最後に、リーグMVPが発表されました。
ナ・リーグは大方の予想通り、カブスのKris Bryantが初受賞。昨季の新人王に続くタイトルです。もう押しも押されぬ大スターですね。30人の投票した記者のうち29人からの1位票を集め、残る1人からも2位票を得る「準満票」での受賞となりましたが、ただ1人、Bryantに2位票を入れたNew York Post紙のMike Puma氏が1位票を入れたのが我らがナショナルズのDaniel Murphy。
2位票、3位票の数が全く同数だったMurphyとドジャーズのCorey Seagerでしたが、この1票のおかげでMurphyが2位となりました。最後の数週間をけがで欠場したことでかなりの(2位)票を失ったと思われますが、2位を守り切って良かったです。それにしても昨シーズン後半からのMurphyは、それ以前とは全くの別人のようなスーパースターです。昨シーズンはFA直前のフロックで、オフにFA契約を結んだ際には「高値掴みをした」といった懐疑的な声もありました。かくいう私も「ピークは過ぎた」とか「いぶし銀」とか書いていました。いやはや、とんだ失礼をしました。
この他、ナショナルズの選手では、Max Scherzer(総合10位)、Wilson Ramos(総合18位)が得票していましたが、前年MVPのBryce Harperには一票も入りませんでした。
大接戦のア・リーグは、エンゼルスのMike Troutが2度目の受賞。チームが74勝88敗と大きく負け越していたため、今年も受賞することに疑問を呈する声もありましたが、成績としては文句なし。負け越しチームからのMVPは2003年のレンジャーズのAlex Rodriguez以来だそうです。
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