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2017/02/14

2016-17 Free Agent List

[2017年2月14日更新終了] 

1. Yoenis Cespedes, OF* →NYM : 1億1000万ドル/4年
2. Edwin Encarnacion, DH/1B* →CLE: 6500万ドル/3年
3. Aroldis Chapman, RP → NYY: 8600万ドル/5年  
4. Kenley Jansen, RP* →LAD: 8000万ドル/5年
5. Justin Turner, IF* →LAD: 6400万ドル/4年
6. Dexter Fowler, CF* →STL: 8250万ドル/5年
7. Rich Hill, SP → LAD : 4800万ドル/3年
8. Ian Desmond, CF/SS* → COL: 7000万ドル/5年 
9. Jeremy Hellickson, SP* → PHI: QO(1720万ドル/1年)
10. Jose Bautista, OF* → TOR: 1850万ドル/1年
11. Mark Melancon, RP → SFG: 6200万ドル/4年
12. Mark Trumbo, DH/OF* → BAL: 3750万ドル/3年
13. Neil Walker, 2B* → NYM: QO(1720万ドル/1年)
14. Matt Wieters, C
15. Carlos Beltran, DH/OF → HOU: 1600万ドル/1年
16. Josh Reddick, OF → HOU : 5200万ドル/4年
17. Jason Hammel, SP → KC: 1600万ドル/2年
18. Wilson Ramos, C → TBR: 1250万ドル/2年
19. Carlos Gomez, OF → TEX: 1150万ドル/1年
20. Ivan Nova, SP →PIT: 2600万ドル/3年
21. Mike Napoli, 1B/DH → TEX: 850万ドル/1年 
22. Kendrys Morales, DH/1B → TOR: 3300万ドル/3年
23. Bartolo Colon, SP → ATL: 1250万ドル/1年
24. Daniel Hudson, RP →PIT: 1100万ドル/2年
25. Jae-gyun Hwang, UT → SF: minor
26. Brad Ziegler, RP →MIA: 1600万ドル/2年
27. Jason Castro, C →MIN: 2450万ドル/3年
28. Michael Saunders, OF→ PHI: 900万ドル/1年
29. Matt Holliday, OF → NYY: 1300万ドル/1年
30. Derek Holland, SP →CHW: 600万ドル/1年
31. Luis Valbuena, UT → LAA: 1500万ドル/2年
32. Brandon Moss, OF → KC: 1200万ドル/2年
33. Chase Utley, 2B → LAD: 200万ドル/1年
34. Brett Anderson, SP → CHC: 350万ドル/1年
35. Joe Blanton, RP
36. Colby Rasmus, OF →TB: 500万ドル/1年
37. Brett Cecil, RP → STL : 3000万ドル/4年
38. Travis Wood, SP/RP → KC: 1200万ドル/2年 
39. Matt Joyce, OF → OAK: 1100万ドル/2年
40. Steven Pearce, UT → TOR: 1250万ドル/2年
41. Sean Rodriguez, UT → ATL: 1100万ドル/2年
42. Jonathan Papelbon, RP
43. Pedro Alvarez, DH/1B
44. Charlie Morton, SP → HOU: 1400万ドル/2年
45. Andrew Cashner, SP → TEX: 1000万ドル/1年
46. Mitch Moreland, 1B → BOS: 500万ドル/1年
47. Jose Miguel Fernandez, 2B/3B → LAD: minor
48. Edinson Volquez, SP → MIA: 2200万ドル/2年
49. Jon Jay, CF → CHC: 800万ドル/1年
50. Rajai Davis, OF →OAK: 600万ドル/1年

53. Doug Fister, SP
72. Marc Rzepczynski, RP → SEA: 1100万ドル/2年
78. Drew Storen, RP →CIN: 300万ドル/1年
95. Kurt Suzuki, C → ATL: 150万ドル/1年
99. Stephen Drew, IF → WAS: 350万ドル/1年
101. Matt Belisle, RP →MIN: 205万ドル/1年
105. Ross Ohlendorf, RP →ヤクルト・スワローズ: 160万ドル/1年
141. Yusmeiro Petit, SP/RP → LAA: minor 
167. Sean Burnett, RP → PHI: minor
169. Craig Stammen, RP → SD: minor
195. Ross Detwiler, SP/RP →OAK: minor
NA. Chris Heisey, OF → WAS: 140万ドル/1年
NA. Michael Morse, 1B → SFG: minor
NA: John Lannan, LHP → KC: minor
NA. Tyler Moore, 1B → MIA: minor
NA. Matt den Dekker, OF →MIA: minor
NA. Adam Lind, 1B → WAS: 150万ドル/1年

NT: Ben Revere, OF → LAA: 400万ドル/1年

[11月11日オリジナル]
2016年オフのFA選手リストです。ランキングはYahoo!のJeff Passanによるもの。トップ50と主な元ナショナルズを転載しておきます。

ナショナルズからFAとなった選手では、Mark Melanconが11位、Wilson Ramosが18位(あのケガさえなければトップ10は確実だったのですが)がトップ50に入っています。そして、Ian Desmondが8位。再びQOを受けていますが、今年こそいい契約を勝ち取れるでしょうか(QOを受けた選手は*を付けています)。


2016/12/17

ロースター異動まとめ(2016年12月)

12/1 Jose Lobatonと年俸調停を回避して1年契約
12/2 Derek Norrisをトレード獲得
12/2 Ben RevereがノンテンダーFAとして退団(Danny Espinosaを含め他の対象者には契約提示)
12/7 Adan Eatonをトレード獲得(Lucas Giolito, Reynaldo Lopez, Dane Dunningを放出)
12/10 Danny Espinosaをエンゼルスへトレード (Austin AdamsとKyle McGowinを獲得)
12/14頃 Emmanuel Burriss等とマイナー契約


2016/08/08

8/7 ポストシーズンの戦い方

W1-0 Giants (Season 66-45)
Roark(W12-5) 7.0IP 0ER 5H 3BB 5K
Kelley(HD7) 1.0IP 0ER 1K
Melancon(SV1) 1.0IP 0ER 2K
Ramos 1/2 HR(18) BB R RBI

ジャイアンツの先発はMadison Bumgarner。4年連続オールスター、今季防御率2.25、ナ・リーグ西地区首位を走るジャイアンツのこのエースに対し、予想通りナショナルズ打線は苦戦。打ったヒットは、4回2死からのAnthony Rendonの二塁打と、7回裏の先頭打者Wilson Ramosの右中間スタンドへのソロ本塁打の2本だけで、完投を許しました(黒星は付けたけど)でした。

ナショナルズ先発のTanner Roarkも負けずにナイスピッチングを展開。ただしこちらは毎回のように走者を背負い、3回無死1,2塁、4回無死2塁をはじめとしてピンチもありましたが、粘りのピッチングでしのぎ、0-0を守り続けました。特に7回表は、2死2,3塁のピンチでBrandon Beltにあわやセンターオーバーかという大飛球を打たれましたが、センターのBen Revereが見事な背面キャッチ。結果的にも、試合の流れとしても、あのプレーが勝負の分かれ目。

盛り上がった直後に出たのが、上述のRamosの一発。この1点を、8回はShawn Kelley、そして9回は、ナショナルズのユニフォームを着て初のセーブ機会での登板となったMark Melanconがきっちり3人ずつで終えてゲームセット。

緊張感の高い、素晴らしい好ゲーム。そんな試合を、先発からブルペンへの完璧なリレー、守備で踏ん張り、貴重な一発の得点を守り切る。こういう戦い方ができればポストシーズンでも勝機が見えてくるはずです。

MVP: Ben Revere

2016/07/02

7/1 延長14回、Revereのサヨナラ打

W3x-2(14) Reds (Season 49-32)
Roark 7.0IP 2ER 8H 2BB 4K
Petit(W3-1) 2.0IP 0ER 1H 1K
Revere 3/7 double R RBI
Murphy 2/5 2double SF 2RBI

マラソンゲームを最後に締めてくれたのは、Ben Revereでした。延長14回裏、2死ランナー2塁の場面で、右中間のフェンス直撃の二塁打を打ち、Danny Espinosaが生還。サヨナラ勝ちで、6連勝。7連敗の後の6連勝。いい流れで、前半の81試合を締めくくりました。ここまで49勝32敗。特に算数に明るくなくても、シーズン98勝ペースと分かりますね。リーグでは、カブス、ジャイアンツに次ぐ、3番めの勝率です。さあ、後半戦も頑張っていきましょう。

さて、この試合。1回裏にDaniel Murphyの犠飛で先制したものの、直後にタイムリーを打たれて同点。先発のTanner Roarkは必ずしも絶好調という感じではなく、かなりのランナーを背負いながら粘り続けるという感じでした。6回表にも、1死1,2塁から2点目となるタイムリーを打たれましたが、後続は併殺で切り抜けると、結局7回を2失点という、十分過ぎる仕事をしてくれました。

そんなRoarkを打線は援護できず。勝ち越された直後の6回裏にMurphyの二塁打で同点とする最低限の仕事はしましたが、その後はチャンスがあってもなかなか得点に結びつかず。ナショナルズのブルペンも、Sammy Solis、Shawn Kelley、Oliver Perez、Blake Treinen、そしてYusmeiro Petitとつないで無失点でしのぎ続けました。

で、14回裏のRevereにつながるわけです。この1打を含めて今日は3安打。いい活躍です。

MVP: Ben Revere


2016/06/28

6/27 打って、走って、4点差を逆転勝ち

W11-4 Mets (Season 45-32)
Ross(W7-4) 6.0IP 4ER 10H 1BB 7K
Revere 4/5 3R RBI 3SB(8,9,10)
Rendon 2/3 SF 2R 3RBI SB(8)
Espinosa 3/5 double R 2RBI SB(4)
Harper 2/3 2BB RBI SB(10)
Murphy 2/5 R 2RBI
Werth 1/3 double 2BB R 2RBI

1回表に先発のJoe Rossが1失点。その裏、無死満塁のチャンスを作りながら、Daniel Murphy、Wilson Ramos(併殺)が倒れ無得点。2回表にも1失点。更に3回表にも2失点。つまり、3回表終了時点で早々に0-4とリードされ、しかも相手は100マイルを超える球をポンポンと投げ込んでくるNoah Syndergaardとあっては、今日はダメなかなと思いました。

が、今日は打線が一味違いました。3回裏、先頭のBen Revereのシングルヒットでの出塁と二盗を皮切りに、Bryce Harperのタイムリー、Daniel Murphyのショートゴロ(間に合わないホームに投げてオールセーフ)、2死後、Anthony RendonとDanny Espinosaにも連続タイムリーが生まれ、この回打者一巡で5点を奪い、あっという間に逆転しました。結局Syndergaaredはこの回でノックアウト。見事な集中打でした。

さらに、4回、5回、6回と得点を積み重ね、この間、Rossは追加失点を許さず、6回を終えた時点で11-4。試合の流れはもう決まり、あとは消化モード。

チームで14安打、6盗塁。目立ったのは4安打、3盗塁のBen Revere。ずっと打撃不振が続き、Micheal Taylorにレギュラーを奪われそうになったりもしましたが、この日だけで2分ほど打率を上げました(それでも.220ですが)。これが続くかどうかですね。

MVP: Ben Revere

2016/05/22

5/22 Revereのエンジンようやく始動

W8-2@MIA (Season 27-17)
Scherzer(W5-3) 8.0IP 2ER 6H 8K
Revere 3/5 2R 2RBI 2SB(1,2)
Rendon 2/4 double triple BB R 3RBI
Ramos 2/3 double 2BB R

開幕戦で故障してDL入り。今月頭に復帰してきてからも不振で打率1割にも満たない日々さえ過ごしてきたBen Revere。そんなRevereが今日は大活躍。まず1回表、センター前シングルで出塁すると、すかさず二盗。これが(4度失敗した末の)ようやくの今季初当塁。その後三塁へ進み、Bryce Harperの浅いセンターへの犠飛で生還しました。3回も再び先頭打者として打席に入りファーストへのバントシングルで、出塁すると1死1、2塁から三盗を成功し、続くDaniel Murphyのセカンドゴロでの生還につなげました。6回表1死、2,3塁で回ってきた第4打席ではライト前に弾き返す2点タイムリー。Revereに期待される足を活かしたリードオフの仕事を今季初めてし、我慢して使い続けてきたBaker監督にようやく報いることができました。とはいえ、まだ打率1割台。こういう活躍をしばらく続けて出塁率を上げていってくれないと。

そんなRevereの活躍もあり、打線は3回までに3点、6回にさらに3点と着実に加点。この援護をもらったMax Scherzerが悠々と投げて8回2失点(相変わらずの一発病で2ランを浴びましたが)。103球でしたから9回完投も行ける感じでしたが、点差が開いていたため余裕を持っての降板。しっかり5勝目を記録しました。

アウェイのマーリンズ戦を2勝1敗。このロード6戦を4勝2敗。いい感じでホームに戻ります。

なお、今日も先発したイチローが2安打。これで残り44となりました。今季中に3000本に到達するペースに戻っています。3試合で6本。ナショナルズなかなか貢献しています。

MVP: Ben Revere

2016/05/20

5/19 Harveyをノックアウト

W9-1@NYM (Season 25-16)
Strasburg(W7-0) 6.0IP 1ER 6H 1BB 10K
Rendon 3/4 double R 2RBI
Revere 2/5 triple R 2RBI
Murphy 2/4 double HR(6) BB 2R 2RBI
Ramos 1/4 2RBI

Stephen StrasburgとMatt Harveyというマッチアップで投手戦を期待していましたが、よく見たら今季のHarveyは不調だったんですね。この試合の前まで8試合で3勝5敗、4.93/1.53という数字に目を疑いました。

この試合でもナショナルズ打線があっさり粉砕。まずは初回、四球で出塁のJayson Werthを置いてDaniel Murphyがセンターへ先制2ラン。そして3回表。1番のBen Revereのシングルを皮切りに1死満塁とし、Ryan Zimmermanの三遊間へのゴロをショートAsdrubal Cabreraがお手玉する間にまず1点。続くAnthony Rendonがレフトのグラブを弾く二点タイムリー二塁打。Wilson Ramosもレフト前シングルで続き、2点追加。更に、2死2,3塁からRevereが左中間への三塁打を打ち、この回だけで7点、計9点となり、Harveyをノックアウトしました。エラーが絡んだので自責点は6ですが、それでも防御率は5.77まで上昇。昨年イニング制限を超えて投げた影響なのでしょうか。敵ながら心配になります。

一方のStrasburgは今日も安定したピッチング。序盤から速球が走り、最速は98マイルを計測。2回裏に3本のシングルを集められて1点を失いましたが、大量リードをもらってからは悠々のピッチング。10奪三振。負けなしの7連勝となりました。

今日は3回に2本のヒットを打ったRevereが活躍。打率は.123に上昇。もうちょっと頑張れ。

MVP: Ben Rereve

2016/05/07

ロースター異動まとめ(2016年5月)

5/3 Wilson Ramos復帰、Pedro Severino⇒AAA
5/6 Ben Revere DLから復帰、Matt den Dekker⇒AAA

● Wilson Ramosが忌引から復帰し、Pedro SeverinoがAAAへ
祖父の葬儀のため4月26日からチームを離れていたWilson Ramosが復帰し、代役として昇格していたPedro SeverinoがSyracuse(AAA)に戻されました。

Severinoは丸々一週間チームに帯同しましたが、結局1試合に先発出場しただけでした。もう少し使ってやってもいいのになあ。また機会は巡ってくるでしょう。それまでAAAで頑張っていて下さい。


● Ben RevereがDLから復帰し、Matt den DekkerがAAAへ
開幕戦の第一打席でスイングした際に右脇腹を痛めDL入りしていたBen Revereがようやく復帰してきました。AAAでのリハビリ出場を経て、万全の状態での復帰と話しています。Revereが離脱している間1番センターを任されていたMichael Taylorは、108打席で.186/.222/.304の成績に終わり、みすみすチャンスを逃してしまいました。

Revereの復帰にともない、Taylorがマイナーに送られるのではないかとの観測もありましたが、結果はRevereのDL入りで上がってきていたMatt den DekkerがそのままSyracuse(AAA)に戻されました。こちらも控え野手陣の中では最多の34打席を与えられながら、.194/.265/.323でしたから、結果を残せなかったという意味ではTaylorとほとんど変わりませんでした。

2016/04/27

ロースター異動まとめ(2016年4月)

4/6 Ben Revere⇒DL, Matt den Dekker⇒MAJOR
4/26 Wilson Ramos⇒忌引、Pedro Severino⇒MAJOR
4/27 Matt Belisle⇒DL、Sammy Solis⇒MAJOR

●Ben RevereがDL入りし、代わってMat den Dekkerをコールアップ
4日の開幕戦の1回表の第一打席で2球目をファールした際に右脇腹を痛めたBen RevereがいきなりDL入りとなりました。当初は一晩寝れば治る程度の軽傷と本人も口にしていましたが、意外と重かったようです。

6日の試合でRevereに代わって1番センターで先発したのはMichael Taylor。守備では刺殺を2つ記録するなどいいところを見せましたが、ヒットなし。早く1本欲しいでしょうね。

25人ロースターに招集されたのはMatt den Dekker。開幕直前にマイナー行を命じられ、Syracuseでの開幕となるはずでしたが、AAAがまだ開幕していないうちの早々のメジャー昇格となりました。合流して即代打に送られ、決勝点を挙げる活躍です。


●Wilson Ramosが忌引、Pedro Severinoをコールアップ
詳細は明らかとされていませんが、Wilson Ramosが身内の不幸のため3~5日間、忌引を取ることになりました。お悔やみ申しあげます。

これにともない、Pedro Severinoが昇格。昨年はセプテンバーコールアップで2試合だけの出場(1試合だけ先発マスク)でしたが、スプリングトレーニングで評価を上げており、Ramosが戻るまでの間、正捕手としてはJose Lobatonが起用される見込みですが、Severionoもおそらく何試合かは先発するでしょう。楽しみです。


●Matt BelisleがDL入りし、Sammy Solisが昇格
右のふくらはぎを痛めて26日の試合で途中降板したMatt BelisleがDL入り。マイナー契約招待選手からベンチ入りを勝ち取り、7試合で1失点としっかり投げていた矢先だけに残念。スプリング・トレーニングで出遅れたのと同じ箇所とのことなので、そのうち復帰してくるでしょう。

代わってブルペン左腕のSammy SolisをAAAから呼びました。今季はここまでSyracuse(AAA)のブルペンで6試合に登板して1失点と好投していました。この後、カブスやロイヤルズといった左打者の多いチームとの対戦で大いに活躍してもらいましょう。

2016/02/22

2016 ST Outlook 5 (Outfielders)

●オフの動き
Denard SpanがFA退団。昨季は不本意なシーズンとなりましたが、ジャイアンツと3年契約を得ています。一方、ナショナルズは、最初はJason Heyward、年明けにはYoenis Cespedesに真剣な興味を示し契約提示までしたようですが、前者はカブス、後者はメッツを選択。結局、1月にブルージェイズからBen Revereをトレード獲得するに至りました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Bryce Harper
Jason Werth
Ben Rereve
Michael Taylor
Matt den Dekker
Brian Goodwin
[Non-Roster Invitees]
Tony Campana
Logan Schafer
Reed Johnson
Chris Heisey

左からJayson Werth、Revere、Bryce Harperがレギュラーで、Michael Taylorが第4の外野手という形が基本構想と思われますが、いよいよ衰えが隠せなくなってきたWerthが本当にレギュラーとして使えるだけの状態で開幕を迎えることができるか。最初のポイントはそこになるでしょう。

Revereの加入によって第4の外野手に下がる形となったTaylorですが、(Werthが開幕ベンチスタートとなるかどうかは別として)何らかの形で出番は多く回ってくるはず。間違っても開幕をSyracuse(AAA)で迎えるなどという事態にならないよう、しっかり調整、アピールしてください。

上記の4人が故障に見舞われない限り、外野手の枠はおそらくあと1つ。40人ロースターのMatt den Dekkerにマイナー契約のReed JohnsonChris HeiseyLogan Schaferを加えたベテラン陣が争うことになりそうです。昨シーズン意外パンチ力を見せたden Dekkerが有力かと思いますが、レギュラー候補がDL開幕という可能性もあるので、高いレベルの競争が展開されることを期待したいところ。

また、右のベンチバットということでは、内野手のTyler MooreとHeiseyとの争いという見方もできます。40人ロースターに入っていてオプションが切れているMooreですが、相手がマイナー契約のHeiseyということであれば互角の勝負かもしれません。

若手の参加はBrian Goodwinのみ。伸び悩んだ上に故障もあり、プロスペクトとしての期待感はほとんど失われていますが、今オフに参加したベネズエラのウィンターリーグでいい動きを見せていたとのレポートも入っています。ここが正念場と思って頑張ってください。

2016/01/29

ロースター異動まとめ(2016年1月)

1/8 Drew Storenをブルージェイズにトレード。Ben RevereとPTBNLを獲得。
1/15 全年俸調停対象選手との契約に合意
1/26 Bronson Arroyoとマイナー契約


●Drew StorenとBen Revere等のトレード
ブルージェイズとの間で、Drew Storen投手を放出し、Ben Revere外野手とPTBNLを獲得するトレードに合意。(詳細は別記事

同じ日、ナショナルズからFAとなっていたDenard Spanがジャイアンツと3年3100万ドルでの契約に合意しています。故障明けで2年契約がせいぜい、もしかすると1年契約かもしれないと予想されていた中での3年契約。平均年俸も1000万ドルを超えており、Spanとしては非常にいい契約を得ることができました。ナショナルズがQualifying Offerをしなかったのでドラフト指名権を失う必要がないという点はSpanにとってはいい方向で作用したはず。過去3年間の功労者がいい契約を得られたことを心から良かったと思っています。


●年俸調停:残っていた全5選手との契約に合意
年俸調停対象選手との間で希望額を交換する期限の15日までに(Ramosだけは14日に、他の4人は期限直前に)、残っていた全5選手との契約に合意しました。いずれも1年契約で金額は以下のとおり。

Stephen Strasburg, RHP  1040万ドル
Ben Revere, OF  625万ドル 
Danny Espinosa, SS  287.5万ドル
Wilson Ramos, C  535万ドル
Anthony Rendon, 3B   280万ドル

なお、Strasburg、Espinosa、Ramosの3人はそれぞれFA前最終年ですが、3人とも契約延長はなさそうです。


●Bronson Arroyoとマイナー契約
FAのBronson Arroyoとマイナー契約で合意しました。スプリングトレーニングに参加します。39歳の右腕投手。パイレーツでデビューし、レッドソックス、そしてレッズで活躍し、この間2004年から2013年までの10年間はほとんど皆勤賞と類まれな頑丈なイニングイーターとして有名でしたが、2014年のシーズン途中にTJ手術を受け、昨季は全休。どれほど戻してきているかは、蓋を明けてみないと分かりません。

2016/01/09

Storenをブルージェイズにトレード (Ben Revereを獲得)

遂にこの日が来ました。

長らく噂され、昨夏のあのトレード以降は時間の問題と言われていたDrew Storenのトレード退団が決定。

Storenの行き先はブルージェイズで、ナショナルズはBen Revere外野手とPTBNL(現時点では全く不明ですが、StorenとRevereとの年俸差額をナショナルズが負担していることから、重要なピースではないと見られています)を獲得することになりました。なお、2人とも年俸調停対象期間中で、Storenが残り1年、Revereは2年です。

評価を先に書いてしまうと、「全ての関係者がハッピーないい形でのトレード」だと思いました。ここまで至った経緯には非常に大きな不満がありますが、それでもこのトレードをまとめたことについては、Mike Rizzo GMを評価していいと思います。

まず、獲得したRevereについて書きます。

Ben Revere (2015 season for PHI and TOR)
152G 634PA 84R 2HR 45RBI  32BB 64K .306/.342/.377 31SB 

先に書いておくと、2015年までナショナルズで活躍したDenard Spanと驚くほどに似ているというか、何かと縁があります。驚きます。まず、選手としての特徴ですが、俊足巧打の左打ちの外野手で外野守備力がかなり高く評価されています。同じですね。元々ドラフト1順目でツインズに入団したことも同じ(Spanは2002年の全体20位、Revereは2007年の全体28位)。Revereは2010年にメジャーデビューしましたが、2011年にセンターのレギュラーとして定着したのは、SpanがDL入りしたことによるものでした。2012年には復帰してきたSpanがセンター、Revereはライトでともにプレー。そのオフ、Spanがナショナルズにトレードされ、ツインズのセンターはRevereが収まるかと思われましたが、ほぼおなじタイミングで、Revereもフィリーズへトレードされました。2013年は故障で88試合の出場にとどまりましたが、ほぼフル出場した2014年シーズンには184安打を記録し、Spanと並んで(!)ナ・リーグトップタイでした。そして2015年シーズンもフィリーズで開幕から活躍し、夏にブルージェイズにトレードされ、ポストシーズンでも全11試合で1番レフトでフル出場しました。そして今回、Spanのジャイアンツとの3年契約が成立した今日、このトレードが発表されました。

ナショナルズでは、Spanが務めていた1番センターを埋めることが想定されています。これにより、Michael Taylorがレギュラーから外れることが想定されますが、いずれもあくまで現時点での「想定」。レフトのレギュラーと想定されているJayson Werthが故障離脱する可能性もあり、そもそも攻守における能力低下によりWerthがベンチに下がらざるを得なくなることも考えられますので、結果的にTaylorの出場機会はかなりあるのではないかと思われます。

Storenについては、今さらいろいろ書くまでもないと思いますが、簡単におさらいしておきます。

Drew Storen (for Nationals)
[Carrier] 355G(21W-13L-95SV-72HD) 334.0IP 321K 96BB 3.02/1.129  
[2015 Season] 58G(2W-2L-29SV-5HD) 55.0IP 67K 16BB 3.44/1.109

2009年のドラフト1順目(全体10位)。全体1位のStephen Strasburgに続く、チームとしては2人目の指名選手でしたが、そもそもこの指名権は、前年ドラフトの全体9位で指名した某選手と契約できなかったための補償ピックでさらなる補償は認められないこと、指名の直後に契約に合意したことなどから、契約可能性を考慮した指名で能力的にはオーバードラフトとの見方もありました(私も含め)。しかし、こうした見方を望ましい方向で裏切り、結果的には全体10位指名に十分値するキャリアを積んできたと言えるでしょう。

6月にドラフト指名を受けて直ぐに契約すると、Aでプロデビューし、その年のうちにAAまで昇格。アリゾナ秋季リーグでも活躍し、翌2010年の5月にメジャーデビュー。これは翌月に衝撃的なデビューを果たすStrasburgの先を越す快挙でした。その年の7月末にトレードされたMatt Cappsの後を受けてクローザーとして起用されると、8月6日にはメジャー初セーブ。そして、2011年は、春先こそ出遅れたものの最終的には自己最多の43セーブを記録。これでチームのクローザーとして当分は安泰かと思われましたが、2012年のスプリングトレーニング中に右ひじ痛を発症し、手術に踏み切りました。それでも7月には復帰し、レギュラーシーズン終盤にかけて調子を上げてチームの初の地区優勝に貢献。カージナルスとのNLDSでも、第1戦は1点差を守りセーブを記録、第4戦でも同点で迎えた9回表を無失点で終え、その裏のWerthのサヨナラ弾を呼び込みました(この試合の勝ち投手)。

そして、おそらくはStorenのその後の運命を変えることになったNLDS第5戦を迎えました。たらればを言っても仕方ないことはもちろん分かっていますが、あの回を、Yadier MolinaかDavid Freeseのどちらかを抑えていたらと思わずに入られません。そのオフのRafael Sorianoの補強によるクローザーからの降格もなかったでしょうし、その後のキャリアは全く違ったものになったはずです。

翌2013年1月、球団はSorianoと2年契約。これにより、Storenはセットアッパーに逆戻りとなっただけでなく、完全に自分を見失い、7月末にはAAA行きを命じられるほどのどん底まで落ち込みました。この時のいきさつ、特にともに長年ナショナルズのブルペンを支えた僚友Tyler Clippardのコメントなどは忘れられない思い出の1つです

不本意に行かされたマイナーでしたが、その2週間でまさかの完全復活。2013年の8月以降、そして2014年と、相変わらずSorianoのセットアッパーという役回りでしたが、素晴らしい仕事を続け(2014年シーズンの防御率は1.12という驚異的な数字)、遂に9月には不振のSorianoからクローザーの地位を奪還。このままの勢いでポストシーズンもクローザーとして突入しました。

が、ジャイアンツとのNLDS第2戦で悪夢が再びやってきました。Williams監督の采配の犠牲になった面が大きいという説もあります(私もこれに与します)が、結果的には、これで決定的にフロントの信頼を失ったようです。オフに新たなクローザーが連れてこられることもなく、クローザーとして迎えた2015年シーズンは開幕から絶好調で、「あの日」までの31回のセーブ機会のうち29回で成功。防御率1.73と抑え込んでいました。「あの日」、7月28日の動きによって、フロントがStorenを信頼していなかったことが明らかとなりました。以降は20試合に登板して、防御率6.75。最後は、打ち込まれた後のロッカーで荒れて負傷してシーズン終了。そんな形なのに、Storenを責める気には全くなれませんでした。

簡単におさらいと言いながら随分長くなりました。これほどドラマチックなキャリアもなかなかありませんので、どうしてもこうなってしまいました。

さて、Storenが行くことになるブルージェイズですが、まず嬉しいのは、2016年に優勝を目指すチームであることです。2015年シーズンはメジャー最強打線(総得点891点は2位ヤンキースを127得点も上回る)を擁してア・リーグ東地区を制し、1993年以来のポストシーズンに進出。ALCSでWSを制することになるロイヤルズに敗れはしたものの、打撃陣はほぼそのまま残っており、2016年はWSを狙っているはずです。気になるブルペン事情は、21歳にまもなくなるという若いRoberto Osunaがルーキーながらシーズン後半にクローザーとしての地位を確立しており、Storenはひとまずセットアッパーとして起用されるものと見られます。とはいえ、Osunaは、AAも経験せずにいきなりメジャーに放り込まれ、昨年のALCSでは最終第6戦の8回裏に決勝点を失うなど大事なところで打たれており(ポストシーズンで打たれたからこそOsunaを応援したくもなるのですが・・・)、その地位には一定の脆弱性があると考えられ、Storenにもクローザーの機会が巡ってくるかもしれません。

心機一転。FA前の最後のシーズンをしっかり送ってくれることでしょう。

我らがナショナルズのクローザー、Drew Storen。これまで、本当にありがとう。幸運を祈ります。是非、ワールドシリーズで対戦しましょう!

(追記・修正するかもしれませんが、ひとまず。)