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2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2019/02/27

2018-19 Bryce Harper Watch

3月2日 
ついに決着しました。Harperの移籍先は、フィリーズ。

13年 3億3000万ドル。

Giancarlo Stantonがマーリンズと結んだ3億2500万ドルを上回るMLB史上最高額。ただ、年平均額にすると2500万ドルちょっとで、先日ロッキーズと契約延長したNoran Arrenadoの3250万ドルはおろか、パドレスと契約したManny Machadoの3000万ドルにすら及びませんでした。インセンティブやオプトアウト条項もないので、これ以上の増額はありません。これはこれで十分に大型契約ですが、おそらくHarper陣営が思ったほどの契約を得られなかった中、「総額」で面目を保ったというところではないかと推測します。

それよりも13年契約には驚きました。現在26歳のHarper、契約を終える頃には39歳となります。ノートレード条項も含まれており、フィリーズでキャリアを全うする覚悟と思われます。既に、今後はFA選手のリクルートにも乗り出すという意向が報じられているなど、フランチャイズを背負って立つ覚悟を示しています。2010年オフにフィリーズからFAとなったJayson Werthがナショナルズに加入したときとダブります。両球団の置かれている状況もちょうど反対ですし。

13年といえば、ナショナルズに在籍した7年のおよそ2倍。今後どんなキャリアを送っていくことになるかは分かりませんが、もし殿堂入りすることになれば、フィリーズの帽子を被ってになるんでしょうね。今はまだ愛着があり、応援したい気持ちもありますが、いずれは応援できなくなっていくんだろうなと思うと、さみしい気持ちになります。せめてフィリーズのファンから愛されるといいなと思いますが(フィリーズのファンだけに分かりませんね)。

ともかく、これでナショナルズもナショナルズファンも前を向ける状況になりました。特に外野陣。Juan Sotoに続いて、Victor RoblesにもHarperの抜けた穴を感じさせてくれないような大ブレークを期待しています。

2月27日
ここにきてドジャーズが再び浮上してきました。球団幹部に加えてDave Roberts監督までもがラスベガスにHarperを訪れたそうです。Harperの地元ラスベガスに近い西海岸の大都市の伝統ある球団。資金力も問題ありません。フィリーズも引き続きプッシュッしていて3億ドルを超えるオファーを提示しているとも報じられていますが、他にもジャイアンツ、パドレスも噂に上がっています。

Harperの決断は今週中(~3月2日?)と報じられていますが、はてさて。

2月24日
フィリーズのオーナーがラスベガスに乗り込んで直接対話しているとの報。ナショナルズのMark Lernerオーナーが、Harperの獲得はないだろうと再び発言。ホワイトソックスも撤退を明言。

大型補強を宣言してオフに入ったフィリーズとしては、Machadoを得られなかった以上、Harperの獲得は必須となっていますので、時間の問題と見られています。それなのになかなか決まらないというのはどういうことなんでしょうか。

2月21日
意外でしたが、Manny Machadoが先に決まりました。相手はMachadoが希望していた東海岸のチームではなくパドレスとなりましたが、10年3億ドルという超高額契約。正直なところMachadoがこんな契約を得られるとは思ってもみませんでした。

さて、これでいよいよHarperの周りも騒がしくなってきました。当然Machadoの契約内容が1つの基準になり、ここ数日、3億ドルを上回る(複数の?)契約を蹴ったという噂もあります(Borasが流している疑いもありますが)。こういう状況の元、フィリーズが最有力で、ジャイアンツも真剣にオファーしているようで、ホワイトソックスとナショナルズは撤退したと見られています。さてさて。

2月17日
スプリングトレーニングが始まってしまいました。Harperについて、フィリーズとの交渉が「三塁を回った」との噂が流れてきました。もっとも、流したのがあのJim Bowdenなのでかなり信ぴょう性は低いと思われます(現にMLB Traderumorでさえ相手にしていません)。Bowdenによれば一両日中にもということらしいので、一応注目しておきます。

2月7日
スーパーボウルも終わり、スプリングトレーニングが始まるまで10日ほどとなりました。が、まだ決まりません。6日にはジャイアンツの首脳陣がラスベガスを訪れたと報じられましたが、大きな動きはないまま。さすがにそろそろScott Borasの戦略を疑いたくなってきました。

2月2日
ここにきてパドレスが参戦。31日に首脳陣がラスベガスを訪問し、Harperと面会したようです。2月になりましたが、依然として動きは遅々としたもの。これ以上遅くなると選手としてのパフォーマンスにも影響が出そうです。もうフィリーズでもいいから、一日も早く決まってくれることを願っています。

1月27日
ドジャーズはA.J. Pollockと5年の大型契約を結んだため、Harper獲得の候補からは消えました。ホワイトソックスも関心を失っているようで、現時点ではフィリーズとナショナルズくらいしか名前が挙がっていません。だんだん心配になってきました。

1月14日
12日の土曜日にフィリーズ首脳陣がラスベガスを訪問し、Harperと直接交渉。現時点では最有力と報じられています。ただ、依然としてナショナルズの3億ドルを超えるオファーを提示してはいないようです。また、ドジャーズもYasiel PuigとMatt Kempの2人のベテラン外野手をトレード放出しており、まだまだ可能性は残されているのではないかと見ています。ホワイトソックスはむしろManny Machadoに照準を絞っているように報じられています。いよいよ熱を帯びてきました。

1月4日
年末にかけて静かでしたが、年が明けるといろいろと情報が出てきました。フィリーズとホワイトソックスは10年契約を提示したとも伝えられており、特にフィリーズは来週あたりにラスベガスに首脳陣が乗り込んで直接交渉するそうです。ただ、ナショナルズもTed Lernerオーナーが12月22日にHarperと会ったということで、まだ可能性は残されているようです。

12月16日
ウィンターミーティングが終わりました。当然ラスベガス入りしていたScott Borasが毎日記者ブリーフィングをし、いろいろ報道されていましたが、大きな進展はないまま。Harper本人はついにメディアの前に姿を現すこともありませんでした。

話はいろいろと出ていましたが、報道をまとめると以下の通りです。

・複数球団(判明しているのは、ドジャーズ、フィリーズ、ホワイトソックス)と面会。
・ある球団は(GMなど球団幹部にも秘密裡に)オーナーが単独で面会。
・ナショナルズとは面会なし。ただ、Rizzo GM、Borasとも、引き続き交渉中で再契約の可能性はなくなっていないことを明言。
・ドジャーズが外野陣のトレード放出を画策中。Harper獲得に向けた地ならしとの噂。
・Andrew McCutchenとの契約は、フィリーズのHarperへの関心に影響していない模様。
・ホワイトソックスが条件面を含めて親権に関心を示している。
・ヤンキースは関心がないとGMが改めて明言。

12月9日 
全く音沙汰がないまま日が過ぎていましたが、ここに来て意外な方向からの動きがありました。12月7日に地元ラジオ局のインタビューで、Mark LernerオーナーがHarperと再契約できるとは思っていないという趣旨の発言(I really don’t expect him to come back at this point. I think they’ve decided to move on.)をし、大きく報じられています。ナショナルズが諦めたかのように報じられていますが、そこまではっきり言っているわけではありません。何も接触していないとは考えられませんので、そういった中で何らかの意図を持って発言したものと思われます。

9日から始まるWinter Meetingではいろいろ動きがありそうです。

11月13日
12日、QOを拒否しました。当然。

ヤンキースの線は消えていないという報道がでています。Boras陣営からの要請を受けた記事ではないかとのうがった見方もあながち的外れではないかもしれません。

11月11日
先日のワシントンポストの記事もそうでしたが、なぜか昨シーズン中のHarperをめぐる話がいろいろと暴露されています。誰がどういう意図を持ってリークしているのか気になりますね。

まず、7日付でLAタイムズが、ドジャーズが7月末と8月末(ウェイバーでクレームして)の2度にわたり、HarperとYasiel Puigを中心にしたトレードを提示したもののナショナルズの上層部が拒否したと報じました。Puigのパフォーマンスに2019年まで契約が残っていることを加味するとフェアな提案とも言えますが、Puigには素行面で疑問があり、拒否は正解だったと思います。

続いて、Ken Rosenthal記者(リンク先はSIの二次記事)が、アストロズがHarperのトレードを提示していたと報じました。対価は、J.B. Bukauskas(2017年ドラフト1順目の右腕投手)、Garrett Stubbs(今季はAAAで3割以上を打った25歳の捕手)とあと1人というパッケージだったそうです。なかなかに魅力的。

いずれもHarperのFA退団によって得られるドラフト指名権(もう4順目で確定みたいですね)よりは大きな対価となったはずですが、ナショナルズは拒否。Harperとの再契約を本気で考えている(少なくとも夏の時点では考えていた)証拠でしょう。

11月7日 
9月末にナショナルズが「aggressive offer」を提示したがHarperが拒否したと、ワシントンポストが報じました。詳細は明らかにされていませんが、総額4億ドルには届かないものの史上最高額、オプトアウト条項なしと言われています。

そのタイミングでHarperが受けないことは分かっていたはずですが、ナショナルズ側に再契約の意欲があると、Rizzo GMがHarperと日常的に顔を合わせている間(シーズン中)に示す意図があったと思われます。本気度は伝わったはず。

11月6日 
ヤンキースは投手と内野手(Manny Machado?)を最優先にし、Harperへの関心は失っているという噂が回っています(ヤンキースのことですから分かりませんが)。一方で、資金力のあるホワイトソックス、カージナルスも現実的な可能性とともに関心を持っているそうです。5日から各球団のGMが集まるミーティングが開催されていますが、まだここでは動きはないはずです。

11月3日
ナショナルズからQO(来季1年1790万ドル)の提示がありました。受けるかどうかの期限は10日後に設定されていますが、Harperが受ける理由がありませんので、ただの手続き。

これでもし仮にHarperが他球団と契約することになった場合には、ナショナルズに来年のドラフトでの補償指名権が発生しますが、ぜいたく税対象となっているナショナルズなので、得られる指名権は3順目か4順目(このオフ次第)という低いものとなります。

11月1日
10月31日、ヤンキースがBrett Gardnerとの1年契約に合意。ヤンキース一筋で11年、35歳のベテラン外野手。ずいぶん力は落ちていますが控えとしてのベンチ入りは保証されます。既にかなり込みあっているヤンキースの外野陣にもう一枚ピースがはまったことでHarperへの関心にも影響がありそうです。

10月29日
ワールドシリーズが終了した翌日、公式にFAとなりました。最初の3日間はナショナルズだけが独占交渉権を持つことになりますが、この間に契約が成立することは極めて希なので、期待はしていません。

現時点でHarperに関心を持っていて、かつ資金力があると噂されているチームは、ヤンキース、カブス、ドジャーズ、フィリーズ、ジャイアンツ、そしてもちろんナショナルズ。Giancarlo Stantonの13年、総額3億2500万ドルの記録にどこまで迫るかも含め、注目していきましょう。

2018/10/27

2018 ポジションレビュー:右翼手編

WS第3戦は、延長18回、7時間を超える激闘の末にドジャーズがサヨナラ勝ち。歴史的なすごい試合でしたね。レッドソックスが2勝1敗とリードしてはいますが、単純に2勝分の価値がありそうな1勝。明日の1戦は大事になりそうです。

さて、今日は野手編の最後でライト。

開幕のレギュラーは、とうとうFA前最終年となったBryce Harper。開幕直後は絶好調でとんでもない成績を残してFA戦線に出るかと思われましたが、4月17日から突然のスランプに陥り、以降オールスターまでの打率は2割にも届かない惨憺たる結果。それでも地元ワシントン開催のオースルターには選出され、ホームランダービーで優勝すると、ここから調子を上げ、後半戦の打率はちょうど3割。ホームランも量産し、四球はリーグ最多。終わってみれば、.249/.393/.496、34本塁打、自己最多の100打点を記録して終了。FA戦線に出るには「悪くない」数字となりました。なお、守備位置は、Juan Sotoの台頭、Michael Taylorの打撃不振という状況の中でセンターを守れないAdam Eatonが復帰/打撃好調だったため、Harperがセンターにも入りましたが、やはり無理していたように見えましたので、再契約してもセンターが定位置となることはないでしょう。

レフトとして開幕したものの、7月に故障から戻ってみればJuan Sotoにポジションを奪われていたAdam Eatonが後半戦のライトを守りました。出場すれば結果を残すEatonは今季も健在。370打席にとどまったものの.301/.394/.411の結果はリードオフとしては十分なものでした。

もちろんHarperの去就が最大の注目です。Harperが再契約すれば、当然ライトでレギュラーとなります。仮にHarperと再契約できない場合ですが、能力的にはEatonで十分です。問題は健康面。2年続けて長期離脱したことを踏まえると、何の備えもなくという訳にはいかないでしょうから、それなりに力のある外野手の補強に走るものと思われます。

2018/10/24

2018 ポジションレビュー:中堅手編

WS第1戦はChris SaleとClayton Kershawの両エースのガチンコ対決で見応えがありました。勝負の分かれ目は同点とされた直後、5回裏のMookie Bettsの打席だったでしょうか。

さて、本日のポジションレビューはセンターです。

前年の活躍が評価され、センターのレギュラーとして開幕したMichael Taylor。守備は相変わらず超一級でしたが、いかんせん打てませんでした。6月中旬にレギュラーを外されるまで打率はずっと2割前後の低空飛行。その後、Bryce Harperと併用されながら次第に出場機会を減らし、9月になるとVictor Roblesが昇格してきたことで先発出場はわずか2試合。Harperの去就に左右されるところもありますが、来季の構想からは外れている可能性が高そうです。

9月にはRoblesが10試合に先発出場。出場機会が増えるごとに調子を上げ、最終的には66打席で.288/.348/.525、3本塁打、3盗塁。守備にはまだ不安を残しましたが、来季の開幕レギュラーとして期待できる内容でした。

来季のレギュラーはRoblesでいいと思います。仮にRoblesをトレードで出せば、現状での候補はTaylorかAndrew Stevensonとなりますが、どちらもレギュラーには弱いと判断されているはず。新たにセンターを獲得しにいくのはかなり大変であり、Roblesを放出する選択肢はないでしょう(そう思いたい)。TaylorもStevensonも守備はいいので控えには適役ですが、2人とも残留という可能性は低いのではないかと思います。出すとすれば、実績があり、年俸調停最終年となるTaylorが有力か。Harperと再契約することになればなおさらです。

2018/10/09

2018シーズンレビュー3: 野手MVP Bryce Harper

NLDSはドジャーズとブリューワーズが強さを見せて勝ち上がり、ALDSでもアストロズが勝ち上がりを決めています。前年のリーグチャンピオンがともに連覇に王手を書けたことになりますね。ALDSの残りはレッドソックスが2-1とヤンキースをリード中。このままレッドソックスが勝ち上がれば、4チームとも順当、ということになりますが、さて。

本日は野手MVP。投手に比べてかなり難しい選択となりました。


GPARHRRBISBBAOBPSLG
Trea Turner162740103197343.271.344.416
Bryce Harper1596951033410013.249.393.496
Wilmer Difo1484565574210.230.298.350
Anthony Rendon1365978824922.308.374.535
Michael A. Taylor1343854662824.227.287.357
Juan Soto1164947722705.292.406.517
Adam Eaton95370555339.301.394.411
Matt Adams942773718480.257.332.510
Mark Reynolds862352613400.248.328.476
Ryan Zimmerman853233313511.264.337.486
Matt Wieters76271248300.238.330.374

球団ワシントン移転後たったの2人しか達成していない全試合出場のTrea Turnerは、リーグの盗塁王も獲得。1,2番としてしっかりテーブルをセットした結果は103得点に表れています。ショート守備でもいいプレーを見せてくれました。

Anthony Rendonは二塁打、打率、長打率でチームトップ。4番として打線をしっかりと支えた功績は大。ゴールド・グラブ級のサード守備でもチームを救ってくれました(もっとも、ロッキーズのNolan Arenadoがいるため受賞はなりませんが)。

ルーキーとはいえ、チーム最高の出塁率、そしてOPSを記録したのはJuan Sotoでした。デビューしたのが5月下旬で出場は116試合にとどまりましたが、それで22本塁打70打点。まだ19歳ということを加味しなくても素晴らしいシーズンでした。

迷いましたが、2018年のナショナルズのMVPはやはりBryce Harper。打率.249は自己最低。特に4月から7月にかけての打率は2割前後で、チームの不振の大きな理由となっていたことも事実。ですが、そんなスランプでも、欠場したり、DL入りしたりすることなくラインナップに名前を連ね続け、100得点、100打点、100四球以上を記録したことは評価を受けるべき結果です。FA前の最終年に、できるだけのことはしてナショナルズに貢献してくれたと思います。

もちろん、来シーズンもナショナルズのHarperでいてくれることを願っての選出でもあります。

2018/10/01

9/28-30@COL 辛うじてシーズン勝ち越し

シーズンの最後はデンバーでのロッキーズ3連戦。ナショナルズは名実共に優勝争いが終了していましたが、ロッキーズにとってはポストシーズン進出、さらには球団創設史上初の地区優勝をかけた大事なシリーズでした。結果はナショナルズの1勝2敗。ドジャーズが3連勝したため、ロッキーズとドジャーズが完全に並び、10月1日に1ゲームプレーオフ(勝てば地区優勝、負ければワイルドカード)を行うことになりました。

ナショナルズとしては、1つ勝ったことで、シーズン成績82勝80敗の勝ち越しで終了。2012年以降では最低の結果となりましたが、それでも勝ち越し、地区2位に入ったことは最低限評価していいと思います。

9/28 L2-5
序盤に大量のランナーを出しながら残塁の山を築き、結局これが響きました。Joe Rossがまずまずのピッチングを見せていましたが、5回裏につかまってしまいました。ナショナルズも負けましたが、フィリーズも敗れたため、この時点で地区単独2位が確定しました。

9/29 W12-2
初回、Juan Sotoの2点タイムリーツーベースで先制し、2回にもTrea Turnerの2ランなどで3点。5回にはSotoに22号ソロ(10代での22号はBryce Harperに並び史上2位タイ)が出て、その後も追加点を重ねて計12得点。この大量援護もあって先発のStephen Strasburgが6回2失点で10勝に到達しました。

9/30 L0-12
シーズン最終戦は地区優勝・ポストシーズンに向けて燃えるロッキーズに圧倒されて終わりました。まあ、仕方ないでしょう。Bryce Harperの最終打席は9回表に回ってきて、ライト線への二塁打。試合後のインタビューでは涙ぐんでいたように見えたHarper。なんとか戻ってきてほしいですね。

2018/07/13

オールスター(地元開催)にHarper, Scherzer, Doolittle

7月17日にナショナルズ・パークで開催されるオールスターゲームに出場する選手の発表がありました。ナショナルズからはファン投票で選ばれたBryce Harperと、投手陣からMax ScherzerとSean Doolittle。打率2割1分の選手が先発出場というのは首を傾げますが、スターはスターですから。まあ、順当なところでしょう。

Bryce Harper, OF 
Max Scherzer, RHP 
Sean Doolittle, LHP 

加えて、最後の1枠を巡るファン投票大勝の5人にTrea Turnerが入っていましたが、あっさり敗退しました。

ところで、元ナショナルズのWilson Ramosがア・リーグの正捕手として、また投手陣には、パイレーツのクローザーFelipe Rivero(改姓してVazquez)とアスレティックスのクローザーとして活躍中のBlake Treinen(防御率0.81!)が選ばれています。

また、前日に開催されるFutures Gameに以下の2選手が選ばれました。どちらも期待のプロスペクトで特に今季調子が良いので楽しみです。

Carter Kieboom, SS 
Luis Garcia, SS 

2018/05/02

2018年3-4月をふりかえる

昨シーズンのショックから完全に立ち直れないままに迎えた開幕。レッズ相手に好スタートを切りましたが、その後は負けが込み、2015年8月以来、久しぶりの月間負け越しとなりました。異常なほどのロースターの動きに現れたように相次ぐ故障に見舞われたことは事実ですが、チャンスに打てない、ブルペンがこらえきれない試合があまりにも多過ぎました。結果、接戦を落とし続け、総得点126点が総失点122点を上回っているのに3つも負け越し。

ファンの間ではDavey Martinez監督への疑問・批判の声が次第に高まっています。そんな中でも前向きな様子を見せ、自らの非を認めているところは立派だなと思ったりもしますが、監督が選手にインタビューでかばわれてるというのはやはり変だなと思ったりもします。特にブルペンの起用法はかなり疑問。かなり疲弊させた状態で4月を終えており、この先にも不安が漂います。

ナ・リーグ東地区(2018年4月末時点)

WLPCTGB
New York179.654-
Atlanta1611.5931.5
Philadelphia1612.5712.0
Washington1316.4485.5
Miami1018.3578.0
開幕4連勝の好スタートを切ったナショナルズでしたが、直後に5連敗。以降も負けが込み、地区4位のスタートとなりました。首位はメッツですが、開幕から11勝1敗のロケットスタートの後は失速。むしろ、若手が育ってきたブレーブスとフィリーズの勢いのほうが脅威かもしれません。いずれにせよまだまだ射程圏、しっかり立て直すことが重要です。

Hitter of March/April 2018: Bryce Harper


PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Trea Turner134.284.381.379141712
Bryce Harper131.247.458.528238193
Michael Taylor109.222.294.38417399
Howie Kendrick107.287.318.50594110
Ryan Zimmerman106.184.245.37894130
Wilmer Difo85.233.321.2749082

この成績を見れば月間MVPはBryce Harperで順当に見えます。しかし、前半と後半では別人でした。4月16日までの17試合の成績は.315/.487/.778、8本塁打、17打点というリーグMVP級のものでした。が、以降の12試合は.143/.415/.143、0本塁打(というか長打0)、2打点。ひたすら歩かされて調子を崩した2016年シーズンを思い出させる急落ぶり。我慢です。

全体的に低打率にあえぐ中、よく頑張ってくれたのがHowie Kendrick。Kendrickがいなければこの打線はどうなってしまっていたことか。逆にRyan Zimmermanの低迷は深刻。昨シーズンは打球の角度が上がり、好成績につながっていましたが、今シーズンは開幕からいい当たりがゴロで野手の正面を突くというシーンが目に付き、そうこうしているうちに本当に調子を崩してしまった感じです。

Pitcher of March/April 2018: Max Scherzer

GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer639.05571.620.821
Stephen Strasburg639.22433.631.034
Tanner Roark638.02323.551.026
Gio Gonzalez633.23372.671.426
Jeremy Hellickson315.1094.111.239
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle1313.0502.080.538
Brandon Kintzler1515.0164.201.200
Ryan Madson1514.0245.791.714
Sammy Solis1510.1035.231.548
Trevor Gott99.1003.860.964
投手陣はよく頑張っていると思います。先発投手陣ではMax Scherzer、ブルペンではSean Doolittleが圧倒的に素晴らしい結果を残しているのは事実ですが、他の投手も十分よく頑張っています。打線さえしっかり援護してくれていれば、Scherzer以外の4人もそれぞれあと1つずつは白星が付いてもよかったはず。ブルペン陣も、状態の悪い日に投げて打ち込まれたためこんな数字ですが、印象としてはこんなに悪くありません。中でも、Trevor Gottはいい感じ。勝ち試合でも十分使えると思います。

2018/04/17

4/16@NYM 8回に5点差を逆転

W8-6@NYM
Hellickson 4.2IP 2ER 7H 1BB 3K
Cole(W1-1) 1.0IP 2ER 2H 1BB 1K
Madson(SV2) 1.0IP 0ER 1H 1K
Harper 2/4 HR(8) 1BB 2R 3RBI
Kendrick 1/4 HR(2) BB 2R RBI
Difo 2/4 2RBI SB(2)
Turner 2/5 R SB(7) 

この試合がシーズン序盤の転換点となるでしょうか。

まず1回表、2死走者なしからBryce HarperがJacob deGramの内角高め速球に「バットを根元から折られながら」右中間のブルペンへ運ぶソロホームランを放ち、先制。まさかあれがフェンスオーバーとは・・・という衝撃のシーン。また1つHarperが伝説を作りました。と、幸先は良かったのですが、以降はdeGromの前に7回までに12三振と、追加点を奪えそうな気配さえありませんでした。

今季初先発のJeremy Hellickson。立ち上がりは悪くはなかったのですが、疲労が見えてくるのも早く、1点ビハインドの5回途中、88球で降板。投球内容自体はA.J. Coleよりは良かったと思いますので次回もHellicksonでしょう。その後、6回裏にMatt Graceが自身のエラーもありノーヒットで2失点、7回裏にはColeが出てきていきなり三塁打、続く打者にホームランと打たれて2失点。

7回裏を終えて1-6。フォローしていましたが、正直に言って諦めていました。すみませんでした。8回表にまさかの逆転劇が待っているとは思いもよりませんでした。

口火を切ったのはダブルスイッチで途中出場していたMoises Sierraのセンター前シングル。1死後、Trea Turnerがシングルを打ったところでdeGromをマウンドから降ろすと、Howie Kendrickが歩いて迎えた満塁のチャンスにHarperが一二塁間を破り、まず2点。2死となったものの、やはりダブルスイッチで途中出場のPedro Severinoがレフト前にシングルを打って再び満塁とすると、代打のMatt Reynoldsが押出四球をもらい、もう1点。続くWilmer Difoが一二塁間をゴロで抜き、2者が還って遂に6-6の同点としました。さらにSierraへの死球で三度満塁となり、Michael Taylorがこの回2つ目の押出死球を選び、とうとう逆転に成功しました。長打は一本もなし。Sierra、Kendrick、Severino、Reynolds、Difo。決してレギュラーではない選手たちがしぶとくつないでの逆転。感動しました。

8回裏はBrandon Kintzler、9回裏はRyan Madsonが抑えて(Severinoのナイス守備もありました)、勝利。

メッツとの差はまだ5ゲームもありますが、この1勝は大きい。明日以降も楽しみになってきました。

2017/09/27

ロースター異動まとめ(2017年9月)

9/1 セプテンバー・コールアップ! Romero, Madson, Fedde, Adams, Read
9/4 FeddeがDL入り, A.J. ColeとPedro Severinoが昇格
9/7 Victor Roblesがメジャー初昇格, Stevenson, Bautistaも再昇格
9/8 Adrian Sanchezも再昇格
9/26 Bryce Harperが復帰


● セプテンバー・コールアップ! Romero, Madson, Fedde, Adams, Read
9月になり、25人ロースターが取り払われたことから、10日DL入りしていたEnny RomeroとRyan Madsonが形式上復帰しました。2人ともまだすぐにメジャーで登板できる状態ではないものの、リハビリ登板・ブルペンセッションを行っており、近く実戦復帰できる見込みです。

一方、Erick Fedde、Austin Adams、Raudy Readの3人にとってはいわゆるセプテンバー・コールアップでの昇格です。Feddeの再昇格については賛否両論ありそうですが、まあ優勝争いの雰囲気を味わせるという意義は認められると思います。Adamsは7月のメジャーデビューでは1死も取れずに降板という記録しか残っていませんので、まずは最初のアウトを記録するチャンスを与えて上げてほしいと思います。捕手のReadにとっては嬉しい初昇格。今季はAAでしっかりとした打撃成績を残していた打てる捕手。もっともこのタイミングでの昇格は予定外。試合中に打球を受けたMatt Wietersを少し休ませたいというベンチの判断と、Pedro Severinoがオプションされてから10日間は再昇格できないという要因が重なってのもの。メジャーデビューの機会まで幸運で引き寄せることができるでしょうか。


●  FeddeがDL入り, A.J. ColeとPedro Severinoが昇格
Feddeはやはりシーズン終了となりました。英断だと思います。今シーズンはブルペンに回る時期があったり、メジャーデビューを経験したりで疲労がたまっていたとしても当然。十分投げました。オプションされてから10日経っていないA.J. Coleを4日の先発投手として呼び戻すために、形の上では右腕痛みによるDL入りとなっていますが、大した故障ではない模様。しっかり休んで、来年のスプリングトレーニングでは先発ローテーション投手に名乗りを上げるくらいのピッチングを期待したい。

で、A.J. Coleがメジャー復帰し、4日に先発しました。このままレギュラーシーズン終了まではローテーション投手として投げるはず。こちらも来季の先発ローテーション入りに向けてアピールを期待したい。

また、オプションされてから10日のルールが満たされたPedro Severinoも昇格。かと言ってこの時期ですからRaudy Readも引き続きメジャーに帯同(4日の試合ではメジャー初安打を記録)。


● Victor Roblesがメジャー初昇格, Stevenson, Bautistaも再昇格
マイナーリーグのシーズンが終わったところで、Andrew StevensonとRafael Bautistaの両外野手がメジャーに合流。2人は既に40人ロースターに入っていたので、このタイミングで再昇格してくることは予想通りでした。

驚いたのは、同じタイミングでVictor Roblesがメジャーに初昇格したことでした(40人ロースターは、Erick Feddeを60日DLに移すことで対応)。組織内(というかMLB全体でもトップ10に入る)トッププロスペクトの20歳の外野手。今シーズンはAAの投手をしっかり打ち込んでいたとはいえ、20歳という若さ、まだ40人ロースターに入っていないこと、10月に開幕するAFLのロースターに名前を連ねていたことから、来季のメジャーデビューを見据えているんだろうと思っていましたので、このタイミングで呼ばれたのは全くの予想外。どの程度出場機会があるかは分かりませんが、頑張ってもらいたいですね。

なお、このRoblesの昇格に直接の影響があったのかどうかは分かりませんが、Brian Goodwinの今シーズンの復帰はなさそうだという情報が入ってきました。数日前にはランニングを開始したとの情報があり、シーズン終盤には間に合うと思っていましたが、状況が変わった模様。良いシーズンを送っていただけに残念です。


● Adrian Sanchezも再昇格
最後にAAAにオプションされてから10日が経過したAdrian Sanchezもメジャーに戻ってきました。これでセプテンバー・コールアップは打ち止めのようです。(ちなみに、40人ロースターに入っていながら呼ばれていないのは、故障者を除くとTrevor Gott、Austin Voth、Jose Marmolejosの3人だけ)


● Bryce HarperがDLから復帰
8月13日からDL入りしていたBryce Harperが復帰してきました。一時はシーズン絶望かと思われたましたが、なんとかポストシーズン前に間に合い、ほっとしました。いるといないでは大違い(数字上も、Harper離脱前に1試合平均6点台だった得点力が、離脱後は5点台前半まで落ちていましたから)。残り6試合で調整し、ポストシーズンでは爆発してくれることを期待しましょう。