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2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2019/02/27

2018-19 Bryce Harper Watch

3月2日 
ついに決着しました。Harperの移籍先は、フィリーズ。

13年 3億3000万ドル。

Giancarlo Stantonがマーリンズと結んだ3億2500万ドルを上回るMLB史上最高額。ただ、年平均額にすると2500万ドルちょっとで、先日ロッキーズと契約延長したNoran Arrenadoの3250万ドルはおろか、パドレスと契約したManny Machadoの3000万ドルにすら及びませんでした。インセンティブやオプトアウト条項もないので、これ以上の増額はありません。これはこれで十分に大型契約ですが、おそらくHarper陣営が思ったほどの契約を得られなかった中、「総額」で面目を保ったというところではないかと推測します。

それよりも13年契約には驚きました。現在26歳のHarper、契約を終える頃には39歳となります。ノートレード条項も含まれており、フィリーズでキャリアを全うする覚悟と思われます。既に、今後はFA選手のリクルートにも乗り出すという意向が報じられているなど、フランチャイズを背負って立つ覚悟を示しています。2010年オフにフィリーズからFAとなったJayson Werthがナショナルズに加入したときとダブります。両球団の置かれている状況もちょうど反対ですし。

13年といえば、ナショナルズに在籍した7年のおよそ2倍。今後どんなキャリアを送っていくことになるかは分かりませんが、もし殿堂入りすることになれば、フィリーズの帽子を被ってになるんでしょうね。今はまだ愛着があり、応援したい気持ちもありますが、いずれは応援できなくなっていくんだろうなと思うと、さみしい気持ちになります。せめてフィリーズのファンから愛されるといいなと思いますが(フィリーズのファンだけに分かりませんね)。

ともかく、これでナショナルズもナショナルズファンも前を向ける状況になりました。特に外野陣。Juan Sotoに続いて、Victor RoblesにもHarperの抜けた穴を感じさせてくれないような大ブレークを期待しています。

2月27日
ここにきてドジャーズが再び浮上してきました。球団幹部に加えてDave Roberts監督までもがラスベガスにHarperを訪れたそうです。Harperの地元ラスベガスに近い西海岸の大都市の伝統ある球団。資金力も問題ありません。フィリーズも引き続きプッシュッしていて3億ドルを超えるオファーを提示しているとも報じられていますが、他にもジャイアンツ、パドレスも噂に上がっています。

Harperの決断は今週中(~3月2日?)と報じられていますが、はてさて。

2月24日
フィリーズのオーナーがラスベガスに乗り込んで直接対話しているとの報。ナショナルズのMark Lernerオーナーが、Harperの獲得はないだろうと再び発言。ホワイトソックスも撤退を明言。

大型補強を宣言してオフに入ったフィリーズとしては、Machadoを得られなかった以上、Harperの獲得は必須となっていますので、時間の問題と見られています。それなのになかなか決まらないというのはどういうことなんでしょうか。

2月21日
意外でしたが、Manny Machadoが先に決まりました。相手はMachadoが希望していた東海岸のチームではなくパドレスとなりましたが、10年3億ドルという超高額契約。正直なところMachadoがこんな契約を得られるとは思ってもみませんでした。

さて、これでいよいよHarperの周りも騒がしくなってきました。当然Machadoの契約内容が1つの基準になり、ここ数日、3億ドルを上回る(複数の?)契約を蹴ったという噂もあります(Borasが流している疑いもありますが)。こういう状況の元、フィリーズが最有力で、ジャイアンツも真剣にオファーしているようで、ホワイトソックスとナショナルズは撤退したと見られています。さてさて。

2月17日
スプリングトレーニングが始まってしまいました。Harperについて、フィリーズとの交渉が「三塁を回った」との噂が流れてきました。もっとも、流したのがあのJim Bowdenなのでかなり信ぴょう性は低いと思われます(現にMLB Traderumorでさえ相手にしていません)。Bowdenによれば一両日中にもということらしいので、一応注目しておきます。

2月7日
スーパーボウルも終わり、スプリングトレーニングが始まるまで10日ほどとなりました。が、まだ決まりません。6日にはジャイアンツの首脳陣がラスベガスを訪れたと報じられましたが、大きな動きはないまま。さすがにそろそろScott Borasの戦略を疑いたくなってきました。

2月2日
ここにきてパドレスが参戦。31日に首脳陣がラスベガスを訪問し、Harperと面会したようです。2月になりましたが、依然として動きは遅々としたもの。これ以上遅くなると選手としてのパフォーマンスにも影響が出そうです。もうフィリーズでもいいから、一日も早く決まってくれることを願っています。

1月27日
ドジャーズはA.J. Pollockと5年の大型契約を結んだため、Harper獲得の候補からは消えました。ホワイトソックスも関心を失っているようで、現時点ではフィリーズとナショナルズくらいしか名前が挙がっていません。だんだん心配になってきました。

1月14日
12日の土曜日にフィリーズ首脳陣がラスベガスを訪問し、Harperと直接交渉。現時点では最有力と報じられています。ただ、依然としてナショナルズの3億ドルを超えるオファーを提示してはいないようです。また、ドジャーズもYasiel PuigとMatt Kempの2人のベテラン外野手をトレード放出しており、まだまだ可能性は残されているのではないかと見ています。ホワイトソックスはむしろManny Machadoに照準を絞っているように報じられています。いよいよ熱を帯びてきました。

1月4日
年末にかけて静かでしたが、年が明けるといろいろと情報が出てきました。フィリーズとホワイトソックスは10年契約を提示したとも伝えられており、特にフィリーズは来週あたりにラスベガスに首脳陣が乗り込んで直接交渉するそうです。ただ、ナショナルズもTed Lernerオーナーが12月22日にHarperと会ったということで、まだ可能性は残されているようです。

12月16日
ウィンターミーティングが終わりました。当然ラスベガス入りしていたScott Borasが毎日記者ブリーフィングをし、いろいろ報道されていましたが、大きな進展はないまま。Harper本人はついにメディアの前に姿を現すこともありませんでした。

話はいろいろと出ていましたが、報道をまとめると以下の通りです。

・複数球団(判明しているのは、ドジャーズ、フィリーズ、ホワイトソックス)と面会。
・ある球団は(GMなど球団幹部にも秘密裡に)オーナーが単独で面会。
・ナショナルズとは面会なし。ただ、Rizzo GM、Borasとも、引き続き交渉中で再契約の可能性はなくなっていないことを明言。
・ドジャーズが外野陣のトレード放出を画策中。Harper獲得に向けた地ならしとの噂。
・Andrew McCutchenとの契約は、フィリーズのHarperへの関心に影響していない模様。
・ホワイトソックスが条件面を含めて親権に関心を示している。
・ヤンキースは関心がないとGMが改めて明言。

12月9日 
全く音沙汰がないまま日が過ぎていましたが、ここに来て意外な方向からの動きがありました。12月7日に地元ラジオ局のインタビューで、Mark LernerオーナーがHarperと再契約できるとは思っていないという趣旨の発言(I really don’t expect him to come back at this point. I think they’ve decided to move on.)をし、大きく報じられています。ナショナルズが諦めたかのように報じられていますが、そこまではっきり言っているわけではありません。何も接触していないとは考えられませんので、そういった中で何らかの意図を持って発言したものと思われます。

9日から始まるWinter Meetingではいろいろ動きがありそうです。

11月13日
12日、QOを拒否しました。当然。

ヤンキースの線は消えていないという報道がでています。Boras陣営からの要請を受けた記事ではないかとのうがった見方もあながち的外れではないかもしれません。

11月11日
先日のワシントンポストの記事もそうでしたが、なぜか昨シーズン中のHarperをめぐる話がいろいろと暴露されています。誰がどういう意図を持ってリークしているのか気になりますね。

まず、7日付でLAタイムズが、ドジャーズが7月末と8月末(ウェイバーでクレームして)の2度にわたり、HarperとYasiel Puigを中心にしたトレードを提示したもののナショナルズの上層部が拒否したと報じました。Puigのパフォーマンスに2019年まで契約が残っていることを加味するとフェアな提案とも言えますが、Puigには素行面で疑問があり、拒否は正解だったと思います。

続いて、Ken Rosenthal記者(リンク先はSIの二次記事)が、アストロズがHarperのトレードを提示していたと報じました。対価は、J.B. Bukauskas(2017年ドラフト1順目の右腕投手)、Garrett Stubbs(今季はAAAで3割以上を打った25歳の捕手)とあと1人というパッケージだったそうです。なかなかに魅力的。

いずれもHarperのFA退団によって得られるドラフト指名権(もう4順目で確定みたいですね)よりは大きな対価となったはずですが、ナショナルズは拒否。Harperとの再契約を本気で考えている(少なくとも夏の時点では考えていた)証拠でしょう。

11月7日 
9月末にナショナルズが「aggressive offer」を提示したがHarperが拒否したと、ワシントンポストが報じました。詳細は明らかにされていませんが、総額4億ドルには届かないものの史上最高額、オプトアウト条項なしと言われています。

そのタイミングでHarperが受けないことは分かっていたはずですが、ナショナルズ側に再契約の意欲があると、Rizzo GMがHarperと日常的に顔を合わせている間(シーズン中)に示す意図があったと思われます。本気度は伝わったはず。

11月6日 
ヤンキースは投手と内野手(Manny Machado?)を最優先にし、Harperへの関心は失っているという噂が回っています(ヤンキースのことですから分かりませんが)。一方で、資金力のあるホワイトソックス、カージナルスも現実的な可能性とともに関心を持っているそうです。5日から各球団のGMが集まるミーティングが開催されていますが、まだここでは動きはないはずです。

11月3日
ナショナルズからQO(来季1年1790万ドル)の提示がありました。受けるかどうかの期限は10日後に設定されていますが、Harperが受ける理由がありませんので、ただの手続き。

これでもし仮にHarperが他球団と契約することになった場合には、ナショナルズに来年のドラフトでの補償指名権が発生しますが、ぜいたく税対象となっているナショナルズなので、得られる指名権は3順目か4順目(このオフ次第)という低いものとなります。

11月1日
10月31日、ヤンキースがBrett Gardnerとの1年契約に合意。ヤンキース一筋で11年、35歳のベテラン外野手。ずいぶん力は落ちていますが控えとしてのベンチ入りは保証されます。既にかなり込みあっているヤンキースの外野陣にもう一枚ピースがはまったことでHarperへの関心にも影響がありそうです。

10月29日
ワールドシリーズが終了した翌日、公式にFAとなりました。最初の3日間はナショナルズだけが独占交渉権を持つことになりますが、この間に契約が成立することは極めて希なので、期待はしていません。

現時点でHarperに関心を持っていて、かつ資金力があると噂されているチームは、ヤンキース、カブス、ドジャーズ、フィリーズ、ジャイアンツ、そしてもちろんナショナルズ。Giancarlo Stantonの13年、総額3億2500万ドルの記録にどこまで迫るかも含め、注目していきましょう。

2019/02/13

ロースター異動まとめ(2019年1月)

1/10 Brian Dozierと1年契約
1/10 Joe Rossと1年契約に合意
1/11 Anthony Rendon、Trea Turnerと1年契約に合意
2/1 年俸調停の末 Michael Taylorと1年契約
2/8 年俸調停の末 Kyle Barracloughと1年契約

● Brian Dozierと1年契約
FAとなっていたBrian Dozier二塁手と1年契約に合意しました(詳細は別記事)。Bryce Harperの去就は決まりませんが、着々と各ポジションのアップグレードが進んでいきます。

なお、40人ロースター枠を空けるためにMatt ReynoldsがDFAされています。こちらはMattのほうです。Markは既にFAとして去っていました。

● Joe Rossと1年契約 
年俸調停対象となっていたJoe Rossと1年100万ドルで合意しました。期限の1日前です。年俸調停対象の先発投手としては低い年俸に抑えられることになりましたが、まあ、昨年はほとんど働いていませんので仕方ありませんね。先発5番手、あるいは4番手として活躍できれば、来オフは大幅アップが期待できるでしょう。とにかく健康に投げ続けることです。 

● 年俸調停対象選手まとめ
年俸調停対象選手のうち、Anthony Rendonとは1年1880万ドル、Trea Turnerとは1年372.5万ドルで期限前に合意しました。Rendonとは長期契約を結ぶ可能性も含めて交渉が進められてきたようですが、結局合意できたのは1年契約。このままだと来オフにはFA退団となります。Turnerはスーパー2扱いの初年で、FA前にあと3回年俸調停対象となります。

合意できなかったのは、Michael TaylorとKyle Barracloughの2人。2月になると年俸調停ヒアリングが開催されたりしますので、その前には歩み寄ってもらいたいです。Taylorなんてレギュラーもはく奪されている状況なんだから適当なところで手を打ったほうがいいと思うのですが・・・。

→ 2月1日
Michael Taylorについては、調停ヒアリングの末に球団側が勝ち、今季年俸は325万ドルとなりました。Taylor側の希望は350万ドルでしたので、そんなに大きな額ではなかったわけで、どこかで折り合えなかったのかとは思いますが、終わったことは仕方ありません。切り替えて、FA前最終年、頑張ってください。

→2月8日
Kyle Barracloughとも年俸調停ヒアリングに至り、やはり球団側の勝利。1年契約、年俸172.5万ドルとなりました。Barraclough側の要求は200万ドル。まったくもう、って感じです。 

2019/01/14

Brian Dozierと1年契約

FAとなっていたBrian Dozier二塁手と1年契約に合意しました。年俸900万ドル。

ツインズの主軸として活躍した印象の強い31歳の二塁手。2016年の42本塁打を筆頭に5年連続で20本塁打を放った長打力が最大の魅力。2015年にはオールスターに選出され、2015年から2017年まで3年連続でMVP投票でも得票していた上、2017年には守備のGG賞も受賞。もし昨オフにFA戦線に出ていたら超大型契約を得ていた可能性もありました。しかしわずか1年の違いは大きかった。FA前最終年となった2018年は開幕から打撃不振で、シーズン途中に優勝争いをしていたドジャーズにトレードされてからも精彩を欠き、結果、.215/.305/.391の不本意な成績に終わりました。予定通りFAとなり、QO対象でさえありませんでしたが、あまりいいオファーは届いていなかったようです。

1年契約となったことについて、市場価値を高めて再度FA市場に打って出るつもりのDozierと、昨季結果を残しきれなかったWilmer Difoと故障上がりのHowie Kendrickの2人というコンビから二塁手のポジションをアップグレードしつつ(同時にベンチのアップグレードにもなった)、2020年にはトッププロスペクトのCarter Kieboomにセカンドのレギュラーポジションを与えるためにフリーハンドを保っておきたいナショナルズと、双方の思惑が合致した結果だと思います。

実力は申し分なく、年齢的にもまだやれるはず。昨季は膝の故障があったことが明らかになっていましたので、これが完治しているかどうかが鍵を握りそうです。

2018/12/29

Anibal Sanchezと2年契約

ブレーブスからFAとなっていた先発右腕のAnibal Sanchezと2年契約に合意しました。年俸として、2019年に600万ドル、2020年に700万ドル。加えて、2021年1月に600万ドルが支払われ、トータルで「1900万ドルの2年契約」ということになります。また2021年シーズンについて、年俸1200万ドルの球団オプションが付いています。

ベネズエラ出身の34歳(来シーズン開幕時は35歳)。2006年にマーリンズでメジャーデビューし、2010年にはローテーションに定着。FA前最終年となった2012年夏にタイガースにトレードされ、オフに5年8000万ドルの大型契約でタイガースと再契約。翌2013年には2.57でリーグの最優秀防御率を記録しました。2012年、2013年にはポストシーズンでも先発しましたが、ここがピーク。翌2014年以降は毎年1点ずつ防御率を落とし、5年契約の最終年となった昨年はもっぱらブルペンに回り、防御率6.41という惨憺たる成績に終わりました。今季はツインズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングの序盤でカットされ、キャリアが終わったかと思われました。ところが、ブレーブスに拾われ、24試合に先発して防御率2.83と、まさかの復活を遂げました(NLDSでも先発)。

2018年の復活を本物と見るかまぐれと見るかは、なかなか難しいところですが、投球スタイルを変化球主体に大きく変えた結果であり、またそのスタイル変化に大きな役割を果たしたのが(やはりナショナルズに加入した)Kurt Suzukiだったと記者に言っていたようなので、少なくとも1年は好投してくれるだろうと期待しています。

Tanner Roarkのトレード放出で空いたローテーションのスポットを迅速に埋める動き。悪くないと思います。