L1-3 Phillies (Season 79-61)
Roark(L12-10) 6.0IP 3ER 6H 1BB 8K
Span 2/4
Rendon 1/2 BB SF RBI
前日のひどい逆転負けの影響を引きずっているのではないかと思うほど、覇気のない試合ぶりで連敗。
Tanner Roarkは悪くないけど良くもないという感じで6回3失点でしたが、いかんせん打線がダメでした。6安打したもののつながったのは5回だけ。連勝していた頃には見られた終盤の粘りもなく、ハイライトらしいハイライトもないまま試合終了。あっさりし過ぎ。
ブレーブスが勝ってマジックは16のまま。しっかり切り替えて、明日から頑張りましょう。
2014/09/07
2014/09/06
9/5 ついにSorianoを更迭 【M16】
L8-9(11) Phillies (Season 79-60)
Strasburg(ND) 6.0IP 1ER 4H 0BB 5K
Soriano(BS) 0.2IP 3ER 3H 1K
Stammen(L4-5) 0.2IP 0ER(2R) 0H 0BB
Rendon 2/4 double 2R 2RBI
Span 3/5 BB 2R SB(28)
LaRoche 1/2 HR(21) BB R 3RBI
Werth 2/6 double RBI
試合後、Rafael Sorianoの処遇について聞かれたWilliams監督が、「We need to address it.」とコメント。ついに、ようやく、待ちに待ったSorianoをクローザーから更迭する決断が行われました。
初回にAdam LaRocheが2ラン。4回にはWilson Ramosが犠飛。5回にはAnthony Rendonが2点タイムリー二塁打を打って着々と加点し、5回を終えて5-0とリード。先発のStephen Strasburgはほとんどピンチらしいピンチもないままに6回1失点と好投。7回表にRyan Howardにソロを打たれて3点差に詰められましたが、その直後にJayson Werthのタイムリー二塁打と、LaRocheの犠飛で2点を追加し、7-2。セーフティリードで余裕の勝ちゲームとなるはずでした・・・。
8回表にRendonのエラーからピンチを作り、 Matt Thorntonが2本のタイムリーを打たれて3点差とされました。が、それでもまだ3点のリード。このまま勝てば快勝という展開でした。
セーブシチュエーションとしては最もプレッシャーがかからない、むしろ本当の信頼される守護神なら投入するにはもったいない3点差の9回のマウンドに送られたのは、やはり「クローザー」のSorianoでした。ところが、先頭打者のシングルに続き Carlos Ruizにレフトへ2ランを打たれてあっという間に1点差。それでも続く2者を打ち取り、Ben Revereに対しても簡単に追い込んだ時は、不安定な投球ながら今日も抑えてしまうのかと思わせた矢先、甘く入ったスライダーをライトブルペンに運ばれて、同点とされてしまいました。通算2000打席近く立ちながら、キャリアでわずか1本しかホームランを打っていなかったRevere。最もホームランが期待されないはずの打者による、まさかまさかの一打でした。
このまま延長に突入すると、11回表に2つの守備エラーが重なって2点を失い、その裏Tyler Mooreのタイムリーで1点を返しましたが、最後はBryce Harperのライナーがレフトに取られてゲームセット。もったいない試合を落としました。
しかし、そんな暗い気分も冒頭に紹介したWilliams監督のコメントでちょっと晴れました。これまでSorianoが不安定な投球を続けても、なんだかんだで勝ってきたことでなかなか決断できませんでしたが、さすがに今日の結果では首脳陣も決断せざるをえなかったということでしょう。幸いにもブレーブスが負けたことで今日もマジックは1つ減り、16。シーズンがもっと押し迫ってから、あるいはポストシーズンになってからではなく、この時期に判断できたことを、むしろ良しとしましょう。新クローザーはTyler Clippardか、Drew Storenか、はたまたAaron Barrettの抜擢か。個人的にはStorenに賭けたい気持ちでいっぱいです。(Sorianoはどうするんでしょうね。とりあえず負け試合を中心に起用して、自信を回復させるということだと思いますが、個人的にはDFAでもいいと思います。)
Strasburg(ND) 6.0IP 1ER 4H 0BB 5K
Soriano(BS) 0.2IP 3ER 3H 1K
Stammen(L4-5) 0.2IP 0ER(2R) 0H 0BB
Rendon 2/4 double 2R 2RBI
Span 3/5 BB 2R SB(28)
LaRoche 1/2 HR(21) BB R 3RBI
Werth 2/6 double RBI
試合後、Rafael Sorianoの処遇について聞かれたWilliams監督が、「We need to address it.」とコメント。ついに、ようやく、待ちに待ったSorianoをクローザーから更迭する決断が行われました。
初回にAdam LaRocheが2ラン。4回にはWilson Ramosが犠飛。5回にはAnthony Rendonが2点タイムリー二塁打を打って着々と加点し、5回を終えて5-0とリード。先発のStephen Strasburgはほとんどピンチらしいピンチもないままに6回1失点と好投。7回表にRyan Howardにソロを打たれて3点差に詰められましたが、その直後にJayson Werthのタイムリー二塁打と、LaRocheの犠飛で2点を追加し、7-2。セーフティリードで余裕の勝ちゲームとなるはずでした・・・。
8回表にRendonのエラーからピンチを作り、 Matt Thorntonが2本のタイムリーを打たれて3点差とされました。が、それでもまだ3点のリード。このまま勝てば快勝という展開でした。
セーブシチュエーションとしては最もプレッシャーがかからない、むしろ本当の信頼される守護神なら投入するにはもったいない3点差の9回のマウンドに送られたのは、やはり「クローザー」のSorianoでした。ところが、先頭打者のシングルに続き Carlos Ruizにレフトへ2ランを打たれてあっという間に1点差。それでも続く2者を打ち取り、Ben Revereに対しても簡単に追い込んだ時は、不安定な投球ながら今日も抑えてしまうのかと思わせた矢先、甘く入ったスライダーをライトブルペンに運ばれて、同点とされてしまいました。通算2000打席近く立ちながら、キャリアでわずか1本しかホームランを打っていなかったRevere。最もホームランが期待されないはずの打者による、まさかまさかの一打でした。
このまま延長に突入すると、11回表に2つの守備エラーが重なって2点を失い、その裏Tyler Mooreのタイムリーで1点を返しましたが、最後はBryce Harperのライナーがレフトに取られてゲームセット。もったいない試合を落としました。
しかし、そんな暗い気分も冒頭に紹介したWilliams監督のコメントでちょっと晴れました。これまでSorianoが不安定な投球を続けても、なんだかんだで勝ってきたことでなかなか決断できませんでしたが、さすがに今日の結果では首脳陣も決断せざるをえなかったということでしょう。幸いにもブレーブスが負けたことで今日もマジックは1つ減り、16。シーズンがもっと押し迫ってから、あるいはポストシーズンになってからではなく、この時期に判断できたことを、むしろ良しとしましょう。新クローザーはTyler Clippardか、Drew Storenか、はたまたAaron Barrettの抜擢か。個人的にはStorenに賭けたい気持ちでいっぱいです。(Sorianoはどうするんでしょうね。とりあえず負け試合を中心に起用して、自信を回復させるということだと思いますが、個人的にはDFAでもいいと思います。)
2014/09/04
9/3 クレイジエスト・ゲーム【M17】
W8-5(14)@LAD (Season 79-59)
Zimmermann(ND) 6.1IP 2ER 4H 2BB 8K
Soriano(BS6) 1.0IP 0ER(1R) 1BB 2K
Clippard(BS6) 1.0IP 2ER 2H 1K
Treinen(W2-3) 2.0IP 0ER 2H 2K
LaRoche 2/3 HR(20) HBP 2R 5RBI
Cabrera 2/6 HR(14) R 2 RBI
Harper 3/6 R
Werth 2/5 2BB R E(5)
まあ、とにかくリンク先の3分間のハイライト(動画)をご覧ください。
ありえない試合展開に気持ちが浮いたり沈んだり・・・・、早起きして9回まではしっかり観戦し、(出勤時間と重なった)延長に入ってからはスマホで経過を追いかけながらハイライトになるような場面はMLB.tvで見ていましたが、終わった時には心底疲れ、午前中は仕事になりませんでした。このブログを始めてからでも7年、それ以前も含めて15年ほどMLBを見てきた中で、これほどクレイジーな試合を見たことはありません。子どもの頃に見た日本のプロ野球でも記憶にありません。個人的に匹敵するのは、NFLになりますが、2002年のAFCディビジョナルプレーオフのペイトリオッツ対レイダース戦(いわゆるTuck Rule Game)くらい。
ポストシーズンだったら(心臓発作で)死人が出てるんじゃないかという試合でした。
思えば、7回裏にJordan ZimmermannがJustin Turnerにホームランを打たれたあの打席から何かおかしかった・・・。と書き始めましたが、あまりに盛りだくさん過ぎて、まともに記事が書ける気がしません。今日は許してください。
マジックは17に減りました。
MVP: Adam LaRoche
Zimmermann(ND) 6.1IP 2ER 4H 2BB 8K
Soriano(BS6) 1.0IP 0ER(1R) 1BB 2K
Clippard(BS6) 1.0IP 2ER 2H 1K
Treinen(W2-3) 2.0IP 0ER 2H 2K
LaRoche 2/3 HR(20) HBP 2R 5RBI
Cabrera 2/6 HR(14) R 2 RBI
Harper 3/6 R
Werth 2/5 2BB R E(5)
まあ、とにかくリンク先の3分間のハイライト(動画)をご覧ください。
ありえない試合展開に気持ちが浮いたり沈んだり・・・・、早起きして9回まではしっかり観戦し、(出勤時間と重なった)延長に入ってからはスマホで経過を追いかけながらハイライトになるような場面はMLB.tvで見ていましたが、終わった時には心底疲れ、午前中は仕事になりませんでした。このブログを始めてからでも7年、それ以前も含めて15年ほどMLBを見てきた中で、これほどクレイジーな試合を見たことはありません。子どもの頃に見た日本のプロ野球でも記憶にありません。個人的に匹敵するのは、NFLになりますが、2002年のAFCディビジョナルプレーオフのペイトリオッツ対レイダース戦(いわゆるTuck Rule Game)くらい。
ポストシーズンだったら(心臓発作で)死人が出てるんじゃないかという試合でした。
思えば、7回裏にJordan ZimmermannがJustin Turnerにホームランを打たれたあの打席から何かおかしかった・・・。と書き始めましたが、あまりに盛りだくさん過ぎて、まともに記事が書ける気がしません。今日は許してください。
マジックは17に減りました。
MVP: Adam LaRoche
2014/09/03
9/2 Kershawに完敗【M18】
L1-4@LAD (Season78-59)
Fister(L12-6) 5.0IP 3ER(4R) 10H 2BB 2K
Harper 1/4 HR(11) R RBI
既にサイ・ヤング賞当確ランプが点いているClayton Kershawに対し、ナショナルズ先発のDoug Fisterも4回まではゼロを並べてついていきましたが、5回裏2死2, 3塁からAdrian Gonzalezに三遊間への内野安打を打たれ、Ian Desmondの悪送球も重なって2失点。この2失点は完全に打ち取った打球に不運が重なったものなのでFisterを責めるわけにはいきませんが、6回裏のJuan Uribeに打たれた2ランは完ぺきに捉えられた打球でした。序盤は良かったものの息切れしたという感じでした。
打線はKershawの前にわずか3安打。7回表のBryce Harperのソロ本塁打で文字通り一矢報いるのが精一杯。
まあ今日は仕方ない。明日頑張りましょう。なお、ブレーブスがフィリーズに完封負けしてくれたので、マジックは18に減りました。
Fister(L12-6) 5.0IP 3ER(4R) 10H 2BB 2K
Harper 1/4 HR(11) R RBI
既にサイ・ヤング賞当確ランプが点いているClayton Kershawに対し、ナショナルズ先発のDoug Fisterも4回まではゼロを並べてついていきましたが、5回裏2死2, 3塁からAdrian Gonzalezに三遊間への内野安打を打たれ、Ian Desmondの悪送球も重なって2失点。この2失点は完全に打ち取った打球に不運が重なったものなのでFisterを責めるわけにはいきませんが、6回裏のJuan Uribeに打たれた2ランは完ぺきに捉えられた打球でした。序盤は良かったものの息切れしたという感じでした。
打線はKershawの前にわずか3安打。7回表のBryce Harperのソロ本塁打で文字通り一矢報いるのが精一杯。
まあ今日は仕方ない。明日頑張りましょう。なお、ブレーブスがフィリーズに完封負けしてくれたので、マジックは18に減りました。
2014/09/02
9/1 Span どうしちゃったの?【M19】
W6-4@LAD (Season 78-58)
Gio(W7-9) 6.0+IP 3ER 3H 2BB 4K
Span 2/5 2HR(3,4) 2R 3RBI
Rendon 2/5 double RBI 2SB(14,15)
Werth 1/2 HR(16) 2BB R RBI 2SB(8,9)
Cabrera 1/3 HR(13) BB 2R RBI
初回のJayson Werthのソロを皮切りに今日もまた4本のホームランを打った打線。中でも主役は、3回と5回に2本を放ったDenard Span。開幕から122試合でわずか1本だったのに、ここ5試合で3本も打ってしまいました。突然のパワー発揮。いったいどうしちゃったのでしょうか。むしろ変に力が入って調子を崩さないかと心配してしまいます。Spanの2本目が出たところで5点。この後、Anthony Rendonの二塁打でもう1点追加し、6-2とリードしました。
先発のGio Gonzalezは初回2死からMatt Kempに2ランを打たれましたが、その後は6回までに許した走者は四球による1人だけ。7回に連打でピンチを作ったところで降板となりましたが、そこまでわずか74球。もうちょっと投げさせてもよかったのにな、という印象を残す好投でした。7月5日以来となる白星。この調子でなんとか2ケタ勝利まで伸ばしてほしいところです。
Gioが残した走者のうち1人をDrew Storenが生還させてしまいましたが、後続は抑え、8回はTyler Clippardが圧倒のピッチングで三者凡退。6-3と3点リードで9回のマウンドにはRafael Sorianoが上りました。簡単に2死を取り、今日は久しぶりに「良いSorianoの日」かと思わせましたが、やっぱりダメでした。2死走者なしから、四球、(二塁へ進ませた後)シングルで1点、さらにシングルで1,3塁とされ、続く打者にもカウント3-2としましたが、高めの変化球がなんとかストライクゾーンに入っているという判定で見逃し三振。なんとか、なんとか、終わりました。ただ、最後のボール以上に2ストライク目が限りなく外れていたように見えたこともあり、審判に助けられた感だけが残りました。試合後、Williams監督は「Sorianoがクローザー」と明言していますが、本人だって胃に穴が開いているんじゃないでしょうか。(登板のたびに同じことばかり書かないといけないので正直うんざりしています)
2位ブレーブスがフィリーズ投手陣(Cole Hamels以下の4投手のリレー)にノーヒッターを喫したことにより、ゲーム差は7.0と広がり、ナショナルズの地区優勝へのマジックは2つ減り、19となりました。
MVP: Denard Span
Gio(W7-9) 6.0+IP 3ER 3H 2BB 4K
Span 2/5 2HR(3,4) 2R 3RBI
Rendon 2/5 double RBI 2SB(14,15)
Werth 1/2 HR(16) 2BB R RBI 2SB(8,9)
Cabrera 1/3 HR(13) BB 2R RBI
初回のJayson Werthのソロを皮切りに今日もまた4本のホームランを打った打線。中でも主役は、3回と5回に2本を放ったDenard Span。開幕から122試合でわずか1本だったのに、ここ5試合で3本も打ってしまいました。突然のパワー発揮。いったいどうしちゃったのでしょうか。むしろ変に力が入って調子を崩さないかと心配してしまいます。Spanの2本目が出たところで5点。この後、Anthony Rendonの二塁打でもう1点追加し、6-2とリードしました。
先発のGio Gonzalezは初回2死からMatt Kempに2ランを打たれましたが、その後は6回までに許した走者は四球による1人だけ。7回に連打でピンチを作ったところで降板となりましたが、そこまでわずか74球。もうちょっと投げさせてもよかったのにな、という印象を残す好投でした。7月5日以来となる白星。この調子でなんとか2ケタ勝利まで伸ばしてほしいところです。
Gioが残した走者のうち1人をDrew Storenが生還させてしまいましたが、後続は抑え、8回はTyler Clippardが圧倒のピッチングで三者凡退。6-3と3点リードで9回のマウンドにはRafael Sorianoが上りました。簡単に2死を取り、今日は久しぶりに「良いSorianoの日」かと思わせましたが、やっぱりダメでした。2死走者なしから、四球、(二塁へ進ませた後)シングルで1点、さらにシングルで1,3塁とされ、続く打者にもカウント3-2としましたが、高めの変化球がなんとかストライクゾーンに入っているという判定で見逃し三振。なんとか、なんとか、終わりました。ただ、最後のボール以上に2ストライク目が限りなく外れていたように見えたこともあり、審判に助けられた感だけが残りました。試合後、Williams監督は「Sorianoがクローザー」と明言していますが、本人だって胃に穴が開いているんじゃないでしょうか。(登板のたびに同じことばかり書かないといけないので正直うんざりしています)
2位ブレーブスがフィリーズ投手陣(Cole Hamels以下の4投手のリレー)にノーヒッターを喫したことにより、ゲーム差は7.0と広がり、ナショナルズの地区優勝へのマジックは2つ減り、19となりました。
MVP: Denard Span
2014/09/01
2014年8月をふりかえる
いよいよ9月を迎えました。地区内対戦が多く組まれ、ペナントレース争いは勝負所を迎えますが、その前に8月の戦いぶりを振り返っておきましょう。
[NL EAST End August 2014]
怒涛の10連勝を含め、8月を19勝10敗で終えたナショナルズが2位ブレーブスとの差を大きく広げることに成功。ただし、一時は8.0差まで開いた差が最終的には6.0まで縮まっています。直接対決が6試合も残っており、まだまだセーフティ・リードと呼べるほどではありません。8月25-27日にフィリーズに喫した3連敗のようなことがないように気を引き締めていきましょう。
2位のブレーブスは7月に続いて8月も月間5割でワイルドカード争いでも1.5ゲーム差で圏外に落ちてしまっています。3位のマーリンズ、4位のメッツは負け越し。意外にも最下位のフィリーズが貯金1でした。
ナ・リーグの他地区に目を向けると、中地区はブリューワーズとカージナルスが同率首位で並び、パイレーツもわずか2.0ゲーム差と接戦が続いています。西地区も首位ドジャーズを6連勝中のジャイアンツが2.5差で追いかける展開。ワイルドカードは、現在ジャイアンツが1.0ゲーム差でリードし、ブリューワーズとカージナルスが2位タイ。ブレーブス、パイレーツ(2.0ゲーム差)までによる争いとなっています。
今月もチーム防御率2.95は30球団中5位と安定。先発投手陣では、これまで頑張ってきたTanner Roarkが(自身未経験のシーズン投球回数に達したこともあってか)やや調子を落としたのに対し、前月まで不安定で心配させたJordan ZimmermannとStephen Strasburgの2人がそろって月間4勝と引っ張りました。Doug Fisterも勝ち星にこそ恵まれなかったもののやはり安定したピッチング。あとは少しずつ良くなってきているように見えるGio Gonzalezが波に乗ってくれれば、ポストシーズンに向けて死角がなくなります。
ブルペン投手に目を転じると、改めて文字にするのも嫌な気分ですがRafael Sorianoが不安定なピッチングを繰り返しました。防御率4.38という数字だけ見るとそこまで悲惨ということもなく、白星2に対して黒星0、セーブ成功が5に対して失敗はわずかに1と、相変わらず不思議なことに数字には出てきませんが、とにかく安定感がない。全くない。なのに、たまにセーブ機会で登板させてもらってもTyler ClippardもDrew Storenもセーブ失敗・・・。9月、10月の大事な場面に向けての最大の不安点です。明るい話題としては、ウェイバーで獲得したMatt Thorntonの快投。ナショナルズ加入後は10試合に投げて未だ無失点。Jerry Blevinsに代わり、次第に大事な場面を任されるようになってきました。
[Hitter of August 2014: Anthony Rendon]
ぱっとこのリストを見ても分かるように、今月のナショナルズはとにかくホームランが多かった。月間40本塁打はオリオールズに次いで2位。それだけでなく打率も全体5位で、総得点も全体5位。攻撃陣も十分に投手陣をサポートしました。
個人成績に目を転じると、なんといっても嬉しいのがBryce Harperの復調。最後に2本打って月間7本塁打数はチーム単独トップ。ここまでは残念なシーズンとなっていますが、残り1か月、そしてポストシーズンに向けて調子を上げていって欲しいですね。
Harperよりも活躍した印象が強いのがAnthony Rendon。2番ないし3番打者として、5本塁打で15打点もさることながら、今月も22得点を積み上げ、現在97得点は堂々の30球団トップの数字。すっかりチームの中心選手に育ちました。
誰か1人を選ぶとすればRendonということですが、今月は他の選手もみんなそれぞれしっかり仕事をしました。Denard Spanは今月もリードオフとして十分な数字。9月もこの調子ならシーズン打率(現在.298)も3割を超えそうです。Adam LaRocheは途中から失速しましたが、前半は打線を引っ張ってくれました。Ian Desmondは勝負強い打撃で今月も17打点。シーズン81打点とし、100打点も狙えるところまできています。新加入のAsdrubal Cabreraも打率こそ低いものの出塁率は高く、得点・打点も合格点。故障で打席数は少なかったJayson Werthですが、今月も印象的な活躍。出塁率、長打率がどんどん上がっていきます。Wilson Ramosも、出塁率が低いとはいえ、月間6本塁打と長打力を見せました。
打席数がそれぞれ34と33ということでリストには載りませんが、代打起用が中心のKevin Frandsenが.375/.382/.438、控え捕手のJose Lobatonが.367/.424/.400とよく打ってくれました。特にLobatonはリード面でも評価が高く、特にStrasburg登板時の捕手としての地位を固めた感もあり、チームに欠かせない存在となっています。
[NL EAST End August 2014]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 77 | 58 | .570 | - |
Atlanta | 72 | 65 | .526 | 6.0 |
Miami | 66 | 69 | .489 | 11.0 |
New York | 64 | 73 | .467 | 14.0 |
Philadelphia | 62 | 74 | .456 | 15.5 |
怒涛の10連勝を含め、8月を19勝10敗で終えたナショナルズが2位ブレーブスとの差を大きく広げることに成功。ただし、一時は8.0差まで開いた差が最終的には6.0まで縮まっています。直接対決が6試合も残っており、まだまだセーフティ・リードと呼べるほどではありません。8月25-27日にフィリーズに喫した3連敗のようなことがないように気を引き締めていきましょう。
2位のブレーブスは7月に続いて8月も月間5割でワイルドカード争いでも1.5ゲーム差で圏外に落ちてしまっています。3位のマーリンズ、4位のメッツは負け越し。意外にも最下位のフィリーズが貯金1でした。
ナ・リーグの他地区に目を向けると、中地区はブリューワーズとカージナルスが同率首位で並び、パイレーツもわずか2.0ゲーム差と接戦が続いています。西地区も首位ドジャーズを6連勝中のジャイアンツが2.5差で追いかける展開。ワイルドカードは、現在ジャイアンツが1.0ゲーム差でリードし、ブリューワーズとカージナルスが2位タイ。ブレーブス、パイレーツ(2.0ゲーム差)までによる争いとなっています。
[Pitcher of August 2014: Jordan Zimmermann]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Jordan Zimmermann | 6 | 40.2 | 4 | 35 | 2.21 | 0.96 |
Doug Fister | 6 | 40.0 | 2 | 26 | 2.25 | 1.15 |
Tanner Roark | 6 | 38.1 | 1 | 21 | 3.52 | 1.23 |
Stephen Strasburg | 6 | 38.2 | 4 | 43 | 3.26 | 0.98 |
Gio Gonzalez | 5 | 28.2 | 0 | 31 | 3.77 | 1.43 |
G | IP | S | HD | ERA | WHIP | |
Tyler Clippard | 14 | 13.1 | 0 | 6 | 2.03 | 0.75 |
Rafael Soriano | 13 | 12.1 | 5 | 0 | 4.38 | 1.30 |
Matt Thornton | 10 | 8.0 | 0 | 1 | 0.00 | 0.75 |
Drew Storen | 10 | 8.2 | 0 | 4 | 1.04 | 1.04 |
Craig Stammen | 8 | 12.2 | 0 | 0 | 2.13 | 1.42 |
今月もチーム防御率2.95は30球団中5位と安定。先発投手陣では、これまで頑張ってきたTanner Roarkが(自身未経験のシーズン投球回数に達したこともあってか)やや調子を落としたのに対し、前月まで不安定で心配させたJordan ZimmermannとStephen Strasburgの2人がそろって月間4勝と引っ張りました。Doug Fisterも勝ち星にこそ恵まれなかったもののやはり安定したピッチング。あとは少しずつ良くなってきているように見えるGio Gonzalezが波に乗ってくれれば、ポストシーズンに向けて死角がなくなります。
ブルペン投手に目を転じると、改めて文字にするのも嫌な気分ですがRafael Sorianoが不安定なピッチングを繰り返しました。防御率4.38という数字だけ見るとそこまで悲惨ということもなく、白星2に対して黒星0、セーブ成功が5に対して失敗はわずかに1と、相変わらず不思議なことに数字には出てきませんが、とにかく安定感がない。全くない。なのに、たまにセーブ機会で登板させてもらってもTyler ClippardもDrew Storenもセーブ失敗・・・。9月、10月の大事な場面に向けての最大の不安点です。明るい話題としては、ウェイバーで獲得したMatt Thorntonの快投。ナショナルズ加入後は10試合に投げて未だ無失点。Jerry Blevinsに代わり、次第に大事な場面を任されるようになってきました。
[Hitter of August 2014: Anthony Rendon]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Denard Span | 128 | .328 | .346 | .443 | 17 | 1 | 5 | 7 |
Anthony Rendon | 125 | .287 | .344 | .496 | 22 | 5 | 15 | 3 |
Adam LaRoche | 122 | .235 | .352 | .471 | 17 | 6 | 15 | 2 |
Ian Desmond | 118 | .264 | .331 | .415 | 17 | 5 | 17 | 7 |
Bryce Harper | 115 | .279 | .339 | .490 | 15 | 7 | 15 | 0 |
Asdrubal Cabrera | 106 | .239 | .330 | .413 | 12 | 3 | 11 | 0 |
Jayson Werth | 92 | .320 | .424 | .520 | 12 | 3 | 16 | 2 |
Wilson Ramos | 88 | .276 | .284 | .517 | 7 | 6 | 14 | 0 |
ぱっとこのリストを見ても分かるように、今月のナショナルズはとにかくホームランが多かった。月間40本塁打はオリオールズに次いで2位。それだけでなく打率も全体5位で、総得点も全体5位。攻撃陣も十分に投手陣をサポートしました。
個人成績に目を転じると、なんといっても嬉しいのがBryce Harperの復調。最後に2本打って月間7本塁打数はチーム単独トップ。ここまでは残念なシーズンとなっていますが、残り1か月、そしてポストシーズンに向けて調子を上げていって欲しいですね。
Harperよりも活躍した印象が強いのがAnthony Rendon。2番ないし3番打者として、5本塁打で15打点もさることながら、今月も22得点を積み上げ、現在97得点は堂々の30球団トップの数字。すっかりチームの中心選手に育ちました。
誰か1人を選ぶとすればRendonということですが、今月は他の選手もみんなそれぞれしっかり仕事をしました。Denard Spanは今月もリードオフとして十分な数字。9月もこの調子ならシーズン打率(現在.298)も3割を超えそうです。Adam LaRocheは途中から失速しましたが、前半は打線を引っ張ってくれました。Ian Desmondは勝負強い打撃で今月も17打点。シーズン81打点とし、100打点も狙えるところまできています。新加入のAsdrubal Cabreraも打率こそ低いものの出塁率は高く、得点・打点も合格点。故障で打席数は少なかったJayson Werthですが、今月も印象的な活躍。出塁率、長打率がどんどん上がっていきます。Wilson Ramosも、出塁率が低いとはいえ、月間6本塁打と長打力を見せました。
打席数がそれぞれ34と33ということでリストには載りませんが、代打起用が中心のKevin Frandsenが.375/.382/.438、控え捕手のJose Lobatonが.367/.424/.400とよく打ってくれました。特にLobatonはリード面でも評価が高く、特にStrasburg登板時の捕手としての地位を固めた感もあり、チームに欠かせない存在となっています。
8/31 Harper2発も逆転負け
L3-5@SEA (Season 77-58)
Roark(L12-9) 6.1IP 4ER 11H 4K
Harper 3/4 2HR(9,10) 2R 2RBI
Schierholtz 1/4 HR(7) R RBI
Bryce Harperが、2回はライト2階席へ、4回にはセンターへと2打席連続のホームラン。故障離脱もあり、ここまで残念なシーズンを送っているBryce Harperですが、いよいよ9月に入るというタイミングになって調子を上げてきました。レギュラーシーズンだってまだ1か月残っています。ポストシーズンもあります。今季の評価を決めるのはまだこれから。頑張れ。
ただ、この試合で残念だったのは、Harperの2本だけでなく3回に出たNate Schierholtzのホームランも含めすべてソロだったこと。そしてナショナルズの得点はその3点だけだったこと。逆に先発のTanner Roarkが5回にDustin Ackleyに打たれたのは3ラン・・・。結局はその差が響きました。Roarkの出来は数字ほど悪くなかったと思うのですが、Ackleyの一打にやられました。残念。
さあ、いよいよ9月です。気を引き締めていきましょう!
Roark(L12-9) 6.1IP 4ER 11H 4K
Harper 3/4 2HR(9,10) 2R 2RBI
Schierholtz 1/4 HR(7) R RBI
Bryce Harperが、2回はライト2階席へ、4回にはセンターへと2打席連続のホームラン。故障離脱もあり、ここまで残念なシーズンを送っているBryce Harperですが、いよいよ9月に入るというタイミングになって調子を上げてきました。レギュラーシーズンだってまだ1か月残っています。ポストシーズンもあります。今季の評価を決めるのはまだこれから。頑張れ。
ただ、この試合で残念だったのは、Harperの2本だけでなく3回に出たNate Schierholtzのホームランも含めすべてソロだったこと。そしてナショナルズの得点はその3点だけだったこと。逆に先発のTanner Roarkが5回にDustin Ackleyに打たれたのは3ラン・・・。結局はその差が響きました。Roarkの出来は数字ほど悪くなかったと思うのですが、Ackleyの一打にやられました。残念。
さあ、いよいよ9月です。気を引き締めていきましょう!
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