ラベル Fister の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Fister の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2017/02/14

2016-17 Free Agent List

[2017年2月14日更新終了] 

1. Yoenis Cespedes, OF* →NYM : 1億1000万ドル/4年
2. Edwin Encarnacion, DH/1B* →CLE: 6500万ドル/3年
3. Aroldis Chapman, RP → NYY: 8600万ドル/5年  
4. Kenley Jansen, RP* →LAD: 8000万ドル/5年
5. Justin Turner, IF* →LAD: 6400万ドル/4年
6. Dexter Fowler, CF* →STL: 8250万ドル/5年
7. Rich Hill, SP → LAD : 4800万ドル/3年
8. Ian Desmond, CF/SS* → COL: 7000万ドル/5年 
9. Jeremy Hellickson, SP* → PHI: QO(1720万ドル/1年)
10. Jose Bautista, OF* → TOR: 1850万ドル/1年
11. Mark Melancon, RP → SFG: 6200万ドル/4年
12. Mark Trumbo, DH/OF* → BAL: 3750万ドル/3年
13. Neil Walker, 2B* → NYM: QO(1720万ドル/1年)
14. Matt Wieters, C
15. Carlos Beltran, DH/OF → HOU: 1600万ドル/1年
16. Josh Reddick, OF → HOU : 5200万ドル/4年
17. Jason Hammel, SP → KC: 1600万ドル/2年
18. Wilson Ramos, C → TBR: 1250万ドル/2年
19. Carlos Gomez, OF → TEX: 1150万ドル/1年
20. Ivan Nova, SP →PIT: 2600万ドル/3年
21. Mike Napoli, 1B/DH → TEX: 850万ドル/1年 
22. Kendrys Morales, DH/1B → TOR: 3300万ドル/3年
23. Bartolo Colon, SP → ATL: 1250万ドル/1年
24. Daniel Hudson, RP →PIT: 1100万ドル/2年
25. Jae-gyun Hwang, UT → SF: minor
26. Brad Ziegler, RP →MIA: 1600万ドル/2年
27. Jason Castro, C →MIN: 2450万ドル/3年
28. Michael Saunders, OF→ PHI: 900万ドル/1年
29. Matt Holliday, OF → NYY: 1300万ドル/1年
30. Derek Holland, SP →CHW: 600万ドル/1年
31. Luis Valbuena, UT → LAA: 1500万ドル/2年
32. Brandon Moss, OF → KC: 1200万ドル/2年
33. Chase Utley, 2B → LAD: 200万ドル/1年
34. Brett Anderson, SP → CHC: 350万ドル/1年
35. Joe Blanton, RP
36. Colby Rasmus, OF →TB: 500万ドル/1年
37. Brett Cecil, RP → STL : 3000万ドル/4年
38. Travis Wood, SP/RP → KC: 1200万ドル/2年 
39. Matt Joyce, OF → OAK: 1100万ドル/2年
40. Steven Pearce, UT → TOR: 1250万ドル/2年
41. Sean Rodriguez, UT → ATL: 1100万ドル/2年
42. Jonathan Papelbon, RP
43. Pedro Alvarez, DH/1B
44. Charlie Morton, SP → HOU: 1400万ドル/2年
45. Andrew Cashner, SP → TEX: 1000万ドル/1年
46. Mitch Moreland, 1B → BOS: 500万ドル/1年
47. Jose Miguel Fernandez, 2B/3B → LAD: minor
48. Edinson Volquez, SP → MIA: 2200万ドル/2年
49. Jon Jay, CF → CHC: 800万ドル/1年
50. Rajai Davis, OF →OAK: 600万ドル/1年

53. Doug Fister, SP
72. Marc Rzepczynski, RP → SEA: 1100万ドル/2年
78. Drew Storen, RP →CIN: 300万ドル/1年
95. Kurt Suzuki, C → ATL: 150万ドル/1年
99. Stephen Drew, IF → WAS: 350万ドル/1年
101. Matt Belisle, RP →MIN: 205万ドル/1年
105. Ross Ohlendorf, RP →ヤクルト・スワローズ: 160万ドル/1年
141. Yusmeiro Petit, SP/RP → LAA: minor 
167. Sean Burnett, RP → PHI: minor
169. Craig Stammen, RP → SD: minor
195. Ross Detwiler, SP/RP →OAK: minor
NA. Chris Heisey, OF → WAS: 140万ドル/1年
NA. Michael Morse, 1B → SFG: minor
NA: John Lannan, LHP → KC: minor
NA. Tyler Moore, 1B → MIA: minor
NA. Matt den Dekker, OF →MIA: minor
NA. Adam Lind, 1B → WAS: 150万ドル/1年

NT: Ben Revere, OF → LAA: 400万ドル/1年

[11月11日オリジナル]
2016年オフのFA選手リストです。ランキングはYahoo!のJeff Passanによるもの。トップ50と主な元ナショナルズを転載しておきます。

ナショナルズからFAとなった選手では、Mark Melanconが11位、Wilson Ramosが18位(あのケガさえなければトップ10は確実だったのですが)がトップ50に入っています。そして、Ian Desmondが8位。再びQOを受けていますが、今年こそいい契約を勝ち取れるでしょうか(QOを受けた選手は*を付けています)。


2016/02/25

15-16 FA選手ランキング

[2月25日 最終更新]
野手も含めたスプリングトレーニングがいよいよ始まりました。この直前に、Dexter Fowler、Yovani Gallardo(メディカルでひっかかって少しもめたようですが)の2人がオリオールズと契約し、QOを受けた選手で所属先が決まらないのはIan Desmondだけとなってしまいました。上位30選手でもちろんただ1人。2013年のオフにナショナルズからの1億ドルを超える契約延長オファーを蹴ったという経緯が報じられているため、ナショナルズファンの中でも冷たい反応もありますが、私としては、長くナショナルズを支えてきたDesmondがこのような目に遭っていることに悲しい気持ちです。1日も早くいい契約を得られることを願っています。

※2月26日修正。Dexter Fowlerは一度はオリオールズとの3年契約に合意したと報じられましたが、結局Fowler側の方針変更で、カブスとの1年契約を選びました。オリオールズが1年後の契約解除条項(オプトアウト)を飲まなかったためと言われています。

[2月9日更新]
スーパーボウルも終わり、スプリングトレーニングまで10日ほど。日本のプロ野球は既にキャンプインし、アメリカでもいよいよ野球の季節が近づいてきました。が、まだ多くのFA選手の所属が決まっていません。前回更新以降、元ナショナルズではDoug Fister、Tyler Clippard、Craig Stammen、Roger Bernadinaといった面々が行先を確定しましたが、Ian Desmondがまだ・・・。Cilppardの契約内容も思っていたよりずっと悪いものとなってしまいましたし、なんだか世知辛いオフです。

[1月24日更新]
Cespedesは結局メッツと契約。3年7500万ドルはナショナルズが提示した5年1億ドルより総額では小さいものとなりましたが、1年平均2500万ドルは圧倒的に大きく、また1年後にオプトアウトできる条項もついており(1年で契約が終了する場合は2016年の年俸は2750万ドルという野手史上2位の年俸)、内容としてはあまり変わらないものでした。とはいえ、最終的に決め手になったのは、Cespedes自身の「ニューヨークが好き」という気持ちだったようです。こちらから願い下げです。

[1月22日更新]
かなり動きが緩慢なこのオフのFA市場。我らがIan Desmondを含めて野手は結構売れ残っていますが、QOを受けていたChris DavisとAlex Gordonがそれぞれ古巣のオリオールズとロイヤルズに戻るなどし、徐々に行き先が決まりつつあります。

トップ10の大物はYoenis Cespedesを残すのみとなりましたが、ここでナショナルズが5年契約を提示したとの情報も流れています。Ben Revereのトレードで外野は固まったようにも見えていたので、契約すればまさかという感じです。もっとも、そんな資金があるならBryce HarperかStephen Strasburgと契約延長してくれよとは思いますが、相手がScott Borasでは難しいのでしょうか。もっともCespedes本人はメッツに戻りたい意向のようなで、勝手にすればという感じです。

[12月17日更新]
ウィンターミーティングも終わって一段落ついたところ。これまでにトップ50のうち26人が契約に合意しています。投手陣が早く決まり、野手のマーケットはなかなか進んでいないという印象。元ナショナルズのJordan Zimmermannが全体でも最も早いタイミングでタイガースと合意。最高額は、総額ではDavid Priceがレッドソックスと合意した217百万ドル、1年平均ではあのZack GreinkeのDバックスとの契約となっています。

[11月10日オリジナル]
ここ数年参考にさせて頂いてきたYahoo!のランキングがいつまでも発表にならないので、今年はSIのBen Reiterの記事の引用にしました。トップ50にナショナルズからFAとなった選手が4人含まれています。

と思ったら、Yahoo!の記事もありました(こちら)が、並べ替えるのが面倒なのでもういいです。

1. David Price, SP →BOS: 217M/7y
2. Zack Greinke, SP(QO) →ARI: 206.5M/6y
3. Jason Heyward, OF (QO) →CHC: 184M/8y
4. Yoenis Cespedes, OF →NYM: 75M/3y
5. Justin Upton, OF (QO)→DET: 132.75M/6y
6. Jordan Zimmermann, SP (QO) →DET: 110M/5y
7. Chris Daivs, 1B (QO)→BAL: 161MM/7y
8. Alex Gordon, OF (QO)→KC: 72M/4y
9. Matt Wieters, C →BAL: QO(15.8M/1y)
10. Johnny Cueto, SP →SF:130M/6y
11. Mike Leake, SP→STL: 80M/5y
12. Dexter Fowler, OF (QO)→BAL:33M/3y→CHC: 13M/1y
13. Ian Desmond, SS (QO)
14. Wei Yin Chen, SP (QO)→MIA: 80M/5y
15. Marco Estrada, SP →TOR: QO(26M/2y)
16. Gerardo Parra, OF→ COL: 27.5M/3y
17. Daniel Murphy, 2B (QO) → WAS: 37.5/3y
18. Jeff Samardzija, SP (QO) →SF: 90M/5y
19. Ben Zoblist, INF/OF →CHC: 56M/4y
20. Scott Kazmir, SP→ LAD: 48M/3y
21. Howie Kendrick, 2B (QO)→LAD: 20M/2y
22. Hisashi Iwakuma, SP (QO) →LAD: 45M/3y → SEA: 12M/1y
23. Denard Span, OF→ SF: 31M/3y
24. Joakim Soria, RP →KC: 25M/2y
25. Colby Rasmus, OF →HOU: QO(15.8M/1y)
26. John Lackey,SP (QO) →CHC: 32M/2y
27. Steve Pearce, OF→ TB: 4.75M/1y
28. Darren O'Day, RP →BAL: 31M/4y
29. Asdrubal Cabrera, SS →NYM: 18.5M/2y
30. Ian Kennedy, SP (QO)→KC: 70M/5y
31. Tyler Clippard, RP→ARI: 12.25M/2y
32. Brett Anderson, SP →LAD: QO(15.8M/1y)
33. Austin Jackson, OF
34. Ryan Madson, RP →OAK: 22M/3y
35. Alexei Ramirez, SS→SD: 4M/1y
36. Yovani Gallardo, SP (QO)→BAL: 22M/2y
37. Marlon Byrd, OF
38. Doug Fister, SP→HOU: 7M/1y
39. Antonio Bastardo, RP→NYM: 12M/2y
40. David Freese, 3B
41. Nori Aoki, OF →SEA: 5.5M/1y
42. Chris Young, OF →BOS: 13M/2y
43. Chris Young, SP →KC: 12M/2y
44. Rajai Davis, OF →CLE: 5.25M/1y
45. Mike Napoli, 1B →CLE: 7M/1y
46. Tony Sipp, RP →HOU: 18M/3y
47. Alex Avila, C →CHW: 2.5M/1y
48. J.A.Happ, SP → TOR: 36M/3y
49. Dominic Brown, OF
50. Bartolo Colon, SP →NYM: 7.25M/1y

Craig Stammen, RHP → CLE: Minor
Matt Thornton, LHP
Dan Uggla, IF
Casey Janssen, RHP → SD: minor
Nate McLouth, OF
Joe Beimel, RP
Jerry Blevins, RP →NYM: 4M/1y
Ross Detwiler, RP→CLE: minor
Tom Gorzelanny, RP→CLE: minor
Edwin Jackson, RP→MIA: 0.507/1y
Ross Ohlendorf, RP→ KC: minor
Justin Maxwell, OF → MIA: minor
Roger Bernadina, OF → NYM: minor

2015/11/07

FA選手まとめ(Zimmermann, Desmond, Span 退団)

契約の満了又は球団による来季契約オプション破棄のため以下の選手がFAとなりました。再契約の可能性がないわけではありませんが、ひとまず退団。

Jordan Zimmermann, RHP
Ian Desmond, SS
Denard Span, OF 
Doug Fister, RHP
Matt Thornton, LHP
Dan Uggla, IF
Casey Janssen, RHP (700万ドルのオプション破棄)
Nate McLouth, OF (650万ドルのオプション破棄)

Jordan Zimmermann、Ian Desmond、Denard Spanの3人は主力としてここ数年のナショナルズを支えてくれた功労者。それぞれピッチャー、ショート、センターのポジションで球団ワシントン移転後の先発出場最多を記録しての退団となりました。特に、ZimmermannとDesmondの2人は私がブログを始めた2008年当時はマイナーのプロスペクトで、いずれも2009年シーズンにメジャーデビュー(懐かしい生地のリンクを張っておきます。Zimmermannのデビュー戦、Desmondのデビュー戦)。これまでずっとフォローしてきた選手だけに、寂しさが募ります。Spanも2005年以来長らく固定できなかった「リードオフ」「センター」の役目をしっかり果たし、チームの核となってくれました。今季は故障に悩みましたが、2012年オフの入団時に心配された脳震盪の影響は全くなく過ごせただけでも良かったと思います。

なお、球団が来季ドラフトでの補償指名権の根拠となるQualifying Offerを提示したのは、ZimmermannとDesmondの2人のみ。Spanはわざわざ代理人をScott Borasに変えたこと等からQOを出しても受けることはなかったと思うんですけどねぇ。。。ま、選手の市場価値という意味では上がったので、いい条件でSpanが新天地を見つけてくれることを願いましょう。

ある意味で最も残念だったのがDoug Fister。トレードでやってきた1年目の2014年シーズンに大活躍したので、今でもあのトレードは成功と言っていいと思いますが、今季はあまりの不振で終盤はブルペン投手に降格。QOの対象にもならず、何とも残念な形での退団となりました。

Matt Thorntonは意外な掘り出し物でした。2014年シーズン途中にヤンキースからDFAされたところを獲得し、昨季の残りは18試合を無失点、今季も60試合に投げて防御率2.18というナイスピッチング。39歳の大ベテランですが、特に左腕として左打者相手にはいい仕事をしてくれました。このリストの中では唯一再契約が現実的に話題になっている選手です。

Dan Ugglaは春先ちょっと打ちましたが、終わってみれば打率は2割にも満たずとひどいものでした。セットアッパー、あるいはクローザーもと期待されたCasey Janssennでしたが、全くダメでした。来季の契約オプションももちろん破棄。昨オフの重要なFA契約の1つでしたが、見事な失敗。さらにひどい失敗FA契約となったのが、Nate McLouth。2年契約プラスオプションでしたが、1年目は不振から左肩手術、そして今季はその左肩の影響で全休。これだけ派手に失敗したFA契約もなかなかないというくらいの大失敗でした。

2015/06/26

ロースター異動まとめ (2015年6月)

6/1 Matt GraceをAAAにオプション、Felipe RiveroがDLから復帰
6/4 Anthony Rendonがようやく開幕、Wilmer DifoをAAにオプション、Taylor JordanをAAAにオプションし、A.J. Coleが再昇格
6/6 Joe Rossがメジャー初昇格、ColeをAAAにオプション
6/11 ヤンキースからDavid Carpenterをトレード獲得
6/11 Ryan ZimmermanがDL入り、Matt den Dekkerを招集
6/12 Aaron BarrettがDL入り、Carpenterがメジャー合流
6/18 Doug FisterがDLから復帰、Taylor HillをAAAにオプション
6/23 Stephen StrasburgがDLから復帰, RossをAAAへオプション
6/26 RendonがDLに逆戻りし、Emmanuel Burrissがメジャー昇格

6/25 Fister完全復活の7回無失点

W7-0 Braves (Seasn 40-33)
Fister(W3-3) 7.0IP 0ER 4H 1BB 4K
Desmond 2/4 HR(6) 2R 2RBI
Robinson 2/3 BB RBI

初回先頭打者のDenard Spanのシングルを足掛かりに、Yunel Escobarの内野ゴロの間に1点。2回には、相手のタイムリーエラーとMichael Taylorの二塁打で2点。さらに3回にはClint RobinsonのタイムリーとIan Desmondの2ランで3点。ここまでで都合6点。試合の流れをすっかりつかみました。前日、サヨナラ犠飛でヒーローとなったDesmondでしたが、今日はこの本塁打を含めて2安打。少しずつでいいので調子を上げてくれることを期待します。

この援護をもらった先発のDoug Fisterが悠々と7回を無失点。球速、キレとも前回登板より良く、111球を投げても最後まで崩れませんでした。完全復活と言っていいでしょう。

これで2シリーズ連続のスウィープ。その1勝目となった19日のパイレーツ戦の2回にJoe Rossが1点を失ってから、実に41.1イニングにわたってナショナルズの先発投手は失点していません。球団記録はとうに更新済み。この上は、1995年のオリオールズ(42回)、2008年のインディアンズ(44.1回)、1974年のオリオールズ(54回)という記録が残っています。明日は2連続完封中のMax Scherzerが先発予定。どこまで記録を伸ばすことができるでしょうか。

MVP: Doug Fister

2015/05/31

ロースター異動まとめ (2015年5月)

5/15 Doug FisterがDL入り、A.J. Coleが再昇格
5/19 Jayson WerthがDL入り、Wilmer Difoが初昇格
5/23 Case Janssenがシーズンデビュー、Sammy SolisがDL入り
5/24 ColeをAAAにオプション、Tayjor Jordanが昇格
5/30 Stephen StrasburgがDL入り、Taylor Hillが昇格

2015/05/03

5/3 Fisterの好投で今日も1-0

W1-0@NYM (Season 12-14)
Fister(W2-1) 6.1IP 0ER 5H 3K
Storen(SV7) 1.0IP 0ER 
Zimmerman 1/4 RBI 
Desmond 2/3 2double BB 

1回表2死1,2塁、打者Ryan Zimmerman。カウント0-2から外へのスライダーをスイング。辛うじてバットの先っぽに当たりましたが、バットは真っ二つ。それでも、ふらふらと上がった打球はファーストの頭を越えてライト前にポトリ。2塁からJayson Werthが生還し1点を先制。結局、この1点が勝負を分けることになるとは・・・。Zimmermanにとっても、完全にフェンスを越えていた打球をレフトのMichael Cuddyerに奪い取られた第2打席や、完璧にとらえたライナーがセンター正面に終わった第4打席のほうが余程いい内容の打席でしたが、結果はこんなものです。

ともかく、ナショナルズの得点はこの1点のみ。チャンスを作りながら得点に結びつかないのはここ数日の良くない傾向ですが、今日は特にひどかった。5回表は無死1,3塁としながら、3, 4, 5番(Werth - Bryce Harper -Zimmerman)が三振、ショートフライ、三振。6回表に至っては無死満塁から三者連続三振で追加点を奪えず。8回表も無死2塁からランナーを動かすこともできませんでした。

このように、いつ流れがメッツに行っても不思議のない試合でしたが、そこを踏ん張りきったのがDoug Fister以下の投手陣。先発のFisterは、立ち上がりこそ連打で無死1,2塁とピンチを作りましたが、これを凌ぐと完全にペースをつかみました。以降はテンポよくどんどんストライクを取っていくスタイルで、7回途中まで3塁さえ踏ませませんでした。

7回1死2塁からはTanner Roark、8回はMatt Thornton(2四球とワイルドピッチで1死2,3塁のピンチを作りながらLucas Dudaを空振り三振)、Aaron Barrett(Cuddyerを空振り三振)がそれぞれ無失点で切り抜けると、今日も最後はDrew Storenが登板し、全く危なげなく3人で片付けました。

2試合連続の1-0。今日は未明ということもあってゆっくり見ていましたが、いやー緊張した。お腹いっぱいです。

これでメッツとの4連戦を4勝1敗で終え、首位メッツとの差を6ゲームから4ゲームまで縮めました。まだ地区4位ですが、いい感じでホームに帰れます。

MVP: Doug Fister

2015/02/18

2015 ST Outlook 2(先発投手)

続いて先発投手編です。

●オフの動き
オフの当初からJordan Zimmermannをめぐるトレードが噂されていましたが、1月になってMax Scherzerと7年契約を結んだことで、Zimmermannか同じようにFA前最終年を迎えるDoug Fister、あるいはStephen Strasburgの名さえも取りざたされ、1人はトレードされるに違いないと思われた時期もありました。しかし、結果的には誰も放出されず、まさかの超強力先発ローテーションでスプリングトレーニングを迎えることとなりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Jordan Zimmermann
Max Scherzer 
Gio Gonzalez 
Doug Fister
Tanner Roark 
Taylor Jordan
Blake Treinen
Taylor Hill
A.J. Cole
Felipe Rivero

先発ローテーションは、Strasburg、Zimmermann、Scherzer、Fister、そしてGio Gonzalezでほぼ確定。故障さえなければ、昨季1年間ローテーションを守って15勝を記録したTanner Roarkがブルペンに回るという贅沢な布陣となっています。とはいえ、昨季のようにほとんど5人で年間通じて戦えるなどという僥倖に恵まれることは珍しく、実際にはいずれかのタイミングでRoarkが必要とされることになるでしょうから、しっかり調整しておいてもらわなければなりません。

若手では、昨季スポットスターターとして頑張ったBlake Treinen、それにトッププロスペクトのA. J. Coleがどんなピッチングを見せてくれるかが楽しみ。昨季、故障に泣いたTaylor Jordanの回復状態にも注目しています。

とまれ、引き続きトレードの噂が飛び交うことが予想されます。選手たちは、こうした噂に惑わされることなく、しっかり調整することが何より重要。トレードする気がないのであれば、キャンプの早いタイミングで「この戦力で開幕を迎えるんだ。トレードはない。」としっかり明言すべきだと思います。

契約延長について、Zimmermannとはもう無理と諦めています。しかし、Strasburgについては今がいいタイミングだと思います。1年でも長くナショナルズのユニフォームで投げてくれるよう、フロントの英断に期待しています。

2014/12/28

ロースター異動まとめ (2014年12月)

12月のロースターの動きをフォローしておきます。

12/2 年俸調停対象選手に対する契約提示
12/11 Detwilerをレンジャーズにトレード放出
12/15 Harperと2年契約
12/18 パドレス、レイズとの三角トレード成立、Souzaを放出
その他、マイナー契約

2014/11/16

サイ・ヤング賞に3投手が入賞

サイ・ヤング賞の投票結果が公表され、ナ・リーグは、ドジャーズのClayton Kershawが満票で2年連続3度目の受賞。21勝3敗、防御率1.77、WHIP 0.86、6完投はいずれもリーグトップですから、まったく順当な結果となりました。

ナショナルズの投手陣からは3人が入賞しました! Jordan Zimmermannが5位、Doug Fisterが8位、Stephen Strasburgが9位タイという結果。 FisterとStrasburgにとっては初めての得票となりました。特にStrasburgには、来季こそは受賞を争えるようなシーズンを送ってくれることを期待しています。

ア・リーグは大接戦。今季彗星のように現れたインディアンズのCorey Kluberが、防御率、WHIP1位のFelix Hernandezを僅差で振り切り初受賞となりました。

2014/10/26

Hot Stove Outlook 1 (SP)

ジャイアンツとロイヤルズのワールドシリーズは第4戦を終えて2勝2敗。がっぷり四ツの好勝負となっています。我らがMichael Morseは第1,2戦ではDHとして先発出場。第3戦では、代打で登場し、反撃の口火となるレフト線へのタイムリーを放つなど活躍中(試合には結局負けましたが)。Morseがいるから、という理由だけではありませんが、ジャイアンツを応援しています。

さて。

予告していたとおり、ナショナルズのオフの注目点についての記事を書いておきます。

まずは先発投手編。

2014年は、先発ローテーションの5人(Stephen Strasburg、Jordan Zimmermann、Doug Fister、Gio Gonzalez、Tanner Roark)がほぼ健康に過ごし、5人で全162試合中149試合に先発。スポットスターターはわずかにBlake Treinen(7試合)、Taylor Jordan(5試合)、Taylor Hill(1試合)の3人しか必要としませんでした。となれば当然といえば当然ですが、チーム先発投手防御率は3.04で30球団中独走トップの素晴らしい結果を残しました。

この8人全員が2015年シーズンも契約下にあり、大きな補強はないだろうというのが大方の予想です。

最大の関心は、いずれもFAまであと1年となるZimmermannとFisterとの契約延長問題。生え抜きのZimmermannとはこれまでも何度となく議論してきたものの折り合わず。昨オフ、年俸調停の残りの2年をカバーする契約を結んでおり、しかも2年目の来季が1650万ドルという超超高額。さらにレギュラーシーズン最終戦でのノーヒッターなどもあって市場価値は上がっているため、Zimmermann側に合意するメリットがありません。Fisterは15年が年俸調停最終年でZimmermannに比べる低い金額になるでしょうが、(開幕には出遅れたものの)5月以降はエース級の働きをしており、こちらも市場価値は上昇。昨オフ、トレード直後にナショナルズから延長契約を提示されながらFister側が拒否したという経緯もあります。2人とも、「このチームで優勝したい」などというセンチメンタルな理由で残留してくれるようなタイプではないこともこれまでの発言から明らか。ということで、Rizzo GMをもってしても、契約延長に合意する可能性はかなり低いと思われます。

こうなると、(あくまで頭の体操ですが)トレードも考えられます。例えば、最低限レギュラーを張れる二塁手にエリートプロスペクトを足してくれるならZimmermannかFisterを対価として出してもいいと思います。その場合は、別途トレードかFAで先発を補強する必要が出てきますが、マーケットにまともな二塁手がいない(Absrubal Cabreraのように本職ショートの選手を回すというなら別ですが)ことを考えると悪くない考えかもしれません。とはいえ、来季こそワールドチャンピオンを狙って勝負をかけるなら、ナショナルズで実績を残した2人が残留してくれることが望ましいのは当然です。

FAマーケットとなると、Max Scherzer、Jon Lester、James Shieldsが3本柱という感じで出てきます。この中なら、Scherzer一択。2016年にはトレードに出されなかったほうもFA流出するわけですから、思い切った長期契約はアリだと思います。

まあ、トレードがそううまく行くとも思えませんので、結局は故障が頻発する場合の保険として、今季AAAでフルシーズン投げたAaron Laffeyのようなタイプのベテラン投手2-3人とマイナー契約を結ぶ程度に終わるのではないかと予想しています。

2014/09/27

9/26 DH第2日(Fister完封、リーグ最高勝率確定)

[Game 1]
W4-0 Marlins (Season 94-65)
Fister(W16-6) 9.0IP 0ER 3H 0BB 9K
LaRoche 2/4 R
Cabrera 1/2 1BB RBI
Rendon 1/4 HR(21) R RBI

前日に続くダブルヘッダー。投手のやりくりが大変になるはずでしたが、Doug Fisterが大いに助けてくれました。3安打無四球9奪三振、9回を104球で投げての完封勝利。チーム単独トップを決める16勝目を挙げました。4月の1か月間を休んでいたために届いていなかった規定投球回数にも今日の7回を投げ終えたところで到達し、防御率でリーグ4位にランクインしました。今更ながらですが、素晴らしいトレードでした。

打線は、初回1死からAnthony Rendonが先制ソロを打つなど3点を取って最低限の援護をしましたが、9安打10四球とランナーを出しながらも、13残塁を記録するなど、むしろ拙攻が目立った印象。まあ、それでもRyan Zimmermanがセンター前にタイムリーを打つなど、明るい材料もありました。

この試合に勝利した時点で、ナ・リーグ最高勝率、すなわちNLDSとNLCSのホームアドバンテージを得ることが決定しました。

MVP: Doug Fister


[Game2]
L7-15 Marlins (Season 94-66)
Hill(L0-1) 4.2IP 7ER 10H 2BB 4K
Werth 3/4 double triple HBP 2R RBI
Frandsen 2/5 R 2RBI
Taylor 2/5 double R
Moore 2/5 HR(4) R RBI
Souza 1/4 HR(2) R RBI

完全な消化試合となった第2戦。先発メンバーには控え選手が並び、先発投手も、2試合連続でのダブルヘッダーとなることが決まって急遽呼ばれたTaylor Hill。6月にブルペン投手が足りなくなった時に呼ばれてメジャーデビューしていましたが、あの時は敗戦処理としての2試合だけ。今回は先発ということでかなり気負っていた感もあり、いきなり先頭打者に四球。ここから連打で1点を失い、2回にも内野ゴロの間に1点を失いましたが、徐々にリズムを取り戻し、3,4回は無失点。味方が1回裏に3点を取って早々に逆転してくれ、3回にはSteven Souzaがソロ本塁打で4点目。5回表も簡単に2死まで来て、メジャー初白星の権利を得るまであと1人でした。5回2失点なら来季にもつながる好投と評価できるはずでした。

しかし、野球の神様は今日はHillに意地悪でした。2死走者無しから、死球、ショート内野安打(Hillが打球に足を出さなければただのショートゴロだった打球)、ライト線二塁打(外低めのワンバウンドしそうな投球にバットを投げ出すように当てただけの打球がふらふらとファーストの頭を超えたもの)、敬遠四球。そして2死満塁からサードKevin Frandsenのグラブに当たりながら三塁線を抜けた走者一掃の三塁打。逆転されたところで降板を告げられました。見ていて痛々しいまでに不運な流れ。近い将来に今度こそメジャー初白星を飾れることを心から願っています。

試合はその後打ち合いとなり、ナショナルズもTyler Mooreのソロなどで一時は1点差まで追い上げましたが、9回表に登板したCraig Stammenが、満塁ホームランを含む6連打で1死も取れずに降板してしまったこともあって、終わってみれば大敗となりました。Stammenはどうしちゃったんでしょうか(防御率は試合前の3.22から3.84に跳ね上がってしまいました。かなり印象が違う数字です)。ポストシーズンを前に微かな不安要因です。たぶん、残り2戦の間にもう一度投げさせるでしょう。

2014/07/28

7/27 Fisterも2ケタ到達

W4-2@CIN (Season 57-45)
Fister(W10-2) 7.0IP 0ER 3H 1BB 5K
Soriano(SV25) 1.0IP 0ER 1H 1K
LaRoche 1/4 2RBI
Rendon 1/3 R RBI SB(10)
Span 0/1 4BB R

Doug Fisterが(Tanner Roarkに続き)シーズン10勝目を記録しました。この日は7イニングで許した走者は3本のシングルと1四球のみ。2塁さえ踏ませない素晴らしいピッチングでした。開幕をDLで迎え、5月上旬に復帰してからの2か月半での10勝というハイペース。何より安定感抜群なところが、一昨季のEdwin Jacksonや昨季のDan Harenとは大違い。長期契約を結んでくれないかなと思います。

このFisterを援護しなければならなかった打線ですが、今日もレッズ先発のMatt Latosとブルペンの前に5安打に抑え込まれました。ただ、前日と違ったのは、効果的なところでヒットが出たこと。5回は2死満塁からJayson Werthが押し出し四球を選んだのに続いて、Adam LaRocheがレフトへ2点タイムリー。9回も2死1,2塁からAnthony Rendonがレフトへ貴重な追加点のタイムリー(特にその裏に2点を返されたことを思うと実に貴重な追加点となりました)。ということでなんとか4点を奪いましたが、Ryan Zimmermanの離脱から全体的にやや下降気味なのが気になります。

今回のロード9連戦のうち2/3を消化。ロッキーズとのシリーズに続いて、レッズとのシリーズも2勝1敗で勝ち越しましたが、次はマイアミでの3連戦。アストロズを叩いて4連勝と波に乗っているマーリンズだけに気が抜けません。

MVP: Doug Fister

2014/07/10

7/9 Fisterチームトップの8勝目

W6-2@BAL (Season 49-40)
Fister(W8-2) 7.0IP 2ER 7H 2BB 3K
Werth 2/3 double HR(9) BB 2R 2RBI
Desmond 1/4 HR(16) R RBI
Ramos 1/4 HR(3) R RBI

雨で1試合が流れた後、相手は同じオリオールズですが舞台をボルチモアに移しての一戦。着々と加点したナショナルズが完勝しました。

まずは1回表。1死からAnthony Rendon、Jayson Werthの連続二塁打で早々に先制すると、さらにAdam LaRocheもタイムリーを打って2-0とリード。2回にもWilson Ramosがレフトスタンドへの豪快な一発で1点。4回にはIan Desmondがチームトップを独走する16号ソロをセンター右へ放り込みもう1点。5回にも1死満塁からLaRocheがきっちり犠飛を打ってさらに1点。とどめは7回表。Werthが高々と打ち上げるレフトへのホームランで6点目。

このリードをきっちり守ったのがDoug Fiser。記録は2失点ですが、初回の1点は、明らかに見逃し三振だったはずの球を「ボール」と判定されてイニングが伸びた末に失った1点であり、実質的には4回裏のソロ本塁打による1失点のみというナイス・ピッチング。今季8勝目はチーム単独トップ。1か月遅れで開幕したはずなのに素晴らしい。

ナショナルズが雨天延期となった8日に敗れて同率首位となっていたブレーブスが今日もメッツに敗れたため、単独首位に返り咲きました。

MVP: Doug Fister

2014/06/22

6/21 Fisterの活躍でブレーブスに勝利

W3-0 Braves (Season 38-35) 
Fister(W6-2) 8.0IP 0ER 5H 1BB 3K, 0/1 2SAC
Soriano(SV15) 1.0IP 0ER 
Rendon 3/4 double 2RBI

前日の延長13回敗戦について、「尾を引きそう」と書きましたが、そんな流れを完全に断ち切ってくれたのがDoug Fisterでした。

投げては8回を無失点。初回こそ1死1,3塁のピンチを迎えましたが、このピンチを凌ぐと(セカンドDanny Espinosaのこのプレーに救われた感がありますが)、あとは8回まで三塁を踏ませませんでした。決してばったばったと三振を奪うわけではないのですが、バットの芯を外す持ち味通りのピッチング。7回を終えて101球に達していましたが、8回も続投し(結局117球)、昨日だけで計7イニングを投げて疲労していたブルペンを助けたという意味でも価値ある登板でした。

Fisterは打席でも大いに貢献。ヒットこそありませんでしたが、3回と7回に、教科書に出てきそうなきれいなフォームでの見事な送りバントで走者を二塁に進め、いずれもAnthony Rendonのタイムリーにつながりました(RendonはRendonでいずれも2死からのタイムリーと活躍しました)。

1か月遅れで開幕したはずなのにチームトップタイの6勝目。チームが苦しい時に勝ってくれる、という印象もあり、すっかりファンの間での地位を確立しました。改めていいトレードだったと思います。

ともかく、ようやくブレーブスに勝利して首位奪回。その調子!

MVP: Doug Fister

2014/06/06

6/5 フィリーズをスウィープ

W4-2 Phillies (Season 30-28)
Fister(W4-1) 7.0IP 2ER 4H 0BB 5K
Soriano(SV12) 1.0IP 0ER 2K
LaRoche 1/3 HR(8) BB R 2RBI
Werth 1/3 BB R RBI
Zimmerman 1/3 BB RBI

今日も打線が機能。1点を先制された後の1回裏、2死2塁からAdam LaRocheが敬遠気味に歩かされた後、今日も5番レフトのRyan Zimmermanが三遊間を破るタイムリーで同点。同点のまま迎えた5回裏は、1死3塁で3番Jayson Werthのセンター前タイムリーで勝ち越すと、続くLaRocheがライトのブルペンへ豪快に放り込んで4-1とリード。Denard Spanが得点し(2点目)、主軸がしっかり打っての4得点。勝ち試合の展開に持ち込みました。

と打線が機能しているわけですが、この流れを作ったのはDoug Fisterのピッチングのように思います。初回こそあっさり1点を取られましたが、2回から6回までに許した走者は2人だけ。「リズムを作って味方の逆転を呼び込む」とよく言われますが、まさにそんな感じ。7回の先頭打者に出合い頭という感じのソロ本塁打を打たれましたが、後続を3人で片付けて7回2失点。これで登板した試合を4連勝。現在のローテーションで最も安定感があります。

フィリーズをスウィープして、今日試合がなかったブレーブスとの差を1ゲームとしました。ようやく調子が上がってきましたが、明日からチャレンジングな遠征が始まります。サンディエゴでの3試合の後、現在30球団最高勝率を誇るサンフランシスコと4連戦。さらに、帰途セントルイスに寄って3試合と続く10連戦。貯金を殖やして帰ってくることができるかどうか、正念場です。

MVP: Doug Fister

2014/05/10

5/9 Fisterのデビュー戦は散々

L0-8@OAK (Season 19-16)
Fister(L0-1) 4.1IP 5ER(7R) 9H 0BB 2K
Hairston 2/3 double

満を持してのデビューだったはずのDoug Fisterでしたが、散々な結果に終わりました。立ち上がり、シンカーの切れも鋭く、悪くなかったように見えました。初回、2死を簡単に取り、3番のJosh Donardsonも完全に詰まらせたショート方向へのゴロに打ち取りました。が、打球が弱すぎたため、マウンドを駆け下りたFister自身が捕球し、間に合わない一塁へ悪送球。これでリズムが崩れたのかもしれません。続く打者にあっさりとタイムリーを打たれて先制されると、3回にはソロ、4回には自らのワイルドピッチなどで2点、そして5回、1死2塁からBrandon Moss、Yoenis Cespedesに連続ホームランを打たれたところで降板となってしまいました。4回、5回になると明らかにボールに切れがなくなっていました。調整不足、スタミナ不足だと思いたいです。頼むから去年のDan Harenのようなことにはならないで下さい。

打線は打線で、完全沈黙。Gio Gonzalezのトレードで移っていった元ナショナルズの前にわずか3安打、三塁さえ踏ませてもらえませんでした。

次の数字を見てください。がっかりしてしまいます。

5/9 Fister(L) 4.1IP 5ER(7R) (ナショナルズでの初登板)
5/9 Milone(W) 8.0IP 0ER (対ナショナルズ初登板)
5/6 Ray(W) 5.1IP 1ER (メジャー初登板)

切り替えて、切り替えて。

2014/05/08

Fister→DL復帰, Moore→AAA

いよいよDoug Fisterがナショナルズで初めてのマウンドに立つことになりました。大いに期待されてオフにトレード入団しましたが、STで度重なる故障に見舞われ、約1か月半遅れての開幕となります。ものすごい快投とは言いませんが、しっかり試合を作る投球を期待します。

代わってマイナーに送られたのは、予想していたSandy Leonではなく、Tyler Mooreでした。先発出場した5試合では2本塁打を含めて、.263/.375/.571と好成績を残しているものの、代打としての成績は12打席でわずか1安打(単打)1四球と振るわず。レフトの守備ではNate McLouthはもちろんKevin Frandsenにさえ劣っているとの評価で、Adam LaRocheが打撃好調(しかも左投手でも苦にしていない)では使い道がありませんでした。

これで当面は捕手3人体制となりますが、アスレティックスとの3連戦ではDHにWilson Ramosを使うことを念頭に置いたもののようです。個人的にはファーストMooreでDHにLaRocheを期待していたのですが、フロント・ベンチはRamosの負担軽減を重視したようです。