2017/02/13

2017 ST Outlook 1 (Catchers)

いつになく静かなオフとなったナショナルズ。いろいろと疑問は残ったままですが、いよいよスプリングトレーニングが近づいてきました。

今年からキャンプ地がフロリダ州のPalm Beachに移転します(安倍総理とトランプ大統領が週末に滞在していたところですね)。昨年までのVierraも同じフロリダ州の東海岸(大西洋岸)でしたが、他球団のキャンプ地が集まっている地域から距離があり、オープン戦のためのバス移動の負担が重かったそうです(4時間くらいかかっていたらしい)。その点、Palm Beach移転後は、新しいファシリティがそもそもアストロズと共同使用となるなど、かなり改善されます。

さて、例年通り、オフの間の動きとスプリングトレーニングの注目点を捕手、先発、ブルペン、内野手、外野手について、まとめてみました。

最初は捕手編です。

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●オフの動き
2011年から6シーズンにわたって(故障していない限り)レギュラーを務めたWilson RamosがFA退団。故障で市場価値を落としはしたものの、無事にレイズと2年契約を結びました。

一方のナショナルズは、オリオールズからFAとなったMatt Wietersに関心を示しているとの噂もありましたが噂に止まり(それでよかったと思います)、12月にパドレスからDerek Norrisトレードで獲得2011年オフにGio Gonzalezとのトレードで放出した当時のトッププロスペクトの帰還に古くからのファンの気分は大いに盛り上がりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Derek Norris
Pedro Severino
Jose Lobaton
Spencer Kieboom
Raudy Read
[Non-Roster Invitees]
Jhonatan Solano

ここ数年の「健康ならばRamos-Lobaton」という無風状態から一転、競争が予想されます。契約(ともに年俸調停対象)と実績からすると、Norrisが正捕手でJose Lobatonが控えとして開幕を迎えることになりそうですが、Norrisの昨季の打撃・守備成績は決してレギュラーを保証されるようなものではなく、将来性豊かで、昨秋好印象を残したPedro Severinoが正捕手に名乗りを上げる可能性も十分。その場合に弾き出されるのがLobatonとなるかNorrisとなるかは五分五分でしょう。

他にもSpencer KieboomRaudy Readの若手2人が40人ロースターに名を連ねています。この2人はとりあえず経験を積み、いろいろ吸収することです。(なお、Kieboomは昨年のドラフト1順目、トッププロスペクトのCater Kieboomの兄)

互いに刺激し合う良い競争が展開されることを期待しています。

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