2015/02/18

2015 ST Outlook 2(先発投手)

続いて先発投手編です。

●オフの動き
オフの当初からJordan Zimmermannをめぐるトレードが噂されていましたが、1月になってMax Scherzerと7年契約を結んだことで、Zimmermannか同じようにFA前最終年を迎えるDoug Fister、あるいはStephen Strasburgの名さえも取りざたされ、1人はトレードされるに違いないと思われた時期もありました。しかし、結果的には誰も放出されず、まさかの超強力先発ローテーションでスプリングトレーニングを迎えることとなりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Jordan Zimmermann
Max Scherzer 
Gio Gonzalez 
Doug Fister
Tanner Roark 
Taylor Jordan
Blake Treinen
Taylor Hill
A.J. Cole
Felipe Rivero

先発ローテーションは、Strasburg、Zimmermann、Scherzer、Fister、そしてGio Gonzalezでほぼ確定。故障さえなければ、昨季1年間ローテーションを守って15勝を記録したTanner Roarkがブルペンに回るという贅沢な布陣となっています。とはいえ、昨季のようにほとんど5人で年間通じて戦えるなどという僥倖に恵まれることは珍しく、実際にはいずれかのタイミングでRoarkが必要とされることになるでしょうから、しっかり調整しておいてもらわなければなりません。

若手では、昨季スポットスターターとして頑張ったBlake Treinen、それにトッププロスペクトのA. J. Coleがどんなピッチングを見せてくれるかが楽しみ。昨季、故障に泣いたTaylor Jordanの回復状態にも注目しています。

とまれ、引き続きトレードの噂が飛び交うことが予想されます。選手たちは、こうした噂に惑わされることなく、しっかり調整することが何より重要。トレードする気がないのであれば、キャンプの早いタイミングで「この戦力で開幕を迎えるんだ。トレードはない。」としっかり明言すべきだと思います。

契約延長について、Zimmermannとはもう無理と諦めています。しかし、Strasburgについては今がいいタイミングだと思います。1年でも長くナショナルズのユニフォームで投げてくれるよう、フロントの英断に期待しています。

2015/02/17

2015 ST Outlook 1 (捕手)

今年は開幕が4月6日とやや遅いこともあって、スプリングトレーニングの召集日も2月19日と例年より数日遅いのですが、それでもあと数日となりました。例年通り、捕手、先発、ブルペン、内野手、外野手に分けて、オフの動きとスプリングトレーニングの見所をまとめておきます。

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まずは捕手から。

●オフの動き
あまり大きな動きはなく、Jhonatan Solanoをリリースして、レッドソックスからDFAされていたDan Butlerをトレードで獲得した程度。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Wilson Ramos
Jose Lobaton
Sandy Leon
Dan Butler
[Non-Roster Invitees]
Steven Lerud
Pedro Severino
Spencer Kieboom

正捕手Wilson Ramosと控え捕手Jose Lobatonが故障せずにしっかり調整してくれれば、開幕に向けては問題ありません。

1つの注目はSandy Leonのプレーぶり。オプションがなくなっているので、ウェイバーを通さない限りはマイナーで開幕を迎えさせることはできません。RamosとLobatonに故障がなかった場合にLobatonを押しのけてメジャーに残るとまでの高望みはしませんが、少なくともトレード価値が出る程度の活躍ができると面白いと思います。

Pedro SeverinoとSpencer Kieboomのプロスペクトの2人がどれだけできるかも注目。基本的にはオープン戦が始まるまでのブルペン捕手としての召集と見られますが、それでも首脳陣の目に留まるようなプレーをして将来への足掛かりとしてほしいですね。

2015/02/12

BP: Top 101 Prospects

Baseball Prospectusからも全体トップ100プロスペクトランキングが発表されました(リンク)。こちらも全体1位は2年連続でツインズのByron Buxton。そしてやはり全体6位、投手1位にナショナルズのLucas Giolito。

1. Byron Buxton, OF, MIN 
2. Addison Russel, SS, CHC
3. Carlos Correa, SS, HOU
4. Francisco Lindor, SS, CLE
5. Kris Bryant, 3B, CHC
6. Lucas Giolito, RHP, WAS 
7. Corey Seager, SS, LAD
8. Dyran Bundy, RHP, BAL
9. Noah Syndergaard, RHP, NYM
10. Julio Urias, LHP, LAD

ナショナルズからはLucas Giolitoに加えて、A.J. Cole、Michael Taylor、Reynaldo Lopezの3人がランクイン。Coleは全体でも30位ですからかなり高い評価を受けています。なお、Trea Turnerの名前はありませんでした。

30. A.J. Cole, RHP
57. Michael Taylor, CF
72. Reynaldo Lopez, RHP

MLB.com: Top 100 Prospects

先日ツイッターでは流しましたが、MLB.comのトップ100プロスペクトランキングが発表されていました(リンク)。全体1位は2年連続でツインズのByron Buxtonですが、昨季あまり活躍できなかったので、微妙な印象。全体6位、投手ではトップに我らがナショナルズのLucas Giolitoが輝いています。

1. Byron Buxton, OF, MIN 
2. Kris Bryant, 3B, CHC
3. Carlos Correa, SS, HOU
4. Francisco Lindor, SS, CLE
5. Addison Russel, SS, CHC
6. Lucas Giolito, RHP, WAS 
7. Corey Seager, SS, LAD
8. Julio Urias, LHP, LAD
9. Joey Gallo, 3B, TEX
10. Noah Syndergaard, RHP, NYM

ナショナルズからはGiolitoに加えて、Michael Taylor、A.J. Cole、Trea Turner(まだパドレスと表示されていますが)の3人がランクインとなりました。悪くない。まだチーム別のトップ30は発表されていませんが、Coleの評価はそれなりに高いようです。

42. Michael Taylor, CF
52. A.J. Cole, RHP
62. Trea Turner, SS

2015/02/09

14-15 FA選手ランキング

[2/9 更新]
ようやくJames Shieldsのパドレス入団が決まりました。長くかかりましたが、そこまで悪い契約でもないという印象。それにしてもパドレスの今オフの補強は強烈でしたね。シーズンが楽しみです。これにより、トップ50でまだ行き先が決まっていないのは、(キューバ人を除くと)Rafael Sorianoだけとなりました(爆笑)。

元ナショナルズのNate Schierholtzがレンジャーズとマイナー契約。

[2/3 更新]
2月になってしまいましたが、未だにJames Shieldsの行き先が決まっていません。思うような契約が得られないんでしょうか。ナショナルズが、Casey Janssenと1年契約(詳細は別記事を参照ください。)。また、元ナショナルズのWil Nievesがパドレスとマイナー契約を結びました。

[1/23 更新]
久々の更新。

このオフのトップFA選手、Max Scherzerが契約。相手はまさかのナショナルズでした!!! 210百万ドルという総額はFA投手史上最高額です(契約延長を含めばClayton Kershawの215百万ドル)。思い切りました。(詳細は別記事を参照ください。)

また、青木宣親がジャイアンツと1年契約。噂では複数年契約を提示した球団もあったそうですが、優勝を狙えるチームに行きたかったとのことでジャイアンツを選択。また、イチローもマーリンズと1年契約。イチローはメジャー3000本安打に向けて2年契約を得たかったはずですが、残念ながら1年となりました。しっかり数字を残さないと、来季の契約はますます難しくなりますね。

この他、、Colby Rasmus、Jason Marquis、Ryan Vogelsong、韓国からポスティングでパイレーツに入団したJung-Ho Kangを更新。ビザやらなんやらで契約が進んでいないキューバ人選手を除けば、トップ40のうち残すは4位のJames Shieldsだけとなりました。

2015/01/31

Fangraphs Nationals Top Prospects

Fangraphsからナショナルズのトッププロスペクトが公表されました(元記事)。絶対評価に基づくランキングのため球団ごとに紹介される人数が異なり、ナショナルズは23人。組織としては、大体真ん中あたりと評価されています。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Reynaldo Lopez, RHP
3. Trea Turner, SS
4. Erick Fedde, RHP
5. Michael Taylor, CF
6. A.J. Cole, RHP 
7. Wilmer Difo, 2B
8. Joe Ross, RHP
9. Brian Goodwin, CF
10. Pedro Severino, C
11. Jakson Reetz, C
12. Drew Ward, 3B
13. Austin Voth, RHP 
14. Aaron Barrett, RHP
15. Jefry Rodriguez, RHP
16. Felipe Rivero, LHP 
17. Nick Pivetta, RHP 
18. Victor Robles, CF
19. Matt Skole, 3B 
20. Sammy Solis, LHP 
21. Rafael Bautista, CF 
22. Drew Vettleson, RF 
23. Jake Johansen, RHP

Others: John Simms, RHP; Tony Renda, 2B; Jeff Kobernus, 2B; Chris Bostick, SS; Stephen Perez, SS; Isaac Ballou, CF; Anderson Franco, 3B; Raudy Read, C; Spencer Kieboom, C; Edwin Lora, SS; Eric Fornataro, RHP; Abel De Los Santos, RHP; Luis Reyes, RHP; Nick Lee, LHP; Robbie Dickey, RHP

目立つのはReynaldo Lopezへの2位という極めて高い評価と、Michael TaylorとA.J. Coleへの比較的低い評価。

18位でVictor Roblesというまだドミニカ・リーグでしかプレーしていない17歳の外野手を推しています。全く知らない名前でしたが、2014年には47試合で.313/.408/.484という数字を残しており、今季はGCLに参加してくるかもしれません。

2015/01/29

Casey Janssenと1年契約

ブルージェイズからFAとなっていたCasey Janssen投手と1年契約に合意しました。2015年の年俸は350万ドルで、2016年の契約オプション(700万ドル)の違約金が150万ドルに設定されているため、1年500万ドルと報じられています。

[2014 for TOR] 50G 25SV 45.2IP 28K 7BB 3.94/1.18 
[Carrier for TOR] 389G 90SV 493.0IP 368K 121BB 3.52/1.22

(Photo by Orlin Wagmer, AP)
33歳のブルペン右腕。2014年と通算(8シーズン)の成績は上記のとおりですが、過去3年はブルージェイズのクローザーを務め、その間に限ると防御率2.94で81セーブを記録しています。ただ、昨季は成績を低下させており、今回FA市場に出たもののクローザーとしての契約は得られませんでした。成績低下の1つの原因は、オールスターの時期に滞在したドミニカ共和国で罹った食中毒。短期間に体重を4キロほど落とし、点滴を受けながら試合に出たこともあったそうで、後半戦の防御率は6.46という散々なものでした。ただ、それだけが理由とも言い切れません。防御率では1.23と結果を残していた昨季の前半でさえ、奪三振率は5.7(後半戦は5.3)と、8を軽く超えていた2013年以前から大きく低下させていました。球速が落ちていることも懸念材料。コントロールは良く、四球から崩れるということはありません。

Tyler Clippardの後釜としてセットアッパーを務めることが期待されていますが、活躍できるかどうかのバロメーターとして、この奪三振率に注目する必要があると思われます。