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2017/03/15

Derek Norrisを解雇

噂されていた通り、Derek Norrisを解雇しました。

12月のウィンターミーティングの際にパドレスからトレードで獲得。今シーズンのナショナルズの正捕手との見込みでの獲得で、年俸調停対象選手として420万ドルで契約を更新していました。事情が変わったのは、もうスプリングトレーニングが始まった後の2月下旬になってMatt WietersがFA契約で入団してきたときでした。正捕手はWietersで確定となり、控え捕手としては安定した守備力を誇り割安なJose Lobatonがいることから、Norrisの放出が既定路線のように言われ始めました。

球団としては正捕手がはっきりしていないチームを中心にトレードを打診したようですが、結実することはありませんでした。今週に入り、ウェイバーに公示しましたが、クレームする球団も現れず。スプリングトレーニングでは17打席で.353/.353/.706、2本塁打と打撃好調でしたが、420万ドルという年俸がネックになっていたようです。

結局引き取り手がないまま、Norrisに支払わなければならない金額が当初合意していた年俸総額の1/8で済むぎりぎりのタイミングである3月15日に解雇、これによりNorrisは完全なFAとなりました。

12月のトレード成立時には、2011年のオフにGio Gonzalezのトレードで放出したNorrisがナショナルズに戻ってくるということで大いに古いファンは盛り上げてくれましたが、結局ナショナルズのユニフォームを着て公式戦でプレーすることはないまま。甚だ残念です。

さあ、どこになるか分かりませんが、この春の成績ならきっとどこかから声がかかるはず。新天地で頑張ってください。これからも応援しています。

2017/02/13

2017 ST Outlook 1 (Catchers)

いつになく静かなオフとなったナショナルズ。いろいろと疑問は残ったままですが、いよいよスプリングトレーニングが近づいてきました。

今年からキャンプ地がフロリダ州のPalm Beachに移転します(安倍総理とトランプ大統領が週末に滞在していたところですね)。昨年までのVierraも同じフロリダ州の東海岸(大西洋岸)でしたが、他球団のキャンプ地が集まっている地域から距離があり、オープン戦のためのバス移動の負担が重かったそうです(4時間くらいかかっていたらしい)。その点、Palm Beach移転後は、新しいファシリティがそもそもアストロズと共同使用となるなど、かなり改善されます。

さて、例年通り、オフの間の動きとスプリングトレーニングの注目点を捕手、先発、ブルペン、内野手、外野手について、まとめてみました。

最初は捕手編です。

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●オフの動き
2011年から6シーズンにわたって(故障していない限り)レギュラーを務めたWilson RamosがFA退団。故障で市場価値を落としはしたものの、無事にレイズと2年契約を結びました。

一方のナショナルズは、オリオールズからFAとなったMatt Wietersに関心を示しているとの噂もありましたが噂に止まり(それでよかったと思います)、12月にパドレスからDerek Norrisをトレードで獲得。2011年オフにGio Gonzalezとのトレードで放出した当時のトッププロスペクトの帰還に古くからのファンの気分は大いに盛り上がりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Derek Norris
Pedro Severino
Jose Lobaton
Spencer Kieboom
Raudy Read
[Non-Roster Invitees]
Jhonatan Solano

ここ数年の「健康ならばRamos-Lobaton」という無風状態から一転、競争が予想されます。契約(ともに年俸調停対象)と実績からすると、Norrisが正捕手でJose Lobatonが控えとして開幕を迎えることになりそうですが、Norrisの昨季の打撃・守備成績は決してレギュラーを保証されるようなものではなく、将来性豊かで、昨秋好印象を残したPedro Severinoが正捕手に名乗りを上げる可能性も十分。その場合に弾き出されるのがLobatonとなるかNorrisとなるかは五分五分でしょう。

他にもSpencer KieboomとRaudy Readの若手2人が40人ロースターに名を連ねています。この2人はとりあえず経験を積み、いろいろ吸収することです。(なお、Kieboomは昨年のドラフト1順目、トッププロスペクトのCater Kieboomの兄)

互いに刺激し合う良い競争が展開されることを期待しています。

2017/02/01

ロースター異動まとめ(2017年1月)

1/13 Neal Cottsとマイナー契約
1/13 Bryce Harper、Tanner Roark、Anthony Rendon、Derek Norrisと年俸調停を回避して1年契約
1/26 Stephen Drewと1年契約、Grant Greenとマイナー契約
1/28 Vance Worleyとマイナー契約
1/31 Joe Nathan, Matt Albersとマイナー契約

2016/12/17

ロースター異動まとめ(2016年12月)

12/1 Jose Lobatonと年俸調停を回避して1年契約
12/2 Derek Norrisをトレード獲得
12/2 Ben RevereがノンテンダーFAとして退団(Danny Espinosaを含め他の対象者には契約提示)
12/7 Adan Eatonをトレード獲得(Lucas Giolito, Reynaldo Lopez, Dane Dunningを放出)
12/10 Danny Espinosaをエンゼルスへトレード (Austin AdamsとKyle McGowinを獲得)
12/14頃 Emmanuel Burriss等とマイナー契約


2016/12/03

Derek Norrisをパドレスからトレード獲得

あのDerek Norrisをパドレスからトレード獲得しました!

と興奮気味に伝えても、古くからのコアなナショナルズファンでなければ伝わりませんね。あのDerek Norrisって、どのDerek Norrisなんだ、と。すみません。しかし、私にとっては大ニュース、しかも嬉しい大ニュースのため、今日(12月3日)の朝Twitterで知ってから一日中ニヤニヤしていたかもしれません。

では、あのDerek NorrisとはどのDerek Norrisかと言えば、このDerek Norrisです。そう、このブログがPhase 2に移行する転換点となったGio Gonzalezのトレードでナショナルズが放出した4人のプロスペクトのうちの1人でした。

2007年ドラフト4順目でナショナルズに入団(同期の1順目はRoss Detwiler、他にJordan Zimmermann、Steven Souzaなど)。高卒入団ながらほとんど足踏みすることなく着々とステップアップし、(そのオフにトレードされることになる)2011年には若干22歳にしてメジャーのスプリングトレーニングに招待され、開幕後はAAでプレー。非凡な選球眼とパワーのある「打てる捕手」としてプロスペクトとしての評価を上げ、BAの全体ランキングでは、2010年シーズン前には38位、2011年シーズン前でも72位という高い評価を受けていました。2011年の11月にはルール5ドラフトを前に40人ロースター入りを果たし、いよいよメジャーデビュー目前まで来ていました。

というタイミングで、アスレティックスにトレードされていきました。惜しまれながら、ではありましたが、当時はまさにWilson Ramosがナショナルズの正捕手としての地位を固めつつある時期に当たり、Norrisはブロックされる形になっていたので、まあ新天地で頑張ってくれれば、という感じもありました。(結果的には、Ramosが故障で長期離脱することが何度もあり、Norrisがいればなあと思ったこともありましたが)

移籍1年目の2012年6月にアスレティックスでメジャーデビュー。すぐにレギュラーとしてマスクを被るようになり、2014年にはなんとオールスターにも出場しました。が、そのオフにパドレスにトレードされると、打撃面で苦しみました。今季はさらに悪化し、125試合、458打席で.186/.255/.328。特に、36四球に対して139三振を喫しており、かつて高く評価された出塁率マシーンとしての面影は失われつつあります。

とはいえ、来季開幕時でもまだ28歳。特に今季は運に見放されていたというデータもあり、また投高打低のパドレスの本拠地から離れることで、いくらかは打撃成績をもどしてくると見込んでもいいと思います。来季、そしてFA前(年俸調停対象期間)最終年の2018年シーズンの2年間(少なくとも)、ナショナルズの正捕手として頑張ってくれることを心から応援しています。

とはいえ、守備面での評価は全く高くなく、長期的な捕手のレギュラーとして物足りません。そういう意味では、やはりPedro Severinoへのつなぎ役なのかもしれません。

いやー、しかし、あのトレードで放出した4人のプロスペクトのうちの2人(NorrisとA.J. Cole)までもがナショナルズに戻ってきてメジャーでプレーすることになるなんて、思いもよりませんでした。嬉しいなあ。

ちなみに、残る2人のうち、Brad Peacockはアストロズにトレードされ、今もアストロズで主にスイングマンとして投げています。もう1人、Tom Miloneはアスレティックス-ツインズでローテーション投手として129試合に先発し、通算44勝を記録しましたが、今季は不振でシーズン終了後にツインズからDFAされ、新天地を探している状況です。

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ナショナルズからパドレスに移籍したのは、ベネズエラ出身の19歳の先発右腕、Pedro Avila投手。今季はHagerstown(A)で20試合に先発し、3.48/1.33、93イニングで92の三振を奪っています。

まだまだどう育つか分からない若手投手であり、Norrisの対価としてはかなり安いという印象。まあ、今季の打撃成績ではパドレスとしてはノンテンダーも考えたでしょうから、どんな対価でもゼロよりはいいという判断も成り立ちます。ナショナルズとしては底値(と信じたところ)で買うというギャンブル性の強い契約といえるかもしれません。