最後は恒例の開幕前のシーズン予想の答え合わせです。意外と悪くなかったなあという印象ですが、ポストシーズン進出予想は派手に外しました。
(青字が開幕前の予想。)
1. 最初にデビューするルーキーはFelipe Rivero
開幕ブルペン入りしたXavier Cedenoでしたが、4月中に3度も打ち込まれDFAされることに(ただし、全体で最初にDFAされるのはJayson Werthの復帰にともなうReed Johnson)。代わって呼ばれることになるのがFelipe Rivero。この後、Matt GraceとMatt Skoleも9月を待たずにメジャーデビューを果たす。
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△ 最初にDFAされたのは予想通りXavier Cedenoでしたが、呼ばれたのはRafael Martin。40人ロースターに入っていなかったのでかなり意外でした。Felipe Riveroも4月16日に2番目にデビューしました。
2. Desmondがサイクル安打
5月17日のサンディエゴでのパドレス戦でIan Desmondがサイクル安打を記録。これを含めオールスター前は打撃好調でチームを引っ張り15本塁打に到達。後半戦はやや減速するものの、5年連続の20本塁打以上を記録。ただし、盗塁ペースは落ち、20盗塁に届かず。三振もリーグ最多争い。
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× サイクルを記録した選手はなし。Ian Desmondは、打率.233、19本塁打、13盗塁と残念な結果に終わりました。三振数だけは、187でリーグ2位と予想が当たりましたが。。。
3. 三塁手としての最多出場はEscobar
開幕から出遅れたAnthony Rendon。5月末にようやく復帰するもやや精彩を欠き、結果的にはDL入りを繰り返す。最終的にはYunel Escobarが86試合、Rendonが60試合に先発出場。残りはSkole。Escobarは二塁手としての出場も含め、(数字はともかくとして)シーズンを通じてチームに貢献。えっ?Danny Espinosa?
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◎ Anthony Rendonの今季初出場は6月4日。しかし、それまでにYunel Escobarが三塁手としての地位を固めていたため、以降のRendonの出場は主に二塁手としてになりました。Escobarは三塁手として134試合に先発(他のポジションでの出場なし)。打撃でも、.314/.375/.415と大いにチームに貢献しました。Danny Espinosaもキャリアを再浮上させるだけの結果は残しています。
4. オールスターにStrasburg、Zimmermann、Ramos、Desmond
前半戦の活躍でDesmondがファン投票での選出。やはり前半戦にチームを引っ張ったWilson Ramosが監督推薦で選出され、投手としてStephen StrasburgとJordan Zimmermannが選ばれる。Strasburgは先発投手を務める。
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× 大外れ。オールスターに選出されたのは、Bryce HarperとMax Scherzerの2人だけでした。
5. ラッグディールトレードでSteve PearceとTommy Hunterを獲得
早々に優勝争いから脱落したオリオールズからSteve Pearce外野手とTommy Hunter投手(あるいはBrian Matusz、いやもしかするとDarren O’Dayかも)をトレード獲得。とにかく、何故かこれまでにトレード・パートナーとなったことのないオリオールズと初のトレードが成立。
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× (何度も思い出したくもありませんが)フラッグディールトレードで獲得したのはJonathan Papelbon(フィリーズから)だけでした。オリオールズは終盤までポストシーズン争いをしたためトレード相手とはなり得ず。
6. ホールド王はBlake Treinen
セーブ王はDrew Storenで決定。異論の余地なし。問題はTyler Clippardなき後の8回を誰が投げるか。開幕当初はMatt Thorntonが起用されることもあるが、次第にBlake Treinenが存在感を増し、シーズン30ホールドを記録。2位はThornton。ちなみにClippardはアスレティックスのクローザーとしてシーズン39セーブ。
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△ スプリングトレーニングでの快投でセットアッパーとして期待されたBlake Treinenでしたが、開幕後は不安定なピッチングで普通の中継ぎに降格。10ホールドでチーム3位に終わりました。ただし、シーズン終盤に評価を回復し、9月に5ホールドを記録しているので来季に期待。チーム最多はMatt Thorntonの18ホールド。セーブ王は、いろいろあったとはいえ、Drew Storen(29セーブ)。Tyler Clippardはアスレティックスではクローザーを務めましたが、夏にメッツにトレードされてからはセットアップに戻り、19セーブ。
7. Michael Taylorが新人王投票で2位
開幕センターを任されたMichael Taylor。開幕から打ちまくるが、4月末にDenard Spanが復帰したところでいったん控えに下がる。しかしながら外野陣に故障が頻発し、結果的には120試合に出場。打率は低く、三振も多いものの、20本塁打、20盗塁を記録し、新人王投票でも2位に入る。ナ・リーグ新人王はDバックスのArchie Bradley投手。
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△ Michael Taylorは、出場試合数こそ138試合と予想を上回り、大きなストーリーとしては正解でしたが、その内容は期待に応えたとは言い難いものでした。新人王投票での得票もなし。
8. Max Scherzerがサイヤング賞
Max Scherzerが巨額FA契約を後悔させない活躍。開幕直後は出遅れ、4月は2勝に終わるが、5月は5戦全勝で月間MVP。6月はまたやや勝ち星が伸び悩むが、それ以降は、勝ち星・奪三振を伸ばす。8月後半からシーズン終了まで負けなしでチームを引っ張り、最終成績は21勝、防御率2.55、255奪三振の活躍で、チームメイトのZimmermann、Strasburgを制してサイヤング賞を受賞。
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△ サイヤング賞受賞とまでは行きませんでしたが、2度のノーヒッター、5,6月に連続月間MVPと、Max Scherzerの1年目は大型契約を後悔させないものとなりました。ただ、後半は失速。
9. Ryan ZimmermanがリーグMVP投票で3位
チーム野手MVPはRyan Zimmerman。打率3割、30本塁打、100打点。フルシーズン健康に過ごす。前半は目立たないながらも好成績を残す、という程度。8月に月間10本塁打で月間MVP。9月も打ちまくって強烈な印象を残し、リーグMVP投票でも多く得票。3位に入る。どういう事情かはともかくBryce Harperは今季も潜在能力を十分に発揮できず、MVP投票でも得票するものの下位に沈む。リーグMVPはドジャーズで大暴れのYasiel Puig。
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× Ryan Zimmermanはまたも故障に見舞われ、残念な結果に終わりました。Bryce HarperがチームMVPどころかリーグMVPまで受賞という予想を上回る活躍。
10. ワールドシリーズ制覇!
4月だけで貯金を10近く溜め込む。その後はやや伸び悩むものの安全圏のリードを保って余裕のシーズン前半を送るが、オールスター前後に失速。2位との差が3ゲーム差まで縮まり、ひやりとさせられるが、8月後半から再加速。勝利数は97。1度も首位を譲ることなく、最終的には2位に13ゲーム差で独走の地区優勝。ディビジョン・シリーズでドジャーズを、リーグ・チャンピオンシップではカージナルスを破って球団初のリーグ優勝。そして、ワールドシリーズでは4勝1敗でエンゼルスを退ける。(完全に前年の予想と同じです(笑)。違いは、地区2位想定がブレーブスではなくマーリンズという点。)
【プレーオフ進出チーム予想】
(ナショナル・リーグ)
東:ナショナルズ
中:カージナルス
西:ドジャーズ
ワイルドカード:①パイレーツ、②パドレス
(アメリカン・リーグ)
東:レッドソックス
中:タイガース
西:マリナーズ
ワイルドカード:①ホワイトソックス、②アスレティックス
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× 弁解の余地もないほどの大外れ。ナショナルズの予想だけでなく、地区優勝は2/6、ポストシーズン進出でも3/10、ア・リーグに至ってはポストシーズン進出の全5チームを外しました。
2 件のコメント:
初めて読みました。去年からのNatsファンです。これからも楽しみにしてます!
ϵ( 'Θ' )϶ さん
コメントありがとうございます!
拙いブログですが、楽しんで頂ければと思います。まあ、ぼちぼち更新していきますので、生暖かく見守ってやって下さい。。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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