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2018/10/29

2018 ポジションレビュー:先発投手編

圧倒的な強さを見せたレッドソックスが4勝1敗でドジャーズを降し、ワールドシリーズは幕を下ろしました。延長18回での敗戦の翌日に、7回以降に4点差を逆転できるチームってのはなかなかありません。そして最終戦は、Clayton Kershawから3本のホームランを打ってリードを奪い、8,9回は6者三振で締めくくる圧巻のフィナーレ。いやはや久しぶりに「強いチーム」を見せてもらいました。

さて、ポジションレビューシリーズもいよいよ終盤。本日は先発投手編です(次のブルペン投手編で終わります)。

開幕ローテーションは、Max ScherzerStephen StrasburgGio GonzalezTanner Roark、そしてオプション切れで仕方なく、というわけではなくスプリングトレーニングんできちんと結果を出したA.J. Coleでした。

しかし、最初に外れたのはColeでした。2度の先発で結果を残せず、4月下旬に早々にDFA。長年プロスペクトとして期待されてきましたが、大成できないまま残念な退団となりました(ヤンキースに移籍した後はブルペン投手としてまずまずの結果を残しましたが、ポストシーズンのロースターには入れず)。

代わってローテーション入りしたのはJeremy Hellickson。5月はHellicksonを含めた5人が5人とも文句の付けようがない好投を続け、チームの好成績を支えました。

ところが、6月に入ってHellicksonとStrasburgが相次いでDL入りすると状況は一気に悪化。2人に代わって先発機会を与えられたJefry RodriguezErick Feddeはいずれも結果を残せませんでした。この層の薄さが結局シーズンの行方を左右したた大きな要因の1つとなりました。

また時を同じくしてRoarkとGioも調子を崩してしまいました。特にRoarkは、シーズン序盤に好投しながら打線に全く援護してもらえない試合が続くうちに自分のピッチングを見失ったという印象で、見ていて可哀想に思う程でした。シーズンを通じてローテーションを守ったものの、9勝止まり。15敗。防御率は4.24とよくありませんが、WHIPは1.281ですから例年と比べても遜色ありませんので、いろいろと運がなかったという感じです。

Gioもローテーションを守り続けましたが、調子が上がらないまま8月末にブリューワーズにトレードされていきました(トレード時の記事参照)。ブリューワーズに行ってからは5試合に先発して3勝、防御率も2.13と好投。ポストシーズンではやはり結果を残せませんでしたが・・・。

Hellicksonはその後さらに2度DL入りし、結果的には19先発。防御率だけみれば3.45とScherzerに次ぐ数字を残しただけに、もう少し健康ならと残念です。オフにFA退団。

5月にDL入りしたStrasburgは7月にいったん復帰しましたが、1度の先発ですぐDLに逆戻り。右肩の痛みということで長期離脱の事態も予想され、心配しましたが、8月下旬に復帰し、シーズン終了までまずまずのピッチングを続け、なんとか2桁勝利にこぎ着けました。ただ、球速は戻っておらず、来季に向けて不安は残ります。

9月になってマウンドに戻ってきたのがJoe Ross。3試合の先発で2敗、防御率5点台の結果は決して良いものではありませんが、しっかり球威が戻っていたので、来季に向けて一定の期待感を持たせてくれました。

そんな中で孤軍奮闘したのがScherzer。詳細はチーム投手MVPの記事をご参照ください。

来シーズンもMax Scherzer、Stephen Strasburg、Tanner Roarkの3人はローテーションで開幕することは確実ですが、Strasburgには健康面の不安があり、32歳となるRoarkも成績が低下する懸念があります。さらに、4番手以下の候補となるJoe Ross、Erick Fedde、Jefry Rodriguezはまだまだ信頼できません。5番手は3人に競わせるにしても、1人足りません。

オフには、少なくとも1人はトップレベルの先発投手を獲得することが必要でしょう。Clayton Kershawがドジャーズからオプトアウトしたら狙ってもいいと思うのは私だけでしょうか?

2018/04/30

ロースター異動まとめ(2018年4月)

4/2 Matt WietersがDL入り、Pedro Severinoがメジャーへ
4/7 Miguel Monteroが出産立会休暇、Jhonatan SolanoとMatt Reynoldsがメジャー昇格、Enny RomeroをDFA
4/10 Monteroが出産立会休暇から復帰, SolanoがDL入り
4/11 Adam EatonがDL入り, Matt WietersがDLから復帰, Moises Sierraがメジャーへ, MonteroをDFA
4/16 Jeremy Hellicksonがメジャーへ, Trevor GottをAAAへオプション
4/18 Brian GoodwinがDL入り, Andrew Stevensonがメジャー昇格
4/20 A.J. ColeをDFA, Carlos Torresがメジャーへ
4/21 Matt GraceがDL入り, Trevor Gottがメジャー復帰
4/22 Anthony RendonがDL入り, Austin Adamsがメジャーへ
4/24 Shawn KelleyがDL入り, Matt ReynoldsをAAAにオプション, Rafael BautistaとAdrian Sanchezがメジャー昇格
4/29 Austin AdamsをAAAにオプションし、Austin Vothがメジャー昇格(初昇格)
4/30 Austin VothをAAAにオプションし、Wander Sueroがメジャー昇格(初昇格)

2017/09/27

ロースター異動まとめ(2017年9月)

9/1 セプテンバー・コールアップ! Romero, Madson, Fedde, Adams, Read
9/4 FeddeがDL入り, A.J. ColeとPedro Severinoが昇格
9/7 Victor Roblesがメジャー初昇格, Stevenson, Bautistaも再昇格
9/8 Adrian Sanchezも再昇格
9/26 Bryce Harperが復帰


● セプテンバー・コールアップ! Romero, Madson, Fedde, Adams, Read
9月になり、25人ロースターが取り払われたことから、10日DL入りしていたEnny RomeroRyan Madsonが形式上復帰しました。2人ともまだすぐにメジャーで登板できる状態ではないものの、リハビリ登板・ブルペンセッションを行っており、近く実戦復帰できる見込みです。

一方、Erick FeddeAustin AdamsRaudy Readの3人にとってはいわゆるセプテンバー・コールアップでの昇格です。Feddeの再昇格については賛否両論ありそうですが、まあ優勝争いの雰囲気を味わせるという意義は認められると思います。Adamsは7月のメジャーデビューでは1死も取れずに降板という記録しか残っていませんので、まずは最初のアウトを記録するチャンスを与えて上げてほしいと思います。捕手のReadにとっては嬉しい初昇格。今季はAAでしっかりとした打撃成績を残していた打てる捕手。もっともこのタイミングでの昇格は予定外。試合中に打球を受けたMatt Wietersを少し休ませたいというベンチの判断と、Pedro Severinoがオプションされてから10日間は再昇格できないという要因が重なってのもの。メジャーデビューの機会まで幸運で引き寄せることができるでしょうか。


●  FeddeがDL入り, A.J. ColeとPedro Severinoが昇格
Feddeはやはりシーズン終了となりました。英断だと思います。今シーズンはブルペンに回る時期があったり、メジャーデビューを経験したりで疲労がたまっていたとしても当然。十分投げました。オプションされてから10日経っていないA.J. Coleを4日の先発投手として呼び戻すために、形の上では右腕痛みによるDL入りとなっていますが、大した故障ではない模様。しっかり休んで、来年のスプリングトレーニングでは先発ローテーション投手に名乗りを上げるくらいのピッチングを期待したい。

で、A.J. Coleがメジャー復帰し、4日に先発しました。このままレギュラーシーズン終了まではローテーション投手として投げるはず。こちらも来季の先発ローテーション入りに向けてアピールを期待したい。

また、オプションされてから10日のルールが満たされたPedro Severinoも昇格。かと言ってこの時期ですからRaudy Readも引き続きメジャーに帯同(4日の試合ではメジャー初安打を記録)。


● Victor Roblesがメジャー初昇格, Stevenson, Bautistaも再昇格
マイナーリーグのシーズンが終わったところで、Andrew StevensonRafael Bautistaの両外野手がメジャーに合流。2人は既に40人ロースターに入っていたので、このタイミングで再昇格してくることは予想通りでした。

驚いたのは、同じタイミングでVictor Roblesがメジャーに初昇格したことでした(40人ロースターは、Erick Feddeを60日DLに移すことで対応)。組織内(というかMLB全体でもトップ10に入る)トッププロスペクトの20歳の外野手。今シーズンはAAの投手をしっかり打ち込んでいたとはいえ、20歳という若さ、まだ40人ロースターに入っていないこと、10月に開幕するAFLのロースターに名前を連ねていたことから、来季のメジャーデビューを見据えているんだろうと思っていましたので、このタイミングで呼ばれたのは全くの予想外。どの程度出場機会があるかは分かりませんが、頑張ってもらいたいですね。

なお、このRoblesの昇格に直接の影響があったのかどうかは分かりませんが、Brian Goodwinの今シーズンの復帰はなさそうだという情報が入ってきました。数日前にはランニングを開始したとの情報があり、シーズン終盤には間に合うと思っていましたが、状況が変わった模様。良いシーズンを送っていただけに残念です。


● Adrian Sanchezも再昇格
最後にAAAにオプションされてから10日が経過したAdrian Sanchezもメジャーに戻ってきました。これでセプテンバー・コールアップは打ち止めのようです。(ちなみに、40人ロースターに入っていながら呼ばれていないのは、故障者を除くとTrevor Gott、Austin Voth、Jose Marmolejosの3人だけ)


● Bryce HarperがDLから復帰
8月13日からDL入りしていたBryce Harperが復帰してきました。一時はシーズン絶望かと思われたましたが、なんとかポストシーズン前に間に合い、ほっとしました。いるといないでは大違い(数字上も、Harper離脱前に1試合平均6点台だった得点力が、離脱後は5点台前半まで落ちていましたから)。残り6試合で調整し、ポストシーズンでは爆発してくれることを期待しましょう。

2017/08/30

ロースター異動まとめ(2017年8月)

8/2 A.J. Coleが昇格, Brandon Kintzlerが25人ロースター入り, Sammy SolisとErick FeddeをAAAへオプション
8/4 Enny RomeroがDL入り, Solisが再昇格
8/5 Gio Gonzalezが出産立会休暇, Feddeが再昇格
8/7 Gio 復帰, FeddeをAAAへオプション
8/13 Bryce Harper がDL入り, Michael Taylorが復帰
8/15 Pedro Severinoが昇格, ColeをAAAにオプション
8/16 Brian Goodwin がDL入り, Alejandro De Azaが昇格
8/17 Ryan MadsonがDL入り, Shawn Kelleyが復帰
8/19 Max ScherzerがDL入り, Stephen Strasburgが復帰
8/25 Coleが再昇格, SeverinoをAAAにオプション
8/27 ColeをAAAにオプション、FeddeとRafael Bautisitaが再昇格
8/28 ScherzerとJayson WerthがDLから復帰し、Andrew Stevenson, Fedde, BautistaをAAAにオプション
8/29 Trea TurnerがDLから復帰, Adrian SanchezをAAAにオプション


2017/06/30

ロースター異動まとめ(2017年6月)

6/5 Jayson WerthがDL入り, Ryan RaburnがAAAから昇格
6/11 Koda GloverがDL入り,Joe Blantonが復帰
6/13 Trevor Gottが今季初昇格, Wilmer DifoをAAAにオプション
6/15 GottをAAAにオプション, Matt Graceが再昇格
6/17 Shawn KelleyがDL入り,A.J. Coleが再昇格
6/23 Wilmer Difoがセンターとして昇格, ColeをAAAにオプション
6/30 Trea TurnerがDL入り, Adrian Sanchezが初昇格

2017/05/30

ロースター異動まとめ(2017年5月)

5/1 Joe RossをAAAにオプション,A.J. Coleが昇格
5/5 Shawn KelleyがDL入り,Matt Graceが再昇格
5/8 Rafael BautistaをAAAにオプション, Brian Goodwinが今季初昇格
5/12 KelleyとKoda GloverがDLから復帰, ColeとGraceをAAAにオプション
5/17 Joe BlantonがDL入り,Graceが再々昇格
5/23 Joe Rossが昇格・先発, Brian Goodwinをオプション
5/24 Chris HeiseyがDL入り,Goodwin再昇格
5/29 Stephen Drewが復帰,Matt GraceをAAAにオプション

2017/03/05

MLB.com: Nationals Top 30 Prospects (March 2017)

MLB.comのナショナルズのプロスペクトランキングです。このリスト(リンク)はシーズン中にも時々更新されていくので、あくまで、2017年3月現在のものです。

1. Victor Robles, OF
2. Erick Fedde, RHP
3. Juan Soto, OF
4. Carter Kieboom, SS 
5. Andrew Stevenson, OF
6. Sheldon Neuse, 3B
7. Koda Glover, RHP
8. Austin Voth, RHP
9. A.J. Cole, RHP
10. Pedro Severino, C
11. Luis Garcia, SS
12. Jesus Luzardo, LHP
13. Rafael Bautista, OF
14. Drew Ward, 3B
15. Anderson Franco, 3B
16. Blake Perkins, OF
17. Osvaldo Abreu, SS
18. Kelvin Gutierrez, 3B
19. Tyler Watson, LHP
20. Jakson Reetz, C
21. Raudy Read, C
22. Yasel Antuna, SS
23. Jose Sanchez, SS 
24. Joan Baez, RHP
25. Nick Banks, OF
26. Brian Goodwin, OF 
27. Jose Marmolejos, 1B
28. Telmito Agustin, OF
29. Daniel Johnson, OF 
30. Armond Upshaw, OF

とにかく投手の少なさが気になります。30人中の7人だけ。Adam Eatonのトレードで上位にランクインしたはずの3人を手放したことである程度想定はしていましたが、これほどまでに少ないとは。それでもトップ10内には4人とまずまずで、問題はむしろ下層。11位以下の20人中わずか3人という有様です。個人的には、昨シーズン中もマイナーリーグ・レポートで何度か紹介したWeston DavisとMcKenzie Millsの若手2人と、Danny Espinosaのトレードで獲得したAustin AdamsとKyle McGowin の2人くらいは入ってもよかったのにと思わないでもありません。

野手陣の中では、昨年のドラフト組への比較的高い評価が目立ちます。特に、 ドラフト2順目のSheldon Neuseへの評価はきわめて高い。まあ、ラテン系の選手にしてもそうですが、全体的に実績よりも期待感が重視されているという印象を受けます。

2017/02/16

2017 ST Outlook 3 (Bullpen Pitchers)

続いて(ちょっと時間がかかりましたが)この春のナショナルズのキャンプの最大の注目であるブルペンにまいりましょう。

●オフの動き
昨シーズン後半からポストシーズンにかけてクローザーを務めたMark MelanconがFA退団。再契約を目指したようですが、ジャイアンツに競り負けました。続いてドジャーズからFAとなったKenley Jansenとも交渉したものの、元々残留志向の強かったJansenはドジャーズと再契約。「クローザー」の補強はできないままにスプリングトレーニングに突入することになりました。

中継ぎ陣についてもYusmeiro Petit, Matt Belisle, Marc RzepczynskiらがFA退団した後、ベテラン勢とFA契約を結ぶことはなく、Austin Adams, Jimmy Cordero, Enny Romeroの若手3人をいずれもトレードで獲得するにとどまっています。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Shawn Kelley
Blake Treinen
Sammy Solis(L)
Koda Glover
Oliver Perez(L)
Matt Grace(L)
Rafael Martin
Trevor Gott
Enny Romero(L)
Austin Adams
Jimmy Cordero
[Non-Roster Invitees]
Matt Albers
Dustin Antolin
Mike Broadway
Tim Collins(L)
Neal Cotts(L)
Braulio Lara(L)
Derek Eitel
Joe Nathan
Jacob Turner
Vance Worley
Nick Lee(L)
Wander Suero

完全な空席となっているクローザー。キャンプ初日に記者の囲み取材を受けたBaker監督が、特定のクローザーに固定しないで調子のいい投手に9回を任せるいわゆる「クローザー・バイ・コミッティー」は採用しないと明言しており、ワイドオープンな競争が展開されることになります。

スプリングトレーニングが始まった後でもトレードで「クローザー」を獲得する可能性がないわけではありませんが、現時点で候補者と見られているのは、Shawn KelleyBlake TreinenKoda Gloverの3人です。

まず、昨シーズン67試合で2.64/0.897、80奪三振のKelley。メジャー9年目の32歳で豊富な経験があり、成績も最も安定感がありますが、2度のTJ手術を経験しているため無理な起用はけがの元。昨年のNLDS第5戦で腕の痛みを訴えて途中降板したのがいい例です(そのケガの状態もやや心配)。ある程度の予見可能性を持たせながら、エースセットアッパーとして使いたい投手です。

メジャー3年目の昨シーズン、すっかりブルペン投手として地位を確立したTreinen。奪三振率は高くありませんが、シンカーでゴロを打たせる技術は極めて高く評価されています。シンカーボーラーのクローザーと言えば、個人的には2000年レッドソックスのクローザーだったDerek Loweが思い出され、つまり十分クローザーが務まるとは思いますが、一方で、ランナーがたまって併殺が欲しい場面(無死満塁など)で使いたい投手でもあります。

高い奪三振率を誇り、3人のうち最もクローザー適性があると言われているのがGlover。2015年にドラフトされ、プロ2年目の昨シーズン、開幕したPotomac(A+)からあっという間に階段を上って7月にメジャーデビューしました。マイナーではどのレベルでもクローザーとして相手打者を圧倒。股関節の故障で9月中旬以降やや調子を落としましたが、それまではメジャーでも防御率2点台を維持していたので、健康ならメジャーでも通用することは証明済み。故障が完治していれば、この春、あっさりとクローザーの地位に就くかもしれません。

この他、マイナー契約招待選手のリストに通算377セーブのJoe Nathanの名前がありますが、仮にNathanがクローザーとして開幕するようであれば、それは故障や不振が頻発したことの証左であり、かなり不安な船出となることでしょう。

Treinen、Glover、Kelleyの3人に加え、昨シーズン結果を残したSammy SolisOliver Perez(WBCメキシコ代表)の左腕2人が中継ぎ投手としてほぼ当確でしょう。

また、昨年はPetitが務めたロングリリーフの役割を務める投手も未定ですが、それで1枠。先発枠で調整するであろうA.J. ColeTaylor Hillあたりが回ってくるか、マイナー契約のVance WorleyJacob Turnerが奮起して割り込んでくるか。候補はそのあたりでしょう。

そうなると、残るは2枠程度となりますが、Matt GraceRafael MartinTrevor Gott、それに新加入のAustin AdamsJimmy CorderoEnny Romeroの40人ロースター勢を見渡すだけでもそれなりにいいボールを投げる投手がそろっています(経験値はほとんどない投手ばかりですが)。これにマイナー契約の選手が加わって競争を繰り広げることになります。このうち、オプションがない(ことがはっきりしている)Romeroは、マイナーに落とすならウェイバーを通す必要があり、そのあたりも判断要因になるかもしれません。なお、Romeroはドミニカ代表としてWBCに参加予定です。

2017/02/14

2017 ST Outlook 2 (Starting Pitchers)

続いて先発投手編です。

●オフの動き
オフが始まってすぐにGio Gonzalezの今季契約オプションを行使し、ローテーションを組むと目される5人の残留がひとまず確定。一方、5人に何かあった場合に最初に呼ばれるであろう候補だったLucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人をトレードで放出し、他方で特に大きな補強をすることもなく(途中ではChris Saleのトレードをホワイトソックスと話したようですが、Saleはレッドソックスへ)、結果、マイナー上位のデプスがかなり心許なくなりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Max Scherzer
Gio Gonzalez(L)
Tanner Roark
Joe Ross
A.J. Cole
Austin Voth 
[Non-Roster Invitees]
Jeremy Guthrie
Vance Worley
Erick Fedde 
Kyle McGowin
Tayler Hill

先発ローテーションを予定する5人の仕上がりが例年以上に重要です。が、それぞれ心配の種を抱えています。まずキャンプに入って最初に注目すべきは、Stephen Strasburgの右ひじが休養だけで回復しているかどうか。スプリングトレーニングに入ってから「やはり手術が必要でした」では約半年を無為に過ごしたことになってしまいます。Joe Rossも昨シーズンのほぼ半分をDLで過ごすことになった原因の右肩の状態がどうなっているか。肩だけに特に心配です。当初、WBCに参加する意思を表明していたMax Scherzerでしたが、1月10日頃に右手薬指の疲労骨折が判明し、辞退。スプリングトレーニングには間に合うとのことですが、投げてみないとわかりません。そのScherzerに代わってWBCに参加することになったのがTanner Roark。一般的にWBCへの参加が調整に悪影響を及ぼすというデータはありませんが、それでも心配です。そして、Gio Gonzalezはいつもの通りアテになりません(いい時はいいんですよ。笑)。

これだけ不安材料があると、6人目以降の投手に開幕ローテーション入りのチャンスが巡ってくる可能性は十分あります。が、とにかく層が薄い。40人ロースターには、昨シーズンの終盤にローテーションで投げたA.J. Coleと、MLBデビュー前のAustin Vothしか候補がいません。マイナー契約に目を転じても、ベテラン勢で明確に先発と目されるのはJeremy Guthrieくらいです。

私としては、Coleを特に応援しています。昨シーズン、最後にやや調子を崩しましたが、それまではいいピッチングをしていたので自信を付けたはず。この春は最初からエンジン全開で行って、5人のうちの誰かに何かがれば当然に開幕ローテーションに組み込まれるような評価を得るようにしましょう。

期待の若手という点では、トレードやらなんやらでふと気が付けば組織内トッププロスペクトとなっていたErick Feddeに注目です。さすがに開幕ということはないでしょうが、シーズン途中のメジャーデビューを視野にどれだけ経験を積むことができるでしょうか。

とにかく5人が健康に。ただそれだけです。

2016/12/25

Sickels: Nationals Top 20 Prospects

Minor League BallのJohn Sickelsのプロスペクトランキングも発表されていました(元記事)。こちらも、Adam Eatonのトレードの後に発表されています。

トップは当然ながらVictor Roblesですが、昨年の1位Lucas GiolitoがGrade A、2位Trea TurnerがGrade A-をつけてもらっていたのに対し、今年のRoblesはGrade B+/A-という厳しい評価(Robles自身は昨年のB/B+から評価を上げていますが)。以下も、昨年に比べるとやや寂しい絶対評価となっています。

Grade B+/A-:
1. Victor Robles, OF
Grade B+
2. Erick Fedde, RHP
Grade B
3. Juan Soto, OF
Grade B-
4. Carter Kieboom, SS
5. Koda Glover, RHP
6. Austin Voth, RHP
7. Sheldon Neuse, 3B
Grade B-/C+
8. A.J. Cole, RHP
9. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
10. Drew Ward, 3B
11. Wilmer Difo, INF
12. Pedro Severino, C
13. Brian Goodwin, OF
14. Tyler Watson, LHP
15. Rafael Bautista, OF
16. Kelvin Gutierrez, 3B
17. Osvaldo Abreu, INF
18. Joan Baez, RHP
19. Yasel Antuna, SS
Grade C+/C
20. Rhett Wiseman, OF

今年のドラフト組への高い評価が目立ちます。また、ドミニカ出身でBAでは7位にランクされていたLuis Garcia遊撃手がトップ20圏外と大きく評価を違えました。さてさて。

2016/10/26

Prospect Profile #1: A.J. Cole

[2016年10月全面的に更新して更新終了, 2015年1月更新、2013年4月オリジナル]

My Top 10 Prospectsを選んだ記事で予告したように、プロスペクト選手たちの紹介記事を書いていきます。なお、記事のタイトルからスタイルまで何から何までララさんのブログを参考にさせて頂いたことをここに申し上げておきます。(2013年4月オリジナル時)

++++++++++++

さて第1回は、エース級の投手に育ってくれることへの期待を込めてA. J. Coleです。

(2013年4月オリジナル時)
[Player Data]
Name: A.J. Cole
Position: RHP
Born: January 5, 1992
Birthplace: Winter Springs, Florida
School: Oviedo HS (Florida)
Height: 6-4(2013年4月オリジナル)⇒ 6-5(2016年10月最終更新)
Weight: 180(2013年4月オリジナル)⇒ 215(2016年10月最終更新)
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2010-4 WAS
BA Organization Rank: 4(2011)4(2012)4(2013) ⇒2(2014)7(2015) ⇒7(2016)
BA Overall Rank: 57(2012) ⇒NA(2013,2014) ⇒91(2015)

[Scouting Report]
高校時代から恵まれた体格からの球威のある速球に加え、制球力も高く評価されてきた。速球は92~97マイルで打者の手元で鋭く変化。それだけでも十分通用する。チェンジアップは既に武器として使えるが、習得中の縦に割れるカーブとともに、制球が課題。2012年前半は体が早く開き過ぎてボールが上ずる傾向が出ていたが、A降格後に修正済み。(2013年4月オリジナル時の記述)

90マイル台前半のツーシームとチェンジアップは高いレベルにあり、コースにしっかり投げ分けて試合を作ることができる。スライダーと縦のカーブも投げ、特にスライダーは好調な日には空振りを奪う決め球となるが、安定感には欠ける。十分にローテーション投手としてやっていけるだけの球種・制球力を持つ。(2016年10月最終更新)

[Background]
Bryce Harperを全体1位指名した2010年ドラフトの4順目。高校時代からの極めて高く評価され、ドラフト前のBAのランキングで16位に位置付けられていたが、高額の契約金要求とマイアミ大進学へのコミットのため全体116位まで残っていた。期限前日に200万ドル(4順目指名の選手に対する史上最高額)で契約。

本格プロデビューとなるはずの2011年は、春先の病気で体重を落として出遅れ、5月半ばにHagerstown(A)で初登板。当初は打ち込まれたものの、シーズンが進むに連れて調子を上げ、後半戦は2点台の防御率でイニング数を上回る奪三振を記録。2012年シーズン開幕前にBAが全体57位と評価するほどにトッププロスペクトとしての地位を確立。

ところが、明けて2012年1月にGio Gonzalezの対価としてアスレティックスにトレード。4対1のトレードながらCole こそがセンターピースと見られていた。アスレティックスでは期待感を持ってStockton (A+)に送られたものの、8試合で7本の本塁打を浴びるなど滅多打ちに遭い、5月にBurlington(A)に降格。しかし降格後は19試合で95.2イニングを投げ、2.07/1.01、奪三振109に対して与四球わずかに19と完全に支配。株は落としたが、依然としてエリートプロスペクトであることに変わりはない。2013年1月のMichael Morseを放出したトレードで出戻り

2013年シーズンはPotomac(A+)で開幕。好不調の波がありながらも、評価を上げるピッチング。7月下旬にHarrisburg(AA)に昇格した後は、登板した7試合全てでクオリティ・スタートを記録し、2.18/0.90、イニング数を上回る奪三振を記録するなど一層評価を上げてシーズンを終了。BAでこそあまり高く評価されなかったが、BPでは53位、MLB.comでも69 位。

2014年は、初めてメジャーのスプリングトレーニングに参加。3試合で計6回2/3を投げ、無失点無四球7奪三振と文句の付けようのない結果。開幕はHarrisburgだったが、14試合に登板して2.92/1.32とここでも素晴らしい結果を残し、6月下旬にSyracuse(AAA)に昇格。AAAでも11試合に登板して、7勝無敗(防御率は3.43なので運に恵まれた部分もあるが)。オフに40人ロースター入り。22歳にしてメジャー昇格目前まで順調にステップアップを果たした。

2015年はジェットコースターのようなシーズンとなった。開幕はAAA。メジャーのスプリングトレーニングに参加したものの、やはり3試合に登板しただけで早々にマイナーに送られていたこともあり、メジャー昇格まではしばらくかかると思われたが、(故障者が出たため)意外と早い4月28日にメジャー昇格・デビューを果たした。ところが、先発を任されたこのデビュー戦、わずか2イニングで9安打1四球9失点という惨憺たる結果に終わり、即座にAAAに降格。5月半ばにはロングリリーフとして再びメジャーに呼ばれ2試合に登板(3イニングセーブも記録)したが、やはりすぐにAAAに戻された。ただし、AAAのローテーションに定着した6月24日以降は、12試合に先発し、防御率1.93、WHIP0.98という好成績を残した。メジャーでの印象があまりにも悪かったこともありプロスペクトとしての地位はむしろ下がってしまった印象。

2016年のスプリングトレーニングからは早々にカットされ、シーズンが始まってからもAAAに塩漬け。22試合に先発して防御率.462とパッとしない成績でこのまま忘れられた存在として終わってしまうかと思われたが、8月下旬になって右ひじ痛で離脱したStephen Strasburgの穴埋めとしてメジャー昇格。以降、快投という感じではないものの最低限試合を作るピッチングを続け、9月2日のメッツ戦では6回1失点でメジャー初白星も記録するなど、シーズン終了までの計8試合でローテーションを守った。ただし、最後の3試合は、最長でも4イニングしかなげられず計9回2/3で9点失い防御率を5.17まで悪化させるなど、惜しくも下降気味で終了。

[Comment]
(2016年9月、メジャー初勝利の日 Jim McIsaac/Getty Images)
忘れられた存在になりつつあった2016年シーズンでしたが、チームの先発投手事情から8月末になってメジャー昇格が転がり込み、Coleにとってはある意味で幸運でした。最低限の結果は残しましたが、シーズン最終盤の不調もあり、来季のローテーションの有力候補というわけでもなさそうです。私としては、このProspect Profilesシリーズで最初に記事を書いた選手として思い入れがあります。来年のスプリングトレーニングで頑張りましょう。(2016年10月)

ドラフトBAの評価がなぜこんなに低い(組織内7位)のか分かりませんが、弱冠23歳にしてメジャーデビュー目前まで来ている紛れもないエリートプロスペクト。今季はAAAで開幕を迎えると思われますが、メジャーデビューも期待されます。まずはスプリングトレーニングで好印象を残し、メジャーのローテーションに何かあったら呼ばれてもいいように、しっかり準備しておきましょう。そして来季は開幕ローテーションへ!期待しています。(2015年1月)

ドラフト時から大きな期待を持っていた投手。一度はアスレティックスに放出されて寂しい思いをしただけに、出戻りにより思い入れは倍増。是非とも大成してほしい。(2013年4月)

2016/09/29

9/25 Harper 左手負傷退場

W10-7@PIT (Season 91-64)
Cole 2.2IP 3ER 1H 3BB 3K
Kelley(W) 1.0IP 0ER 2K
Melancon(SV13) 1.0IP 0ER 1K
Revere 3/6 2R 2SB(13,14)
Rendon 2/4 double BB R 2RBI
Robinson 2/4 BB RBI
Heisey 1/2 BB 2R RBI
Werth 1/1 HR(21) R 2RBI

前日の地区優勝決定、シャンパンファイトの余韻も覚めやらぬ中、しかも、未明の発生したマーリンズのJose Fernandezの事故死のニュースが試合直前に伝わった中で行われたこの試合。ちょっと普通ではない雰囲気だったようです。

1回表に相手エラーもあってナショナルズが3点を先制しましたが、その裏、先発のA.J. Coleの制球が全く定まらず三者連続四球で無死満塁とし、Jung Ho Kangのタイムリーなどで3失点し、振り出しへ。

2回は両軍無得点で迎えた3回表に、ある意味でこの試合の最大のハイライト、問題プレーが発生しました。先頭打者のBryce Harperの打球はライト線への三塁打コース。ライトからの返球はそもそも間に合っておらず更にレフト側に逸れていたため、三塁ベースコーチはスライディング不要のジェスチャーをしており、Harperもそのつもりで走っていました。ところが、Harperが三塁に到達する寸前で、パイレーツの三塁手Jung Ho Kangが送球を受けるフェイク。慌てたHarperが三塁ベースに近過ぎる位置からヘッドスライディングし、左手をキャンバスにぶつけ、その回限りで交代してしまいました。翌日の検査の結果、骨折はしていないという診断でホッとしましたが、ポストシーズンを前にヒヤリとしました。とはいえ、あのフェイクはケガを誘発するだけの全く不必要なプレーで、いわゆるメジャーリーグの不文律で禁止されているもの。当然の如く、次の回にKangに打順が回ってきたところでColeが報復。投球が頭の後ろを通ったため死球にはなりませんでしたが、両軍ベンチから出ての乱闘騒ぎ、Coleは退場となりました。これだから韓国人は・・・というコメントが出てしまうのは日本だけの話ではありません。ちょっとは国の代表だという意識も持てばいいのに。

試合の方は、Coleが3回途中で退場したあと細かい継投でつないで行きましたが、4回にMatt Latosが、7回にはKoda Gloverがそれぞれ2点を失い、5-7とリードされて終盤へ進みましたが、8回表にJayson Werthの2ランなどで一挙に5点を奪い逆転(まあ、打ったのがFelipe Riveroからだったのは何となく複雑な気持ちですが)。逆に3点リードし、あとはShawn Kelley、Mark Melanconのリレーで封じてゲームセット。

MVP: A.J. Cole

2016/09/03

9/2 Cole メジャー初勝利 【M18】

W4-1@NYM (Season 79-55)
Cole(W1-1) 6.0IP 1ER 3H 2BB 5K
Melancon(SV8) 1.0IP 0ER 1H
Turner 2/4 R 2SB(19, 20)
Harper 2/3 2double SF 2R RBI SB(19)
Rendon 1/4 2RBI
Ramos 2/4 RBI

A.J. Coleが嬉しい嬉しいメジャー初勝利です。これまで2度の先発ではまずまずのピッチングをしながら援護がなく勝ち星が付いていませんでしたが、今日は自身もこれまでで一番のピッチングをし、味方も(最低限)援護してくれました。

ピッチングに関しては、3回までは1安打ピッチングで2塁さえ踏ませず。4回裏先頭のAsdrubal Cabreraに右中間へソロ本塁打を打たれましたが、失点はそれだけ。この回、さらに1死1,2塁とピンチを作りましたが、後続を断つと、5回、6回はまた危なげなく抑えきりました。6回を98球。常にストライク先行というわけではありませんでしたが、きちんと組み立てたピッチングができており、抑えるべくして抑えたという内容。特に、要所で空振り三振を奪えたのは大きかったですね。それだけボールにキレがあったということ。

そのColeを援護スべき打線ですが、1回表に同じルーキーのTrea Turnerの足技で1点先制。4回表には2死2塁からWilson Ramosがしぶとくセンター前に弾き返し、球界最速の1人であるNoah Syndergaardから2点をリードしてくれました。その後は追加点が奪えず、1点リードの緊迫した状況で推移しましたが、9回表にAnthony Rendonのセンター前2点タイムリーが出て3点差。

こうなると守護神Mark Melanconがいるナショナルズにとってはもう安心。

4連勝。2位メッツとの差は10.5ゲーム差と開き、メッツを対象としたマジックナンバーは18となりました。(9月になったので、地区優勝へのマジックナンバーを表記していきます。)

MVP: A. J. Cole

2016/08/29

ロースター異動まとめ(2016年8月)

8/6 Ryan Zimmerman DL入り、Brian Goodwinが初昇格
8/13 Reynaldo Lopez 再昇格、祝 Jonathan Papelbon 解雇
8/17 Sammy Solis がDL入り、Koda Gloverが再昇格
8/18 A.J. Coleを招集し、GoodwinをAAAにオプション
8/20 ZimmermanとJose Lobatonが復帰、ColeとPedro SeverinoをAAAのにオプション
8/22 Stephen StrasburgがDL入り、Coleが再昇格
8/25 Marc Rzepczynskiをトレード獲得し、LopezをAAAにオプション
8/28 Lucas Giolitoが昇格し、Wilmer DifoをAAAにオプション
8/29 GiolitoをAAAにオプションし、Michael Taylorを招集

2016/08/23

8/22 Coleはよく頑張りましたが

L3-4@BAL (Season 73-51)
Cole(L0-1) 7.0IP 4ER 5H 2BB 8K
Murphy 2/3 double BB RBI
Rendon 1/3 HR(16) BB R RBI
Espinosa 1/4 HR(19) R RBI

1回表にTrea Turnerが歩いて、盗塁に成功し、Daniel Murphyがタイムリーを打ってあっさりと1点を先制し、この援護を受けた先発のA.J. Coleが1回、2回で4つ三振を奪い許した走者は四球による1人だけと好投。Coleは、DL入りしたStephen Strasburgに代わって今日昇格し、これが今シーズンのメジャー初登板でしたが、素晴らしい立ち上がり。このまま抑えてくれるかとの期待感もありましたが、そう簡単ではなかったですね。

3回裏にJonathan Schoopにレフトポール際へ同点ソロを打たれると、(4回表にAnthony Rendonのソロで勝ち越してもらった直後の)4回裏には2本の二塁打で同点とされた後、Mark Trumboに豪快にレフトスタンドに運ばれで逆転を許しました。それでも、7イニングを投げきったことは登板過多気味のブルペンを助ける意味でも大きな貢献でしたし、投球内容も、93マイルのキレのある速球で空振りを奪えており、概して悪くなかったと思います。Stephen Strasburg、あるいはJoe RossがDL入りしている状況の中、もしかするとしばらくローテーションにとどまることになるかもしれません。

ただ、残念ながら今日は負け投手。4回以降のナショナルズの得点はDanny Espinosaのソロ本塁打による1点のみ。8回には無死2塁、そして2死2,3塁とチャンスを作りましたが、あと一歩届きませんでした。

2016/02/24

Sickels: Nationals Top 20 Prospects

Minor League BallのJohn Sickelsのナショナルズ・プロスペクトランキング(元記事)が発表されました。

上位の顔ぶれにあまり驚きはありません。珍しい名前は、15位のMax Schrockくらい。逆に漏れている選手は、Blake Perkins、Drew Ward、Jakson Reetzといったまだ結果は残していない高卒入団野手。まあ、そういう傾向なんでしょう。

Grade A
1. Lucas Giolito, RHP 
Grade A- 
2. Trea Turner, SS
Grade B/B+
3. Victor Robles, OF
Grade B 
4. Reynaldo Lopez, RHP
5. A.J. Cole
Grade B/B-
6. Erick Fedde, RHP
Grade B-
7. Wilmer Difo, SS
8. Anderson Franco, 3B
9. Austin Voth, RHP
Grade B-/C+
10. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
11. Osvaldo Abreu, INF
12. Rafael Bautista, OF
13. Chris Bostick, INF
14. Pedro Severino, C
15. Max Schrock, 2B
16. Rhett Wiseman, OF
Grade C+/C
17. Raudy Read, C
18. Abel De Los Santos, RHP
19. Koda Glover, RHP
20. Nick Lee, LHP

2016/02/23

MLB.com: Nationals Top 30 Prospects

MLB.comのナショナルズのプロスペクトランキングが出ました(リンク)。

1. Lucas Gioilto, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF
4. Erick Fedde, RHP
5. Reynaldo Lopez, RHP
6. Wilmer Difo, SS
7. A.J. Cole, RHP
8. Andrew Stevenson, OF
9. Austin Voth, RHP
10. Pedro Severino, C
11. Blake Perkins, OF
12. Osvaldo Abreu, SS
13. Anderson Franco, 3B
14. Drew Ward, 3B
15. Juan Soto, OF
16. Rafael Bautista, OF
17. Jakson Reetz, C
18. Joan Baez, RHP
19. Koda Glover, RHP
20. Austen Williams, RHP
21. Spencer Kieboom, C
22. Abel de Los Santos, RHP
23. Rhett Wiseman, OF
24. Edwin Lora, SS 
25. Taylor Hearn, LHP
26. Kelvin Gutierrez, 3B
27. Raudy Read, C
28. Nick Lee, LHP
29. Matt Skole, 1B/3B
30. Chris Bostick, 2B/SS

プロスペクトと呼べる選手は殆ど入っていますが、昨秋のアリゾナ秋季リーグで好投したJohn Simms、昨年の高卒入団で上々のプロデビューを果たした左腕Tyler Watsonの2人、野手では(いくら株が下がったとはいえ)Brian Goodwinの名前があったもいいのにな、と思います。

2016/02/16

2016 ST Outlook 2 (Starting Pitchers)

●オフの動き
昨季のローテーション投手のうちJordan ZimmermannDoug Fisterの2人がFAとなり、それぞれタイガースとアストロズと契約。一方の補強は、何人かFAの投手に関心を示しているとのうわさもありましたが、最終的には故障上がりのBronson Arroyoとマイナー契約を結んだくらいでした。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Max Scherzer
Gio Gonzalez
Tanner Roark
Joe Ross
A.J. Cole
Taylor Jordan
[Non-Roster Invitees]
Bronson Arroyo
Lucas Giolito
Taylor Hill
Aaron Laffey
Austin Voth
Paolo Espino

Max ScherzerStephen StrasburgGio Gonzalezの 3人は故障さえなければ確定。さらに、昨季はチーム事情からブルペンに回ったものの2014年に15勝を記録したTanner Roark、そして昨季彗星の如く現れたJoe Rossまで、ひとまず先発ローテーションの5人はそろっています。まずはこの5人がきっちり仕上げてくることができるかどうかがチームの序盤を占う意味でも重要です。

仮に5人に故障などがあった場合の有力候補の1人が、TJ手術からの復帰を目指すBronson Arroyo。マイナー契約とはいえ、最大800万ドルに達するインセンティブ付ですから、状態さえよければスプリングトレーニングで先発としての機会が与えられるはず。 39歳、ラストチャンスに賭けます。

昨季、トッププロスペクトとして期待されながら機会を活かすことができなかったA.J. Coleですが、Rizzo GMも昨季のデビューは急ぎ過ぎたと反省のコメントをしていましたので、この春もチャンスを与えられるはず。シーズン後半はSyracuse(AAA)で好投していましたので、自信を取り戻して再出発してくれることでしょう。まだ24歳、期待しています。

すっかり影が薄くなってしまったTaylor Jordanですが、監督も代わったことですし、大いにアピールしてください。

Arroyoを除くマイナー契約の投手で最も注目を集めるのは、もちろんLucas Giolitoでしょう。初のメジャーキャンプへの参加でどこまで通用するか、ナショナルズファンだけでなく、全米のMLBファンが注目していることでしょう。ゲームが始まったらすぐにマイナー行きでしょうが、それでもどんな評価を受けるか、楽しみでなりません。この他、昨季の球団Minor League Pitcher of the YearとなったAustin Vothも初のメジャーキャンプ参加。

2016/02/10

BP: Nationals Top 10 Prospects

オフに入ってすぐにBAから出て以来ずっと待ちぼうけだったナショナルズのトッププロスペクトランキングですが、ようやくBaseball Prospectus (BP) のトップ10が発表されました(元記事)。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF
4. Reynaldo Lopez, RHP
5. Wilmer Difo, SS/2B
6. Erick Fedde, RHP
7. Anderson Franco, 3B 
8. A.J. Cole, RHP
9. Austin Voth, RHP
10. Pedro Severino, C

トップ3はBAと同じくLucas GiolitoTrea TurnerVictor Roblesの3人。4位にReynaldo Lopezが入っていますが、記事中でもLopezまでの4人をまとめて「arguably the best in baseball」と評するなど、Lopezの高い評価が印象的です。逆にBAでは4位だったErick Feddeへの評価がやや低い。以降の顔ぶれでは10位のPedro SeverinoだけがBAとの違いです。

記事中にはその他の楽しみな選手として次の5人が紹介されています。Blake PerkinsAndrew Stevensonの2人は昨年のドラフト組。

Osvaldo Abreu, SS 
Blake Perkins, OF
Jakson Reetz, C
Andrew Stevenson, OF 
Drew Ward, 3B

2015/11/11

BA: Nationals Top 10 Prospects

今年はNL東地区からということでずいぶんと早いのですが、BAからナショナルズのトップ10プロスペクトが公表されました(元記事)。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF 
4. Erick Fedde, RHP
5. Reynaldo Lopez, RHP
6. Wilmer Difo, SS/2B
7. A.J. Cole, RHP
8. Andrew Stevenson, OF 
9. Austin Voth, RHP
10. Anderson Franco, 3B

前年からあまり変わってないという印象。Trea Turnerトレード獲得後のツートップは変わらず。前年の3位Michael Taylorと6位Joe Rossが卒業し、A.J. Coleまでの選手はほぼ前年の順位を維持しています。順調に育っていると言えば育っているわけですが、新たに上位に食い込んできたのが3位に入ったVictor Roblesだけというのは、むしろ残念と言わざるを得ないでしょう。2015年ドラフト組から入ったのが8位のAndrew Stevensonだけというのも、仕方ないのかもしれませんが寂しいですね。

とはいえ、3位のRoblesと10位に入ったAnderson Francoの2人はそろってドミニカ出身の18歳という夢のある選手。基礎から立て直すことになったドミニカでのスカウト事業も、あれから5年以上が経ち、次第に成果を生み始めたのかもしれません。