2018/06/02

2018年5月をふりかえる

スロースタートの4月を終え、5月に何とか体勢を立て直した感じ。なんといっても今月のニュースはJuan SotoのMLBデビュー。ようやく試合観戦が楽しみになってきました。

ナ・リーグ東地区(2018年5月末時点)
Atlanta3323.589-
Washington3223.5820.5
Philadelphia3123.5741.0
New York2727.5005.0
Miami2035.36412.5

5月を19勝7敗の好成績で終えたナショナルズが2位に浮上。最後に抜き返されたとはいえ、30日の時点で一度は首位に立ちました。4月のぼろぼろの状況からよく立て直しました。この調子で落ち着いて戦って行ければ実力通りに地区でリードを広げる日は遠くないでしょう。首位は、17勝12敗だったブレーブス。15勝11敗のフィリーズが3位と、ここまでが勝ち越し。4月に首位だったメッツは10勝18敗と大きく負け越し。マーリンズよりも酷い1か月となりました。(今年も)投手陣に故障者が続出しており、厳しそうですね。

Pitcher of the Month (May 2018):  Jeremy Hellickson

GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer640.24632.210.885
Stephen Strasburg532.14402.511.082
Tanner Roark534.00293.181.120
Gio Gonzalez530.23261.471.141
Jeremy Hellickson527.22251.300.759
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle1112.1801.460.730
Brandon Kintzler1210.2163.381.781
Sammy Solis149.2052.791.034
Wander Suero1010.0002.701.300

見ての通り、先発陣は文句のつけようがありません。Max Scherzerは今月も月間MVPをもらっても不思議のないレベル。Stephen StrasburgとGio Gonzalezもリーグで上位の数字。数字上一番悪いのはTanner Roarkですが、バックの援護に恵まれなかっただけで3つくらい勝っていてもいい内容でした。そして、Jeremy Hellicksonです。打順が3順目に入ると打たれるというデータがあるため、ほとんどの登板が5回までで勝ち星は2つしか付いていませんが、登板した5試合、全てで勝利。これは5人のうちでHellicksonだけです。Hellicksonが先発5番手に定着してくれたことはチームが上向いた大きな要因だと思っています。

ブルペン陣もよく頑張りました。Sean Doolittleは1つセーブを失敗しましたが、それでも十分すぎる結果。中継ぎ陣も、Ryan Madsonが胸筋を痛めてDL入りしましたが、Brandon KintzlerとSammy Solisを軸にしっかりと投げました。ルーキーのWander Sueroは今のところ負け試合が中心の登板ですが、内容はかなり良いです。

Hitter of the Month (May 2018):  Matt Adams 


PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Trea Turner117.250.333.442185154
Bryce Harper114.223.289.5631410212
Michael Taylor101.185.250.3266154
Anthony Rendon93.263.355.55095130
Matt Adams92.265.337.627159220
Wilmer Difo87.282.349.46215370
Pedro Severino67.207.313.2936030
Mark Reynolds47.341.383.77310680
Juan Soto41.333.415.5005141

今月前半の打の主役はMatt Adamsでした。10日までの10試合では、.353/.463/1.000、7本塁打15打点と大暴れ。その後はやや失速しましたが、それでも大事なところで何度か打ったし、今月の打撃陣の基調を作ってくれたと思います。後半は、Mark Reynolds(13日以降)と、そしてスーパールーキーJuan Soto(20日以降)の2人が主役。2人とも試合を1人で作る打撃が魅力です。

Bryce Harperはホームランこそ出るものの、低打率もあってなかなか打点が伸びず。Harperだからこそやや物足りません。Michael Taylorの数字はこのように悲惨ですが、守備での貢献、それに22日の印象的なサヨナラ打があり、レギュラーを外すべきだとは思いませんね。

Daniel MurphyとAdam Eatonの2人がもしかすると6月中にも復帰してくるかもしれません。その時にどういう布陣を敷くのか、楽しみです。

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