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2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2018/10/19

2018 ポジションレビュー:二塁手編

ALCSはレッドソックスが4勝1敗で勝ち上がりを決めました。第5戦では、ポストシーズンに入ってから結果を出せていなかったDavid PriceとCraig Kimbrelも好投し、レギュラーシーズン108勝の強さを見せつけました。アストロズのワールドシリーズ連覇はならず。

さて今日は二塁手編。

前年までのレギュラーDaniel Murphyは、オフに受けた膝の手術からの回復が間に合わず、開幕レギュラーは2年の再契約を結んだベテランのHowie Kendrick。5月中旬までのチーム44試合のうち32試合で先発し、.303/.331/.474と期待を上回る働きを見せていました。が、好事魔多し。5月19日の守備で右アキレス腱断裂の重症を負ってシーズン終了。残念過ぎました。

Murphyは6月中旬にようやく復帰。最初の1か月は打率2割前後と低迷しましたが、7月10日からカブスにトレードされるまでの33試合では打率.360と本来の姿を取り戻しました。そんな好調のMurphyを手放さなければならかなかったというところに今季のナショナルズの無念が凝縮されているように感じるトレードでした。

で、棚ぼた式に二塁手として最も多い出場機会を得たのは、84試合に先発出場のWilmer Difoでした。ただ、途中出場や他のポジションを含めて148試合、456打席を与えられて.230/.298/.350、7本塁打、10盗塁という数字はレギュラーとしては弱い。打率は低くても、せめてマイナーでは発揮していた長打力があれば良かったのですが。

KendrickとDifoは来季も残留なので2人の併用でもいいかもしれませんが、35歳になるKendrickには健康面の不安は残ります。思い切ってレギュラー二塁手の獲得に動く可能性もあります。

2018/09/02

ロースター異動まとめ(2018年8月)

8/1 Shawn KelleyをDFA, Jimmy Corderoがメジャー昇格
8/7 Jefry Rodriguezをダブルヘッダー要員として招集
8/7 Greg Hollandと契約, Jimmy CorderoをAAAにオプション
8/8 Kelvin HerreraがDL入り, Koda Gloverがメジャー復帰
8/14 Ryan MadsonがDL入り, Sammy SolisをAAAにオプション, Tim CollinsとTrevor Gottが昇格
8/18 Jeremy HellicksonがDL入り, Trevor GottをAAAにオプション, Jefry RodriguezとJimmy Corderoが昇格
8/21 Daniel MurphyとMatt Adamsをトレード放出, Andrew StevensonとAdrian Sanchezが昇格
8/21 Kelvin HerreraがDLから復帰, Tom MiloneがDL入り
8/22 Stephen StrasburgがDLから復帰, Adrian SanchezをAAAにオプション
8/27 Kelvin HerreraがDL入り, Ryan Madsonが復帰
8/31 Ryan Madsonをトレード放出、Sammy Solisが昇格
8/31 Gio Gonzalezをトレード放出(別記事参照)

2018/08/09

2018年7月をふりかえる

7月の月間成績は11勝14敗。2か月連続の負け越しで、シーズン成績も53勝53敗のちょうど5割となってしまいました。首位フィリーズとは5.5ゲーム差。7月末のトレード期限前に特に動きを見せなかったので、まだあきらめていないようです。ファンとしては応援し続けますが、正直しんどい。

Pitcher of the Month: Max Scherzer 
ぐだぐだの先発陣の中で5戦4勝、防御率3.18ときっちりエースの仕事をしてくれました。ブルペン陣では12試合に登板して防御率1.80のMatt Graceの活躍が目立ちました。

Hitter of the Month: Daniel Murphy 
故障で出遅れ、もう本来の姿には戻れないかと懸念されていたDaniel Murphyですが、7月は.347/.410/.569、4本塁打でチームトップの17打点を記録。全体的に調子のよかった打線の中でも特に頑張りました。ルーキーのJuan Sotoは、今月もしっかり活躍し、ナ・リーグ公式の月間最優秀新人に6月に続いて選ばれました。

2018/07/01

ロースター異動まとめ(2018年6月)

6/1 Brian GoodwinがDLから復帰, Andrew StevensonをAAAにオプション
6/3 Tim Collinsが出産立会休暇取得, Jefry Rodriguezがメジャー昇格
6/5 Tim CollinsとMatt Graceが復帰, Jeremy HellicksonがDL入り, Jefry Rodriguezをマイナーにオプション
6/9 Adam EatonがDLから復帰, Wander SueroをAAAにオプション, Rafael Bautistaを解雇
6/10 Stephen StrasburgとBrandon KintzlerがDL入り, Trevor GottとWander Sueroがメジャー復帰
6/12 Daniel Murphyがようやく復帰(開幕), Adrian SanchezをAAAにオプション
6/18 Erick Feddeがメジャー再昇格, Trevor Gottをオプション
6/18 ダブルヘッダー用にAustin Vothが再び昇格
6/18 Kelvin Herreraをトレード獲得
6/19 Jefry Rodriguezが再昇格, Wander SueroをAAAにオプション, Matt AdamsがDL入り
6/25 Brandon KintzlerがDLから復帰, Jefry RodriguezをAAAにオプション
6/30 Jeremy HellicksonがDLから復帰, Sammy SolisをAAAにオプション

2018/04/04

ロースター異動まとめ(2018年3月)

3/16 Jeremy Hellicksonとマイナー契約
3/28 Miguel Monteroが40人ロースター入り, Koda Gloverが60日DL入り、Daniel DurphyとJoaquin Benoitが10日DL入り

● Jeremy Hellicksonとマイナー契約
FAとなっていたJeremy Hellickson投手とマイナー契約。昨オフ、フィリーズからQOを提示されて受諾して残留しましたが、(案の定というべきか)昨季はフィリーズとオリオールズで30試合に先発したものの8勝11敗、防御率5.43と惨憺たる成績。特に酷寒と言われるこのオフでなくてもなかなか厳しかったはず。マイナー契約でキャンプに合流しますが、報道では5番手の最有力と言われています。どうかな、私としてはA.J. Coleの奮闘に期待しています。

●Miguel Monteroが40人ロースター入り, Koda Gloverが60日DL入り、Daniel DurphyとJoaquin Benoitが10日DL入り 

いずれも予定されていた通りの動き。Miguel Monteroのための40人ロースターの枠を明けるためにKoda Gloverが60日DL入りとなりました。これによりGloverの復帰は早くても5月末となりましたが、そもそもGloverの肩は未だに投げられる状態にないそうです。このまま終わってほしくないのですが。

Daniel MurphyとJoaquin Benoitは10日DL入りとなり、復帰に向けて調整中。Benoitはフロリダでピッチングを行っているようで、そう時間はかからない見込み。一方のMurphyのひざはまだ走れないようで、チームに帯同して移動しながらバッティング練習は始めています。もう少し回復したらフロリダに向かう予定とのことです。復帰は5月かな。

2017/11/11

Murphyがシルバー・スラッガー賞を受賞, ゴールド・グラブは受賞なし

 オフの各賞発表が始まりました。

最初に発表されたゴールド・グラブ賞に、ナショナルズの選手の名前はありませんでした。Anthony Rendonが昨年に続きトップ3の得票を得ましたが、Noran Arenadoに敵うはずはありません。センターではMichael Taylorが初のトップ3の得票を得ましたが、こちらもブレーブスのEnder Inciarteの連続受賞を阻止することはできませんでした。

続いて発表されたシルバー・スラッガー賞では、Daniel Murphyが2年連続2度目の受賞。ナ・リーグの二塁手の中では打率/出塁率/長打率、本塁打、打点全てで1位の数字。ライバルが見当たりません。

2017/09/24

9/23 ブルペンが粘り, 最後はMurphyが決勝弾

W4-3(10)@NYM (Season 93-61)
Strasburg 5.0IP 3ER 7H 1BB 6K
Solis(W) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV20) 1.0IP 0ER 1BB 2K
Lind 2/2 HR(14) BB R 2RBI
Wieters 1/5 HR(10) R RBI
Murphy 2/5 double HR(23) 2R RBI

先発のStephen Strasburgは今日はピリッとしませんでした。初回の無死2,3塁のピンチは何とか切り抜けましたが、2回も先頭打者にヒットを打たれ(後続の下位打線は三者三振)、そして3回もやはり先頭打者にヒットを打たれたのを皮切りに4本の長短打を打たれて3失点。4,5回は三者凡退に抑えて試合は壊しませんでしたが、疲労困憊という感じで(また数はまだ90球手前ながら)5回を投げたところで降板となりました。

ただ、今日はブルペンが実に素晴らしかったですね。Matt Albers、Brandon Kintzler、Ryan Madson(三者連続三振)、Sammy Solisとつなぎ、リードした後の10回裏はSean Doolittleが各1イニング、つまり計5イニングを無失点。許した走者もKintzlerが打たれたシングルと、Doolittleが1人歩かせただけ。2塁ベースさえ踏ませませんでした。

打線はといえば、リードされた直後の4回にAdam Lindが2ラン、続く5回にMatt Wietersがソロを打って同点とはしましたが、その後は再三得点圏にランナーを送りながらあと一本が出ないイライラする展開。嫌な流れではありましたが、延長10回、先頭のDaniel Murphyがセンターへソロホームランを打って勝負あり。さすがメッツキラーです。

MVP: Daniel Murphy


2017/08/06

8/4 Murphy 2発, 新必勝リレー

W4-2@CHC (Season 64-43)
Roark(W9-7)  6.1IP 2ER 5H 3BB 4K
Kintzler(HD1) 0.2IP 0ER 1BB
Madson(HD) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV5) 1.0IP 0ER 1H 1K
Murphy 3/4 2HR(18,19) 2R 3RBI
Kendrick 2/3 BB 2R SB

落ちてきている感じがすると書いたナショナルズ打線。この日も出場した選手中、ヒットが出たのは3人だけ(上記2人のほかにはBryce Harperのみ)でしたが、中でもDaniel Murphyがよく頑張ってくれました。

まずは1回表、2死1塁から高々と打ち上げた打球は右中間スタンド中段に入る18号先制2ラン。続いて6回表には今度は逆方向レフトスタンドへ届く19号ソロ。さらに1点差に詰め寄られた直後の8回表にも無死1,2塁からセンター前にヒットを打ち、続くAnthony Rendonの犠牲フライにつなげました。全員は打てなくても誰かが打ってくれればそれなりに点は入ります。それが今日はMurphyでした。

投げては、先発のTanner Roarkが6回まで無失点ピッチング。7回1死からJavier Baezに2ランを打たれましたが、そこまでは3塁さえ踏ませない素晴らしい投球でした。これで9勝目。なんだかんだ言いながら2ケタ勝利目前まで来ました。

Roarkの後を受けて7回1死からマウンドに送られたBrandon Kintzlerが1点のリードを守り切ると、2点リードとなった後の8回はRyan Madsonが、そして9回はSean Doolittleが先頭打者にシングルを許しながらも、三振と併殺で3つのアウトを取ってゲームセット。新しい必勝リレーの完成です。

MVP: Daniel Murphy

2017/07/17

7/16 日替わりでマルチ本塁打(今日はMurphy)

W14-4@CIN (Season 55-36)
Roark(W7-6) 6.0IP 0ER(3R) 4H 3BB 5K
Murphy 3/4 2HR(15, 16) 2R 5RBI
Lind 3/5 double HR(7) 2R 3RBI
Heisey 3/5 double 2R RBI
Rendon 2/5 HR(19) 2R 2RBI
Lobaton 1/5 HR(3) R 2RBI
Difo 3/5 BB 3R RBI SB(3)

オールスター明けの初戦はBryce Harperが2本塁打、前日はAnthony Rendonが2発。そして今日はDaniel Murphyが初回の2ランに続き、5回には3ランを放って計5打点の荒稼ぎ。毎日日替わりでマルチ本塁打を記録する選手が出てくるだなんて、聞いたことがありません。しかも、それ以外の選手たちも打ちまくる素晴らしい破壊力。今日も17安打(うち5本塁打)で14得点と、存分にその力を見せてくれました。

ただし、8回表のRendonのソロ本塁打とJose Lobatonの2ランは、いずれもDrew Storenから打ったもの。うーん、Storenからだけは打たないでやってほしかった。。。

一方、ナショナルズ先発は Tanner Roark。2回を終えて4-0と、序盤としては十分なリードをもらいました。不可解な三振振り逃げや味方のエラーに足を引っ張られた結果、3回に2失点、5回にも1失点はしましたが、最低限しっかりと試合を作っていたと言っていいでしょう。また、自責点はゼロでの勝利ということでこちらも少しでも自信を持ってくれればいいと思います。

MVP: Daniel Murphy

2017/07/08

7/7 9回3点差を跳ね返し,サヨナラ勝ち

W5x-4(10) Braves (Season 51-35)
Scherzer 7.2IP 4ER 6H 1BB 10K
Albers(W5-1) 0.2IP 0ER
Murphy 2/5 R 2RBI
Zimmerman 2/4 BB R
Wieters 1/3 SF 2RBI

9回裏をむかえた時点では完全な負け試合でした。打線はブレーブス先発のR.A. Dickeyのナックルボールの前になすすべなく、得点は6回裏にMatt Wietersのタイムリーで取った1点のみ。ナショナルズ先発のMax Scherzerも負けず劣らずの好投でしたが、3回表にBrandon Phillipsのタイムリーで1点、そして同点で迎えた7回表に、やはりこの人Freddie Freemanにライトのポール際へ勝ち越しソロ本塁打を被弾。さらに8回表は2死走者なしとしながら四球、シングルで1,3塁のピンチを作ったところで降板。しかも、この場面で出てきたOliver PerezがまたしてもFreemanに2点タイムリーを打たれ、1-4。流れは完全にブレーブスにありました。

しかし、9回裏に突如反撃を開始しました。先頭のBryce Harperが一二塁間を破り、Ryan Zimmermanが四球を選んで無死1,2塁。ここから、Daniel Murphy、Anthony Rendonに連続タイムリーが出て1点差。さらに、1死後Wietersが犠牲フライを打ち上げ、遂に同点に追い付きました。

こうなると勢いはナショナルズ。10回裏、途中からダブルスイッチでショートに入っていたAdrian Sanchezがセンター前ヒットで出塁。Sanchezにとってはこれが嬉しいメジャー初安打(6打席目にして)。1死後、Zimmermanの一二塁間のヒットで1,3塁とすると、Murphyがいとも簡単に逆方向にはじき返した打球はレフトの頭上を越えるサヨナラ打となりました。

おいおい勝っちゃったよ、という感じでした。が、ともかく勝ちは勝ち。良しとしましょう。

MVP: Daniel Murphy

2017/07/07

MLBオールスターにZimmerman, Murphy, Harper, Scherzer, Strasburg

MLBのオールスターが発表になりました。ナショナルズからは、ファン投票で選ばれたRyan Zimmerman(一塁手)、Daniel Murphy(二塁手)、Bryce Harper(右翼手)に加え、投手陣からMax ScherzerとStephen Strasburgの2人が選出され、計5人が栄誉に輝きました。5人の選出は昨年に続き2年連続です。というか、昨年の5人のうち、Wilson RamosがZimmermanに代わっただけで、あとの4人は同じ顔触れです。

Ryan Zimmerman, 3B
Daniel Murphy, 2B
Bryce Harper, OF
Max Scherzer, RHP
Stephen Strasburg, RHP

なんといっても嬉しいのは、そのZimmermanが選ばれたこと。2009年以来、実に8年ぶり2度目。前回はチームから誰か1人は選ばれなければならないルールの対象として出させてもらった感もありましたが、打撃各部門で上位に顔を出している今回は文句なしのファン投票での選出。オールスターの舞台でも大いに目立ってくれることを期待しています。

一方で、選ばれても良かったのにと思われるGio GonzalezとAnthony Rendonの2人は落選。

Gioはこのブログでも何度も紹介しましたが、とにかくずっと安定したピッチングを続け、防御率は現時点でリーグ3位と成績的にも申し分はありません。オールスターが開催されるマイアミは地元であり、おそらくはこのオールスターでフィーチャーされるであろうJose Fernandezとはかなり近い友人でした。ナショナルズから3人の先発投手というのは難しかったとすれば、今年に限ればStrasburgよりもGioを出してあげたかったです。(欠場する投手の代わりでよばれる可能性はありますが、それでもStrasburgかScherzerの代わりでなければ無理でしょう)

Rendonは、あまり目立ちませんが、いつの間にやら打率3割に到達し、サードでも好守を連発していました(守備ではロッキーズのNolan Arenadoには及びませんが)。最後の一枠を争うFinal Voteの対象となっていましたが、同じ三塁手のドジャーズのJustin Turnerに敗れました。残念。

7/4 Murphyメッツ戦で打ち過ぎ

W11-4 Mets (Season 50-34)
Ross(W5-3) 7.0IP 2ER 8H 3BB 6K
Murphy 4/5 double R 5RBI
Harper 3/4 BB 3R 2RBI
Difo 2/4 BB 3R
Raburn 1/2 doube BB 2RBI

Daniel Murphyが5打数4安打5打点と大暴れ。2015年のオフにメッツからFAとなってナショナルズに加入したMurphyですが、昨シーズン、そして今シーズンとここまで対メッツ戦には31試合に出場し、121打数49安打(打率.405)、34打点と打ちまくっています。ナショナルズファンとしては嬉しいのはもちろんですが、メッツで育成され、FA前最終年に開眼した選手であり、メッツファンとしては複雑な心境だろうなと思います。

そのMurphyと、Murphyの前を打つBryce Harperが活躍すれば得点力は上がります。同点で迎えた5回裏にMurphy、Harperの連続タイムリーなどで4点を奪って勝ち越し、6回裏にもMurphyのタイムリーなどで3点を追加して、早々に試合を決定付けました。

先発のJoe Rossは、ピリッとしないながら大量リードに守られて勝つという今季よく見るパターンで勝ち投手となりました(Rossが先発し、打線が2ケタ得点してくれた試合は、実にこれで7試合目。他の投手の先発試合全部合わせて7試合。)。1回表、Jose Reyesに先頭打者を打たれて先制されたのを始め、毎回毎回ランナーを背負いながらぎりぎりのところで踏みとどまるという微妙な内容。7点リードとなった最終7回表だけは、唯一三者凡退で終わりましたが、手放しで喜べる感じではありません。Tanner Roarkとともに投げる度に不安にさせられます。

MVP: Daniel Murphy

2017/04/24

4/23 Murphyの満塁弾でメッツもスウィープ

W6-3@NYM (Season 13-5)
Scherzer(W3-1) 8.0IP 3ER 5H 1BB 9K
Glover(SV2) 1.0IP 0ER K
Murphy 1/4 HR(3) R 4RBI
Zimmerman 2/3 HR(6) BB R 2RBI
Harper 2/4 2R

今夜も寒いニューヨークでの試合。1回表、Adam Eaton死球、Trea Turner内野安打、Bryce Harper流し打ちのシングルで作った無死満塁のチャンス。今シーズン初めて4番に入ったRyan Zimmermanは三球三振に倒れたものの、続くDaniel Murphyが真ん中低めの速球をすくい上げた打球は右中間スタンドへの満塁弾。あっという間に4点を先制しました。

その後、メッツのZach Wheelerの前に打線は沈黙しましたが、ナショナルズ先発のMax Scherzerも踏ん張り、2本のホームランで1点差まで詰め寄られながらもリードを守り切ると、8回表に4番Zimmermanが特大の2ランをレフトスタンドに打ち込み、3点差。Scherzerが8回まで投げ切ると、最終回は連投となるKoda Gloverが打者3人を危なげなくアウトにとり2セーブ目。

意外なほどあっさりとメッツをスウィープし、これで7連勝。貯金8で30球団最高勝率となりました。

ロード10連戦の最初の6戦を(当然ですが)6連勝。次はデンバーでロッキーズとの4連戦となりますが、1つ勝てばいいんじゃないかというくらいの気楽な遠征です。いけいけ!

MVP: Daniel Murphy

2017/04/15

4/14 今季初のサヨナラ勝ち(Murphy決勝打)

W3x-2(10) Phillies (Season 6-4)
Strasburg(ND) 7.0IP 2ER 5H 2BB 8K
Kelley(W1-0) 1.0IP 0ER 2K
Rendon 2/5 double RBI
Murphy 2/5 double RBI

先発のStephen Strasburg。速球はよく走り、コントロールもまずまず、111球の力投で7回2失点。惜しむらくは、2回表に簡単にストライクを取りに行ってTommy Josephにソロホームランを打たれたことですが、2点目のCesar Hernandezのタイムリーは甘いボールでもなかったので仕方なかったと思いますし、投球内容はとても良かったと言えるでしょう。

しかし、打線がなかなか援護できず。先制された直後の2回裏、Matt Wietersのタイムリーで同点としましたが、なお1死1,3塁のチャンスで勝ち越すことができませんでした(ただし!Wilmer Difoが見逃し三振に倒れましたが、これは、主審のひどい判定、つまり、明らかにベースの上を通っておらず、実際他の打者に対してはボールとコールしていた内への速球を2つもストライクとコールした結果であり、あれでDifoを責めるのはあんまりです)。以降はチャンスらしいチャンスも作れないまま推移し、Strasburgが7回表を投げ終えた時点では1-2とリードを許していました。

そんな中、なんとかStrasburgの黒星を消す同点打を7回裏に打ったのがAnthony Rendonでした。先日調子が上がっていないと書いたばかりでしたが、この日は第2打席で内野安打を放つと、7回裏2死2塁の場面で右中間のフェンス・スコアボードに直撃するタイムリー二塁打をかっ飛ばしました。これが今シーズン初の二塁打(長打)。少しずつでも調子を上げてくれるきっかけになるといいのですが。

調子が悪かったと言えば、ブルペン陣ですが、今日は頑張りました。8回表はKoda Glover、9回表はBlake Treinen、そして10回表はShawn Kelleyがそれぞれ無失点で終え、同点を維持しました。Treinenはまだボール先行の心配なピッチングでしたが、1イニング無失点というこの結果で楽になってくれるといいと思います。

で、迎えた10回裏。主役はやはりこの人たちでした。まず先頭のBryce Harperが鋭いライナーをライト前にはじき返すと、続くDaniel Murphyがレフトの左へ技ありの一打(記録は二塁打)を放ち、一塁からHarperが激走、最後はヘッドスライディングでサヨナラ勝ちを収めました。勢いの出そうな勝ち方だったので、明日から連勝を期待しています。

MVP: Daniel Murphy

2017/04/12

4/11 Murphy以下、打線の勢い止まらず

W8-3 Cardinals (Season 5-3)
Gio(W1-0) 7.0IP 1ER(2R) 6H 6K
Murphy 4/5 2double HR(2) 2R 5RBI
Wieters 2/3 double HR(1) R RBI
Werth 1/4 HR(1) R RBI
Harper 1/2 double 3BB 2R

前日の8回裏に7点を挙げたナショナルズ打線。この試合でも勢いはそのままでした。引っ張ったのはDaniel Murphy。まずは0-1で追いかける3回裏、Bryce Harperが歩かされて2死満塁となったところで打席に入り、一二塁間をゴロで破る逆転2点タイムリー。続いて5回裏には、やはり四球のHarperを置いてライトへ2ラン。さらに8回裏、2死2塁からダメ押しとなるセンターへのタイムリー二塁打。もう1本二塁打を打って、この日は計4安打、自己最多に並ぶ5打点を記録しました。前を打つHarperが警戒される中でのこの貢献は価値があります。

また試合展開という意味では、4回表に追いつかれた直後にJayson WerthとMatt Wietersが打った2本のソロホームランも大きな価値がありました。Wietersはホームランこそこれが1号ですが、ここまで8試合に出場(うち7試合で先発)し、.435/.552/.739。OPS1.291は、なんとMurphy(1.264)をも上回るチームトップ。絶好調です。

この援護を受けた先発のGio Gonzalezもよく頑張りました。4回までに2点は失いましたが、4回裏に勝ち越してもらった後の5-7の3イニングをきっちり9人で終える好投。今季初白星です。

心配なのは、昨日のヒーローStephen Drew。5回裏にピッチャーゴロを打ち、ファーストに向かう途中で腿の裏を傷めて途中交代。試合後のコメントからすると同じような箇所を傷めたTrea Turnerより重症でDL入りは確実な模様です。40人ロースターの健康な選手でショートを 守れるのはWilmer Difoだけという心配な状態になってしまいました。

MVP: Daniel Murphy

2017/03/21

WBC 2017:第2ラウンドまとめ

第2ラウンドが終わり、舞台は決戦の地、ロサンゼルスへ。残るは4チーム。前回覇者のドミニカ共和国は姿を消し、準決勝の組合せは、オランダ対プエルトリコ、米国対日本となりました。

以下、第2ラウンドのまとめです。

[プールE(@東京)] 
1. 日本(3勝) 
2. オランダ(2勝1敗) 
3. イスラエル(1勝2敗) 
4. キューバ(3敗) 

日本が3連勝で1位での準決勝進出を決めました。初戦のオランダ戦を延長11回4時間46分の激闘の末にものにすると、続くキューバ、イスラエルとの試合はいずれも終盤に打線が機能して完勝。6連勝での準決勝進出は、日本チームとしては4度目のWBCで初めて。開幕前はスター不在で(過去3大会に比べると)期待感があまり大きくなかったサムライジャパンでしたが、ここまでの戦いぶりは見事です。2位は、日本との初戦に惜敗したものの、イスラエルとキューバを連続コールドで撃破したオランダ。4番に座るヤクルトのWladimir Balentienが3本塁打10打点と打線を引っ張りました。イスラエル、キューバはちょっと力不足(特に層の薄さ)を感じさせました。

さて、元ナショナルズ勢では、オランダのShairon Martisが日本戦で同点の4回途中から登板し、3イニングを1失点。キューバ戦でも1イニングを無失点。日本戦では球数制限ぎりぎりまで投げさせられるなどベンチの信頼を得ており、準決勝でも起用が予想されます。同じくオランダのRandolph Oduberも9番レフトとして2試合に先発しました。

イスラエルのJason Marquisは初戦のキューバ戦で6回途中までDespaigneのソロ本塁打による1失点に抑える好投で同点のまま後を託し、チームの勝利に貢献しました。

[プールF(@サンディエゴ)] 
1. プエルトリコ(3勝) 
2. 米国(2勝1敗) 
3. ドミニカ共和国(1勝2敗) 
4. ベネズエラ(3敗) 

前回大会決勝の再現となったグループ初戦でプエルトリコがドミニカ共和国を破り、前回大会からのドミニカ共和国の連勝を11で止めました。勢いに乗ったプエルトリコは続く米国戦の初回に怒涛の6連打で4点を先制、1点差まで迫られましたが振り切って2連勝。消化試合となったベネズエラにも大勝してこちらも6戦全勝での準決勝進出を決定しました。ともに1勝1敗で迎えたドミニカ共和国との大一番を制した米国が2位通過。4回のGiancarlo Stantonの2ランは一見の価値のある凄い一撃でした。前回覇者ドミニカ共和国はここで敗退。ベネズエラは上位3チームとは明らかな力の差を感じさせました。

さて、ナショナルズ勢ではドミニカ共和国のEnny Romeroはプエルトリコ戦で1回2/3を5人で片づける好投(1奪三振)。第一ラウンドに続いて100マイル近い速球を連発しました。心配なのは米国のDaniel MurphyとTanner Roark。Murphyは第2戦のプエルトリコ戦にDHとして先発しましたが2打席凡退で途中交代。Roarkに至っては登板機会すら与えられませんでした。シーズンに向けた調整という意味では極めて心配です。(→日本戦の先発がRoarkと発表されています。)

元ナショナルズ勢では、Tyler Clippardがドミニカ共和国戦で登板。ソロ本塁打を打たれたもののリードを守って後ろにつなぎました。

2017/03/14

WBC 2017:第1ラウンドまとめ

既に東京では第2ラウンドが始まっています(今日も日本はいい勝ちっぷりでしたね!)が、西半球ではようやく第1ラウンドが終わりましたので、ここまでをまとめておきます。

[プールA(@ソウル)] 
1. イスラエル(3勝) 
2. オランダ(2勝1敗) 
3. 韓国(1勝2敗) 
4. 台湾(3敗) 

開幕戦で延長10回の末に韓国を下したイスラエルが勢いに乗り、まさかの4連勝で1位通過。前回大会でもベスト4に入ったオランダが今大会もいいチームを作ってきて2位通過。ともに2連敗で迎えた韓国と台湾の第3戦は消化試合となってしまい、同じアジア勢としては寂しい思いでした。特に韓国は、もうちょっと頑張れよ。

ナショナルズから出場の選手はいませんでしたが、元ナショナルズでは、(日本戦の際にtwitterで発信したように)2008-2009年にナショナルズで投げたShairon Martisがオランダのブルペン投手として貢献しています(2試合2イニング無失点)。特に、台湾戦では同点に追いついた直後の9回表を無失点で抑え、その裏のサヨナラ勝ちに繋げました。また、イスラエルのエースとしてJason Marquisが韓国戦とオランダ戦に先発し、計4イニングを無失点と好投。また、2016年の春に解雇されるまでナショナルズのマイナー(最後はAA)でプレーしたRandolph Oduberが、オランダの9番レフトとして3試合ともフル出場と頑張りました。

[プールB(@東京)] 
1. 日本(3勝) 
2. キューバ(2勝1敗) 
3. オーストラリア(1勝2敗) 
4. 中国(3敗) 

初戦でキューバとの打ち合いを制した日本が危なげなく3連勝で1位通過。筒香、中田の2人がともに2本塁打ずつ。日本に敗れたものの、主砲Despaigneの満塁弾でオーストラリアを振り切ったキューバが2位通過。中国は3試合で1得点に対して24失点とまだまだ実力不足が露わとなりました。

このプールには元も含めてナショナルズ関係の選手はいませんでした。

[プールC(@マイアミ)] 
1. ドミニカ共和国(3勝) 
2. アメリカ(2勝1敗) 
3. コロンビア(1勝2敗) 
4. カナダ(3敗) 

前回覇者のドミニカ共和国とアメリカが同組となったプールC。結果的にはこの2国が順当に第2ラウンド進出を決めましたが、コロンビアの2敗はいずれも延長戦を戦って力尽きたもので、実は際どいものでした。カナダは3試合とも完敗。

ナショナルズから出場の選手で大注目を集めたのが、ドミニカ共和国のEnny Romero。コロンビアとの試合で同点の10回裏に登板し、2三振を含む三者凡退に抑えて勝利投手となりました。話題となったのはその内容。打者3人に対して投じた14球全て直球(フォーシーム)で、最速100.1マイル、平均98.5マイルと、文字通り力でねじ伏せました。うち10球がストライクとコントロールも悪くない。ナショナルズのキャンプからは離れていますが、開幕ブルペン入りに向けて強烈なアピールとなっています。

コロンビア代表のJhonatan Solanoは、1試合は捕手として、2試合はDHとして先発出場し、3試合で10打数4安打1打点というこちらも好成績を残しました。

一方、アメリカ代表の2人はぴりっとしませんでした。Tanner Roarkはドミニカ共和国戦の5回裏途中から2番手としてマウンドに上がりましたが、5-0とリードして迎えた6回裏にManny Machadoにソロ本塁打、連続四球の後、Carlos Santanaにタイムリーを打たれ計2失点。この回限りで降板したのでその時点ではリードを保っていたものの、ドミニカ打線に反撃の糸口を与えたことは確か。この後の逆転負けの責任者の1人と言わざるを得ないでしょう。Daniel Murphyは初戦のコロンビア戦では7番DHでフル出場したものの4打数ノーヒットの2三振。あとの2試合はベンチを温めていました。

元ナショナルズでは、アメリカ代表のTyler Clippardがコロンビア戦で延長10回表を無失点で終えて勝ち投手になったのを含め2試合計3イニングを投げて許した走者は四球の1人だけ、4奪三振と好投中。また2013年ドラフト4順目で入団し、AAで投げていた2015年夏にJonathan Papelbonとのトレードでフィリーズに移籍したNick Pivetta(昨年はAAAに昇格し、この春はメジャーのスプリングトレーニングに参加し先発機会ももらっている)が、カナダ代表としてコロンビア戦に先発し、4回を1失点と好投しました。

[プールD(@ハリスコ・メキシコ)] 
1. プエルトリコ(3勝) 
2. ベネズエラ(1勝2敗) 
3. イタリア(1勝2敗) 
4. メキシコ(1勝2敗)

4つの第1ラウンドのうち最も激しい闘いとなったのがこのプールDでした。前回大会準優勝のプエルトリコはベネズエラをコールドで降すなど、力のあるところを見せて3連勝で1位通過しましたが、2位争いは熾烈でした。まず9日の初戦、イタリアが4点差を追いかける9回裏に一挙に5点を奪うまさかの大逆転でメキシコに勝利(イタリア○10-9●メキシコ)。続くイタリア対ベネズエラ戦は、4回までに0-5とリードされたベネズエラが一時は8-5と逆転。粘るイタリアに8回裏に追いつかれ、9回表に2点を勝ち越しながら、その裏に再び追いつかれました。しかし、そのイタリアの同点打の際に、一気にサヨナラを狙ったランナーを本塁でタッチアウトにし(ただし、このプレーで捕手のSalvador Perezが負傷)、延長10回表のMartin Pradoのタイムリーで勝ち切りました(ベネズエラ○11-10●イタリア)。2連敗で後がなかったメキシコが、最終戦でベネズエラに打ち勝ち(メキシコ○11-9●ベネズエラ)、これで3チームが2勝1敗で並びましたが、2位通過できるのは1チームのみ。「失点率」で最下位となったメキシコ(得失点差なら+1でトップなのに、ということで揉めました)が脱落し、残るベネズエラとイタリアがタイブレークの一発勝負。この試合も1-2でリードされていたベネズエラが9回表にMiguel Cabreraのホームランで追いついた後、さらに2点を追加して逆転。しかも、2点目はスクイズによるもので、9回裏に粘るイタリアが1点を反したため結局これが決勝点になりました(ベネズエラ○4-3●イタリア)。いやはや、書いていて疲れました。。。

ナショナルズの選手では、メキシコのOliver Perezが2試合、1回1/3を投げて無失点、被安打2という記録を残していますが、実は、初戦のイタリア戦、2点リードの9回裏無死満塁で火消し役を託されながら対戦した2人の打者に連打を許し、逆転サヨナラを喫したときにマウンドに立っていたのがPerezでした。

元ナショナルズの選手では、2009年ドラフト4順目入団(Stephen Strasburgの同期)で2011年の1月にTom Gorzelannyのトレードパッケージの1人としてカブスに放出したA.J. Morris(その後パイレーツ、レッズと渡り歩き、29歳となった昨季レッズのブルペン投手としてメジャーデビュー)がイタリア代表に参加。メキシコ戦、ベネズエラ戦ではいずれも中継ぎとして登板して打たれましたが、タイブレークのベネズエラ戦で先発起用されると、5回を投げて許した走者は四球の1人だけというほとんど完璧なピッチング(5奪三振)。あのまま勝っていればヒーローでしたが、チームが負けては…。

またベネズエラ代表にはYusmeiro Petitが参加し、勝てば第2ラウンド進出が決まったはずのメキシコ戦に先発起用されましたが、2回5失点と期待に応えられず敗戦投手となりました。

2017/03/06

WBC 2017:ナショナルズからの参加選手

いよいよ3月6日から第4回WBCが開幕。初戦でいきなりイスラエルが韓国を破る番狂わせがあり、日本は7日に初戦を迎えます。

当ブログでは、ナショナルズからの参加選手を中心に、日本代表や全体のトーナメントの流れもいちおうフォローしておこうかと思っています。

早速ですが、ナショナルズからの参加選手は以下の6人。

[USA] 
Daniel Murphy, 2B
Tanner Roark, RHP

[Mexico]
Oliver Perez, LHP
Rafael Martin, RHP

[Dominican Republic]
Enny Romero, LHP

[Colombia]
Jhonathan Solano, C

Tanner Roarkは米国にとっては第2戦、11日のドミニカ共和国戦での先発が予定されています。Oliver Perezはなんと2006年から4大会連続の出場。おそらく全チームで唯一人、史上最多出場記録でしょう。

2017/02/17

2017 ST Outlook 4 (Infielders)

今日から投手陣はブルペンセッションを開始しました。故障からの回復状況が注目された選手のうち、Stephen StrasburgとJoe Rossは問題なく調整を開始した一方、Max ScherzerはWBCを回避する原因となった右手薬指の状態が万全でなく、開幕に間に合うかどうかわからないという情報が入っています。とりあえず、初日はTJ手術からのリハビリ中のTim Collinsとキャッチボールをしていたとのこと。うーむ。本格的に先発ローテーション争いが展開されることになるかもしれません。

=====
さて、ST Outlook シリーズ。今日は内野手編です。スプリングトレーニング開始直前に動きがありました。

●オフの動き
FAからみの動きは、11月にFA退団したStephen Drewと1月になって再契約しただけでしたが、キャンプイン直前になってAdam Lindとも1年契約を結びました。また、ルール5ドラフトを前にMatt SkoleとJose Marmolejosの2人が40人ロースターに追加されています。

レギュラー陣は全員残留だったので昨シーズン終了時点の布陣でも良かったはずですが、ホワイトソックスとのトレードでAdam Eatonをセンターとして獲得し、昨季後半にセンターを守ったTrea Turnerをショートへコンバート(というか本職に戻した)。これで居場所がなくなったDanny Espinosaを、直後に、エンゼルスへトレードしました(そういえば、昨オフもまだ保有期間のあったYunel Escobarをエンゼルスへトレードしたんだった)。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Ryan Zimmerman 
Daniel Murphy
Anthony Rendon
Trea Turner
Clint Robinson 
Stephen Drew
Adam Lind
Wimer Difo
Matt Skole
Jose Marmolejos 
[Non-Roster Invitees]
Emmanuel Burriss
Grant Green
Corban Joseph
Neftali Soto
Drew Ward

想定されるレギュラー陣は、ファーストRyan Zimmerman、セカンドDaniel Murphy、サードAnthony Rendon、ショートTrea Turner。中でも注目はTurnerでしょう。いわゆる2年目のジンクスに陥ってしまうのか、それともこのままスター街道を歩むのか。重要な春となりそうです。残る3人は故障なくしっかり調整してくれればいいのですが、MurphyはWBC(米国代表)に参加するのでそちらでもけがをしないように気を付けてください。

ベンチも、ともにオフにFA(再)契約を結んだ左の代打及びファーストの控えとしてのAdam Lindと、セカンド・サード(・ショート)の控えとしてのStephen Drewで開幕を迎えることが想定されます。

これで浮いてしまうのがClint Robinson。2015年にマイナー契約から開幕ベンチ入りを果たして左のパワーバットとして活躍しましたが、昨シーズンはとにかく長打が出ず、代打としてはやや物足りない存在となっていました。それでも最低限の貢献はしていたので今季もベンチ入りは確実かと思われていましたが、キャンプ直前に役割が完全にかぶるLindが入団したことで一気に微妙な立場となりました。なお、オプションが切れてしまっており、マイナーに送るにはウェイバーを通す必要があります。

むしろ故障などにより出遅れが出た場合の一番手はWilmer Difoでしょう。ショート、セカンド、サードを守れることに加え、打撃でも昨年秋に上がってきた際に好印象を残しており、開幕後も含めメジャーでのプレーは多くなると見込まれます。

その後は40人ロースターの2人とマイナー契約のベテラン勢が団子状態ですが、ここから生き残りが出るようでは、心配なチーム状態と言わざるをえないと思います。マイナー契約選手の中での注目はDrew Ward。昨シーズン、Potomac(A+)からHarrisburg(AA)に昇格し、アリゾナ秋季リーグでも好成績を残し、評価を上げた元ドラフト3順目(2013年)の22歳。Rendonが大きな故障に見舞われない限りメジャーデビューはまだしばらく先と思われますが、今後に向けてアピールしてくれることを期待しましょう。