2018/03/06

STノート(3/7)

スプリングトレーニングが始まって約2週間。12試合が行われ、故障者以外の選手はほぼ全員が実戦に登場しました。そろそろ最初のカットがありそうなタイミングとなりましたので、ここまでの話題を軽くさらっておきたいと思います。

【投手陣】
投手陣では、TJからのリハビリ中のJoe Rossと、先日Joaquin Benoitとの契約の記事でも書いたKoda Glover以外の全員が実戦登板。Gloverは全くめどが立たない状況のようです。

先発候補は3試合計8イニングを無失点8奪三振のTanner Roarkを筆頭に順調に調整中。現状先発5番手と目されるA.J. Coleも初登板を2回無失点と無難に終えています。好投が目を引くのは3試合計6イニングで許した走者1人、6奪三振でもちろん無死点のTom Milone。かつてのGio Gonzalezのトレードで放出した2人がこういう形で争うというのはなかなかです。一方で、未だにFAのJake Arrietaを狙っているという報道が再三流れています。Boras陣営の情報戦の一環のような気もしますが、過去からすると全くないとは言えないですね。

ブルペン陣もまずまず順調に調整中。目を引くピッチングをしているのが、Wander Suero。チーム最多の4試合に登板し、4イニングで7奪三振。動画も見ましたが、速球に勢いがあり、スライダーにも切れがあって、何というか、いいです。

【捕手】 
Matt Wietersの状態がいいですね。見るからにシャープになっていて、動けています。問題は控え捕手ですが、Pedro Severinoがよく頑張っていて(打率.300)、アピールしています。Miguel Monteroはややスロースタート。FAのJonathan Lucroyに関心を持っているという話もありますが、Severinoでいいと思います。

【内野手】
オフの右膝内視鏡手術からのリハビリ中のDaniel Murphy以外は実戦で調整中。Murphyが開幕に間に合わないことは確実なので、開幕セカンドを誰が守るかが注目なのですが、その一番手と目されるWilmer Difoが大スランプ。18打席を与えられながら未だにノーヒット(2四球)。このままならそれなりに結果を出しているベテランのHowie Kendrickに奪われてしまいそうですが、まだ3週間あります。どこかでスイッチ賀は言ってくれることを期待したい。

【外野手】
昨年の故障からの復活に向けて調整中のAdam Eaton。未だ実戦出場はありませんが、開幕には間に合うのではないかと言われています。このほか、マイナー契約のRyan Raburnが左脇腹を痛めて出場していません。また、Michael Taylorが右脇腹痛め、出場予定だった5日の試合を欠場。昨年も同じ箇所を痛めてDL入りしていたので心配です。

外野陣の話題をさらっているのが、トッププロスペクトのVictor Robles。打っても25打席で1本塁打を含む6安打を記録し、センター守備でも2度もダイビングキャッチを決めています。仮にEatonかTaylorが開幕DLとなれば、Roblesが開幕戦のフィールドに立っているかもしれません。

そして、FA前最終年ということで注目を集めるBryce Harper。足の指の爪の問題で数日休みましたが、復帰後もホームランを放っており、特段問題なし。

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