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2017/03/22

STノート③ Scherzerも登板へ

 前回のノート以降の7試合を3勝4敗のナショナルズ。先発投手陣は5イニング弱までワークロードを増し、レギュラー野手も3~4打席に立つようになっており、少しずつですがロースターも絞られてきました。

※特に記載しない限り、選手の成績は3月21日の試合までを含めたスプリングトレーニングの全成績。 

● Scherzer実戦復帰間近 
出遅れているMax Scherzerですが、ブルペンセッション、打撃練習での投球に続き、マイナーリーガー相手の試合での登板を終え、いよいよ今日22日のカージナルス戦でこの春初めてメジャーリーガーを相手に投げることになりました。まだ右手薬指は完治していない模様ですが、それでも実戦で調整は進められるところまで回復しています。開幕には・・・ぎりぎりどうかなという感じのようです。まあ、春先に無理しなくていいと思います。

故障者といえば、A.J. Coleが上腕三頭筋の痛みを訴え、予定されていた登板を回避。その前の登板で4回途中7失点と打ち込まれており、先発5番手、あるいはロングリリーフの役割を任されるには厳しい立場となってきました。

● Gio絶好調 
先発投手陣では、Gio Gonzalezの好調ぶりが目立ちます。16日の試合で5回無失点、21日の試合でも5回途中までソロ本塁打の1失点のみ。ここまで5試合で計16回1/3を投げて1.10/0.73、4四球に対して9奪三振の内容。開幕に向けて準備万端です。 

Stephen Strasburg、Joe Rossの2人も、失点はしていますが、まずまず順調な仕上がり。Tanner RoarkについてはWBCの記事をご覧ください。 

●  Zimmerman復調 
スプリングトレーニング最初の9試合で17打数ノーヒットという心配な滑り出しだったRyan Zimmermanでしたが、その後6試合連続安打、16打数10安打と完全に復調。この春の打率をついに3割に乗せてきました(.303/.410/.455)。復活にかける今季、気合が入っていることでしょう。 

他のレギュラー野手陣は、Jayson Werthが自打球で1,2試合休んだくらいで(復帰済み)、順調に調整を進めています。 

●クローザー争い 
依然としてはっきりしないクローザー争い。Blake Treinen、Koda Glover、Shawn Kelleyの3人は引き続き好投を続け、前回ノート以降は3試合連続無失点と踏ん張りを見せているJoe Nathanもひとまず候補に残ったまま。

Gloverの登板が3試合続けて9回だったことから、Gloverが有力候補かとも思いましたが、Baker監督はまだ決まっていないと強調しています。 好調なブルペン投手候補が多すぎるほどいるのが今の状態ですから、むしろオプションが残るルーキーのGloverはマイナーに送られて開幕かもしれません。

●生き残りをかけた選手たちの戦い(つづき) 
Nathan以外のマイナー契約で参加しているベテランの中継ぎ投手のうち、Matt Albersの無失点は9試合、計9回2/3まで続いています。Neal CottsとJeremy Guthrieもまだくらいついています。40人ロースターの選手でも、割と微妙な立場のRafael Martin、それにWBCドミニカ共和国代表で名を上げたEnny Romeroも内容のいい投球を続けています。

野手陣では、Michael Taylorが依然として好調で、打率は前回ノート時(.448)とほとんど変わらない.444というとんでも水準を維持しています。盗塁も順調に伸ばして6つとしています。Wilmer Difoはやや減速しましたが、それでも.333。マイナー契約のベテラン勢ではBrandon Snyderは打率を.333まで上げてアピールしていますが、守備の乱れも露呈しており、必ずしも評価は上がっていません。Clint Robinson(.200)とAdam Lind(.212)と低レベルの争いを継続中。 

● Feddeついに打たれる 
Erick Feddeが18日のマーリンズ戦で2回途中5失点と打ち込まれました。そこまで3試合7イニング無失点でしたが、この日は4安打3四球の内容で厳しいピッチングになりました(防御率も5.19まで上昇)。まあ、これも経験です。 

● Michael Morseハムストリングを痛め離脱(SF) 
ジャイアンツのキャンプにNRIとして参加していたMichael Morseが、20日の試合で右ハムストリングを痛めて離脱してしまいました。この春は14試合に出場し、.258/.343/.516、2本塁打。結果に基き、開幕ベンチ入りが見えてきていた矢先だっただけに残念でなりません。以前の情報だと、マイナーでプレーするつもりはなく、開幕ロースターに入れなければ引退と語っていたようですが、どうするんでしょうか。 

●  John Lannanとマイナー契約 
ナショナルズがJohn Lannanとマイナー契約(メジャーのスプリングトレーニングには参加しない、単純なマイナー契約)を結びました。2012年の退団の経緯からすると、まさか、という感じです。ナショナルズを退団した後、 2013年はフィリーズで、2014年はメッツで投げましたが、結果が残せず、過去2シーズンはそれぞれロッキーズ、ロイヤルズのAAAで投げ、なおかつ防御率5点台と引退の崖っぷちに追い込まれていました。今回、ナショナルズとマイナー契約を結んだというニュースに驚かされましたが、それに続いて入ってきた「左のサイドスローのブルペン投手」として復活を目指しているニュースにさらに驚かされました。これがラストチャンスでしょう。もう一花咲かせてくれること期待して、心から応援しています。

2015/03/05

2015 ST Outlook(番外)元ナショナルズ

いよいよ(日本風にいえば)オープン戦が始まりました。ナショナルズの初戦は5日(現地)でMax Scherzerが先発と発表されています。

この機会に、他球団に所属してスプリングトレーニングを迎えている元ナショナルズをまとめておきます。マイナー契約招待選手は右に(NRI: Non Roster Invitee)と付記。その他はメジャー40人ロースターに入りしている選手。

つい先日までナショナルズのユニフォームを着ていた選手から、ほとんど忘れかけていた選手もちらほら。2008年11月に放出していたJake Smolinskiを覚えていた自分を大したものだと思います(笑)。

皆、開幕25人ロースター入りに向けて頑張ってください!

ARI:
Robbie Ray, LHP

ATL:
Jonny Gomes, OF
Eury Perez, OF
Juan Jaime, RHP
Matt Capps, RHP (NRI)
Chien-Ming Wang, RHP (NRI)
Jesus Flores, C (NRI)

BOS:
Luke Montz, C (NRI)

CHC:
Edwin Jackson, RHP

CHW:
Zach Duke, LHP
Adam LaRoche, 1B
Emilio Bonifacio, 2B
Adrian Nieto, C
J.D. Martin, RHP (NRI)
Logan Kensing, RHP (NRI)

CIN:
Jason Marquis, RHP (NRI)

CLE:
Zach Walters, 2B
Destin Hood, OF (NRI)
Michael Martinez, 2B (NRI)

COL:
Roger Bernadina, OF (NRI)
John Lannan, LHP (NRI)

DET: 
Tom Gorzelanny LHP
Ian Krol, LHP
Joel Hanrahan, RHP (NRI) (※1)

HOU:
Brad Peacock, RHP

KC:
Brian Broderick, RHP (NRI)

LAA:
Ryan Mattheus, RHP (NRI)
Atahualpa Severino, LHP (NRI)

LAD:
Joel Peralta, RHP
Chad Gaudin, RHP (NRI)

MIA:
Michael Morse, OF
Dan Haren, RHP

MIL:
Pete Orr, 2B (NRI)

MIN:
Kurt Suzuki, C
Alex Meyer, RHP
Tommy Milone, LHP
Aaron Thompson, LHP

OAK:
Tyler Clippard, RHP
Fernando Abad, LHP
Billy Burns OF

PIT:
Collin Balester, RHP (NRI)
Steve Lombardozzi, 2B (NRI)

SD: (※2)
Derek Norris, C

SF:
Justin Maxwell, OF (NRI)

SEA:
Carlos Rivero, 3B (NRI)

TB:
Asdrubal Cabrera, SS
Nathan Karns, RHP
David DeJesus, OF
Steven Souza Jr., OF
Corey Brown, OF (NRI)

TEX:
Ross Detwiler, LHP
Jake Smolinski, OF
Ross Ohlendorf, RHP (NRI)
Nate Schierholtz, OF (NRI)

TOR:
Marco Estrada, RHP

※1 この記事を準備している最中にJoel Hanrahanがタイガースから解雇されました。2013年のTJ手術の後リハビリに取り組み、今季の復活にかけていましたが、キャンプイン後に痛みを訴え、検査の結果、再手術が必要となったそうです。

※2 この他、12月の三角トレードで獲得することが決まったものの、形式的に6月までトレードできないTrea Turnerがパドレスのメジャーキャンプに招待されています。

2015/02/09

14-15 FA選手ランキング

[2/9 更新]
ようやくJames Shieldsのパドレス入団が決まりました。長くかかりましたが、そこまで悪い契約でもないという印象。それにしてもパドレスの今オフの補強は強烈でしたね。シーズンが楽しみです。これにより、トップ50でまだ行き先が決まっていないのは、(キューバ人を除くと)Rafael Sorianoだけとなりました(爆笑)。

元ナショナルズのNate Schierholtzがレンジャーズとマイナー契約。

[2/3 更新]
2月になってしまいましたが、未だにJames Shieldsの行き先が決まっていません。思うような契約が得られないんでしょうか。ナショナルズが、Casey Janssenと1年契約(詳細は別記事を参照ください。)。また、元ナショナルズのWil Nievesがパドレスとマイナー契約を結びました。

[1/23 更新]
久々の更新。

このオフのトップFA選手、Max Scherzerが契約。相手はまさかのナショナルズでした!!! 210百万ドルという総額はFA投手史上最高額です(契約延長を含めばClayton Kershawの215百万ドル)。思い切りました。(詳細は別記事を参照ください。)

また、青木宣親がジャイアンツと1年契約。噂では複数年契約を提示した球団もあったそうですが、優勝を狙えるチームに行きたかったとのことでジャイアンツを選択。また、イチローもマーリンズと1年契約。イチローはメジャー3000本安打に向けて2年契約を得たかったはずですが、残念ながら1年となりました。しっかり数字を残さないと、来季の契約はますます難しくなりますね。

この他、、Colby Rasmus、Jason Marquis、Ryan Vogelsong、韓国からポスティングでパイレーツに入団したJung-Ho Kangを更新。ビザやらなんやらで契約が進んでいないキューバ人選手を除けば、トップ40のうち残すは4位のJames Shieldsだけとなりました。

2014/12/11

2014 シーズンレビュー2: またもNLDS敗退

ウィンター・ミーティング中ですが、ナショナルズ関連ではあまりにも動きがないので、先にシーズンレビューの第2弾、行きます。

第2弾は、順番から言うと、またも残念な結果に終わったポストシーズン編を書かなければならないのですが、10月17日に第4戦の記事の追記として敗因分析をまとめたのでその再掲で代えさせて頂きます。

===========(再掲開始)===========
シリーズを通じて投手陣は良く頑張りました。4試合(延長18回を戦っていますから実質5試合分)で9失点。うち非自責点が3もあって、チーム防御率は驚異の1.23。しかし、負けた試合は全て1点差。Storen、Roark、Barrett、みんなギリギリのところで粘れなかったのは確かでした。いやいや、誰がなんと言おうと投手陣は十分に頑張りました。

敗因は打線。チーム打撃成績 .164/.222/.258って・・・・。全9得点で、そのうち2点は第3戦でのMadison Bumgarnerの悪送球でもらったもの。残る7点のうち、ソロホームランによるものが4点。そしてBryce Harperが1人で4打点。他の打者では、Anthony Rendonだけが気を吐き、打率.368(7安打)と頑張りましたが、全試合にフル出場したにも関わらず、1番Spanは2安打、3番Werthと4番LaRocheはともに1安打ずつ(もちろん打点0)に終わってしまいました。特に3,4番の本来ならチームを引っ張るはずの2人がこの成績に終わったことが最大の敗因でしょう。

そして、忘れもしない第2戦の9回2死での投手交代。ですが、それを言うのは結果論になるのでやめましょう。

ともかく、このようにしてナショナルズのシーズンは終わってしまいました。故障者もRyan Zimmermanくらいという充実した戦力を持ち、シーズン終盤がものすごく好調だっただけに、ものすごい消化不良感があります。えっ?!ほんとに終わりなの?という感じです。でも、終わりは終わり。
===========(再掲終了)===========

今となって思うのは、相手が悪かったということ。結局この後ワールドシリーズを制することになるジャイアンツ、Bruce Bochy監督と当たったことが運の尽きでした。リーグ最優秀監督を受賞したとはいえ、ルーキー監督のMatt Williamsには荷が重かったという印象。この敗戦から多くのことを学び、次に生かしてくれることを願うばかりです。

我らがMichael Morseがワールドシリーズ優勝に貢献してくれたことをせめてもの慰めです。

2014/08/23

8/22 10連勝でストップ

L3-10 Giants (Season 73-54)
Fister 7.0IP 4ER 7H 1BB 3K
Werth 2/4 HR(13) R RBI

Michael Morseが2012年のオフにトレード放出されてから初めてワシントンDCに戻ってきたこの試合。最初にレフトの守備についた時、そして2回の最初の打席でファンから温かいオベーションを受けました(動画)。

さて試合は、天敵Tim Hudson率いるジャイアンツに完敗。連勝は10でストップとなりました。

Hudsonに対しては、何とか2点を奪い、球数を投げさせて6回途中で降板させはしましたが、ナショナルズ先発のDoug Fisterが珍しく2本もホームランを打たれ(しかも1本はルーキーのJoe Panik二塁手の3ラン)、4失点。8回表にJerry Blevinsが2失点して4点差とされたところで、さすがにもう無理かなという感じになり、9回表にRoss Detwilerが(お粗末な守備があったとはいえ)4失点したところでジ・エンド。

優勝に向けては、連敗しないことが何より大事。明日がんばりましょう。

2013/03/22

PTBNL としてIan Krol を獲得

1月のMichael Morseのトレードに際し、A.J. ColeBlake Treinenとともにナショナルズがアスレティックスから獲得することになっていたPTBNL(Player To Be Named Later) としてIan Krol投手を獲得することが発表されました。

2009年ドラフト7順目で高卒入団した左腕でまだ21歳。2010年シーズンにはシングルAで2.80/1.04と好投し、アスレティックス球団のMinor League Pitcher of the Yearに選ばれるほどの活躍。翌年が始まる前にはBAにより球団内で9位のプロスペクトにランクインと期待されていました。

しかし、2011年に同性愛者をネタにしたツィッター記事により出場停止処分を受けた上、ヒジの故障(軽度)によりシーズンを棒に振ると、昨季は下記のとおり振るわず。プロスペクトとしての地位を落とし、今年はBAのトップ30からさえドロップしてしまいました。

Ian Krol (2012 for A+ and AA clubs under OAK) 
29G (15GS) 97.0IP 26BB 89K 5.20/1.36

とはいえ、21歳で既にAAに到達していること、シーズンの大半を過ごしたCalifornia Leagu(A+)が打者有利のリーグであること、イニング当たりの奪三振数は2009年よりむしろ改善していること、などいい材料もあります。90マイルを少し超える速球に、そこそこ評価されるカーブとチェンジアップがあり、まだ先発投手としての期待感も残しています。能力だけなら、Treinenよりも上かもしれません。

2011年に処分を受けた行為は確かに感心したものではありませんが、犯罪を犯したというわけでもありません。心機一転。過去の過ちを踏み台にしての飛躍を期待しています。

2013/01/17

さよなら Morse, おかえり A.J. Cole

Photo by Cheryl Nichols/District Sports Page
Michael Morseのトレードが発表されました。三角トレードで、Morseはマリナーズへ、John Jaso捕手がマリナーズからアスレティックスへ、そしてアスレティックスからナショナルズへはA.J. ColeBlake Treinenの両投手とPTBNLの3選手が移籍。

Adam LaRocheとの再契約が明らかになった時から予想されていたので驚きはありませんし、本人のためにも球団にとっても最善のトレードと理解はできますが、やはりセンチメンタルな気分。

"Beast" のニックネーム(Ryan Zimmermanの契約延長会見に同席した際、他選手がみんなユニフォーム姿の中、1人だけ"BEAST MODE"のTシャツ姿だったことが印象的でした)。打席に入る前の独特の準備運動(右のボブルヘッド参照。あごはこんなに上がってませんがボブルヘッドなのでしかたない)。球場のファンも一緒に歌う登場曲"Take On Me"。ホームランを打った後、二塁キャンバス辺りでヘルメットをポンと叩く仕草。実に愛嬌のある選手でした。

そんな多くの思い出の中でも一番印象に残っているのは、リーグ優勝を決定した後、レフトスタンドのファンとビールかけをしていたこと(私は反対側にいたので遠目にみているだけでしたが)。他の選手がクラブハウスに引き上げた後も、最後までグラウンドに残ってファンと過ごしていました。今回のトレードが明らかになった後のファンの反応を読んでいても、sadという表現が多く見られ、人気者だったんだなあと再認識。

さらに昨日Morse本人からTwitterで送られたメッセージ(下から順に読んで下さい)を読んで、ますます好感度が上昇しました。


マリナーズで大いに活躍し、来オフには大型FA契約を勝ち取ってくれることを心から願っています。ナショナルズのロースターには残念ながら空きがなさそうですが・・・。

++++++++++++++++++++++++++

それにしても、2009年6月にトレードで入団した時にこれほどの選手になる予想した人がいたでしょうか。私が当時書いた記事なんて「ベテランマイナーリーガーのトレード」ですよ(笑)。不明に恥じ入るばかり。

AAAで少し過ごした後、2009年8月末にメジャーに昇格しましたが、このシーズンは主に代打要員。2010年も開幕時はレギュラーを確保できませんでした。というか開幕直後に故障して約1ヶ月DL入り。5月に復帰したもののしばらくは代打要員の日々。転機となったのは6月10日のパイレーツ戦でした。この試合でシーズン1号を含む3打数3安打を記録すると、ここから先発出場した試合で7試合連続安打。一気にライトのレギュラーの座をゲットすると、シーズン終了までのわずか293打席で15本塁打を放ち、パワーヒッターとしての評価を固めました。

そして迎えた2011年に大ブレイク。開幕はレフトでしたが、LaRocheが故障でシーズン絶望となった後ファーストに入って打ちまくり、最終的には146試合に出場して、31本塁打、.303/.360/.550という素晴らしい打撃成績。OPS.910はナ・リーグ8位でシーズン終了後はリーグMVP投票でも票を得ました。当サイトでもチーム野手MVPに選出。

昨季は背中の痛みで約2ヶ月出遅れましたが、それでも出場すればきっちり結果を残し、リーグ優勝したチームに大いに貢献。NLDSでも全試合に5番レフトで出場し、第5戦では2ランも打ちました。このオフ、Denard Spanのトレード獲得かLaRocheとの再契約のどちらかがなければ、今季も当然主軸として期待されていましたが・・・・。

ナショナルズでの3年半の成績は次の通り。見事なキャリア再生でした。

Michael Morse (2009-2012 for Nationals) 
378G 1353PA 67HR 208RBI  .294/.343/.514 2SB

+++++++++++++++++++++++++++

トレード自体は高く評価できます(もちろんナショナルズから見て)。

残り保有期間が1年で、明らかに余剰となっていたMorseを放出して(年俸負担もなく)、トッププロスペクトのColeを取り戻しただけでも驚きなのに、Treinenというまずまずのプロスペクト(プラスそこまで期待できる選手ではなさそうですが、あと1人)まで引っ張ってきたMike Rizzo GMの手腕はさすが。前日のRafael Sorianoとの契約合意のニュースでやや近視眼的になっているかと心配しましたが、生き残りをかけてばくちを打たざるを得なくなっているGM(マリナーズ)と、昨季の予想外のポストシーズン進出で前のめりになっているGM(アスレティックス)を相手にした見事な交渉でした。正直、ここまでいいパッケージを得られるとは全く思っていませんでした。

センターピースのA.J. Coleは元ナショナルズのトッププロスペクト。わずか1年で出戻りとなりました。名門マイアミ大への進学を表明していたにもかかわらず2010年ドラフト4順目で強行指名して期限ぎりぎりに契約。2011年のシーズンにHagerstown(A)でまずまずの投球をし、昨季開幕前のBAランキングでは全体で57位と高く評価されていました。が、このPHASE 2にブログを移すきっかけとなったGio Gonzalezのトレードのセンターピースとしてアスレティックスに移籍していました。迎えた今季は、A+レベルで開幕したものの滅多打ちに遭い8試合でAに降格という試練もありましたが、しっかり立ち直り、Aでは19試合95.2イニングを投げて、2.07/1.01、奪三振109に対して与四球わずかに19と完全に支配しました。まだ21歳になったばかりであり、依然としてトッププロスペクトには違いありません。

2人目のBlake Treinenも面白い素材です。まず経歴が興味深い。高校を出てから、地元の大学に行った(1年目)が、やはり野球をやりたくてアーカンソー大に移ったのに入部トライアウトに合格できず(2年目)。野球をやらせてくれるということでサウスダコタ州立大に移ったものの、NCAAのルール上この年はプレーできず(3年目)。ようやく試合に出られるようになるといきなり好投。2010年ドラフトでマーリンズから23順目で指名を受け、本人は入団する気でいたのになんと身体検査で引っかかり契約してもらえず(4年目)。大学に戻り、さらに好投を続けて2011年ドラフトの7順目で指名してくれたアスレティックスに晴れて入団したときには既に23歳と、いろいろ回り道をしてきた選手です。長身から投げるツーシームは95マイル前後に達し、スライダーもいいものがあり、今後チェンジアップを磨くことができれば先発投手として、できなくてもブルペン投手としてはメジャーに到達できるとプロジェクトされています。奪三振に対して、四球が非常に少ないという点も高評価ポイント。今季はCole 同様A+で開幕を迎え、シーズンを通じて投げきりました。結果は103イニングを投げて、4.37/1.35とあまりぱっとしてませんが、カリフォルニア・リーグは打者有利として有名なので、多少は割り引いて見てあげてもいいと思います。

3人目については判明したところで追記します。

他球団のことは普段からあまり分析していないのでどうこう言うのもはばかられますが、マリナーズの動きはナンセンスか、せいぜいギャンブルに走っているとしか思えません。比較的ベテランの長距離砲を集めていますが、それで簡単にいまや最強ディビジョンと言って間違いないア・リーグ西地区を勝ち抜けると本当に思っているのでしょうか。まあ投手プロスペクト3本柱に手を付けていないので単純に近視眼的動きだとは言いませんが、それにしても今回ナショナルズが受け取る3人をJasoの見返りとして受け取ったほうが、チーム構想としては良かったと思えてなりません。

アスレティックスに至ってはもっと理解不能。右打ちで右投手をあまり打てないDerek Norris を正捕手に据えたことから、左打ちの控え捕手が欲しかったということかもしれませんが、既にチームにはGeorge Kottarasがいました。そのKottarasをDFAしてJasoへ切り替えるというアップグレードのために今回の3プロスペクトを放出したことになりますが、果たしてその違いはそんなに大きいのでしょうか・・・。Jasoが昨季ほど打つとはとても思えないのですが。ま、他球団のことなので知りません。

+++++++++++++++++++++++++++

おまけ。

ちょっと探していたら、ナショナルズのユニフォームを着ての最後の打席となった、NLDS第5戦の8回裏の打席の映像(こちら)がありました。"Take on Me" の大合唱も聞けます。

2013/01/08

LaRocheと再契約

昨シーズン終了後FAとなっていたAdam LaRocheと再契約に合意しました。2年2400万ドル(2013年1000万ドル、2014年1200万ドル、2015年相互オプション1500万ドル・球団側破棄の場合200万ドル)。

双方とも再契約に前向きと言われながら、3年契約を望むLaRocheと2年契約を譲らなかった球団との間で着地点が見つけられないまま時間が経過。その間に、関心を持っていたとされる他球団が補強を済ませ、気が付けばLaRocheに選択肢はなくなっていました。というか、FA市場の推移から明らかになってきたようにどの球団もドラフト指名権を喪失することひどく恐れている中、そもそも契約をオファーした球団があったかかどうかさえ疑わしい状況。結局、12月のウィンター・ミーティングの際に球団が提示したオファーを、LaRocheが全面的に飲む形での合意となりました。このオフの相場からすると、2年2400万ドルは格安。それだけ、ドラフト指名権が市場価値を下げたということです。

これにより内野陣は昨季と同じメンバーで開幕を迎えることになりました。LaRocheと再契約しなければMicheal Morseがファーストに入ると目されていましたが、それに比べると、守備は明らかに上。というか30球団でもトップクラスの鉄壁でしょう。打撃の数字は大きく変わらないかもしれませんが、右打者のMorseよりも左打者のLaRocheが入るほうが打線のバランスが良くなるというメリットがあります。総じて戦力アップになったことは間違いありません。

しかし、これで浮くことになるのがMorse。さっそくトレードの噂が駆け巡っています(NYY、SEA、BALなど)。戦力の観点からは仕方ないと理解できます。本人のためにはトレードされるほうが出場機会が増えていいのかもしれません。ですが、個人的にかなりお気に入りの選手だったので、本当にトレードされることとなったら、とてもとてもとても残念に思うことでしょう。いつ故障者が出るかも分からないので、少なくともスプリングトレーニングの後半までは置いておいてもいいと思うのですが・・・・(でも似たタイプで若いTyler Mooreもいるですよね)。なんだか昨年のLannanの状況に似ています。

2012/09/28

9/27 Harper 2戦連発, Morse 2発【M3】

W7-3@PHI (Season 95-61)
Gio(W21-8) 6.0IP 3ER 6H 3BB 6K 2.89
Morse 2/4 2HR(15,16) 2R 4RBI .289
Harper 2/4 HR(21) R 2RBI BB K .264

1回表、Bryce Harperが2戦連発となる21号ソロをライトスタンドに叩き込み幸先良く先制。ところが、先発のGio Gonzalezが立ち上がり大乱調。2死走者なしとしながら、シングルを打たれると突如制球を乱し、連続四球で満塁。ここでDarin Rufに走者一掃の二塁打を打たれてしまい、さらに次の打者も四球。8人目の打者を三振として何とかイニングを終えましたが、37球。さらに、2回も2本のシングルを打たれる不安定な内容で18球。今日のGioは最悪か、と思われました。

これを救ったのが打線。2回にMichael Morseがソロ。4回には1死3塁でまたもMorseがきっちり内野ゴロを打って同点。5回にHarperの詰まりながらもレフト前に運ぶタイムリーで勝ち越すと、6回にはMorseがこの日2本目の本塁打、しかも右中間への特大2ランを放って、試合の流れを完全にナショナルズのものとしました。

Gioは3回以降立ち直り、結局106球で6回を投げきり、メジャートップの21勝目を記録しました。こういう試合でも勝ち投手になれるというのは、ツキというにとどまらず、実に立派です。残す登板はあと1回。サイヤング賞を賭けての登板となります。

2位ブレーブスは今日も勝ちました。直近12戦10勝。いやいや立派。マジックは1つへって3。残りは両チームとも6試合ずつ。ナショナルズの残りカードは、カージナルス(アウェイ)、フィリーズ(ホーム)が各3試合ずつ。他方でブレーブスの対戦カードはメッツ(ホーム)、パイレーツ(アウェイ)と完全に優勝争いから脱落した両チーム(特に大失速で失意のパイレーツ)なので、全勝も十分ありそうです。最後のフィリーズとのシリーズまで地区優勝は決まらないかも(そうすると、Gioの登板はサイヤングに加えて地区優勝もかかっているかもしれません)。

MVP: Michael Morse

2012/08/18

8/17 Morse満塁弾, Harper 2ラン

W6-4 Mets (Season 74-45)
Detwiler(W7-5) 6.0IP 3ER 6H 1BB 1K 3.25
Morse 1/4 HR(12) R 4RBI K .299
Harper 2/3 HR(11) 2R 2RBI BB .249 
Werth 2/4 2R .319

ナショナルズ先発は前回登板で良くなかったRoss Detwiler。立ち上がりから決して悪くはなさそうでしたが、2死走者無しから3連打で2失点という嫌なスタート。しかし、すぐに立ち直り、90マイル台半ばの沈む速球をどんどんストライクに投げ込みゴロを打たせるという良い時の投球を展開し、追加点を与えない投球を続けました。

対するメッツ先発はJohan Santana。直近の数登板は打ち込まれていましたが、今日は3回までパーフェクト。ボールも切れており、これは簡単には打てないなという雰囲気が漂っていました。が、4回に入って球速が(92マイル程度から89マイル程度に)2,3マイル落ちると、ナショナルズ打線が一気に捕えました。4回、先頭のJason WerthからBryce Harper、Ryan Zimmermanが3人続けて完璧にボールを捕えたセンター前ヒットで無死満塁とすると、4番のMichael Morseが外高めの速球を弾き返して右中間スタンドへ。満塁弾で逆転。さらに続く5回には、2死からWerthのシングルに続いて、Harperが弾丸ライナーでライトスタンドに突き刺さる2ランを打って、試合の主導権を握りました。

後は、ブルペンがきっちりリードを守って快勝。貯金をシーズン最多の29としました。2位ブレーブスは、終盤までリードを許しながら8回に追いつき、11回サヨナラ勝ちでドジャーズを下し、4ゲーム差は変わらず。

MVP: Michael Morse

2012/07/30

7/29 延長11回11-10で今度は勝利

W11-10(11)@MIL (Season 61-40)
Gio 6.0IP 4ER(5R) 5H 5BB 4K 3.27
Stammen(W4-1) 2.1IP 0ER 1B 4K 2.17
Morse 2/4 double HR(8) 2R 4RBI BB K .303
Lombardozzi 3/5 HR(2) R 2RBI .270
Zimmerman 2/6 double 2R K .272
Brown 2/4 double 2R .188
Bernadina 1/4 HR(3) R 2RBI 2BB K .283

試合をやっていた日中は外出しており、しかもブラックベリーも充電切れで、全く試合をフォローできませんでしたが、強烈な試合だったみたいです。最終スコア、11-10(延長11回)あの試合と全く同じ。違ったのは、今日はナショナルズが勝ったということ。

Steve Lombardozziの先頭打者本塁打で幕を開けた試合は、その後、Gio Gonzalezの制球難(押出し)、まずい守備(挟殺プレーの間に本塁生還を許す)、誤審(青木のスクイズに際して一塁をセーフと判定)などがあり、ブリューワーズペースで展開。7回を終えて3-7とリードを許していました。

しかし8回表、まずRoger Bernadinaの2ランで2点差に迫ると、さらにJesus Flores、Corey Brownの連打で1死2,3塁とし、Lombardozziの二ゴロで1点、そして打者 Bryce Harperへの暴投でBrownが生還して4点差を追いつきました。が、その裏。前の回にもRickie Weeksに2ランを打たれていたRyan Mattheusが、青木、Carlos Gomezに2者連続本塁打を浴び、再びリードを許し、流れは完全にブリューワーズのほうに戻りました。

ところがところが、9回表。1死からMark DeRosaが歩くと、Michael Morseがライトポール際への同点2ラン。球場の雰囲気を一変させるまさに起死回生の一打。こうなるともうナショナルズのペース。8回裏途中からマウンドに登ったCraig Stammenが、9回裏、10回裏をともに無失点で終えると、11回表、四球のHarperとヒットのRyan Zimmermanを置いて、Morseが三塁線を破る2点タイムリー。その裏、先頭打者のCorey Hartにセンターオーバーの本塁打を浴びたものの、Tyler Clippardが後続をきっちり断ち、4時間半近い試合を勝ちきりました。

完勝とは程遠い勝ち方ながら、勝ちは勝ち。今季最多の貯金21としました。しかし2位ブレーブスも勝ち、これで5連勝。ゲーム差4は変わりません。

心配なのは、4回の守備に付く前に交替したAdam LaRoche。背中を痛めた模様で、はっきりしたことは分かりませんが、軽いものではなさそうです。健康で1年過ごせる選手はいないのか・・・。

MVP:  Michael Morse

2012/06/30

6/29 帰ってきたビースト

W5-4@ATL (Season 44-31)
Detwiler(ND) 6.2IP 4ER 5H 1BB 1K 3.30, 1/3 RBI K
Morse 4/4 HR(3) 3R RBI .294
Flores 2/4 double HR(3) R RBI K .250
Zimmerman 2/5 K .238

デンバーで目覚めた打線はこの試合も健在で、2回には投手のRoss Detwilerのタイムリーで先制。3回には「また2死から」Ian Desmondが2点タイムリー。4回はJesus Floresがレフトスタンドに運び、前半を終わって4-0とリード。

先発のDetwilerは先発に戻って2戦目のこの試合も、6回までわずか2安打1四球と快投。あれ?こんなコントロールのいい投手だったっけ?と思うほどの安定感。速球が主体ですが、セカンドピッチ、サードピッチのチェンジアップ、スライダーとも実に効果的でした。5回無失点の前回に続く好投で評価を大いに上げましたが、7回に落とし穴が待っていました。1死から死球を与えると、セーフティバントを処理できず、さらにボークで2,3塁のピンチを1人で作ると、シングル安打と犠飛でまず2点。なお2死1塁から、ルーキーのAndrelton Simmonsに対してカウント1-2からファールで粘られた後の6球目。これまで低め低めにコントロールされてきたスライダーがいわゆる肩口に入ってしまい、レフトフェンスをぎりぎりで越える2ラン。同点とされてしまいました。先発に戻ってわずか2試合目ということで、7回は明らかにスタミナ切れのアップアップの投球だったと思います。続投させたことを批判する意見もファンサイトでは多く見られました。しかし、個人的には続投で良かったと思います。まず、(7回開始時点で)まだ77球だったこと。そして、前日の延長戦(しかも先発Edwin Jacksonが4回途中降板)でブルペンを使い果たしていたこと。何より、Detwilerが5番手相当の投手から、もう一皮剥けるためにはこうした試練が必要だと思ったからです。結果はこうなりましたが、ベンチ・フロントの信頼というか、育てたいという気持ちが伝わってきました。きっと次に活かしてくれると思います。

さて、7回裏で同点となってしまいましたが、直後、8回表先頭打者のMichael Morseがライトスタンドへ勝ち越しのソロ。後は、Sean Burnett、Tyler Clippardがしっかり抑えて2位ブレーブス叩きに成功。それにしてもMorseはすっかり昨季のいいときの状態に戻りました。この4試合で12安打。2割そこそこから3割目前まで打率を上げています。何より状態がいい。右に左に鋭い打球を連発。やはり彼が打つと盛り上がります。

MVP: Michael Morse

2012/06/03

6/2 Strasburg 7回無失点

W2-0 Braves (Season 30-21)
Strasburg(W6-1) 7.0IP 4H 0BB 9K 2.35
Clippard(S4) 1.0IP 0ER 2K 2.78
Flores 1/2 HR(2) R RBI BB K .268
Harper 1/2 2BB .278

4月のリーグの月間MVPに輝く好投から、5月は5試合の登板で防御率4.50と減速していたStephen Strasburg。6月の初登板は素晴らしいものとなりました。初回から100マイル近い剛速球で圧倒し、3者連続三振の立ち上がり。3回に2死からの連打で2,3塁のピンチを迎えましたが、それ以外のイニングは2塁さえ踏ませませんでした。速球も、変化球も文句の付けようのない出来。(意外にも?)7回を無失点で投げきったのはプロ入り初。まだ90球だったので、点差がついていれば少なくともあと1イニングは投げたはずですが、1-0のリードで迎えた7回裏1死1,2塁の場面で代打を送られて交替となりました。
Photo by Jonathan Ernst/Getty Images
打線は、防御率リーグトップのブレーブス先発Brandon Beachyの前になかなか点を取れませんでしたが、5回裏にJesus Floresの左中間へのソロ本塁打で先制。7回裏にはStrasburgへの代打Xavier Nadyがライトへタイムリー二塁打を打って1点を追加。2点あれば、8回はSean Burnett、9回はTyler Clippardと今最も信頼できるコンビには十分でした。快勝で連敗ストップ。よしよし。

なお、今日から復帰のMichael Morseは遊ゴロ4本・・・。力入り過ぎ(笑)。

MVP: Stephen Strasburg

2012/06/01

Morse→復帰、Brown→AAA

待ってました。肩の後ろあたりの筋肉を痛めて開幕からずっとDL入りしていたMichael Morseがようやく復帰。リハビリ出場したマイナーの試合で打撃・送球とも何ら問題なかったようで、さっそく4番ライトで先発出場します。Morseがいるのといないのとでは打線の厚みが全く違います。昨季ほどの数字を期待するのは酷かと思いますが、健康にプレーしてくれて前後を打つRyan ZimmermanやAdam LaRocheに好影響を与えてくれることを期待しています。守備位置は、昨季はレフトとファーストで起用されましたが、肩が弱いSteve Lombardozziをレフトで使うためにMorseはライトに回るようです。とりあえずJason Werthが復帰してくるまでは。

ロースターを空けるために、Corey BrownがAAA行きとなりました。先発出場1試合を含む3試合に出場しスクイズで1打点を記録しましたが、メジャー初安打はまたもお預けとなりました。また機会はあるはず。頑張って下さい。

2012/04/12

故障者情報: Morse, Rendon, 王建民, Ankiel

なんだか毎日のように故障者情報をアップデートしています。ふぅ。

復帰時期未定とされているMichael Morse。再検査の結果、手術で直すようなものではないもののひとまず直るまで野球をしてはいけないということになりました。とりあえず6週間の安静。その後、再検査を行うということで、復帰時期未定に変わりはありません。マイナーの試合では投げられないだけで打つのに支障はなかったのに。(DHがあれば、という気がしないでもないですが、もともとDHは邪道だと思っている人なので、言いません)

4月7日の試合で左足を痛めて退場していたAnthony Rendon。比較的単純とのことですが、骨折していたことが判明。今はコルセットで固めている状況だそうです。こちらも、何とか今季中に復帰できれば、という程度の見通ししか立っていません。

王建民は順調に調整中でブルペンセッションを行ったようで、意外と早く復帰できそうという情報です。Detwilerがこの前のような快投を続けたら、難しい判断を迫られることになります。

Rick Ankielは全く問題なくマイナーの試合で調整中で日曜日土曜日に復帰予定です。(追記:金曜日の試合前にJohnson 監督が土曜日の復帰を明言しました)


2012/04/10

故障者情報: Storen, Morse, Goodwin

先日のAnthony Rendonの故障に続き、悪いニュースが続きます。

右ひじ痛でDL入りしているDrew Storen。ここまで順調に調整を進めてきましたが、日曜日のブルペンセッションで改めて痛みを訴えて、再検査となりました。TJかどうかは分かりませんが、どうやら何らかの手術に踏み切るのではないかとの観測です。

また3月6日以降、背中を痛めているMichael Morse。マイナーでの試合で打ちまくっており、4月12日のホーム開幕戦で復帰予定と言われていましたが、月曜日の試合で(バットでは2安打しながら)レフトから内野への返球さえできないほどの痛みで途中退場。こちらも再検査となり、復帰は未定となりました。

そして、マイナーでも、開幕から4試合で2本塁打(.375/.524/.813)と印象的な活躍をしていたBrian Goodwinが、月曜日の試合の2回裏、先頭打者として内野安打で出塁したところで自ら退場。太ももを痛めたようです。大事ではないようですが、数日休んで様子を見るとのこと。せっかく好スタートを切ったのに。

やはりマイナーで調整中のRick Ankielは順調で4月14日に復帰予定。王建民も特に問題なくリハビリを続けているものの、早くても4月末の復帰となる見通しだそうです。

2012/03/06

ST 3/6 Gio 3回無失点デビュー

初登板のGio Gonzalez。初回に2人のランナーを出しましたが、危なげなく3イニングを無失点。最速は95マイルを計時。順調な仕上がりを見せています。今日はそのGioとのトレードでA'sに行ったTom Miloneがやはり3回を無失点。前回登板と合わせて5イニングでソロ本塁打の1失点のみと好投を続けています。昨日初登板のBrad PeacockはAlbert Pujolsにダブルを打たれるなど2回途中4失点という結果でした。

2回にJason Werth、4回にMark DeRosaがそれぞれソロ本塁打。3回にはChad Tracyが2点タイムリー二塁打と今日は長打が出たナショナルズ打線。WerthとTracyはそれぞれ初安打。なかなかヒットが出ないのがIan Desmond。3度目となる1番ショートでの先発出場でしたが、3打席凡退の上に3つ目のエラー。周りが喧しくなってきました。

出場予定だったMichael Morseが背中を痛めて欠場。今の時期に無理をしても仕方ないので、しっかり直して下さい。代わってBryce Harperが7番ライトでフル出場。第1打席にライナーでライト前に運ぶシングル。その後3打席は凡退。(BOX

◎よくできました
Gio Gonzalez 3.0IP 0ER H BB 2K
Jason Werth 1/2 HR(1) R RBI
Mark DeRosa 1/2 HR(1) R RBI
Brett Carroll 2/4 R K 9番レフトでフル出場。

▲がんばりましょう
Ian Desmond 0/3 K E(3)
Andres Blanco 0/2 2K 途中からショート。打席では無視1,2塁の場面などで2三振。

☆プロスペクト
Bryce Harper 1/4 K
Anthony Rendon 1/1 double R 代走で入りサードへ。8回の打席でライトへ二塁打。初安打!
Tyler Moore 0/1 SF RBI K 途中からファースト。8回に犠飛。
Eury Perez 0/2 途中からセンター。
Sandy Leon 1/2 途中からマスク。7回の初打席でライト前シングル。

2012/02/19

2012 Spring Training Outlook 5 (OF)

(2月19日追記)
Mike Cameronがキャンプ地に来ることもなく引退を表明しました。予想より早かったですね。昨季のStairsのように、本来は敬意を払うべきベテラン選手に対してあまりの不甲斐なさに批判しなくてはならない状況は、本人はもちろんファンにとっても悲しい状況なので、これでよかったと思います。私にとってはイチローの横でセンターを守っていた印象のままです。17年間お疲れさまでした。

++++++++++++++
(2月18日オリジナル)
明日が投手と捕手の集合日となりました。キャンプ地からのビートライターによるレポートも続々。既に主要な野手も含め20人以上の選手はキャンプ地でトレーニングしているようです。さあ、いよいよです。

最後は外野手編。

【オフの動き】
(退団) Laynce Nix(FA)、Jonny Gomes(FA)
(入団) なし

オフの始めにフロントが示した課題の1つがセンターの強化でしたが、結局メジャー契約の補強はなし。FAにめぼしい選手がいない中、トレードも探ったようですが成果は得られず。FAとなったRick Ankielとマイナー契約で再契約。

【スプリングトレーニングの見所】
(40人ロースター)
Jason Werth
Roger Bernadina
Michael Morse
Bryce Harper
Eury Perez
Mark DeRosa
(マイナー契約招待選手)
Rich Ankiel
Corey Brown
Mike Cameron (2月19日引退表明)
Brett Carroll
Jason Michaels
Xavier Paul

Harperを開幕ロースターに入れるべきかどうかが論じられていますが、ありえない選択。Johnson監督が期待する発言をしており、Rizzo GMも「Best 25が開幕ロースター」と公式には発言していますが、FAになる年を1年早める決断を下すとはとても信じられません。そんなことをすれば、むしろ長期的には許されないミスです。スプリングトレーニングで打率4割超、出塁率5割超、チーム最多本塁打をダブルスコアでリードするくらいの破壊的な成績を残せば考えるかもしれませんが、さすがにそこまでは打たないでしょう。もっとも、昨春の成績が(わずか19打席とはいえ).389/.450/.556でしたから、ありえないと言い切れないところがこの選手の恐ろしいところですが(笑)。昨春に比べれば先発出場を含め多くの出場機会を得るでしょう。どれだけ通用するか、もちろん大注目です。

Harperがマイナーで開幕することを前提にすると、ライトにWerth、レフトにMorseで両翼のレギュラーは確定。センターを巡ってオープンな競争が展開される見通しです。

候補はBernadinaとマイナー契約のAnkiel、Cameron、それにBrownの4人。この4人のうちCameronを除く3人が左打者で左投手を苦手にしていることから、センターはプラトーン体制を取ることになりそうです。具体的な注目点は、Cameronが健康にそれなりの成績を残してプラトーンの一角を確保するか、左打者3人の争いを勝ち残るのは誰か、そしてまさかのトレードがあるかといったところ。

Cameronは39歳の大ベテラン。2001、03、06年にゴールドグラブ賞を獲得したセンターの守備はいまだ高く評価されていますが、過去2シーズンはとにかく打てませんでした。マーリンズに在籍した昨季後半の数字は.238/.331/.420と意外に良いのですが、わずか45試合での成績なので信じていいものかどうか。ちなみに、フルシーズンでの左投手との対戦成績は.165/.267/.352という無残な数字(対右投手のほうがまし)。

左打者3人の中では、マイナー契約ながらAnkielが有力視されています。昨季、打撃はともかく守備は確かにBernadinaより安定していました。何よりあの強肩。それだけで本塁に突入するランナーが減り、失点を防いでくれます。当ブログをご覧頂いてきた方はご承知かと思いますが、個人的にはBernadinaをずっと押してきました。フロントはセンター守備を評価していないので旗色は悪いですが、対右投手成績では.257/.322/.398とAnkielの.243/.300/.379を上回っています。使い方を間違えなければメジャー選手として十分やっていけるはず。最後のチャンスでしょうからしっかり頑張って。故障もあって昨季は不本意なシーズンとなったBrown。オフに40人ロースターから外されましたが、他球団からクレームされることもありませんでした。26歳ですから、こちらもそろそろラストチャンス。落ちた評価を反転させることができるでしょうか。

40人ロースターにはEury Perezも入っていて、センターが本職、しかも右打者ですが、ルール5ドラフトでプロテクトするために40人ロースターに入っただけで、さすがにまだ早いでしょう。

【開幕予想】Werth, Morse, Ankiel, Bernadina

層が薄い。明らかにもう1人補強しておくべきでした。

決して期待しているわけではないのですが、Cameronは故障離脱あるいは不振で退団してしまい、結果、センターのプラトーンは、対右投手はAnkiel、対左投手はWerth(ライトはBernadinaかDeRosa)となると予想します。Bernadinaは両翼の控え、代走要員としてロースター入り。外野手としての登録は以上4人。通常は5人ですが、DeRosaが両翼を務めるられるのでとりあえず4人で十分でしょう。他のマイナー契約選手は、内野手のRivero、Tracyに(さらにTeahanにも)打ち勝てないと見ます。

上でHarperの開幕ロースターはないと書きましたが、開幕から3週間ほど遅れて、4月末にメジャーデビューという可能性は否定しません。それならFA資格取得は早くなりません。さらに6月中旬まで待てば、年俸調停権を2年目終了時点で得ることができる「スーパー2」となることも回避でき実質的に数百万ドルのコスト節約となりますが、そこまで待つかどうか。Harper自身がスプリングトレーニング・開幕後のマイナーで好成績を残すことに加え、Harperを必要とするチーム状態となっているなど、運も含むいくつかの要因が重ならなければ実現しないと思いますが、ファンとしては、これがベストシナリオです。

2012/01/20

年俸調停関連

[2/2追記]
Lannanとは年俸調停を行い、球団側が勝利。今季年俸は500万ドルとなりました。(記事はこちら

[1/20 追記]
Morseと2年1050万ドルで合意したことが発表されました。17日の期限前に大筋合意していたものの身体検査のため発表が遅れたようです。

年俸調停の残りの2年をカバー。2013年オフにFAとなるスケジュールは変わりません。金額的には、活躍すれば割安となり、成績が落ちれば割高となる水準。双方にとっていい契約だと思います。

今季はレフトのレギュラー確定。2013年は、センターを新たに獲得し、ライトにHarper、レフトにWerthが入ると想定され、ファーストを守ると思われます。もしFielderと契約すれば少し話はややこしくなります。もう1年Werthにセンターを守らせてレフトに残ることができればいいのですが、Werthがセンターを守れないとなるとHarperとWerthが両翼に入ることになり、Morseのポジションがありません。まずまずの成績を残していればトレードかな。今季MVP級の活躍をされたら嬉しい誤算のシナリオも考えなければなりません。さすがにそんなことはないか(笑)。

[1/17 オリジナル]
球団と各年俸調停対象選手との間で交渉が続けられてきましたが、1月17日正午(東部時間)の希望額提示期限までの、各選手との契約状況は以下の通りとなりました。

今後、ヒアリングが順次始まりますが、なんとかその前に合意できることを願っています(弊害については過去の記事を参照)。

[契約済]

Gio Gonzalez 5年(+2年オプション)契約(記事はこちら)。

Jesus Flores 1年81.5万ドル+インセンティブ。前年の75万ドルから小幅上昇。スーパー2で3年目(来年が最後)です。

Tom Gorzelanny 1年270万ドル300万ドル。前年210万ドルから上昇。スーパー2で3年目。ロングリリーフにこれはちょっと高い印象。スプリングトレーニングで結果を残さないと解雇もありうるか。

Jordan Zimmremann 1年230万ドル。スーパー2での初の年俸調停対象年。少し期待していましたが、複数年契約に至りませんでした。

Tyler Clippard 1年165万ドル。スーパー2での初年。こちらも複数年の噂がありましたが、とりあえず1年契約で落ち着いています。

[未契約]

John Lannan Lannanの希望額が570万ドルに対して球団提示は500万ドル。2度目の年俸調停対象年で昨季は275万ドル。

Michael Morse Morseの希望額が500万ドルに対して球団提示は350万ドル。こちらも2度目で昨季は105万ドル。