約1か月AAへの降格も味わいましたが、8月に復帰すると残りの11先発で6勝と完全復活。翌2011年には、(これまでで)ベストのシーズン防御率3.70、そして念願の2桁10勝を記録し、投手として一皮向けた印象もありました。速球に威力がなく制球重視で打たせて取る投手という印象が強い投手でしたが、2010年8月に再昇格した頃からは球速が常時90マイルを越えるようになり、奪三振率も上がっていました。そういう意味でも進化しており、大いに期待していました。
ところが。迎えた2012年。Stephen Strasburg、Jordan Zimmermannの台頭、Gio Gonzalezのトレード獲得、そしてEdwin JacksonのFA獲得により層が厚くなった先発投手陣にあって、球団の戦力構想から外れていることが徐々に明らかになっていきます。スプリングトレーニングではローテーションの残り1枠を王建民、Ross Detwilerと争う立場で迎えると、王の故障もあってローテーション入りはほぼ確実かと思われながら、開幕直前にマイナー行きを通告されました。トレード志願を表明したものの、500万ドルの年俸を負担して引き取る球団は現れず。不本意な気持ちでAAAで投げていたことは想像に難くなく、特のシーズン序盤はAAAでも打ち込まれる試合が多く、ますますトレード価値としては下がってしまいました。それでも徐々に調子を取り戻し、7月と8月にようやく巡ってきたスポット登板の機会ではいずれも白星。そして9月にはイニングリミットでシーズン終了となったStrasburgの穴を埋めて、9月の4先発で2勝とチームに貢献してくれました。これまでの功労者に報いる意味でもディビジョンシリーズのロースターには入れてあげたかったというのが個人的な気持ちでしたが、チームの判断は非情なものでした。この時点で今回のノン・テンダーはほぼ確実かなと思いました。
結局、Lannanがナショナルズのユニフォームを着て投げた最後の試合は10月1日のフィリーズ戦となりました。負け投手にこそなりましたが、5回を2失点と好投で締めくくりました。なにより、ナショナルズが球団史上初の地区優勝を決めた記念すべき試合の先発投手を務めたという記録が残りました。あの試合を球場で観戦できたのも何かの縁かな、なんて思います。
こうして積み上げてきたLannan のナショナルズでの6年間の記録は次の通り。カッコ内はナショナルズ歴代のランク(2位となっているもののの1位は全てLivan Hernandez)。
134先発(1)
783.2 投球イニング(2)
42 勝利(2)
52 敗戦(1)
410 奪三振(2)
820 被安打(2)
77 被本塁打(2)
393 失点(2)
296 与四球(1)
30 与死球(1)
ナショナルズの弱い時代を支え続けてくれたのがLannanでした。ありがとう。さようなら。
といっても28歳。まだまだキャリアは続くはず。新天地での活躍を期待しています。
Zach Dukeと再契約
恒例のウィンター・ミーティングが始まりました。毎年、多くのFA選手の契約やトレードが行わてきました(ナショナルズは一昨年Jason Werthと契約)。
いろいろな情報が飛び交っていますが、ナショナルズの最初の動きはFAのZach Duke投手との再契約でした。
Zach Duke (2012 Season for Nationals and Syracuse Chiefs(AAA))
MLB: 8G 1W0L0 13.2IP 4BB 10K 1.32/1.10
AAA: 26G(26GS) 15W5L 164.1IP 39BB 91K 3.51/1.32
29歳の左腕投手。パイレーツ時代にはオールスター選出も経験。Dバックスを経て、今季はナショナルズとマイナー契約。先発投手としてメジャー昇格の機会はありませんでしたが、AAAのローテーションでしっかり結果を残し、9月に昇格。ロングリリーフとして好投した後FAとなっていました。ロングリリーフが基本で、スポットスタート要員として期待されます。今季のTom Gorzelannyの役回り。契約金額は不明ですが、Gorzelannyの400百万ドルよりは低いことでしょう。
+++++++++++++++++
Bill Bray投手とマイナー契約。
Bill Bray (2012 for CIN)
14G 8.2IP 14BB 7K 5.19/2.31
29歳のブルペン左腕。エキスポスとしての最後のドラフトとなった2004年のドラフト1巡目(全体13位)で入団。最初からブルペン投手。2006年6月にナショナルズでメジャー・デビューしましたが、その直後の7月に、Austin Kearns、Felipe Lopezなどが絡む大型トレードでレッズに移籍。それから今季まで、途中TJ手術による1年半のブランクを挟みながらも、典型的な対左打者用の左投手としてそれかなりに活躍してきました。ベストシーズンは2011年。79試合に登板して防御率2.98、WHIP 1.08、左打者は.180/.265/.292と抑えました。その過労がたたったか、今季は太ももと背中の痛みで不本意なシーズンとなってしまいましたが、まだ29歳ということもあり、ワンポイントの左投手としてはやっていける可能性は残されています。ちなみに、バージニア州のバージニア・ビーチ出身のローカル・ボーイ。翌年にドラフトされたRyan Zimmermanと同じ街の出身で1歳年長です。
+++++++++++++++++
この他、ウィンター・ミーティング1日目のナショナルズをめぐる情報は次のとおり。
・レッドソックスがMike Napoliと契約したためAdam LaRocheからは撤退。レンジャーズもあまり関心は示していない模様。ということで、ナショナルズとの再契約が有力視されつつあります。(契約条件さえととのえば、もちろん歓迎です。)
・LaRocheが再契約となるとポジションがなくなるMichael Morseについてトレードの噂が飛び交っています。Rizzo GMも幾つかのチームから照会を受けたと明らかにしていますが、こちらから売り込むことはしていないようです。(言ってるだけかもしれませんが、Morseの気持ちを考えるとこうしたコメントは大事ですね。)
・トレード相手として浮上しているのがレイズ。先発投手がややダブついているので、先発5番手を探しているナショナルズとはマッチするということでしょうか。James ShieldsとMorseを軸に、Danny Espinosaも絡むとか絡まないとか。(Shieldsは確かに魅力的ですが、レギュラー2人を放出するとなるとやや気が引けます。)
・FAの先発投手をめぐる噂にナショナルズは出てきません。(Zach Greinkeだけはお断りします。)
・Sean Burnettには8球団が関心を示している様子。もちろんナショナルズも含まれていますが、旗色は良くない模様。(Dukeとも契約したことだし、他を当たりましょう。)
いろいろな情報が飛び交っていますが、ナショナルズの最初の動きはFAのZach Duke投手との再契約でした。
Zach Duke (2012 Season for Nationals and Syracuse Chiefs(AAA))
MLB: 8G 1W0L0 13.2IP 4BB 10K 1.32/1.10
AAA: 26G(26GS) 15W5L 164.1IP 39BB 91K 3.51/1.32
29歳の左腕投手。パイレーツ時代にはオールスター選出も経験。Dバックスを経て、今季はナショナルズとマイナー契約。先発投手としてメジャー昇格の機会はありませんでしたが、AAAのローテーションでしっかり結果を残し、9月に昇格。ロングリリーフとして好投した後FAとなっていました。ロングリリーフが基本で、スポットスタート要員として期待されます。今季のTom Gorzelannyの役回り。契約金額は不明ですが、Gorzelannyの400百万ドルよりは低いことでしょう。
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Bill Bray投手とマイナー契約。
Bill Bray (2012 for CIN)
14G 8.2IP 14BB 7K 5.19/2.31
29歳のブルペン左腕。エキスポスとしての最後のドラフトとなった2004年のドラフト1巡目(全体13位)で入団。最初からブルペン投手。2006年6月にナショナルズでメジャー・デビューしましたが、その直後の7月に、Austin Kearns、Felipe Lopezなどが絡む大型トレードでレッズに移籍。それから今季まで、途中TJ手術による1年半のブランクを挟みながらも、典型的な対左打者用の左投手としてそれかなりに活躍してきました。ベストシーズンは2011年。79試合に登板して防御率2.98、WHIP 1.08、左打者は.180/.265/.292と抑えました。その過労がたたったか、今季は太ももと背中の痛みで不本意なシーズンとなってしまいましたが、まだ29歳ということもあり、ワンポイントの左投手としてはやっていける可能性は残されています。ちなみに、バージニア州のバージニア・ビーチ出身のローカル・ボーイ。翌年にドラフトされたRyan Zimmermanと同じ街の出身で1歳年長です。
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この他、ウィンター・ミーティング1日目のナショナルズをめぐる情報は次のとおり。
・レッドソックスがMike Napoliと契約したためAdam LaRocheからは撤退。レンジャーズもあまり関心は示していない模様。ということで、ナショナルズとの再契約が有力視されつつあります。(契約条件さえととのえば、もちろん歓迎です。)
・LaRocheが再契約となるとポジションがなくなるMichael Morseについてトレードの噂が飛び交っています。Rizzo GMも幾つかのチームから照会を受けたと明らかにしていますが、こちらから売り込むことはしていないようです。(言ってるだけかもしれませんが、Morseの気持ちを考えるとこうしたコメントは大事ですね。)
・トレード相手として浮上しているのがレイズ。先発投手がややダブついているので、先発5番手を探しているナショナルズとはマッチするということでしょうか。James ShieldsとMorseを軸に、Danny Espinosaも絡むとか絡まないとか。(Shieldsは確かに魅力的ですが、レギュラー2人を放出するとなるとやや気が引けます。)
・FAの先発投手をめぐる噂にナショナルズは出てきません。(Zach Greinkeだけはお断りします。)
・Sean Burnettには8球団が関心を示している様子。もちろんナショナルズも含まれていますが、旗色は良くない模様。(Dukeとも契約したことだし、他を当たりましょう。)
2012/12/01
Lannan, Flores, GorzelannyがFA
今年もこの季節が来ました。球団の支配下にありながら来年の契約を結んでいない選手に対する球団側からの契約提示期限。若手選手との関係では単なる形式行事に過ぎませんが、年俸調停対象選手(すなわち年俸が上昇する選手)に対しては球団として難しい選択が迫られました。
今年のナショナルズはなんと10人もの選手が年俸調停対象でした。うち、Roger Bernadina、Tyler Clippard、Ian Desmond、Ross Detwiler、Craig Stammen、Drew Storen、Jordan Zimmermannの7選手には契約を提示しましたが、Jesus Flores、Tom Gorzelanny、そしてJohn Lannanの3選手に対しては契約を提示せずFAとなることを認めました(いわゆるnon-tender FA)。
Jesus Flores (5 seasons with Nationals)
311G 1014PA 23HR 127RBI .241/.289/.375 1SB
2006年のルール5ドラフトでメッツから獲得して以来、長くナショナルズに所属。一時は将来の正捕手として期待され、特に2009年シーズンは開幕から好調でこのままレギュラーをつかむかと思われた矢先の5月9日、打者Justin Uptonのファールチップが右肩を直撃。この一プレーが運命を変えてしまいました。この影響で2009年、2010年シーズンはほぼ全休。2011年にようやく復帰しましたが(Wilson Ramosの存在はともかく)打撃も守備も元の水準には戻りませんでした。当時の私の記事では全く触れていませんし、ハイライトにも映像はありませんが、確かに痛そうだったことを記憶しています。今季年俸は100万ドル未満であり、金銭的にはもう1年置いておくこともできたと思いますが、Ramosに加えてKurt Suzuki、さらにマイナーにもSandy Leonなどがおり、チームに居場所がなくなりました。どこかでキャリアを再生させてくれることを願わずにはいられません。
Tom Gorzelanny (2 seasons with Nationals)
75G 16GS (8W8L1SV) 117.0IP 157K 3.56/1.30
2010年のオフにカブスからのトレードで入団。当初は先発で起用されましたが、安定感がなくブルペンに転向。今季はブルペン左腕として、特にロングリリーフとしてまずまずの好投。戦力的には置いておきたいところでしたが、こちらは今季年俸の300万ドルから上昇が見込まれるとあり、高過ぎるという判断になったようです。マイナーの上層にいい左腕がいないことを思うと置いておけば良かったのではないかと思いましたが、代わりを見つけてくる当てがあるということでしょう。
Lannanについては別に記事を書く予定です。
+++++++++++++++++++++++++++
他球団の様子を見ると、まず目立つのがジャイアンツからFAとなったBrian Wilson。一昨年のワールドシリーズ制覇の立役者でしたが、今季はTommy Johnで全休したと思ったらあっさり・・・。その他の目に付いた選手は以下の通り。
Brian Wilson, RHP (SF)
Mark Reynolds, 1B (BAL)
Geovany Soto, C (TEX)
Mike Pelfrey, RHP (NYM)
Jair Jurrjens, RHP (ATL)
Wil Nieves, C (ARI)
今年のナショナルズはなんと10人もの選手が年俸調停対象でした。うち、Roger Bernadina、Tyler Clippard、Ian Desmond、Ross Detwiler、Craig Stammen、Drew Storen、Jordan Zimmermannの7選手には契約を提示しましたが、Jesus Flores、Tom Gorzelanny、そしてJohn Lannanの3選手に対しては契約を提示せずFAとなることを認めました(いわゆるnon-tender FA)。
Jesus Flores (5 seasons with Nationals)
311G 1014PA 23HR 127RBI .241/.289/.375 1SB
2006年のルール5ドラフトでメッツから獲得して以来、長くナショナルズに所属。一時は将来の正捕手として期待され、特に2009年シーズンは開幕から好調でこのままレギュラーをつかむかと思われた矢先の5月9日、打者Justin Uptonのファールチップが右肩を直撃。この一プレーが運命を変えてしまいました。この影響で2009年、2010年シーズンはほぼ全休。2011年にようやく復帰しましたが(Wilson Ramosの存在はともかく)打撃も守備も元の水準には戻りませんでした。当時の私の記事では全く触れていませんし、ハイライトにも映像はありませんが、確かに痛そうだったことを記憶しています。今季年俸は100万ドル未満であり、金銭的にはもう1年置いておくこともできたと思いますが、Ramosに加えてKurt Suzuki、さらにマイナーにもSandy Leonなどがおり、チームに居場所がなくなりました。どこかでキャリアを再生させてくれることを願わずにはいられません。
Tom Gorzelanny (2 seasons with Nationals)
75G 16GS (8W8L1SV) 117.0IP 157K 3.56/1.30
2010年のオフにカブスからのトレードで入団。当初は先発で起用されましたが、安定感がなくブルペンに転向。今季はブルペン左腕として、特にロングリリーフとしてまずまずの好投。戦力的には置いておきたいところでしたが、こちらは今季年俸の300万ドルから上昇が見込まれるとあり、高過ぎるという判断になったようです。マイナーの上層にいい左腕がいないことを思うと置いておけば良かったのではないかと思いましたが、代わりを見つけてくる当てがあるということでしょう。
Lannanについては別に記事を書く予定です。
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他球団の様子を見ると、まず目立つのがジャイアンツからFAとなったBrian Wilson。一昨年のワールドシリーズ制覇の立役者でしたが、今季はTommy Johnで全休したと思ったらあっさり・・・。その他の目に付いた選手は以下の通り。
Brian Wilson, RHP (SF)
Mark Reynolds, 1B (BAL)
Geovany Soto, C (TEX)
Mike Pelfrey, RHP (NYM)
Jair Jurrjens, RHP (ATL)
Wil Nieves, C (ARI)
2012/11/30
Denard Spanをトレード獲得
昨日(水曜日)、同地区のブレーブスがFAとなっていたB. J. Upton外野手と5年契約を結んだと報じられ、いよいよストーブリーグも熱くなってきたなと思った矢先、Mike Rizzo GMが思い切ったトレードを敢行しました。
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これでいったん全ての穴が埋まりました。現時点での開幕スタメンを予想すれば次の通り。悪くない(笑)。
1. Denard Span, CF
2. Jason Werth, RF
3. Bryce Harper, LF
4. Ryan Zimmerman, 3B
5. Michael Morse, 1B
6. Ian Desmond, SS
7. Danny Espinosa, 2B
8. Wilson Ramos, C
9. Stephen Strasburg, P
ですが、FAとなっているAdam LaRocheとの交渉を継続しているとRizzo GMが明言しています。分かれ目はおそらく契約年数。2年で留めたいナショナルズと、3年目の保証を求めるLaRoche。仮にLaRocheと合意するとなった場合には、Michael Morseがトレードされることになるとの観測が強いです(Morseとの契約は2013年まで)。これは難しい。守備も含めて考えれば今季は間違いなくLaRocheのほうが望ましいと思いますが、3年契約と言われると契約終了時には35歳を越えます・・・。個人的には、2013年はこのままMorse、次のオフに考える余地を残しておくべきだと思います。
このオフのナショナルズの最初の大きな動きは、ツインズとの間でのDenard Span外野手とAlex Meyer投手の1対1のトレードでした。
Denard Span (2012 for MIN)
128G 568PA 38double 4rtiple 4HR .283/.342/.395 17SB
128G 568PA 38double 4rtiple 4HR .283/.342/.395 17SB
28歳の外野手。ゴールドグラブの受賞こそないもののセンター守備は極めて高い評価。長打力はないが足があるコンタクトヒッター(三振が少ない)という典型的なリードオフタイプ。2002年ドラフト1順目(全体20位)でツインズに入団。順調にマイナーの階段を上り、2008年にメジャーデビューを果し、2009年にはツインズの1番センターを不動のものに。ところが2011年6月3日のロイヤルズ戦でランニングホームランを狙って本塁に突入した際に捕手と交錯し脳震盪で退場。結局その後も後遺症に悩まされ、結局この年は70試合の出場にとどまりました。2011年の夏にもナショナルズとのトレードが噂されましたが、この脳震盪の影響もあり成立せず。今季は時々休みをもらいながらも、攻守ともに脳震盪の影響がないことを証明する活躍を見せていました。
残り契約は、2013年の475万㌦、2014年の650万㌦までが確定。2015年は900万㌦の球団オプションとなっています。リードオフのセンターとしてはかなり安い。B. J. Uptonが平均年俸1500万ドルでの5年契約となったこと、Michael Bournはさらにそれ以上の額になると想定されていることを思うと、格安と言ってもいいかもしれません。また、確定しているのがあと2年だけという点も、Brian Goodwinが順調に成長してくれれば最もいいタイミングで移行することができます。
それよりなにより、何と言っても、長年の穴であったリードオフとセンターというニーズを同時を埋めることができた点は高く評価されるべき。今季はJason Werth がリードオフを務めて打線として機能しましたが、本来はもう少し下位に置いて長打を期待したい打者。センターにしても、Bryce Harperが守れることを証明していましたが、打撃への負担を考えればベストシナリオではありませんでした。
Rizzo GMが長い間Spanを狙っていたことは周知の事実。上記のように2011年にもかなり煮詰めた交渉をしていましたが、脳震盪の後遺症への懸念と、見返りにDrew Storenを要求されていたことから合意に至りませんでしたが、今回は成立させました。
残り契約は、2013年の475万㌦、2014年の650万㌦までが確定。2015年は900万㌦の球団オプションとなっています。リードオフのセンターとしてはかなり安い。B. J. Uptonが平均年俸1500万ドルでの5年契約となったこと、Michael Bournはさらにそれ以上の額になると想定されていることを思うと、格安と言ってもいいかもしれません。また、確定しているのがあと2年だけという点も、Brian Goodwinが順調に成長してくれれば最もいいタイミングで移行することができます。
それよりなにより、何と言っても、長年の穴であったリードオフとセンターというニーズを同時を埋めることができた点は高く評価されるべき。今季はJason Werth がリードオフを務めて打線として機能しましたが、本来はもう少し下位に置いて長打を期待したい打者。センターにしても、Bryce Harperが守れることを証明していましたが、打撃への負担を考えればベストシナリオではありませんでした。
Rizzo GMが長い間Spanを狙っていたことは周知の事実。上記のように2011年にもかなり煮詰めた交渉をしていましたが、脳震盪の後遺症への懸念と、見返りにDrew Storenを要求されていたことから合意に至りませんでしたが、今回は成立させました。
Alex Meyer (2012 for A and A+)
25G 129.0IP 45BB 139K 2.86/1.10
見返りに放出したのがMeyer。22歳の先発右腕。2011年のドラフト1順目全体23位(ナショナルズの指名ではAnthony Rendonに続く2人目の指名。指名権は前年FAとなったAdam Dunnの補償でホワイトソックスから譲られたもの)。昨年は登板せず、プロ1年目となった今季はAで開幕すると、6月には週間MVPに選ばれるなどきっちり結果を残し、7月後半にA+へと昇格。昇格後はさらに成績を向上させ、いい感じでシーズンを終えました。2メートル近い長身からの100マイル近い速球が武器でエースになれる器と言われる一方で、フォームが安定せず制球が不安定とも言われています。1年目の結果を見る限り、そこまで制球を心配する必要はないようにも思えましたが、まだまだ未完成であることは確かでした。
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これでいったん全ての穴が埋まりました。現時点での開幕スタメンを予想すれば次の通り。悪くない(笑)。
1. Denard Span, CF
2. Jason Werth, RF
3. Bryce Harper, LF
4. Ryan Zimmerman, 3B
5. Michael Morse, 1B
6. Ian Desmond, SS
7. Danny Espinosa, 2B
8. Wilson Ramos, C
9. Stephen Strasburg, P
ですが、FAとなっているAdam LaRocheとの交渉を継続しているとRizzo GMが明言しています。分かれ目はおそらく契約年数。2年で留めたいナショナルズと、3年目の保証を求めるLaRoche。仮にLaRocheと合意するとなった場合には、Michael Morseがトレードされることになるとの観測が強いです(Morseとの契約は2013年まで)。これは難しい。守備も含めて考えれば今季は間違いなくLaRocheのほうが望ましいと思いますが、3年契約と言われると契約終了時には35歳を越えます・・・。個人的には、2013年はこのままMorse、次のオフに考える余地を残しておくべきだと思います。
2012/11/26
KarnsとDavisが40人ロースター入り
FA選手との契約やトレードは今のところ一件も成立していません。
・B.J. Uptonの代理人と接触したようですが、本命はブレーブス、フィリーズと言われており可能性は低そうです。個人的にはあまり買っていない選手なので、パスして結構です。
・Adam LaRocheとの間での交渉については進んでいるとか進んでいないとか情報が錯綜しています。こちらは再契約が望ましいと思います。ダメでもドラフト指名権がもらえるのでいいのですが。
・Jeremy Affeldtとジャイアンツが3年18百万㌦という高額契約を結んだため、Sean Burnettの契約もかなりの高額になることが確実。無理しないでいいです。
++++++++++++++++++++++++
さて本題。
毎年恒例のルール5ドラフト(12月6日)に備えた40人ロースターの調整があり、Nathan Karns投手とErik Davis投手の2人が初めて40人ロースターに入りました。おめでとう。なお、このタイミングで外された選手はいませんでした。
Kanrsについては改めて書くまでもありません。球団公式の最優秀マイナーリーガー投手に選ばれた際の記事(リンク)を参照ください。
意外だったのはDavis。26歳の右腕投手。元々パドレス傘下にいましたが、2011年開幕前にAlberto Gonzalezとのトレードで加入。昨季は先発として投げましたが結果を残せず、今季からブルペンに転向。AAで40試合に投げて防御率2.52、イニング数を上回る奪三振と好投していましたが、既に年齢が高いこともあり、全くノーマークでした。現在進行しているドミニカ・ウィンター・リーグで(11月25日現在)16試合に登板し、防御率0.50(自責点1)と快投していることが決め手になったのかなという感じです。ルール5ドラフトで最も取られやすいのがブルペン投手なので、いい判断かもしれません。
プロテクトから漏れた選手で他球団から指名されないか心配なのは、Daniel Rosenbaum投手とJeff Kobernus二塁手。Rosenbaumは軟投派であることとシーズン後半の不調で見送られそうな気もしますが、Kobernusはドラフト以来どのレベルでも打率がそこそこ残し、足がある点も魅力で、どこかが指名しそうな気もします。ナショナルズとしては、Danny Espinosa、Steve Lombardozziが既にメジャーにいて、場合によってはAnthony Rendonが二塁手として昇格する可能性もあり、さらには今季のドラフト2順目でTony Rendaを指名したこともあって、十分層は厚いと言えるポジションなわけですが。
・B.J. Uptonの代理人と接触したようですが、本命はブレーブス、フィリーズと言われており可能性は低そうです。個人的にはあまり買っていない選手なので、パスして結構です。
・Adam LaRocheとの間での交渉については進んでいるとか進んでいないとか情報が錯綜しています。こちらは再契約が望ましいと思います。ダメでもドラフト指名権がもらえるのでいいのですが。
・Jeremy Affeldtとジャイアンツが3年18百万㌦という高額契約を結んだため、Sean Burnettの契約もかなりの高額になることが確実。無理しないでいいです。
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さて本題。
毎年恒例のルール5ドラフト(12月6日)に備えた40人ロースターの調整があり、Nathan Karns投手とErik Davis投手の2人が初めて40人ロースターに入りました。おめでとう。なお、このタイミングで外された選手はいませんでした。
Kanrsについては改めて書くまでもありません。球団公式の最優秀マイナーリーガー投手に選ばれた際の記事(リンク)を参照ください。
意外だったのはDavis。26歳の右腕投手。元々パドレス傘下にいましたが、2011年開幕前にAlberto Gonzalezとのトレードで加入。昨季は先発として投げましたが結果を残せず、今季からブルペンに転向。AAで40試合に投げて防御率2.52、イニング数を上回る奪三振と好投していましたが、既に年齢が高いこともあり、全くノーマークでした。現在進行しているドミニカ・ウィンター・リーグで(11月25日現在)16試合に登板し、防御率0.50(自責点1)と快投していることが決め手になったのかなという感じです。ルール5ドラフトで最も取られやすいのがブルペン投手なので、いい判断かもしれません。
プロテクトから漏れた選手で他球団から指名されないか心配なのは、Daniel Rosenbaum投手とJeff Kobernus二塁手。Rosenbaumは軟投派であることとシーズン後半の不調で見送られそうな気もしますが、Kobernusはドラフト以来どのレベルでも打率がそこそこ残し、足がある点も魅力で、どこかが指名しそうな気もします。ナショナルズとしては、Danny Espinosa、Steve Lombardozziが既にメジャーにいて、場合によってはAnthony Rendonが二塁手として昇格する可能性もあり、さらには今季のドラフト2順目でTony Rendaを指名したこともあって、十分層は厚いと言えるポジションなわけですが。
2012/11/10
Johnson監督は来季で勇退
シーズン終了により、いったん監督としての契約が切れていたDavey Johnson監督と1年契約を結びました。もともと球団のコンサルタントとしての契約が2014年まであった上で2011年途中から監督を務めてきたという経緯もあり、留任は間違いないと言われていましたが、思ったより時間がかかりました。まさか退団するとは思っていませんでしたが、正式に決まってほっとしました。
併せて、来季すなわち2013年シーズンが監督としての最終年、2014年にはコンサルタントに戻ることも発表されました。年明け1月には70歳になるメジャー最年長。堂々の引退という感じです。既に殿堂入りの可能性もかなりある監督としてのキャリアですが、是非、有終の美を飾ってもらいたい。つまりは2度目のワールドシリーズ制覇を期待しています。
併せて、来季すなわち2013年シーズンが監督としての最終年、2014年にはコンサルタントに戻ることも発表されました。年明け1月には70歳になるメジャー最年長。堂々の引退という感じです。既に殿堂入りの可能性もかなりある監督としてのキャリアですが、是非、有終の美を飾ってもらいたい。つまりは2度目のワールドシリーズ制覇を期待しています。
2012/11/03
FA戦線開幕
昨日の期限を過ぎて、下記の選手が正式にFAとなりました。ひとまず、これまでありがとうございましたと申し上げます。
1B Adam LaRoche
RHP Edwin Jackson
PHP 王建民
LHP Sean Burnett
LHP Michael Gonzalez
LHP Zach Duke
INF Mark DeRosa
このうち、LaRocheには1330万㌦のオファーを出していますので、仮に他球団と契約した場合には補償ドラフト指名権がもらえます。Jacksonにはオファーせず。個人的には1年契約で帰ってきてもらっても良かったし、拒否されてもドラフト指名権がもらえるしで、オファーして欲しいなと思っていましたが、フロントの判断はJacksonとは袂を分かつというものでした。先発5番手としては高くなるということなんでしょう。
これで、今オフの補強ポイントははっきりしました。
●主力となりうる一塁手又は外野手(センター)。FA市場で最も評価の高い一塁手でもあるLaRoche。再契約に向けて交渉しているようですが、あまり進捗していないとの情報も流れています。仮にLaRocheが無理な場合には、センターを補強してMichael MorseかTyler Mooreを一塁に回すという構想もありますが、守備力でLaRocheに大きく劣るのが気になるところ。FAのセンターはかなり層が厚く、Michael BournやB. J. Uptonが高い評価を受けていますが、年俸はともかくいずれもドラフト指名権を失うのがネック。個人的には、2年+オプションで収まるならLaRocheと再契約、それが無理ならFAのTorii Hunterと契約するか、レッドソックスのJacoby Ellsburyをトレード獲得してはどうかと思います。2014年以降は再検討。
●先発5番手。個人的にはJohn Lannanで行って欲しいのですが、もっぱらの噂は球団が最後の年俸調停をせずにFAとするようです(いわゆるnon-tender)。期待されるのはしっかりイニングを稼いでくれるベテラン投手ということでプロファイル的にはJacksonと被りますが、安く抑える趣旨なら、Kevin Millwood、Jeremy Guthrie、Joe Saunders、Joe Blanton、Scott Bakerあたりか。Millwoodはいいかも。大穴でDerek Lowe でも行ってみますか(笑)。
●ブルペン左腕。Burnettに帰ってきてもらいたい気持ちはありますが、ブルペン投手に単年500万ドルは出せない。出すべきでない。FAにはレイズで活躍していたJ.P. Howellがいますが人気で値段が上がるようならやっぱりダメ。Michael Gonzalezと再契約か、Tim Byrdak、Randy Choateを狙って欲しいところ。
と書いて見ましたが、Rizzo GMは毎オフ驚かせてくれますので、このオフも意外な動きがあるかもしれません。Zach Greinkeを狙いに行ったりして。まさかね。絶対反対(関連記事)。
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