シーズンが始まって1か月あまりが経過しました。My Top 10 Prospectsの選手がどう過ごしているか、まとめておきます。
なお、明日もう1本記事をアップする予定ですが、そちらでは、My Top 10以外で各チームで目立つ成績を残している選手を紹介します。両方合わせて見てもらうと分かりますが、センターの層の厚さが目立ちます。
(※ 成績は5月15日終了時点。)
Lucas Giolito, RHP
7G(7GS) 30.1IP 25K 20BB 3.86/1.68 [AA]
開幕から7試合、Harrisburg(AA)のローテーションで投げていますが、20与四球に現れているようにコントロールに苦しんでいます。開幕から5試合は、おそらく予定通りで4イニング以下。6試合目に6イニングを投げて与四球1の2失点で今季初勝利を記録し、いよいよ本領発揮かと思いましたが、続く直近の試合では、6回表だけで3四球を与えてしまいイニング途中で降板(3失点したものの味方エラーもあったため自責は0)。きっかけさえあれば好投し始めると信じています。
Reynaldo Lopez, RHP
6G(6GS) 31.1IP 31K 14BB 4.60/1.31[AA]
こちらも開幕からAAのローテーションで投げていますが、同僚のGiolitoとどっこいどっこいの結果。イニング数とほぼ同じ数の三振を奪っており悪くはありませんが、余計な四球も多く、失点を重ねています。Giolito同様、これからギアを上げて行ってほしいです。
Austin Voth, RHP
6G(6GS) 35.0IP 36K 5BB 2.31/1.00 [AAA]
開幕からSyracuse(AAA)のローテーション投手として6試合に先発。うち4試合で自責点0。やはり4試合で無四球。イニング数を上回る36奪三振。素晴らしい成績です。強いて懸念を挙げれば、打たれた2試合が4失点、5失点と派手に失点しており好不調の波が大きいのかなという点ですが、合計でこれだけの数字を残せば、文句の付けようがありません。メジャーのローテーションに何かあればコールアップの一番手と言っていいでしょう。それはいつになるでしょうか。
Erick Fedde, RHP
7G(7GS) 34.0IP 35K 9BB 6.62/1.44 [A+]
Potomac(A+)のローション投手として7試合に先発していますが、ここまでは残念な結果となっています。特に、5月4日のLynchburg戦では、7本の長短打と1死球で6点を失い、1回を投げ切ることさえできず。もっとも、奪三振はイニング数を上回り、四球もそれほど多くないので、防御率ほどひどい内容ではないはず。どこかで風向きを変えたい。
Tyler Watson, LHP
高卒ルーキー。まだ出場機会はありません。6月以降にRkかSSに所属するはず。
Drew Ward, 3B
34G 148PA 7HR 21RBI 17BB 37K .305/.399/.547 0SB [A+]
故障もあって不完全燃焼に終わった昨シーズンと同じPotomac(A+)で開幕。開幕から7試合連続安打(うち2本塁打)のロケットスタートを切り、4月の成績は.310/.396/.560、5本塁打。5月に入ってもほぼ同水準の数字。A+の投手をしっかり打ち込んでいます。三振は多いものの、四球もしっかり選んでおり、何より長打が出ていることが期待感を高めています。シーズン途中のAAへの昇格もあるかも。
Andrew Stevenson, CF
32G 150PA 5triple 0HR 10RBI 14BB 20K .346/.405/.474 14SB(6CS) [A+]
Potomac(A+)の1番センターとして活躍中。チームメイトのWardを上回る開幕から11試合連続安打を記録。その後も打ち続け、リーグトップの46安打、出場32試合のうちノーヒットに終わったのはわずか5試合と、立派な安打製造機となっています。本塁打はありませんが、二塁打、三塁打を量産中。盗塁も期待通りに積み上げています(盗塁死も目立ちますが)。
Victor Robles, CF
33G 147PA 3HR 17RBI 9BB 16K .336/.423/.484 12SB(6CS)
こちらはHagerstown(A)の1番センターとして打ちまくっています。3本塁打に現れるように長打力もあり、盗塁もあり、三振の少なさも魅力。しかし、5月13日の試合の8回裏の打席で代打を出され、14、15日は欠場。特に故障情報は見つけられていませんが、少し心配です。
Jakson Reetz, C
20G 79PA 0HR 4RBI 13BB 16K .183/.372/.267 1SB [A]
昨季はSSでも打てなかったにも関わらず、Hagerstown(A)で開幕。ベネズエラ出身の22歳、Jorge Tilleroと先発マスクをほぼ分け合っています(Reetzの育成という観点からは、いいことだと思います)。打撃成績を見ると苦しんでいるようですが、しっかりとボールを見極め13四球を選び、出塁率は立派です。焦る必要はありません。
Anderson Franco, 3B
まだ出場機会はありません。6月以降に(昨シーズン終盤に昇格した)SSに所属するはず。
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