2012/11/10

Johnson監督は来季で勇退

シーズン終了により、いったん監督としての契約が切れていたDavey Johnson監督と1年契約を結びました。もともと球団のコンサルタントとしての契約が2014年まであった上で2011年途中から監督を務めてきたという経緯もあり、留任は間違いないと言われていましたが、思ったより時間がかかりました。まさか退団するとは思っていませんでしたが、正式に決まってほっとしました。

併せて、来季すなわち2013年シーズンが監督としての最終年、2014年にはコンサルタントに戻ることも発表されました。年明け1月には70歳になるメジャー最年長。堂々の引退という感じです。既に殿堂入りの可能性もかなりある監督としてのキャリアですが、是非、有終の美を飾ってもらいたい。つまりは2度目のワールドシリーズ制覇を期待しています。

2012/11/08

LaRoche, Desmond, Strasburgがシルバースラッガー賞を受賞

ポジションごとに打撃を表彰するシルバースラッガー賞の発表がありました。

ナショナルズからは、ナショナルリーグの一塁手でAdam LaRoche、遊撃手でIan Desmond、そして投手でStephen Strasburg受賞。3人とも初受賞。LaRocheに関しては、Albert PujolsPrince Fielderがオフにア・リーグのチームに移籍したことによるタナボタ感は多少ありますが、そんなの知ったことではありません。リーグ内の他選手を寄せ付けない数字を記録したことは事実です。Desmond、Strasburgについては全く驚きはありません。これまで2005年から2011年までの7シーズンでナショナルズの選手が受賞したのは、2006年のAlfonso Sorianoと、2009年と2010年に2度受賞したRyan Zimmerman だけ。今年がいかに記録的なシーズンだったかを改めて感じさせてくれました。

他の受賞者は下記のとおりですが、ナ・リーグは9人中実に7人が初というフレッシュな顔ぶれとなりました。そんな中で、Ryan Braunの5年連続は目立ちます。ア・リーグでは、元ナショナルズのJosh Willinghamが初受賞です。おめでとう!

NATIONAL LEAGUE
Buster Posey (SFG) 初
1B Adam  LaRoche (WAS) 初
2B Aaron Hill (ARI) 3年ぶり2度目
3B Chase Headley (SDP) 初
SS Ian Desmond (WAS) 初
OF Ryan Braun (MIL) 5年連続5度目
OF Andew McCutchen (PIT) 初
OF Jay Bruce (CIN) 初
P Stephen Strasburg (WAS) 初

AMERICAN LEAGUE
A.J. Pierzynski (CHW) 初
1B Prince Fielder (DET) 2年連続3度目
2B Robinson Cano (NYY) 3年連続4度目
3B Miguel Cabrera (DET) 2年ぶり4度目(三塁手としては6年ぶり2度目)
SS Derek Jeter (NYY) 3年ぶり5度目
OF Josh Willingham (MIN) 初
OF Mike Trout (LAA) 初
OF Josh Hamilton (TEX) 2年ぶり3度目
DH Billy Butler (KCR) 初

2012/11/05

AFL: Rising Stars GameでGoodwin大活躍

11月3日にアリゾナ秋季リーグのオールスターゲーム、Rising Stars Gameが開催されました(BOX)。ナショナルズからは、東軍の一員として、Anthony RendonBrian GoodwinAaron Barrettの3人が選出されていました。

このうち、Goodwinが大活躍。1番レフトで先発し、途中でセンターに移ってフル出場。まずは第1打席、Kyle Gibson (MIN) からライトへソロ本塁打(動画)。第2打席は三振の後、4回の第3打席でセンターオーバーの長打かという打球を打ちましたが、これは俊足のBilly Hamilton (CIN)に好捕されました。が、5回の第4打席では今度はセンターを超えるタイムリー二塁打。東軍の打者では最も目立つ活躍でした。動画はほとんどはじめて見ましたが、コンパクトなスイングでしっかり振りぬくスタイルで、大きな穴があるようには見えませんでした。選球眼も良さそう。かなりの好印象を持ちました。

Rendonは途中から三塁の守備に入り、一度だけ回ってきた打席ではレフトフライ。Barrettは1点リードの5回表に登板し、最初の打者に安打、続く打者を三振としたところで降板。後続が打たれたために自責点1。

Goodwin 2/5 double HR 2R 2RBI 2K
Rendon 0/1
Barrett 0.1IP 1ER H K

2012/11/03

FA戦線開幕

昨日の期限を過ぎて、下記の選手が正式にFAとなりました。ひとまず、これまでありがとうございましたと申し上げます。

1B Adam LaRoche
RHP Edwin Jackson
PHP 王建民
LHP Sean Burnett 
LHP Michael Gonzalez
LHP Zach Duke
INF Mark DeRosa

このうち、LaRocheには1330万㌦のオファーを出していますので、仮に他球団と契約した場合には補償ドラフト指名権がもらえます。Jacksonにはオファーせず。個人的には1年契約で帰ってきてもらっても良かったし、拒否されてもドラフト指名権がもらえるしで、オファーして欲しいなと思っていましたが、フロントの判断はJacksonとは袂を分かつというものでした。先発5番手としては高くなるということなんでしょう。

これで、今オフの補強ポイントははっきりしました。

主力となりうる一塁手又は外野手(センター)。FA市場で最も評価の高い一塁手でもあるLaRoche。再契約に向けて交渉しているようですが、あまり進捗していないとの情報も流れています。仮にLaRocheが無理な場合には、センターを補強してMichael MorseかTyler Mooreを一塁に回すという構想もありますが、守備力でLaRocheに大きく劣るのが気になるところ。FAのセンターはかなり層が厚く、Michael BournやB. J. Uptonが高い評価を受けていますが、年俸はともかくいずれもドラフト指名権を失うのがネック。個人的には、2年+オプションで収まるならLaRocheと再契約、それが無理ならFAのTorii Hunterと契約するか、レッドソックスのJacoby Ellsburyをトレード獲得してはどうかと思います。2014年以降は再検討。

先発5番手。個人的にはJohn Lannanで行って欲しいのですが、もっぱらの噂は球団が最後の年俸調停をせずにFAとするようです(いわゆるnon-tender)。期待されるのはしっかりイニングを稼いでくれるベテラン投手ということでプロファイル的にはJacksonと被りますが、安く抑える趣旨なら、Kevin Millwood、Jeremy Guthrie、Joe Saunders、Joe Blanton、Scott Bakerあたりか。Millwoodはいいかも。大穴でDerek Lowe でも行ってみますか(笑)。

ブルペン左腕。Burnettに帰ってきてもらいたい気持ちはありますが、ブルペン投手に単年500万ドルは出せない。出すべきでない。FAにはレイズで活躍していたJ.P. Howellがいますが人気で値段が上がるようならやっぱりダメ。Michael Gonzalezと再契約か、Tim Byrdak、Randy Choateを狙って欲しいところ。

と書いて見ましたが、Rizzo GMは毎オフ驚かせてくれますので、このオフも意外な動きがあるかもしれません。Zach Greinkeを狙いに行ったりして。まさかね。絶対反対(関連記事)。

2012/10/30

LaRocheがゴールドグラブ賞を受賞

オフのお楽しみ、各賞の発表が始まりました。まずは守備の名手を表彰するゴールドグラブ賞。

ナ・リーグ一塁手で我らがAdam LaRocheが受賞。ずっと試合を見てきた者としては全く驚きはありません。広い守備範囲、高い捕球技術、正確な送球。どれをとっても一級品。特に捕球技術は素晴らしく、他の内野手の送球が少々乱れても難なく処理し続け、助けてくれました。ハーフバウンド送球やターゲットから外れた送球も(必要があればベースから離れても)しっかり捕球し、無駄な進塁を許さない守備のおかげで何点防ぐことができたか分かりません。初受賞が意外なくらいです。ナショナルズの選手としては、2009年のRyan Zimmerman 以来2人目の受賞となりました。

またIan Desmondも遊撃手の最終候補4人に入っていましたが、惜しくも受賞はならず。

他の受賞者は下記のとおりですが、Yadier MolinaMark Buehleを除くと常連と言う感じの選手はいません。最も意外だったのはア・リーグのセンターでAdam Jonesが選ばれたこと。まさにボルチモアでフェンスオーバーの打球を捕ったプレーで強烈なインパクトを残したMike Troutが選ばれるものとばかり思っていました。個人的にはJonesのプレーを見てうならされることが多かったので納得ですが。ナ・リーグ二塁手で選ばれたDarwin Barneyは完全に守備の人。こういう選手がこの賞でしっかり評価されるのは嬉しいです。

NATIONAL LEAGUE
C Yadier Molina (STL) 5年連続5度目
1B Adam  LaRoche (WAS) 初
2B Darwin Barney (CHC) 初
3B Chase Headley (SDP) 初
SS Jimmy Rollins (PHI) 3年ぶり4度目
LF Carlos Gonzalez (COL) 2年ぶり2度目 
CF Andew McCutchen (PIT) 初
RF Jason Heyward (ATL) 初
P Mark Buehrle (MIA) 4年連続4度目

AMERICAN LEAGUE
C Matt Wieters (BAL) 2年連続2度目
1B Mark Teixeira (NYY) 2年ぶり5度目
2B Robinson Cano (NYY) 2年ぶり2度目
3B Adrian Beltre (TEX) 2年連続4度目 
SS JJ Hardy (BAL) 初
LF Alex Gordon (KCR) 2年連続2度目
CF Adam Jones (BAL) 3年ぶり2度目
RF Josh Reddick (OAK) 初
P Jake Peavy(CHW), Jeremy Hellickson(TBR) ともに初

2012/10/29

ワールドシリーズも終わりましたね

今日でワールドシリーズも終わりました。ナショナルズに勝ったカージナルスはジャイアンツにNLCSの7戦目で敗れ去り、そのジャイアンツがタイガースをスウィープしてワールドシリーズ優勝したらしいです。ほとんど見てませんでしたが。

その間、ナショナルズには特に大きな動きはありませんでした。Ryan Zimmermanがシーズン中から予定されていた右肩の手術を受けたとか、Adam LaRocheとの契約延長交渉が進んでいるとかいないとかという程度。

これからいよいよオフシーズンが本格化しますが。まずはこれから5日間の間に、LaRocheとの再契約に達するかどうか、それからEdwin Jacksonに対して1300万ドル強の来季契約をオファーするかどうか(オファーしてJacksonが他球団と契約した場合は来年のドラフトで補償指名権がもらえます)が注目されます。結果次第では両選手はFAとなります。この他、5日後にFAとなる予定の選手は以下の通り。少ないです。

PHP 王建民
LHP Sean Burnett (相互オプションをBurnett側が破棄する見通し)
LHP Michael Gonzalez
LHP Zach Duke
INF Mark DeRosa

アリゾナ秋季リーグは3週目を終了。ここまではBrian Goodwin (.349/.440/.744)、Matthew Skole(.342/.468/.579)の2人が好結果を残しています。特にGoodwinは第3週に入って一気に調子を上げてきました。Anthony Rendon(.231/.340/.333)はやや鈍い滑り出し。投手陣はまずまずといったところ。追ってアップデートします。

オフなのでぼちぼちいきます。

2012/10/13

[NLDS G5] あと1球だったのに

L7-9 Cardinals (Series 2-3)
Gio 5.0IP 3ER 5H 4BB 5K 
Storen(L) 1.0IP 4ER 3H 2BB 2K 
Zimmerman 2/5 double HR(2) 2R 2RBI K
Harper 2/5 triple HR(1) 2R 2RBI 2K
Morse 2/4 HR(1) R 2RBI 
Werth 1/5 double R 
Suzuki 3/4 RBI

[以下は、テレビ中継を見ながら同時並行で書いたものです。]

ナショナルズの先発メンバーは以下の通り。打率1割未満と大不振のBryce Harper、Danny Espinosaを含め、全5試合不動のメンバーで今日も臨みました。

RF Jayson Werth
CF Bryce Harper
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
2B Danny Espinosa
C Kurt Suzuki
P Gio Gonzalez

注目の1回表、Gio Gonzalezが先頭打者のJon Jayに対していきなり3ボールで入る立ち上がり。またかよ勘弁してくれよという気分でしたが、今日の立ち直りは早かった。1球ストライクの後の投球をセンターライナーで討ち取ると、続く3人の打者(2番のCarlos Beltranにはシングルを打たれましたが)に対してはいずれもストライクから入り、無失点。最初の3分間を除けば上々といっていい立ち上がり。

そして1回裏。昨日の勢いそのままに先頭のJason Werthがレフトへ二塁打で出塁すると、Bryce Harperが左中間の一番深いところへフェンス直撃の三塁打を打って先制。さらに、続くRyan Zimmermanの打球は右中間のフェンスを越える2ランで、あっという間に3点を先制しました。

2回、3回とGioが無難に抑えると、さらに3回裏。Harperが右中間へ今度は文句にフェンスを越える会心の一撃のソロ本塁打。さらにさらに、二塁打で出塁のZimmermanを置いて、Michael Morseがレフトのブルペンに飛び込む2ラン。6-0としたところでカージナルス先発のAdam Wainwrightをノックアウト。球場は大熱狂。

4回表、先頭のBeltranに四球を与え、続くMatt Holidayに三塁線を破られて1点を返されましたが、それ以上の失点は許さず。最後は2死3塁で昨年ポストシーズンのヒーローDavid Freeseを真ん中低めの速球で見逃し三振!

7番から始まった5回表。しっかり抑えたいところでしたが、二塁打、シングル、四球で無死満塁・・・。1番のJayは二塁へのショートフライに討ち取りましたが、次のBeltranの打席でワイルドピッチで1失点。さらにBeltranを歩かせて再び満塁。Holidayを投ゴロ本塁封殺で2死満塁としましたが、続くAllen Craigに押し出し四球。さらにYadier Molinaに対しても2ボールとして、正直限界な気分でしたが、何とか右飛でイニング終了。よく2点で終わったというべきか。この回だけで36球も投げてしまい、計99球。

6回からはナショナルズもブルペン投入。まずはCraig Stammen。このシリーズ1~3戦に投げていずれも良くなかったにも関わらず、それでも起用し続けるJohnson監督。今日は先頭のFreeseにシングルを打たれたものの2者を抑え、2死1塁として降板。左の代打が出されたのに応じて呼ばれたのはSean Burnett。こちらも前回登板は1回持たず4失点(自責点3)と散々でしたが、今日はしっかり一ゴロに討ち取りました。

7回表にはEdwin Jacksonを投入。立ち上がりにいつも不安のあるJacksonをブルペン起用?! しかも捕手はKurt Suzukiのまま。不安が的中し、四球、二塁打で無死2,3塁のピンチ・・・。Beltranに二塁打を打たれたのはやはり甘い速球。速球は狙われているとさすがにSuzukiも気付いたのか、ここから変化球主体の投球に変更。Holidayの当たり損ねの遊ゴロの間に1点を失いましたが、なんとかダメージはそれだけで切り抜けました。

なんとか追加点が欲しいナショナルズでしたが、3回のMorseの本塁打以降、カージナルス・ブルペンにほとんど完璧に押さえ込まれ、出した走者はシングルと四球の計2人のみ。2点リードのままでTyler Clippard、Drew Storenの必勝リレーにつなぐことになりました。

ところが、8回表、Clippardが先頭打者のDaniel Descalsoにライトのブルペンに運ばれてしまい1点差。もう手に汗握るなんていう言葉では生易しいほどの緊張感の中でしたが、続く3人の打者は難なく抑えました。

8回裏。今こそ追加点が欲しい。カージナルスのクローザーJason Motteに対して、LaRoche、Morseが連打、Desmondが緩い三ゴロで1死1,3塁とチャンスを作りましたが、Espinosaはあっさりと一邪飛に倒れ2死(ま、予想は三振でしたが)。ここでも追加点ならずか、と意気消沈しかけたところでしたが、シーズン終盤に何度も見た光景がここでも再現。Suzukiがセンター前にタイムリーを放ち、貴重な貴重な追加点! この1点は大きい。

いよいよ9回表。マウンドには守護神に復帰したDrew Storen。
・先頭打者のBeltranはセンターオーバーの二塁打。
・Holidayは三ゴロで1死。Beltranは3塁へ行ったが、気にしない気にしない。
・Craigはカウント2-2から外低めのスライダーに空振り三振! あと1人!
・Molinaは追い込みながら四球。
・Freeseも追い込みながら四球で2死満塁。どこまで緊張させるんだ!
・Descalsoが初球を叩いた打球はショートDesmondのグラブを弾く2点タイムリー。7-7同点。
・Kozmaに対してもカウント2-2と追い込みながら、ライト前に運ばれる2点タイムリー。7-9。
・Motteが三振してようやく終了。
ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう。

9回裏。頼むよ。頼む。このまま終わるなんて、あんまりだ。
・Werthは右飛。
・Harperは高めのボールを空振りして三球三振。
・Zimmermanが二飛で試合終了。

終わった。
あと1球だったのに。
ちょっとしばらく立ち直れそうにないです。