2018/03/23

STノート(3/23)

開幕まで残り1週間。23日(現地)にあるダブルヘッダーが終わったところで最後の大規模なカットがあると思われますが、その前の時点での状況を確認しておきます。

【投手陣】
先発4人目までの各投手は(22日に1イニング9失点したTanner Roarkをはじめとして)打ち込まれるシーンが目立ちますが、投球数は積み上げており、開幕に向けた調整としては進んでいる模様。先発5番手についても、18日の試合の後、この試合で4回1失点(6奪三振)と好投したA.J. Coleが当確と、Rizzo GMが明言し、ひとまず決着しています。このまま故障者が出なければ、マイナー契約のEdwin Jackson、Tom Milone、(Rizzo GMが調整の遅れに言及した)Jeremy Hellicksonは、既にAAAにオプションされたErick FeddeとともにAAAで待機になる予定。

一方ブルペンについては、Sean Doolittle、Ryan Madson、Brandon Kintzler、(それに調子は上がっていないものの契約関係から)Shawn Kelleyの4人までは決まっていますが、まだ3枠が決まっていません。未だに全く見通しが立たないKoda Gloverに続き、ベテランのJoaquin Benoitが右ひじ痛のため離脱し、現時点で残るのは以下の7人。

Sammy Solis
Matt Grace
Trevor Gott
Austin Adams
Enny Romero
Tim Collins
Chris Smith

このうち、スプリングトレーニングで好投しているSolisとGottはオプションを残しているのに、結果を残せていないRomeroとGraceの2人はオプションがないという皮肉な状況。さらに、マイナー契約ながらCollinsとSmithの2人も好投を続けています。特にCollinsについてはロイヤルズで活躍していた故障前に近い状態に戻っているとの評価も見られます。最後まで分かりません。

予想するならSolis、Grace、Gottの3人かな。

【捕手】
Matt Wietersはまあこんなものかなという感じで調整中。控えは、先発陣との組み合わせ方からするとMiguel Monteroが有力のように見えます。打撃でもいちおう2割は越えました。Pedro Severinoも健康には過ごしており、引き続き打撃で頑張っているSpencer Kieboomととも、デプスとして控えることになりそうです。

【内野手】
Daniel Murphyは開幕に間に合わないことが確定し、開幕セカンドがHowie Kendrickになることもほぼ決定事項。サードAnthony Rendon、ショートTrea Turnerは問題なく調整中。問題は、ファースト予定のRyan Zimmerman。スプリングトレーニングではこの3週間全く出場していません。特に故障はなく、マイナーリーガーとの対戦で打ち込んでいると報じられていますが、そのまま信じていいものかどうか。

代打の切り札のMatt Adamsは確定。二遊間の控えとしては、Wilmer Difoで確定だと思われていましたが、攻守に精彩を欠き怪しい雲行き。打率3割弱で長打力も見せているMatt Reynoldsがショートを含む内野の全ポジションで試されており、逆転もあるかもしれません。マイナー契約ではChris Dominguezがチームトップの打率.350を記録して奮闘していますが、役割が被るAdamsが健康ならマイナースタートでしょう。むろん、もし仮にZimmermanがやはり故障していたということになればいろいろと話は変わります。

【外野手】
心配されたMichael TaylorとAdam Eatonが試合に出場し、攻守とも問題なくプレーしています。特に、Eatonは打撃好調。Bryce Harperも順調で、外野陣はレギュラーがそろって開幕を迎えられそうな情勢です。

控え一番手予定のBrian Goodwinが依然として低空飛行中。とはいえ、オプションが切れていますのでおそらく開幕ロースター入りは間違いないでしょう。あと1人は、足のあるAndrew Stevensonもいますが、やはり打撃成績はぱっとしません。マイナー契約ながら打率.340と頑張っているMoises Sierraもいますが、チームの今の健康状態ならDominguez同様にマイナースタートとなりそうです。

ここも内外野合わせて控えを予想するならAdams、Reynolds、Goodwin、Difoかなと思います。

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