2014/05/31

5/31 4本塁打で5割復帰

W10-2 Rangers (Season 27-27)
Fister(W3-1) 6.0ER 2ER 4H 1BB 6K
Rendon 4/5 HR(6) 3R RBI
Lobaton 1/4 HR(2) R 2RBI
LaRoche 2/3 HR(7) R 3RBI BB
Hairston 1/1 HR(1) R 2RBI

前日、5回以降毎回得点していたナショナルズ打線。この試合も、その勢いそのままに、4本の本塁打で打ち勝ちました。

まずは初回1死からAnthony Rendonが左中間のブルペンへソロ本塁打。 2回にはJose Lobatonがライトスタンドへ2ラン。4回2死1,3塁からAdam LaRocheがやはりライトスタンドへ3ラン(これで8-0となり試合はほぼ決まりました)。そして6回には代打Scott Hairstonがレフトポール際へ運ぶ2ラン。10得点のうち8点がホームランなんて、今季のナショナルズでは初めてのこと。打線が覚醒したと期待したいです。

その打線を引っ張ったのが、Rendonでした。初回のソロを皮切りに4安打。ここしばらく打撃不調で打率を2割5分台まで落としていましたが、一気に戻しました。守備でも2つほどハイライトに出るようなプレー。Ryan Zimmermanの復帰が近づいていますが、すっかりサードとしての地位を確立した感があります。(ちなみに、そのZimmermanは同じ日、Potomac(A+)の試合に「3番レフト」としてリハビリ出場しました。)

投げては、Doug Fisterが3回まで9人で抑えて流れを作って6回を2失点。悠々と3勝目を記録。(ちなみに、タイガースのRobbie Rayは3度目の先発で4回途中7失点と打ち込まれて、AAAに戻されています)

久しぶりの連勝で5割復帰。なんとか5割で5月を終えたという感じ。6月攻勢を期待しています。

MVP: Anthony Rendon

5/30 Desmondのハイファイブ

W9-3 Rangers (Season 26-27)
Strasburg(W4-4) 6.0IP 0ER(2R) 6H 1BB 9K
Desmond 1/4 HR(10) R 3RBI
Span 3/5 2R
Werht 3/5 2R RBI

レンジャーズを迎えてのインターリーグ戦。最悪な負け方をした後、中1日あって迎えたこの試合。初回は素晴らしい内容で三者凡退で終えたStephen Strasburgでしたが、2回2死2塁から、投ゴロでイニング終了となったはずの打球の処理に失敗して1,3塁とされると、そこから8番打者、さらには9番の(普段は打席に入らないア・リーグの)投手にもタイムリーを打たれて、早々にビハインドとなる悪い展開。

この否や流れを変えてくれたのが、Ian Desmondでした。4回裏、1死1,3塁からWilson Ramosが三振してしまった後に打席に入ると、1ボールからの2球目、外寄りの速球を叩いた打球はセンター右への3ラン本塁打。チーム最速の10号は、チームとして5月最初の3ラン本塁打(もちろん満塁弾はありません)。いかにチャンスで打てないチームか、ということです。

しかも、Desmondの功績はこの打撃だけではありませんでした。ホームランを打って帰ってきた後、チームメイト全員とハイファイブ!これまで打てなかったことの鬱憤を晴らすかのような強烈なハイファイブを繰り出し、試合後コーチの1人は「明日、MRIを受けなきゃ」とジョークを飛ばすほどでした。そんなDesmondのハイファイブがチームに火を付けたといっていいでしょう。その後、打線が打ちに打って毎回得点。Strasburgも完全に立ち直り、終わってみれば9-2の快勝でした。

MVP: Ian Desmond






2014/05/29

5/28 この1敗は痛恨

L5-8(10) Marlins (Season 25-27)
Zimmermann(ND) 5.0IP 3ER(4R) 8H 1BB 3K
Blevins(L2-2) 0.1IP 3ER 1H 2BB
McLouth 4/4 double BB 2RBI SB(4)
Ramos 3/6 HR(1) 2R RBI
LaRoche 2/5 R RBI
Werth 2/6
Span 2/6

今季27敗目、直近7試合で6敗目ですが、これほど痛い負けは初めてという試合になってしまいました。

先発のJordan Zimmermannが集中打を浴びて4回に4失点。序盤も確かに酷い展開でしたが、もしあのまま負けていれば、ここまで痛くはなかったはずだったのに、終盤の展開があまりに悲惨でした。

6回裏に2死満塁からNate McLouthの2点タイムリー二塁打と、Denard Spanの一二塁間へのゴロ(記録はエラーでしたが内野安打でもよい微妙な打球)で3点を返し、7回裏にはWilson Ramosの今季1号ソロで同点に。流れは完全にナショナルズに来ていました。そして迎えた8回裏。2四球とSpanの絶妙のバントで無死満塁のチャンスを作り、打順は2,3,4番へ。絶対に勝ち越せるはず、勝ち越さねばならないところでしたが、結果はAnthony Rendon 三振、Jayson Werth 三邪飛、Adam LaRoche 一ゴロでした。(ちょうど中継を見ていまいたが)なんというか、ため息も怒りも通り越して、シーズンが終わったような諦めの心境になってしまいました。

案の定、流れはマーリンズへ。9回表こそ流れを読まない(笑)Rafael Sorianoが3人で抑えましたが、10回表にJerry BlevinsとAaron Barrettが打ち込まれて4失点。その裏に、Rendon シングル、Werth シングル、LaRoche 犠飛で1点を返したのが、かえって虚しさを誘います。

数字以上に痛い負けとなりました。

2014/05/27

5/26 3安打では勝てない

L2-3 Marlins (Season 25-26)
Roark(L3-3) 7.0IP 3ER 5H 1BB 4K
LaRoche 1/4 HR(6) R 2RBI

復帰2戦目のAdam LaRocheは2ランと期待通りの働きをしてくれました。が、その1本を含めてチーム安打が3本では勝てるはずもありません。先発のTanner Roarkは、さすが本塁打・打点でリーグトップを走るGiancarlo Stantonにだけは打たれましたが、7回を3失点としっかり仕事をしました。が、前回登板に続き、報われず。「4点取れば勝てる」のに・・・という典型的な試合となってしまいました。

借金1。またも崖っぷちです。

2014/05/25

5/25 連敗ストップ

W5-2@PIT (Season 25-25)
Fister(W2-1) 5.1IP 1ER 6H 0BB 4K
Soriano(SV11) 1.0IP 0ER
Span 2/5 double 2R SB(7)
Rendon 1/3 triple 2R RBI 2BB
Desmond 2/5 2RBI SB(4)

4連戦スウィープだけは避けたかったナショナルズ。初回、幸先良く2点を先制。さらに、5回にも2点を追加して4-0と試合を優位に進めました。いずれの回も、足がかりを作ったのがDenard Spanでした。初回は二塁打で出塁し、2死後に3塁まで進むと、Fransisco Lirianoのショートバウンドの投球を捕手が三塁側に弾く間に、積極的に突入し、見事生還を果たしました。5回の打席では、ファールで粘った末に11球目をライト前にシングル。続くAnthony Rendonの打席で二盗を決め、そのRendonの三塁打でホームインしました。これでSpanが得点を記録した試合は、16勝5敗となりました。これからもしっかり頑張ってください。

そしてもう1つ、4点以上得点した試合は21勝1敗という数字もあります。投手陣はしっかり頑張っているので、打線がしっかり打ってくれれば勝てるはず。その打線に今日から復帰したAdam LaRoche。シングルと四球で2度出塁し、初回はその後の2点につながる進塁打を打ちました。やはりいてくれるだけで、見ていて安心感が違うと感じました。

連敗ストッパーとして期待されてマウンドに上がったのがDoug Fister。序盤は素晴らしい内容で、5回まで無失点。6回にソロ本塁打で失点し、さらに2本のシングルでピンチを作ったところで降板させられましたが、十分試合を作ってくれました。このピンチを、代わったCraig Stammenが1球で併殺に切り抜けると、次の回にStammenが作ったピンチはAaron Barrettが1失点で終え、落ち着いた試合展開のまま9回をRafael Sorianoが3人で片付けて勝利。いつものブルペン方程式とは違った形でしたが、十分務まっていました。

なんとか5割に戻して、ホーム9連戦へ。今度こそ、ギアを入れ替えてほしい!!

MVP: Denard Span

LaRoche→DL復帰, Walters→AAA

太ももの故障でDL入りしていたAdam LaRocheが復帰。数日安静にしたことで完全に治ったとのことです。起爆剤、というタイプではありませんが、低迷中の打線に喝を入れてくれることを期待します。

AAAにオプションされたのは、Zach Waltersでした。2度の先発機会ではいずれも4打数1安打を記録しましたが、代打としては20打席でわずかに2安打3四球という惨憺たる数字。個人的には、Danny Espinosに代えて先発セカンドとして試してもいいのではないかと思っていましたが、二度の先発出場はレフトとサードでした。ショートのIan Desmondは(打率が低いとはいえ)外せない選手だということなら、AAAで他のポジションを経験させてはどうかと思います。

5/22-24 パイレーツに3連敗でついに借金生活

このシリーズが始まる前まで19勝26敗の借金7で一昨年までの弱いチームに逆戻りしていたはずのパイレーツとのシリーズ。しっかり勝って勢いをつけるにはいい相手のはずでしたが、まさかの3連敗。貯金がなくなったどころか、借金生活に突入してしまいました。

敗因は何と言っても打線。打てない。とにかく打てない。背水の陣のはずの24日の先発がこんなのでいいはずがありません(打率は24日の試合後)。

Span, .260
Rendon, .257
Werth, .273
Ramos, .192
Desmond, .237
Dobbs, .207
Espinosa, .212
McLouth, .146

25日にはAdam LaRocheが帰ってくるようですが、それでも先発から抜けるのはGreg Dobbsだけ。厳しい日々が続きそうです。


5/22 McCutchen 1人にやられた
L1-3@PIT (Season 24-23)
Treinen(L0-2) 5.2IP 2ER 4H 5BB 4K
Ramos 2/4
Desmond 1/3 BB HR(8) R RBI

ナショナルズ戦に滅法強いという印象の(リーグMVPなんだからどこ相手でも打つんでしょうが)、Andrew McCutchenにこの試合でもやられました。Blake Treinenの失った1点目は2死満塁からMcCutchenへの死球によるもので、2点目もやはりMcCutchenのセンター前シングルでした。ナショナルズ打線はIan Desmondのソロによる1点のみ。最終回、2死ながら1,2塁からAnthony Rendonの打球はセンター前へのハーフライナー。落ちて入れば1点差に詰め寄っていたはずでしたが、それをスライディングキャッチしたのはやはりMcCutchenでした。

5/23 McCutchenは抑えたけれど
L3-4@PIT (Season 24-24)
Zimmermann(L3-2) 6.0IP 4ER 7H 1BB 4K
Span 2/5
Werth 1/3 2BB R

この試合では、そのMcCutchenを4打数ノーヒットと抑えました。が、先発のJordan Zimmermannが他の打者に打たれて4失点。4回までに7安打されており、むしろ、よく4点で終わったという感じの内容でした。打線は3点とったとはいえ、犠飛が2本と相手ワイルドピッチによるもの。チャンスで打てない病が続いており、3回表に1死1,3塁でWilson Ramosが併殺に倒れたのを含めて、得点圏で9打数1安打(それもポテンヒット)。

5/24 ドラ1対決を落とす
L2-3@PIT (Season 24-25)
Strasburg(L3-4) 7.0IP 3ER 7H 2BB 7K
Desmond 1/3 HBP HR(9) R RBI
Dobbs 2/4

Stephen Strasburg(2009年)とGerrit Cole(2011年)という「ドラフト全体1位指名」同士の対戦となったこの試合。序盤はともに素晴らしい内容で計6つのゼロを並べると、4回にはともに1死からソロ本塁打を被弾と、そこまでは全くの互角。この2人に差がついたのは5回。2死走者なしからRendon(シングル)、Jayson Werth(四球)が出塁すると、Ramosが粘った末につまりながらもライト前に運ぶタイムリー。この回だけで32球を投げさせ、結局Coleを6回で降板させることに成功しました。一方のStrasburgは5回、6回を全く無難に乗り切り、1点リードのまま7回のマウンドに上がりました。メジャー初登板以来、得意としているパイレーツ戦ということもあり、このままスイスイ行くかと思われましたが、1死2,3塁のピンチを作ると、犠飛とタイムリーであっさりと逆転を許してしまいました。

2014/05/22

Treinen→MAJOR, Mattheus→AAA

Gio GonzalezのDL入りで空いたローテーションの穴を埋めるため、Blake Treinenが昇格しました。22日のパイレーツ戦に先発予定。前回、5月6日のドジャーズ戦で先発した際には、自らのエラーなどで崩れましたがピッチング内容は高く評価され、マイナーに戻ってからも2連勝(それぞれ1失点と2失点)と好調を維持。もう1人の候補とされていたTaylor Jordanが、やはりここ何試合か好投しながら20日の試合でヒジの痛みを訴えて3回で降板したことから(続報はありません。心配です。)、順当な選択となりました。メジャー初勝利を期待しています。

代わってRyan MattheusがAAAに戻されました。今回の昇格中の2度の登板を含め今シーズン通算4試合を無失点と決して悪くはないのですが、オプションの関係もあって弾かれることになりました。腐らず頑張ってください。

5/21 勝ったり負けたり

L1-2 Reds (Season 24-22)
Roark(L3-2) 6.0IP 1ER(2R) 6H 3BB 2K
Span 2/4 HR(1) R RBI

前日5打数5安打のDenard Spanが、勢いそのままに先頭打者ホームランを打って幸先よく先制しました。が、しかし、ナショナルズの得点はこの1点のみ。序盤はもたついていたレッズ先発のAlfredo Simonに対し、2回1死満塁でTanner Roarkが併殺打を打ってしまったことが結局は響くことになりました。

ナショナルズ先発のRoarkも決して悪くはなかったのですが、4回に3本のヒットを集められて2点を失ったのが命取りとなりました。ただ、この回も完璧な併殺コースの三ゴロを(今日休養していたAnthony Rendonに代わって守備に入っていた)Kevin Frandsenがエラーしていなければ1点で終わっていたという内容で自責点は1のみ。高く評価していいピッチングでした。

ということで、ホームでの6連戦を◯●○●○●で3勝3敗。勝ったり負けたりが続いており、貯金が増えません。救い(昨季との違い)は、ブレーブスももたもたしており、1.5ゲーム差しか付いていないこと。起爆剤が欲しいところだけに、Bryce Harperがいてくれたら、と思ってしまいます。

2014/05/21

5/20 CuetoをKO!!

W9-4 Reds (Season 24-21)
Fister(W1-1) 7.0IP 2ER 6H 1BB 5K
Span 5/5 2double 2R 2RBI SB
Espinosa 1/3 BB R 2RBI
Moore 1/3 BB R RBI

今季先発した9試合全てで7イニングを投げて2失点以下、シーズン防御率1.25という驚異的なピッチングを続けてきたJohnny Cuetoに対して、ナショナルズ打線がやってくれました。3回裏の2点はレッズの2つのエラーでもらったものでしたが、2-1とリードした6回裏に2つの死球を挟んで4本の長短打を浴びせかけ、6-1としてCuetoを完全にノックアウト。残したランナーも返し、最終的にCuetoに失点8(自責点6)を付け、防御率を一気に1.86まで引き上げてやりました。してやったり。

立役者はDenard Span。3回の1点目は、1死1塁でのSpanのセーフティバントを三塁手が悪送球した間のもの。大量得点した6回には、先頭打者として出塁して足がかりを作るとともに、打者一巡して回ってきた2死2,3塁の打席でも右中間を破る2点タイムリー二塁打。これらを併せて今日は5打数5安打と大当たりの上、盗塁も決めて文句なし。出塁率・打率が低いという雑音も聞こえていましたが、シーズン打率を.230台から1日で.260台まで急上昇させ、ひとまず黙らせることに成功しました。今日もはっきり感じたのは、Spanが出塁するのとしないのとでは、チームの勢いが全く違うということ。それだけリードオフって大事なんですね。

3試合目の登板となったDoug Fisterがナショナルズでの初勝利。初回こそもたつきましたが、2回以降は安定した投球に、守備でもいい動きを見せて、Cueto相手にまったく遜色ないピッチング。試合の流れを引き寄せてくれたといえるでしょう。

MVP: Denard Span

2014/05/20

5/19 延長15回敗戦

L3-4(15) Reds (Season 23-21)
Strasburg(ND) 7.0IP 2ER 6H 1BB 4K
Detwiler(L0-2) 1.0IP 2ER 3H 1BB 1K
Span 2/7 RBI
Dobbs 2/7 double RBI
Espinosa 2/6 double R

延長15回まで戦いながら惜敗。

先発のStephen Strasburgは毎回毎回得点圏にランナーを背負いながら2失点で7回まで投げ切り試合を作りましたが、レッズ先発のMike Leakeの前に打線が凡退を重ね、7回まで1点のみ。9回裏にScott Hairstonの犠飛で追いつきましたが、その後は14回まで得点できず。決して無為に凡退を繰り返したわけではありません。いい当たりもたくさんありましたが、野手の正面だったり、抜けていればサヨナラという打球を2度もレッズの好守に阻まれたりと、とにかく不運に何度も天を仰ぐこtになりました。

とはいえ、ナショナルズのブルペンもRyan Mattheus(8-9), Rafael Soriano(10), Drew Storen(11), Tyler Clippard(12), Aaron Barrett(13-14)と踏ん張りましたが、15回表、Ross DetwilerがTodd Fraizierに2ランを浴びて勝負あり。その裏、2死2塁からGreg Dobbsのポテンヒットで1点返すのが精一杯で、最後はDanny Espinosaのライナーがライトの守備範囲でゲームセット。

明日の先発予定がJonny Cuetoだけに勝っておきたかった・・・。痛い負けです。

2014/05/19

5/18 Ramos 完全復活の4打点

W6-3 Mets (Season 23-20)
Zimmermann(W3-1) 6.0IP 3ER 8H 2BB 1K
Soriano(SV10) 1.0IP 0ER 1K
Ramos 2/3 2double BB R 4RBI
Desmond 2/4 HR(7) R RBI

 今日の主役はWilson Ramosでした。2回表裏に1点ずつを取り合い(ナショナルズはIan Desmondの2試合連続弾)、1-1で迎えた3回裏。2死1,2塁で打席に入るとレフトへ2点二塁打を打って勝ち越し。さらに5回裏1死満塁の場面でやはりレフト左へ2点タイムリー。1人で4打点を記録して勝利に貢献しました。復帰から2週間ほど、4番への起用になかなか応えられない日々が続いていました(わずか2打点)が、一気に爆発。もっとできるはずと期待しています。
 
 先発のJordan Zimmermannがピリッとしないながらも6回を3失点ときっちり仕事をすると、7回以降はDrew Storen、Tyler Clippard、そしてRafael Sorianoが3人ずつで片付けて完勝。シリーズを勝ち越しました。

MVP: Wilson Ramos

Gio→DL, Mattheus→MAJOR

 17日の試合でKOされた後、肩の違和感を訴えていたGio GonzalezがDL入りとなりました。自身キャリア初のDL入りということで、まずはこれまでの健康ぶりに敬意を表したいところですが、逆にそんなに丈夫なGioが投げられないというのは余程悪いのではないかと心配しましたが、早速18日に受けたMRIの結果は「単なる肩の炎症」ということで、しばらく休んで様子を見ることで十分との診断でした。すんなり復帰となることを願っています。  

 そのGioに代わり、Ryan Mattheusがメジャーに呼ばれました。ただし、ローテーションで次に先発投手が必要となる木曜日(@ピッツバーグ)には、Blake TreinenTaylor Jordanが呼ばれる見込みです。

 それにしても故障者が多すぎます。

2014/05/18

5/17 Gio 故障?

L2-5 Mets (Season 22-20)
Gio(L3-4) 3.0IP 5ER 7H 2BB 4K
Desmond 2/4 HR(6) R 2RBI

前回登板で2回までに7失点と乱調だったGio Gonzalez。今日も初回に3失点、3回5失点でKOされてしまいました。シーズン防御率も、2登板の前の2.91から4.62まで上昇してしまいました。球速は落ちておらず、課題とされてきた四球も多くなく、むしろ画面越しに見る限りは打ちやすいところに集まっているという感じを受けていましたが、試合後、肩の違和感があることが明らかにされました。MRIを含む検査を受ける予定とのことで、特に肩だけに心配です。

それにしても今日はメッツのセンターJuan Lagaresにやられました。初回に2点タイムリー、3回には2ラン本塁打を打ち、1人で4打点。そして、6回裏には昨日のお返しとばかりに、Jayson Werthのホームランを奪い取りました(入っていてもソロでしたが)。メジャー2年目の25歳。決して打力が売りの選手ではありませんが、嫌な打者となりつつあります。ナショナルズとしては早めにしっかり抑えておきたいですね。

2014/05/17

5/16 Werth (SV1)

W5-2 Mets (Season 22-19)
Roark(W3-1) 5.0IP 2ER 4H 2BB 4K
Soriano(SV9) 1.0IP 0ER 2BB
Werth 2/4 R RBI
Hairston 2/3 double R RBI
Moore 2/4 2RBI

1回裏にJayson Werthのタイムリー、Wilson Ramosの犠飛、Tyler Mooreの内野ゴロで計3点を取ったナショナルズ。3回裏にもScott HairstonとMooreにタイムリーが出て、5-0とリード。先発のTanner Roarkが5回に2点こそ失いましたが、Ross Detwiler、Drew Storen、Tyler Clippardがきっちりとつないで5-2のまま9回裏を迎えました。

マウンドにはナショナルズの「クローザー」Rafael Soriano。簡単に2死を取りましたが、相わからずの劇場ぶり。続く打者にストレートの四球を与えると、その次の打者にも粘られた末に四球。1発出れば同点という場面を作ると、打者Daniel Murphyへの初球は外を狙ったはずが内への甘い速球。振りぬいたMurphyの打球はライトへの大飛球。この動画(ナショナルズ側のテレビ)の実況がホームランを予期した発言("three home runs. that could be number four.")をしたほどの打球でした。これが入っていればまさかの同点弾。痛すぎるセーブ失敗となるはずでした・・・。

このピンチを救ったのがWerthでした。フェンスギリギリまで後退するとタイミングを合わせてジャンプ!見事にキャッチしてゲームセット。記録上のセーブはSorianoに付きましたが、Werthにこそふさわしいとは誰もが思ったことでしょう。それにしても、捕球直後の憮然としたWerthの表情が何とも言えません。

MVP: Jayson Werth

Greg Dobbs→MAJOR, Leon→AAA

Greg Dobbsがメジャーのベンチに加わりました。35歳の左の代打要員。元々は三塁手でしたが、ここ数年はもっぱら代打、守備につく際にはファースト、両翼を守っていました。過去3年間はマーリンズに在籍し、今季もマーリンズのベンチで開幕を迎えましたが、代打として13打席に立って出塁はシングル安打の1度のみと結果が残せず、4月末にDFAされていたところを、ナショナルズに拾われた形。

25人ロースターを空けるためにSandy LeonがAAAにオプションされ、40人ロースターを空けるために Eury Perezが60日DLに移されました。LeonはWilson Ramosの故障離脱に伴い、実質的に開幕からずっと控え捕手を務めてきました。メジャー初本塁打を記録したものの、打率は2割に満たず、打者としては物足りないものの、元々評価の高い守備では、盗塁を許したのが2度に対して3度刺しており(阻止率60%)、十分にメジャーの控え捕手としてやっていけるところを示していました。Perezは足の故障を理由に5月頭DL入りしていましたが、60日DL入りさせられるほど重症とは知りませんでした。走力で売っている選手だけに心配です。

2014/05/16

5/14 Desmondプロの意地で決勝打

W5-1@ARI (Season 21-19)
Fister(ND) 7.0IP 1ER 5H 6K
Clippard(W4-2) 1.0IP 0ER 2K
Desmond 2/4 R 2RBI
Moore 1/4 2RBI
Werth 1/3 HR(5) BB 2R RBI

ナショナルズ加入後2度目の登板のDoug Fister。初回、2回、3回と先頭打者に出塁を許し、4回にはAaron Hillにソロ本塁打を打たれるなど完璧とは程遠い内容でしたが、要所要所を締めて7回1失点。前回初登板の残念過ぎるイメージが強すぎてまだ信用できませんが、結果が出たことは何より。次もしっかり。

ただ、Dバックス先発のBrandon McCarthyも素晴らしい内容で、ナショナルズ打線は8回までわずか2安打と手も足も出ませんでした。Jayson Werthのソロ本塁打で1点こそ取りましたが、それ以外はIan Desmondの内野安打のみという体たらくでした。

が、ピッチャーが変わった9回に一気に攻勢。まずは、粘りに粘ったDenard Spanが四球で出塁。続くAnthony Rendonが低めの難しい球をライトオーバーの二塁打で2,3塁とすると、Werthは敬遠で無死満塁。ここで打席に入ったのが今日4番のDesmond。2割台前半の低打率、三振数の多さに加え、早いカウントから打って出ての併殺の多さ、そしてリーグトップのエラー数と、今季ここまで苦しんできたDesmond。それでもスタンスを変えないところがさすが。この場面でも初球を打って出ると鋭い打球で三遊間を破る決勝2点タイムリー。素晴らしい。この後Tyler Mooreにも2点タイムリーが出て終わってみれば完勝。

終盤に強い今年のナショナルズらしい、見事な逆転勝利となりました。

MVP: Ian Desmond

2014/05/14

5/13 波に乗れない

L1-3@ARI (Season 20-19)
Strasburg(L3-3) 7.0IP 3ER 8H 6K
Desmond 1/4 triple RBI

いまいち波に乗れないままずっと来ているStephen Strasburgが今日もピリッとしませんでした。実力はあるので激しく打ち込まれるわけではないのですが、要所で打たれて失点してしまいます。今日も全体としてはいいピッチングをしながら、4、5回で3失点。QSは記録しましたが、そのまま敗戦投手となりました。

ただ、今日の試合に関してはBronson Arroyoに完投を許した打線がひどかった。特に1点を先制してなお無死3塁の2回に2点目が取れなかったことが尾を引きました。この場面で最初に三振したのがDanny Espinosa。5月に入ってからの10試合で35打数17三振0四球、打率.143。5本のヒットのうち3本がホームランとなのですが、かえってそれが悪い状態を助長しているように思えてなりません(一発病)。正直なところレギュラーとして起用できる状態ではないでしょう。一日も早いRyan Zimmermanの復帰が待たれます(が、まだしばらく時間がかかるというレポートが入っていました)。

前夜の逆転劇から勢いに乗っていってくれるかと期待しましたが、なかなかうまくいきませんね。

2014/05/13

5/12 代打Frandsenの殊勲弾で連敗ストップ

W6-5@ARI (Season 20-18)
Zimmermann(ND) 5.2IP 5ER 10H 4K
Clippard(W3-2) 1.0IP 0ER 2K
Soriano(SV8) 1.0IP 0ER 2H
Span 3/5 double triple R
Moore 1/4 HR(3) R RBI
Desmond 1/4 HR(5) R 2RBI
Espinosa 1/4 HR(6) R RBI
Frandsen 1/1 HR(1) R RBI

DバックスはWilliams監督が昨年までコーチを務めていたということで、イニングの合間にWilliams監督をフィーチャーした映像がスクリーンに流される等、試合序盤には友好的なムードでしたが、試合は逆転に次ぐ逆転、守備でも両軍に素晴らしいプレーが続出する熱い展開となりました。

先制したのはナショナルズ。1回先頭のDenard Spanの三塁打の後、2番Anthony Rendonが犠飛を放ってあっさり先制。2回にはファーストとして先発出場のTyler Mooreが豪快に左中間へ運んで2-0とリード。

ところが3回裏、先発のJordan Zimmermannが、2死2塁から3連続タイムリーを打たれてあれよあれよという間に逆転されてしまいました。その直後の4回表にIan Desmondのレフト最前列への2ランで再びリードしましたが、6回裏にA.J. Pollockに2ランを浴びて再逆転を許し、さらにもう1本二塁打を打たれたところでZimmermannは降板となりました。前回登板から中6日と間の空いたことでコントロールが甘かったという印象。どうも間が空くとダメです。

5-4とリードを許したままで試合は終盤へ。7回、8回とDバックスの内野陣のファインプレーに阻まれて得点できないまま最終回まで進みましたが、最後の最後に見事な逆転劇を見せてくれました。まずは先頭のDanny Espinosaが弾丸ライナーをライトスタンドに突き刺して同点。さらに2死後、代打のKevin Frandsenが豪快なスイングで高々と打ち上げた打球がそのままレフトスタンドに届く逆転弾となりました。

最終回、前回登板で今季初のセーブ失敗を記録したRafael Sorianoが登板。先頭打者にレフト前シングルを許しましたが、4-6-3の3人ともが見事な動きを見せた完璧な併殺。それでも次の打者に二塁打と打たれるという相変わらずの不安定ぶりながら、最後は締めてセーブ成功。

連敗を3でストップし、ほっとしました。

MVP: Kevin Frandsen

2014/05/12

5/11 A'sに3連敗

L1-9@OAK (Season 19-18)
Gio 4.1IP 7ER 9H 3BB 4K 
Werth  2/3 

このブログをPhase 2に衣更えするきっかけとなったあのトレードから2年。古巣アスレティックスと初めての対戦となったGio Gonzalezでしたが、連敗ストッパーとしての期待も虚しく、2回までに7失点で試合をぶち壊してしまいました。しかも、打たれたのがトレード相手の1人だったDerek Norris。傘下にいたプロスペクトの活躍は普通は嬉しいのですが、2打席連続で3ランは気合い入り過ぎです・・・。

打線は打線でほとんど何もできず。

A'sに3連敗を喫し、貯金がわずか1に減ってしまいました。

LaRoche→DL, Moore→MAJOR

ここしばらく太ももに痛みを抱えながらプレーしていたAdam LaRocheがDL入りすることになりました。痛みがあると言いながらも、5月に入ってからも.350/.458/.550と打撃では十分な結果を残してきましたが、走れない、守れないということでDL入り。まあ、仕方ないかな。

代わって、つい先日オプションされたばかりのTyler Mooreが呼び戻されました。先日も書きましたが、Mooreは先発出場した試合では十分な打撃を示しています。今回はファーストとして先発出場機会を続けて与えてもらえるのではないでしょうか。

2014/05/11

5/10 Soriano初のセーブ失敗

W3-4x(10)@OAK (Season 19-17)
Roark(ND) 7.2IP 1ER 2H 0BB 5K
Soriano(BS1) 1.0IP 2ER 3H
Storen(L2-1) 0.2IP 1ER 2H

今季ここまで素晴らしい仕事をしてきたDrew StorenとRafael Sorianoの2人が揃って打たれての逆転サヨナラ負け。先発のTanner Roarkが8回2死までわずか2安打、ソロ本塁打による1失点のみという先日の完封に優るとも劣らない好投をしていただけに残念な敗戦となりました。

先制したのはナショナルズ。3回表にDanny Espinosaのソロ本塁打と2番に起用されたKevin Frandsenの二塁打で3点。結果的には追加点が奪えなかったことが響きましたが、今日のRoarkの調子から言えばこれで十分な援護でした。

そのRoark。前々回登板で完封した後の前回登板では打ち込まれましたが、今日はまた素晴らしい投球。3回裏にソロ本塁打で1点こそ失いましたが、4回から7回までは1人のランナーも許さず。8回の先頭打者に2本目のヒット(シングル)を打たれ、2死3塁としたところで降板となりましたが、無四球でそこまでわずか95球。あっぱれでした。

8回のピンチをTyler Clippardが片付け、9回は2点リードでSorianoへ。盤石の勝ちパターンのはずでしたが、Sorianoが3連打を浴びてあっさり同点とされると、9回2死1塁からStorenが二塁打を打たれてサヨナラ負けとなりました。Sorianoは(不安定な内容ながら)今季ここまで13試合13イニング無失点、昨季から通算すれば25試合25イニング連続無失点を続けてきましたが、遂に打たれてしまいました。そういうこともあるということでしょう。次、しっかり抑えて下さい。

昨日の大敗より痛い負けです。

2014/05/10

5/9 Fisterのデビュー戦は散々

L0-8@OAK (Season 19-16)
Fister(L0-1) 4.1IP 5ER(7R) 9H 0BB 2K
Hairston 2/3 double

満を持してのデビューだったはずのDoug Fisterでしたが、散々な結果に終わりました。立ち上がり、シンカーの切れも鋭く、悪くなかったように見えました。初回、2死を簡単に取り、3番のJosh Donardsonも完全に詰まらせたショート方向へのゴロに打ち取りました。が、打球が弱すぎたため、マウンドを駆け下りたFister自身が捕球し、間に合わない一塁へ悪送球。これでリズムが崩れたのかもしれません。続く打者にあっさりとタイムリーを打たれて先制されると、3回にはソロ、4回には自らのワイルドピッチなどで2点、そして5回、1死2塁からBrandon Moss、Yoenis Cespedesに連続ホームランを打たれたところで降板となってしまいました。4回、5回になると明らかにボールに切れがなくなっていました。調整不足、スタミナ不足だと思いたいです。頼むから去年のDan Harenのようなことにはならないで下さい。

打線は打線で、完全沈黙。Gio Gonzalezのトレードで移っていった元ナショナルズの前にわずか3安打、三塁さえ踏ませてもらえませんでした。

次の数字を見てください。がっかりしてしまいます。

5/9 Fister(L) 4.1IP 5ER(7R) (ナショナルズでの初登板)
5/9 Milone(W) 8.0IP 0ER (対ナショナルズ初登板)
5/6 Ray(W) 5.1IP 1ER (メジャー初登板)

切り替えて、切り替えて。

2014/05/08

Fister→DL復帰, Moore→AAA

いよいよDoug Fisterがナショナルズで初めてのマウンドに立つことになりました。大いに期待されてオフにトレード入団しましたが、STで度重なる故障に見舞われ、約1か月半遅れての開幕となります。ものすごい快投とは言いませんが、しっかり試合を作る投球を期待します。

代わってマイナーに送られたのは、予想していたSandy Leonではなく、Tyler Mooreでした。先発出場した5試合では2本塁打を含めて、.263/.375/.571と好成績を残しているものの、代打としての成績は12打席でわずか1安打(単打)1四球と振るわず。レフトの守備ではNate McLouthはもちろんKevin Frandsenにさえ劣っているとの評価で、Adam LaRocheが打撃好調(しかも左投手でも苦にしていない)では使い道がありませんでした。

これで当面は捕手3人体制となりますが、アスレティックスとの3連戦ではDHにWilson Ramosを使うことを念頭に置いたもののようです。個人的にはファーストMooreでDHにLaRocheを期待していたのですが、フロント・ベンチはRamosの負担軽減を重視したようです。

5/7 帰ってきたRamosが決勝犠飛

W3-2 Dodgers (Season 19-15)
Strasburg(W3-2) 7.1IP 2ER 7H 2BB 6K
Soriano(SV7) 1.0IP 0ER 2K
Ramos 1/2 double BB SF RBI
LaRoche 1/3 BB 2RBI
Span 2/4 2R

すっかり今季のパターンとなりつつありますが、1回表、Stephen Strasburgが4連打されて2失点。これでStrasburgの1回の防御率は9.00となりました。

対するドジャーズの先発は今季ここまで4勝無敗のDan Haren。そうです。昨季ナショナルズで(特にシーズン前半に)何試合もぶち壊して失速の原因を作ってくれたDan Harenです。ドジャーズに行くなり活躍するなんて許せない!と思っていたら、1回裏、先頭のDenard Spanのヒットを皮切りに、Adam LaRocheのライトフェンス直撃の2点タイムリーで同点としてくれました。ただ、本当はこの回にHarenをノックアウトして欲しかった。それができなかったのは、快音を残した2番のAnthony Rendonの打球がレフトCarl Crawfordの好捕に阻まれたことと、なお1死満塁としながらDanny Espinosaが空振り三振に倒れたため。Espinosaは今日もう1つ空振り三振。これで直近11試合40打席で17三振(三振率.425 !)、6安打(打率.158)、0四球。完全に2013年バージョンに戻ってしまいました。やばいです。

ということで初回を終わって2-2。ここからStrasburgが立ち直るのもいつものことですが(2回以降のシーズン防御率は2点台前半)、何とHarenまで立ち直ってしまい、しばらくゼロが並びました。

この均衡を破ったのが今日DLから復帰したWilson Ramosでした。5番に起用されると、初回に左中間へ豪快な二塁打。そして迎えた5回裏、1死満塁で打席に入ると、フルカウントから高めの速球を右中間へ運ぶ犠牲フライ。結局これが決勝点となりました。

Strasburgが8回1死1,2塁で降板すると、Jerry Blevins、Tyler Clippardが 1人1殺の仕事をし(ClippardがYasiel Puigに打たれた打球はヒヤリとしましたが)、9回はRafael Sorianoが三人で終了。

いい形でドジャーズとのシリーズを2勝1敗で終えることができました。

MVP: Wilson Ramos

Prospect Profile #5: Robbie Ray

[2014年5月更新完了, 2014年4月更新, 2013年4月オリジナル]

第5回は左腕のRobbie Ray投手です。
(Photo by Carl Kline/MiLB.com)

[Player Data]
Name: Robbie Ray
Position: LHP
Born: October 1, 1991
Birthplace: Brentwood, Tennessee
School: Brentwood HS(Tennessee)
Height: 6-2
Weight: 170
Bats: Left
Throws: Left
Draft: 2010-12
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 15(2011)⇒13(2012)⇒19(2013)⇒5(2014)タイガースでは4位
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
90マイル前半のフォーシームを主体にスライダーとチャンジアップを投げる。2012年には遅い「スラーブ」を投げていたが、球威が上がり「高速スライダー」としてアウトピッチになった。チェンジアップも良くなってきたとの評判。課題は制球難。上限は先発3番手あたりという見方が大勢だが、左腕ということもあり最悪でもブルペン投手としてメジャーリーガーにはなるだろうと見られる。とにかく課題は制球難。

[Background]
高校時代に90マイルを超える速球を投げ注目を集める。大学進学の意思が強いと言われていたが、2010年ドラフト12順目で指名。779,000ドルという5順目以降の選手に対する史上最高額で期限ギリギリに契約。A. J. Coleとは同い年で高卒同期入団。

フルシーズン初年となった2011年シーズンをHagerstown(A)で過ごし20試合に先発。89イニングを投げて、3.13/1.23、95奪三振、38四球という好成績で評価を上げた。

Potomac(A+)にステップアップした2012年は壁にぶつかり、105.2イニングで6.56/1.62。奪三振率、四球率でも数字を落とす。シーズン序盤で激しく打ち込まれ、中盤に良くなったかなと思いきや、8月にまた打たれて終わった。

2013年の前半戦は再挑戦となったA+で安定したピッチングを展開し、夏にAAに昇格すると、その後もまずまずの投球。制球難は相変わらずも、球威が上がったことでイニング数を上回る三振を奪い、プロスペクトとしての評価を急上昇させた。12月2日、Doug Fisterのトレードのセンターピースとしてタイガースに移籍

2014年5月6日の対アストロズ戦でメジャーデビュー。6回途中まで1失点の好投で、見事に初勝利を記録しました。

[Comment]
まさかこれほど早くメジャーデビューするとは・・・。Doug Fisterのナショナルズでの初登板よりも3日早いデビューと言われると、素直におめでとうと言えません・・・。でもまあ、おめでとう。(2014年5月)

2013 年に最も評価を引き上げた投手プロスペクト。トレードでの退団は残念に感じるが、Fisterほどの投手を獲得するためなら仕方ないでしょう。むしろそこまでよく育ってくれたと感謝。新天地での活躍、そしてメジャーで姿を見る日を楽しみにしています。(2014年4月)

まだまだ伸びシロのある投手。左腕ということもあって期待しています。A+に再挑戦となる今年は、昨年より成長したところ見せてほしいですね。(2013年4月)

Prospect Profile #7: Ivan Pineyro

[2014年5月更新終了, 2013年4月オリジナル]

第7回はドミニカ共和国出身の投手プロスペクト、Ivan Pineyroです。

[Player Data]
Name: Ivan Pineyro
Position: RHP
Born: September 29, 1991
Birthplace: Bajos de Haina, San Cristobal, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-1
Weight: 198
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (2010)
BA Organization Rank: 28(2012) ⇒(カブスの21位(2014))
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
最速94マイルの速球を主体に、チェンジアップとカーブを交える投球。速球とチェンジアップは既に高い評価を得ており今後も武器になると見込まれているが、カーブは未知数。もちろん制球力はまだまだ。

[Background]
2013年当時のナショナルズではほとんど見なかったInternational FAの投手プロスペクト。2011年のドミニカ・サマー・リーグで14試合に先発して2.20/1.19、イニング数を上回る奪三振と結果を残し、米本土上陸の切符をつかむ。

2012年は、フロリダでのスプリングトレーニング中に打球を顔面に受けて頬骨を骨折して出遅れたが、5月に復帰してGCL(Rk)で5試合に先発して支配的な投球を披露し、Auburn(SS)への昇格を勝ち取る。Auburnでは年齢が上の選手たちの中でやや苦戦したが、それでも組織内での評価を上げた。

初のフルシーズン参戦となった2013年は、Hagerstown(A)で開幕。前半戦の13試合に先発して3.14/1.12と好投し、Potomac(A+)に昇格。そして、Potomacで3度先発した後の7月8日、Scott Hairstonとの1-1トレードでカブスに移籍していった。

[Comment]
放出が悔やまれるほどの大化けはしなくていいですが、しっかり育ってメジャーリーガーとなった姿が見られることを願っています。(2014年5月)

My Top 10 Prospectsに選んだ投手では最年少(Ronald Penaと10日違い)。長い目で大きく育ってくれることを期待しています。(2013年4月)

2014/05/07

Ramos→DL復帰, Treinen→AAA

開幕戦で左手の有鉤骨(hamate bone)を骨折し、DL入りしていたWilson Ramosが復帰。この有鉤骨の骨折は回復が早いとは言われますが、それにしてもわずか1か月ほどで復帰してきてくれるとは思いませんでした。マイナーの試合で9イニングマスクをかぶって、ホームランも打っての本格的な復帰です。

前日に先発したBlake Treinenが予定通りAAAに戻されました。これにより一時的に捕手3人体制となりますが、Doug Fisterが復帰する金曜日にSandy Leonがマイナーに送られることになると見られています。

5/6 Kershawの壁は厚かった

L3-8 Dodgers (18-15)
Treinen(L0-1) 5+IP 0ER(3R) 7H 2K
Werth 4/5 R RBI
Rendon 3/5 triple R

メジャー初先発のBlake Treinen。初回、2回とランナーを出しながらも併殺で切り抜けると、味方の守備にも助けられて5回まで無失点。ドジャーズ先発のClayton Kershawに一歩も引けを取らないナイスピッチングを展開しました。しかし、6回表、先頭のKarshawのなんでもないピッチャーゴロを自らエラーすると、続く2人の打者の打球はいずれも完全に詰まったボテボテの当たりながら結果は内野安打で無死満塁。しょーもないエラーをすると運も逃げていくということなんでしょう。続くHanley Ramirezにやはり詰まりながらライト前に運ばれて1失点したところで降板となりました。もったいない登板となりましたが、内容が素晴らしかったので評価は全く下がっていません。ランナーを出しても後続をしっかり抑えるKarshawのピッチングと投げ合い、いい勉強になったと思いましょう。

打線は、Karshawに対して何度もチャンスを作りましたが、拙攻続きで7回まで無得点。0-8とリードされてから8回裏に3点を返しましたが、時既に遅し。完敗です。

それはそうとDanny Espinosaは本当に赤信号です。初球を打ってのショートゴロ併殺。詰まった打球のショートゴロ(エラーで出塁)。そして空振り三振が2つ。春先を思い出すようにアドバイスしてくれる人はいないのでしょうか。

2014/05/06

Treinen→MAJOR, Mattheus→AAA

火曜日の先発投手としてBlake Treinenが呼ばれることになりました。当初はRoss Detwilerがスポットスタートを務めるという予測もありましたが、Treinenとなりました。

既にブルペン投手として先月メジャーデビューを果たしており、モップアップの役目ながら3試合計6回2/3を投げて自責点1。スプリングトレーニングからの好評価を更に高めていました。今回は先発としての昇格。あくまでDoug Fisterが復帰するまでの1回だけの予定ですが、次に繋がるような投球を見せてくれることを期待します。

予定されるドジャーズの先発は、開幕戦で投げて以来の復帰登板となるClayton Kershaw。昨年のサイヤング投手で今のMLBで最高の投手の1人。相手にとって不足なし。大いに楽しんでください。

代わって、Ryan MattheusがAAAにオプションされました。昇格後2試合に投げて無失点ですが、他に降格候補となり得たAaron Barrettはすっかりフロント・ベンチの信頼を勝ち得ており、順当なところかと思われます。


PS. そういえば、火曜日には、Fisterのトレードでタイガースに移籍したRobbie Rayのメジャーデビューが予定されています。AAAで開幕し、6試合で防御率1.53という好投を見せてチャンスを与えられました。まさかFisterより先にメジャーで登板するとは思いもよりませんでした。。。しかも、相手はアストロズ。もしかするともしかするかもしれません。応援したい気持ちもあるのですが、やや複雑な心境です。

5/5 雨の中、ドジャーズに先勝

W4-0 Dodgers (season 18-14)
Zimmermann(ND) 4.0IP 0ER 5H 3K
Barrett(W2-0) 1.0IP 0ER 2K
Rendon 1/3 HR(5) R 2RBI BB
Span 3/4 2double R

前日の0-1敗戦の後だけに早く得点が欲しかったナショナルズ。Anthony Rendonがやってくれました。初回、無死2塁からドジャーズ先発、Zack Greinkeの低めへのスライダーをうまくすくい上げ、左中間スタンドへ2ランを放り込みました。追い込まれながら、技ありの見事な一打でした。

ナショナルズ先発のJordan Zimmermannは低め低めに集める投球でドジャーズ打線をうまくかわし、4回まで無失点。このまま順調に勝ち投手になるかと思われましたが、天気には勝てませんでした。

試合開始前から降っていた雨が強くなり、4回表を終えたところで中断。そこから、さすがメジャーリーグという感じですが、午後11時40分に再開されるまで、3時間17分間、つまり丸々一試合分の時間にわたって中断しました。当然こうなると先発投手は降板。可哀想なZimmermannには勝ち星が付きませんでしたので、私からMVPを差し上げます(だから何!?)。

再開後は両軍ともブルペン投手のリレーに対して淡白な攻撃を繰り返し、得点は8回裏のDanny Espinosaの2ランによる2点のみ。午前1時21分に試合終了となりました。

ちょっと気になったのはそのEspinosaの状態。ホームランは出ましたが、他の3打席は空振り三振。スプリングトレーニングやシーズン序盤のレフト方向に強い打球を飛ばしていた時とは全く違い、フルスイングで(左打席で)ライトスタンドを狙う悪い時のEspinosaに戻っている感じがしました。心配です。

MVP: Jordan Zimmermann

2014/05/05

Hairston→DL復帰, Souza→AAA

開幕して早々に左の斜筋を痛めてDL入りしていたSoctt Hairstonが復帰。右打ちの控え外野手という当初予定されていた役割を努めます(Kevin Frandsenが意外な活躍をしていましたがお役御免となります)。

25人ロースターからはSteven Souzaが外れ、AAAにオプションされました。 4月30日の試合では先発出場の機会をもらいましたが、4打席凡退。内容は、フルカウントから際どいボール(確かにボールのようにも見えた)を見逃して三振が2打席に、会心の打球をショートのファインプレーに阻まれるショートライナーと、悪くなかったのですが、結果は結果。腐らずにAAAで頑張っていればまたチャンスは来ます。

5/4 Gio好投も0-1敗戦

L0-1@PHI (Season 17-14)
Gio(L3-2) 7.1IP 1ER 4H 2BB 7K
Span 2/4

Gioはよく投げました。初回だけ少しばたつき1点を失いましたが、その後はテンポよく投げて8回途中まで追加点を許さず味方の反撃をじっと待ちました。

しかし、そのGioを援護できなかった今日の打線。チャンスにことごとく打てないという悪いパターンに陥り、今日は得点圏に走者を置いて7打数ノーヒット。今季ここまでの防御率が5.74のRobert Hernandezにまるで2000年代にインディアンズで活躍したFausto Carmonaのようなピッチングを許してしまいました。

今季初のフィリーズとのシリーズでしたが開幕前の下馬評の低さほど弱い印象はありませんでした。特に打線が意外なほどしっかりしていました。侮れません。

2014/05/04

5/3 Roark 5回途中7失点KO

L2-7@PHI (Season 17-13)
Roark(L2-1) 4+IP 7ER 7H 1BB 5K
LaRoche 2/2 double HR(5) R RBI BB
Walters 1/1 HR(3) R RBI

前回登板で完封勝利だったTanner Roarkでしたが、この日はフィリーズ打線につかまり、自身(先発投手として)最短・最悪の登板となりました。初回にRyan Howardに3ランを打たれただけならまだしも(とはいえ、毎日毎日3点ビハインドから勝てるわけがない)、2回にもソロ本塁打、4回にも1失点とずるずる失点。5回に連打で無死1,2塁とされたところで降板となってしまいました。切り替えて、次、頑張りましょう。

打線は低調で得点は2本のソロ本塁打のみ。また明日、頑張りましょう。

2014/05/03

2014年3-4月をふりかえる

開幕から約1か月。ここまでの戦いぶりを振り返っておきます。

[NL EAST End April 2014]

WLPCTGB
Atlanta 17  90.654 -
New York 15110.5772.0
Washington16120.5712.0
Philadelphia13130.5004.0
Miami  13140.4814.5

昨年同様開幕3連勝と幸先の良いスタートを切りましたが、やはり昨年同様ブレーブスに出鼻をくじかれた感じで、なかなか波に乗れないまま推移。最後にアストロズに連勝して貯金4で4月を終えました。期待はずれというべきか、開幕戦でのWilson Ramosを皮切りにRyan ZimmermanそしてBryce Harperと長期離脱者が続出する中でよく頑張っているというべきか、評価に迷うところです。

1か月の戦いぶりの中で目立つのは終盤での逆転劇。23日のこの大逆転が一番のハイライトですが、16試合中、実に8試合が逆転勝利。しかもうち4試合は3点以上の差を付けられてからの逆転です。諦めない姿勢は立派といえば立派ですが、逆に言うと序盤に先発投手が点を取られ過ぎともいいます。今後は先発にもう少し頑張ってもらって、楽に勝ってくれるといいのですが。

チーム打撃成績(30チーム中)は、総得点6位タイ、打率10位、本塁打7位タイとかなりの上位成績。盗塁数は22位タイとWilliams監督が積極的な走塁を標榜している割には伸びませんでしたが、それはともかく最悪だったのが守備。チーム26失策はDバックスに次いで2番目に多い数字で投手陣の足を引っ張りました。チーム投手成績を見てみると、総失点は15位ですが、防御率は6位。非自責点が多かったことの反映です。WHIPは14位。そして奪三振数、奪三振率とも圧倒的な1位であることを特筆しておきます。

地区トップはナショナルズに5勝1敗と大きく勝ち越しながら、地区最下位のマーリンズには負け越しているブレーブス。ここまで17勝9敗は昨年と全く同じペース。2位には意外にも善戦しているメッツ。そして4位のフィリーズでも5割を維持しており、マーリンズでも借金わずか1。開幕前はかなり酷評されていたNL東地区でしたが、全チームとも頑張っています。ちなみに、昨年は2位ナショナルズがまさにこのマーリンズと同じ数字でした。

[Pitcher of April 2014: Tanner Roark]
GSIPWKERAWHIP
Gio Gonzalez636.03383.251.14
Stephen Strasburg634.02534.241.41
Jordan Zimmermann633.02353.271.33
Tanner Roark 532.22262.761.16
Taylor Jordan525.20175.611.64
GIPSKERAWHIP
Rafael Soriano 1010.05121.001.00
Tyler Clippard 1412.20182.841.42
Drew Storen1210.10120.930.41
Jerry Blevins 149.20163.551.26
Aaron Barrett  108.10121.081.08

4本柱と見込まれたうち、Doug Fisterが故障で出遅れた上、残る3人もぴりっとしませんでした。特にStephen Strasburgは、リーグ2位の奪三振数からも分かるように、良いボールを投げているのですが、にも関わらず、どうも大事なところで詰め切れないという印象です。

Fisterが外れたことにより、当初最後の席を争っていたはずのTanner RoarkとTaylor Jordanが揃ってローテーション投手として開幕しました。最初の登板こそ、2人とも好投しましたが、残る4登板で差が付き4月26日にRoarkが完封勝利を飾ったことで完全に勝負あり。月末を待たずに、JordanはAAAに降格となりました。Roarkは1試合を除いてQSを記録する安定ぶり。柱となる先発陣がぴりっとしない中で最も安心できる先発投手に成長しました。もう「本物」であることを疑う人はいなくなったことでしょう。

ブルペンでは、Tyler Clippardが絶不調。防御率こそ悪くはありませんが、14試合中6試合で失点。不運な面もありましたが、昨季までのような支配的な投球ができていません。奪三振は相変わらず多いので、自信を失わずに立ち直ってくれることを応援しています。

それに対して絶好調なのが、Drew Storenとここまで(昨季から22試合・イニング)連続無失点を継続中のRafael Soriano。2人ともスプリングトレーニングで打ち込まれていましたが、開幕してからは安定しています。そしてルーキーセンセーションびAaron Barrettが開幕してからも好投を継続していて、層が厚くなった印象。終盤は安心して見ていられます。

[Hitter of April 2014: Anthony Rendon]
PA AVE OBP SLG HR RBI  SB
Anthony Rendon 122 .316 .352 .544 19 4 20 1
Jayson Werth 120 .288 .383 .462 14 4 16 3
Ian Desmond 119 .232 .269 .375 16 4 16 1
Adam LaRoche 109 .312 .413 .495 17 4 17 0
Denard Span   96 .233 .295 .314 13   6 3
Bryce Harper   91 .289 .352 .422    8 1   9 1
Danny Espinosa   88 .288 .341 .488   8 3   6 3

チーム得点力はかなりの上位成績ですが、個々人を見るとかなり明暗が別れました。

開幕戦で負傷退場したWilson Ramos、故障で長期離脱を余儀なくされることになったRyan Zimmerman、Bryce Harperはもちろん暗。加えて、Denard Span、Ian Desmondが打てていません。Desmondは本塁打、打点は記録しているのですが、大ぶりが目立ち、36三振はメジャーでも2番目に多くなっています。さらに守備でも8つのエラーを記録していますが、これはメジャー最多。

これに対して、Anthony Rendon、Jayson Werth、Adam LaRoche、そしてZimmermanの離脱によりレギュラー二塁手として常時出場の機会を得たDanny Espinosa(三振数が20と少なく抑えています)が好スタートを切っています。中でもRendonとLaRocheの勝負強さにチームは何度も救われました。印象から言うとLaRocheのほうがよりいい場面で打っているようにも思うのですが、数字を見ると(10二塁打、2三塁打もあって)Rendonのほうに軍配が上がります。勝手MVPポイントでも3-1とRendonがリードしていました。

5/2 5月も逆転勝利でスタート

W5-3@PHI (Season 17-12)
Strasburg(ND) 6.0IP 0ER(3R) 6H 1BB 5K
Blevins(W2-1) 0.2IP 0ER
Soriano(SV6) 1.0IP 0ER 1BB
Moore 2/4 HR(2) 2R RBI
Werth 3/4 R
LaRoche 1/4 RBI

4月の16勝のうち8つが逆転勝利だったナショナルズ。5月の初戦もまた逆転勝ちでした。

初回、Stephen Strasburgが2死1,2塁のピンチで打者Marlon Byrdの打球は完全に振り遅れでライトのライン際へ上がりましたが、Jayson Werthが落球してファール。命拾いしたByrdが3球後に、やはりやや詰まりながらもライト方向へ放った打球は、フェンスを越える3ラン本塁打となってしまいました。左から右へ強風が吹く中で、確かに取りにくかったとは思いますが、落下点に入っていただけにWerthのエラーが悔やまれます。

ともかく、これで追いかける展開となったナショナルズ。3回にはCliff Leeキラー(通算打率が5割を超える)Tyler Mooreのソロ、5回にはDenard Spanの内野ゴロの間に1点と、じわじわと追い上げて1点差。投手陣も奮闘し、6回まで自責点0で投げ切ったStrasburgに続いてブルペンも失点を許しません。

こうなるとお得意の終盤の逆転劇。先頭のSpanから始まった8回表、Anthony Rendonのタイムリーでまず同点とすると、今日もAdam LaRocheが決勝打。さらにIan Desmondにもタイムリーが出て2点を勝ち越しました。なお無死2,3塁で追加点を奪えなかった(Danny Espinosaがちょっと悪い形で三振したことが気になります)ことでやや嫌な空気が流れましたが、Tyler Clippard(今日は監督の親心に応えました)、Rafael Sorianoが締めてゲームセット。

フィリーズとの今季初戦を取り、貯金を今季最多の5としました。一気にスパートしましょう!

なお、Doug Fisterがマイナーでの最終登板を終え、来週(多分水曜日)の復帰が予定されています。

MVP: Adam LaRoche 

2014/05/01

4/30 地元Rendonが4安打の活躍

W7-0@HOU (Season 16-12)
Zimmermann(W2-1) 6.1IP 0ER 7H 1BB 7K 
Rendon 4/5 2double HR(4) 2R 3RBI 
Espinoas 2/4 HR(3) R RBI SB(3) 
Span 2/5 2R 

地元ヒューストン出身のAnthony Rendonが大活躍。Denard Spanの「少年野球ランニングホームラン(記録は三塁打とライトのエラー)」が出るなど序盤からナショナルズが押し気味で来た4回表。2死1,3塁からレフトフェンス直撃の二塁打で2点を追加し、試合の流れを決定づけると、6回表にはライナーでライトスタンドに飛び込む3号ソロ。三塁打が出ればサイクルだった最後の打席ではいい当たりながらレフトフライに倒れましたが、今日は大当たりで4安打の固め打ち。守備でもいいプレーを見せ、家族親戚などの地元関係者の前でいいところを見せることができました。

先発のJordan Zimmermannは7回途中まで三塁を踏ませない好投。アストロズ打線の粘りの前に球数が増えたため7回1死1,2塁で降板となりましたが、(相手がアストロズ打線ということを割り引いても)速球のコントロールが抜群で全く危なげない内容でした。これで今季2勝目。通算45勝となり、Livan Hernandezを抜いて、球団のワシントン移転後の最多勝投手となっています。

9回にはRyan Mattheusが今季初登板。先頭打者に死球を与えましたが、1死後、6-4-3の併殺で終えました。

MVP: Anthony Rendon