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2017/12/03

Prospect Profile #27: Anderson Franco

[2017年12月更新, 2016年10月オリジナル]

まだ両リーグのチャンピオンシップシリーズが続いているところですが、ナショナルズのシーズンは終わったので、久し振りにProspect Profileシリーズの新エントリーです。しかも最初はかなりマイナーな選手(笑)。(今更ですが)2016年のMy Top 10 Prospectsの1人、Anderson Franco内野手です。

[Player Data]
Name: Anderson Franco
Position: 3B
Born: August 15, 1997
Birthplace: Bani, Dominican Rep.
School: NA
Height: 6-3
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA(2013)
BA Organization Rank: 10(2016) ⇒ 14(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
荒削りながら、スイング・スピード、パワーともに高い評価。特に引っ張った打球の強さは目を見張るものがある。打撃面での課題は選球眼と変化球への対応。グラブさばき、肩、守備範囲、いずれも平均以上で、将来的にもサードを守れるとの評価。足は速くない。

[Background]
ドミニカ共和国出身。2013年8月に16歳の誕生日となるのを待ってナショナルズが契約。90万ドルというドミニカ出身のティーン・エイジャーに対するものとしてはかなりの高額ボーナスに期待の程が窺われる。

2014年シーズンをドミニカ・サマー・リーグで過ごした後、2015年に米本土上陸。GLCナショナルズ(Rk)で.281/.347/.412、4本塁打という好成績を残し、シーズン終盤の11試合だけAuburn(SS)に昇格してプレーした。

AuburnかあるいはHagerstonw(A)でプレーすると見込まれた2016年シーズンだったが、予想外にもGCLで開幕。しかも、当初はレギュラーとして出場させてもらえず。シーズン終盤にはほぼサードのレギュラーとしてプレーしたが、24試合で.277/.307/.349と前年の成績さえ大きく下回った。故障という情報はないのだが。

前年からは大きく期待を下げて迎えた2017年だったが、さらに評価を下げることになった。Hagerstown(A)でフルシーズン120試合に健康にプレーしたものの、打撃成績は456打席で.201/.272/.348という惨憺たるもの。11本塁打のパワーの一方で、100三振。守備でもサードでのエラー率が1割を超え、シーズン終盤はもっぱらファーストに回されていた。

[Comment]
Victor Roblesとはずいぶん差をつけられてしまいましたが、まだ19歳、どこかでスイッチが入ればという期待感は残っています。2018年はもう一度シングルAかな。頑張れ。(2017年12月)

2016年は謎の足踏みに終わりましたが、同じ2013年の海外FA同期であり、誕生日も3か月しか違わないVictor Roblesを手本にステップアップしていくことを期待しています。(2016年10月)

2016/11/27

BP: Nationals Top 10 Prospects

もう先週のことですが、主要サイトでは最も早く、Baseball Prospectus(BP)のナショナルズ組織内トップ10プロスペクトランキングが発表されました(元記事)。

1. Victor Robles, OF 
2. Lucas Giolito, RHP
3. Reynaldo Lopez, RHP
4. Juan Soto, OF 
5. Erick Fedde, RHP
6. Carter Kieboom, SS
7. Dane Dunning, RHP
8. Anderson Franco, 3B
9. Andrew Stevenson, OF 
10. Sheldon Neuse, INF

2016年ドラフト組からCater Kieboom、Dane Dunning、Sheldon Neuseの3人がランクイン。4位のJuan Sotoと9位のAndrew Stevensonを含め、半数の5人の顔ぶれが前年から代わりました。前年から消えた5人というのは、Trea Turner、Wilmer Difo、A.J. Cole、Pedro Severino、Austin Vothで、全員が現時点で40人ロースター入り(Voth以外はMLBデビュー済み)で「卒業」扱いと言っていいいでしょう。結構なことです。

このランキングに戻ると、1位がまず意外でした。夏にはMLB全体でも1位、2位を争うトッププロスペクトとの評価を得てメジャーデビューまで果たしたLucas Giolitoを差し置いて、Victor Robles。Giolitoはメジャーへの適応に苦しんでいることと、球速が落ちていることから少し評価を落とした模様。一方のRoblesは少し故障で離脱したものの、攻守ともに評価は上がり続けており、このランキングでは逆転に至りました。

3位のReyanaldo Lopezまでは確実に全体トップ100にも顔を出してくると思われますが、もしかすると4位のJuan Sotoも来るかもしれません。ドミニカ出身の18歳。左打ちの外野手。2015年の7月に150万ドルの大型契約で入団した時にちょっと話題になりましたが、当時はノーマーク。1年目17歳の今季、GCLでデビューし、.361/.410/.550、5本塁打の成績を残し、最終週にはAuburn(SS)に昇格し、そこでもしっかり打ってシーズンを終えました。守備・走塁の評価は高くありませんが、それを補って余りある長打力が魅力のようです。

5位のErick Feddeを挟み、6位にCater Kieboom、7位にDane Dunningと2016年のドラフト1順目コンビが並んでいます。この2人はデビューしたリーグでしっかり成績を残したので順当に思いますが、10位にSheldon Neuseが入ったことが次の驚きでした。元々オーバードラフト気味の評価だった上、Auburnでの打撃成績は.230/.305/.341、1本塁打でしたから、このように高く評価されるとは思いませんでした。この評価に応えるような来季を期待しましょう。

また、2016年は謎の足踏みに終わってしまったAnderson Francoが、プロ2年目でHarrisburg(AA)まで昇格し、アリゾナ秋季リーグでも大活躍だったAndrew Stevensonを上回ったことも意外でしたね。BPは公表時期が早かったので、アリゾナの結果は織り込まれていないのかもしれません。BAではStevensonはもっと上に来るのではないでしょうか。

2016/09/13

プロスペクト・レポート (マイナーリーグ終了)

ポストシーズンに残っていたPotomac Nationals (A+)とHagerstown Suns (A)の2チームもあっさりと第1ラウンドで敗退し、マイナーリーグのシーズンが終了しました。My Top 10 Prospects+2の選手についての最終レポートです。

なお、Lucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人はメジャーに帯同しているため、まだシーズンは続いています。(成績は9月12日終了時点)

Lucas Giolito, RHP 
14G(14GS) 71.0IP 72K 34BB 3.17/1.42 [AA] 
7G(7GS) 37.1IP 40K 10BB 2.17/1.10 [AAA] 
5G(4GS) 19.1IP 10K 11BB 5.59/1.76 [MLB] 

前回レポートの後AAAで好投を続け、8月28日のロッキーズ戦で三度メジャーでの先発機会を与えられましたが、やはり5回4失点で負け投手となり即座にマイナーへ降格。続く9月2日の登板で8回無失点の快投を見せ、AAAでは十分通用することを示してマイナーのシーズンを終了しました。セプテンバーコールアップとしてメジャーに帯同し、ロングリリーフとして起用されています。何かをつかんでシーズンを終えてくれることを期待したいです。

Reynaldo Lopez, RHP 
14G(14GS) 76.1IP 100K 25BB 3.18/1.23[AA] 
5G(5GS) 33.0IP 26K 10BB 3.27/0.94 [AAA] 
7G(6GS) 32.1IP 31K 16BB 5.01/1.61 [MLB] 

こちらは前回レポートの後、8月13日のブレーブス戦でメジャー初勝利、続くやはりブレーブス戦で7回11奪三振の快投で2勝目を記録し、何かをつかんだかと期待させましたが、通用したのはブレーブス打線だけ(笑)。続くオリオールズ戦、一度マイナーでの登板を挟んでのメッツ戦でいずれも4回持たずに降板してしまいました。9月以降もメジャーに帯同し、やはりロングリリーフとして起用されています。

Austin Voth, RHP 
27G(25GS) 157.0IP 133K 57BB 3.15/1.24 [AAA] 

7月の不調の後8-9月は7試合で防御率1.96と奮起しましたが、結局メジャーに声がかかることはなく、Syracuse(AAA)のローテーションを守り続けてシーズン終了。アリゾナ秋季リーグへの派遣が決まっていますので、活躍を期待しましょう。

Erick Fedde, RHP 
18G(17GS) 91.2IP 95K 19BB 2.85/1.14 [A+] 
5G(5GS) 29.1IP 28K 10BB 3.99/1.47 [AA] 

絶好調でHarrisburg(AA)に昇格し、初戦で7回1失点の勝ち投手になりましたが、続く試合で5回途中7失点と5月以来の大量失点。壁にぶつかってどうなるかなというところでしたが特に尾を引くことはなく、6回で12三振を奪う快投で最終登板を締めくくりました(防御率もギリギリで4点を切りました)。2チームで計121イニング。TJ手術明けかつフルシーズン1年目としてはこれ以上望めない結果でしょう。

Tyler Watson, LHP 
9G(9GS) 43.0IP 48K 9BB 1.88/0.91 [SS] 
3G(3GS) 15.0IP 6BB 16K 4.80/1.47 [A] 

前回レポート後にAuburn(AA)でもう1試合に登板し、シーズン防御率を2点未満まで下げた後、Hagerstown(A)に昇格。3試合に登板し、うち2試合ではいずれも5回を2失点、7奪三振と好投。最終登板で5回、被安打9、失点4とやや打ちこまれましたが、それでも高卒2年目としては十分過ぎるシーズンになりました。

なお、前回紹介したWeston Davis は11試合で2.67/0.93、McKenzie Millsは12試合で3.71/1.33の成績で、いずれもAuburn(SS)でシーズンを終了しています。

Drew Ward, 3B 
53G 203PA 3HR 24RBI 22BB 51K .219/.310/.309 0SB [AA] 
64G 268PA 11HR 32RBI 34BB 70K .278/.377/.491 0SB [A+] 

Harrisburg(AA)に昇格した後は、調子を上げることができないままにシーズン終了。参加が内定しているアリゾナ秋季リーグでの活躍を期待しています。

Andrew Stevenson, CF 
65G 280PA 2HR 16RBI 20BB 51K .246/.302/.328 12SB [AA] 
68G 300PA 1HR 18RBI 24BB 44K .304/.359/.418 27SB [A+] 

Wardと仲良しですね。こちらもAA昇格後は目立つ結果を残せずに終了。やはりアリゾナ秋季リーグへの参加が予定されています。

Victor Robles, CF 
41G 198PA 3HR 11RBI 14BB 32K .262/.354/.387 18SB [A+] 
64G 285PA 5HR 30RBI 18BB 38K .305/.405/.459 19SB [A] 

GCLでリハビリ出場した後、8月12日にPotomac(A+)に復帰。復帰後の22試合では.281/.364/.406という成績。Aでの成績に比べると見劣りしますが、まだ19歳という年齢を考えれば上出来。ますます将来が楽しみです。

Jakson Reetz, C 
88G 342PA 4HR 38RBI 38BB 79K .230/.346/.357 4SB [A] 

前回レポートから、打率、出塁率、長打率とも少しずつ改善してシーズンを終了。打撃成績はなかなかぱっとしませんが、フルシーズン捕手としてプレーしてきて疲れがたまっていたであろう8-9月に.286/.388/.429の結果を残して終えたことは評価していいと思います。そもそも高卒3年目にとってはチャンジングなリーグでしたから。プロスペクトとしての評価を下げる必要はないと思います。

Anderson Franco, 3B 
24G 88PA 1HR 9RBI 4BB 5K .277/.307/.349 1SB [Rk] 

シーズン終盤はほぼサードのレギュラーとしてプレーしましたが、打撃成績は低下。昨シーズンの同じGulf Coast Leagueでの成績(46試合でOPS.759)を大きく下回ってしまいました。故障という情報は入っていませんでしたが、出遅れたことといい、何かがあったんでしょう。残念。

Carter Kieboom, SS 
36G 155PA 4HR 25RBI 12BB 43K .244/.323/.452 1SB(2CS) [Rk] 

GCLで最後までレギュラーとしてプレーし、上記の打撃成績。前回レポート時には0本だったホームランを8月11日以降に4本記録。これにより(打率はやや落としましたが長打率が上昇し)OPSは.747から.774に上昇しました。選球眼に守備にとまだまだ課題は多いものの期待感を抱かせるプロデビューと言っていいでしょう。

Dane Dunning, RHP 
1G(1GS) 2.0IP 3K 0BB 0.00/0.00 [Rk] 
7G(7GS) 33.2IP 29K 7BB 2.14/0.98 [SS] 

前回レポートの後の3試合計19イニング(なお、うち1試合は記録上9イニングを完投したことになっていますが、雨天中断で後日続きが行われた試合の前と後の2日に渡って投げています)でわずか2失点と圧倒してシーズンを終了。申し分ないプロデビューとなりました。来季はHagerstown(A)スタートでしょう。

2016/08/10

プロスペクト・レポート (8/8まで)

7月はさぼってしまったので2か月ぶりとなる、My Top 10 Prospectsの選手についてのフォローアップです。

その間に、Lucas GiolitoとReynaldo Lopezの2人が(結果はともかく)メジャーデビューを果たしましたが、今一番の注目を集めているのはErick Feddeです。

また、おまけとして、今年のドラフト1順目の2人についてもレポートしておきます。

(※成績は8月8日終了時点。)

Lucas Giolito, RHP 
3G(3GS) 11.0IP 5K 9BB 4.91/1.91 [MLB] 
3G(3GS) 15.1IP 18K 8BB 4.11/1.76 [AAA] 
14G(14GS) 71.0IP 72K 34BB 3.17/1.42 [AA]

6月28日のメッツ戦で(AAAを飛ばして)メジャーデビュー。この試合、4回まで1安打無失点でしたが雨のため降板。降板時点でリードしており、結局5-0で勝ったあの試合が、今から思えば最も白星に近い試合でした。以降はAAAと行ったり来たりしながら投げていますが、残念な結果ばかりで急速に期待がしぼんでいます。投球回数も考えると9月以降に投げる可能性は小さいはず。メジャーで投げる機会を与えられるかどうかはわかりませんが、どこであれもう一度調子を取り戻し、いい感じでシーズンを終えてもらいたいところです。

Reynaldo Lopez, RHP
2G(2GS) 8.2IP 13K 6BB 9.35/2.31 [MLB] 
4G(4GS) 26.0IP 22K 7BB 3.12/0.96 [AAA] 
14G(14GS) 76.1IP 100K 25BB 3.18/1.23[AA]

Giolitoがメジャーに上がったタイミングでAAAに昇格し、2試合に好投。Giolitoと入れ替わりで7月19日にメジャーデビュー。その後、AAAとメジャーとを行ったり来たりしているのもGioitoと同様。メジャーでは結果を残せていませぁキ)タ|ェ、将来性を感じさせるピッチングでした。AAAでは結果を残している(7月24日には完封勝利)し、現時点ではGiolitoを評価で上回っているかもしれません。こちらも9月に投げることはまずないでしょう(ブルペンなら可能性があるかもしれませんが)。

Austin Voth, RHP 
21G(21GS) 122.2IP 101K 40BB 3.45/1.23 [AAA]

Syracuse(AAA)のローテーションを守り続けています。Giolito、Lopezに抜かれて気落ちしたわけではないと思いますが、7月の月間防御率は4.60と低迷。メジャーデビューまであと少し。踏ん張れ、頑張れ。

Erick Fedde, RHP 
18G(17GS) 91.2IP 95K 19BB 2.85/1.14 [A+]

ここ1か月ほどのナショナルズのマイナーリーガーで最もホットな存在がFeddeです。前回6月の記事を書いた時点での防御率は4.78でしたが、その後の8試合、計42.2イニングの自責点はわずか3、この間の防御率0.63という驚異的な数字を残しています。A+クラスの打者を圧倒・オ桙オ、次回登板はHarrisburg(AA)に昇格することが発表されています。こちらもTJ明けで投球回数制限が厳しく課されることが想定されています。

Tyler Watson, LHP
8G(8GS) 37.0IP 40K 8BB 2.19/0.97 [SS]

Auburn(SS)のローテーション投手として順調に投げています。与四球は1登板1つペースと悪くなく、イニング数を上回る三振を奪う素晴らしい成績。New York Penn Leagueのオールスター(8月16日開催予定)にも選ばれました。

Auburnには、Watson(2015年34順目)に加えて、McKenzie Mills(2014年18順目、8試合2.65/1.29)、Weston Davis(2014年11順目、7試合2.65/0.79)と近年の高卒入団投手がローテーションにそろっており、フォローするのが楽しいチームです。このまま3人そろって成長してくれることを期待しています。

Drew Ward, 3B 
38G 145PA 3HR 18RBI 18BB 33K .228/.324/.339 0SB [AA]
64G 268PA 11HR 32RBI 34BB 70K .278/.377/.491 0SB [A+] 

6月下旬に卒業という感じでA+からAAに昇格。その後は、やや苦しんでいる様子。ただ、直近の15試合に限れば.261ですから決して悪くない。シーズンが終わるまでにもう一暴れできると来季につながります。

Andrew Stevenson, CF 
39G 162PA 2HR 10RBI 6BB 23K .232/.259/.323 4SB [AA] 
68G 300PA 1HR 18RBI 24BB 44K .304/.359/.418 27SB [A+]

打率3割を記録し、Wardとともに6月下旬にAAに昇格。やはり昇格後に苦しんでいるところもWardと同じ。こちらも直近の11試合なら.293。盛り上がってシーズンを締めましょう。

Victor Robles, CF 
19G 87PA 2HR 7RBI 5BB 12K .236/.341/.361 9SB [A+]
64G 285PA 5HR 30RBI 18BB 38K .305/.405/.459 19SB [A]

やはり6月末にAを卒業し、ちょうどStevensonの後釜としてA+に昇格。出だしなかなかヒットが出なかった後、6試合連続安打とペースをつかんだ矢先、7月18日の試合で左手に死球を受けて「DL入り。8月6日にGCLでのリハビリ出場を開始していますので、まあ大丈夫だと思われます。

Jakson Reetz, C 
72G 283PA 4HR 31RBI 32BB 66K .216/.330/.339 2SB [A]

前回レポートじから、打率は微減。出塁率と長打率はかなり低下。健康に経験を積んでいることが救いですが、なかなか打てませんね。

Anderson Franco, 3B
11G 33PA 0HR 4RBI 1BB 5K .313/.333/.375 0SB [Rk]

GCLで開幕。ただし、GCLでも必ずしもレギュラー出場していません。出ればまずまずヒットは打っていますが。何か問題があるのでしょうか。

Carter Kieboom, SS 
22G 97PA 0HR 11RBI 8BB 28K .250/.330/.417 0SB [Rk] 

GCLの開幕以来、ほぼレギュラーとしてプレー。7月20日くらいから10日間ほど休み、心配しましたが、その後復帰しています。三振が多いことを除けば、打撃成績としてはまずまず。ホームランはありませんが、二塁打、三塁打で長打率を稼いでいます。守備面では17試合で5つのエラーを記録。これはちと多いですね。

Dane Dunning, RHP 
4G(4GS) 14.2IP 13K 4BB 3.68/1.09 [SS] 
1G(1GS) 2.0IP 0ER 3K 0BB 0.00/0.00 [Rk] 

カレッジワールドシリーズが終わるのを待ってからの契約となったため、やや遅めの7月9日にGLCでの調整登板でプロデビュー。すぐにAuburn(SS)に合流し、4試合に先発。3試合目で初黒星を喫しましたが、次の登板で5回1失点と好投して初白星。奪三振率もWHIPも悪くないし、これからに期待が持てそうです。

2016/06/18

プロスペクト・レポート (6/17まで)

前回(5月15日まで)から約1か月。17日にAuburn(SS)のシーズンが開幕し、Tyler Watsonが初登板したこともあり、My Top 10 Prospectsの選手についてフォローアップしておきます。

(※ 成績は6月17日終了時点。)

Lucas Giolito, RHP 
13G(13GS) 66.1IP 69K 30BB 2.71/1.36 [AA]
さあ、エンジンがかかってきました。前回からの1か月の間に登板した全6試合で自責点2以下(防御率1.75)。44奪三振に対してわずか10四球と、コントロールも改善。特に6月10日の試合では7イニングを投げて自責点0、1四球、12奪三振の快投。シーズン成績を見ても、AAAあるいはメジャーへの昇格の声がかかっても不思議がない数字になってきました。

Reynaldo Lopez, RHP
12G(12GS) 61.1IP 77K 23BB 3.82/1.30[AA]
チームメイトのGiolito同様、この1か月でぐっと数字を改善しました。特に、この1か月間の30イニングでの45奪三振(9四球)は素晴らしい数字。6月8日の試合では7回で13奪三振を奪っています。

Austin Voth, RHP 
12G(12GS) 68.1IP 66K 17BB 2.90/1.16 [AAA]
引き続きSyracuse(AAA)のローテーションで順調に先発を重ねています。メジャーのローテーション投手に全く空きが出ないので出番はありませんが、コールアップの一番手であることに変わりはないはず。メジャーデビューが待ち遠しいでしょう。

Erick Fedde, RHP 
10G(10GS) 49.0IP 48K 12BB 4.78/1.27 [A+]
残念な結果となっていると書いた前回記事の後、5月23日、28日にいずれも無失点の好投を演じた矢先、脇腹(肩やヒジでなくてホッとしました)を痛めたとのことでDL入り。心配しましたが、6月17日にきちんと復帰し、4回1失点。これからしっかりイニング(経験)を積み重ね、数字も改善していってくれることを期待します。

Tyler Watson, LHP
1G(1GS) 5.0IP 7K 1BB 0.00/0.80 [SS]
今季の開幕はAuburn(SS)。開幕戦のマウンドに送り込まれ、5イニングを3安打1四球で無失点に抑える堂々のピッチング。7奪三振も光ります。さあ、これからが楽しみです。

Drew Ward, 3B
58G 243PA 11HR 30RBI 30BB 61K .295/.391/.529 0SB [A+]
ほんの少し数字を落としたものの、引き続き順調なシーズンを送っており、オールスターにも選出されました。ホームランが実にいいペース。どうせならシーズン3割をクリアしてほしい。

Andrew Stevenson, CF 
63G 278PA 1HR 17RBI 22BB 41K .296/.351/.403 25SB [A+]
打撃は開幕直後の勢いを失い、シーズン打率が3割を切ってしまいました。まあ、それでも決して悪い数字ではなく、Wardとともにオールスターに選ばれています。もう一度エンジンをふかせてもらいたい。

Victor Robles, CF 
59G 263PA 5HR 29RBI 17BB 33K .315/.417/.460 18SB [A]
こちらも僅かに数字を落としたとはいえ、打率は軽く3割超を維持。盗塁数を順調に伸ばしている一方で、盗塁死は減らしており、成長を伺えます。気になるのは時々休んでいること。どこかに、あまり大きくないケガでもしているのかもしれません。

Jakson Reetz, C 
39G 157PA 2HR 16RBI 23BB 36K .220/.365/.350 2SB [A]
シーズン打率はまだ2割を少し超えた程度ですが、前回レポートからの1か月間では打率.254という数字を残しており、また出塁率は相変わらずの高水準ですから、心配しなくてもいいのかもしれません。

Anderson Franco, 3B
Auburn(SS)の開幕ロースターには名前がありません。GCLスタートなのか、故障なのか。。。

2016/05/16

プロスペクト・レポート (5/15まで) その1

シーズンが始まって1か月あまりが経過しました。My Top 10 Prospectsの選手がどう過ごしているか、まとめておきます。

なお、明日もう1本記事をアップする予定ですが、そちらでは、My Top 10以外で各チームで目立つ成績を残している選手を紹介します。両方合わせて見てもらうと分かりますが、センターの層の厚さが目立ちます。

(※ 成績は5月15日終了時点。)

Lucas Giolito, RHP 
7G(7GS) 30.1IP 25K 20BB 3.86/1.68 [AA]
開幕から7試合、Harrisburg(AA)のローテーションで投げていますが、20与四球に現れているようにコントロールに苦しんでいます。開幕から5試合は、おそらく予定通りで4イニング以下。6試合目に6イニングを投げて与四球1の2失点で今季初勝利を記録し、いよいよ本領発揮かと思いましたが、続く直近の試合では、6回表だけで3四球を与えてしまいイニング途中で降板(3失点したものの味方エラーもあったため自責は0)。きっかけさえあれば好投し始めると信じています。

Reynaldo Lopez, RHP
6G(6GS) 31.1IP 31K 14BB 4.60/1.31[AA]
こちらも開幕からAAのローテーションで投げていますが、同僚のGiolitoとどっこいどっこいの結果。イニング数とほぼ同じ数の三振を奪っており悪くはありませんが、余計な四球も多く、失点を重ねています。Giolito同様、これからギアを上げて行ってほしいです。

Austin Voth, RHP 
6G(6GS) 35.0IP 36K 5BB 2.31/1.00 [AAA]
開幕からSyracuse(AAA)のローテーション投手として6試合に先発。うち4試合で自責点0。やはり4試合で無四球。イニング数を上回る36奪三振。素晴らしい成績です。強いて懸念を挙げれば、打たれた2試合が4失点、5失点と派手に失点しており好不調の波が大きいのかなという点ですが、合計でこれだけの数字を残せば、文句の付けようがありません。メジャーのローテーションに何かあればコールアップの一番手と言っていいでしょう。それはいつになるでしょうか。

Erick Fedde, RHP 
7G(7GS) 34.0IP 35K 9BB 6.62/1.44 [A+]
Potomac(A+)のローション投手として7試合に先発していますが、ここまでは残念な結果となっています。特に、5月4日のLynchburg戦では、7本の長短打と1死球で6点を失い、1回を投げ切ることさえできず。もっとも、奪三振はイニング数を上回り、四球もそれほど多くないので、防御率ほどひどい内容ではないはず。どこかで風向きを変えたい。

Tyler Watson, LHP
高卒ルーキー。まだ出場機会はありません。6月以降にRkかSSに所属するはず。

Drew Ward, 3B
34G 148PA 7HR 21RBI 17BB 37K .305/.399/.547 0SB [A+]
故障もあって不完全燃焼に終わった昨シーズンと同じPotomac(A+)で開幕。開幕から7試合連続安打(うち2本塁打)のロケットスタートを切り、4月の成績は.310/.396/.560、5本塁打。5月に入ってもほぼ同水準の数字。A+の投手をしっかり打ち込んでいます。三振は多いものの、四球もしっかり選んでおり、何より長打が出ていることが期待感を高めています。シーズン途中のAAへの昇格もあるかも。

Andrew Stevenson, CF 
32G 150PA 5triple 0HR 10RBI 14BB 20K .346/.405/.474 14SB(6CS) [A+]
Potomac(A+)の1番センターとして活躍中。チームメイトのWardを上回る開幕から11試合連続安打を記録。その後も打ち続け、リーグトップの46安打、出場32試合のうちノーヒットに終わったのはわずか5試合と、立派な安打製造機となっています。本塁打はありませんが、二塁打、三塁打を量産中。盗塁も期待通りに積み上げています(盗塁死も目立ちますが)。

Victor Robles, CF 
33G 147PA 3HR 17RBI 9BB 16K .336/.423/.484 12SB(6CS)
こちらはHagerstown(A)の1番センターとして打ちまくっています。3本塁打に現れるように長打力もあり、盗塁もあり、三振の少なさも魅力。しかし、5月13日の試合の8回裏の打席で代打を出され、14、15日は欠場。特に故障情報は見つけられていませんが、少し心配です。

Jakson Reetz, C 
20G 79PA 0HR 4RBI 13BB 16K .183/.372/.267 1SB [A]
昨季はSSでも打てなかったにも関わらず、Hagerstown(A)で開幕。ベネズエラ出身の22歳、Jorge Tilleroと先発マスクをほぼ分け合っています(Reetzの育成という観点からは、いいことだと思います)。打撃成績を見ると苦しんでいるようですが、しっかりとボールを見極め13四球を選び、出塁率は立派です。焦る必要はありません。

Anderson Franco, 3B
まだ出場機会はありません。6月以降に(昨シーズン終盤に昇格した)SSに所属するはず。

2016/04/10

My Top 10 Prospects 2016

さて、7日にマイナーリーグも開幕。My Top 10 Prospects も2016年版に更新します(2015年版はこちら)。

今年も、トッププロスペクトであり、かつ次の2つの要件を満たす選手の中から選んでみました。

① 2016年開幕までにAAA以上に到達していない
② 24歳未満

カッコ内は年齢と開幕時のレベル(現時点で配属されていない選手は予想)。

PITCHERS
Lucas Giolito, RHP (21, AA)
Reynaldo Lopez, RHP (22, AA)
Austin Voth, RHP (23, AAA)
Erick Fedde, RHP (23, A+)
Tyler Watson, LHP (18, おそらくSS)

上の4人は昨年から引き続き。メジャーデビューで卒業したJoe Rossに代わって、誰を入れようかかなり迷いましたが、昨年のドラフト34順目の高卒入団、Tyler Watsonを選んでみました。昨季GCLでデビューしてわずか5試合の登板ながら、快投しています。同じ昨年のドラフトでもう少し上位で指名された投手も何人かイましたが、希望枠?として高卒のWatsonにしました。大きく育って下さい。

HITTERS
Drew Ward, 3B (21, A+)
Jakson Reetz, C (20, A)
Victor Robles, OF (19, A)
Anderson Franco, 3B (18, おそらくSS)
Andrew Stevenson, OF (21, A+)

Victor RoblesとAnderson Francoのドミニカ出身のティーンエイジャーの2人と2016年ドラフト最上位(2順目)のAndrew Stevensonの3人が新規加入。Trea TurnerとWilmer Difoがメジャーに到達して卒業。もう1人、Rafael Bautistaも、決して大きく評価を下げたわけではないのですが、期待感という観点から上記の3人を優先しました。むしろ前年から残ったDrew WardとJakson Reetzの2人は昨季残念なシーズンを送って評価を下げており、奮起が期待されます。

まずは皆、怪我なく成長してくれることを願います。

2016/02/24

Sickels: Nationals Top 20 Prospects

Minor League BallのJohn Sickelsのナショナルズ・プロスペクトランキング(元記事)が発表されました。

上位の顔ぶれにあまり驚きはありません。珍しい名前は、15位のMax Schrockくらい。逆に漏れている選手は、Blake Perkins、Drew Ward、Jakson Reetzといったまだ結果は残していない高卒入団野手。まあ、そういう傾向なんでしょう。

Grade A
1. Lucas Giolito, RHP 
Grade A- 
2. Trea Turner, SS
Grade B/B+
3. Victor Robles, OF
Grade B 
4. Reynaldo Lopez, RHP
5. A.J. Cole
Grade B/B-
6. Erick Fedde, RHP
Grade B-
7. Wilmer Difo, SS
8. Anderson Franco, 3B
9. Austin Voth, RHP
Grade B-/C+
10. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
11. Osvaldo Abreu, INF
12. Rafael Bautista, OF
13. Chris Bostick, INF
14. Pedro Severino, C
15. Max Schrock, 2B
16. Rhett Wiseman, OF
Grade C+/C
17. Raudy Read, C
18. Abel De Los Santos, RHP
19. Koda Glover, RHP
20. Nick Lee, LHP

2016/02/10

BP: Nationals Top 10 Prospects

オフに入ってすぐにBAから出て以来ずっと待ちぼうけだったナショナルズのトッププロスペクトランキングですが、ようやくBaseball Prospectus (BP) のトップ10が発表されました(元記事)。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF
4. Reynaldo Lopez, RHP
5. Wilmer Difo, SS/2B
6. Erick Fedde, RHP
7. Anderson Franco, 3B 
8. A.J. Cole, RHP
9. Austin Voth, RHP
10. Pedro Severino, C

トップ3はBAと同じくLucas Giolito、Trea Turner、Victor Roblesの3人。4位にReynaldo Lopezが入っていますが、記事中でもLopezまでの4人をまとめて「arguably the best in baseball」と評するなど、Lopezの高い評価が印象的です。逆にBAでは4位だったErick Feddeへの評価がやや低い。以降の顔ぶれでは10位のPedro SeverinoだけがBAとの違いです。

記事中にはその他の楽しみな選手として次の5人が紹介されています。Blake PerkinsとAndrew Stevensonの2人は昨年のドラフト組。

Osvaldo Abreu, SS 
Blake Perkins, OF
Jakson Reetz, C
Andrew Stevenson, OF 
Drew Ward, 3B

2015/11/11

BA: Nationals Top 10 Prospects

今年はNL東地区からということでずいぶんと早いのですが、BAからナショナルズのトップ10プロスペクトが公表されました(元記事)。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF 
4. Erick Fedde, RHP
5. Reynaldo Lopez, RHP
6. Wilmer Difo, SS/2B
7. A.J. Cole, RHP
8. Andrew Stevenson, OF 
9. Austin Voth, RHP
10. Anderson Franco, 3B

前年からあまり変わってないという印象。Trea Turnerトレード獲得後のツートップは変わらず。前年の3位Michael Taylorと6位Joe Rossが卒業し、A.J. Coleまでの選手はほぼ前年の順位を維持しています。順調に育っていると言えば育っているわけですが、新たに上位に食い込んできたのが3位に入ったVictor Roblesだけというのは、むしろ残念と言わざるを得ないでしょう。2015年ドラフト組から入ったのが8位のAndrew Stevensonだけというのも、仕方ないのかもしれませんが寂しいですね。

とはいえ、3位のRoblesと10位に入ったAnderson Francoの2人はそろってドミニカ出身の18歳という夢のある選手。基礎から立て直すことになったドミニカでのスカウト事業も、あれから5年以上が経ち、次第に成果を生み始めたのかもしれません。