[NL EAST End August 2014]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 77 | 58 | .570 | - |
Atlanta | 72 | 65 | .526 | 6.0 |
Miami | 66 | 69 | .489 | 11.0 |
New York | 64 | 73 | .467 | 14.0 |
Philadelphia | 62 | 74 | .456 | 15.5 |
怒涛の10連勝を含め、8月を19勝10敗で終えたナショナルズが2位ブレーブスとの差を大きく広げることに成功。ただし、一時は8.0差まで開いた差が最終的には6.0まで縮まっています。直接対決が6試合も残っており、まだまだセーフティ・リードと呼べるほどではありません。8月25-27日にフィリーズに喫した3連敗のようなことがないように気を引き締めていきましょう。
2位のブレーブスは7月に続いて8月も月間5割でワイルドカード争いでも1.5ゲーム差で圏外に落ちてしまっています。3位のマーリンズ、4位のメッツは負け越し。意外にも最下位のフィリーズが貯金1でした。
ナ・リーグの他地区に目を向けると、中地区はブリューワーズとカージナルスが同率首位で並び、パイレーツもわずか2.0ゲーム差と接戦が続いています。西地区も首位ドジャーズを6連勝中のジャイアンツが2.5差で追いかける展開。ワイルドカードは、現在ジャイアンツが1.0ゲーム差でリードし、ブリューワーズとカージナルスが2位タイ。ブレーブス、パイレーツ(2.0ゲーム差)までによる争いとなっています。
[Pitcher of August 2014: Jordan Zimmermann]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Jordan Zimmermann | 6 | 40.2 | 4 | 35 | 2.21 | 0.96 |
Doug Fister | 6 | 40.0 | 2 | 26 | 2.25 | 1.15 |
Tanner Roark | 6 | 38.1 | 1 | 21 | 3.52 | 1.23 |
Stephen Strasburg | 6 | 38.2 | 4 | 43 | 3.26 | 0.98 |
Gio Gonzalez | 5 | 28.2 | 0 | 31 | 3.77 | 1.43 |
G | IP | S | HD | ERA | WHIP | |
Tyler Clippard | 14 | 13.1 | 0 | 6 | 2.03 | 0.75 |
Rafael Soriano | 13 | 12.1 | 5 | 0 | 4.38 | 1.30 |
Matt Thornton | 10 | 8.0 | 0 | 1 | 0.00 | 0.75 |
Drew Storen | 10 | 8.2 | 0 | 4 | 1.04 | 1.04 |
Craig Stammen | 8 | 12.2 | 0 | 0 | 2.13 | 1.42 |
今月もチーム防御率2.95は30球団中5位と安定。先発投手陣では、これまで頑張ってきたTanner Roarkが(自身未経験のシーズン投球回数に達したこともあってか)やや調子を落としたのに対し、前月まで不安定で心配させたJordan ZimmermannとStephen Strasburgの2人がそろって月間4勝と引っ張りました。Doug Fisterも勝ち星にこそ恵まれなかったもののやはり安定したピッチング。あとは少しずつ良くなってきているように見えるGio Gonzalezが波に乗ってくれれば、ポストシーズンに向けて死角がなくなります。
ブルペン投手に目を転じると、改めて文字にするのも嫌な気分ですがRafael Sorianoが不安定なピッチングを繰り返しました。防御率4.38という数字だけ見るとそこまで悲惨ということもなく、白星2に対して黒星0、セーブ成功が5に対して失敗はわずかに1と、相変わらず不思議なことに数字には出てきませんが、とにかく安定感がない。全くない。なのに、たまにセーブ機会で登板させてもらってもTyler ClippardもDrew Storenもセーブ失敗・・・。9月、10月の大事な場面に向けての最大の不安点です。明るい話題としては、ウェイバーで獲得したMatt Thorntonの快投。ナショナルズ加入後は10試合に投げて未だ無失点。Jerry Blevinsに代わり、次第に大事な場面を任されるようになってきました。
[Hitter of August 2014: Anthony Rendon]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Denard Span | 128 | .328 | .346 | .443 | 17 | 1 | 5 | 7 |
Anthony Rendon | 125 | .287 | .344 | .496 | 22 | 5 | 15 | 3 |
Adam LaRoche | 122 | .235 | .352 | .471 | 17 | 6 | 15 | 2 |
Ian Desmond | 118 | .264 | .331 | .415 | 17 | 5 | 17 | 7 |
Bryce Harper | 115 | .279 | .339 | .490 | 15 | 7 | 15 | 0 |
Asdrubal Cabrera | 106 | .239 | .330 | .413 | 12 | 3 | 11 | 0 |
Jayson Werth | 92 | .320 | .424 | .520 | 12 | 3 | 16 | 2 |
Wilson Ramos | 88 | .276 | .284 | .517 | 7 | 6 | 14 | 0 |
ぱっとこのリストを見ても分かるように、今月のナショナルズはとにかくホームランが多かった。月間40本塁打はオリオールズに次いで2位。それだけでなく打率も全体5位で、総得点も全体5位。攻撃陣も十分に投手陣をサポートしました。
個人成績に目を転じると、なんといっても嬉しいのがBryce Harperの復調。最後に2本打って月間7本塁打数はチーム単独トップ。ここまでは残念なシーズンとなっていますが、残り1か月、そしてポストシーズンに向けて調子を上げていって欲しいですね。
Harperよりも活躍した印象が強いのがAnthony Rendon。2番ないし3番打者として、5本塁打で15打点もさることながら、今月も22得点を積み上げ、現在97得点は堂々の30球団トップの数字。すっかりチームの中心選手に育ちました。
誰か1人を選ぶとすればRendonということですが、今月は他の選手もみんなそれぞれしっかり仕事をしました。Denard Spanは今月もリードオフとして十分な数字。9月もこの調子ならシーズン打率(現在.298)も3割を超えそうです。Adam LaRocheは途中から失速しましたが、前半は打線を引っ張ってくれました。Ian Desmondは勝負強い打撃で今月も17打点。シーズン81打点とし、100打点も狙えるところまできています。新加入のAsdrubal Cabreraも打率こそ低いものの出塁率は高く、得点・打点も合格点。故障で打席数は少なかったJayson Werthですが、今月も印象的な活躍。出塁率、長打率がどんどん上がっていきます。Wilson Ramosも、出塁率が低いとはいえ、月間6本塁打と長打力を見せました。
打席数がそれぞれ34と33ということでリストには載りませんが、代打起用が中心のKevin Frandsenが.375/.382/.438、控え捕手のJose Lobatonが.367/.424/.400とよく打ってくれました。特にLobatonはリード面でも評価が高く、特にStrasburg登板時の捕手としての地位を固めた感もあり、チームに欠かせない存在となっています。
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