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2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2018/10/29

2018 ポジションレビュー:先発投手編

圧倒的な強さを見せたレッドソックスが4勝1敗でドジャーズを降し、ワールドシリーズは幕を下ろしました。延長18回での敗戦の翌日に、7回以降に4点差を逆転できるチームってのはなかなかありません。そして最終戦は、Clayton Kershawから3本のホームランを打ってリードを奪い、8,9回は6者三振で締めくくる圧巻のフィナーレ。いやはや久しぶりに「強いチーム」を見せてもらいました。

さて、ポジションレビューシリーズもいよいよ終盤。本日は先発投手編です(次のブルペン投手編で終わります)。

開幕ローテーションは、Max Scherzer、Stephen Strasburg、Gio Gonzalez、Tanner Roark、そしてオプション切れで仕方なく、というわけではなくスプリングトレーニングんできちんと結果を出したA.J. Coleでした。

しかし、最初に外れたのはColeでした。2度の先発で結果を残せず、4月下旬に早々にDFA。長年プロスペクトとして期待されてきましたが、大成できないまま残念な退団となりました(ヤンキースに移籍した後はブルペン投手としてまずまずの結果を残しましたが、ポストシーズンのロースターには入れず)。

代わってローテーション入りしたのはJeremy Hellickson。5月はHellicksonを含めた5人が5人とも文句の付けようがない好投を続け、チームの好成績を支えました。

ところが、6月に入ってHellicksonとStrasburgが相次いでDL入りすると状況は一気に悪化。2人に代わって先発機会を与えられたJefry RodriguezとErick Feddeはいずれも結果を残せませんでした。この層の薄さが結局シーズンの行方を左右したた大きな要因の1つとなりました。

また時を同じくしてRoarkとGioも調子を崩してしまいました。特にRoarkは、シーズン序盤に好投しながら打線に全く援護してもらえない試合が続くうちに自分のピッチングを見失ったという印象で、見ていて可哀想に思う程でした。シーズンを通じてローテーションを守ったものの、9勝止まり。15敗。防御率は4.24とよくありませんが、WHIPは1.281ですから例年と比べても遜色ありませんので、いろいろと運がなかったという感じです。

Gioもローテーションを守り続けましたが、調子が上がらないまま8月末にブリューワーズにトレードされていきました(トレード時の記事参照)。ブリューワーズに行ってからは5試合に先発して3勝、防御率も2.13と好投。ポストシーズンではやはり結果を残せませんでしたが・・・。

Hellicksonはその後さらに2度DL入りし、結果的には19先発。防御率だけみれば3.45とScherzerに次ぐ数字を残しただけに、もう少し健康ならと残念です。オフにFA退団。

5月にDL入りしたStrasburgは7月にいったん復帰しましたが、1度の先発ですぐDLに逆戻り。右肩の痛みということで長期離脱の事態も予想され、心配しましたが、8月下旬に復帰し、シーズン終了までまずまずのピッチングを続け、なんとか2桁勝利にこぎ着けました。ただ、球速は戻っておらず、来季に向けて不安は残ります。

9月になってマウンドに戻ってきたのがJoe Ross。3試合の先発で2敗、防御率5点台の結果は決して良いものではありませんが、しっかり球威が戻っていたので、来季に向けて一定の期待感を持たせてくれました。

そんな中で孤軍奮闘したのがScherzer。詳細はチーム投手MVPの記事をご参照ください。

来シーズンもMax Scherzer、Stephen Strasburg、Tanner Roarkの3人はローテーションで開幕することは確実ですが、Strasburgには健康面の不安があり、32歳となるRoarkも成績が低下する懸念があります。さらに、4番手以下の候補となるJoe Ross、Erick Fedde、Jefry Rodriguezはまだまだ信頼できません。5番手は3人に競わせるにしても、1人足りません。

オフには、少なくとも1人はトップレベルの先発投手を獲得することが必要でしょう。Clayton Kershawがドジャーズからオプトアウトしたら狙ってもいいと思うのは私だけでしょうか?

2018/09/02

ありがとう Gio Gonzalez (トレード退団)

ポストシーズンのロースターに入れることができる選手のトレード期限となった8月31日、ブリューワーズとの試合直前に、そのブリューワーズへのGio Gonzalezのトレードが明らかになりました。試合中はナショナルズのベンチにいたGio。試合後、ナショナルズパークで行われた会見にはブリューワーズのキャップとパーカー姿で登場しましたが、ナショナルズ、ワシントンDCにコメントした際には涙ぐんでいるようにも見えました。翌日、9月1日の試合前には球場のスクリーンにビデオクリップが流れ、Gioが登場した際には多くのファンから拍手が送られていました。

Gio Gonzalezの退団。これは、当ブログにとっても大きな1つの節目となります。2008年から開始した旧ブログから、現在のPHASE 2に移ったのは、まさに2011年の末のGio Gonzalezのトレード獲得がきっかけでした。それから7シーズン、ナショナルズは、初年の2012年に初の地区優勝を成し遂げると、以降、7シーズン中(今シーズンはダメとしても)4度も地区優勝を果たす、常勝チームへとなっていったわけですが、その立役者の1人がもちろんGio Gonzalezでした。

ナショナルズでの通算成績は、次のとおり。
213G(GS) 86W 65L 1253.1IP 1215K 485BB 3.62/1.283

移籍初年の2012年に21勝のリーグ最多勝、オールスター選出、シーズン後のサイヤング投票でも3位に入るなど、結果的にはあの年がベストとはなりましたが、Gioの特徴はなんといっても丈夫さでした。昨シーズンまでの6シーズンのうち、5シーズンで30先発以上、残る1シーズンも27先発。今季もここまで27先発と、常にローテーションを守ってきてくれました。積み上げた先発試合数、イニング数はいずれもナショナルズ移転後の歴代1位(いずれStephen Strasburgに抜かれるはずですが)。勝利数、奪三振数はいずれもStrasburgに次ぐ2位。(敗北数、与四球数も1位。)

速球はそこまで速くはないのですが、いいカーブを持っており、これで打者を翻弄していて、いい日は実に小気味のいいピッチングでした。しかし、いい日と悪い日の差が激しく、悪い日はコントロールが絶望的に悪く、投球間隔も妙に長くなり、四球を連発して自滅するというパターン。近年はどちらかというと後者のイメージのほうが強くなっていました。

ポストシーズンではまさに悪いGioばかりでていた印象。成績は、通算6試合に先発し、0勝0敗、4.78/1.481。計26.1イニングなので、つまり平均5イニング持たなかったということで、とうとうポストシーズンでは結果を残せないままに終わってしまいました。

今シーズンが契約最終年で、オフにはFAとなって他球団に移籍するであろうことは予想されていましたので、それが約2か月早くなっただけ、ではありますが、できることならもう一度ポストシーズンで先発し、今度こそ汚名返上してから退団してもらいたかったですね。

悪いGioの日にはいらいらもさせられましたが、陽気な人柄もあり、どこまで行っても憎めない選手でした。

ただただ、ありがとうと思います。

まずは、(現時点ではワイルドカード争いでポストシーズン圏内にいる)ブリューワーズでの活躍と、ポストシーズンでのナイスピッチングを期待しています。

ロースター異動まとめ(2018年8月)

8/1 Shawn KelleyをDFA, Jimmy Corderoがメジャー昇格
8/7 Jefry Rodriguezをダブルヘッダー要員として招集
8/7 Greg Hollandと契約, Jimmy CorderoをAAAにオプション
8/8 Kelvin HerreraがDL入り, Koda Gloverがメジャー復帰
8/14 Ryan MadsonがDL入り, Sammy SolisをAAAにオプション, Tim CollinsとTrevor Gottが昇格
8/18 Jeremy HellicksonがDL入り, Trevor GottをAAAにオプション, Jefry RodriguezとJimmy Corderoが昇格
8/21 Daniel MurphyとMatt Adamsをトレード放出, Andrew StevensonとAdrian Sanchezが昇格
8/21 Kelvin HerreraがDLから復帰, Tom MiloneがDL入り
8/22 Stephen StrasburgがDLから復帰, Adrian SanchezをAAAにオプション
8/27 Kelvin HerreraがDL入り, Ryan Madsonが復帰
8/31 Ryan Madsonをトレード放出、Sammy Solisが昇格
8/31 Gio Gonzalezをトレード放出(別記事参照)

2017/11/22

Max Scherzerが2年連続サイ・ヤング賞!

Max Scherzerが2年連続でナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞しました。

タイガースでの受賞を合わせると自身3度目。いよいよ殿堂入りが確実となってきました。しかもその際にナショナルズのキャップをかぶってくれる最初の選手となりそうな情勢です。

今季成績は、以下の通り。
31G(31GS) 16W 6L 200.2IP 268K 55BB 2.51/0.902

短期間とはいえ故障で離脱したため積み上げ系の数字は前年を下回り、リーグトップのタイトルは奪三振だけとなりましたが、防御率/WHIPの数字は前年より改善。ライバルとなったClayton Kershawがやはり故障で175イニングしかなげられなかったこともあり、1位票は30人の投票記者中27人と、昨年を上回る圧勝でした。

2位はそのKershawでしたが、3位には我らがナショナルズのStephen Strasburg、6位にもGio Gonzalezが入りました。さらに、その下の7位にはダイアモンドバックスのRobbie Ray。あの高卒ルーキーが立派に成長したものと目が細くなります。

2017/09/21

9/20 Gioも15勝目

W7-3@ATL (Season 92-59)
Gio(W15-7) 7.0IP 2ER 3H 1BB 8K
Taylor 3/4 RBI
Lind 1/4 2RBI
Turner 2/5 double HR(10) 2R RBI

開幕からずっと好調を維持してきたGio Gonzalez。前々回、前回と打ち込まれ、ポストシーズンに向けてやや不安を感じさせていましたが、今回は見事なピッチングでした。被安打はわずか3本。うち2本が1回裏のFreddie Freemanと5回裏のKurt Suzukiによるホームランだったため2失点でしたが、緩急を上手に使ういつもながらのピッチングでブレーブス打線を手玉に取ったという印象。唯一のピンチは2人のランナーを背負った6回裏でしたが、1死1,2塁でFreemanをセンターフライに打ち取るなどしてピンチ脱出。7回裏も三者凡退で終えて、味方の反撃を待ちました。

1回表の初球をTrea Turnerが叩いた先頭打者本塁打以降0を並べていた打線が8回表にようやく覚醒。1死からWilmer Difoが内野安打、Turnerが二塁打で続くと、Jayson Werth、Daniel Murphy(同点)、Ryan Zimmerman(決勝点)、Anthony Rendon(ダメ押し)が4連続で歩き逆転に成功。さらに、Adam Lind、Michael Taylorに連続タイムリーが出てこの回一挙6得点。

これでGioに勝ち投手の権利が発生し、Max Scherzerをぴったりマークする15勝目。3本柱で次に登板予定のStephen Strasburgも勝てば15勝。防御率でもほぼ拮抗しており、この3人の争いは最後まで楽しみです。

MVP: Gio Gonzalez

2017/08/30

ロースター異動まとめ(2017年8月)

8/2 A.J. Coleが昇格, Brandon Kintzlerが25人ロースター入り, Sammy SolisとErick FeddeをAAAへオプション
8/4 Enny RomeroがDL入り, Solisが再昇格
8/5 Gio Gonzalezが出産立会休暇, Feddeが再昇格
8/7 Gio 復帰, FeddeをAAAへオプション
8/13 Bryce Harper がDL入り, Michael Taylorが復帰
8/15 Pedro Severinoが昇格, ColeをAAAにオプション
8/16 Brian Goodwin がDL入り, Alejandro De Azaが昇格
8/17 Ryan MadsonがDL入り, Shawn Kelleyが復帰
8/19 Max ScherzerがDL入り, Stephen Strasburgが復帰
8/25 Coleが再昇格, SeverinoをAAAにオプション
8/27 ColeをAAAにオプション、FeddeとRafael Bautisitaが再昇格
8/28 ScherzerとJayson WerthがDLから復帰し、Andrew Stevenson, Fedde, BautistaをAAAにオプション
8/29 Trea TurnerがDLから復帰, Adrian SanchezをAAAにオプション


2017/08/21

8/20 安定のGio、頼りになります

W4-1@SDP (Season 74-48)
Gio(W12-5) 6.2IP 0ER(1R) 5H 1BB 8K
Doolittle(SV11) 1.0IP 0ER 3K 
Murphy 1/3 BB SF R 2RBI
Difo 2/5 2double 
Lind 1/2 double 2BB RBI 

1回裏、不運なあたりによる2死1,2塁のピンチ。打者Wil Meyersをショートゴロに打ち取ってイニング終了と思われましたが、Wilmer Difoの一塁への送球がそれてしまい、その間に2塁ランナーがホームに還り先制を許してしまいました。2回にもライトフライをAlejandro De Azaが太陽に入れて落球。このように守備に足を引っ張られ、球数がかさむ苦しい投球。しかし、それでも踏ん張り切れるのが今年のGio Gonzalezです。ランナーを全く出さないわけではないのですが、それでもきっちりと後続を断ち、2回から6回までゼロを並べ続けました。球数105球。3-1とリードしており、普通ならここで降板となるところですが、前日の試合でブルペンがフル稼働したことから7回裏もGioがマウンドへ。2死からシングルを打たれて降板しましたが、121球の熱投。十分すぎるほどの貢献でした。

打線ではDaniel Murphyが活躍。疲れが見えたとのことで前日は休養を与えられていましたが、この日は第1打席四球、第2打席同点犠飛、第3打席勝ち越し(決勝)タイムリーとすばらしい貢献でした。

リードしての終盤は今のナショナルズには得意分野。7回の最後のアウトをJoe Blanton、8回裏はBrandon Kintzler、そして9回裏はSean Doolittleが出てきて三者連続三振で締めくくりました。

貯金が順調に増えていきます。移動日を挟み、次はヒューストンでのアストロズ戦。ワールドシリーズの前哨戦となるでしょうか。

MVP: Gio Gonzalez

2017/08/10

8/9 Zimmerman サイクル越え

W10-1 Marlins (Season 67-45)
Gio(W10-5) 7.0IP 1ER 7H 0BB 6K
Zimmerman 4/4 double 2HR(25,26) BB 4R 5RBI
Kendrick 3/4 double 3RBI
Harper 2/4 SF 2R 2RBI
Sanchez 2/3 double 2R
Goodwin 1/4 double BB 2R

出産立会休暇から戻ってきて最初の登板となったGio Gonzalezが、(今シーズンの)Gioらしいナイスピッチングで見事に白星、10勝目を挙げました。4回までは毎回ヒットを打たれ、4回にはイチローのタイムリーで1点を失いましたが、7回を投げて失点はそれだけ。無四球という点が特に高く評価できる内容でした。

そんなGioを強烈に打線が援護。立役者となったのがRyan Zimmermanでした。まずは2回裏、レフトスタンドへの25号ソロ本塁打で先制点。3回裏にもランナー1塁で右中間へのタイムリーツーベース。さらに5回裏にもセンター前にタイムリーを打って、この時点でサイクルヒットにあと三塁打を残すのみとしました。6回裏に回ってきた打席はストレートの四球で歩き、そして迎えた7回裏、既に1-8と大きくリードして迎えたこの場面。外低めの速球にうまく合わせた打球はライトの頭上を越える鋭いライナー。フェンスにぶつかって上手く転がれば三塁打も夢ではない打球でしたが、惜しくも、フェンスを越えてライトのブルペンに入ってしまいました。26号2ラン。4安打5打点。ここしばらく打撃が下降線をたどっており、打率も3割を切りそうなところまで落ち込んでいましたが、今日は素晴らしかった。もうひと踏ん張り頑張ってくれることを期待しています。

Zimmerman以外にもBryce Harper、Howei Kendrickがそれぞれ2打席で打点を記録。よくかみ合っていました。

何より、連敗しなかったことが重要です。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/08/03

2017年7月をふりかえる

ものすごく勝ちまくったという印象はありませんが、オールスターを挟んでの6連勝もあり、月間成績は16勝9敗。貯金を7つ増やし、地区2位との差もこの1か月で5.5ゲーム広げました。ナショナルズ以外のナ・リーグ東地区の全チームがトレード期限前に売り手に走り、地区優勝は決まったも同然としました。

[NL EAST end July 2017]

WLPCTGB
Washington6341.606-
Miami4955.47114.0
New York4855.46614.5
Atlanta4856.46215.0
Philadelphia3964.37923.5

地区2位以下は混戦模様ですが、今月貯金2だったマーリンズが2位に浮上。最下位ながらフィリーズも7月は貯金1でした。

[Hitter of the Month: Bryce Harper]

PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Brian Goodwin107.222.271.47516582
Bryce Harper103.378.456.778269220
Anthony Rendon90.392.500.689135191
Daniel Murphy88.309.364.531143180
Ryan Zimmerman85.234.282.455115140
Wilmer Difo80.373.436.552173112
Matt Wieters68.230.265.3114060
Adam Lind53.308.321.51983101

チーム打率11位、本塁打数は5位、総得点は8位と、6月ほどではないにせよ、やはり打線がチームを引っ張っている印象はあります。ただ、オールスター明けからはやや元気がなくなってきました。また、Trea Turnerが離脱したことに伴い機動力は一気に低下。チーム盗塁数はわずかに7で下から4番目でした。

そんな打線の中心にいたのがBryce Harper。月間ホームラン数、得点、打点とも群を抜いています。いいところで打ったという印象もあります。Anthony Rendon、Daniel Murphyの両レギュラーもしっかり打っています。さらに目立つのがWilmer Difoの絶好調ぶり。相次ぐ故障者が出たことにより得たこのチャンスを逃すまじという気迫を感じます。打順でも下位から2番に上がってきました。同じように与えられたチャンスを生かすべく頑張っているのがAdam Lind。こちらも奮闘しています。

一方、下降気味なのがRyan ZimmermanとMatt Wietersの両ベテラン。特にWietersは守備力の低下もやかましく言われており、Jose Lobatonもやはり打てないことから、捕手がなんとなくチームの穴になりつつあります。

故障離脱中のMichael Taylor、Trea Turner、Jayson Werthのうち、Taylorマイナーでのリハビリ出場を既に開始しており、間もなく復帰の見込み。TurnerとWerthはまだしばらくかかりそうですが、シーズン中には戻ってこられそうな様子です。

[Pitcher of the Month: Gio Gonzalez]

GSIPWKERAWHIP
Gio Gonzalez642.02372.140.88
Max Scherzer531.23502.841.07
Stephen Strasburg419.01191.891.21
Tanner Roark323.02263.521.04
Edwin Jackson319.02122.841.00
GIPSVHLDERAWHIP
Matt Grace1114.1202.511.19
Joe Blanton118.2015.191.73
Matt Albers98.2001.040.92
Enny Romero99.0025.001.78
Sean Doolittle66.0406.001.50
Ryan Madson55030.000.80

チーム防御率は8位。ですが、先発投手陣が2位なのに対して、ブルペンはなんと24位(まあ、それでも6月の28位よりは改善)。トレード期限を前に、Sean Doolittle、Ryan Madson、それにBrandon Kintzlerの3人を補強したことで8月はいくばくかの改善がみられることを期待しています。

さて、先発投手陣では、Gio Gonzalezが奮闘しました。地元開催のオールスターに出場することはかないませんでしたが、そのうっぷんをぶつけるかのように好投を連発。そして、最後は7月30日のマーリンズ戦で9回までノーヒッターを継続という快投。8年連続(ナショナルズに来てからは6年連続)の二けた勝利に王手をかけました。

Max Scherzerも、21日のDバックス戦で初回3連発を食らうということもありましたが、基本的には相変わらずの支配的な投球を継続。Tanner Roarkも復調の兆しです。一方、心配なのはオールスター明けからDL入りしてしまったStephen Strasburgの状態。昨年の二の舞にならないといいのですが。

残念なことになったのがJoe Ross。調子が上がらないままの日々が続いた末に、TJ手術と相成りました。そのRossに代わって上がってきたのが出戻りのEdwin Jackson。ベテランの域に達しており、期待感は低かったのですが、3度の登板のうち2度で快投。ひとまずローテーションに定着しました。

また、Strasburgの穴を埋める形でトッププロスペクトのErick Feddeがメジャーデビューを果たしました(打ち込まれましたが)。

ブルペン陣は上述のとおりひどいことになっており、フロントも上記の3人の補強で応えました。Madson、Doolittleの体制になってからは基本的に安心してみていられます。Kintzlerも含め、ブルペンこそが強みと言ってもらえるように、しっかり頑張りましょう。

2017/08/01

7/31 Gioの魂のこもった投球

W1-0@MIA (Season 63-41)
Gio(W9-5) 8.0+IP 0ER 1H 3BB 5K
Doolittle(SV4) 1.0IP 0ER 1H
Harper 1/3 BB RBI

7月31日、この日は、生きていれば25歳となったJose Fernandezの誕生日でした。生前Fernandezと仲が良かったGio Gonzalez。試合前、球場を訪れたFernandezの家族(両親、フィアンセだった女性、没後生まれてきた娘)にも会ったそうです。特別な思いをもって臨んだこの試合。魂のこもった素晴らしいピッチングを披露してくれました。

初回、2回にそれぞれ1つの四球。3回から6回までは三者凡退。7回に四球、8回には死球。いずれも二塁にさえ進ませず。守備もたびたびの好プレーで支えました。8回を終えて被安打0。先頭のDee Gordonに左中間に落ちるシングルを打たれてノーヒッターの達成はならず、マウンドを降りましたが、Fernandezに捧げるには十分なピッチングでした。またヒットを打ったのが、Fernandez没後の最初の試合、最初の打席でホームランを打ったあのGordonだったというのも、何か感じます。マウンドを降りるGioに対し、敵地(Gioにとっては地元ですが)マイアミのファンからも惜しみないスタンディング・オベーションが送られました。

そのGioを援護したい打線。こちらはこちらでJose Urenaの前に沈黙していましたが、1番からの攻撃となった6回表、先頭のBrian Goodwinがこの試合両チーム唯一の長打となるセンターオーバーの二塁打で出塁すると、2番Wilmer Difoがなんと送りバント。こうして作った1死3塁のチャンスでBryce Harperがうまくレフト前に運んで、これが決勝点となりました。

話を9回裏に戻すと、無死1塁からの登板となったSean Doolittleが後続をあっさりと断ち、ゲームセット。安定してます。

MVP: Gio Gonzalez

2017/07/16

7/14 (オールスターに出られなかった)Gioの快投で後半戦開始

W5-0@CIN (Season 53-36)
Gio(W8-4) 8.1IP 0ER 4H 2BB 6K
Grace(SV1) 0.1IP 0ER
Harper 2/4 2HR(21,22) BB 3R 3RBI
Rendon 2/3 double BB RBI

オールスターが終わり、後半戦が開始しました。

後半戦の初戦のマウンドを託されたのは、成績は申し分ないにも関わらずチームから先発投手が3人というわけにはいかなかったためにオールスター選出されず涙を飲んだGio Gonzalez。この試合では、そのうっぷんを晴らすかのような素晴らしいピッチングで、9回1死走者なしで降板するまで無失点。球数さえ許せば完封も十分可能な内容でした。

打線では、こちらはオールスターでも活躍したBryce Harperが2本のホームランで計3打点。1本はライトスタンド中段へ、2本目もセンター右へといずれも打った瞬間それとわかる会心のバッティングでした。6月はやや長打が影を潜めましたが、7月に入ってからは上向いてきています。さすがにペースが落ちてきたRyan Zimmermanに代わって、いよいよHarperが打線の軸になりそうです。

9回裏1死走者なし。Gioがマウンドを降りても問題ない点差のはずでしたが、2番手のMatt Albersがだめでした。やはり9回は荷が重いのか、2アウト目は取りましたが、3本のシングルで満塁としてしまい、降板。慌てて投入されたMatt Graceが3つ目のアウトを記録して事なきを得ましたが、相変わらずのブルペンです。(Matt Graceはメジャー初セーブ)

ともかくも後半戦を白星スタート。さあ、まずはしっかり地区優勝まで邁進しましょう。

MVP: Gio Gonzalez

2017/06/21

6/20 Gioをオールスターに!

W12-3@MIA (Season 43-28)
Gio(W7-1) 7.0IP 3ER 6H 2BB 8K
Murphy 2/3 HR(12) 2BB 2R 2RBI
Drew 3/5 double 3RBI
Zimmerman 2/5 double 2R 3RBI
Harper 1/4 BB 2R 2RBI

前回「安定のピッチング」と書いたGio Gonzalez。今日も見事でした。死球、四球の立ち上がりこそあれれという感じでしたが、2回以降、ランナーは多少出しながらも落ち着いたマウンドさばき。2点リードで迎えた4回裏に1点を失いましたが、なお1死2塁でも後続をきっちり打ち取って傷口を広げず。さらに5回裏には5点リードから2ランを被弾したものの慌てず騒がず。6、7回は無失点で、結局101球で3点のリードを保って7回まで投げ切りました。結果も十分ですが、前日かなり稼働したブルペンを休めるという意味での貢献も大きかったと思います。

もっともGioがこれだけ余裕をもってピッチングができたのは打線がしっかり援護してこそ。2回表に足を絡めて作った2死2,3塁のチャンスにBryce Harperがしっかり2点タイムリーを打って先制。1点差となった直後の5回表にはHarperにチーム打点トップを奪われたばかりのRyan Zimmermanが左中間に2点タイムリーを打って打点トップを奪い返すなどで計4得点。8回表にはDaniel Murphyにソロ本塁打が出て、セーブ圏外までリードを広げると、9回表はお祭り騒ぎの連打連打で5点を追加。恐ろしい打線です。笑。

Gioの防御率はちょっとだけ下がりましたが、それでもまだ2点台でリーグ7位は変わらず。今年のオールスターはGioの地元であるマイアミ開催。是非出場させてあげたい。

MVP: Gio Gonzalez

2017/06/16

6/15 Gio 安定のピッチング

W8-3@NYM (Season 40-26)
Gio(W6-1) 7.0IP 2ER 5H 5K; 1/3 RBI
Murphy 3/5 triple R 2RBI
Rendon 2/4 double RBI
Goodwin 2/5 double R RBI
Taylor 1/4 HR(7) R 2RBI
Harper 1/4 HR(17) BB R RBI

Gio Gonzalezが7回2失点の好投。打っても4回表に自らタイムリー。チームを勝利に導きました。ホームで負けが込んで嫌な雰囲気もありましたが、それを一掃する素晴らしいピッチングでした。これで6勝1敗。勝ち星こそStephen StrasburgとMax Scherzerの7勝の後塵を拝していますが、ブルペンに勝ちを消された試合が多い印象があり、もっと増えてても良かったのにという感じです。一方で負けは3人で最少のわずか1つ。シーズン防御率も2.89と、チーム内ではScherzerに次ぐ2位、リーグでも7位にランクされており、オールスター選出も十分ありうるところに位置付けています。

今日は打線もしっかり援護。初回にBryce Harperがものすごい弾丸ライナーをライトスタンドに打ち込み先制。1点差に迫られた直後の5回表に、Michael Taylorのホームランを含む5本の長短打を集めて一挙5得点。

さすがに多量リードがあればブルペンも余裕のピッチング。あっさりとメッツを降しました。ホームでのここしばらくとは別のチームのようです。

MVP: Gio Gonzalez


2017/05/01

2017年4月をふりかえる

2017年シーズンの開幕。マーリンズとの開幕戦を勝ち、2戦目も勝利。その後、勝ったり負けたりを繰り返しましたが、4月16日にフィリーズにサヨナラ勝ちしたところから、7連勝。最後のメッツとのシリーズの初戦にAdam Eatonのシーズン離脱の負傷というアクシデントはありましたが、30日には23得点という球団記録でメッツを叩き潰して終了。17勝8敗、.680は30球団最高勝率。この上ないスタートを切りました。

[NL EAST End April 2017]
WLPCTGB
Washington1780.680-
Miami11120.4785.0
Philadelphia11120.4785.0
Atlanta10130.4356.0
New York10140.4176.5

当然ながらナショナルズが地区首位。2位以下は勝率5割を切っています。意外だったのは僅差とはいえ地区最下位に沈んでいるメッツ。開幕前は優勝候補と言われていましたが、故障者が続出しています。しかも、突発的なアクシデントによる負傷というより、休ませるべき時に休ませなかったりといった調整面のまずさが原因と言われ始めています(数年前にナショナルズがそういう状態となり、トレーナー陣が総入れ替えになったことを思い出します)。メッツがこのままずるずる終わるとは思いませんが、とりあえずナショナルズが楽な気持ちで戦いを進められる状況にあることは確かです。

[Hitter of the Month: Ryan Zimmerman]

PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Bryce Harper114.391.509.772329260
Daniel Murphy111.343.378.590175260
Adam Eaton107.297.393.462242133
Anthony Rendon101.278.356.411103150
Ryan Zimmerman96.420.458.8862211290
Matt Wieters85.301.400.534104121
Jayson Werth82.282.378.43713372
Trea Turner66.317.348.556152134

オフェンス陣は見ての通り強烈でした。チーム打率.295、出塁率.369、長打率.510はいずれも30球団トップ。総得点170は、2位のDバックスの141点を実に20%以上上回っています(最少のロイヤルズの63得点の約3倍)。レギュラー陣で打率が最も低いのがAnthony Rendonの.278ですから、全く穴がありません。Adam Eatonが負傷でシーズン絶望となりましあが、後を受けたMichael Taylorも先発した2試合で11打数5安打。

個人に目を移すと、25日にはTrea Turnerがサイクル安打、30日にはRendonが6打数6安打3本塁打10打点という記録を作り、昨季のチームMVP(リーグMVP投票2位)のDaniel Murphyも素晴らしい成績を残していますが、Bryce HarperとRyan Zimmermanの2人の前には霞んでしまいます。

Harperの数字の中で32得点というのは、月間得点のメジャー新記録です。ここにはありませんが、メジャートップの22四球を記録し、出塁率.509もメジャートップ。打率はメジャー3位、打点はメジャー2位、ホームランだってリーグなら3位タイでした。

さらに強烈な4月を送ったのがZimmerman。打率、打点は単独でメジャートップ。ホームランもブリューワーズのEric Thamesと並んでトップタイ。つまり、現時点でメジャー(リーグどころではなく)の三冠王です!ここ数年成績が低下し、限界説もあったZimmermanでしたが、完全復活。長年のファンとしてはたまりません。このまま健康に過ごしてくれることを願うばかりです(同じことを何度も書きますが、それだけ願っているということでご容赦下さい)。

[Pitcher of the Month: Gio Gonzalez]

GSIPWKERAWHIP
Stephen Strasburg535.02313.091.00
Max Scherzer533.23402.940.98
Gio Gonzalez533.13261.621.14
Tanner Roark529.23213.641.18
Joe Ross315.21147.471.53
GIPSVHLDERAWHIP
Shawn Kelley1110.0305.401.10
Enny Romero1111.0015.731.55
Joe Blanton1010.0019.901.60
Blake Treinen1210.0329.002.50
Koda Glover118.2244.150.92
Matt Albers79.1010.000.43

一方の投手陣、チーム防御率4.49は24位が示すように、全く冴えませんでした。中でもブルペン防御率5.70は28位(まだ下がいることに驚きですが)と完全に足を引っ張りました。(ちなみに、先発陣の防御率は3.92で16位ですが、あのJeremy Guthrieの数字を除くと3.35で3位です。)

まず先にそのブルペンから行きますが、開幕直前にBlake Treinenをクローザーに指名したことは完全に失敗しました。適正のない投手を指名したベンチ・フロントの判断ミスと、開幕から3戦続けてセーブシチュエーションとなり連投を強いざるを得なくなった不運が重なった結果でしょう。Treinenがぼろぼろになった後、Shawn KelleyとKoda Gloverの2人体制が敷かれることになりましたが、Gloverは股関節を痛めて直ぐにDL入り。結果的にKelleyがクローザーになりました。ただ、そのKelleyも今ひとつ調子が上がりません。他のブルペン投手も軒並み酷い数字が並んでいます。そんな中、マイナー契約から途中で昇格してきたMatt Albersだけが気を吐いています。

先発陣ですが、先発5番手のJoe Rossは3試合に投げて1勝となっていますが、どうもボールん切れがなく、心配です。あとの4人は多少打たれることもありつつ、しっかりと高い水準のピッチングを続けてくれています。中でも頑張っているのがGio Gonzalez。登板全5試合で全て自責点2以下に抑えています。昨シーズンも4月は好調だったのに5月以降に不安定になってしまいましたが、今年はそんなことがないよう、もう一度気合を入れて、頑張ってください。