ワールドシリーズが終わったことにより、契約が満了した選手がFAを宣言しました。また、契約に付随していたオプションの行使期限も通常このタイミングです。
結果として、ナショナルズからは(数日前にリリースされたRoss Ohlendorfを含め)以下の6人がFAとなりました。いずれの選手に対しても球団がいわゆるQualifying Offerを提示することは考えられないためいったんは退団することになります。
Adam LaRoche (1500万ドルの相互オプションを球団側が拒否)
Rafael Soriano (1400万ドルの球団オプションを拒否)
Asdrubal Cabrera
Scott Hairston
Nate Schierholtz
Ross Ohlendorft
また、このタイミングでDenard Spanに対して球団が保有していた900万ドルのオプションを行使することが発表されました。今季の活躍ぶりからすると900万ドルは格安。当然の選択です。
2014/10/31
Hot Stove Outlook 5 (OF)
1日遅れましたがまずはワールドシリーズの結果から。第7戦を3-2で制したジャイアンツが、2010年、2012年に続く5年で3度目のワールドチャンピオンとなりました。我らがMichael Morseは先制の犠牲フライと決勝タイムリーの2打点と大活躍。シリーズMVPこそ、第5戦での完封に続き、最終戦でも5イニング無失点セーブという驚異的な活躍を見せたMadison Bumgarnerには敵いませんでしたが、FAになる前に大いに評価を上げることができました。何より、ワールドチャンピオン、おめでとう!!!
さて、第5回は外野手編。ですが、ワールドシリーズが終わった翌日にDenard Spanの契約オプションが行使されたことにより、オフに向けての話題はなくなってしまいました。
2014年シーズンは、レフトBryce Harper、センターSpan、ライトJayson Werthで開幕。このうち、Harperは4月下旬から6月下旬まで約2か月離脱と、またも残念なシーズンになりましたが、SpanとWerthの2人はそろって147試合に先発。文句のつけようのないシーズンを過ごしました。
特にSpanは、リーグ最多安打(184)、初の打率3割(.302)、31盗塁数も自己ベストを記録するなど、キャリアベストのシーズンを過ごし、リードオフとしてチームを引っ張ってくれました。守備での貢献も素晴らしかった。当然、冒頭書いたように、球団は9百万ドルの来季契約オプションを行使。これにより、まさかトレードがあるとも思えないので、来季もこの3人がレギュラーを務めることが決まりました。
さて、第5回は外野手編。ですが、ワールドシリーズが終わった翌日にDenard Spanの契約オプションが行使されたことにより、オフに向けての話題はなくなってしまいました。
2014年シーズンは、レフトBryce Harper、センターSpan、ライトJayson Werthで開幕。このうち、Harperは4月下旬から6月下旬まで約2か月離脱と、またも残念なシーズンになりましたが、SpanとWerthの2人はそろって147試合に先発。文句のつけようのないシーズンを過ごしました。
特にSpanは、リーグ最多安打(184)、初の打率3割(.302)、31盗塁数も自己ベストを記録するなど、キャリアベストのシーズンを過ごし、リードオフとしてチームを引っ張ってくれました。守備での貢献も素晴らしかった。当然、冒頭書いたように、球団は9百万ドルの来季契約オプションを行使。これにより、まさかトレードがあるとも思えないので、来季もこの3人がレギュラーを務めることが決まりました。
2014/10/29
Hot Stove Outlook 4 (INF)
激動の内野手編に入る前に、大盛り上がりのワールドシリーズ。後がない状態でホームに帰ってきたロイヤルズが10-0と第6戦を大勝し、3勝3敗で第7戦へ。明日は両軍総力戦となることが見込まれます。仕事のため観ることはできませんが、DHで出場予定のMichael MorseがMVPを獲るような活躍をすることを期待しています。
さて、冒頭で「激動」と書きましたが、内野陣について言えば、2014年シーズンはチームの姿を大きく変える転換点となりました。
開幕時の陣容はファーストAdam LaRoche、セカンドAnthony Rendon、サードRyan Zimmerman、ショートIan Desmond。このうち、LaRocheとDesmondは打撃の好不調の波はありながらも、それぞれ135、154試合に先発。シーズンを通じてしっかり守ってくれました。
激動の震源となったのは、(残念ながら)Zimmermanでした。ここ数年、右肩痛などを原因としたスローイングの乱れで三塁守備に不安を抱えていましたが、開幕直後から不安定ぶりを露呈。開幕2戦目に最初の悪送球を記録した後、5戦目では失点につながる悪送球。打球が飛ぶたびにファンをドキドキさせ、ただ普通に処理しただけで拍手が起こるという、およそプロとは思えない情けない状況でした。そして迎えた4月12日のブレーブス戦。2塁ランナーとして牽制で帰塁する際にヘッドスライディングをして右手親指を骨折・・・。これにより 「サード Ryan Zimmerman」の時代は終わりを告げることになりました。この後、6月に復帰したときにはBryce HarperがDL入りしていたこともあってほぼレフトで出場。Harper復帰後は一時的にサードに戻りましたが、それも長くは続かず、7月にハムストリングを痛めて再びDL入り。9月下旬に復帰してきましたがサードを守れる状態ではなかったようです。ナショナルズの顔として2005年からサードを守り続けてきたZimmerman。華麗な守備はまさに息を呑むほどに素晴らしかった。引退するまでサードでいて欲しかったけれど、仕方ありません。
そのZimmermanからサードのポジションを奪い取ったのがRendonでした。当初はDanny Espinosaとの併用かと言われていましたが、結局実力でセカンドのレギュラーとしての出場機会を確保すると、打撃でチームMVPの呼び声も上がるほどの大活躍。Zimmermanが離脱した後のサードを任されると、守備力でも高い能力を見せつけました。
Zimmermanが離脱し、Rendonがサードに回ったことで出場機会を得、実に77試合にセカンドとして先発出場させてもらったEspinosaでしたが、守備は相変わらず超一流なのに、如何せん打てず、レギュラーポジションを奪回するには至りませんでした。フラッグディール・トレードでやってきたAbsdrubal Cabreraが(本職はショートにもかかわらず)セカンドのレギュラーとして起用され、その後ついぞEspinosaがセカンドで先発することはありませんでした。
以上の選手のうち、FAとして退団することが決まっているのはCabreraのみ。LaRocheとの契約には来季1500万ドルの相互オプションが付いていますが、LaRocheは残留を求めるコメントをしているものの、球団側はおそらく破棄するものとみられます。
これも結局のところZimmermanが要因です。Zimmermanとは2019年までの長期契約を結んでおり、DHのないナ・リーグのナショナルズではどこかを守らせなければなりません。そうなった時に、送球不安があるZimmermanの守備位置としてはファーストしかないためです。まさか、ZimmermanとLaRocheを併用するほどの贅沢はできないでしょうから。
すると、ファーストZimmerman、サードRendon、ショートDesmondまでは見えてきます。
残るポジションはセカンド。CabreraがFAとなり、しかもショート・セカンドともにFA選手の層が薄く、かなりの争奪戦が展開されるとみられます。個人的にはそこまでCabreraを買ってもいないので退団してくれても別にいいです。むしろ問題はEspinosaの処遇。8月以降の扱われ方を見ると、ノンテンダーFAかあるいはトレードでの放出の可能性も高いように思えます。しかし、Espinosaのあの守備は、あれだけでも十分に価値があると思いますし、オフの間にこれまでのスイッチヒッターから右打者に変わることにチャレンジしてみると言っているので、それに賭けてみてもいいのではないかと思います。
もちろん、控えがJeff KobernusだけというわけにはいきませんのでFAから補強するとは思いますが、控えでいいならいくらでも候補者はいそうです。
さて、冒頭で「激動」と書きましたが、内野陣について言えば、2014年シーズンはチームの姿を大きく変える転換点となりました。
開幕時の陣容はファーストAdam LaRoche、セカンドAnthony Rendon、サードRyan Zimmerman、ショートIan Desmond。このうち、LaRocheとDesmondは打撃の好不調の波はありながらも、それぞれ135、154試合に先発。シーズンを通じてしっかり守ってくれました。
激動の震源となったのは、(残念ながら)Zimmermanでした。ここ数年、右肩痛などを原因としたスローイングの乱れで三塁守備に不安を抱えていましたが、開幕直後から不安定ぶりを露呈。開幕2戦目に最初の悪送球を記録した後、5戦目では失点につながる悪送球。打球が飛ぶたびにファンをドキドキさせ、ただ普通に処理しただけで拍手が起こるという、およそプロとは思えない情けない状況でした。そして迎えた4月12日のブレーブス戦。2塁ランナーとして牽制で帰塁する際にヘッドスライディングをして右手親指を骨折・・・。これにより 「サード Ryan Zimmerman」の時代は終わりを告げることになりました。この後、6月に復帰したときにはBryce HarperがDL入りしていたこともあってほぼレフトで出場。Harper復帰後は一時的にサードに戻りましたが、それも長くは続かず、7月にハムストリングを痛めて再びDL入り。9月下旬に復帰してきましたがサードを守れる状態ではなかったようです。ナショナルズの顔として2005年からサードを守り続けてきたZimmerman。華麗な守備はまさに息を呑むほどに素晴らしかった。引退するまでサードでいて欲しかったけれど、仕方ありません。
そのZimmermanからサードのポジションを奪い取ったのがRendonでした。当初はDanny Espinosaとの併用かと言われていましたが、結局実力でセカンドのレギュラーとしての出場機会を確保すると、打撃でチームMVPの呼び声も上がるほどの大活躍。Zimmermanが離脱した後のサードを任されると、守備力でも高い能力を見せつけました。
Zimmermanが離脱し、Rendonがサードに回ったことで出場機会を得、実に77試合にセカンドとして先発出場させてもらったEspinosaでしたが、守備は相変わらず超一流なのに、如何せん打てず、レギュラーポジションを奪回するには至りませんでした。フラッグディール・トレードでやってきたAbsdrubal Cabreraが(本職はショートにもかかわらず)セカンドのレギュラーとして起用され、その後ついぞEspinosaがセカンドで先発することはありませんでした。
以上の選手のうち、FAとして退団することが決まっているのはCabreraのみ。LaRocheとの契約には来季1500万ドルの相互オプションが付いていますが、LaRocheは残留を求めるコメントをしているものの、球団側はおそらく破棄するものとみられます。
これも結局のところZimmermanが要因です。Zimmermanとは2019年までの長期契約を結んでおり、DHのないナ・リーグのナショナルズではどこかを守らせなければなりません。そうなった時に、送球不安があるZimmermanの守備位置としてはファーストしかないためです。まさか、ZimmermanとLaRocheを併用するほどの贅沢はできないでしょうから。
すると、ファーストZimmerman、サードRendon、ショートDesmondまでは見えてきます。
残るポジションはセカンド。CabreraがFAとなり、しかもショート・セカンドともにFA選手の層が薄く、かなりの争奪戦が展開されるとみられます。個人的にはそこまでCabreraを買ってもいないので退団してくれても別にいいです。むしろ問題はEspinosaの処遇。8月以降の扱われ方を見ると、ノンテンダーFAかあるいはトレードでの放出の可能性も高いように思えます。しかし、Espinosaのあの守備は、あれだけでも十分に価値があると思いますし、オフの間にこれまでのスイッチヒッターから右打者に変わることにチャレンジしてみると言っているので、それに賭けてみてもいいのではないかと思います。
もちろん、控えがJeff KobernusだけというわけにはいきませんのでFAから補強するとは思いますが、控えでいいならいくらでも候補者はいそうです。
2014/10/28
Hot Stove Outlook 3 (CA)
次は捕手編ですが、幸か不幸か全く話題がありません(笑)。
正捕手Wilson Ramos、控えJose Lobaton、デプスのSandy Leon、Jhonatan Solanoの4人ともが引き続き契約下にあり、故障で出遅れるという懸念も今のところありません。このままいけば、スプリングトレーニング用に何人かのベテランと契約する程度でしょう。
心配があるとすれば、故障。4人が4人とも南米出身者なので、母国でのウィンターリーグに参加する可能性があります。参加することが悪いとは言いませんが、故障のないようくれぐれも留意してもらいたいですね。
正捕手Wilson Ramos、控えJose Lobaton、デプスのSandy Leon、Jhonatan Solanoの4人ともが引き続き契約下にあり、故障で出遅れるという懸念も今のところありません。このままいけば、スプリングトレーニング用に何人かのベテランと契約する程度でしょう。
心配があるとすれば、故障。4人が4人とも南米出身者なので、母国でのウィンターリーグに参加する可能性があります。参加することが悪いとは言いませんが、故障のないようくれぐれも留意してもらいたいですね。
2014/10/27
Hot Stove Outlook 2 (RP)
ワールドシリーズはMadison Bumgarnerが完封勝利のジャイアンツが第5戦を取って王手をかけました。が、話題はカージナルスのOscar Taveras外野手の交通事故死。長くトッププロスペクトとして期待され、今季メジャーデビューしたばかりだったのに。22歳の早過ぎる死に深い悲しみを感じます・・・。
さて。オフのアウトルックシリーズの2回目は、ブルペン投手編。
昨季、そして今季の8月までクローザーを務めていたRafael Sorianoとはようやく縁が切れそうです。2年で75セーブ、防御率3.15という数字だけ見ると悪くなさそうですが、ファンの信頼は全くありませんでした。ゼロ。0。零。契約上は来季1400万ドルの球団オプションがありますが、当然破棄でしょう。
他に退団が確実なのは故障もあって今季一度もメジャーで登板しなかったRoss Ohlendorfくらいですが、Ryan MattheusとRoss Detwilerも年俸調停申請されずにFA(いわゆる、ノンテンダーFA)となるかトレードされて退団する可能性があります。Mattheusは、今季はシーズンのほとんどを過ごしたAAAで数字を残せず、メジャーではほとんど戦力として扱われませんでした(敗戦処理で7試合に登板したのみ)。にも関わらず年俸調停対象となって年俸が上がることを球団が良しとするかどうか。微妙なところです。一方、契約上マイナーには落とせなかったためメジャーのブルペンに入り続けたとはいえ、やはり大事な場面で使われることはほとんどなく、ついにNLDSのロースターから外されたDetwilerに至っては、調停最終年で年俸が400万ドル程度になるだろうと言われており、かつてのトッププロスペクト(私がブログを始める前年にドラフトされ、ブログを始めた当初は球団内2位のプロスペクトでした。)とはいえ、いよいよ退団の日が来るかもしれません。
その他のブルペン投手陣は戻ってくると見込まれます。NLDSでは精彩を欠いたもののレギュラーシーズンでは文句の付けようのないピッチングでクローザーの地位を奪い返したDrew Storen。もはやメジャーリーグを代表するセットアッパーとなったTyler Clippard。ロングでも僅差でも、どんな使われ方でもしっかり投げてくれるCraig Stammen。Matt ThorntonとJerry Blevinsの頼りになるベテラン左腕2人。今春、彗星のように現れ、すっかりベンチの信頼を得たAaron Barrett。これで6人となります。
通常、メジャーのブルペンは7人ですから、仮にMattheusかDetwilerが残留するとそれで枠は埋まるわけですが、2年前も同じような状況でSorianoと契約して驚かせてくれたRizzo GM。特にポストシーズンを勝ち上がっていくにはブルペン力がものをいうことは、昨季のレッドソックス、今季のロイヤルズ、ジャイアンツが示しているところ(反証としてのタイガース)。何の動きもないとは考えにくいです。Jason Grilli、Casey Janssen、上原浩治といったクローザー経験のあるベテランがだぶついた感じでFA市場に出てくる見込みなので、その中から1枚くらい契約するのではないかと予想しています。
一般的に成績が安定せず長期契約には向かないと言われるブルペン投手ですが、5年連続で70試合以上に登板し、チームに多大なる貢献をしてきたClippardは別格。その功に報いる意味でも残り2年の年俸調停期間に1年を加えた3年契約あたりを提示してもいい/提示すべきだと思います。チームにとっても、今回の年俸調停プロセスを経ると650万ドルほどになることが予想され、もはやセットアッパーとしては抱えきれない水準。3年1800万ドルくらいで合意できれば双方ともハッピーだと思うのですが。
さて。オフのアウトルックシリーズの2回目は、ブルペン投手編。
昨季、そして今季の8月までクローザーを務めていたRafael Sorianoとはようやく縁が切れそうです。2年で75セーブ、防御率3.15という数字だけ見ると悪くなさそうですが、ファンの信頼は全くありませんでした。ゼロ。0。零。契約上は来季1400万ドルの球団オプションがありますが、当然破棄でしょう。
他に退団が確実なのは故障もあって今季一度もメジャーで登板しなかったRoss Ohlendorfくらいですが、Ryan MattheusとRoss Detwilerも年俸調停申請されずにFA(いわゆる、ノンテンダーFA)となるかトレードされて退団する可能性があります。Mattheusは、今季はシーズンのほとんどを過ごしたAAAで数字を残せず、メジャーではほとんど戦力として扱われませんでした(敗戦処理で7試合に登板したのみ)。にも関わらず年俸調停対象となって年俸が上がることを球団が良しとするかどうか。微妙なところです。一方、契約上マイナーには落とせなかったためメジャーのブルペンに入り続けたとはいえ、やはり大事な場面で使われることはほとんどなく、ついにNLDSのロースターから外されたDetwilerに至っては、調停最終年で年俸が400万ドル程度になるだろうと言われており、かつてのトッププロスペクト(私がブログを始める前年にドラフトされ、ブログを始めた当初は球団内2位のプロスペクトでした。)とはいえ、いよいよ退団の日が来るかもしれません。
その他のブルペン投手陣は戻ってくると見込まれます。NLDSでは精彩を欠いたもののレギュラーシーズンでは文句の付けようのないピッチングでクローザーの地位を奪い返したDrew Storen。もはやメジャーリーグを代表するセットアッパーとなったTyler Clippard。ロングでも僅差でも、どんな使われ方でもしっかり投げてくれるCraig Stammen。Matt ThorntonとJerry Blevinsの頼りになるベテラン左腕2人。今春、彗星のように現れ、すっかりベンチの信頼を得たAaron Barrett。これで6人となります。
通常、メジャーのブルペンは7人ですから、仮にMattheusかDetwilerが残留するとそれで枠は埋まるわけですが、2年前も同じような状況でSorianoと契約して驚かせてくれたRizzo GM。特にポストシーズンを勝ち上がっていくにはブルペン力がものをいうことは、昨季のレッドソックス、今季のロイヤルズ、ジャイアンツが示しているところ(反証としてのタイガース)。何の動きもないとは考えにくいです。Jason Grilli、Casey Janssen、上原浩治といったクローザー経験のあるベテランがだぶついた感じでFA市場に出てくる見込みなので、その中から1枚くらい契約するのではないかと予想しています。
一般的に成績が安定せず長期契約には向かないと言われるブルペン投手ですが、5年連続で70試合以上に登板し、チームに多大なる貢献をしてきたClippardは別格。その功に報いる意味でも残り2年の年俸調停期間に1年を加えた3年契約あたりを提示してもいい/提示すべきだと思います。チームにとっても、今回の年俸調停プロセスを経ると650万ドルほどになることが予想され、もはやセットアッパーとしては抱えきれない水準。3年1800万ドルくらいで合意できれば双方ともハッピーだと思うのですが。
2014/10/26
Hot Stove Outlook 1 (SP)
ジャイアンツとロイヤルズのワールドシリーズは第4戦を終えて2勝2敗。がっぷり四ツの好勝負となっています。我らがMichael Morseは第1,2戦ではDHとして先発出場。第3戦では、代打で登場し、反撃の口火となるレフト線へのタイムリーを放つなど活躍中(試合には結局負けましたが)。Morseがいるから、という理由だけではありませんが、ジャイアンツを応援しています。
さて。
予告していたとおり、ナショナルズのオフの注目点についての記事を書いておきます。
まずは先発投手編。
2014年は、先発ローテーションの5人(Stephen Strasburg、Jordan Zimmermann、Doug Fister、Gio Gonzalez、Tanner Roark)がほぼ健康に過ごし、5人で全162試合中149試合に先発。スポットスターターはわずかにBlake Treinen(7試合)、Taylor Jordan(5試合)、Taylor Hill(1試合)の3人しか必要としませんでした。となれば当然といえば当然ですが、チーム先発投手防御率は3.04で30球団中独走トップの素晴らしい結果を残しました。
この8人全員が2015年シーズンも契約下にあり、大きな補強はないだろうというのが大方の予想です。
最大の関心は、いずれもFAまであと1年となるZimmermannとFisterとの契約延長問題。生え抜きのZimmermannとはこれまでも何度となく議論してきたものの折り合わず。昨オフ、年俸調停の残りの2年をカバーする契約を結んでおり、しかも2年目の来季が1650万ドルという超超高額。さらにレギュラーシーズン最終戦でのノーヒッターなどもあって市場価値は上がっているため、Zimmermann側に合意するメリットがありません。Fisterは15年が年俸調停最終年でZimmermannに比べる低い金額になるでしょうが、(開幕には出遅れたものの)5月以降はエース級の働きをしており、こちらも市場価値は上昇。昨オフ、トレード直後にナショナルズから延長契約を提示されながらFister側が拒否したという経緯もあります。2人とも、「このチームで優勝したい」などというセンチメンタルな理由で残留してくれるようなタイプではないこともこれまでの発言から明らか。ということで、Rizzo GMをもってしても、契約延長に合意する可能性はかなり低いと思われます。
こうなると、(あくまで頭の体操ですが)トレードも考えられます。例えば、最低限レギュラーを張れる二塁手にエリートプロスペクトを足してくれるならZimmermannかFisterを対価として出してもいいと思います。その場合は、別途トレードかFAで先発を補強する必要が出てきますが、マーケットにまともな二塁手がいない(Absrubal Cabreraのように本職ショートの選手を回すというなら別ですが)ことを考えると悪くない考えかもしれません。とはいえ、来季こそワールドチャンピオンを狙って勝負をかけるなら、ナショナルズで実績を残した2人が残留してくれることが望ましいのは当然です。
FAマーケットとなると、Max Scherzer、Jon Lester、James Shieldsが3本柱という感じで出てきます。この中なら、Scherzer一択。2016年にはトレードに出されなかったほうもFA流出するわけですから、思い切った長期契約はアリだと思います。
まあ、トレードがそううまく行くとも思えませんので、結局は故障が頻発する場合の保険として、今季AAAでフルシーズン投げたAaron Laffeyのようなタイプのベテラン投手2-3人とマイナー契約を結ぶ程度に終わるのではないかと予想しています。
さて。
予告していたとおり、ナショナルズのオフの注目点についての記事を書いておきます。
まずは先発投手編。
2014年は、先発ローテーションの5人(Stephen Strasburg、Jordan Zimmermann、Doug Fister、Gio Gonzalez、Tanner Roark)がほぼ健康に過ごし、5人で全162試合中149試合に先発。スポットスターターはわずかにBlake Treinen(7試合)、Taylor Jordan(5試合)、Taylor Hill(1試合)の3人しか必要としませんでした。となれば当然といえば当然ですが、チーム先発投手防御率は3.04で30球団中独走トップの素晴らしい結果を残しました。
この8人全員が2015年シーズンも契約下にあり、大きな補強はないだろうというのが大方の予想です。
最大の関心は、いずれもFAまであと1年となるZimmermannとFisterとの契約延長問題。生え抜きのZimmermannとはこれまでも何度となく議論してきたものの折り合わず。昨オフ、年俸調停の残りの2年をカバーする契約を結んでおり、しかも2年目の来季が1650万ドルという超超高額。さらにレギュラーシーズン最終戦でのノーヒッターなどもあって市場価値は上がっているため、Zimmermann側に合意するメリットがありません。Fisterは15年が年俸調停最終年でZimmermannに比べる低い金額になるでしょうが、(開幕には出遅れたものの)5月以降はエース級の働きをしており、こちらも市場価値は上昇。昨オフ、トレード直後にナショナルズから延長契約を提示されながらFister側が拒否したという経緯もあります。2人とも、「このチームで優勝したい」などというセンチメンタルな理由で残留してくれるようなタイプではないこともこれまでの発言から明らか。ということで、Rizzo GMをもってしても、契約延長に合意する可能性はかなり低いと思われます。
こうなると、(あくまで頭の体操ですが)トレードも考えられます。例えば、最低限レギュラーを張れる二塁手にエリートプロスペクトを足してくれるならZimmermannかFisterを対価として出してもいいと思います。その場合は、別途トレードかFAで先発を補強する必要が出てきますが、マーケットにまともな二塁手がいない(Absrubal Cabreraのように本職ショートの選手を回すというなら別ですが)ことを考えると悪くない考えかもしれません。とはいえ、来季こそワールドチャンピオンを狙って勝負をかけるなら、ナショナルズで実績を残した2人が残留してくれることが望ましいのは当然です。
FAマーケットとなると、Max Scherzer、Jon Lester、James Shieldsが3本柱という感じで出てきます。この中なら、Scherzer一択。2016年にはトレードに出されなかったほうもFA流出するわけですから、思い切った長期契約はアリだと思います。
まあ、トレードがそううまく行くとも思えませんので、結局は故障が頻発する場合の保険として、今季AAAでフルシーズン投げたAaron Laffeyのようなタイプのベテラン投手2-3人とマイナー契約を結ぶ程度に終わるのではないかと予想しています。
2014/10/18
10/7 NLDS Game 4 (負): シリーズの敗因は打線
[10月8日オリジナル]
シーズン終了。がっかりし過ぎて記事を書く元気がありません。また後日。
[10月17日追記]
まずはこのホームランを御覧ください(動画)。我らがMichael Morseが大きな仕事をやってのけました。元ナショナルズでもやっぱりMorseはなんとなく特別です。お陰でブログを更新する気力が戻ってきました。早いものでNLDS敗退から早や10日。いまさらですが更新しておきます。
L2-3@SFG (Series 1-3)
Gio(ND) 4.0IP 0ER(2R) 4H 1BB 1K 1E
Thornton (L0-1) 0.1IP 1ER 2H
Barrett 0.1IP 0ER 2BB 1WP
Harper 2/3 double HR(3) BB R 2RBI
後がない状態で迎えた敵地での第4戦。先発を任されたGio Gonzalezが悪いほうのGioらしさを見せてしまいました。2回裏1死1塁で打者Juan Perezの打球はバットが折れるほどにどん詰まりのピッチャーゴロでしたが、これをGioが捕球できず足に当ててオールセーフ。はっきり言ってイージープレーだったのに。さらにピッチャーRyan Vogelsongの送りバントをGioとサードのAnthony Rendonがお見合いしてしまい、1死満塁。これで集中力を失ってしまったGioが続くGregor Blancoに対してストレートの押し出し四球を与えてしまいました。さらにJoe Panikの一ゴロの間にもう1点。ポストシーズンの大事な試合でこんなことが許されるんでしょうかというような、情けないイニングでした。
それでも何とか立ち直ったGioが3、4回は無失点で抑えてくれて、迎えた5回表。先頭のIan Desmondのシングルに続き、Bryce Harperがレフト線に鋭い二塁打を弾き返して1点差。しかし、痛かったのはなお無死2塁のチャンスで、Wilson Ramos、Asdrubal Cabrera、(代打Nate Schierholtzの四球を挟んで)Denard Spanが凡退し、もう1点が取れなかったことでした。あれは追いつかなければならない場面でした。結局、先発4番手のはずのVogelsonにまるでTim Hudsonのような好投を許してしまっては勝てるはずもありません。
このシリーズ、打線でただ1人好調だったHarperが7回表にライト場外の海に飛び込むソロ本塁打を打ってなんとか同点としましたが、打線にできたのはそこまで。その裏、Matt Thorntonが2人の走者を残して降板すると、続いて起用されたAaron Barrettが四球で満塁とした後になんとワイルドピッチ。結局これが決勝点となってしまいました。後のないこの場面、BarrettではなくTyler Clippardを起用すべきだったという意見もみられますが、私としてはBarrettの起用は悪くなかったと思っています。
とはいえ打線は沈黙したままで最後まで行ってしまいました。8、9回で出したランナーは9回2死から半ば歩かされて四球のHarperだけ。見せ場を作ることもなく虚しく終戦。
***************************
シリーズを通じて投手陣は良く頑張りました。4試合(延長18回を戦っていますから実質5試合分)で9失点。うち非自責点が3もあって、チーム防御率は驚異の1.23。しかし、負けた試合は全て1点差。Storen、Roark、Barrett、みんなギリギリのところで粘れなかったのは確かでした。いやいや、誰がなんと言おうと投手陣は十分に頑張りました。
敗因は打線。チーム打撃成績 .164/.222/.258って・・・・。全9得点で、そのうち2点は第3戦でのMadison Bumgarnerの悪送球でもらったもの。残る7点のうち、ソロホームランによるものが4点。そしてBryce Harperが1人で4打点。他の打者では、Anthony Rendonだけが気を吐き、打率.368(7安打)と頑張りましたが、全試合にフル出場したにも関わらず、1番Spanは2安打、3番Werthと4番LaRocheはともに1安打ずつ(もちろん打点0)に終わってしまいました。特に3,4番の本来ならチームを引っ張るはずの2人がこの成績に終わったことが最大の敗因でしょう。
そして、忘れもしない第2戦の9回2死での投手交代。ですが、それを言うのは結果論になるのでやめましょう。
ともかく、このようにしてナショナルズのシーズンは終わってしまいました。故障者もRyan Zimmermanくらいという充実した戦力を持ち、シーズン終盤がものすごく好調だっただけに、ものすごい消化不良感があります。えっ?!ほんとに終わりなの?という感じです。でも、終わりは終わり。また来年に向けて、応援していきたいと思います(そう思えるようになるまで10日かかりましたあ。)。
もうちょっと充電した後で、オフの注目に関するシリーズなんかを書いてみようと思います。それから、プロスペクトの話題かな(アリゾナ秋季リーグはナショナルズ的には今一つ盛り上がりに欠けますが。)。
皆様、今後ともよろしくお願いします。
シーズン終了。がっかりし過ぎて記事を書く元気がありません。また後日。
[10月17日追記]
まずはこのホームランを御覧ください(動画)。我らがMichael Morseが大きな仕事をやってのけました。元ナショナルズでもやっぱりMorseはなんとなく特別です。お陰でブログを更新する気力が戻ってきました。早いものでNLDS敗退から早や10日。いまさらですが更新しておきます。
L2-3@SFG (Series 1-3)
Gio(ND) 4.0IP 0ER(2R) 4H 1BB 1K 1E
Thornton (L0-1) 0.1IP 1ER 2H
Barrett 0.1IP 0ER 2BB 1WP
Harper 2/3 double HR(3) BB R 2RBI
後がない状態で迎えた敵地での第4戦。先発を任されたGio Gonzalezが悪いほうのGioらしさを見せてしまいました。2回裏1死1塁で打者Juan Perezの打球はバットが折れるほどにどん詰まりのピッチャーゴロでしたが、これをGioが捕球できず足に当ててオールセーフ。はっきり言ってイージープレーだったのに。さらにピッチャーRyan Vogelsongの送りバントをGioとサードのAnthony Rendonがお見合いしてしまい、1死満塁。これで集中力を失ってしまったGioが続くGregor Blancoに対してストレートの押し出し四球を与えてしまいました。さらにJoe Panikの一ゴロの間にもう1点。ポストシーズンの大事な試合でこんなことが許されるんでしょうかというような、情けないイニングでした。
それでも何とか立ち直ったGioが3、4回は無失点で抑えてくれて、迎えた5回表。先頭のIan Desmondのシングルに続き、Bryce Harperがレフト線に鋭い二塁打を弾き返して1点差。しかし、痛かったのはなお無死2塁のチャンスで、Wilson Ramos、Asdrubal Cabrera、(代打Nate Schierholtzの四球を挟んで)Denard Spanが凡退し、もう1点が取れなかったことでした。あれは追いつかなければならない場面でした。結局、先発4番手のはずのVogelsonにまるでTim Hudsonのような好投を許してしまっては勝てるはずもありません。
このシリーズ、打線でただ1人好調だったHarperが7回表にライト場外の海に飛び込むソロ本塁打を打ってなんとか同点としましたが、打線にできたのはそこまで。その裏、Matt Thorntonが2人の走者を残して降板すると、続いて起用されたAaron Barrettが四球で満塁とした後になんとワイルドピッチ。結局これが決勝点となってしまいました。後のないこの場面、BarrettではなくTyler Clippardを起用すべきだったという意見もみられますが、私としてはBarrettの起用は悪くなかったと思っています。
とはいえ打線は沈黙したままで最後まで行ってしまいました。8、9回で出したランナーは9回2死から半ば歩かされて四球のHarperだけ。見せ場を作ることもなく虚しく終戦。
***************************
シリーズを通じて投手陣は良く頑張りました。4試合(延長18回を戦っていますから実質5試合分)で9失点。うち非自責点が3もあって、チーム防御率は驚異の1.23。しかし、負けた試合は全て1点差。Storen、Roark、Barrett、みんなギリギリのところで粘れなかったのは確かでした。いやいや、誰がなんと言おうと投手陣は十分に頑張りました。
敗因は打線。チーム打撃成績 .164/.222/.258って・・・・。全9得点で、そのうち2点は第3戦でのMadison Bumgarnerの悪送球でもらったもの。残る7点のうち、ソロホームランによるものが4点。そしてBryce Harperが1人で4打点。他の打者では、Anthony Rendonだけが気を吐き、打率.368(7安打)と頑張りましたが、全試合にフル出場したにも関わらず、1番Spanは2安打、3番Werthと4番LaRocheはともに1安打ずつ(もちろん打点0)に終わってしまいました。特に3,4番の本来ならチームを引っ張るはずの2人がこの成績に終わったことが最大の敗因でしょう。
そして、忘れもしない第2戦の9回2死での投手交代。ですが、それを言うのは結果論になるのでやめましょう。
ともかく、このようにしてナショナルズのシーズンは終わってしまいました。故障者もRyan Zimmermanくらいという充実した戦力を持ち、シーズン終盤がものすごく好調だっただけに、ものすごい消化不良感があります。えっ?!ほんとに終わりなの?という感じです。でも、終わりは終わり。また来年に向けて、応援していきたいと思います(そう思えるようになるまで10日かかりましたあ。)。
もうちょっと充電した後で、オフの注目に関するシリーズなんかを書いてみようと思います。それから、プロスペクトの話題かな(アリゾナ秋季リーグはナショナルズ的には今一つ盛り上がりに欠けますが。)。
皆様、今後ともよろしくお願いします。
2014/10/07
10/6 NLDS Game 3 (勝)
(さすがに平日の午前中なので観戦はできず。)
W4-1@SFG (Series 1-2)
Fister(W1-0) 7.0IP 0ER 4H 3BB 3K
Clippard(HD) 1.0IP 0ER
Storen 1.0IP 1ER 2H K
Harper 1/3 HR(2) BB 2R RBI
Cabrera 1/4 RBI
Span 2/4
Rendon 2/4
崖っぷちに追い込まれたナショナルズを最終的に救ってくれたのは、相手投手のMadison Bumgarnerでした。7回表、ここまで4人の走者を出しながらも3塁を踏めていなかったナショナルズ打線。この回先頭のIan DesmondのシングルとBryce Harperの四球で無死1,2塁のチャンスを得ると、打者Wilson Ramosに対してベンチのサインは送りバント。とはいえ、過去何年もやったことのない送りバントをしろと言われても簡単にはできません。2球失敗して2ストライクと追い込まれましたが、それでもサインは変わらず。必死の思いだったというRamosのスリーバントは一塁側へのきっちりしたバント。当然1塁に送球すべきところを、Bumgarnerは3塁へ、しかも悪送球してくれました!ボールがジャイアンツのブルペン辺りを転々とする間に、1塁走者のHarperまでもがホームインしてあっという間にナショナルズに2点が入りました。
第1戦でAdam LaRocheが間に合わない2塁に送球したところから失点したのとちょうど逆の構図。このプレーで流れはナショナルズに傾き、この後、Asdrubal Cabreraにもタイムリーが出て(Ramosの激走もあって)もう1点。さらに、9回表にはHarperがライトへあわや場外かというソロホームランでダメを押しました。
しかし、今日の主役は何と言っても、7回無失点のピッチングでBumgarnerとの真っ向からの投げ合いに勝利したDoug Fisterを置いて他にはいないでしょう。2回にシングルと2つの四球で2死満塁としたのが唯一のピンチらしいいピンチでした(Bumgarnerを三振で切り抜けた)。後がない大一番とは思えない、落ち着き払った様子は、さすがに場数を踏んでいるだけのことはあります。他の投手にはなかなか真似ができないでしょう。
8回はTyler Clippardが完璧な三者凡退でしたが、心配なのは、今日も出てくるなり2連打されてピンチを作り、結局犠飛で1点を失ったDrew Storen。個人的には心中するつもりで起用してほしいところですが、ここまでの2戦の内容を見るとベンチは起用法を考え直すかもしれません。だからといってRafael Sorianoはやだなあ。
ともかくこれで1勝2敗。引き続き負けたらシーズン終了の状況は変わりませんが、ムードはすっかり変わりました。Denard Spanにもヒットが出て、Anthony Rendonとともにいい流れを作り始めています。明日はGio Gonzalez。シーズン終盤の好投を続ければ勝てるはず。頑張って。
2014/10/04
10/4 NLDS Game 2 (ライブ観戦)(負)
[試合後追記]
L1-2(18) Giants (Series 0-2)
Zimmermann 8.2IP 1ER 3H 1BB 6K
Storen(BS1) 0.1IP 2H
Roark(L0-1) 2.0IP 1ER 1H 3K
Rendon 4/7 BB R RBI
(Jim Riggleman時代の後は)あまり采配についてどうこういうことはありませんでしたが、この敗戦に関しては、9回2死走者から四球を出したところでJordan Zimmermannを代えた采配がすべてでしょう。それまでほとんど完璧な(この四球の前まで20人連続で凡退させていた)ピッチングをしていたZimmermannを代える必要はなかったはず。「Zimmermannがマウンドを降りたことでジャイアンツ・ベンチに行けるという空気が流れた」という試合後のHudsonのコメントが物語るように、敵を利することはあってもナショナルズには何の益もない交代でした。案の定、代わったDrew StorenがBuster Posey、Pablo Sandovalに連打を浴びて同点・・・。長い延長線の末に敗れたことでチーム全体が意気消沈していることでしょうが、特に心配なのはDrew Storenの精神状態。Storenを救うためだけにでも、勝ってほしかったのに。
[ライブ観戦メモ]
【先発メンバー】
NATIONALS
CF Denard Span
3B Anthony Rendon
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
SS Ian Desmond
LF Bryce Harper
C Wilson Ramos
2B Asdrubal Cabrera
RHP Jordan Zimmermann
GIANTS
CF Gregor Blanco
2B Joe Panik
C Buster Posey
3B Pablo Sandoval
RF Hunter Pence
1B Brandon Belt
SS Brandon Crawford
LF Travis Ishikawa
RHP Tim Hudson
両チームとも昨日と全く同じメンバー。ナショナルズは最終戦でノーヒッターのZimmermann。対するジャイアンツはかつてブレーブス時代にはナショナルズキラーだったHudsonということで、投手戦が予想されます。
ホームで2連敗は許されません。気合を入れて頑張ってほしい。
【1回表】
Zimmermannが真ん中低めへの速球を投げ込んで始まりました。
L1-2(18) Giants (Series 0-2)
Zimmermann 8.2IP 1ER 3H 1BB 6K
Storen(BS1) 0.1IP 2H
Roark(L0-1) 2.0IP 1ER 1H 3K
Rendon 4/7 BB R RBI
(Jim Riggleman時代の後は)あまり采配についてどうこういうことはありませんでしたが、この敗戦に関しては、9回2死走者から四球を出したところでJordan Zimmermannを代えた采配がすべてでしょう。それまでほとんど完璧な(この四球の前まで20人連続で凡退させていた)ピッチングをしていたZimmermannを代える必要はなかったはず。「Zimmermannがマウンドを降りたことでジャイアンツ・ベンチに行けるという空気が流れた」という試合後のHudsonのコメントが物語るように、敵を利することはあってもナショナルズには何の益もない交代でした。案の定、代わったDrew StorenがBuster Posey、Pablo Sandovalに連打を浴びて同点・・・。長い延長線の末に敗れたことでチーム全体が意気消沈していることでしょうが、特に心配なのはDrew Storenの精神状態。Storenを救うためだけにでも、勝ってほしかったのに。
[ライブ観戦メモ]
【先発メンバー】
NATIONALS
CF Denard Span
3B Anthony Rendon
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
SS Ian Desmond
LF Bryce Harper
C Wilson Ramos
2B Asdrubal Cabrera
RHP Jordan Zimmermann
GIANTS
CF Gregor Blanco
2B Joe Panik
C Buster Posey
3B Pablo Sandoval
RF Hunter Pence
1B Brandon Belt
SS Brandon Crawford
LF Travis Ishikawa
RHP Tim Hudson
両チームとも昨日と全く同じメンバー。ナショナルズは最終戦でノーヒッターのZimmermann。対するジャイアンツはかつてブレーブス時代にはナショナルズキラーだったHudsonということで、投手戦が予想されます。
ホームで2連敗は許されません。気合を入れて頑張ってほしい。
【1回表】
Zimmermannが真ん中低めへの速球を投げ込んで始まりました。
2014/10/03
10/3 NLDS Game 1 (ライブ観戦) (負)
[試合後追記]
L2-3 Giants (Series 0-1)
Strasburg(L0-1) 5.0IP 1ER(2R) 8H 1BB 2K
Harper 2/4 HR(1) R RBI
Cabrera 1/4 HR(1) R RBI
反撃も及ばず惜敗。切り替えて、明日は勝ちましょう。
*****************
[ライブ観戦メモ]
さあ、いよいよポストシーズンが始まります。
【先発メンバー】
NATIONALS
CF Denard Span
3B Anthony Rendon
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
SS Ian Desmond
LF Bryce Harper
C Wilson Ramos
2B Asdrubal Cabrera
RHP Stephen Strasburg
GIANTS
CF Gregor Blanco
2B Joe Panik
C Buster Posey
3B Pablo Sandoval
RF Hunter Pence
1B Brandon Belt
SS Brandon Crawford
LF Travis Ishikawa
RHP Jake Peavy
先発メンバーは予想通り、シーズン終盤のレギュラーメンバー。Ryan Zimmermanがどういう場面で代打として起用されるかが注目です。
【1回表】
高め速球のストライクでプレーボール。
L2-3 Giants (Series 0-1)
Strasburg(L0-1) 5.0IP 1ER(2R) 8H 1BB 2K
Harper 2/4 HR(1) R RBI
Cabrera 1/4 HR(1) R RBI
反撃も及ばず惜敗。切り替えて、明日は勝ちましょう。
*****************
[ライブ観戦メモ]
さあ、いよいよポストシーズンが始まります。
【先発メンバー】
NATIONALS
CF Denard Span
3B Anthony Rendon
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
SS Ian Desmond
LF Bryce Harper
C Wilson Ramos
2B Asdrubal Cabrera
RHP Stephen Strasburg
GIANTS
CF Gregor Blanco
2B Joe Panik
C Buster Posey
3B Pablo Sandoval
RF Hunter Pence
1B Brandon Belt
SS Brandon Crawford
LF Travis Ishikawa
RHP Jake Peavy
先発メンバーは予想通り、シーズン終盤のレギュラーメンバー。Ryan Zimmermanがどういう場面で代打として起用されるかが注目です。
【1回表】
高め速球のストライクでプレーボール。
NLDSロースター
サンフランシスコ・ジャイアンツとのNLDSの25人ロースターが発表されました。
[PITCHERS]
RHP Stephen Strasburg
RHP Jordan Zimmermann
RHP Doug Fister
LHP Gio Gonzalez
LHP Matt Thornton
RHP Aaron Barrett
RHP Tyler Clippard
RHP Tanner Roark
RHP Rafael Soriano
RHP Craig Stammen
RHP Drew Storen
LHP Jerry Blevins
[CATCHERS]
C Wilson Ramos
C Jose Lobaton
[INFIELDERS]
1B Adam LaRoche
INF Asdrubal Cabrera
INF Anthony Rendon
SS Ian Desmond
INF Danny Espinosa
INF Kevin Frandsen
INF Ryan Zimmerman
[OUTFIELDERS]
OF Denard Span
OF Jayson Werth
OF Bryce Harper
OF Nate Schierholtz
驚きは、Rafael Sorianoが入って、Ross Detwiler が入らなかったことくらいです。納得いかないけど。
[PITCHERS]
RHP Stephen Strasburg
RHP Jordan Zimmermann
RHP Doug Fister
LHP Gio Gonzalez
LHP Matt Thornton
RHP Aaron Barrett
RHP Tyler Clippard
RHP Tanner Roark
RHP Rafael Soriano
RHP Craig Stammen
RHP Drew Storen
LHP Jerry Blevins
[CATCHERS]
C Wilson Ramos
C Jose Lobaton
[INFIELDERS]
1B Adam LaRoche
INF Asdrubal Cabrera
INF Anthony Rendon
SS Ian Desmond
INF Danny Espinosa
INF Kevin Frandsen
INF Ryan Zimmerman
[OUTFIELDERS]
OF Denard Span
OF Jayson Werth
OF Bryce Harper
OF Nate Schierholtz
驚きは、Rafael Sorianoが入って、Ross Detwiler が入らなかったことくらいです。納得いかないけど。
2014/10/02
2014年9月をふりかえる
既にワイルドカード・ゲームが始まり、昨日はロイヤルズが歴史的な好ゲームの末にアスレティックスを降し、今日はジャイアンツがパイレーツを圧倒し、ナショナルズとの対戦権を獲得しました。
********
さて、レギュラーシーズン終了時点での9月の月間成績を確認しておきます。
[NL EAST End of 2014 Season]
最後まで緩めることなく、9月を19勝8敗とむしろ勢いを付けてシーズンを終えたナショナルズが、2位に17ゲームという大差をつけて独走優勝を飾りました。2年ぶり2度目。2位ブレーブスとの直接対決も4勝2敗と勝ち越し、苦手意識も払しょくしました。ブレーブスは月間7勝18敗と大失速。勝率5割を切り、ポストシーズンももちろん逃し、とうとうメッツに並ばれてシーズンを終えることになりました。頑張ったのがメッツ。15勝10敗という好成績で、来季につながる9月を過ごしました。新人王候補Jacob deGromが大活躍。Matt Harveyも開幕には間に合う予定で、来季はメッツが強敵になりそうです。マーリンズも一時はブレーブスに並びましたが最後にナショナルズに連敗して4位フィニッシュ。フィリーズは・・・どうするんでしょうね。
ナ・リーグの中地区はブリューワーズが自滅して、カージナルスとパイレーツが最終日まで争いましたが、カージナルスが逃げ切りました。西地区はドジャーズがあっさりと優勝。ワイルドカードは、パイレーツとジャイアンツが同率で並んでの進出となりました。地区優勝3チームの勝率は、ナショナルズ、ドジャーズ、カージナルスの順なので、ナショナルズのNLDSの相手はパイレーツとジャイアンツの勝者となりました。
ア・リーグでは、東地区のオリオールズと西地区のエンゼルス(98勝で30球団最高勝率)が早々に優勝を決めました。中地区は最後の最後までデットヒートが繰り広げられましたが、タイガースがロイヤルズを振り切って地区4連覇。しかし、そのロイヤルズもワイルドカードで、なんと29年ぶりのポストシーズン進出を決めました。もう1つのワイルドカードは、8-9月で11も負け越したA'sがなんとかなんとか1ゲーム差でマリナーズを振り切って滑り込みました。
ところで、例年私は開幕前にポストシーズン進出チームを予想しているのですが、今年の予想を確認してみてびっくりしまsちあ。なんと、パイレーツとオリオールズ以外の8チームを、スロットまで含めて当ててしまいました。まぐれと言えばまぐれですが、うれしいですね。何か出ないかな。出ないよな。このままWS優勝チームまで当たるといいなあ。
月間MVPは、月間4勝負けなし、最終戦で球団史上初のノーヒッターを達成したJordan Zimmermannで文句なしですが、とにかく先発投手陣は全員絶好調でした。Stephen StrasburgはZimmermannをも下回る防御率1.13で、一番悪いGio Gonzalezでも2.48という数字。2度の登板機会を得たBlake Treinenまでもが2.92。スポットスタートで打ち込まれたTaylor Hillの数字を加えても、先発投手陣全体の防御率は2.25。もちろん30球団ダントツの好成績。WHIPの数字に至っては主力5人全員が1.00を切っています。負けるわけがありません。
ブルペンでは、ずっと不安定なピッチングを続けていたRafael Sorianoが9月5日に3点リードを守りきれなかったことでようやくクローザーから降格。当初、Williams監督はクローザーを固定せずマッチアップによって起用すると言っていましたが、ふたを開ければDrew Storenが圧倒的な安定ぶりを見せてあっという間に月間10セーブ。完全にクローザーの地位を確立しました。9月に再昇格してきたAaron Barrettも10試合無失点とポストシーズンのロースター入りを確実。7回BarrettとMatt Thornton、8回Tyler Clippard、9回Storenという形がしっかり確立した状態で、ポストシーズンに臨むことになりました。
[Hitter of September 2014: Adam LaRoche]
地区優勝が決まった後はレギュラー陣にときおり休養させながら調整していたという感じで、大体はいい感じでレギュラーシーズンを終えました。心配なのは、Wilson Ramosくらい。Asdrubal Cabreraはこんなものでしょう。Anthony Rendon、Denard Span(守備でヒザを痛めてヒヤリとしましたが最後はしっかりプレーして終了)、Jayson Werth、Adam LaRocheは好調を維持。中でもAdam LaRocheはあの9月3日のクレイジエスト・ゲームでの代打同点2ランから始まり、いいところで何本も打ってくれました。今季限りでの退団が有力視(本人もそう語っていました)されていますが、堅実な守備ともどもいい選手です。ポストシーズンでのもう一暴れを期待しています。
7月から長期離脱していたRyan Zimmermanが9月20日になってようやく復帰。プレーできることはできるようですが、結局サードを守ることは一度もありませんでした。打撃でもややついていけていない場面が見受けられましたので、不安は残ります。ポストシーズンのロースター入りは確実ですが、起用法が最大の不確定要因となっています。
セプテンバー・コールアップのMichael Taylor(打率.238)とSteven Souza(同.182)の2人は、数字だけ見ると期待外れだったようにも見えますが、Taylorは守備でも打撃でもなかなかの評価。Souzaは記録した2本の安打がともに印象的な大ホームランで、そして最終戦でのスーパーキャッチで歴史に名を残しました(少なくともトリビアクイズの答えにはなりました)。
********
さて、レギュラーシーズン終了時点での9月の月間成績を確認しておきます。
[NL EAST End of 2014 Season]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 96 | 66 | .593 | - |
Atlanta | 79 | 83 | .488 | 17.0 |
New York | 79 | 83 | .488 | 17.0 |
Miami | 77 | 85 | .475 | 19.0 |
Philadelphia | 73 | 89 | .451 | 23.0 |
最後まで緩めることなく、9月を19勝8敗とむしろ勢いを付けてシーズンを終えたナショナルズが、2位に17ゲームという大差をつけて独走優勝を飾りました。2年ぶり2度目。2位ブレーブスとの直接対決も4勝2敗と勝ち越し、苦手意識も払しょくしました。ブレーブスは月間7勝18敗と大失速。勝率5割を切り、ポストシーズンももちろん逃し、とうとうメッツに並ばれてシーズンを終えることになりました。頑張ったのがメッツ。15勝10敗という好成績で、来季につながる9月を過ごしました。新人王候補Jacob deGromが大活躍。Matt Harveyも開幕には間に合う予定で、来季はメッツが強敵になりそうです。マーリンズも一時はブレーブスに並びましたが最後にナショナルズに連敗して4位フィニッシュ。フィリーズは・・・どうするんでしょうね。
ナ・リーグの中地区はブリューワーズが自滅して、カージナルスとパイレーツが最終日まで争いましたが、カージナルスが逃げ切りました。西地区はドジャーズがあっさりと優勝。ワイルドカードは、パイレーツとジャイアンツが同率で並んでの進出となりました。地区優勝3チームの勝率は、ナショナルズ、ドジャーズ、カージナルスの順なので、ナショナルズのNLDSの相手はパイレーツとジャイアンツの勝者となりました。
ア・リーグでは、東地区のオリオールズと西地区のエンゼルス(98勝で30球団最高勝率)が早々に優勝を決めました。中地区は最後の最後までデットヒートが繰り広げられましたが、タイガースがロイヤルズを振り切って地区4連覇。しかし、そのロイヤルズもワイルドカードで、なんと29年ぶりのポストシーズン進出を決めました。もう1つのワイルドカードは、8-9月で11も負け越したA'sがなんとかなんとか1ゲーム差でマリナーズを振り切って滑り込みました。
ところで、例年私は開幕前にポストシーズン進出チームを予想しているのですが、今年の予想を確認してみてびっくりしまsちあ。なんと、パイレーツとオリオールズ以外の8チームを、スロットまで含めて当ててしまいました。まぐれと言えばまぐれですが、うれしいですね。何か出ないかな。出ないよな。このままWS優勝チームまで当たるといいなあ。
[Pitcher of September 2014: Jordan Zimmermann]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Stephen Strasburg | 5 | 32.0 | 3 | 32 | 1.13 | 0.75 |
Jordan Zimmermann | 5 | 34.0 | 4 | 34 | 1.32 | 0.74 |
Gio Gonzalez | 5 | 32.2 | 4 | 31 | 2.48 | 0.80 |
Doug Fister | 5 | 33.2 | 4 | 18 | 1.87 | 0.98 |
Tanner Roark | 4 | 25.2 | 3 | 14 | 2.45 | 0.97 |
G | IP | S | HD | ERA | WHIP | |
Drew Storen | 14 | 12.1 | 10 | 2 | 0.00 | 0.81 |
Tyler Clippard | 13 | 12.0 | 0 | 10 | 3.75 | 0.83 |
Aaron Barrett | 10 | 7.0 | 0 | 3 | 0.00 | 0.86 |
Jerry Blevins | 9 | 9.0 | 0 | 2 | 3.00 | 1.11 |
Rafael Soriano | 9 | 8.1 | 2 | 0 | 7.56 | 1.56 |
月間MVPは、月間4勝負けなし、最終戦で球団史上初のノーヒッターを達成したJordan Zimmermannで文句なしですが、とにかく先発投手陣は全員絶好調でした。Stephen StrasburgはZimmermannをも下回る防御率1.13で、一番悪いGio Gonzalezでも2.48という数字。2度の登板機会を得たBlake Treinenまでもが2.92。スポットスタートで打ち込まれたTaylor Hillの数字を加えても、先発投手陣全体の防御率は2.25。もちろん30球団ダントツの好成績。WHIPの数字に至っては主力5人全員が1.00を切っています。負けるわけがありません。
ブルペンでは、ずっと不安定なピッチングを続けていたRafael Sorianoが9月5日に3点リードを守りきれなかったことでようやくクローザーから降格。当初、Williams監督はクローザーを固定せずマッチアップによって起用すると言っていましたが、ふたを開ければDrew Storenが圧倒的な安定ぶりを見せてあっという間に月間10セーブ。完全にクローザーの地位を確立しました。9月に再昇格してきたAaron Barrettも10試合無失点とポストシーズンのロースター入りを確実。7回BarrettとMatt Thornton、8回Tyler Clippard、9回Storenという形がしっかり確立した状態で、ポストシーズンに臨むことになりました。
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Anthony Rendon | 99 | .337 | .429 | .506 | 14 | 3 | 11 | 4 |
Ian Desmond | 94 | .277 | .351 | .458 | 15 | 2 | 10 | 7 |
Denard Span | 94 | .321 | .394 | .488 | 11 | 3 | 9 | 4 |
Asdrubal Cabrera | 94 | .217 | .290 | .361 | 8 | 2 | 10 | 3 |
Bryce Harper | 93 | .289 | .352 | .422 | 7 | 3 | 4 | 1 |
Jayson Werth | 92 | .324 | .478 | .479 | 13 | 1 | 7 | 2 |
Adam LaRoche | 88 | .263 | .352 | .539 | 12 | 7 | 22 | 0 |
Wilson Ramos | 77 | .203 | .221 | .297 | 8 | 2 | 9 | 0 |
地区優勝が決まった後はレギュラー陣にときおり休養させながら調整していたという感じで、大体はいい感じでレギュラーシーズンを終えました。心配なのは、Wilson Ramosくらい。Asdrubal Cabreraはこんなものでしょう。Anthony Rendon、Denard Span(守備でヒザを痛めてヒヤリとしましたが最後はしっかりプレーして終了)、Jayson Werth、Adam LaRocheは好調を維持。中でもAdam LaRocheはあの9月3日のクレイジエスト・ゲームでの代打同点2ランから始まり、いいところで何本も打ってくれました。今季限りでの退団が有力視(本人もそう語っていました)されていますが、堅実な守備ともどもいい選手です。ポストシーズンでのもう一暴れを期待しています。
7月から長期離脱していたRyan Zimmermanが9月20日になってようやく復帰。プレーできることはできるようですが、結局サードを守ることは一度もありませんでした。打撃でもややついていけていない場面が見受けられましたので、不安は残ります。ポストシーズンのロースター入りは確実ですが、起用法が最大の不確定要因となっています。
セプテンバー・コールアップのMichael Taylor(打率.238)とSteven Souza(同.182)の2人は、数字だけ見ると期待外れだったようにも見えますが、Taylorは守備でも打撃でもなかなかの評価。Souzaは記録した2本の安打がともに印象的な大ホームランで、そして最終戦でのスーパーキャッチで歴史に名を残しました(少なくともトリビアクイズの答えにはなりました)。
登録:
投稿 (Atom)