2018/10/03

2018年9月をふりかえる

ポストシーズンが始まり、さっそくロッキーズとカブスがしびれる延長戦を戦っていましたが、ナショナルズは蚊帳の外。とっとと9月のふりかえりをしておきます。

[ナ・リーグ東地区:レギュラーシーズン終了] 

Atlanta90720.556-
Washington82800.5068.0
Philadelphia80820.49410.0
New York77850.47513.0
Miami63980.39126.5

月間成績は15勝12敗。5月以来の月間勝ち越しで、シーズン成績もなんとか貯金2まで盛り返しました。中旬には、その時点でまだポストシーズンの可能性を十分残していたフィリーズに3連勝。その後、フィリーズは雪崩を打つように負けが込み、最終的にナショナルズが地区2位に浮上することになりました。来シーズンにつながる悪くない終わり方といっていいのではないでしょうか。

[Pitcher of the Month: Stephen Strasburg] 
6試合に先発し、3勝を記録した(チームは5勝)Stephen Strasburg。防御率も2.60と安定し、34回2/3で45奪三振と、内容も悪くありませんでした。6月から8月まで右肩痛でDL入りしたときは、もうキャリア終了かもしれないと心配しましたが、最終的には2桁勝利に到達。球速は戻りきっていませんが、いいイメージでシーズンを終えることができました。

サイヤング賞争いの只中にいたMax Scherzer。シーズン300奪三振に到達したことは素晴らしいニュースでしたが、勝ち星は2つにとどまり、防御率も4点台と今ひとつでJacob deGromとどちらが受賞するか予断を許しません。グッドニュースはTJ手術からの復帰を果たしたJoe Rossが3試合(降雨ノーゲームを含めれば4試合)にきっちり先発できたこと。まだ信頼を置けるとは言えませんが、来シーズンの開幕ローテーション候補とはなりました。微妙なのはErick FeddeとJefry Rodriguezの若手2人。チャンスは与えられましたが、課題が残して終わりました。

ブルペン陣では、DLから復帰のSean Doolittle(8試合で3セーブ、防御率2.35)はまずまず投げられたのでよしとしましょう。来季につながるという意味では、Koda Glover(11試合で2.00)、Justin Miller(11試合で2.16)、Matt Grace(12試合で3.00)も目立ちました。特にKoda Gloverの好投は嬉しいニュースです。

[Hitter of the Month: Anthony Rendon] 
Anthony Rendonが.352/.439/.657、6本塁打、26打点、24得点と大活躍。異常な数字を残したブリューワーズのChristian Yelichがいなければリーグの月間MVPも十分獲得に価する数字を残しました。

これがナショナルズでの最後となったかもしれないBryce Harperも.270/.464/.494、4本塁打、16打点と数字を伸ばし、シーズン100打点に到達。FAを前に最低限の成績は残したという感じでしょうか。

新人王争いをしてきたJuan Sotoも.283/.383/.525、6本塁打、20打点と活躍し、リーグの月間最優秀新人を受賞。6月、7月に続く3度目の同賞の受賞で、デビュー以来逃したのは8月だけという驚異的な受賞歴。ブレーブスのRonald Acunaと争ってきた新人王も、さすがにこれで寄り切ったでしょう。若手ということで言えば、ともに40打席前後の出場機会でしたが、Spencer Kieboom捕手と、Adrian Sanchez内野手が、それぞれ.333/.429./500、と.343/.361/.429の好成績で来季に向けてアピールに成功しました。

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