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2019/09/09

ロースター異動まとめ(2019年9月)

9/1 Sean Doolittle, Ryan Zimmerman, Jeremy Hellickson, Austin VothがILから復帰
9/1 セプテンバーコールアップ①(Adrian Sanchez, Andrew Stevenson, Raudy Read)
9/3 セプテンバーコールアップ②(Michael Taylor, Wilmer Difo)
9/4 Aaron Barrettがメジャー復帰!
9/8 Tres Barreraがメジャー初昇格

● Sean Doolittle, Ryan Zimmerman, Jeremy Hellickson, Austin VothがILから復帰
9月になって25人枠がなくなったことを受け、Sean Doolittle, Ryan Zimmerman, Jeremy Hellickson, Austin Vothの4選手がILから復帰しました。それぞれマイナーでのリハビリ出場・登板を経ての復帰となりましたので、即戦力として貢献してくれることと期待されます。Doolittleは明らかに疲労からくるパフォーマンスの低下でしたが、約2週間の休養でどこまで戻っているか。いずれにせよ、ポストシーズンを見据えて起用法には十分注意が必要でしょう。Zimmermanの右足裏痛は完全に治るようなものではないようですが、マイナーでは打ちまくっていました。Matt Adamsの調子がやや下降気味なこともあり、基本的にレギュラー扱いと期待されます。現役最後のシーズンとなりそうな気配が漂っていますが、まだまだできるところを見せてくれ。Hellicksonは5月のIL入り以来の復帰。ずいぶんかかりました。先発はErick Feddeまでカウントすれば既に6人いるので、Austin Vothとともにブルペン、ロングリリーフという役回りかと思います。Matt GraceのDFAで空いた40人ロースター枠をHellicksonが使う形になりましたが、正直、本職のリリーフ投手に使って欲しかった。Vothについては、7月のIL入りの原因が右肩痛だったので非常に心配していました。ひとまず復帰できたことを喜びましょう。

● セプテンバーコールアップ②(Adrian Sanchez, Andrew Stevenson, Raudy Read) 
もう少し追加がありそうな気もしますが、とりあえず、セプテンバーコールアップでAdrian Sanchez, Andrew Stevenson, Raudy Readの3人の野手が昇格してきました。3人とも今季既にメジャーでの出場記録があり、再昇格。それぞれ、内野、外野、捕手のデプスという扱いかと思います。Stevensonは今季これまでの少ない出場機会で結果を残してきているし、足がある選手なので、将来も見据え、積極的に使っていっていいと思うのですが、まあMartinez監督はしないでしょうね。

● セプテンバーコールアップ②(Michael Taylor, Wilmer Difo)
第2陣としてMichael TaylorWilmer Difoの両ベテランが合流してきました。2人とも開幕からシーズン序盤にはメジャーでプレーしていましたが、精彩を欠き降格させられていました。

マイナーでの成績をチェックしてみましたが、Taylorの低打率、高三振率は相変わらずなので、代走要員が精一杯。Difoは(打者優位のリーグとはいえ)打率3割を打ってきましたので、代打なんかでの起用も少しはあるかもしれません。2人ともベンチの信頼は失ったままでしょうから、来季に向けた立場を考えて、与えられる少ないチャンスでしっかり集中することが必要でしょう。 

● Aaron Barrettがメジャー復帰!
(セプテンバーコールアップの一環ですが、別記事にしておきます。)
Harrisburg(AA)で投げていたブルペン右腕のAaron Barrettがメジャーに昇格となりました。40人ロースターに入っていなかったので、Austen Williamsを60日ILに移すことで空けています。 これまでの経緯は、2016年に一度退団した時のこの記事、それからこの春のスプリングトレーニングを前にしたこちらの記事をご参照ください。2015年シーズン以来の復帰。長い、長過ぎるリハビリを経ての復帰に多くの人が心動かされています。

今シーズンは、Harrisburg(AA)のクローザーとして50試合に登板し、31セーブを記録。内容も2.75/1.05、イニング数を上回る三振を奪う申し分のないもの。何より、一度もIL入りすることなくシーズンを通じてクローザーの役割を果たしました。数字でも内容でも十分に昇格に値する活躍をして勝ち取った今回の昇格。おめでとう。心から応援しています。復帰初登板が待ち遠しいですね。

● Tres Barreraがメジャー初昇格
Tres Barrera捕手のメジャー昇格が報じられました。7日の試合でKurt Suzukiが右ひじを痛めて途中退場したことを受けての措置です。

まずSuzukiですが、7日の試合で2塁に送球した時に痛めました。8日にMRIを受けているほどなのである程度は重そうです。守備でもAnibal SanchezとMax Scherzerからは絶大な信頼を受けている上、なんと言ってもバッティングでの貢献は大きく、これを欠くことになるととなると苦しくなります。Yan Gomesの奮闘を期待するしかありません(Scherzerが先発した8日の試合でマスクを被り2本のホームランを打ちました)。

40人ロースターは、やはり右ひじを痛めていたSpencer Kieboomを60日ILに移すことで空けました。25人ロースターはもう9月なので問題なく、SuzukiはIL入りすることなく、休養・リハビリとなります。

さて、そのBarrera。2016年のドラフト6巡目の生え抜き捕手。入団以来、着実にステップアップし、昨季はPotomac(A+)でプレーした後、アリゾナ秋季リーグにも派遣され、この春は初めてメジャーのスプリングトレーニングに参加。今季はHarrisburg(AA)でオールスターにも選出され、結局フル出場して、.249/.323/.381、8本塁打の成績。そして今回、嬉しいメジャー昇格を果たしました。

仮にSuzukiがシーズン終了ということになってしまうと、控え捕手はこのBarreraとRaudy Readのどちらかが務めることになります。Readだって40人ロースターには長く入っていますが、メジャーでの先発マスクは2017年の1試合だけ。かなり大きな不安要素が突如湧いてきてしまいました。

2019/08/01

ロースター異動まとめ(2019年7月)

7/3 Max Scherzerが出産立会休暇, Adrian Sanchezが昇格
7/6 Max Scherzerが復帰, Austin Vothをオプション
7/12 Jonny VentersがIL入り, Kyle McGowinが昇格
7/13 Max ScherzerがIL入り, Spencer Kieboomが昇格
7/16 Austin Vothが再昇格, Spencer Kieboomをオプション
7/17 Erick Feddeが再昇格, Adrian Sanchezをオプション
7/20 Austin VothがIL入り, Joe Rossが再昇格
7/22 Ryan ZimmermanがIL入り, Andrew Stevenson,  Michael Blazekが昇格, Kyle McGowinをオプション
7/24 Adrian Sanchezが昇格, Raudy Readが今季初昇格, Erick Feddeをオプション
7/25 Max ScherzerがILから復帰, Adrian SanchezとRaudy Readをマイナーにオプション
7/26 Kyle Barracloughが昇格, Andrew Stevensonをオプション
7/27 Kyle Barracloughをオプション, Adrian Sanchezがメジャーへ
7/29 Max Scherzerが再びIL入り, Erick Feddeが再び昇格
7/31 トレード期限直前でDaniel Hudson, Roenis Elias, Hunter Stricklandを獲得(詳細

2019/06/29

ロースター異動まとめ(2019年6月)

6/8 Trevor RosenthalがILから復帰,  Kyle McGowinをオプション
6/16 Kyle BarracloughがIL入り, Adrian Sanchezが昇格
6/21 Joe Rossが昇格, Adrian Sanchezをオプション
6/23 Trevor Rosenthalを解雇, Joe Rossをオプション, Austin VothとKyle McGowinが昇格
6/25 Jonny VentersとFernando Rodneyが昇格, Kyle McGowinとErick Feddeをオプション
6/28 Ryan Zimmerman がILから復帰, Michael Taylorをオプション

● Trevor RosenthalがILから復帰,  Kyle McGowinをAAAにオプション
4月26日からIL入りしていたTrevor Rosenthalが復帰してきました。表向きの理由だった胃腸炎は当然ながらすぐに治りましたが、どうしようもなかった制球難を克服するためマイナーでの調整登板を続けてきました。マイナーでも四死球を連発しており決して万全とは言えない状況のようですが、契約上、調整のためにマイナーに置いておけるのは最長でも30日間のため今回の復帰となりました。不安は付きまといますが、本人が健康であると主張する以上(解雇しないのであれば)選択肢はありません。さてさて。

ロースタースポットはKyle McGowinをFresno(AAA)にオプションことで空けました。先発ローテーションは埋まっており、ロングリリーフを務めていましたが、最後の登板は5月29日。ブルペンで座っているよりはマイナーで投げるほうが本人のためでもあるでしょう。

● Kyle BarracloughがIL入り, Adrian Sanchezが昇格
Kyle BarracloughがIL入りという名の降格となりました。いちおう、右腕の神経の痛みという診断ですが、本人が前日にも健康面の問題はないとコメントしていたのであくまで口実というべきで、事実上のマイナー降格処分でしょう。オフのブルペン補強の目玉の1人で(もう1人がTrevor Rosenthal)セットアッパーとして期待されましたが、ここまで32試合に登板し、6.39/1.74という結果。さらに、引き継いだランナーの生還率もかなり高く、全く信頼できない投手となってしまっていました。少し休んだ後、マイナーでの登板でしっかり調整して戻ってきてくれることをとりあえず願います。

ロースターにはAdrian Sanchezが昇格。そもそもここ1カ月以上(Rosenthalが使い物にならなくなってから)、ブルペンが1人多く、ベンチが1人少ない体制で戦ってきましたので、それを通常の7人ブルペン、5人ベンチ体制に戻しただけのこと。Rosenthalについては半信半疑ですが、仕方ありません。

● Joe Rossが昇格, Adrian Sanchezをオプション
19日のダブルヘッダーのため、順当に行った場合の日曜日ブレーブス戦の先発投手が足りなくなること、さらには19日、20日の連戦でブルペンが人手不足になったこともあり、Joe Rossが昇格してきました。5月下旬に降格してから、Fresno(AAA)で先発としての調整を続けており、直近17日に5回無失点と好投しています。もっとも、この日の66球が今季の最多なので、あまり長いイニングを期待することは酷で しょう。それでも、Rossは先発向きだと思うので、長期的にはいい状況だと思います。

Adian SanchezをオプションしてHarrisburg(AA)に送りました。またこれでブルペンが1人多い状態です。

● Trevor Rosenthalを解雇, Joe Rossをオプション, Austin VothとKyle McGowinが昇格
遂にこの日が来ました。開幕以来散々なピッチングを続けてきたTrevor Rosenthalを解雇しました。21日の登板で1点リードを守り今季初ホールドを記録し、復活を期待させましたが、翌22日に4点リードの7回に登板し、対戦した3人を全て歩かせて逆転負けのきっかけを作ったことで遂に見切ることになりました。

12G 6.1IP 8H 15BB 3HBP 5K 22.74/3.63 5WP

これが残った成績。四死球、防御率/WHIP、暴投といずれも非常にひどい数字が並んでいますが、登板試合数に対して取ったアウトの数の少なさがRosenthalがいかに使い物にならなかったかを物語っていると思います。これだけ酷いFA契約もなかなかお目にかかれませんね(ナショナルズ史上ではNate McLouthとの契約と一二を争うでしょう)。年俸700万ドルをどぶに捨てました。いや、数多くのチームの敗戦につながったことを思うと、どぶに捨てるよりひどい使い方か。

また、前日の試合でブルペンで起用された(4失点で敗戦投手となった)Joe RossがFresno(AAA)にオプションされ、再び先発としての調整に戻ります。全くひどい扱いです。腐らずに、頑張りましょう。

空いた2つのスポットに、Austin VothKyle McGowinが昇格してきました。Vothは23日のスポットスターターとして、McGowinはロングリリーフとして起用される見込み。Vothは先日のフィリーズ戦でもダブルヘッダーに際して昇格していましたが、雨もあって登板する必要がなく、即座に降格となっていました。今季はFresno(AAA)でローテーション投手として投げて、機会を待っていました。頑張ってくれることを期待しています。

● Jonny VentersとFernando Rodneyが昇格, Kyle McGowinとErick Feddeをオプション
いずれもシーズン途中に他球団から放出された後ナショナルズとマイナー契約を結び、マイナーで調整していたベテランのブルペン投手、Jonny Venters(左)とFernando Rodney(右)が昇格してきました。2人とも同じような経緯でナショナルズに加わりました。リスクもありますが、実績はある投手で、うまくいけば儲けものという感じですね。

Ventersは34歳のブルペン左腕。2010-2012年にブレーブスのブルペンでの好投の印象が強い投手。その後しばらく見ませんでしたが、3度ものTJ手術を受け、メジャーに復帰できたのは昨シーズンとのこと。苦労したんですね。昨年4月下旬にレイズで6年ぶりとなるメジャーのマウンドに上がると、ブルペン左腕として好投。フラッグディールトレードで古巣のブレーブスに復帰し、中継ぎとしてチームのポストシーズン進出に貢献。ナ・リーグのカムバック賞に選出されました。この活躍でオフにブレーブスと1年のメジャー契約を結び直しましたが、今季は開幕から不調で、9試合に登板して17.36/3.64という惨憺たる成績で5月に解雇されていました。

Fernando Rodneyはメジャー17年目、42歳の大ベテラン。通算登板試合数 913は史上23位。40歳を超えてからも、クローザーとしての仕事を任され、一昨年はDバックスで39セーブ、昨年は8月までにツインズで25セーブ(フラッグディールトレードでアスレティックスに移籍後は中継ぎとして貢献)を記録し、通算325セーブ。しかし、今季は17試合で9.42/2.23と不振で5月下旬にアスレティックスから解雇されていました。

ロースターはErick FeddeとKyle McGowinをマイナーにオプションして空けました。Feddeはローテーション投手として独り立ちできそうなところでしたが、前回登板が悪かったことと、23日に投げたAustin Vothが良過ぎてもう一度機会を与えざるをえないというのが理由。まあ、じきに次の機会は来るでしょう。Kyle McGowinは出場機会がないままメジャーとマイナーを行ったり来たりする羽目になっていますが、与えられたチャンスを生かし切れなかった以上オプション制度の下ではやむを得ません。

● Ryan Zimmerman がILから復帰, Michael Taylor をオプション
4月28日以来約2か月に渡ってIL入りしていたRyan Zimmermanがようやく復帰してきました。もうこのまま引退かとまで内心心配していたのでホッとしました。元気にプレーできればまだ結果は残せるはず。後半戦、来シーズンにつながるような活躍を期待しています。

25人ロースターからはMichael Taylor が外れ、Harrisburg(AA)にオプションされました。守備は未だに一流ですが、とにかく打てない。85打席に立って.211/.277/.276という数字もさることながら、0本塁打、35三振と全くいいところがありません。センターのレギュラーを完全に失い、守備固めという発想がほとんどないMartinez監督のもとでは出場機会が激減していました。外野陣に故障者が出れば真っ先に呼ばれるという意味では依然として戦力です。マイナーで毎日試合に出る中で自分のバッティングを取り戻してくれることを願います。

2018/11/29

Prospect Profile #22: Austin Voth

[2018年11月最終更新, 2017年12月更新, 2016年11月更新, 2015年12月更新,2015年1月オリジナル]

2015年の2人目、全体第22回はAustin Voth投手。

[Player Data]
Name: Austin Voth
Position: RHP
Born: June 26, 1992
Birthplace: Redmond, WA
School: University of Washington
Height: 6-1
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2013-5
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 15(2014) ⇒12(2015)9(2016) 10(2017)⇒ 26 (2018)
BA Overall Rank: NA


[Scouting Report]
高い位置から投げ下ろす、いわゆる本格派の右腕。速球はせいぜい90マイル台前半だが、制球力に非常に優れており、チェンジアップとカーブを交えて空振りさせることができる。奪三振数は多く、四球は少ない。ブルペンよりは先発向き。上限はローテーション下位と言われる。

[Background]
2013年シーズンにはワシントン大学のエースを務め、PAC 12という強豪校が並ぶリーグで奪三振王となったが、ドラフト前の評価は必ずしも高くなく、ドラフト5順目でナショナルズに入団。ルーキーリーグで2試合、ショートシーズンで7試合、8月末にHagerstown(A)に昇格して2試合の計11試合に先発し、1.75/0.84、46.1イニングで55奪三振の好成績。

2014年は、開幕したAでの13試合(オールスター選出)、夏場に昇格したPotomac(A+)での6試合でいずれも打者を圧倒するようなピッチング(計2.10/0.89)を見せて評価を高め、シーズン終盤にはHarrisburg(AA)まで到達。フルシーズン1年目の疲れもあってかAAではさすがに打ち込まれた(6.52/1.60)。依然としてイニング数を上回る三振を奪っており、プロスペクトとしての地位を確立した。

2015年はHarrisburg(AA)でフルシーズン、ローテーションを守った。シーズン序盤は防御率が4点台で推移したものの、徐々に調子を上げてEastern Leagueのオールスターに選出される。後半戦も好投を続け、最後の2登板を無失点で防御率を2点台まで引き下げて締めくくった。148奪三振はリーグトップ。自己最多の157.1イニングを投げた。

Syrcuse(AAA)にステップアップした2016年も年間通じてローテーションを守り、157イニングで3.15/1.24と、ここでも通用することを示した。セプテンバーコールアップの有力候補だったが、結局声はかからず。アリゾナ秋季リーグで結果を残し(4試合打たれまくった後、3戦連続無失点)、12月のルール5ドラフトを前に40人ロースター入りを果たした。

40人ロースター選手として迎えた2017年だったが、残念ながら失望のシーズンに終わってしまった。3度の登板をいずれも無失点に抑えながら早々にスプリングトレーニングからカットされると、開幕後もSyracuse(AAA)で13試合に先発して1勝7敗、防御率6.38と全く振るわず。6月下旬にはDL入りし、戻ってきた後はHarrisburg(AA)に降格となり、そこでも10試合で防御率.5.13。セプテンバーコールアップで声がかかることもなかった。

2018年の開幕は今季もSyracuse(AAA)のローテーション。プロスペクトとしての評価は下げていたものの、ブルペン投手不足となったチーム事情から4月末に初めてのメジャー昇格の声がかかった。しかし、出場機会を与えられないまま1日で降格。6月にもダブルヘッダー要員として昇格したもののやはり登板なし。3度目の昇格となった7月14日、ついにメジャーデビューを果たした(結果は5回途中7失点で黒星)。その1試合だけですぐにAAAに戻されたが、セプテンバーコールアップで戻ってきた後の9月22日のメッツ戦で先発し、ついにメジャー初白星を記録。

[Comment]
Vothのメジャー初白星は、消化試合となっていた2018年シーズンの終盤にあって心温まるニュースの1つでした。プロスペクトしての期待感は下がり、いつ40人ロースターから外されても不思議のない状況となっていますが、スポットスターターとしては貴重な存在。苦労してきただけに応援していたい投手です。(2018年11月)

2016年までの安定した内容からは思いもよらない2017年の不振でした。考えられる要因は故障。6月~7月に休んだ理由が詳しく報じられていないのでよくわかりませんが、その後AAでも打たれていることを見ると心配は大きくなります。メジャーまであと一息、(ナショナルズで実現するかどうかはわかりませんが)頑張って。(2017年12月)

Lucas GiolitoやReynaldo Lopezに追い抜かれ、2016年は内心悔しい思いをしたはず。40人ロースター入りを果たして、いよいよ2017年にはメジャーデビューでしょう。これまで通り下馬評を覆す投球術を披露してくれることを期待しています。(2016年11月)

AAの打者も難なく抑え、プロスペクトとしての地位を大いに引き上げました。来春はメジャーのスプリングトレーニングに呼ばれることはほぼ間違いないでしょうし、メジャーデビューも視野に入ってくると期待されます。(2015年12月)

多くの軟投派投手がぶつかるAAあたりの壁を乗り越えてメジャーリーガーに近づくことができるか、注目のシーズンとなります。(2015年1月)

2018/09/25

9/20-23 Mets 数字上もシーズン終了

メッツとの4連戦。サイヤング賞を争うMax Scherzerが勝てなかったのに対して、Jacob deGromには抑え込まれて援護できず、最初の2戦を終えたところで地区優勝もワイルドカードも数字上消滅しました。

9/20 L4-5(12) 
Max Scherzerが先発。前回とは異なり、13奪三振を奪うScherzerらしいピッチングでしたが、やはりScherzerらしく2本の本塁打で3失点。勝ち星とはなりませんでした。打線は6回のAnthony Rendonの2ランや8回2死からのJuan Sotoのタイムリー二塁打で同点に追い付きましたが、11回裏1死1,3塁のチャンスを作りながら、Mark Reynoldsが三球三振に倒れると、案の定12回表に勝ち越されました。もったいない。

9/21 L2-4
先発はJoe Ross。球威も90マイル台前半で前回までよりやや遅く、結果も3回までに4失点。それでも6回まで投げ切りました。打線はJacob deGromの前に7回まで3安打1失点止まり。9回に1点を返しましたが、反撃もそこまで。

9/22 W6-0
ローテーション通りなら先発予定だったTanner Roarkが出産立会でチームを離れていたことで、Austin Vothが先発。そのVothが5回1安打無失点の好投を見せて、メジャー初白星。いろいろ苦労してきたので、心からおめでとうと言いたいですね。

9/23 L6-8
Erick Feddeが先発しましたが、球数がかさんで4回途中で降板し、後を受けたWander Sueroが打たれて逆転負け。Sueroは好投することが多いのですが、この日は残念でした。打線では、1番センターに起用されたVictor Roblesが2号ソロを含む3打点と活躍したのが良いニュース。

2018/09/08

ロースター異動まとめ(2018年9月)

9/1 セプテンバーコールアップ①(Pedro Severino, Austen Williams)
9/4 セプテンバーコールアップ②  (Erick Fedde, Victor Robles, Austin Voth, Adrian Sanchez, Joe Ross, Kyle McGowin)
9/7 Sean DoolittleがDLから復帰
9/11 Jeremy HellicksonがDLから復帰

● セプテンバーコールアップ①(Severino, Williams) 
9月になりました。セプテンバーコールアップの第1弾として、Pedro Severino捕手とブルペン右腕のAusten Williamsが昇格してきました。Severinoについて改めて語る必要はありませんね。

Austen Williamsは嬉しいメジャー初昇格(9月2日の試合でデビュー)。2014年ドラフト6巡目で大卒入団の25歳。同期入団ではErick Feddeに続く2人目のメジャー到達となります。元々は先発で、2015年にはA, A+で好投したものの2016, 2017年にはAAで壁にはね返されました。今季は開幕からブルペンにコンバートされ、AA、AAAで計32試合に登板し、1.46/0.838、68イニングで89奪三振という数字を残し、一気に評価を高め、今回の昇格を勝ち取りました。速球は主に90マイル台前半で、カーブが高い評価を受けているようです。来季に向け、どれだけのインパクトを残すことができるでしょうか。

● セプテンバーコールアップ② (Fedde, Robles, Voth, Sanchez, Ross, McGowin)
マイナーリーグのレギュラーシーズンが終了し(ナショナルズ傘下のAA, AAAはポストシーズン進出ならず)、Erick Fedde, Victor Robles, Austin Voth, Adrian Sanchez, Joe Ross, Kyle McGowinの6選手が昇格してきました。

このうち全く初めてのメジャー昇格は、Kyle McGowinだけなので、彼から紹介しましょう。26歳の先発右腕。2013年ドラフト5巡目でエンゼルスに大卒入団。ナショナルズには、2016年12月にDanny Espinosaとのトレードで移籍。このトレードで獲得したのがMcGowinとAustin Adamsの2人でしたが、2人ともメジャーに到達することになりました(まだ結果は残せていませんが)。McGowinのほうは、移籍初年度となった2017年もAAAで投げましたが防御率は6点台とパッとせず、オフにルール5ドラフトで指名されることもありませんでした。迎えた今季は、AAで3点台の防御率を残した後、7月下旬にAAAに昇格し、8先発で防御率1.20と好投。奪三振率、与四球率も良く、一気に評価を上げて、このチャンスをつかみました。メジャーではさすがにブルペンからの登板となりますが、少しでもインパクトを与えてくれることを期待しています。

Erick Feddeは6月にローテーション入りし、まずまずのピッチングを見せていましたが、7月4日の試合で肩痛を発症し、DL入り。60日DLにも入れられていたのでもう今シーズンは無理かと思っていましたが、ここにきて再昇格、4日の試合でGio Gonzalezのトレードで空いたローテーション枠に入ることになりました。どういう立場で来シーズンの開幕を迎えるかを占う大事な9月になりそうです。

故障からの復帰という意味では、Victor RoblesJoe Rossもそうですね。Roblesは、昨年のセプテンバーコールアップでメジャーデビューを果たし、結果を残してそのままポストシーズンでもロースター入り。球団内どころかメジャー全体でもエリートプロスペクトと期待されて今シーズンを迎えましたが、開幕4試合目にスライディングキャッチで左ヒジを変な向きに曲げてしまう重傷で、DL入り。幸い手術には至りませんでしたが、長いリハビリを要し、7月にようやく実戦(GCL)に復帰。AAAには7月下旬に復帰したものの最初の20試合では打率2割未満と心配させましたが、8月18日以降閉幕までの16試合では.368/.413/.544と本来の姿を取り戻してきました。故障しているうちにJuan Sotoに追い抜かれてしまった感はありますが、負けずに頑張ってください。Roblesがメジャーでどのくらいできるかは、Bryce Harperの去就を含むオフの編成方針に影響してくるかもしれません。

Joe Rossのほうは、2017年7月に受けたTJ手術からの長いリハビリを経ての復帰です。8月以降、GCLを皮切りにA+、AA、そしてAAAで徐々に投球数を増やしており、9月1日にはAAAで89球を投げるところまできました。決して無理はさせないでしょうが、マウンドに上がってくれるだけで今季はOKです。元々故障がちだった肩も休養十分で治ってくれていることでしょう。まだ25歳。期待しています。

今季既にメジャーとマイナーを行ったり来たりしてきたAdrian SanchezAustin Vothの2人は、それぞれ内野とブルペンのデプス扱いかな。AAAではそれなりに結果を残しているVothにはもう一度先発機会を与えたあげてほしいと願いますが、7月にメッツ打線に滅多打ちにあった印象が強過ぎるので、ちょっと無理かなあ。

● Sean DoolittleがDLから復帰
7月にDL入りしたSean Doolittleが復帰。軽傷と思われていましたが、結局2か月かかってしまいました。今さらクローザーがしっかりしてくれても、という感じですが、まあ。

● Jeremy HellicksonがDLから復帰
Jeremy HellicksonがDLから復帰しました。Jefry Rodriguezの投球回数が気になってきたところなので、代わってローテーションに入るのではないかと思われます

2018/08/01

ロースター異動まとめ(2018年7月)

7/4 Matt AdamsがDLから復帰, Tim CollinsをDFA
7/5 Erick FeddeがDL入り, Jefry Rodriguezが再昇格
7/9 Matt Wietersが復帰, Pedro SeverinoをAAAに降格
7/10 Sean DoolittleがDL入り, Jefry RodriguezをAAAに降格, Wander SueroとAustin Vothがメジャー昇格
7/15 Austin VothをAAAにオプション, Trevor Gottが昇格
7/20 Ryan Zimmerman、Stephen StrasburgがDLから復帰, Trevor Gott、Wander SueroをAAAにオプション
7/22 Brian Goodwinをロイヤルズにトレード、Sammy Solisが昇格
7/26 Stephen Strasburg が再びDL入り, Tom Miloneがメジャー復帰
7/26 Anthony Rendonが出産立会休暇, Matt Reynoldsがメジャー昇格
7/31 Brandon Kintzlerをカブスにトレード
7/31 Anthony Rendonが復帰, Wander Sueroが昇格, Matt ReynoldsをAAAにオプション


2018/07/01

ロースター異動まとめ(2018年6月)

6/1 Brian GoodwinがDLから復帰, Andrew StevensonをAAAにオプション
6/3 Tim Collinsが出産立会休暇取得, Jefry Rodriguezがメジャー昇格
6/5 Tim CollinsとMatt Graceが復帰, Jeremy HellicksonがDL入り, Jefry Rodriguezをマイナーにオプション
6/9 Adam EatonがDLから復帰, Wander SueroをAAAにオプション, Rafael Bautistaを解雇
6/10 Stephen StrasburgとBrandon KintzlerがDL入り, Trevor GottとWander Sueroがメジャー復帰
6/12 Daniel Murphyがようやく復帰(開幕), Adrian SanchezをAAAにオプション
6/18 Erick Feddeがメジャー再昇格, Trevor Gottをオプション
6/18 ダブルヘッダー用にAustin Vothが再び昇格
6/18 Kelvin Herreraをトレード獲得
6/19 Jefry Rodriguezが再昇格, Wander SueroをAAAにオプション, Matt AdamsがDL入り
6/25 Brandon KintzlerがDLから復帰, Jefry RodriguezをAAAにオプション
6/30 Jeremy HellicksonがDLから復帰, Sammy SolisをAAAにオプション

2018/04/30

ロースター異動まとめ(2018年4月)

4/2 Matt WietersがDL入り、Pedro Severinoがメジャーへ
4/7 Miguel Monteroが出産立会休暇、Jhonatan SolanoとMatt Reynoldsがメジャー昇格、Enny RomeroをDFA
4/10 Monteroが出産立会休暇から復帰, SolanoがDL入り
4/11 Adam EatonがDL入り, Matt WietersがDLから復帰, Moises Sierraがメジャーへ, MonteroをDFA
4/16 Jeremy Hellicksonがメジャーへ, Trevor GottをAAAへオプション
4/18 Brian GoodwinがDL入り, Andrew Stevensonがメジャー昇格
4/20 A.J. ColeをDFA, Carlos Torresがメジャーへ
4/21 Matt GraceがDL入り, Trevor Gottがメジャー復帰
4/22 Anthony RendonがDL入り, Austin Adamsがメジャーへ
4/24 Shawn KelleyがDL入り, Matt ReynoldsをAAAにオプション, Rafael BautistaとAdrian Sanchezがメジャー昇格
4/29 Austin AdamsをAAAにオプションし、Austin Vothがメジャー昇格(初昇格)
4/30 Austin VothをAAAにオプションし、Wander Sueroがメジャー昇格(初昇格)

2017/03/05

MLB.com: Nationals Top 30 Prospects (March 2017)

MLB.comのナショナルズのプロスペクトランキングです。このリスト(リンク)はシーズン中にも時々更新されていくので、あくまで、2017年3月現在のものです。

1. Victor Robles, OF
2. Erick Fedde, RHP
3. Juan Soto, OF
4. Carter Kieboom, SS 
5. Andrew Stevenson, OF
6. Sheldon Neuse, 3B
7. Koda Glover, RHP
8. Austin Voth, RHP
9. A.J. Cole, RHP
10. Pedro Severino, C
11. Luis Garcia, SS
12. Jesus Luzardo, LHP
13. Rafael Bautista, OF
14. Drew Ward, 3B
15. Anderson Franco, 3B
16. Blake Perkins, OF
17. Osvaldo Abreu, SS
18. Kelvin Gutierrez, 3B
19. Tyler Watson, LHP
20. Jakson Reetz, C
21. Raudy Read, C
22. Yasel Antuna, SS
23. Jose Sanchez, SS 
24. Joan Baez, RHP
25. Nick Banks, OF
26. Brian Goodwin, OF 
27. Jose Marmolejos, 1B
28. Telmito Agustin, OF
29. Daniel Johnson, OF 
30. Armond Upshaw, OF

とにかく投手の少なさが気になります。30人中の7人だけ。Adam Eatonのトレードで上位にランクインしたはずの3人を手放したことである程度想定はしていましたが、これほどまでに少ないとは。それでもトップ10内には4人とまずまずで、問題はむしろ下層。11位以下の20人中わずか3人という有様です。個人的には、昨シーズン中もマイナーリーグ・レポートで何度か紹介したWeston DavisとMcKenzie Millsの若手2人と、Danny Espinosaのトレードで獲得したAustin AdamsとKyle McGowin の2人くらいは入ってもよかったのにと思わないでもありません。

野手陣の中では、昨年のドラフト組への比較的高い評価が目立ちます。特に、 ドラフト2順目のSheldon Neuseへの評価はきわめて高い。まあ、ラテン系の選手にしてもそうですが、全体的に実績よりも期待感が重視されているという印象を受けます。

2017/02/14

2017 ST Outlook 2 (Starting Pitchers)

続いて先発投手編です。

●オフの動き
オフが始まってすぐにGio Gonzalezの今季契約オプションを行使し、ローテーションを組むと目される5人の残留がひとまず確定。一方、5人に何かあった場合に最初に呼ばれるであろう候補だったLucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人をトレードで放出し、他方で特に大きな補強をすることもなく(途中ではChris Saleのトレードをホワイトソックスと話したようですが、Saleはレッドソックスへ)、結果、マイナー上位のデプスがかなり心許なくなりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Max Scherzer
Gio Gonzalez(L)
Tanner Roark
Joe Ross
A.J. Cole
Austin Voth 
[Non-Roster Invitees]
Jeremy Guthrie
Vance Worley
Erick Fedde 
Kyle McGowin
Tayler Hill

先発ローテーションを予定する5人の仕上がりが例年以上に重要です。が、それぞれ心配の種を抱えています。まずキャンプに入って最初に注目すべきは、Stephen Strasburgの右ひじが休養だけで回復しているかどうか。スプリングトレーニングに入ってから「やはり手術が必要でした」では約半年を無為に過ごしたことになってしまいます。Joe Rossも昨シーズンのほぼ半分をDLで過ごすことになった原因の右肩の状態がどうなっているか。肩だけに特に心配です。当初、WBCに参加する意思を表明していたMax Scherzerでしたが、1月10日頃に右手薬指の疲労骨折が判明し、辞退。スプリングトレーニングには間に合うとのことですが、投げてみないとわかりません。そのScherzerに代わってWBCに参加することになったのがTanner Roark。一般的にWBCへの参加が調整に悪影響を及ぼすというデータはありませんが、それでも心配です。そして、Gio Gonzalezはいつもの通りアテになりません(いい時はいいんですよ。笑)。

これだけ不安材料があると、6人目以降の投手に開幕ローテーション入りのチャンスが巡ってくる可能性は十分あります。が、とにかく層が薄い。40人ロースターには、昨シーズンの終盤にローテーションで投げたA.J. Coleと、MLBデビュー前のAustin Vothしか候補がいません。マイナー契約に目を転じても、ベテラン勢で明確に先発と目されるのはJeremy Guthrieくらいです。

私としては、Coleを特に応援しています。昨シーズン、最後にやや調子を崩しましたが、それまではいいピッチングをしていたので自信を付けたはず。この春は最初からエンジン全開で行って、5人のうちの誰かに何かがれば当然に開幕ローテーションに組み込まれるような評価を得るようにしましょう。

期待の若手という点では、トレードやらなんやらでふと気が付けば組織内トッププロスペクトとなっていたErick Feddeに注目です。さすがに開幕ということはないでしょうが、シーズン途中のメジャーデビューを視野にどれだけ経験を積むことができるでしょうか。

とにかく5人が健康に。ただそれだけです。

2016/12/25

Sickels: Nationals Top 20 Prospects

Minor League BallのJohn Sickelsのプロスペクトランキングも発表されていました(元記事)。こちらも、Adam Eatonのトレードの後に発表されています。

トップは当然ながらVictor Roblesですが、昨年の1位Lucas GiolitoがGrade A、2位Trea TurnerがGrade A-をつけてもらっていたのに対し、今年のRoblesはGrade B+/A-という厳しい評価(Robles自身は昨年のB/B+から評価を上げていますが)。以下も、昨年に比べるとやや寂しい絶対評価となっています。

Grade B+/A-:
1. Victor Robles, OF
Grade B+
2. Erick Fedde, RHP
Grade B
3. Juan Soto, OF
Grade B-
4. Carter Kieboom, SS
5. Koda Glover, RHP
6. Austin Voth, RHP
7. Sheldon Neuse, 3B
Grade B-/C+
8. A.J. Cole, RHP
9. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
10. Drew Ward, 3B
11. Wilmer Difo, INF
12. Pedro Severino, C
13. Brian Goodwin, OF
14. Tyler Watson, LHP
15. Rafael Bautista, OF
16. Kelvin Gutierrez, 3B
17. Osvaldo Abreu, INF
18. Joan Baez, RHP
19. Yasel Antuna, SS
Grade C+/C
20. Rhett Wiseman, OF

今年のドラフト組への高い評価が目立ちます。また、ドミニカ出身でBAでは7位にランクされていたLuis Garcia遊撃手がトップ20圏外と大きく評価を違えました。さてさて。

2016/12/13

BA: Nationals Top 10 Prospects

BAからナショナルズのトップ10プロスペクトが公表されました(元記事)。先日のAdam Eatonのトレードを踏まえたものとなっています。

1. Victor Robles, of
2. Erick Fedde, rhp
3. Juan Soto, of
4. Wilmer Difo, ss/2b
5. Andrew Stevenson, of
6. Koda Glover, rhp
7. Luis Garcia, ss
8. Carter Kieboom, ss
9. Pedro Severino, c
10. Austin Voth, rhp

1位は予想通り(Lucas Giolitoがいればどうだったか分かりませんが)Victor Robles。2位には、これは完全に押し上げられた形だと思いますが、Erick Fedde。これだけ投手プロスペクトを放出してしまうと、Feddeにかかる期待はどうしても大きくなります。そして3位には、Juan Sotoがここでも高く評価されています。

4位のWilmer Difoと6位のKoda Glover、それに9位のPedor Severinoはメジャー経験組。BPでは3人ともトップ10に名前がありませんでしたが、卒業扱いなのか、それとも本当に評価されていないのかは微妙なところですね。

7位のLuis Garciaは今年の夏に契約したドミニカ出身の遊撃手。まだプレー経験はありませんが、契約開始解禁日(昨年7月)直前のランキングでBAは全体で3位と高く評価していた選手です。

意外なのは、今年のドラフト1順目入団のCarter Kieboomの評価があまり高くないこと。こちらもDane Dunningが残っていればどちらが上だったかは聞いてみたいところです。もし、Dunningのほうが上なら、Kieboomはそもそもトップ10に入らなかったことになりますから(逆にKieboomのほうが上なら、Dunningがトップ10外となった)。

2016/11/25

ロースター異動まとめ(2016年11月)

11/3 Wilson Ramos, Stephen Drew, Chris Heisey, Mark Melancon, Yusmeiro Petit, Matt Belisle, Marc Rzepczynski, Matt Latos, Sean Burnettの9選手がFA退団
11/11 Chris Heiseyと再契約
11/18 Austin Voth, Raudy Read, Rafael Bautista, Jose Marmolejos, Matt Skoleの5選手が40人ロースター入り
11/20-21 Brandon Snyder等とマイナー契約
11/23 Jimmy Corderoをトレード獲得


● 9選手がFA退団
ワールドシリーズが終わり(ちなみにカブスが107年ぶりの優勝)、以下の9選手がFA退団することになりました。

Wilson Ramos, C
Stephen Drew, INF
Chris Heisey, OF
Mark Melancon, RHP
Yusmeiro Petit, RHP
Matt Belisle, LHP
Marc Rzepczynski, LHP
Matt Latos, RHP
Sean Burnett, LHP

Petitには300万ドルの来季契約オプションがありましたが、球団は50万ドルを支払い却下することを選択しました。一方で、Gio Gonzalezの1200万ドルのオプションは行使しています。Gioについてはそれだけの価値はないという意見も散見されましたが、私としては順当だと思います。

この後、11月8日の期限までにQualifying Offer(約1700万ドルでの来季契約オファー。球団から提示されたこのオファーを選手が拒否した上でその選手が他球団とFA契約を結ぶことにより、来年6月のドラフトで補償指名権を得られることになるもの)を提示するかどうかを球団が判断することになります。シーズン途中で移籍してきたためQO制度の対象外となるMelanconを除くと、成績の上で検討に値するのはRamosだけですが、可能性はかなり低いでしょう。レギュラーシーズン終了直前に負傷してさえいなければ、間違いなくQOを提示していたでしょうが。
(追記:やはり、RamosへのQOはしませんでした。)


● Chris Heiseyと1年契約
FAになったばかりのChris Heiseyと再契約しました。1年140万ドル+インセンティブ。2016年の成績は.216/.290/.446というものでしたが、レギュラーシーズンで9本塁打、そしてNLDS第5戦での2ランを始めとする印象的な代打ホームランもあり、代打の切り札として貢献しました。まだ31歳。ベンチバットとしてはいい選手だと思います。


● Austin Voth, Raudy Read, Rafael Bautista, Jose Marmolejos-Diaz, Matt Skoleの5選手が40人ロースター入り
今年もこの季節です。11月18日、12月のルール5ドラフトに向けて以下の5人のプロスペクトを40人ロースターに入れました。なお、5人というのは最近にない多さ。なんとなく嬉しいです。

Austin Voth, RHP
Raudy Read, C
Rafael Bautista, OF
Jose Marmolejos, 1B
Matt Skole, 1B/3B

Austin Vothは2013年ドラフト5順目の24歳。軟投派ながら先発右腕として結果を残し、順調にステップアップ。今季はSyracuse(AAA)で投げ、セプテンバーコールアップの候補でしたが、声がかかりませんでした。アリゾナ秋季リーグで結果を残し(4試合で打たれまくった後、3戦連続無失点)、ようやく認められました。おめでとう。

Raudy Readはドミニカ共和国出身の23歳の捕手。2013年に本土上陸を果たした後、着実にステップアップして今季はPotomac(A+)の正捕手として101試合に出場。元々守備は高い評価を受けていたが、今季は.262/.324/.415、9本塁打と打撃でもなかなかの成績。プロスペクトとしては無名で、AA以上でプレーしたことがない選手ですが、捕手はルール5で指名されやすいことから、今回の40人ロースター入りとなった模様です。

Rafael Bautistaもドミニカ共和国出身の23歳。今季はHarrisburg(AA)のセンターとして136試合に出場し、.282/.344/.341の打撃成績。なんといっても最大の魅力は今季の全マイナーリーガーでトップの56盗塁を記録した足。既にプロスペクトとして著名だったため今回の40人ロースター入りは当然。

Jose Marmolejosもやはりドミニカ共和国出身の23歳(笑)。左打ちの一塁手。昨シーズン、Hagerstown(A)で11本塁打を打ち、球団のMinor League Hitter of the Year(※)に選ばれるほど評価を上げました。今季は開幕をPotomac(A+)で迎え、100試合で11本塁打を打ったところでHarrisburg(AA)に昇格し、2年連続での球団のMinor League Hitter of the Yearに選ばれました。既に守備位置がファーストに限られている選手なので、どれほど伸びシロがあるか疑問ですが。

※球団のMinor League Hitter of the Year(とMinor League Pitcher of the Year)は、なんとなくですが当にならない印象があるので普段は基本的に無視しています。

そして最後にMatt Skoleです。かつてのトッププロスペクトも、故障あり不振ありで、既に27歳。このままマイナーFAとして退団かと覚悟していましたが、今季Syracuse(AAA)でリーグ3位の24本塁打を放った長打力(打率は.244、119奪三振ですが)で念願の40人ロースター入りを果たしました。


● Brandon Snyder, Corban Joseph, Braulio Lara, Derek Eitel, Dustin Antolinとマイナー契約
以下の5選手とマイナー契約。Non-Roster Inviteeとしてスプリングトレーニングに参加します。

Brandon Snyder, INF
Corban Joseph, 2B
Braulio Lara, RHP
Derek Eitel, LHP
Dustin Antolin, RHP

Brandon Snyderは元ドラ1(2005年, オリオールズ)。今季のブレーブスでの38試合を含め4球団でMLB通算120試合に出場した30歳のベテラン内野手。Corban Josephは2013年のヤンキースで7打席だけメジャーを経験したが、その後はマイナー暮らし。28歳の今季はオリオールズのAAAとAAでOPS.812とよく打った。なお、オリオールズのCaleb Joseph捕手は兄。Dustin Antolinはハワイ出身の27歳。今季ブルージェイズでメジャーデビュー(1試合だけ)。Braulio Lara(27歳)、Derek Eitel(29歳)の2人はメジャー経験はありません。


● Jimmy Cordero投手をトレード獲得
フィリーズからJimmy Cordero投手をトレードで獲得しました。対価は金銭かPTBNLと発表になっているので、トッププロスペクトを放出することはありません。

25歳のブルペン右腕。ドミニカ出身でブルージェイズと契約。AAで投げていた2015年の夏にBen Revereとのトレードでフィリーズに移籍。初めて参加した今春のキャンプで100マイル近い速球を披露し、将来のクローザー候補とも言われましたが、肩痛で離脱。手術は回避して7月に復帰しましたが、リハビリ登板も含めてマイナー(主にAA)で22試合に投げて5.00/1.37という残念な結果。先日、ルール5ドラフト前のロースター整理でDFAされていました。

故障の程度がはっきりしませが、上手く転べば楽しみな選手です。


2016/11/19

AFL 終了

6週間にわたって開催されたアリゾナ秋季リーグが終了。ナショナルズ傘下から参加していた選手の成績を紹介しておきます。(11月2日付の中間報告の記事はこちら

Austin Voth, RHP 
7G(7GS) 29.2IP 11BB 23K 5.16/1.15
中間報告までの4試合は防御率10.43と苦しんでいましたが、その後の3試合を3試合とも「5回無失点勝ち投手」と完ぺきに立て直しました。11月12日までの週にはAFLの週間MVPにも選ばれ、最高の形で終了。(→11月18日に初の40人ロースター入りが発表されました!)

Nick Lee, LHP 
10G 11.2IP 10BB 14K 1.54/1.71
こちらも中間報告以降の4試合は4イニングを無失点、6奪三振に対して、与四球は2つだけという好投で、決して悪くない成績で終えました。。

Ryan Brinley, RHP 
9G 10.2IP 1BB 9K 2.53/0.66
中間報告後の3登板ではもランナーを1人も出さず。9試合という限られた機会ながら素晴らしいピッチングで評価を上げました。

Jake Johansen, RHP 
9G 12.2IP 3BB 5K 2.13/1.26
中間報告後、1試合で2失点しましたが、残りは無失点。登板した9試合のうち7試合で無失点。決して悪くない成績で終えました。元ドラ1、首の皮一枚で残っています。

Drew Ward, 3B
21G 81AB 0HR 8RBI 10BB 21K .309/.391/.383 1SB
後半やや失速したとはいえ、それでも打率3割を維持。引き続き四球を選んで高い出塁率を維持したことも評価していいと思います。傘下から参加した選手の中では最年少。今後に活かしてくれることを期待しましょう。

Andrew Stevenson, CF 
21G 85AB 2HR 12RBI 10BB 17K .353/.417/.518 9SB
11月7日に6打席で5安打を記録するなど後半になるにつれて調子を上げ、最終的な打率.353はリーグで2位の好成績でした。足を活かした三塁打を2本稼いだこともあって長打率もリーグ6位。守備、足を含め、非常に大きく評価を上げた秋になりました。

Osvaldo Abreu, SS 
16G 60AB 0HR 8RBI 4BB 20K .267/.303/.317 5SB
シーズン終盤は出場機会が減りましたが、出場した6試合のうち5試合で安打(うち3試合では2安打)を記録し、打撃成績を向上させました。守備の評価は高かったようです。

2016/11/02

AFL中間レポート/オールスター

期待通りの盛り上がりを見せるワールドシリーズは3勝3敗で第7戦を迎えようとしています。なんとなくですが、インディアンズを応援する自分がいます。

ま、そんな話は置いといて、と。

10月11日から始まったアリゾナ秋季リーグが折り返し地点を過ぎたので、ナショナルズ傘下から参加している選手のここまでの成績を確認しておきしょう(成績はいずれも11月1日終了時点)。

Austin Voth, RHP 
4G(4GS) 14.2IP 6BB 15K 10.43/1.43
開幕投手を任されたようですが、登板した全4試合で失点と苦しんでいます。良いニュースは奪三振率の高さくらい。

Nick Lee, LHP 
6G 7.2IP 8BB 8K 2.35/2.22
自責点がついたのは、6試合中の1試合だけですが、他の2試合でも失点(非自責点)。イニング数を上回る与四球と、あまり内容も芳しくありません。

Ryan Brinley, RHP 
6G 8.0IP 1BB 7K 3.38/0.88
最初の4試合で無失点の後、2試合続けて失点中。与四球1に対して奪三振7つは好印象。

Jake Johansen, RHP 
5G 8.2IP 1BB 3K 1.04/1.04 
初登板で1失点した後は、4試合続けて0点。意外と言っては可哀想ですが、意外にも好投していると言えるでしょう。

Drew Ward, 3B
12G 46AB 0HR 6RBI 5BB 13K .370/.431/.413 0SB
打率.370は、AFL全体でも僅差で2位という高い水準。四球もまずまず選んでいる。ネックがあるとすれば、長打が出ないこと。

Andrew Stevenson, CF 
11G 46AB 1HR 10RBI 1BB 10K .304/.313/.500 5SB
このリーグが始まってからずっと3割ちょうどくらいの打率で推移。10打点、5盗塁はいずれもチームトップタイ。もう少し四球が増えるとなおよい。

Osvaldo Abreu, SS 
10G 38AB 0HR 5RBI 1BB 12K .211/.225/.263 2SB
元々がそこまで打撃の選手ではありせんので、打率や長打に文句はありません。一方で、12三振に対してわずか1四球は悪印象。

そしてこのうち、Drew WardRyan Brinleyの2人が11月5日に開かれるオールスター戦に選出されています。

2016/10/12

2016年アリゾナ秋季リーグ派遣選手

まだナショナルズのポストシーズンが続いている中ですが、11日からアリゾナ秋季リーグが開幕しました。ナショナルズ傘下から派遣される選手は次のとおり。大いにアピールしてきて下さい。

(それぞれ名前の右は、年齢と今季の最終所属レベル)

Austin Voth, RHP (24, AAA)
Nick Lee, LHP (25, AA)
Ryan Brinley, RHP (23, AA)
Drew Ward, 3B (21, AA)
Andrew Stevenson, CF (22, AA)
Osvaldo Abreu, SS (22, A+)
Jake Johansen, RHP (25, A+)

例年のことですが、トッププロスペクトに経験を積ませる側面と、12月のルール5ドラフトに向けてプロテクトするかどうかの選別という側面の両面から派遣されています。

LeeとWardは2年連続の参加。Leeは、昨年のルール5ドラフトを前に40人ロースター入りを果たしましたが、その後DFAされた(ウェイバーでクレームするチームは無かった)という経緯があるので、ルール5前のテストという側面は低いと思います。Wardはまだルール5プロテクト前なので経験重視。2015年ドラフト組のStevensonとBrinleyも、もちろん経験を積ませるため。

VothとJohansenの2013年ドラフトの2人はまさにルール5に向けた選別の対象。40人入りを果たすかどうかの正念場です。ま、Johansenについては(残念ながら)ほとんど諦めています・・・。

Abreuはドミニカ共和国出身で(6月の)ドラフト対象外なので今年のルール5の対象かどうかははっきり分かりません。丸5年プレーしているので可能性はあると思いますが、22歳でそこそこ打てるショートなのでプロスペクト扱いかもしれません。よく分かりません。

2016/09/13

プロスペクト・レポート (マイナーリーグ終了)

ポストシーズンに残っていたPotomac Nationals (A+)とHagerstown Suns (A)の2チームもあっさりと第1ラウンドで敗退し、マイナーリーグのシーズンが終了しました。My Top 10 Prospects+2の選手についての最終レポートです。

なお、Lucas GiolitoReynaldo Lopezの2人はメジャーに帯同しているため、まだシーズンは続いています。(成績は9月12日終了時点)

Lucas Giolito, RHP 
14G(14GS) 71.0IP 72K 34BB 3.17/1.42 [AA] 
7G(7GS) 37.1IP 40K 10BB 2.17/1.10 [AAA] 
5G(4GS) 19.1IP 10K 11BB 5.59/1.76 [MLB] 

前回レポートの後AAAで好投を続け、8月28日のロッキーズ戦で三度メジャーでの先発機会を与えられましたが、やはり5回4失点で負け投手となり即座にマイナーへ降格。続く9月2日の登板で8回無失点の快投を見せ、AAAでは十分通用することを示してマイナーのシーズンを終了しました。セプテンバーコールアップとしてメジャーに帯同し、ロングリリーフとして起用されています。何かをつかんでシーズンを終えてくれることを期待したいです。

Reynaldo Lopez, RHP 
14G(14GS) 76.1IP 100K 25BB 3.18/1.23[AA] 
5G(5GS) 33.0IP 26K 10BB 3.27/0.94 [AAA] 
7G(6GS) 32.1IP 31K 16BB 5.01/1.61 [MLB] 

こちらは前回レポートの後、8月13日のブレーブス戦でメジャー初勝利、続くやはりブレーブス戦で7回11奪三振の快投で2勝目を記録し、何かをつかんだかと期待させましたが、通用したのはブレーブス打線だけ(笑)。続くオリオールズ戦、一度マイナーでの登板を挟んでのメッツ戦でいずれも4回持たずに降板してしまいました。9月以降もメジャーに帯同し、やはりロングリリーフとして起用されています。

Austin Voth, RHP 
27G(25GS) 157.0IP 133K 57BB 3.15/1.24 [AAA] 

7月の不調の後8-9月は7試合で防御率1.96と奮起しましたが、結局メジャーに声がかかることはなく、Syracuse(AAA)のローテーションを守り続けてシーズン終了。アリゾナ秋季リーグへの派遣が決まっていますので、活躍を期待しましょう。

Erick Fedde, RHP 
18G(17GS) 91.2IP 95K 19BB 2.85/1.14 [A+] 
5G(5GS) 29.1IP 28K 10BB 3.99/1.47 [AA] 

絶好調でHarrisburg(AA)に昇格し、初戦で7回1失点の勝ち投手になりましたが、続く試合で5回途中7失点と5月以来の大量失点。壁にぶつかってどうなるかなというところでしたが特に尾を引くことはなく、6回で12三振を奪う快投で最終登板を締めくくりました(防御率もギリギリで4点を切りました)。2チームで計121イニング。TJ手術明けかつフルシーズン1年目としてはこれ以上望めない結果でしょう。

Tyler Watson, LHP 
9G(9GS) 43.0IP 48K 9BB 1.88/0.91 [SS] 
3G(3GS) 15.0IP 6BB 16K 4.80/1.47 [A] 

前回レポート後にAuburn(AA)でもう1試合に登板し、シーズン防御率を2点未満まで下げた後、Hagerstown(A)に昇格。3試合に登板し、うち2試合ではいずれも5回を2失点、7奪三振と好投。最終登板で5回、被安打9、失点4とやや打ちこまれましたが、それでも高卒2年目としては十分過ぎるシーズンになりました。

なお、前回紹介したWeston Davis は11試合で2.67/0.93、McKenzie Millsは12試合で3.71/1.33の成績で、いずれもAuburn(SS)でシーズンを終了しています。

Drew Ward, 3B 
53G 203PA 3HR 24RBI 22BB 51K .219/.310/.309 0SB [AA] 
64G 268PA 11HR 32RBI 34BB 70K .278/.377/.491 0SB [A+] 

Harrisburg(AA)に昇格した後は、調子を上げることができないままにシーズン終了。参加が内定しているアリゾナ秋季リーグでの活躍を期待しています。

Andrew Stevenson, CF 
65G 280PA 2HR 16RBI 20BB 51K .246/.302/.328 12SB [AA] 
68G 300PA 1HR 18RBI 24BB 44K .304/.359/.418 27SB [A+] 

Wardと仲良しですね。こちらもAA昇格後は目立つ結果を残せずに終了。やはりアリゾナ秋季リーグへの参加が予定されています。

Victor Robles, CF 
41G 198PA 3HR 11RBI 14BB 32K .262/.354/.387 18SB [A+] 
64G 285PA 5HR 30RBI 18BB 38K .305/.405/.459 19SB [A] 

GCLでリハビリ出場した後、8月12日にPotomac(A+)に復帰。復帰後の22試合では.281/.364/.406という成績。Aでの成績に比べると見劣りしますが、まだ19歳という年齢を考えれば上出来。ますます将来が楽しみです。

Jakson Reetz, C 
88G 342PA 4HR 38RBI 38BB 79K .230/.346/.357 4SB [A] 

前回レポートから、打率、出塁率、長打率とも少しずつ改善してシーズンを終了。打撃成績はなかなかぱっとしませんが、フルシーズン捕手としてプレーしてきて疲れがたまっていたであろう8-9月に.286/.388/.429の結果を残して終えたことは評価していいと思います。そもそも高卒3年目にとってはチャンジングなリーグでしたから。プロスペクトとしての評価を下げる必要はないと思います。

Anderson Franco, 3B 
24G 88PA 1HR 9RBI 4BB 5K .277/.307/.349 1SB [Rk] 

シーズン終盤はほぼサードのレギュラーとしてプレーしましたが、打撃成績は低下。昨シーズンの同じGulf Coast Leagueでの成績(46試合でOPS.759)を大きく下回ってしまいました。故障という情報は入っていませんでしたが、出遅れたことといい、何かがあったんでしょう。残念。

Carter Kieboom, SS 
36G 155PA 4HR 25RBI 12BB 43K .244/.323/.452 1SB(2CS) [Rk] 

GCLで最後までレギュラーとしてプレーし、上記の打撃成績。前回レポート時には0本だったホームランを8月11日以降に4本記録。これにより(打率はやや落としましたが長打率が上昇し)OPSは.747から.774に上昇しました。選球眼に守備にとまだまだ課題は多いものの期待感を抱かせるプロデビューと言っていいでしょう。

Dane Dunning, RHP 
1G(1GS) 2.0IP 3K 0BB 0.00/0.00 [Rk] 
7G(7GS) 33.2IP 29K 7BB 2.14/0.98 [SS] 

前回レポートの後の3試合計19イニング(なお、うち1試合は記録上9イニングを完投したことになっていますが、雨天中断で後日続きが行われた試合の前と後の2日に渡って投げています)でわずか2失点と圧倒してシーズンを終了。申し分ないプロデビューとなりました。来季はHagerstown(A)スタートでしょう。

2016/08/10

プロスペクト・レポート (8/8まで)

7月はさぼってしまったので2か月ぶりとなる、My Top 10 Prospectsの選手についてのフォローアップです。

その間に、Lucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人が(結果はともかく)メジャーデビューを果たしましたが、今一番の注目を集めているのはErick Feddeです。

また、おまけとして、今年のドラフト1順目の2人についてもレポートしておきます。

(※成績は8月8日終了時点。)

Lucas Giolito, RHP 
3G(3GS) 11.0IP 5K 9BB 4.91/1.91 [MLB] 
3G(3GS) 15.1IP 18K 8BB 4.11/1.76 [AAA] 
14G(14GS) 71.0IP 72K 34BB 3.17/1.42 [AA]

6月28日のメッツ戦で(AAAを飛ばして)メジャーデビュー。この試合、4回まで1安打無失点でしたが雨のため降板。降板時点でリードしており、結局5-0で勝ったあの試合が、今から思えば最も白星に近い試合でした。以降はAAAと行ったり来たりしながら投げていますが、残念な結果ばかりで急速に期待がしぼんでいます。投球回数も考えると9月以降に投げる可能性は小さいはず。メジャーで投げる機会を与えられるかどうかはわかりませんが、どこであれもう一度調子を取り戻し、いい感じでシーズンを終えてもらいたいところです。

Reynaldo Lopez, RHP
2G(2GS) 8.2IP 13K 6BB 9.35/2.31 [MLB] 
4G(4GS) 26.0IP 22K 7BB 3.12/0.96 [AAA] 
14G(14GS) 76.1IP 100K 25BB 3.18/1.23[AA]

Giolitoがメジャーに上がったタイミングでAAAに昇格し、2試合に好投。Giolitoと入れ替わりで7月19日にメジャーデビュー。その後、AAAとメジャーとを行ったり来たりしているのもGioitoと同様。メジャーでは結果を残せていませぁキ)タ|ェ、将来性を感じさせるピッチングでした。AAAでは結果を残している(7月24日には完封勝利)し、現時点ではGiolitoを評価で上回っているかもしれません。こちらも9月に投げることはまずないでしょう(ブルペンなら可能性があるかもしれませんが)。

Austin Voth, RHP 
21G(21GS) 122.2IP 101K 40BB 3.45/1.23 [AAA]

Syracuse(AAA)のローテーションを守り続けています。Giolito、Lopezに抜かれて気落ちしたわけではないと思いますが、7月の月間防御率は4.60と低迷。メジャーデビューまであと少し。踏ん張れ、頑張れ。

Erick Fedde, RHP 
18G(17GS) 91.2IP 95K 19BB 2.85/1.14 [A+]

ここ1か月ほどのナショナルズのマイナーリーガーで最もホットな存在がFeddeです。前回6月の記事を書いた時点での防御率は4.78でしたが、その後の8試合、計42.2イニングの自責点はわずか3、この間の防御率0.63という驚異的な数字を残しています。A+クラスの打者を圧倒・オ桙オ、次回登板はHarrisburg(AA)に昇格することが発表されています。こちらもTJ明けで投球回数制限が厳しく課されることが想定されています。

Tyler Watson, LHP
8G(8GS) 37.0IP 40K 8BB 2.19/0.97 [SS]

Auburn(SS)のローテーション投手として順調に投げています。与四球は1登板1つペースと悪くなく、イニング数を上回る三振を奪う素晴らしい成績。New York Penn Leagueのオールスター(8月16日開催予定)にも選ばれました。

Auburnには、Watson(2015年34順目)に加えて、McKenzie Mills(2014年18順目、8試合2.65/1.29)、Weston Davis(2014年11順目、7試合2.65/0.79)と近年の高卒入団投手がローテーションにそろっており、フォローするのが楽しいチームです。このまま3人そろって成長してくれることを期待しています。

Drew Ward, 3B 
38G 145PA 3HR 18RBI 18BB 33K .228/.324/.339 0SB [AA]
64G 268PA 11HR 32RBI 34BB 70K .278/.377/.491 0SB [A+] 

6月下旬に卒業という感じでA+からAAに昇格。その後は、やや苦しんでいる様子。ただ、直近の15試合に限れば.261ですから決して悪くない。シーズンが終わるまでにもう一暴れできると来季につながります。

Andrew Stevenson, CF 
39G 162PA 2HR 10RBI 6BB 23K .232/.259/.323 4SB [AA] 
68G 300PA 1HR 18RBI 24BB 44K .304/.359/.418 27SB [A+]

打率3割を記録し、Wardとともに6月下旬にAAに昇格。やはり昇格後に苦しんでいるところもWardと同じ。こちらも直近の11試合なら.293。盛り上がってシーズンを締めましょう。

Victor Robles, CF 
19G 87PA 2HR 7RBI 5BB 12K .236/.341/.361 9SB [A+]
64G 285PA 5HR 30RBI 18BB 38K .305/.405/.459 19SB [A]

やはり6月末にAを卒業し、ちょうどStevensonの後釜としてA+に昇格。出だしなかなかヒットが出なかった後、6試合連続安打とペースをつかんだ矢先、7月18日の試合で左手に死球を受けて「DL入り。8月6日にGCLでのリハビリ出場を開始していますので、まあ大丈夫だと思われます。

Jakson Reetz, C 
72G 283PA 4HR 31RBI 32BB 66K .216/.330/.339 2SB [A]

前回レポートじから、打率は微減。出塁率と長打率はかなり低下。健康に経験を積んでいることが救いですが、なかなか打てませんね。

Anderson Franco, 3B
11G 33PA 0HR 4RBI 1BB 5K .313/.333/.375 0SB [Rk]

GCLで開幕。ただし、GCLでも必ずしもレギュラー出場していません。出ればまずまずヒットは打っていますが。何か問題があるのでしょうか。

Carter Kieboom, SS 
22G 97PA 0HR 11RBI 8BB 28K .250/.330/.417 0SB [Rk] 

GCLの開幕以来、ほぼレギュラーとしてプレー。7月20日くらいから10日間ほど休み、心配しましたが、その後復帰しています。三振が多いことを除けば、打撃成績としてはまずまず。ホームランはありませんが、二塁打、三塁打で長打率を稼いでいます。守備面では17試合で5つのエラーを記録。これはちと多いですね。

Dane Dunning, RHP 
4G(4GS) 14.2IP 13K 4BB 3.68/1.09 [SS] 
1G(1GS) 2.0IP 0ER 3K 0BB 0.00/0.00 [Rk] 

カレッジワールドシリーズが終わるのを待ってからの契約となったため、やや遅めの7月9日にGLCでの調整登板でプロデビュー。すぐにAuburn(SS)に合流し、4試合に先発。3試合目で初黒星を喫しましたが、次の登板で5回1失点と好投して初白星。奪三振率もWHIPも悪くないし、これからに期待が持てそうです。

2016/06/18

プロスペクト・レポート (6/17まで)

前回(5月15日まで)から約1か月。17日にAuburn(SS)のシーズンが開幕し、Tyler Watsonが初登板したこともあり、My Top 10 Prospectsの選手についてフォローアップしておきます。

(※ 成績は6月17日終了時点。)

Lucas Giolito, RHP 
13G(13GS) 66.1IP 69K 30BB 2.71/1.36 [AA]
さあ、エンジンがかかってきました。前回からの1か月の間に登板した全6試合で自責点2以下(防御率1.75)。44奪三振に対してわずか10四球と、コントロールも改善。特に6月10日の試合では7イニングを投げて自責点0、1四球、12奪三振の快投。シーズン成績を見ても、AAAあるいはメジャーへの昇格の声がかかっても不思議がない数字になってきました。

Reynaldo Lopez, RHP
12G(12GS) 61.1IP 77K 23BB 3.82/1.30[AA]
チームメイトのGiolito同様、この1か月でぐっと数字を改善しました。特に、この1か月間の30イニングでの45奪三振(9四球)は素晴らしい数字。6月8日の試合では7回で13奪三振を奪っています。

Austin Voth, RHP 
12G(12GS) 68.1IP 66K 17BB 2.90/1.16 [AAA]
引き続きSyracuse(AAA)のローテーションで順調に先発を重ねています。メジャーのローテーション投手に全く空きが出ないので出番はありませんが、コールアップの一番手であることに変わりはないはず。メジャーデビューが待ち遠しいでしょう。

Erick Fedde, RHP 
10G(10GS) 49.0IP 48K 12BB 4.78/1.27 [A+]
残念な結果となっていると書いた前回記事の後、5月23日、28日にいずれも無失点の好投を演じた矢先、脇腹(肩やヒジでなくてホッとしました)を痛めたとのことでDL入り。心配しましたが、6月17日にきちんと復帰し、4回1失点。これからしっかりイニング(経験)を積み重ね、数字も改善していってくれることを期待します。

Tyler Watson, LHP
1G(1GS) 5.0IP 7K 1BB 0.00/0.80 [SS]
今季の開幕はAuburn(SS)。開幕戦のマウンドに送り込まれ、5イニングを3安打1四球で無失点に抑える堂々のピッチング。7奪三振も光ります。さあ、これからが楽しみです。

Drew Ward, 3B
58G 243PA 11HR 30RBI 30BB 61K .295/.391/.529 0SB [A+]
ほんの少し数字を落としたものの、引き続き順調なシーズンを送っており、オールスターにも選出されました。ホームランが実にいいペース。どうせならシーズン3割をクリアしてほしい。

Andrew Stevenson, CF 
63G 278PA 1HR 17RBI 22BB 41K .296/.351/.403 25SB [A+]
打撃は開幕直後の勢いを失い、シーズン打率が3割を切ってしまいました。まあ、それでも決して悪い数字ではなく、Wardとともにオールスターに選ばれています。もう一度エンジンをふかせてもらいたい。

Victor Robles, CF 
59G 263PA 5HR 29RBI 17BB 33K .315/.417/.460 18SB [A]
こちらも僅かに数字を落としたとはいえ、打率は軽く3割超を維持。盗塁数を順調に伸ばしている一方で、盗塁死は減らしており、成長を伺えます。気になるのは時々休んでいること。どこかに、あまり大きくないケガでもしているのかもしれません。

Jakson Reetz, C 
39G 157PA 2HR 16RBI 23BB 36K .220/.365/.350 2SB [A]
シーズン打率はまだ2割を少し超えた程度ですが、前回レポートからの1か月間では打率.254という数字を残しており、また出塁率は相変わらずの高水準ですから、心配しなくてもいいのかもしれません。

Anderson Franco, 3B
Auburn(SS)の開幕ロースターには名前がありません。GCLスタートなのか、故障なのか。。。