2017/05/31

5/30 クローザー問題は解決済み

W6-3@SFG (Season 32-19)
Gio(W4-1) 6.1IP 3ER 8H 3BB 6K
Glover(SV7) 1.0IP 0ER 1K
Taylor 2/4 BB 2R 2RBI
Murphy 3/5 double R RBI
Turner 3/5 R
Werth 2/4 triple BB RBI

前日は故意死球からの乱闘騒ぎがありましたが、あれはぶつけた投手(名前を書くのも嫌)の個人的な異常行動だったという認識で両軍一致したこともあり、この試合では誰もぶつけられることなく終わりました。よかったよかった。もっとも、その乱闘騒ぎで味方とぶつかったMichael Morseが脳震盪を起こして7日DL入り。ぶつけた投手(名前を書くのも嫌)のことは多分ずっと許せません。

さて試合。

初回、先頭のTrea Turnerが内野安打で出塁したのを足がかりに、2死からRyan Zimmerman とDaniel Murphy に連続タイムリーで2点を先制。2回にもGio Gonzalezが自らセンター前に打ち返して3点目。

2回裏にジャイアンツのルーキー外野手Orlando Calixteにメジャー初打点となる2点タイムリー二塁打を打たれて1点差とされましたが、5回表にMichael Taylorの2点タイムリーなどで3点を追加し、終始ナショナルズが主導権を握って展開していました。

先発のGio Gonzalezはいつもより2、3マイル遅く、調子は良くなかったようですが、6回裏2死2,3塁でCalixteを見逃し三振に切り抜けるなど(まあ、明らかに内角に外れたボールを主審がストライクとコールしたものなので喜んでいいのかどうか分かりませんが)きっちり要所は締めて、7回途中でマウンドを降りるまで追加点は許しませんでした(残したランナーをMatt Albersが返してしまったので、最終的なGioの自責点は3)。

7,8回をAlbersがそれ以上の反撃を許さずに終えると、3点リードの9回のマウンドには連投となるKoda Glover。連投の疲れを微塵も見せず、気合の入ったピッチング。最後はBuster Poseyを空振り三振でゲームセットとしました。Gloverは、この5試合で4セーブ目(チームの勝ち試合は全てセーブが付いています)。その間に対戦した10人の打者を全てうち取り、うち5奪三振。4試合とも最後の打者は空振り三振。つい1週間ほど前まで微妙だったクローザー問題に完全に解決済みにしてくれました。心配なのは、登板過多だけ。明日あたりは大量得点でGloverを休ませてあげましょう。

MVP: Koda Glover

2017/05/30

ロースター異動まとめ(2017年5月)

5/1 Joe RossをAAAにオプション,A.J. Coleが昇格
5/5 Shawn KelleyがDL入り,Matt Graceが再昇格
5/8 Rafael BautistaをAAAにオプション, Brian Goodwinが今季初昇格
5/12 KelleyとKoda GloverがDLから復帰, ColeとGraceをAAAにオプション
5/17 Joe BlantonがDL入り,Graceが再々昇格
5/23 Joe Rossが昇格・先発, Brian Goodwinをオプション
5/24 Chris HeiseyがDL入り,Goodwin再昇格
5/29 Stephen Drewが復帰,Matt GraceをAAAにオプション

5/29 Roarkは完全復活、でいいよね

W3-0@SFG (Season 31-19)
Roark(W5-2) 7.0IP 0ER 6H 1BB 6K
Glover(SV6) 1.0IP 0ER 2K
Zimmerman 3/4 HR(14) 2R RBI
Murphy 2/4 double 2RBI

前回登板で好投したTanner Roarkが今回も7回無失点と好投。前回はマリナーズ打線、今回はジャイアンツ打線と貧打で話題のチームとの対戦で恵まれた部分もありますが、それでも7回ゼロ封は素晴らしい。内容も内外にしっかり投げ分け、ツーシームが冴えていました。完全復活、と思っていいでしょうか。(この次の先発もやはりあまり打たないアスレチックス戦が予定されています)

2回にRyan Zimmerman の久しぶりの14号ソロで先制し、6回と8回にいずれもDaniel Murphyのタイムリーが出て小刻みに得点。試合の流れはずっとナショナルズにありました。

3-0とリードして試合は終盤へ。8回は、Oliver PerezとShawn Kelleyが2死満塁まで攻め立てられ、(その直前のBryce Harperへのビーンボール騒ぎもあり)緊張が高まりましたが、これを凌ぐと、9回はKoda Glover が3人で片付けて快勝。

西海岸遠征の初戦をいい感じで取りました。

MVP: Tanner Roark

2017/05/29

5/28 Rossはまだ何かおかしい

L3-5 Padres (Season 30-19)
Ross(L2-1) 4.0+IP 5ER 12H 1BB 4K
Goodwin 2/4 double RBI
Difo 2/4 R
Turner 2/5 R
Lind 1/3 double 2RBI

前回登板はマリナーズ打線を相手に8回まで1失点の好投を見せ、復活かと期待させたJoe Rossでしたが、あれはやはりマリナーズ打線だったからということになってしまいました。序盤からとにかく打たれました。ヒット、ヒット、またヒット。5回途中5失点での降板となりましたが、内容としてはもっと失点していても不思議はないくらいでした。いったんマイナーに降格となり再調整してきたRossですが、やはりまだ何かおかしいと言わざるを得ません。投げている高さ・コースは悪くないようにも見えたのですが、それでもパドレスの打者陣は鋭い当たりを連発していました。何なのでしょうか。うーむ。

一方、今日はBryce Harper、Daniel Murphy、Jayson Werthがそろって休養日になったこともあり、やや迫力不足の打線。代わりに入ったBrian GoodwinやWilmer Difoが結果を残しましたが、それでも3点止まり。まあ、打線についてはそういう日もあります。

連勝は2でストップ。次は西海岸遠征。踏ん張りどころです。

2017/05/28

5/27 Strasburg自己最多の15奪三振

W3-0 Padres (Season 30-18)
Strasburg(W6-1) 7.0IP 0ER 3H 1BB 15K
Glover(SV5) 1.0IP 0ER 1K
Taylor 2/4 HR(4) R 2RBI
Harper 1/4 RBI
Rendon 2/3 double BB R SB(3)

昨日に続いて、Chris Speier代理監督にとっては楽な試合でした(笑)。

今日の主役は先発のStephen Strasburg。初回、先頭打者にシングルを打たれ、Ryan Zimmermanの送球エラーも絡んで、無死1、2塁、さらに2死満塁のピンチとなりましたが、これを三振で切り抜けると、この後は奪三振ショー。7回までに自己最多の15個の三振を奪い(これまでは14個)。被安打3、1四球でゼロ封。キャリアでも1,2を争うほどのナイスピッチングでした。

3回裏にBryce Harperの内野ゴロの間に1点を取った以外は、再三チャンスを作りながら得点できない拙攻が続いていた打線でしたが、6回裏にMichael Taylorが前日の再現のような左中間への2ラン。この一発が試合展開としては大きかった。

終盤、8回はMatt Albers、9回はKoda Gloverが全く危なげなく3人ずつで片付けてゲームセット。Gloverは弱い当たりの内野ゴロが2本の後、最後は空振り三振という素晴らしい内容。安心して見ていられます。

なお、チームとして今季初の完封勝利でした。

MVP: Stephen Strasburg

2017/05/27

5/26 Scherzer 13奪三振の熱投

W5-1 Padres (Season 29-18)
Scherzer(W5-3) 8.2IP 1ER 3H 2BB 13K
Glover(SV4) 0.1IP 0ER 1K
Turner 2/4 double HR(5) R RBI
Taylor 1/4 HR(3) R 2RBI
Harper 1/3 HR(15) BB R 2RBI

Baker監督がご子息の高校の卒業式に列席するためチームを離れ、Chris Speierヘッドコーチが監督代理を務めることになった試合。こう言っては何ですが、監督業としては楽な試合でした。

理由はMax Scherzerがあまりに素晴らしいピッチングを展開し、継投策で悩む必要がなかったため。初回先頭打者を皮切りに実に13個の三振を奪い、4回表にRyan Schimpfにソロ本塁打を被弾したものの、それ以外に打たれた安打はあと2本だけという内容で、パドレス打線を圧倒しました。9回表は明らかにガス欠になりながら2死までこぎつけ、「Lets's Go Max!」のコールを受ける中で熱投を見せましたが、死球を与えて2死満塁としてしまい無念の降板。それでもスタンディング・オベーションで迎えられるだけのピッチングでした。

打線もそんなScherzerをしっかり援護。1回裏、先頭打者のTrea Turnerが先頭打者弾。同点とされた直後の4回裏には、Michael Taylorが左中間へ勝ち越し2ラン。そして7回裏には、Bryce Harperが3階席に届く超特大の2ランを打ってダメを押しました。

さて、この試合の大きな収穫は、わずか1アウトを取っただけのKoda Gloverでしょう。Scherzerの後を受けて上ったマウンド。9回表2死満塁。5-1とリードし、仮に一発を打たれれば即座に同点となる場面。あれだけのピッチングをScherzerがした後だけにことさら緊張感があったはずですが、Gloverは気迫あふれる投球で、最後は96マイルのスライダーで空振り三振。クローザーとしての仕事を見事にしました。これはもう、クローザーはGloverで確定でいいでしょう。

MVP: Max Scherzer

2017/05/26

Prospect Profile #12: Jake Johansen

[2017年5月最終更新, 2017年1月更新, 2015年12月更新, 2015年3月更新, 2014年5月オリジナル]

2014年の第2弾、全体第12回は2013年ドラフトの最上位指名入団のJake Johansen投手です。

[Player Data]
Name: Jake Johansen
Position: RHP
Born: January 23, 1991
Birthplace: Allen, Texas
School: Dallas Baptist University
Height: 6-6
Weight: 235
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2013-2 WAS
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 7(2014)  ⇒17(2015) ⇒ NA(2016) ⇒ NA(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
6フィート6インチ(195センチ)という長身から投げ下ろす最速99マイルの速球を持つが、腕力で投げているという感じで、速球のムーブメントは低評価。カーブ、チェンジアップ、カッターと変化球もいろいろ投げるがいずれも評価は高くない。投球フォームも安定せず、制球力は平均以下。

当初は先発投手として期待されたが、2014年シーズン途中にブルペンに転向。将来もしメジャーに上がってくるとしてもブルペン投手という見方が大勢。

[Background]
2013年ドラフトで、オフにFAのRafael Sorianoと契約したために1順目指名権を失ったナショナルズが2順目全体68位で最初に指名した選手。あまりコンペティティブでない大学で15先発88回1/3を投げて75奪三振、5.40/1.53と平凡以下の数字しか残しておらず、しかもシニア(4年生)。BAの直前ランキングでは182位(5‐6順目相当)にランクされていた。ドラフト直後に、Rizzo GMは同じテキサンのJosh Beckettを比較対象として名を挙げ先発として育成する方針を明らかにしたが、大方の予想はブルペン投手。ということで、ドラフト直後には失望したコメントが目立った。

ところが、意外といっては失礼だが、素晴らしいプロデビュー。指名の翌日にスロット金額で契約してすぐにAuburt(SS)に合流すると、10試合に先発して42.1イニングで44奪三振、18四球、1.06/0.94と支配的なピッチングを見せ、シーズン終盤にはHagerstown(A)に昇格。そこでは少し打たれたものの、それでもシーズンを通じての数字は51 回2/3を投げて51奪三振。23四球はやや多いが、それでもかなり評価を上げた。

2014年はAのローテーション投手として開幕し、19試合に登板(18先発)させたもらったものの、結果は5.09/1.76と散々。7月下旬にブルペンに転向させられたが、以降の10試合でも5.94/1.62とやっぱりダメ。年齢的に簡単にクリアすべきステップで躓いたことでプロスペクトとしての期待感は一気に薄れてしまった。

年齢的にのんびりしていられないという判断もあったのでしょう。2015年の開幕はPotomac(A+)。案の定、通用せず。開幕から12試合にロングリリーフとして登板したが、うち9試合で失点(5.76/1.85)。いったんDL入りして7月末に復帰した後はショートリリーフとして使われたが、やはり12試合で4.95/1.75という成績。与四球率が前年より上昇しているなど内容も良くなかった。BAのランキングではチーム内トップ30からさえも姿を消す体たらく。

2016年も開幕はPotomac(A+)。6試合9回1/3を投げて被安打、与四球各11でDL入り。6月下旬にGCLに合流し、7月中旬からシーズン終了まで在籍したHagerstown(A)では11試合中9試合で無失点だったが、リーグ平均年齢を3歳以上上回ってなので当然と言えば当然。もう終わったに等しい選手だが、AFLに派遣されて登板9試合のうち7試合で無失点と最低限の結果を残した。

最後の、微かな望みとともにHarrisburg(AA)で迎えた2017年シーズンも開幕から2試合連続失点。その後もピリッとせず、5月16日に遂に解雇されるに至った。2017年の成績は、10試合で11回2/3を投げ、6.17/1.63。

[Comment]
終わりました。元々期待は低かったとはいえ、ドラフトトップ指名の選手が実質的にAAにすら昇格できずに終わるというのは、あまりにもひどい失敗となりました。2013年ドラフト同期で可能性が残るのは、Drew Ward(3順目)とAustin Voth(5順目)だけです。(2017年5月)

AFL後のルール5ドラフトで指名する球団がなかった事実が現時点での評価を物語っています。奇跡的な覚醒がなければ、ナショナルズでのキャリアはまもなく終わりそうです。(2017年1月)

年齢的にオーバースペックなはずのA+でブルペン投手として使われて全くダメでは話になりません。中途半端なイニングまたぎとかさせず、完全1イニング限定のブルペン投手として起用としてはどうでしょうか。それでだめならもう。。。(2015年12月)

どちらに転ぶかと注目された2014年は完全な失敗に終わってしまいました。既に24歳となり、ノンビリしている余裕はありません。このままBustで終わってしまうのか・・・。(2015年3月)

期待が低かった割にはよくやっているというのが率直な印象。最近のナショナルズは、Alex Meyer、Robbie Rayといった素材系の投手プロスペクトを比較的上手く育てている印象があるので、その流れに乗ってほしいですね。(2014年5月)