2012/10/13

[NLDS G5] あと1球だったのに

L7-9 Cardinals (Series 2-3)
Gio 5.0IP 3ER 5H 4BB 5K 
Storen(L) 1.0IP 4ER 3H 2BB 2K 
Zimmerman 2/5 double HR(2) 2R 2RBI K
Harper 2/5 triple HR(1) 2R 2RBI 2K
Morse 2/4 HR(1) R 2RBI 
Werth 1/5 double R 
Suzuki 3/4 RBI

[以下は、テレビ中継を見ながら同時並行で書いたものです。]

ナショナルズの先発メンバーは以下の通り。打率1割未満と大不振のBryce Harper、Danny Espinosaを含め、全5試合不動のメンバーで今日も臨みました。

RF Jayson Werth
CF Bryce Harper
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
2B Danny Espinosa
C Kurt Suzuki
P Gio Gonzalez

注目の1回表、Gio Gonzalezが先頭打者のJon Jayに対していきなり3ボールで入る立ち上がり。またかよ勘弁してくれよという気分でしたが、今日の立ち直りは早かった。1球ストライクの後の投球をセンターライナーで討ち取ると、続く3人の打者(2番のCarlos Beltranにはシングルを打たれましたが)に対してはいずれもストライクから入り、無失点。最初の3分間を除けば上々といっていい立ち上がり。

そして1回裏。昨日の勢いそのままに先頭のJason Werthがレフトへ二塁打で出塁すると、Bryce Harperが左中間の一番深いところへフェンス直撃の三塁打を打って先制。さらに、続くRyan Zimmermanの打球は右中間のフェンスを越える2ランで、あっという間に3点を先制しました。

2回、3回とGioが無難に抑えると、さらに3回裏。Harperが右中間へ今度は文句にフェンスを越える会心の一撃のソロ本塁打。さらにさらに、二塁打で出塁のZimmermanを置いて、Michael Morseがレフトのブルペンに飛び込む2ラン。6-0としたところでカージナルス先発のAdam Wainwrightをノックアウト。球場は大熱狂。

4回表、先頭のBeltranに四球を与え、続くMatt Holidayに三塁線を破られて1点を返されましたが、それ以上の失点は許さず。最後は2死3塁で昨年ポストシーズンのヒーローDavid Freeseを真ん中低めの速球で見逃し三振!

7番から始まった5回表。しっかり抑えたいところでしたが、二塁打、シングル、四球で無死満塁・・・。1番のJayは二塁へのショートフライに討ち取りましたが、次のBeltranの打席でワイルドピッチで1失点。さらにBeltranを歩かせて再び満塁。Holidayを投ゴロ本塁封殺で2死満塁としましたが、続くAllen Craigに押し出し四球。さらにYadier Molinaに対しても2ボールとして、正直限界な気分でしたが、何とか右飛でイニング終了。よく2点で終わったというべきか。この回だけで36球も投げてしまい、計99球。

6回からはナショナルズもブルペン投入。まずはCraig Stammen。このシリーズ1~3戦に投げていずれも良くなかったにも関わらず、それでも起用し続けるJohnson監督。今日は先頭のFreeseにシングルを打たれたものの2者を抑え、2死1塁として降板。左の代打が出されたのに応じて呼ばれたのはSean Burnett。こちらも前回登板は1回持たず4失点(自責点3)と散々でしたが、今日はしっかり一ゴロに討ち取りました。

7回表にはEdwin Jacksonを投入。立ち上がりにいつも不安のあるJacksonをブルペン起用?! しかも捕手はKurt Suzukiのまま。不安が的中し、四球、二塁打で無死2,3塁のピンチ・・・。Beltranに二塁打を打たれたのはやはり甘い速球。速球は狙われているとさすがにSuzukiも気付いたのか、ここから変化球主体の投球に変更。Holidayの当たり損ねの遊ゴロの間に1点を失いましたが、なんとかダメージはそれだけで切り抜けました。

なんとか追加点が欲しいナショナルズでしたが、3回のMorseの本塁打以降、カージナルス・ブルペンにほとんど完璧に押さえ込まれ、出した走者はシングルと四球の計2人のみ。2点リードのままでTyler Clippard、Drew Storenの必勝リレーにつなぐことになりました。

ところが、8回表、Clippardが先頭打者のDaniel Descalsoにライトのブルペンに運ばれてしまい1点差。もう手に汗握るなんていう言葉では生易しいほどの緊張感の中でしたが、続く3人の打者は難なく抑えました。

8回裏。今こそ追加点が欲しい。カージナルスのクローザーJason Motteに対して、LaRoche、Morseが連打、Desmondが緩い三ゴロで1死1,3塁とチャンスを作りましたが、Espinosaはあっさりと一邪飛に倒れ2死(ま、予想は三振でしたが)。ここでも追加点ならずか、と意気消沈しかけたところでしたが、シーズン終盤に何度も見た光景がここでも再現。Suzukiがセンター前にタイムリーを放ち、貴重な貴重な追加点! この1点は大きい。

いよいよ9回表。マウンドには守護神に復帰したDrew Storen。
・先頭打者のBeltranはセンターオーバーの二塁打。
・Holidayは三ゴロで1死。Beltranは3塁へ行ったが、気にしない気にしない。
・Craigはカウント2-2から外低めのスライダーに空振り三振! あと1人!
・Molinaは追い込みながら四球。
・Freeseも追い込みながら四球で2死満塁。どこまで緊張させるんだ!
・Descalsoが初球を叩いた打球はショートDesmondのグラブを弾く2点タイムリー。7-7同点。
・Kozmaに対してもカウント2-2と追い込みながら、ライト前に運ばれる2点タイムリー。7-9。
・Motteが三振してようやく終了。
ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう。

9回裏。頼むよ。頼む。このまま終わるなんて、あんまりだ。
・Werthは右飛。
・Harperは高めのボールを空振りして三球三振。
・Zimmermanが二飛で試合終了。

終わった。
あと1球だったのに。
ちょっとしばらく立ち直れそうにないです。

2 件のコメント:

ララ さんのコメント...

本当に残念な結果となりましたね。お疲れ様でした。

結果論ですが、Gioを引っ張り過ぎた気もしますね。4点差なら、もう少し気持ちに余裕が持てたんではないかと。次シリーズ以降を見据えても、5回を投げ切ってもらいたかったんでしょうけどね。

STLはやはり百戦錬磨というカンジがします。WASはちょうど、リリーフの調子が落ちてきたところだったのが痛かったですね。

Trevor Rosenthalみたいな生きのいい若手をリリーフで使うのも、この時期に焦点を合わせて調整してきたという印象です。

まぁでもこれでPO経験を積めたということで、いよいよ来年ですね。Strasburgもフルで出られるでしょうし、今季の経験を生かせば、来年はもっと上が期待できそうですね。

BOSはもう1年再建期かなぁ...。

estoppel さんのコメント...

ララさん
慰めのコメントありがとうございます。
いよいよ来年。まあ、もともとそう思っていたわけですが。それにしてもあの負け方。試合が終わったがのが0時半でしたが、悔しくて悔しくて午前4時まで眠れませんでした。
立ち直りにはもう少しかかりそうです。