[2015年12月最終更新,2015年1月オリジナル]
2015年最初の新規登録、全体第21弾は2014年に彗星のように現れたドミニカ出身の内野手、Wilmer Difoです。
[Player Data]
Name: Wilmer Difo
Position: 2B, SS
Born: April 2, 1992
Birthplace: Santiago, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-0
Weight: 175
Bats: Both
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (2010)
BA Organization Rank: 8(2015) ⇒ 6(2016)
BA Overall Rank: NA
[Scouting Report]
打力と走力を兼ね備えた両打ちの内野手。スイングスピードがあり、全方向に強い打球を打てる。パワーについては2014年の数字が出来過ぎで、決して長距離砲ではない。走力については極めて高い評価。2015年には30盗塁で失敗はわずかに2つと高い成功率を誇る。守備は、今のところショートでもセカンドでも合格点を得られているが、そこまで強烈な肩を持っているわけでもないので将来的にはセカンドだろう というのがもっぱらの評。
[Background]
ドミニカ出身で2010年6月に18 歳とドミニカ出身選手としては比較的遅く契約。翌2011年には本土に上陸したものの、ルーキーリーグからPotomac(A+)までチーム事情でたらいまわしにされた2013年の成績は、計61試合に出場して.217/.296/.348、4本塁打、9盗塁とお世辞にもプロスペクトと呼べるようなものではなかった。
ところが、22歳で迎えた2014年に誰も予想していなかった突然の大ブレイク。Hagerstown(A)でフルシーズンを過ごし、136試合で.315/.360/.470、14本塁打、90打点、49盗塁を記録。オールスターはもちろん、South Atlantic LeagueのリーグMVPを受賞。ポストシーズンでも30打数13安打と活躍。12月のルール5ドラフトを前に40人ロースター入りまで実現。一躍トッププロスペクトとなった。
2015年はPotomac(A+)で開幕したものの19試合で.320/.386/.533の好成績を残して早々にHarrisburg(AA)に昇格。さらに好調を続け、5月19日には大抜擢でメジャー昇格、代打で初安打を記録した。その後は、メジャーで故障者が出ると呼ばれ、代打で出場し、故障者が復帰するとAAに戻される日々でやや調子を落としたが、セプテンバーコールアップでもメジャーに合流。10月3日(Max Scherzerが準パーフェクトを達成した試合)には8番セカンドで初先発。ただし、この試合での一塁へのヘッドスライディング(記録は安打)で左手を骨折してしまった。(2016年3月追記:2016年のスプリング・トレーニングには元気に参加。)
[Comment]
まさかのメジャー昇格により、わずか1年でこのリストからの卒業となりました。まだメジャーに定着したというわけではありませんが、足があるので、来季も呼ばれる機会は多いことでしょう。まずはナショナルズで控え内野手として定着し、メジャーリーガーとして花開いて行ってくれることを期待しています。(2015年12月)
2014年に彗星のように現れただけに、すぐに消えてしまうのではないかといぶかる声もありますが、スカウトたちのコメントを読んでいるとホンモノと信じたくなります。まずはスプリングトレーニングでのプレーを楽しみにしましょう(2015年1月)
0 件のコメント:
コメントを投稿