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2018/12/16

ロースター異動まとめ(2018年12月)

12/7 Patrick CorbinとFA契約
12/12 Tanner Roarkをトレード放出
12/15 Matt AdamsとFA再契約

● Patrick CorbinとFA契約
FAとなっていた29歳の先発左腕Patrick Cobinと6年1400万ドルの大型契約を結びました。詳細は別記事をご参照ください。

● Tanner Roarkをトレード放出
2013年からナショナルズで活躍してきたTanner Roarkがレッズにトレードされました。ナショナルズはブルペン右腕のTanner Raineyを獲得。詳細は別記事をご参照ください。

● Matt AdamsとFA再契約
FAのMatt Adamsと契約に合意しました。今シーズンも開幕から8月末までナショナルズで活躍し、カージナルスにトレードされていった選手なので、再契約です。詳細は別記事をご参照ください。

2018/12/13

Tanner Roarkをトレード放出

Bryce Harperの去就をめぐる動きに注目が集まっていたラスベガスでのウィンターミーティング中に、Tanner Roarkがレッズにトレードされることが決まりました。ナショナルズはブルペン右腕のTanner Raineyを獲得。Tanner とTannerの1対1のトレードです。

2010年の夏にCristian Guzmanとのトレードで加入した古株。調べてみたらRyan Zimmerman、Stephen Strasburgに続く3番目に古くから球団に在籍している選手でした。加入当時は全く無名のプロスペクトでしかなく、実際投げさせてみても凄い持ち球があるわけでもなく、その後の昇格もゆっくりでしたが、26歳となった2013年8月にメジャービューすると、運にも恵まれて2か月で7勝を記録。あっさりと2014年の開幕ローテーションに入って15勝を記録。翌2015年にはMax Scherzerの加入に伴い一時的にブルペンに回されたりして調子を崩してしまったものの、先発に戻った2016年シーズンには16勝、防御率2.83という素晴らしい成績を残し、サイ・ヤング賞投票でも得票するほどの活躍をしてくれました。このまま一流投手として花開くかと期待させましたが、ところが、ここでWBCが出てきます。2017年の春に参加したWBCでは、準決勝の日本戦で先発し4回無失点に抑えるなどアメリカの初優勝に貢献したのですが、チームに戻ってからどうも調子が出ず、2017年、2018年といずれも防御率4点台の残念な結果に終わりました。あまり大きな声では言いたくありませんがWBCに参加して調子(もっといえばキャリア)を崩す選手が一定数いることは確かで、残念ながら(今のところ)Roarkはそのうちの1人になってしまっています。ただ、マウンドに上がればきっちりしたピッチングを展開し、大きな故障なくローテーションを守ってくれる貴重な投手であることは確かで、打線の援護さえあれば今季だってもっと好成績でも良かったと思います。低い評価を覆し、ここまでのし上がってきたRoarkがいなくなるのは寂しい気もしますが、来季は32歳となり、FA前最終年。過去2年の不調も踏まえると、切り替えを図った球団の判断はあながち間違っていないとも思います。

Tanner Raineyは25歳のブルペン右腕。2015年のドラフト2巡目で入団し、順調にステップアップ。今年の4月にメジャーデビューを果たしています。ただし、5月と7月の昇格も合わせて計8試合に登板しましたが、いずれも敗戦処理で、うち6試合で失点し、防御率24.43という数字に終わりました。AAAでは44試合に登板し、防御率2.65、イニング数を上回る奪三振を記録しています。100マイルを超える速球と90マイルのスライダーが武器。2018年シーズン開幕前のBAランキングではレッズの組織内20位のプロスペクトで将来のクローザー候補と期待されていました。課題は(よくある話ですが)制球力。リスクはありますが、メジャーでの戦力となる可能性も十分にあります。2018年にメジャーロースターに入ったばかりであり、FAまでは5年以上あり、オプションも2つ残っています。

先日のPatrick Corbinの加入によりナショナルズのローテーションの前の3人は超強力となりましたが、このRoarkの放出により4,5番手はいきなり不透明となりました。間違いなく次の補強があるはずです。Raineyの年俸はまだ年俸調停前の最低保障年俸(50万ドル程度)なので、年俸調停最終年で約1000万ドルと見込まれていたRoarkの年俸が丸々浮き、これが補強資金となりそうです。というか、これがナショナルズの狙いと思われます。

実績から見ると不釣り合いなトレードのように見えますが、年俸、残り契約年数を加味するとちょうど釣り合っているのかもしれません。いずれにせよ、両選手の今後の活躍を応援しています。

2018/12/02

ロースター異動まとめ(2018年11月)

11/3 Trevor Rosenthalと契約
11/19 James Bourqueを40人ロースターに追加
11/20 Kurt Suzukiと2年契約
11/26 Henderson Alvalezとマイナー契約
11/30 Yan Gomesをトレード獲得(Jefry Rodriguezを放出)
11/30 Sammy Solisと年俸調停回避の1年契約

●Trevor Rosenthalと契約 
28歳のブルペン右腕、Trevor Rosenthalとメジャー契約を結びました。基本契約は1年700万ドルで、インセンティブを満たすと最高1400万ドルまで上昇。50登板か30試合終了時登板の条件を満たせば2年目(2020年)1年1500万ドルの契約が発動されることになります。

2013年から2017年まで、カージナルスのクローザーとして通算121セーブを記録。2015年にはオールスターにも選出されたトップレベルのリリーバーでしたが、2017年の夏にヒジを故障。同年8月にTJ手術を受け、リハビリを続けてきました(カージナルスからは2017年オフに解雇され、以降はFA)。先日、各球団のスカウトを集めたオーディションを開き90マイル台後半を投げていたとのこと。故障リスクは否定できませんが、セットアッパーとして、あるいはSean Doolittleに何かあったときのクローザーとして期待できる若い投手を、比較的低コストで獲得したいい動きだと思います。

● James Bourqueを40人ロースターに追加 
12月のウィンターミーティングで実施されるルール5ドラフトを前にブルペン右腕のJames Bourqueを40人ロースターに追加しました。2014年ドラフト14順目の25歳。開幕前にはBaseball Americaのプロスペクトハンドブックに名前さえ載らない存在でしたが、ブルペン投手に転向した今季、Potomac(A+)とHarrisburg(AA)で計53イニングを投げて防御率1.70、奪三振率12.91という数字を残して一気に評価を上げました。

● Kurt Suzukiと2年契約 
ブレーブスからFAとなっていた35歳のベテラン捕手、Kurt Suzukiと2年契約を結びました。(詳細は別記事)

● Henderson Alvalezとマイナー契約
28歳の先発右腕、Henderson Alvalezとマイナー契約(メジャーのスプリングトレーニングへの参加付き)を結びました。

ベネズエラ出身。2011年にブルージェイズでデビュー。マーリンズにトレードされた後、2013年のシーズン最終戦でタイガース相手にノーヒッターを記録し、2014年にはオールスターにも選出されるなど、将来を属望されていましたが、肩の故障で満足に投げることができなくなりました。今季はメキシコリーグで120回2/3を投げて防御率3.58の成績。ベネズエラ冬季リーグでも投げているようですが、打ち込まれています。上手くいけば儲けものくらいの契約ですね。

● Yan Gomesをトレード獲得(Jefry Rodriguezを放出) 
インディアンズとの間で、Yan Gomes捕手と、Jefry Rodriguez投手、Daniel Johnson外野手、PTBNLとのトレードに合意しました。Gomesは今季、ア・リーグ中地区を制したインディアンズで105試合の先発マスクを被った正捕手。先に獲得したKurt Suzukiとともに来季はベテランの併用で戦うことが決まりました。別記事もご参照ください。

● Sammy Solisと年俸調停回避の1年契約(その他、年俸調停対象選手) 
年俸調停対象選手に対する契約提示の期限の日である11月30日に、Sammy Solisと年俸調停回避の1年契約を結びました。契約金額は85万ドル。対象選手のうち、Solisだけは契約提示されずにいわゆるノンテンダーFAとして退団する可能性が高いと報じられていましたが、残留で決着しました。今シーズンは不本意な結果に終わりましたが、その要因の1つは起用法にあったと思われ、Solisはかなりの不信感を持っていたはず。よく残留を決意したなと思います。Solisが苦しんでいたことは伝わってきていましたので、他チームに移ってでも活躍してくれることを願っていましたが、ナショナルズ残留ならなおさら。応援します。

Solis以外の以下の6人の対象選手には契約を提示しました。これから調停回避に向けて交渉が進められることになります。注目は年俸調停最終年(シーズン終了後FA)となるAnthony Rendonと複数年契約を結ぶことができるかどうか。代理人はやはりScott Borasですが、Bryce Harperとは異なり、FA市場に出ることにそこまで強いこだわりはないはず。Harperとの契約の進展にもよるかと思いますが、是非長くチームにいてもらいたい選手です。

Anthony Rendon 
Tanner Roark 
Trea Turner 
Michael Taylor 
Kyle Barraclough 
Joe Ross 

2018/10/29

2018 ポジションレビュー:先発投手編

圧倒的な強さを見せたレッドソックスが4勝1敗でドジャーズを降し、ワールドシリーズは幕を下ろしました。延長18回での敗戦の翌日に、7回以降に4点差を逆転できるチームってのはなかなかありません。そして最終戦は、Clayton Kershawから3本のホームランを打ってリードを奪い、8,9回は6者三振で締めくくる圧巻のフィナーレ。いやはや久しぶりに「強いチーム」を見せてもらいました。

さて、ポジションレビューシリーズもいよいよ終盤。本日は先発投手編です(次のブルペン投手編で終わります)。

開幕ローテーションは、Max Scherzer、Stephen Strasburg、Gio Gonzalez、Tanner Roark、そしてオプション切れで仕方なく、というわけではなくスプリングトレーニングんできちんと結果を出したA.J. Coleでした。

しかし、最初に外れたのはColeでした。2度の先発で結果を残せず、4月下旬に早々にDFA。長年プロスペクトとして期待されてきましたが、大成できないまま残念な退団となりました(ヤンキースに移籍した後はブルペン投手としてまずまずの結果を残しましたが、ポストシーズンのロースターには入れず)。

代わってローテーション入りしたのはJeremy Hellickson。5月はHellicksonを含めた5人が5人とも文句の付けようがない好投を続け、チームの好成績を支えました。

ところが、6月に入ってHellicksonとStrasburgが相次いでDL入りすると状況は一気に悪化。2人に代わって先発機会を与えられたJefry RodriguezとErick Feddeはいずれも結果を残せませんでした。この層の薄さが結局シーズンの行方を左右したた大きな要因の1つとなりました。

また時を同じくしてRoarkとGioも調子を崩してしまいました。特にRoarkは、シーズン序盤に好投しながら打線に全く援護してもらえない試合が続くうちに自分のピッチングを見失ったという印象で、見ていて可哀想に思う程でした。シーズンを通じてローテーションを守ったものの、9勝止まり。15敗。防御率は4.24とよくありませんが、WHIPは1.281ですから例年と比べても遜色ありませんので、いろいろと運がなかったという感じです。

Gioもローテーションを守り続けましたが、調子が上がらないまま8月末にブリューワーズにトレードされていきました(トレード時の記事参照)。ブリューワーズに行ってからは5試合に先発して3勝、防御率も2.13と好投。ポストシーズンではやはり結果を残せませんでしたが・・・。

Hellicksonはその後さらに2度DL入りし、結果的には19先発。防御率だけみれば3.45とScherzerに次ぐ数字を残しただけに、もう少し健康ならと残念です。オフにFA退団。

5月にDL入りしたStrasburgは7月にいったん復帰しましたが、1度の先発ですぐDLに逆戻り。右肩の痛みということで長期離脱の事態も予想され、心配しましたが、8月下旬に復帰し、シーズン終了までまずまずのピッチングを続け、なんとか2桁勝利にこぎ着けました。ただ、球速は戻っておらず、来季に向けて不安は残ります。

9月になってマウンドに戻ってきたのがJoe Ross。3試合の先発で2敗、防御率5点台の結果は決して良いものではありませんが、しっかり球威が戻っていたので、来季に向けて一定の期待感を持たせてくれました。

そんな中で孤軍奮闘したのがScherzer。詳細はチーム投手MVPの記事をご参照ください。

来シーズンもMax Scherzer、Stephen Strasburg、Tanner Roarkの3人はローテーションで開幕することは確実ですが、Strasburgには健康面の不安があり、32歳となるRoarkも成績が低下する懸念があります。さらに、4番手以下の候補となるJoe Ross、Erick Fedde、Jefry Rodriguezはまだまだ信頼できません。5番手は3人に競わせるにしても、1人足りません。

オフには、少なくとも1人はトップレベルの先発投手を獲得することが必要でしょう。Clayton Kershawがドジャーズからオプトアウトしたら狙ってもいいと思うのは私だけでしょうか?

2018/07/26

7/23-25@MIL Roarkの復活に喜んでおくかな

貯金が約10あり、ポストシーズン争いの只中にあるブリューワーズとの3連戦。3試合ともナショナルズが先制しましたが、地力の差という感じで終わってみれば1勝2敗。3戦目でのTanner Roarkの復活が救い、かな。

フィリーズとの差は7ゲームに開きました。次は、マーリンズ(4試合)、メッツ(2試合)、レッズ(4試合)とナショナルズより勝率が低い3チーム(もっとも、ナ・リーグにはこの3チーム以外にナショナルズより勝率が低いチームはパドレスしかないのですが)との10試合になります。最低でも8勝2敗でいかないともう無理でしょう。

7/23 L1-6
Daniel Murphyのソロで先制したものの得点はそれだけ。先発のGioが悪いながらも粘っていましたが、1-3出迎えた6回裏2死2塁から四球、シングルと出したところでMartinez監督がマウンドへ。107球とはいえ、相手は打率2割未満。続投でもよかったかなという感じでしたが、交代。結果は、四球、走者一掃三塁打で実質的に試合終了。

7/24 L4-5(10)
初回はRyan Zimmermanのタイムリー二塁打、2回はAdam Eatonの3ランがいずれも2アウトから出て4-0とリード。今日は勝てるかなと思いましたが、4回まで無失点に抑えていたJeremy Hellicksonがやはり打順が3まわり目になった5回に3失点、7回裏にBrandon Kintzlerが追いつかれ、Matt Graceが投げた10回裏に、1死満塁からレフトへの犠飛を打たれサヨナラ負け。3回以降沈黙の打線が敗因。この時点で借金2。

7/25 W7-3
Tanner Roarkが8回無失点11奪三振という今シーズン最高のピッチングを展開。終盤はライブで見ていましたが、106球とはいえまだ余力がありそうだったので、このまま完封を狙わせてやってもと思ったほどの好投でした。ずっと苦しんできた(とはいえ、シーズン序盤は好投しながら援護がなて白星が付かず、そのうち本当に調子を崩してしまったという被害者でもあります)Roarkがここにきての復活は大変うれしいニュースです。打線も初回にDaniel Murphyの2点タイムリーで先制し、5回にはBryce Harperが3ランとしっかり援護。たまにはこういう試合もないとね。

2018/01/14

ロースター異動まとめ(2018年1月)

明けましておめでとうございます、というには日が過ぎ過ぎていますが、記事にするようなことがあまりにもないまま1月も中旬となっていました。もっとも、ナショナルズだけの話ではなく、今オフのMLBのFA戦線は異常なほどのスローペースとなっています。要因はいろいろと言われていますが、Bryce HarperとClayton Kershawが市場に出る予定の来オフを見越してセーブしているというのが一番の理由ではないでしょうか。このまま行けば、2月に入った頃に、ボラスに泣きつかれたナショナルズが大物FAと契約を結ぶこともありそうです(決して嬉しいことではありませんが)。

● 年俸調停対象の3選手と単年契約
恒例の年俸調停対象の選手との契約更新。今年ナショナルズで対象となっていた以下の3選手とは、それぞれ1年契約を結びました。年俸が高騰しつつあり、まだもう1年残っているAnthony Rendonあたりとは長期契約を探ってくれるといいのですが、代理人はボラスだし、難しいかな。

Anthony Rendon 1230万ドル
Tanner Roark 647.5万ドル
Michael Taylor 252.5万ドル 

● Edwin Jackson, Tim Collins とマイナー契約
Edwin Jackson、Tim Collinsとマイナー契約、スプリングトレーニング参加で合意しました。Jacksonは昨年途中にマイナー契約を結び、Joe Ross離脱後、先発5番手として投げていました。スプリングトレーニングでその再現を目指すことでしょう。もっとも、正直言ってJacksonよりは若手にローテーションに入ってほしいですが。Collinsは昨シーズンもナショナルズ傘下にいてTJ手術からの復帰に向けたリハビリを続け、7月以降はマイナーでも投げていました。今季はいよいよメジャー復帰を目指してのスプリングトレーニングとなります。

● Howie Kendrickと2年契約 (別記事)

2017/07/23

7/22 Roark復活!!

W4-3@ARI (Season 58-38)
Roark(W8-6) 7.0IP 2ER 3H 1BB 11K
Doolittle(SV2) 1.0IP 0ER(1R) BB K
Harper 2/5 double HR(25) 2R 2RBI
Zimmerman 2/4 double R RBI
Goodwin 3/5 double SB(3)

今日の試合の主役はなんといってもBryce Harperでした。この試合がメジャーデビューとなるDバックスの先発Anthony Bandaから初回に特大の先制25号ソロを放つと、同点で迎えた6回表には1死3塁から流し打ちでレフトスダンドにワンバウンドで飛び込む勝ち越し二塁打のカギとなる2打点を記録しました。さすが、です。

が、しかし、シーズンを考えたときにこの試合が大きな意味を持ってくるとすれば、それはTanner Roarkの復調でしょう。オールスターまでは本当にひどい状態で出れば打たれるという印象で心配させました。オールスター明けの初戦も今一つピリッとしませんでしたが、それでも結果的に6回3失点で勝ち投手になったことで自信を付けたのかもしれません。この日は、序盤からとにかくストライク先行で7イニングを投げて被安打3自責点2、11奪三振。特に見逃し三振の多さが、Roarkらしさの復活を感じさせてくれました。

トレード市場ではレンジャーズのダルビッシュ有にいくつかの球団が関心を示していると聞こえていましたが、現時点までにナショナルズの名前はありません。この試合のRoarkの投球内容を見るまでは、ナショナルズが電撃的にダルビッシュを獲得してくれないかと思っていましたが、その必要もなさそうです。

打線は、6回にHarperに続いてRyan ZimmermanとAnthony Rendonにもタイムリーが出て、一時は3点リード。8回はRyan Madsonが0点に抑えると、9回のマウンドにはSean Doolittle。サードRendonの送球エラーで無死1,3塁のピンチとなりましたが、落ち着いて後続を断って1失点に止め、ゲームセット。ともかくも、Madsonは移籍後3試合連続無失点、Doolittleは2試合続けて失点しながらも逃げ切ってセーブを記録しています。ここまではいい補強になっていると言っていいでしょう。

MVP: Bryce Harper

2017/05/30

5/29 Roarkは完全復活、でいいよね

W3-0@SFG (Season 31-19)
Roark(W5-2) 7.0IP 0ER 6H 1BB 6K
Glover(SV6) 1.0IP 0ER 2K
Zimmerman 3/4 HR(14) 2R RBI
Murphy 2/4 double 2RBI

前回登板で好投したTanner Roarkが今回も7回無失点と好投。前回はマリナーズ打線、今回はジャイアンツ打線と貧打で話題のチームとの対戦で恵まれた部分もありますが、それでも7回ゼロ封は素晴らしい。内容も内外にしっかり投げ分け、ツーシームが冴えていました。完全復活、と思っていいでしょうか。(この次の先発もやはりあまり打たないアスレチックス戦が予定されています)

2回にRyan Zimmerman の久しぶりの14号ソロで先制し、6回と8回にいずれもDaniel Murphyのタイムリーが出て小刻みに得点。試合の流れはずっとナショナルズにありました。

3-0とリードして試合は終盤へ。8回は、Oliver PerezとShawn Kelleyが2死満塁まで攻め立てられ、(その直前のBryce Harperへのビーンボール騒ぎもあり)緊張が高まりましたが、これを凌ぐと、9回はKoda Glover が3人で片付けて快勝。

西海岸遠征の初戦をいい感じで取りました。

MVP: Tanner Roark

2017/03/22

WBC 2017:準決勝② 日本, 守備の乱れで散る

WBC準決勝の第2試合は、かなり強い雨が降るドジャーズスタジアムで行われ、1点を争う熱戦の末に、2-1で米国が日本を下し、4度目の大会で初の決勝進出を果たしました。

日本は菅野・千賀、米国は我らがTanner Roarkがしっかり試合を作り、両軍のブルペン投手陣もいいパフォーマンスでWBCにしては珍しい投手戦。そんな中、勝負を分けたのは日本の内野守備の乱れでした。4回の失点はセカンド菊池が正面のゴロを弾いて打者走者を2塁までに行かせてしまったことから。そして8回の決勝点は、1死2,3塁からの(きちんと処理すれば本塁タッチアウトだったであろう)ゴロをサード松田がお手玉してしまったことによるものでした。守備力はしっかり鍛え上げられている日本だけに、まさか、という感じでテレビの前で天を仰ぎましたが、雨の中という環境だったこともあり、責める気持ちにはなれません。

8回裏2死1, 2塁からの筒香の打球、打った瞬間に「やった」と声を上げてしまったのは私だけではなかったはず。惜しかった。サムライ・ジャパンはここで散ることになりましたが、日本で改めて野球が盛り上がったのは確か。あっぱれ。よく戦いました。

なお、ナショナルズから参加のTanner Roarkは4回を投げて2安打1四球1奪三振の無失点ピッチングでしっかりと貢献し、この試合のMVPにも選ばれました。開幕に向けた調整という意味ではもう1イニングくらい投げてほしかったとも思いましたが、まあ準決勝ですから万全の継投でいくのも理解できます。Danile Murphyは出番なし。また、前ナショナルズのクローザーだったMark Melanconが1点をリードした直後の8回裏の頭から登板。2死を取りながら、青木を歩かせて1,2塁として筒香を迎えたところで降板しました。

さて、決勝戦はプエルトリコと米国の対戦。こうなった以上は、いっそ米国を応援します。

2017/03/21

WBC 2017:第2ラウンドまとめ

第2ラウンドが終わり、舞台は決戦の地、ロサンゼルスへ。残るは4チーム。前回覇者のドミニカ共和国は姿を消し、準決勝の組合せは、オランダ対プエルトリコ、米国対日本となりました。

以下、第2ラウンドのまとめです。

[プールE(@東京)] 
1. 日本(3勝) 
2. オランダ(2勝1敗) 
3. イスラエル(1勝2敗) 
4. キューバ(3敗) 

日本が3連勝で1位での準決勝進出を決めました。初戦のオランダ戦を延長11回4時間46分の激闘の末にものにすると、続くキューバ、イスラエルとの試合はいずれも終盤に打線が機能して完勝。6連勝での準決勝進出は、日本チームとしては4度目のWBCで初めて。開幕前はスター不在で(過去3大会に比べると)期待感があまり大きくなかったサムライジャパンでしたが、ここまでの戦いぶりは見事です。2位は、日本との初戦に惜敗したものの、イスラエルとキューバを連続コールドで撃破したオランダ。4番に座るヤクルトのWladimir Balentienが3本塁打10打点と打線を引っ張りました。イスラエル、キューバはちょっと力不足(特に層の薄さ)を感じさせました。

さて、元ナショナルズ勢では、オランダのShairon Martisが日本戦で同点の4回途中から登板し、3イニングを1失点。キューバ戦でも1イニングを無失点。日本戦では球数制限ぎりぎりまで投げさせられるなどベンチの信頼を得ており、準決勝でも起用が予想されます。同じくオランダのRandolph Oduberも9番レフトとして2試合に先発しました。

イスラエルのJason Marquisは初戦のキューバ戦で6回途中までDespaigneのソロ本塁打による1失点に抑える好投で同点のまま後を託し、チームの勝利に貢献しました。

[プールF(@サンディエゴ)] 
1. プエルトリコ(3勝) 
2. 米国(2勝1敗) 
3. ドミニカ共和国(1勝2敗) 
4. ベネズエラ(3敗) 

前回大会決勝の再現となったグループ初戦でプエルトリコがドミニカ共和国を破り、前回大会からのドミニカ共和国の連勝を11で止めました。勢いに乗ったプエルトリコは続く米国戦の初回に怒涛の6連打で4点を先制、1点差まで迫られましたが振り切って2連勝。消化試合となったベネズエラにも大勝してこちらも6戦全勝での準決勝進出を決定しました。ともに1勝1敗で迎えたドミニカ共和国との大一番を制した米国が2位通過。4回のGiancarlo Stantonの2ランは一見の価値のある凄い一撃でした。前回覇者ドミニカ共和国はここで敗退。ベネズエラは上位3チームとは明らかな力の差を感じさせました。

さて、ナショナルズ勢ではドミニカ共和国のEnny Romeroはプエルトリコ戦で1回2/3を5人で片づける好投(1奪三振)。第一ラウンドに続いて100マイル近い速球を連発しました。心配なのは米国のDaniel MurphyとTanner Roark。Murphyは第2戦のプエルトリコ戦にDHとして先発しましたが2打席凡退で途中交代。Roarkに至っては登板機会すら与えられませんでした。シーズンに向けた調整という意味では極めて心配です。(→日本戦の先発がRoarkと発表されています。)

元ナショナルズ勢では、Tyler Clippardがドミニカ共和国戦で登板。ソロ本塁打を打たれたもののリードを守って後ろにつなぎました。

2017/03/14

WBC 2017:第1ラウンドまとめ

既に東京では第2ラウンドが始まっています(今日も日本はいい勝ちっぷりでしたね!)が、西半球ではようやく第1ラウンドが終わりましたので、ここまでをまとめておきます。

[プールA(@ソウル)] 
1. イスラエル(3勝) 
2. オランダ(2勝1敗) 
3. 韓国(1勝2敗) 
4. 台湾(3敗) 

開幕戦で延長10回の末に韓国を下したイスラエルが勢いに乗り、まさかの4連勝で1位通過。前回大会でもベスト4に入ったオランダが今大会もいいチームを作ってきて2位通過。ともに2連敗で迎えた韓国と台湾の第3戦は消化試合となってしまい、同じアジア勢としては寂しい思いでした。特に韓国は、もうちょっと頑張れよ。

ナショナルズから出場の選手はいませんでしたが、元ナショナルズでは、(日本戦の際にtwitterで発信したように)2008-2009年にナショナルズで投げたShairon Martisがオランダのブルペン投手として貢献しています(2試合2イニング無失点)。特に、台湾戦では同点に追いついた直後の9回表を無失点で抑え、その裏のサヨナラ勝ちに繋げました。また、イスラエルのエースとしてJason Marquisが韓国戦とオランダ戦に先発し、計4イニングを無失点と好投。また、2016年の春に解雇されるまでナショナルズのマイナー(最後はAA)でプレーしたRandolph Oduberが、オランダの9番レフトとして3試合ともフル出場と頑張りました。

[プールB(@東京)] 
1. 日本(3勝) 
2. キューバ(2勝1敗) 
3. オーストラリア(1勝2敗) 
4. 中国(3敗) 

初戦でキューバとの打ち合いを制した日本が危なげなく3連勝で1位通過。筒香、中田の2人がともに2本塁打ずつ。日本に敗れたものの、主砲Despaigneの満塁弾でオーストラリアを振り切ったキューバが2位通過。中国は3試合で1得点に対して24失点とまだまだ実力不足が露わとなりました。

このプールには元も含めてナショナルズ関係の選手はいませんでした。

[プールC(@マイアミ)] 
1. ドミニカ共和国(3勝) 
2. アメリカ(2勝1敗) 
3. コロンビア(1勝2敗) 
4. カナダ(3敗) 

前回覇者のドミニカ共和国とアメリカが同組となったプールC。結果的にはこの2国が順当に第2ラウンド進出を決めましたが、コロンビアの2敗はいずれも延長戦を戦って力尽きたもので、実は際どいものでした。カナダは3試合とも完敗。

ナショナルズから出場の選手で大注目を集めたのが、ドミニカ共和国のEnny Romero。コロンビアとの試合で同点の10回裏に登板し、2三振を含む三者凡退に抑えて勝利投手となりました。話題となったのはその内容。打者3人に対して投じた14球全て直球(フォーシーム)で、最速100.1マイル、平均98.5マイルと、文字通り力でねじ伏せました。うち10球がストライクとコントロールも悪くない。ナショナルズのキャンプからは離れていますが、開幕ブルペン入りに向けて強烈なアピールとなっています。

コロンビア代表のJhonatan Solanoは、1試合は捕手として、2試合はDHとして先発出場し、3試合で10打数4安打1打点というこちらも好成績を残しました。

一方、アメリカ代表の2人はぴりっとしませんでした。Tanner Roarkはドミニカ共和国戦の5回裏途中から2番手としてマウンドに上がりましたが、5-0とリードして迎えた6回裏にManny Machadoにソロ本塁打、連続四球の後、Carlos Santanaにタイムリーを打たれ計2失点。この回限りで降板したのでその時点ではリードを保っていたものの、ドミニカ打線に反撃の糸口を与えたことは確か。この後の逆転負けの責任者の1人と言わざるを得ないでしょう。Daniel Murphyは初戦のコロンビア戦では7番DHでフル出場したものの4打数ノーヒットの2三振。あとの2試合はベンチを温めていました。

元ナショナルズでは、アメリカ代表のTyler Clippardがコロンビア戦で延長10回表を無失点で終えて勝ち投手になったのを含め2試合計3イニングを投げて許した走者は四球の1人だけ、4奪三振と好投中。また2013年ドラフト4順目で入団し、AAで投げていた2015年夏にJonathan Papelbonとのトレードでフィリーズに移籍したNick Pivetta(昨年はAAAに昇格し、この春はメジャーのスプリングトレーニングに参加し先発機会ももらっている)が、カナダ代表としてコロンビア戦に先発し、4回を1失点と好投しました。

[プールD(@ハリスコ・メキシコ)] 
1. プエルトリコ(3勝) 
2. ベネズエラ(1勝2敗) 
3. イタリア(1勝2敗) 
4. メキシコ(1勝2敗)

4つの第1ラウンドのうち最も激しい闘いとなったのがこのプールDでした。前回大会準優勝のプエルトリコはベネズエラをコールドで降すなど、力のあるところを見せて3連勝で1位通過しましたが、2位争いは熾烈でした。まず9日の初戦、イタリアが4点差を追いかける9回裏に一挙に5点を奪うまさかの大逆転でメキシコに勝利(イタリア○10-9●メキシコ)。続くイタリア対ベネズエラ戦は、4回までに0-5とリードされたベネズエラが一時は8-5と逆転。粘るイタリアに8回裏に追いつかれ、9回表に2点を勝ち越しながら、その裏に再び追いつかれました。しかし、そのイタリアの同点打の際に、一気にサヨナラを狙ったランナーを本塁でタッチアウトにし(ただし、このプレーで捕手のSalvador Perezが負傷)、延長10回表のMartin Pradoのタイムリーで勝ち切りました(ベネズエラ○11-10●イタリア)。2連敗で後がなかったメキシコが、最終戦でベネズエラに打ち勝ち(メキシコ○11-9●ベネズエラ)、これで3チームが2勝1敗で並びましたが、2位通過できるのは1チームのみ。「失点率」で最下位となったメキシコ(得失点差なら+1でトップなのに、ということで揉めました)が脱落し、残るベネズエラとイタリアがタイブレークの一発勝負。この試合も1-2でリードされていたベネズエラが9回表にMiguel Cabreraのホームランで追いついた後、さらに2点を追加して逆転。しかも、2点目はスクイズによるもので、9回裏に粘るイタリアが1点を反したため結局これが決勝点になりました(ベネズエラ○4-3●イタリア)。いやはや、書いていて疲れました。。。

ナショナルズの選手では、メキシコのOliver Perezが2試合、1回1/3を投げて無失点、被安打2という記録を残していますが、実は、初戦のイタリア戦、2点リードの9回裏無死満塁で火消し役を託されながら対戦した2人の打者に連打を許し、逆転サヨナラを喫したときにマウンドに立っていたのがPerezでした。

元ナショナルズの選手では、2009年ドラフト4順目入団(Stephen Strasburgの同期)で2011年の1月にTom Gorzelannyのトレードパッケージの1人としてカブスに放出したA.J. Morris(その後パイレーツ、レッズと渡り歩き、29歳となった昨季レッズのブルペン投手としてメジャーデビュー)がイタリア代表に参加。メキシコ戦、ベネズエラ戦ではいずれも中継ぎとして登板して打たれましたが、タイブレークのベネズエラ戦で先発起用されると、5回を投げて許した走者は四球の1人だけというほとんど完璧なピッチング(5奪三振)。あのまま勝っていればヒーローでしたが、チームが負けては…。

またベネズエラ代表にはYusmeiro Petitが参加し、勝てば第2ラウンド進出が決まったはずのメキシコ戦に先発起用されましたが、2回5失点と期待に応えられず敗戦投手となりました。

2017/03/06

WBC 2017:ナショナルズからの参加選手

いよいよ3月6日から第4回WBCが開幕。初戦でいきなりイスラエルが韓国を破る番狂わせがあり、日本は7日に初戦を迎えます。

当ブログでは、ナショナルズからの参加選手を中心に、日本代表や全体のトーナメントの流れもいちおうフォローしておこうかと思っています。

早速ですが、ナショナルズからの参加選手は以下の6人。

[USA] 
Daniel Murphy, 2B
Tanner Roark, RHP

[Mexico]
Oliver Perez, LHP
Rafael Martin, RHP

[Dominican Republic]
Enny Romero, LHP

[Colombia]
Jhonathan Solano, C

Tanner Roarkは米国にとっては第2戦、11日のドミニカ共和国戦での先発が予定されています。Oliver Perezはなんと2006年から4大会連続の出場。おそらく全チームで唯一人、史上最多出場記録でしょう。

2017/02/14

2017 ST Outlook 2 (Starting Pitchers)

続いて先発投手編です。

●オフの動き
オフが始まってすぐにGio Gonzalezの今季契約オプションを行使し、ローテーションを組むと目される5人の残留がひとまず確定。一方、5人に何かあった場合に最初に呼ばれるであろう候補だったLucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人をトレードで放出し、他方で特に大きな補強をすることもなく(途中ではChris Saleのトレードをホワイトソックスと話したようですが、Saleはレッドソックスへ)、結果、マイナー上位のデプスがかなり心許なくなりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Max Scherzer
Gio Gonzalez(L)
Tanner Roark
Joe Ross
A.J. Cole
Austin Voth 
[Non-Roster Invitees]
Jeremy Guthrie
Vance Worley
Erick Fedde 
Kyle McGowin
Tayler Hill

先発ローテーションを予定する5人の仕上がりが例年以上に重要です。が、それぞれ心配の種を抱えています。まずキャンプに入って最初に注目すべきは、Stephen Strasburgの右ひじが休養だけで回復しているかどうか。スプリングトレーニングに入ってから「やはり手術が必要でした」では約半年を無為に過ごしたことになってしまいます。Joe Rossも昨シーズンのほぼ半分をDLで過ごすことになった原因の右肩の状態がどうなっているか。肩だけに特に心配です。当初、WBCに参加する意思を表明していたMax Scherzerでしたが、1月10日頃に右手薬指の疲労骨折が判明し、辞退。スプリングトレーニングには間に合うとのことですが、投げてみないとわかりません。そのScherzerに代わってWBCに参加することになったのがTanner Roark。一般的にWBCへの参加が調整に悪影響を及ぼすというデータはありませんが、それでも心配です。そして、Gio Gonzalezはいつもの通りアテになりません(いい時はいいんですよ。笑)。

これだけ不安材料があると、6人目以降の投手に開幕ローテーション入りのチャンスが巡ってくる可能性は十分あります。が、とにかく層が薄い。40人ロースターには、昨シーズンの終盤にローテーションで投げたA.J. Coleと、MLBデビュー前のAustin Vothしか候補がいません。マイナー契約に目を転じても、ベテラン勢で明確に先発と目されるのはJeremy Guthrieくらいです。

私としては、Coleを特に応援しています。昨シーズン、最後にやや調子を崩しましたが、それまではいいピッチングをしていたので自信を付けたはず。この春は最初からエンジン全開で行って、5人のうちの誰かに何かがれば当然に開幕ローテーションに組み込まれるような評価を得るようにしましょう。

期待の若手という点では、トレードやらなんやらでふと気が付けば組織内トッププロスペクトとなっていたErick Feddeに注目です。さすがに開幕ということはないでしょうが、シーズン途中のメジャーデビューを視野にどれだけ経験を積むことができるでしょうか。

とにかく5人が健康に。ただそれだけです。

2017/02/01

ロースター異動まとめ(2017年1月)

1/13 Neal Cottsとマイナー契約
1/13 Bryce Harper、Tanner Roark、Anthony Rendon、Derek Norrisと年俸調停を回避して1年契約
1/26 Stephen Drewと1年契約、Grant Greenとマイナー契約
1/28 Vance Worleyとマイナー契約
1/31 Joe Nathan, Matt Albersとマイナー契約

2016/12/17

ロースター異動まとめ(2016年12月)

12/1 Jose Lobatonと年俸調停を回避して1年契約
12/2 Derek Norrisをトレード獲得
12/2 Ben RevereがノンテンダーFAとして退団(Danny Espinosaを含め他の対象者には契約提示)
12/7 Adan Eatonをトレード獲得(Lucas Giolito, Reynaldo Lopez, Dane Dunningを放出)
12/10 Danny Espinosaをエンゼルスへトレード (Austin AdamsとKyle McGowinを獲得)
12/14頃 Emmanuel Burriss等とマイナー契約


2016/10/09

10/9 NLDS第2戦: Lobaton Lobaton Lobaton!

(表題の日付からして間違っていたので、ちょこちょこ訂正しました。)

W5-2 Dodgers (Series 1-1)
Roark 4.1IP 2ER 7H(1HR) 3BB 1K  
Rzepczynski 1.1IP 0ER 3BB 2K
Solis(HD) 0.1IP 0ER 
Treinen(W) 1.1IP 0ER 2K 
O. Perez(HD) 0.2IP 0ER 
Melancon(SV) 1.0IP 0ER 1H 1K 
Lobaton 1/4 HR(1) R 3RBI GIDP
Murphy 3/3 BB R 2RBI
Turner 2/4 R SB(1) 

雨のために一日延びた第2戦。日本時間午前2時からとなり、またもしっかり観戦できました。

ナショナルズ先発のTanner Roarkが1回表1死からCorey Seagerにソロ本塁打を打たれ、その裏、ナショナルズ打線はRich Hillの前に三者三振と、第1戦のリプレイを見るかのような展開の序盤は嫌な流れでした。

今日はRoarkの生命線である左打者の膝元へのツーシームが全く決まりませんでした。いい時のRoarkは、左打者の体に当たりそうに見えた球がシュート回転してプレートをかすめ、見逃しのストライクをコールしてもらうのですが、今日は、まず思ったコース・高さに行かない、曲がらない、審判にコールしてもらえないで、ほとんど使い物になりませんでした。こうなると必然ですが、甘く入ったボールを打たれます。2回表は1死満塁とされながらも投手のHillを三振、Chase Utleyを一ゴロに打ち取って切り抜けましたが、3回表にはJosh Reddickにライト前タイムりーを打たれて2点目を失ってしまいました。しかし、第1戦のMax Scherzerとの違いは2本目のホームランを打たれなかったこと。この後敬遠四球でまたも1死満塁としましたが、Yasmani Grandalを4-6-3の併殺を打たせて切り抜けました。

一方、打線はHillの前に3回まで無得点。2回裏にはDaniel Murphyのシングルの後、四球と死球で1死満塁のチャンスをもらいましたが、Jose Lobatonは最悪1-2-3の併殺。しかも、満足に1塁までダッシュできない様子でファンを消沈させる始末でした。Lobatonについては、3回表の失点の場面も、本塁でのタッチプレーのタイミングはアウトだったのに、ライトBryce Harperからの送球をLobatonが落球してセーフとなったもの。Pedro SeverinoではなくLobatonを先発起用したBaker監督の采配に、正直に言えば疑問を感じていました。はい。

しかし、4回表に意外な形でこの試合のターニングポイントが訪れます。1死走者なしの場面でHillがセカンドへのバントシングルで出塁。もしMurphyがきれいに捌いていればアウトの可能性が高い打球でしたが、Murphyはこれをお手玉。さらに続くUtleyの打球は鋭い当たりのファーストゴロで、これもRyan Zimmermanがきれいに捌いていれば併殺も十分あり得た、少なくとも二塁でHillがフォースアウトになった(そしてベンチで休めた)はずの打球でしたが、Zimmermanはグラブに当てて後逸し、結果は一塁のみアウト。次の打者がアウトになってイニングが終了するまでの間、塁上にいたHill。肩で息をしているシーンもあり、明らかに疲れた様子が見て取れました。

そして迎えた4回裏。そのHillから四球と死球で2死1,2塁のチャンスをもらうと、打席にはLobaton。カウント1-1からの3球目。高めに入ってきた緩いカーブを叩いてレフトのブルペンに放り込みました。逆転3ラン。セカンドから生還してきたMurphyのサードを回ったところでのガッツポーズは、この試合の象徴的なシーンとなりました。カーテンコールも起き、チームの、そしてファンの雰囲気を一気にひっくり返すまさに値千金の一撃。Lobaton、ありがとう!(見事なまでの手のひら返し(笑)。Baker監督、疑問を持ってしまい申し訳ありませんでした!

5回裏にも1死1,3塁からのMurphyのタイムリーで1点追加し、Hillをノックアウトします(この時点で4-2)。

一方のRoarkも、Hillと同じ4イニングと1/3を記録しただけで、5回裏、ランナーを2人残しての降板となりました。悪いなりに最低限の仕事をしたという印象。ここからはブルペン勝負となりましたが、2番手のMark Rzepczynskiが、四球で1死満塁としながらも何とか堪えてつなぐと、以降はほとんど完ぺきな仕事ぶり。特に、4番手で出てきたBlake Treinenはドジャーズの打者を圧倒していました。Murphyにもう1本タイムリーが出て3点差となって迎えた9回は、クローザーのMark Melanconがマウンドに上がり、危なげなく締めてゲームセット。

シリーズを1勝1敗のタイとし、敵地ロサンゼルスに乗り込みます。(次戦は日本時間11日午前5時からとなります。)

MVP: Jose Lobaton

2016/09/14

9/14 Ramosの一発でRoark15勝目 【M7】

W1-0 Mets (Sesaon 87-59) 
Roark(W15-8) 7.0IP 0ER 3H 4BB 7K
Treinen(HD19) 1.0IP 0ER 2K 
Melancon(SV12) 1.0IP 0ER  
Turner 2/4 
Ramos 1/3 HR(21) R RBI

8月29日に14勝目をあげてから2試合足踏みをしていたTanner Roark。もっとも、その間も2失点、1失点ですから味方の援護があれば、という感じでしたが、今日もそんな展開でした。

初回、メッツの1,2番に連打を浴び、パスボールもあって1死2,3塁のピンチを迎えましたが、Jay Bruceを見逃し三振、そして昨日の決勝弾を打ったT.J. Riveraをライトへのファールフライに打ちとって無失点で終了。結果的には、この回が最大のピンチでした。以降は、7回まで被安打は1本だけ、3塁を踏ませない投球でゼロを並べました。

しかし、ナショナルズ打線もメッツのRobert Gsellmanの前にゼロを並べ続けました。こちらは2度の三振ゲッツー(刺されたのがTrea TurnerとBryce Harperなのでメッツの捕手Rene Riveraを褒めるべきだと思います)を含め3併殺もあり、初めて2塁に進んだのが6回裏、しかも相手バッテリーのワイルドピッチによる、しかもTanner Roarkという体たらく。このチャンスでも最後はBryce Harperが見逃し三振。。。

この状況を打開してくれたのがWilson Ramosでした。7回裏1死走者なし、メッツ3番手Fernando Salasの高めに入った初球をぶっ叩き、左中間スタンドの中段まで運ぶ特大の先制ソロ本塁打。9月に入ってから疲れが見えて来ていますが、昨日もよく頑張りましたが、今日はまさに試合を決める殊勲打。ポストシーズンに向けて、少し休ませながらの起用のほうがいいかもしれませんね。

わずか1点のリードですが、8回はBlake Treinen、9回はMark Melanconが全く危なげなく3人ずつで終えてゲームセット。チームでの完封なので、そういう意味でもRamosの貢献は大。

Roarkに15勝目が付きました。2014年と並ぶ15勝目の意味は大きいでしょう。15勝はリーグ4位タイ、防御率2.75はリーグ5位(チームトップだったMax Scherzerの2.78もかわしました)。堂々たる成績です。

さて、メッツとのレギュラーシーズン最後の直接対決3連戦を2勝1敗で乗り切り、10ゲーム差。残り16試合でマジックは7。カウントダウンを楽しみましょう。

MVP: Wilson Ramos

2016/08/30

8/29 安定のRoark

W4-0@PHI (Season 76-55)
Roark(W14-7) 7.0IP 0ER 4H 1BB 5K
Robinson 2/4 R RBI
Rendon 1/4 R RBI
Werth 1/5 HR(19) R RBI

1回表、2番Jayson Werthのソロ本塁打と、Anthony Rendonのタイムリー(一塁走者でスタートを切っていたとはいえ、左中間を破ったわけでもないシングルヒットで一気に生還したBryce Harperの激走が光りました)で2点を先制。

このリードをもらった先発のTanner Roarkがさすがのピッチングを展開し、しっかり連敗を止めてくれました。初回こそ、24球を要したものの、2回以降は省エネモードでどんどんアウトを積み重ね、ちょうど100球で7イニング。三塁さえ踏ませない見事なピッチングでした。Max Scherzerなんかとは異なり、力で抑え込んで1人もランナーを出さないというわけではないのですが、しっかり試合を作ってくれるという安心感があります。

ナショナルズ打線も追加点を奪うことはできず、試合は膠着状態のまま終盤へ。2番手Mark Rzepcynskiが8回を3人で抑えると、9回はMark Melanconがセーブかと思っていましたが、9回表にClint Robinsonに続き、Trea Turnerまでタイムリーを打ったため、4点差。Melanconにセーブはつきませんでした。

ともかく、快勝で連敗を2でストップ。この1週間ほどナショナルズはあまり調子がよくありませんでしたが、地区2位のマーリンズも同じように負けが込んでおり、今日もメッツにサヨナラ負け。これで9ゲーム差となりました(メッツも同率2位)。

MVP: Tanner Roark 

2016/08/15

8/14 Harper復帰の打線がRoarkを援護して快勝

W9-1 Braves (Season 69-47)
Roark(W13-6) 7.0IP 1ER 5H 2BB 3K
Rendon 1/3 HR(15) R 4RBI
Turner 2/5 double 2R
Harper 1/3 double BB 2R RBI
Ramos 1/3 2RBI

首を痛めて8月6日の試合を最後に1週間ほど出場していなかったBryce Harperが先発に復帰。1回表、1番Trea Turnerの二塁打、2番Ben Revereのバントシングル(捕手の送球エラーが出てTurner生還)の後、打席に入ったHarperが、レフト線へ運ぶタイムリー二塁打。さらにAnthony Rendonにも犠飛が出てこの回3点を先制しました。結局Harperのヒットはこの二塁打1本だけでしたが、やはり5回裏にも、1死1,2塁から四球をもらって、その後のWilson Ramosの犠飛、そしてRendonの3ランにつなげるなど貢献。やはりいるのといないのとでは迫力が違います。

試合展開から言えば、5回裏のRendonのホームランが出て7-1となったところでほぼ勝負あった、という感じでしたが、その追加点がなくても今日のTanner Roarkなら問題なかったかもしれません。1回表1死1,3塁のピンチを自らの好フィールディングで無失点で切り抜けると、3回に2連打で1点を失っただけで、以降は一度もブレーブスに流れを渡すことなく7イニングを投げきりました。7回でマウンドを譲りましたが、まだ99球。接戦ならもう1イニング行けたのではと思われるくらい余力を残していました。これでシーズン13勝。完全にチームの3本目の柱としての地位を確立しています。2010年のフラッグディールトレードで獲得したときに、誰がこんな投手に育つと予想したでしょうか?!数あるRizzo GMの殊勲のトレードの中でも屈指の1つでしょう。

終盤にもナショナルズが加点し、前日とは異なり、ブレーブスにつけ入る隙を与えず快勝。

貯金をシーズン最多の22とし、明日からデンバー、アトランタ、ボルチモアと回るロードに出ます。

MVP: Tanner Roark 

2016/08/08

8/7 ポストシーズンの戦い方

W1-0 Giants (Season 66-45)
Roark(W12-5) 7.0IP 0ER 5H 3BB 5K
Kelley(HD7) 1.0IP 0ER 1K
Melancon(SV1) 1.0IP 0ER 2K
Ramos 1/2 HR(18) BB R RBI

ジャイアンツの先発はMadison Bumgarner。4年連続オールスター、今季防御率2.25、ナ・リーグ西地区首位を走るジャイアンツのこのエースに対し、予想通りナショナルズ打線は苦戦。打ったヒットは、4回2死からのAnthony Rendonの二塁打と、7回裏の先頭打者Wilson Ramosの右中間スタンドへのソロ本塁打の2本だけで、完投を許しました(黒星は付けたけど)でした。

ナショナルズ先発のTanner Roarkも負けずにナイスピッチングを展開。ただしこちらは毎回のように走者を背負い、3回無死1,2塁、4回無死2塁をはじめとしてピンチもありましたが、粘りのピッチングでしのぎ、0-0を守り続けました。特に7回表は、2死2,3塁のピンチでBrandon Beltにあわやセンターオーバーかという大飛球を打たれましたが、センターのBen Revereが見事な背面キャッチ。結果的にも、試合の流れとしても、あのプレーが勝負の分かれ目。

盛り上がった直後に出たのが、上述のRamosの一発。この1点を、8回はShawn Kelley、そして9回は、ナショナルズのユニフォームを着て初のセーブ機会での登板となったMark Melanconがきっちり3人ずつで終えてゲームセット。

緊張感の高い、素晴らしい好ゲーム。そんな試合を、先発からブルペンへの完璧なリレー、守備で踏ん張り、貴重な一発の得点を守り切る。こういう戦い方ができればポストシーズンでも勝機が見えてくるはずです。

MVP: Ben Revere