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2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2016/02/25

15-16 FA選手ランキング

[2月25日 最終更新]
野手も含めたスプリングトレーニングがいよいよ始まりました。この直前に、Dexter Fowler、Yovani Gallardo(メディカルでひっかかって少しもめたようですが)の2人がオリオールズと契約し、QOを受けた選手で所属先が決まらないのはIan Desmondだけとなってしまいました。上位30選手でもちろんただ1人。2013年のオフにナショナルズからの1億ドルを超える契約延長オファーを蹴ったという経緯が報じられているため、ナショナルズファンの中でも冷たい反応もありますが、私としては、長くナショナルズを支えてきたDesmondがこのような目に遭っていることに悲しい気持ちです。1日も早くいい契約を得られることを願っています。

※2月26日修正。Dexter Fowlerは一度はオリオールズとの3年契約に合意したと報じられましたが、結局Fowler側の方針変更で、カブスとの1年契約を選びました。オリオールズが1年後の契約解除条項(オプトアウト)を飲まなかったためと言われています。

[2月9日更新]
スーパーボウルも終わり、スプリングトレーニングまで10日ほど。日本のプロ野球は既にキャンプインし、アメリカでもいよいよ野球の季節が近づいてきました。が、まだ多くのFA選手の所属が決まっていません。前回更新以降、元ナショナルズではDoug Fister、Tyler Clippard、Craig Stammen、Roger Bernadinaといった面々が行先を確定しましたが、Ian Desmondがまだ・・・。Cilppardの契約内容も思っていたよりずっと悪いものとなってしまいましたし、なんだか世知辛いオフです。

[1月24日更新]
Cespedesは結局メッツと契約。3年7500万ドルはナショナルズが提示した5年1億ドルより総額では小さいものとなりましたが、1年平均2500万ドルは圧倒的に大きく、また1年後にオプトアウトできる条項もついており(1年で契約が終了する場合は2016年の年俸は2750万ドルという野手史上2位の年俸)、内容としてはあまり変わらないものでした。とはいえ、最終的に決め手になったのは、Cespedes自身の「ニューヨークが好き」という気持ちだったようです。こちらから願い下げです。

[1月22日更新]
かなり動きが緩慢なこのオフのFA市場。我らがIan Desmondを含めて野手は結構売れ残っていますが、QOを受けていたChris DavisとAlex Gordonがそれぞれ古巣のオリオールズとロイヤルズに戻るなどし、徐々に行き先が決まりつつあります。

トップ10の大物はYoenis Cespedesを残すのみとなりましたが、ここでナショナルズが5年契約を提示したとの情報も流れています。Ben Revereのトレードで外野は固まったようにも見えていたので、契約すればまさかという感じです。もっとも、そんな資金があるならBryce HarperかStephen Strasburgと契約延長してくれよとは思いますが、相手がScott Borasでは難しいのでしょうか。もっともCespedes本人はメッツに戻りたい意向のようなで、勝手にすればという感じです。

[12月17日更新]
ウィンターミーティングも終わって一段落ついたところ。これまでにトップ50のうち26人が契約に合意しています。投手陣が早く決まり、野手のマーケットはなかなか進んでいないという印象。元ナショナルズのJordan Zimmermannが全体でも最も早いタイミングでタイガースと合意。最高額は、総額ではDavid Priceがレッドソックスと合意した217百万ドル、1年平均ではあのZack GreinkeのDバックスとの契約となっています。

[11月10日オリジナル]
ここ数年参考にさせて頂いてきたYahoo!のランキングがいつまでも発表にならないので、今年はSIのBen Reiterの記事の引用にしました。トップ50にナショナルズからFAとなった選手が4人含まれています。

と思ったら、Yahoo!の記事もありました(こちら)が、並べ替えるのが面倒なのでもういいです。

1. David Price, SP →BOS: 217M/7y
2. Zack Greinke, SP(QO) →ARI: 206.5M/6y
3. Jason Heyward, OF (QO) →CHC: 184M/8y
4. Yoenis Cespedes, OF →NYM: 75M/3y
5. Justin Upton, OF (QO)→DET: 132.75M/6y
6. Jordan Zimmermann, SP (QO) →DET: 110M/5y
7. Chris Daivs, 1B (QO)→BAL: 161MM/7y
8. Alex Gordon, OF (QO)→KC: 72M/4y
9. Matt Wieters, C →BAL: QO(15.8M/1y)
10. Johnny Cueto, SP →SF:130M/6y
11. Mike Leake, SP→STL: 80M/5y
12. Dexter Fowler, OF (QO)→BAL:33M/3y→CHC: 13M/1y
13. Ian Desmond, SS (QO)
14. Wei Yin Chen, SP (QO)→MIA: 80M/5y
15. Marco Estrada, SP →TOR: QO(26M/2y)
16. Gerardo Parra, OF→ COL: 27.5M/3y
17. Daniel Murphy, 2B (QO) → WAS: 37.5/3y
18. Jeff Samardzija, SP (QO) →SF: 90M/5y
19. Ben Zoblist, INF/OF →CHC: 56M/4y
20. Scott Kazmir, SP→ LAD: 48M/3y
21. Howie Kendrick, 2B (QO)→LAD: 20M/2y
22. Hisashi Iwakuma, SP (QO) →LAD: 45M/3y → SEA: 12M/1y
23. Denard Span, OF→ SF: 31M/3y
24. Joakim Soria, RP →KC: 25M/2y
25. Colby Rasmus, OF →HOU: QO(15.8M/1y)
26. John Lackey,SP (QO) →CHC: 32M/2y
27. Steve Pearce, OF→ TB: 4.75M/1y
28. Darren O'Day, RP →BAL: 31M/4y
29. Asdrubal Cabrera, SS →NYM: 18.5M/2y
30. Ian Kennedy, SP (QO)→KC: 70M/5y
31. Tyler Clippard, RP→ARI: 12.25M/2y
32. Brett Anderson, SP →LAD: QO(15.8M/1y)
33. Austin Jackson, OF
34. Ryan Madson, RP →OAK: 22M/3y
35. Alexei Ramirez, SS→SD: 4M/1y
36. Yovani Gallardo, SP (QO)→BAL: 22M/2y
37. Marlon Byrd, OF
38. Doug Fister, SP→HOU: 7M/1y
39. Antonio Bastardo, RP→NYM: 12M/2y
40. David Freese, 3B
41. Nori Aoki, OF →SEA: 5.5M/1y
42. Chris Young, OF →BOS: 13M/2y
43. Chris Young, SP →KC: 12M/2y
44. Rajai Davis, OF →CLE: 5.25M/1y
45. Mike Napoli, 1B →CLE: 7M/1y
46. Tony Sipp, RP →HOU: 18M/3y
47. Alex Avila, C →CHW: 2.5M/1y
48. J.A.Happ, SP → TOR: 36M/3y
49. Dominic Brown, OF
50. Bartolo Colon, SP →NYM: 7.25M/1y

Craig Stammen, RHP → CLE: Minor
Matt Thornton, LHP
Dan Uggla, IF
Casey Janssen, RHP → SD: minor
Nate McLouth, OF
Joe Beimel, RP
Jerry Blevins, RP →NYM: 4M/1y
Ross Detwiler, RP→CLE: minor
Tom Gorzelanny, RP→CLE: minor
Edwin Jackson, RP→MIA: 0.507/1y
Ross Ohlendorf, RP→ KC: minor
Justin Maxwell, OF → MIA: minor
Roger Bernadina, OF → NYM: minor

2015/03/05

2015 ST Outlook(番外)元ナショナルズ

いよいよ(日本風にいえば)オープン戦が始まりました。ナショナルズの初戦は5日(現地)でMax Scherzerが先発と発表されています。

この機会に、他球団に所属してスプリングトレーニングを迎えている元ナショナルズをまとめておきます。マイナー契約招待選手は右に(NRI: Non Roster Invitee)と付記。その他はメジャー40人ロースターに入りしている選手。

つい先日までナショナルズのユニフォームを着ていた選手から、ほとんど忘れかけていた選手もちらほら。2008年11月に放出していたJake Smolinskiを覚えていた自分を大したものだと思います(笑)。

皆、開幕25人ロースター入りに向けて頑張ってください!

ARI:
Robbie Ray, LHP

ATL:
Jonny Gomes, OF
Eury Perez, OF
Juan Jaime, RHP
Matt Capps, RHP (NRI)
Chien-Ming Wang, RHP (NRI)
Jesus Flores, C (NRI)

BOS:
Luke Montz, C (NRI)

CHC:
Edwin Jackson, RHP

CHW:
Zach Duke, LHP
Adam LaRoche, 1B
Emilio Bonifacio, 2B
Adrian Nieto, C
J.D. Martin, RHP (NRI)
Logan Kensing, RHP (NRI)

CIN:
Jason Marquis, RHP (NRI)

CLE:
Zach Walters, 2B
Destin Hood, OF (NRI)
Michael Martinez, 2B (NRI)

COL:
Roger Bernadina, OF (NRI)
John Lannan, LHP (NRI)

DET: 
Tom Gorzelanny LHP
Ian Krol, LHP
Joel Hanrahan, RHP (NRI) (※1)

HOU:
Brad Peacock, RHP

KC:
Brian Broderick, RHP (NRI)

LAA:
Ryan Mattheus, RHP (NRI)
Atahualpa Severino, LHP (NRI)

LAD:
Joel Peralta, RHP
Chad Gaudin, RHP (NRI)

MIA:
Michael Morse, OF
Dan Haren, RHP

MIL:
Pete Orr, 2B (NRI)

MIN:
Kurt Suzuki, C
Alex Meyer, RHP
Tommy Milone, LHP
Aaron Thompson, LHP

OAK:
Tyler Clippard, RHP
Fernando Abad, LHP
Billy Burns OF

PIT:
Collin Balester, RHP (NRI)
Steve Lombardozzi, 2B (NRI)

SD: (※2)
Derek Norris, C

SF:
Justin Maxwell, OF (NRI)

SEA:
Carlos Rivero, 3B (NRI)

TB:
Asdrubal Cabrera, SS
Nathan Karns, RHP
David DeJesus, OF
Steven Souza Jr., OF
Corey Brown, OF (NRI)

TEX:
Ross Detwiler, LHP
Jake Smolinski, OF
Ross Ohlendorf, RHP (NRI)
Nate Schierholtz, OF (NRI)

TOR:
Marco Estrada, RHP

※1 この記事を準備している最中にJoel Hanrahanがタイガースから解雇されました。2013年のTJ手術の後リハビリに取り組み、今季の復活にかけていましたが、キャンプイン後に痛みを訴え、検査の結果、再手術が必要となったそうです。

※2 この他、12月の三角トレードで獲得することが決まったものの、形式的に6月までトレードできないTrea Turnerがパドレスのメジャーキャンプに招待されています。

2015/01/19

ロースター異動まとめ (2015年1月)

1/14 レッドソックスからDan Butler捕手を獲得し、Daniel Rosenbaum投手をトレード放出
1/14 アスレティックスからYunel Escobar内野手を獲得し、Tyler Clippard投手をトレード放出
1/16 年俸調停対象の7選手(Wilson Ramos, Stephen Strasburg, Drew Storen, Doug Fister, Danny Espinosa, Craig Stammen, Jose Lobaton)と契約合意
1/19 FAのMax Scherzer投手と7年契約に合意
その他、マイナー契約

2015/01/15

ありがとう Clippard

長年にわたりナショナルズのブルペンをけん引してくれたTyler Clippardがアスレティックスにトレードされていきました(相手のYunel Escobarについては別記事で)。

Tyler Clippard (for Nationals)
[Carrier] 414G(34W-24L-34SV-150HD) 464.0IP 530K 182BB 2.68/1.047  
[2014 Season] 75G(7W-4L-1SV-40HD) 70.1IP 82K 23BB 2.18/0.995 

通算414試合登板、150ホールドは圧倒的な球団記録。継続して成績を残すことが難しいと言われるブルペン投手でありながら、2010-14年の5シーズン連続して70試合以上に登板し、この間の371試合登板はもちろんメジャー最多。オールスターにも2度選出されるなど、MLBを代表するセットアッパーとして活躍してきました。2012年にはチーム事情から一時的に務めることになったクローザーとしてもチームを支え、初の地区優勝に貢献。独特のゴーグルをかけ、独特の投球フォームから投げ込む高めへのフォーシームと素晴らしい切れ味のチェンジアップとで三振の山を築く投球スタイル。与四球と被弾がやや多いという欠点を持っていますが、それを補って余りある低い被打率と高い奪三振率を誇りました。

元々は2003年のドラフト9順目でヤンキースに高卒入団。先発投手として育成され、2007年には22歳にしてメジャーデビューを果たしましたが、プロスペクトとしての評価は必ずしも高くありませんでした。そのオフ、やはりメジャーデビューしたばかりのブルペン投手であったJonathan Albaladejoとのトレード(悪評高いJim Bowden前GMですが、このトレードは間違いなく大成功)でナショナルズに移籍した際も、(ブログを始める直前の私は気にも留めなかったほどの)小さな扱いでした。移籍後も1年目はぱっとしませんでしたが、後がない立場となった2年目の2009年にブルペンに転向して開花。開幕からAAAで圧倒的なピッチングを続けて6月にメジャー昇格。なんとこれ以降、DL入りすることさえなく一度もマイナーのマウンドには上がらずに5年半を過ごしています。どこかが痛いという話さえ聞いたことのない鉄腕ぶり。

(左がClippard、右がStoren)
一番の思い出はマウンド上ではなく、2013年の夏にDrew Storenが不振でマイナー降格となった際の言動。前年オフにRafael SorianoとFA契約を結んだことをはじめとする球団のStorenに対する処遇に関し、“It’s one of those things that I think was handled very poorly by the organization.”という球団批判と取られる発言をしてまで(涙も浮かべていたそうです)Storenへの友情というか男気を示しました。あれで私を含む多くのファンの心はガッチリつかまれましたね。そのStorenとは仲が良く、このお正月にナショナルズ・パークで開催されたNHLの試合も一緒に観戦し、試合後、2人でペナルティボックスに入っていました(笑)。写真はStorenのツィッターより。

2015年が年俸調停対象最終年で、来オフにはFAとなる予定。今季年俸が900万ドル程度と中継ぎ投手としてはやや高額過ぎる水準に達することが想定されていたため、トレードの可能性は早くから取りざたされていました。私も、3年契約くらいで延長できることがベストと思いつつ、いずれはクローザーになりたいという願望を隠さなかった(それでいてセットアッパーとしての仕事はしっかりしていた)Clippardに報いることができるならトレードもありかなと思っていました。その点、今回のトレード先のアスレティックスにはSean Doolittleというなかなかのクローザーがいて、Clippardはまたもセットアッパーと目されているのでやや不満です。とはいえ、Doolittleもクローザーになったのは昨季途中からであり、Clippardが奪い取る余地はあるはずです。頑張ってください。

これまで本当にありがとう。益々の活躍を心から願っています。

そんなClippardへのささやかな感謝の気持ちを込めて、当ブログ初の「Hall of Famer」に認定させて頂きます。(ま、サイドバーのFormer Natsでの扱いだけのことですが。)

2014/12/28

ロースター異動まとめ (2014年12月)

12月のロースターの動きをフォローしておきます。

12/2 年俸調停対象選手に対する契約提示
12/11 Detwilerをレンジャーズにトレード放出
12/15 Harperと2年契約
12/18 パドレス、レイズとの三角トレード成立、Souzaを放出
その他、マイナー契約

2014/10/27

Hot Stove Outlook 2 (RP)

ワールドシリーズはMadison Bumgarnerが完封勝利のジャイアンツが第5戦を取って王手をかけました。が、話題はカージナルスのOscar Taveras外野手の交通事故死。長くトッププロスペクトとして期待され、今季メジャーデビューしたばかりだったのに。22歳の早過ぎる死に深い悲しみを感じます・・・。


さて。オフのアウトルックシリーズの2回目は、ブルペン投手編

昨季、そして今季の8月までクローザーを務めていたRafael Sorianoとはようやく縁が切れそうです。2年で75セーブ、防御率3.15という数字だけ見ると悪くなさそうですが、ファンの信頼は全くありませんでした。ゼロ。0。零。契約上は来季1400万ドルの球団オプションがありますが、当然破棄でしょう。

他に退団が確実なのは故障もあって今季一度もメジャーで登板しなかったRoss Ohlendorfくらいですが、Ryan MattheusRoss Detwilerも年俸調停申請されずにFA(いわゆる、ノンテンダーFA)となるかトレードされて退団する可能性があります。Mattheusは、今季はシーズンのほとんどを過ごしたAAAで数字を残せず、メジャーではほとんど戦力として扱われませんでした(敗戦処理で7試合に登板したのみ)。にも関わらず年俸調停対象となって年俸が上がることを球団が良しとするかどうか。微妙なところです。一方、契約上マイナーには落とせなかったためメジャーのブルペンに入り続けたとはいえ、やはり大事な場面で使われることはほとんどなく、ついにNLDSのロースターから外されたDetwilerに至っては、調停最終年で年俸が400万ドル程度になるだろうと言われており、かつてのトッププロスペクト(私がブログを始める前年にドラフトされ、ブログを始めた当初は球団内2位のプロスペクトでした。)とはいえ、いよいよ退団の日が来るかもしれません。

その他のブルペン投手陣は戻ってくると見込まれます。NLDSでは精彩を欠いたもののレギュラーシーズンでは文句の付けようのないピッチングでクローザーの地位を奪い返したDrew Storen。もはやメジャーリーグを代表するセットアッパーとなったTyler Clippard。ロングでも僅差でも、どんな使われ方でもしっかり投げてくれるCraig StammenMatt ThorntonJerry Blevinsの頼りになるベテラン左腕2人。今春、彗星のように現れ、すっかりベンチの信頼を得たAaron Barrett。これで6人となります。

通常、メジャーのブルペンは7人ですから、仮にMattheusかDetwilerが残留するとそれで枠は埋まるわけですが、2年前も同じような状況でSorianoと契約して驚かせてくれたRizzo GM。特にポストシーズンを勝ち上がっていくにはブルペン力がものをいうことは、昨季のレッドソックス、今季のロイヤルズ、ジャイアンツが示しているところ(反証としてのタイガース)。何の動きもないとは考えにくいです。Jason GrilliCasey Janssen上原浩治といったクローザー経験のあるベテランがだぶついた感じでFA市場に出てくる見込みなので、その中から1枚くらい契約するのではないかと予想しています。

一般的に成績が安定せず長期契約には向かないと言われるブルペン投手ですが、5年連続で70試合以上に登板し、チームに多大なる貢献をしてきたClippardは別格。その功に報いる意味でも残り2年の年俸調停期間に1年を加えた3年契約あたりを提示してもいい/提示すべきだと思います。チームにとっても、今回の年俸調停プロセスを経ると650万ドルほどになることが予想され、もはやセットアッパーとしては抱えきれない水準。3年1800万ドルくらいで合意できれば双方ともハッピーだと思うのですが。

2014/09/20

9/19 盤石のブルペン 【m7】

W3-2@MIA (Season 89-64)
Fister(W15-6) 6.2IP 2ER 5H 2BB 1K
Clippard(HD37) 1.0IP ER
Storen(SV8) 1.0IP ER
Span 2/5 triple RBI
LaRoche 1/3 HR(25) R 2RBI

背中の痛みもあって地区優勝決定から2試合欠場していたAdam LaRocheが4番に復帰。その第1打席、初回2死1塁で打席に入ると、フルカウントでの8球目、真ん中に入ってきた速球を振りぬき、ライト2階席に届く2ラン。さすがです。

これで有利に試合を進めることになったナショナルズでしたが、結構苦しい戦いでした。先発のDoug Fisterが必ずしもピリッとせず、2回裏には内野ゴロの間に1点を失い、打線は打線で、3回表の無死満塁で得点できず。4回表にDenard Spanのタイムリーで1点を追加しましたが、直後に
Justin Bour にメジャー初本塁打をプレゼントして再び1点差。

それでも、何とか1点のリードを保ったままFisterが終盤まで持ち込むと、あとはブルペンがきっちり抑えてくれました。まずは7回裏2死走者なしとしましたが、左打者が続くところでMatt Thorntonにスイッチ。8回はTyler Clippardがわずか5球で3者凡退。そして、9回はDrew Storenがこちらは6球で3者凡退。誰かさんがクローザーを務めていた頃とは異なり、圧倒的な安定感があります。まさに盤石。

ドジャーズも勝ち、2ゲーム差は変わらず。残り、9試合でマジックは7となりました。

MVP: Tyler Clippard

2014/07/16

2014 オールスターまとめ

7月15日、MLBのオールスターゲームが開催されました。今季限りので引退を表明しているDerek Jeterの最後のオールスターということで盛り上がりましたが、MVPを獲得したのはア・リーグの先発オーダーで1番Jeterの次を打ったエンゼルスのMike Troutでした。スーパースターから次のスーパースターへの見事な引継ぎとして語り継がれることでしょう。

(以前、書いたように思ったのですが、記事が消えてしまったみたいなので再度書きます)ナショナルズからは、当初Jordan Zimmermannが選ばれていましたが、11日の登板で故障したために辞退。代わって、Tyler Clippardがナショナルズを代表して参加しました。また、Anthony Rendonがファン投票で選ばれる最後の6人の候補に残っていましたが、落選しています。地区首位のチームなのに1人だけというのは納得いきませんが、仕方ないですね。

マイナーまで含めて、この夏のオールスター選手をまとめておきます。

[MLB]
Jordan Zimmermann, RHP (故障のため辞退)
Tyler Clippard, RHP

[Futures Game]
Lucus Giolito, RHP
Michael Taylor, OF

[AAA] 
Aaron Laffey, LHP
Taylor Hill, RHP
Jhonatan Solano, C
Steve Souza, OF

[AA]
Michael Taylor, OF
Kevin Keyes, OF
Colin Bates, RHP
Neil Holland, RHP (AAAに昇格のため辞退)
Cutter Dykstra, INF (故障のため辞退)

[A+]
Stephen Perez, SS
Shawn Pleffner, 1B
Derek Self, RHP

[A]
Spencer Kieboom, C
Wilmer Difo, INF
Jake Walsh, LHP
John Wooten, INF/OF (故障のため辞退) 
Nick Pivetta, RHP (故障のため辞退)
Austin Voth, RHP (A+に昇格のため辞退)

2014/06/05

2014年5月をふりかえる

シーズンのほぼ1/3を終えました。5月の戦いぶりを振り返っておきましょう。

[NL EAST End May 2014]

WLPCTGB
Atlanta 3025.545 -
Miami 2827.5092.0
Washington2727.5002.5
New York2629.4734.0
Philadelphia2429.4535.0

最後に連勝してなんとかシーズン5割で5月を終えたナショナルズ。5月に限れば、11勝15敗と4つも負け越してしまいました。敗因はとにかく攻撃力の欠如。Wilson Ramosは復帰してきましたが、なかなか期待通りには打ってくれず。Ryan Zimmerman、Bryce Harperの復帰が待たれます。Zimmermanはリハビリを兼ねて出場中のマイナーの試合で「レフトの守備練習」をはじめました。Harperはまだしばらくかかりそうです。

地区首位はやはりアトランタ。ですが、今月は3つの負け越しで、ナショナルズとの差はわずか2.5。その2チームの間に、最後にブレーブスに連敗しながらも今月を2つの勝ち越しで終えたマーリンズ。その下もそんなには開いておらず、地区争いはまだまだこれから、という感じです。

[Pitcher of May 2014: Tyler Clippard]
GSIPWKERAWHIP
Stephen Strasburg640.12372.231.17
Jordan Zimmermann526.11155.061.61
Doug Fister529.23233.341.08
Tanner Roark 529.21204.251.04
Gio Gonzalez314.20157.981.84
GIPSKERAWHIP
Tyler Clippard 1311.20130.000.86
Aaron Barrett 1111.16130.791.41
Rafael Soriano 1111.0061.640.91
Jerry Blevins 128.2095.191.15
Drew Storen109.1070.960.75

9日にDoug Fisterが復帰し、ようやく開幕前に予定していた先発ローテーションがそろったと思ったら、今度はGio Gonzalezが肩の違和感で離脱。当初心配されたほどの重症ではなく、手術をすることもなく、リハビリ登板を開始しているのでそのうち復帰してくるでしょう。そのGio の不在の間はBlake Treinenが先発。雨で1試合流れたこともあって、先発は2試合だけで勝ち星は付いていませんが、投球内容は立派なもの。十分穴を埋めています。

そのFisterは最初の登板こそ打ち込まれましたが、その後は3連勝。与四球わずかに1つとストライク先行。奪三振はそこまで多くありませんが、大量のゴロを打たせる、評判通りのピッチングを展開してくれています。特に、3連敗で迎えた25日の試合で勝ち投手になった好投は光りました。

Stephen Strasburgは、奪三振、防御率とも数字はいいのですが、大事なところで一踏ん張りがきかず好投しても勝てない歯がゆいピッチングが続いています。一方、本格的に心配なのがJordan Zimmermann。4試合続けて3失点以上という不安定な内容。故障でなければ良いのですが。Tanner Roarkは運がない面はありますが、しっかり仕事をしてくれています。

ブルペンは、引き続き主戦力がしっかり仕事をしてくれました。特に4月の大不振で健康面まで心配されたTyler Clippardが全13試合で自責点0と圧倒的な成績。素晴らしい。またAaron Barrettはすっかり計算できる投手となっています。

[Hitter of May 2014: Ian Desmond]
PAAVEOBPSLGHRRBI SB
Denard Span121.296.331.417171 54
Anthony Rendon114.212.292.323162 7 2
Jayson Werth114.304.372.363161 60
Ian Desmond110.229.327.458106163
Danny Espinosa   87.125.194.263  6 61









チーム打撃成績で見ると、総得点は30球団中の28位。ここのスタッツでも軒並み20位台に沈んでいます。当然、個人成績もこの通り。月間MVPにはチーム最多本塁打、最多打点のIan Desmondを選びましたが、打率は見ての通り低水準。打率だけ見ればJayson Werthが3割を超えましたが、わずか1本塁打で6打点はあまりに情けない数字。実際、チャンスに凡退するシーンが印象に残ってしまっています。4月には好調だったAnthony Rendonもすっかりクールダウン。そして、Danny Espinosa。目を疑うような数字です。表にはありませんが、月間37三振は30球団の全野手で最多。いくら守備力が一級品とはいえ、これは許容限度を超えています。

故障者では、Wilson Ramosが復帰してきましたが、打撃はまだまだ本調子はではありません。またAdam LaRocheも出場している限りは打ちますが、今月は半分をDLで過ごしました。

奮起せよ。

2014/02/16

2014 ST Outlook 3 (ブルペン)

いよいよキャンプが始まりました!

Matt Williams監督は朝5時にクラブハウスに入ったそうです(気合い入ってるなあ)。初日のブルペン入りは、Gio Gonzalez、Doug Fister、Taylor Jordanなど。昨年は初日にリタイヤしたChristian Garciaも無事に投げ込めたそうで、まずは順調な立ち上がり。

******************

さて、今日はブルペン編。

●オフの動き
[OUT]
Ian Krol (Trade to DET)
Fernando Abad (Trade to OAK)
[IN]
Jerry Blevins (Trade from OAK)

そもそも不足していたブルペン左腕の中で、昨季最も多くのイニングを投げてくれたFernando AbadIan Krolとの2人をそろってトレード放出。昨季が出来過ぎだった感のあるKrolをDoug Fisterのトレードの駒として使ったことには好印象を受けましたが、Abadの放出には(DFA後で見返りが下層のマイナー選手だったこともあり)やや疑問を感じました。ただ、後に同じアスレティックスから、Abadに比べてアップグレードになるJerry Blevinsを獲得したので、最終的には納得できる動き。また、マイナー契約ではLuis Ayalaが出戻っています。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster] 
Tyler Clippard (R)
Drew Storen (R)
Rafael Soriano (R)
Craig Stammen (R)
Jerry Blevins (L)
Ryan Mattheus (R)
Christian Garcia (R)
Aaron Barrett (R)
Xavier Cedeno (L)
Erik Davis (R) → 2月13日 60日DL(右ヒジ痛)
[Non-Roster Invitees]
Luis Ayala (R)
Cray Hensley (R)
Tyler Roberston (L)
Manny Delcarmen (R) 
Daniel Stange (R)
Gabriel Alfaro (R)
Jash Roenicke (R)

順当にいけば今年もRafael Sorianoがクローザーとして開幕を迎えるはず。例年調整が遅いSorianoですが、昨シーズンは不安定な投球が目立ち信頼を落としているのですから、早めにしっかり調整してください。

そのSorianoに代わってクローザーを務めるとすればDrew StorenTyler Clippardの2人となるわけですが、2人とも、特にStorenには、ずっとトレードの噂が付いて回っています。山あり谷ありながらもこの数年間のチーム(ブルペンのみならず)を支えくれた2人が安売りされるような形で退団するところは見たくない。他球団でクローザーの地位を約束されるなら送り出してやりたい気持ちもありますが、Sorianoの不安定ぶりを考えると実力者の2人をこのスプリングトレーニング中に手放す余裕はありません。

この3人に加え、すっかりブルペン投手として完成した感のあるCraig Stammenとオフにトレードで獲得した左腕のBlevinsの「学生時代の友達コンビ」までの5人は故障さえなければ確定的。

残りの2枠のうち1枠はロングリリーフ。先発5番手争いで脱落した中から、Ross OhlendorfTanner RoarkRoss Detwilerの誰かが残ることになると思われます。Taylor Jordanはあくまで先発投手として育成されており、ローテーションに残れなければAAAで開幕でしょう。このうちDetwilerはオプションが切れているので(意外にもOhlendorfはまだオプションが1回残っているそうです)、Detwilerがローテーション争いに敗れて、かつ故障していなければ、ほぼ自動的にDetwilerに決まりでしょう。

順当なら残り1席をめぐって残りの10人ほどが争うことになります。実績ではRyan Mattheusが最有力ですが、昨季後半の不安定なピッチングで評価は下がっており、競争に勝ち残ることが求められる立場となっています。

その他、40人ロースターの投手のうち、面白い存在なのはXavier CedenoChristian Garciaの2人。Cedenoは昨シーズン、限られた機会ながらいい投球を見せており、対左打者用としてブルペン入りする可能性も十分あります。そして、この記事の冒頭にも書いたGarcia。2012年終盤にメジャーデビューして高く評価され、先発投手に(再)転向させられるほどの期待を集めて迎えた昨年でしたが、スプリングトレーニングの初日に腕の痛みを訴えてシャットダウン。その後ハムストリングも痛めてシーズンを棒に振りました。再起に向けての春になります。

この記事をドラフトしていた時点では、もう1人Erik Davisも注目株としようと思っていましたが、キャンプ初日に右ひじ痛のために60日DL入り。当然、開幕ロースター入りはなくなりました。

マイナー契約では、何といってもAyalaの存在が目立ちます。昨季は故障39試合の登板にとどまったとはいえ、防御率は3.27。ブレーブスの一員としてNLDSでも3試合に登板しました。健康に過ごせば、開幕ロースター入りの有力候補でしょう。

●開幕予想
Storen, Clippard, Stammen, Blevins, Cedeno, Ohlendorf, Ayala
Sorianoは調整遅れのためDLで開幕。開幕時のクローザーはStorenが努めることになる。Clippard、Stammen、Blevinsは順調に調整。ロングリリーフはOhlendorf (DetwilerはDL)。左腕のCedenoが安定したピッチングを続けて生き残り、最後の1枠はマイナー契約からのAyalaが滑り込む。

2014/02/13

2014 年俸調停関連

[2月13日 追記]
2月に入ってすぐにとDoug Fisterと契約合意。Tyler Clipardについては音沙汰がなく調停に突入かと気を揉ませましたが、2月10日になって合意の報。これで、すっきりスプリングトレーニングを迎えられます。2人とも双方の希望額のミッドポイントよりもわずかに高い額での合意と、球団側が少し譲歩した形になった点もよかったと思います。

Doug Fister 1年7.2百万万ドル(最高0.15百万ドルのインセンティブ付)。

Tyler Clippard 1年5.875百万ドル(最高0.3百万ドルのインセンティブ付)。

*****************
[1月18日 追記]
希望額提示期限を前に、以下の6人が合意。うち、Jordan ZimmermannIan Desmondの2人は2年契約を結んでいます。もっと長い契約についても交渉していたようですが、結局2人とも年俸調停対象の残り2年分を契約しただけ。中途半端感が否めません。特にZimmermannの場合は1年目が低めで2年目が極端に高額の契約となっており、Zimmermann側にとっての契約見直しのインセンティブは低いように思われます。それでも引き続き、長期契約についての交渉は続けるとのことなので、かすかな期待は持っていますが。

Ross Detwiler 期限よりも1日前に1年3百万ドル(最高0.05百万ドルのインセンティブ付)。

Jordan Zimmermann 2年24百万ドル(2014年が7.5百万ドルで、2015年はなんと16.5百万ドル)。

Ian Desmond 2年17.5百万ドル(2014年が6.5百万ドル、2015年が11百万ドル。リーグMVPを獲得すれば0.5百万ドルのボーナス)。

Drew Storen 1年3.45百万ドル(最高1百万ドルのインセンティブ付)。

Wilson Ramos 1年2.095百万ドル(最高0.105百万ドルのインセンティブ付)。

Jerry Blevins 1年1.675百万ドル。

Doug Fister と Tyler Clippardの2人は合意に至らず、それぞれ年俸調停希望額が提示し合いました。

*****************
[1月15日 オリジナル]
2014年も既に2週間が経っての初めての記事になりますが、なにもこの間サボっていたわけではなく、本当にニュースらしいニュースがありませんでした。

大きなトレードもFA契約もなく、BA以外のプロスペクトランキングも発表されず。Jamey CarrollMike Fontenotの両ベテラン内野手とのマイナー契約くらい。ようやく11日にStephen Strasburgが年俸調停を回避して1年契約に合意したというニュースが入ってきましたが、それも妥当な水準での1年契約では大きなニュースではありません。

ともかく、この機会に例年のように年俸調停権を有する選手についてまとめておくことにします(カッコ内は何回ある権利のうち今年が何回目かを表示。普通の選手は全3回でいわゆるスーパー2の選手は全4回の年俸調停権を持ちます)。今年は10選手が対象。Strasburgに加え、Ross Ohlendorfも既に契約に合意しています。

今後、1月17日に双方の最終的な希望額が提示され、2月1日以降に調停ヒアリングが行われることになっていますが、(毎年のことながら)そこまで行く前に合意することが期待されます。

Jordan Zimmermann (3/4)
Tyler Clippard (3/4)
Ian Desmond (2/3)
Doug Fister (2/3)
Jerry Blevins (2/3)
Ross Detwiler (2/3)
Drew Storen (2/4)
Wilson Ramos (1/3)
Stephen Strasburg (1/3)
Ross Ohlendorf (2/3)

Stephen Strasburg 1月11日、1年3.975百万ドル(最高0.125百万ドルのインセンティブ付)で合意。

Ross Ohlendorf 12月2日、1年1.25百万ドル(最高3百万ドルのインセンティブ付)で合意。

2013/02/16

2013 年俸調停関連

[2月16日追記]
Jordan Zimmermannと1年$5.35M/1yで合意。時間はかかりましたが、ヒアリングを回避できてよかった。

球団は、Zimmermann、Desmondとは複数年契約も交渉していると言っていましたが、この春は無理なのかなあ。


[1月20日オリジナル]
今年も年俸調停の季節がやって来ました。今年、調停申請権を持つのは7選手。

18日が、球団側・選手側がそれぞれの希望額を提示する期限となっていましたが、その直前に5選手との間で1年契約、Craig Stammenとの間で2年契約に合意し、調停に進むのを回避しました。下記、名前のすぐ後の括弧内は全部で何度年俸調停の機会があり(通常は3度、スーパー2の選手は4度)今回が何度目かを記載しています。

Tyler Clippard (2/4) $4.0M/1y

Ian Desmond (1/3) $3.8M/1y

Drew Storen (1/4) $2.5M/1y +終了試合数に応じた上限$1.0Mのインセンティブ

Ross Detwiler (1/3) $2.3375M/1y +200投球回数到達で$25Kのインセンティブ

Craig Stammen (1/4) $2.25M/2y

Roger Bernadina (1/3) $1.2125/1y +$130Kのインセンティブ

ただ1人合意に至らなかったのがJordan Zimmermann。

Jordan Zimmermann (2/4) 本人提示: $5.8M、球団提示: $4.6M

2月にヒアリング・調停が行われることになっていますが、もちろんそれ以前に合意することも可能。毎年のことですが、なんとかヒアリング前に合意してくれることを願っています。できれば長期契約で・・・。

2013/02/11

2013 ST Outlook 3 (ブルペン)

続いて、大きなサプライズがあったブルペン編。(Will Ohmanとのマイナー契約を踏まえて更新しました。)

●オフの動き
[退団]
Sean Burnett(FA)
Michael Gonzalez(FA)
Tom Gorzelanny(non-tender FA)
[入団]
Rafael Soriano(FA)

上記の3人にZach Dukeを加えた4人の左投手がFAとなり、Dukeと再契約したものの、あとの3人は退団。実績のある3人だったので残念。何人かのFA投手に関心を示しているとの噂もありましたが契約することはなく、このまま補強なしで終わりでは厳しいなあと思っていたところ、1月になってSorianoと契約。メジャー契約で左投手の補強はなかった代わりに、マイナー契約招待選手には左投手が並んでいます。

●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Drew Storen (R)
Tyler Clippard (R)
Rafael Soriano (R)
Ryan Mattheus (R)
Craig Stammen (R)
Henry Rodriguez (R)
Zach Duke (L)
Christian Garcia (R)
Ryan Perry (R)
Cole Kimball (R)
Erik Davis (R)
[マイナー契約招待選手]
Fernando Abad (L)
Jeremy Accardo (R)
Bill Bray (L)

Brandon Mann (L)
Patrick McCoy (L)
Will Ohman (L)

個人的に最も応援しているのがCole Kimball(ブログ右上の自己紹介部分を参照)。肩の大手術からリハビリを続け、何とか昨季の最終盤に実戦復帰。アリゾナ秋季リーグでも調整登板。本格復帰までにはさらなるリハビリが必要で、さすがに開幕ブルペン入りはないと思いますが、メジャーデビューへの足がかりを築いた2011年のキャンプの再現を期待しています。

さて。

一昨年43セーブを記録し、昨季も9月後半からポストシーズンにかけてクローザーとして実績を残したDrew Store(忘れもしないあのセーブ失敗がありましたが)。昨季Storenが故障で離脱している間に32セーブを記録したTyler Clippard(9月に入って疲れを見せ、Storenに地位を明け渡しましたが)。そして、昨季ヤンキースで42セーブを記録したRafael Soriano。クローザーとしての実績十分の投手を3人もそろえて役割をどうするのかなと思いましたが、Sorianoとの契約後のフロントの説明、当事者たちのコメントを聞いていると、「クローザーはSoriano。あとの2人がセットアッパー」で決まりのようです。といっても3人がそろって健康に調整してくれることが前提。特にClippardは3年連続70試合以上登板を果たした後だけに、慎重に調整を進めてくれることを期待します。

今季は開幕直後から5人でローテーションを回す必要があるので、ブルペン投手は7人。上記クローザー3人に加えて、昨季の実績からRyan MattheusCraig Stammen、それにロングリリーフ兼スポットスタート要員として起用されるDukeまでが決まり。これで6人。

残り1席をめぐって実に9人が争うことになります。

9人の中で最有力と言わざるを得ないのがHenry Rodriguez (H-Rod)。なぜなら、例によってオプションがないため。25人ロースターに残る投球をしなければ、DL入りか、DFAされるしか道がありません。スプリングトレーニングで素晴らしい内容・結果を残し、開幕からクローザーとして起用されることになった昨季を再現できるかどうか。個人的には、イライラ、ハラハラさせられるのはもうコリゴリなのでDFAでいいです・・・。

Christian GarciaRyan Perryはむしろ先発投手として調整させられ、状況が良くても悪くてもマイナーでの開幕が予想されます。ただし、Garciaはブルペン投手としての評価は獲得しているので、上記の6人に故障があった場合には、その時点からブルペン投手として調整させられるかもしれませんが。その役回りがPerryになる可能性も少し。

またルール5ドラフトを前に40人ロースターに加わったErik Davisと、まだ24歳と若いPatrick McCoyは経験を積む程度だと予想されています。予想を裏切るような好投を期待したいところですが、仮に好投しても、オプションやらマイナー契約のベテラン選手の処遇やらで開幕はマイナーかな。

ということで、H-Rodがダメだった場合は、5人のベテランマイナー契約投手から誰が生き残るかという争いが中心になるはず。中でも注目はBill Bray。元々はエキスポスとしての最後のドラフトとなった2004年ドラフト1順目で入団し、2006年にナショナルズでメジャーデビューした投手。2006年シーズン途中に、 Austin Kearns、Felipe Lopez、Ryan Wagnerとの大型トレードでレッズに送られた5人のうちの1人。その後レッズでブルペン投手としてのキャリアを積んできましたが、故障もあって昨季は14試合の登板にとどまり、オフに放出されていました。2008年と2011年にはそれぞれ60試合以上に登板して防御率2点台という好成績を残しており、健康ならそれなりに活躍できるはず。左腕がいないブルペン事情もあって、期待されています。

●開幕予想
Soriano, Storen, Clippard, Mattheus, Stammen, Duke, Bray

当確の6人は健康なスプリングトレーニングを過ごし、「クローザーはSoriano。あとの2人がセットアッパー」の予定通りで開幕。H-Rodは制球難を克服できず、開幕一週間前にDFA。ウェイバーでアストロズに移籍。最後のスポットはしっかり結果を残したBrayが獲得と予想します。

2012/09/21

9/21 Clippardは休ませるべき? 【M7】

L2-4 Brewers (Season 91-59)
Jackson 8.0IP 1ER 6H 0BB 6K 3.77
Clippard(BS, L) 0.2IP 3ER 4H 3.59
LaRoche 1/4 HR(31) R 2RBI K .268

初回、2死走者なしからRyan Zimmermanのシングルに続き、Adam LaRocheがライトブルペンに2ランと幸先よく先制しましたが、今日の打線はこれで終了。この後塁に出たのは、9回までシングル安打3本(しかもうち1本は投手のJackson)と、9回1死からのZimmermanの四球のみ。なんと2塁ベースさえ踏むことができませんでした。

それでも、先発のEdwin Jacksonが8回をソロ本塁打による1点のみという素晴らしい投球。4回表は3連打されましたが、Bryce Harperの本塁への好返球でタッチアウトにしたこともあり、無失点。5~7回の3イニングは9人で片付けると、8回も1死から久しぶりにランナーを許したものの三振、二盗失敗の併殺でやはり3人で終えました。その時点で101球。Jacksonだけに、そのまま9回も行けたかもしれません。しかし、8回裏1死走者なしで打席が回ってきたため代打を出されて交替。これが裏目に出ました。

Johnson監督が1点リードの9回のマウンドに送ったのは、昨日はセーブ機会をDrew Storenに譲っていたTyler Clippard。先頭の青木宣親にバント安打を許すと、パスボール(Flores・・・)、右中間への大飛球で1死3塁とされ、Ryan Braunにあっさりレフト前に運ばれてまず同点。さらに、二盗を許した後、Aramis Ramirezにレフト線への二塁打を打たれて逆転されてしまいました。さらにこの後2死から内野安打の間にもう1点。3失点したところで、イニング途中で交替を告げられてしまいました。

最終的に打たれたのはいずれも甘いところに来た球。良い時ならそれでも空振りさせていましたが、今日は、というか最近は、ボールに切れがなく速球では空振りがなかなか取れなくなっています。速球はほとんどが高めに抜けている印象。今手元で計算したら、オールスター後の防御率はなんと5.64(オールスター前は1.93)。3年続けて70試合登板の勤続疲労が来たのでしょうか。昨日のStorenのボールの切れが素晴らしかっただけに、テレビを見ながらもあまりの違いにショックを受けるほど。Johnson監督のことですから、Clippardをクローザー失格とは言わないでしょうし、実際、セーブシチュエーションで使い続けると思います(当面Storenと併用するとは言っていましたが)。しかし、重要なのはClippardがポストシーズンの大事な場面で結果を残してくれること。先日1週間ばかりシャットダウンしたSean Burnettと同じように、レギュラーシーズン終了直前までシャットダウンして、リフレッシュさせるべきではないかと思います。

それにしても気の毒なのはJackson。3度目の挑戦も2桁勝利はなりませんでした。残された登板機会はあと2回。今日のことがあっただけになおさら、なんとか達成させてあげたい。そのためには打線が打たないとダメです。

ということで、残念な試合結果になりましたが、2位ブレーブスがフィリーズに2-6で完敗してくれたおかげで、マジックは7となりました。また、レッズも敗れたため、0.5差でナ・リーグ最高勝率も守っています。

2012/07/20

7/20 9-0から逆転負け

L10-11(11) Braves (Season 53-38)

信じられない。最低最悪の試合。 シーズンの転換点とならないことを祈るのみ。

2012/07/19

7/18 Clippard大丈夫?

W4-3 Mets (Season 53-36)
Zimmermann(W7-6) 6.0IP 0ER 4H 0BB 4K 2.35
Clippard(S15) 1.0IP 2ER 2H 3K 2.83
LaRoche 1/3 HR() R 2RBI BB K .257
Lombardozzi 1/4 double 2RBI .267
Harper 2/4 R .278

勝つには勝ちました。Jordan Zimmermannが6回無四球無失点の好投で7勝目(ようやく勝ち星先行)。打っても、いずれも2死からとなる6回のAdam LaRocheの2ランと7回のSteve Lombardozziの2点二塁打で4点を先制する展開。特にLaRocheの一打は均衡を破る価値ある本塁打。2死1塁、カウント1-2と追い込まれながら、外の高めの速球を左中間に流し打ちでスタンドまで運んだのは見事でした。

ということで、改心の試合運びで3点リードで9回を迎え、マウンドには、昨日は2点リードを守れなかったTyler Clippard。でしたが、いきなりDavid Wrightに初球をライトに運ばれまず1点。さらに、2者連続三振の後、Jason Bayにまたも初球を叩かれレフトポール直撃の2点目。1点差まで迫られ、打席に迎えたのは昨日3ランを打たれたJordany Valdespin。緊張感が高まる場面でしたが、速球で追い込むと最後は外低めにボールとなるチェンジアップで空振り三振。なんとか昨日の雪辱を晴らしました。しかし、大丈夫かな。速球の走りは悪くないので故障ということはないと思います。変化球を狙い打たれているということなのかな。

ともかく勝ちは勝ち。貯金は今季最多の17。今日負けた地区2位のブレーブスとの差を4.5と広げました。

MVP: Adam LaRoche

2012/07/02

2012年6月をふりかえる

[NL EAST End June 2012]
今月も15勝11敗と勝ち越し。勝率は、わずかに落としましたが、急減速したドジャーズを抜いてナ・リーグではトップ。ア・リーグをあわせても3位(レンジャーズ、ヤンキースに次ぐ)。ナ・リーグ東部地区では、5月に快進撃を見せたマーリンズが今月は大きく負け越し、一向に調子が上がってこないフィリーズとともに借金生活に転落。一方で、月間5勝無敗、防御率0.93と絶好調のナックルボーラーR.A. Dickeyに引っ張られたメッツが2位に浮上してきました。

W L PCT GB
Washington  44 32 .579
New York  43 36 .544 2.5
Atlanta  41 36 .532 3.5
Miami  37 40 .481 7.5
Philadelphia 36 44 .450 10.0

防御率3.49は6位と、今月も投手陣が支えたことに変わりはありませんでした。ただ、奪三振率が15位に下がったのに加え、与四球率ではなんと下から5番目(与四球数では下から3番目)まで転落していることが気になります。中旬まで貧打にあえいだ打線。デンバーでのロッキーズ戦から息を吹き返したものの、116得点は19位、チーム打率.254 は18位、三振数は下から7番目と平均以下の状況は変わりません。目立つのは63二塁打が30球団最多なことくらいでした。

[Pitcher of June 2012: Tyler Clippard]

GS IP W K ERA WHIP
Stephen Strasburg 6 35.0 4 52 3.09 1.03
Jordan Zimmermann 5 33.0 1 21 2.73 1.27
Gio Gonzalez 5 29.0 3 29 4.34 1.38
Edwin Jackson 5 30.1 3 20 4.45 1.35
Ross Detwiler 2 23.0 1 13 2.35 0.96
G IP S K ERA WHIP
Tyler Clippard 12 11.2 10 12 0.00 0.69
Craig Stammen  10 15.1 0 13 1.17 1.50
Mike Gonzalez  14 9.1 0 9 1.93 1.50
Sean Burnett  15 14.0 0 9 2.57 0.86

さすがにやや陰りが見えてきた先発投手陣。Stephen Strasburgは今月頭から4連勝で4月に続く2度目のリーグ月間MVPも見えてきたかなという矢先の2連敗。特に最後の登板は熱中症寸前でダウン・・・。これからもっと暑くなるのに、大丈夫かな。むしろ今のうちに休んで、秋に投げさせたほうがいいかも? Gio GonzalezとEdwin Jacksonの2人はともに3勝こそ記録していますが、防御率は4点台と明らかに失速。建て直しに期待。逆に先発投手陣では最も良い防御率ながら勝ち星は1つしか付かなかったのがJordan Zimmermann。何故なんでしょうね。4,5年前のMatt Cainがちょうどこんな感じでした。ZimmermannもCainのように成長してくれるといいのですが。そして、先発5番手。王建民は3試合で6点近い防御率と散々。王にローテーションの座を明け渡していたRoss Detwilerが復帰し、2試合続けて好投していますので、しばらくはDetwilerで行きそうです。

そんな先発投手陣とは裏腹に月間防御率3.00とブルペンは引き続き好調。特に、クローザーに定着したTyler Clippardは12試合に投げて無失点、打者43人に対して被安打わずかに2本という驚異的な内容で、10度のセーブ機会を全て成功させました。やや制球に苦しむ場面もありますが、後続をねじ伏せ、まさに圧倒。セットアッパーのSean Burnettは、今月はやや打たれたという印象ですが、それでも安定感抜群で、7回までリードを保っていれば大丈夫、という安心感がチームに(ファンにも)漂っています。さらにすっかり大事な場面で起用されるようになったCraig Stammenも引き続き好投。マイナー契約から加入したベテランMike Gonzalezは、対左打者(17打席で被安打1)を中心にいい仕事をしています。また、軽い故障で一時離脱していたRyan Mattheusも復帰後7試合を無失点に抑えていますので、ますますいい場面で起用されそうです。

[Hitter of June 2012: Ian Desmond]
PA AVE OBP SLG HR RBI SB
Bryce Harper 116 .274 .336 .443 4 11 6
Danny Espinosa 115 .236 .296 .358 1 9 6
Ryan Zimmerman 115 .218 .252 .336 3 13 1
Michael Morse 112 .299 .313 .439 3 13 0
Ian Desmond  108 .301 .333 .553 5 20 2
Adam LaRoche 99 .182 .253 .446 7 14 0
Tyler Moore  48 .425 .521 .800 4 11 3

先月の月間MVP、Ian Desmondが今月も好調。月間打率は3割を超え、なんと20打点。特に2死からの打点(数字は調べられませんでした)が目立ったことで、数字以上の強いインパクトを受けました。長打もあり、足もある、そして勝負強い。いい選手です。上位打線に移したい誘惑に駆られますが、せっかく結果が出ているので今の6番をそのまま打たせたほうがいいんでしょうね。

今月から復帰したMichael Morse。当初は適応に苦しんだのか2割そこそこの打率でしたが、下旬のデンバーで一気に復活。ほんの4,5日で一気に数字をここまで持ってきました。昨季のような頼りになる打者になってきました。一方で、苦しんでいる(いた)のがRyan ZimmermanとAdam LaRoche。Zimmermanは肩の痛みを押しての出場を続け、数字がどんどん悪化。しかし、こちらもコルチゾンを注射してから痛みが消えたとのことで、上昇傾向(コルチゾン注射の副作用は気になりますが)。Adam LaRocheは・・・。本塁打こそ量産していますが、開幕当初からはずいぶんと成績を落とし、手堅いかと思われたオールスター選出も逃してしまいました。特に左投手に対してはかなり苦労している様子が伺え、Tyler Mooreとの併用も考えるべきときかもしれません。

そのTyler Moore。まだ先発出場は相手が左投手のときに限られていますが、出れば結果を残し続けています。このパワーは天性のもの。もっと見たい、と思わせる打者です。もっと見たい、と言えば、Bryce Harper。左投手との対戦が多く、やや調子を落としましたが、それでもしっかり成績を残しています。先月と同じ4本塁打は、シーズン20本!ペース。バットだけでなく、6盗塁(失敗は1つ)や、ただのシングルと思われた打球を二塁打にしたり、走塁でも大いに楽しませてくれています。

2012/06/11

6/10 Harper激走、フェンウェイでスウィープ

W4-3@BOS (Season 35-23)
Zimmermann 7.0IP 3ER 7H 2BB 7K 2.91
Clippard(S8) 1.0IP )ER BB 3K 2.30
Espinosa 2/4 2double R 2RBI BB K SB(9) .228
Desmond 2/4 double R SB(7) .266
Bernadina 2/4 double RBI K SB(5) .250
Harper 0/0 R BB .2

がっぷり四つに組んだ見ごたえのある好試合。メジャーデビュー以来38試合目で初のベンチスタートとなったBryce Harperがたった1打席(1走塁)で勝負を分けました。

ナショナルズ先発のJordan Zimmermannとレッドソックス先発のJon Lesterがともに好投し、6回終了まではいい投手戦。序盤に内野ゴロの間に1点ずつを取り合った後、4回裏にDavid Ortizがライトスタンドにパワーで運ぶソロ。Papiはまだまだ衰えていないところを見せてくれて、ちょっと嬉しかったです。

試合が大きく動いたのは7回。2-1とレッドソックスがリードで迎えた7回表。Ian DesmondとTyler Mooreが連打で出塁(予断ながら、Desmondの打球の判定は不可解でした。インプレーのボールなのに触っちゃダメですよ)。さらにダブルススチールで無死2,3塁と絶好機を作りました。ところが、Jesus Floresはあっさり三振、Roger Bernadinaもスクイズバントを打ち上げてしまい2アウト。何やってんだ!!と血圧が上がったところで打席に入ったのがDanny Espinosa。カウント2-1から内高めの速球を強振した打球はレフトへの飛球。打った瞬間は上がり過ぎたなーと思いましたが、打球はグリーンモンスターに当って転々・・。二者が還って逆転に成功しました。他の球場では何でもないレフトフライに終わるところでしたが、これぞフェンウェイという二塁打(動画)。Espinosaは右打席では.381/.480/.714とMVP級の数字を残しています。左打席では.188/.268/.288とマイナー降格水準ですが。

残念だったのはせっかく勝ち投手の権利をもらったZimmermannが粘りきれなかったこと。7回裏、同じように連打で無死1,2塁のピンチを作ると、犠打と内野ゴロので同点に追いつかれてしまいました。なかなか勝ち星が増えませんね・・・。

8回は両軍とも主軸が打席に入りましたが得点できず。3-3の同点のままで9回へ。9回表1死走者なしで代打に送られたのがBryce Harper。打ち気にはやっても不思議はない(実際、試合後には「ホームランを狙っていた」とコメントしています)場面でしたが、しっかり見極め四球。2死となった後、Bernadinaが名誉挽回とばかりにライト線へのヒット。画面はライトのRyan Sweeneyがフェンスに届く前に打球を処理するのを映していましたので、Harperは三塁止まりかと思いました。しかし、投球と同時にスタートを切っていたHarperは速度を緩めることなく全力疾走。中継プレーの乱れもあって、一気に本塁まで還ってきてしまいました。前日の守備で背中を軽く痛めたためにこの日は先発から外れていましたが、そんな故障など微塵も感じさせないまさに激走。暴走もたまにありますが、この積極的な走塁はファンをたまらなくさせます。若さでもぎ取った1点。生還後のガッツポーズまで何度見ても気持ちいいです(動画)。
Photo by Jim Rogash/Getty Images
9回裏は3連投となったTyler Clippardが、四球を1つ出しながらも3者三振で3連続セーブを記録。フェンウェイ・パークでまさかのスウィープ。貯金をシーズン最多の12としました。

MVP: Bryce Harper

2012/02/11

2012 Spring Training Outlook 2 (RP)

続いてブルペン。先発陣ほど大きな変化はありません。


【オフの動き】
(退団) Todd Coffey (FA), Doug Slaten(non-tender FA), Collin Balester(Trade to DET)
(入団) Brad Lidge (FA), Ryan Perry(Trade from DET)

Todd CoffeyがFA退団。再契約を期待しましたが、ドジャーズに行ってしまいました。年俸調停対象だったDoug Slatenはnon-tender。昨季の成績では仕方ない。かつてのトッププロスペクトBalesterをPerryとトレード。オフも後半になってBrad LidgeとFA契約。必要な調整を行いつつアップグレードにも成功したいいオフと評価できるでしょう。

【スプリングトレーニングの見所】
Drew Storen (R)
Tyler Clippard (R)
Sean Burnett (L)
Henry Rodriguez (R)
Brad Lidge (R)
Tom Gorzelanny (L)
Craig Stammen (R)
Yunieski Maya (R)
Ryan Mattheus (R)
Ryan Perry (R)
Atahualpa Severino (L)
Chen-Ming Wang (R)
Ross Detwiler (L)
John Lannan (L)
Cole Kimball (R) [Injured]
(マイナー契約招待選手)
Jeff Fulchino (R)
Waldis Joaquin (R)
Rafael Martin (R)
Chad Durbin (R)

ブルペン投手は7人が一般的。クローザーの地位を完全に確立したStoren、セットアッパーのClippard、さらにBurnett、Rodriguez、Lidgeまでの5人は確定。さらに先発投手争いから漏れた王建民、Detwiler、Lannanのうち少なくとも1人がロングリリーフとして入るでしょうから、これで既に6人。

残るは1席。40人ロースターの投手だけで、Gorzelanny、Stammen、Mattheus、Perry、Severino、Mayaと6人が争う状況にあり、事実上マイナー契約招待選手にチャンスはないでしょう。さらにこの6人のうち、Matthues、Perry、Severino、Mayaの4人はマイナー・オプションを残しているので、生き残るには文句を言わせない好成績を残す必要があり、可能性は低いと思います。昨季の実績では一番のMattheusは、一時離脱の原因となった肩の痛みが再発しないかがまずは気になります。新加入のPerryは結果とともに課題とされている制球力に注目。Mayaは・・・失った信頼を取り戻すところからやり直し。密かに期待しているのがSeverino。昨季のメジャーデビューでイニング数を上回る三振を奪い好印象を残し、ドミニカ冬季リーグでも21試合に投げて無失点と快投。冬季リーグの成績はあまりあてにはなりません(Anderson Hernandezの高打率、Mayaのリーグ最優秀投手)が、期待くらいしてもいいでしょう。

現実的には、最後の1席は残る2人のロングリリーフ候補の競争。Gorzelannyは年俸調停を回避して300万ドルの1年契約。はっきり言ってロングリリーフに300万ドルは高い。開幕前に解雇すれば1/6しか払わなくていいので、そうしたほうがいいようにも思いますが、獲得時にそれなりの対価を支払ったこと、昨季ブルペンに回ってからは15試合で2.42/1.08と好投したことから、簡単には手放さないと見られます。一方のStammenはまだ年俸調停権取得前であと4年雇え、契約条件としてはかなり球団に有利。メジャーでそれなりに通用することは2009、2010年に証明済み。昨季も少ない登板機会ながらしっかり結果を残しています。球団の評価はなぜか高くありませんが、文句を付けさせない結果を残せば道は開けてくるでしょう。

マイナー契約選手の中では、昨季AAで防御率1点台と好投し、アリゾナ秋季リーグでも評価を上げたRafael Martinが楽しみな存在。開幕は当然マイナーでしょうが、シーズン中の昇格に向けて弾みを付けてくれることを期待します。

【開幕予想】Storen, Clippard, Burnett, Rodriguez, Lidge, Detwiler, Stammen

Lidgeまでの5人は文句なし。先発争いでLannanに敗れたDetwilerがブルペンへ。Detwilerと(Lannanでも)左のロングリリーフとして重複するGorzelannyは結果を残せず開幕前`にカットされると予想、もっとはっきり言えば「期待」します。