12月になりましたので毎年恒例のシーズンレビューを書いていきたいと思います。
最初は(あまりにもひどいシーズンだったので気乗りしませんが)シーズン全体の総括です。
一言で言えば、期待外れもいいところ。
オフにMax Scherzerを補強した強力ローテーションを擁し、開幕前にはワールドシリーズに最も近いと予想されていたチームが、地区優勝はおろかワイルドカードでのポストシーズン進出さえ逃すという大失態。特にシーズン終盤の混乱ぶりは目を覆うばかりで、遂にはシーズン終了直後にMatt Williams監督が解任されるに至りました。
前半戦は想定の範囲内でした。4月はもたついたものの、5月に入るとそろってリーグ月間MVPに選ばれたScherzerとBryce Harperの活躍で白星を重ねて地区首位に浮上。6月20日のScherzerの準完全試合を含め8連勝も記録し、7月4日には2位メッツとの差を今季最大の4.5ゲームまで広げていました。
転機となったのは7月28日のJonathan Papelbonのトレード獲得。直後の31日からの対メッツ3連戦で3連敗して3.0ゲーム差のリードを一気に失うと、二度と追いつくことはありませんでした。そして、とどめは9月27日の試合中にPapelbonがHarperに殴り掛かるという事件。ありえない、醜いシーズンの結末でした。
最終成績は83勝79敗。地区優勝のメッツから7.0ゲーム差の2位、勝率.512は30球団中の13位タイでした。4年連続の勝ち越しと言えば常勝チームとなったようで、2010年以前の冬の時代から比べれば評価したくもなりますが、期待が大きかっただけに残念です。
いちおうチームスタッツを振り返っておきます。
投手成績。防御率7位、WHIP 6位、奪三振率5位、与四球率1位、被本塁打率6位。先発・ブルペンでも特に大きな違いはなく、総じて投手陣はしっかり仕事をしたと評価していいでしょう。
足を引っ張ったのは攻撃陣。総得点10位、本塁打9位、打率16位、出塁率14位、長打率15位、三振率26位、盗塁数27位。数字だけ見ると平均的なように見えますが、実際はHarper1人が押し上げている部分が大きく、チームとしての攻撃はかなり苦しんだという印象でした。
甚だ簡単ですが、以上です。
0 件のコメント:
コメントを投稿