2018/10/19

2018 ポジションレビュー:二塁手編

ALCSはレッドソックスが4勝1敗で勝ち上がりを決めました。第5戦では、ポストシーズンに入ってから結果を出せていなかったDavid PriceとCraig Kimbrelも好投し、レギュラーシーズン108勝の強さを見せつけました。アストロズのワールドシリーズ連覇はならず。

さて今日は二塁手編。

前年までのレギュラーDaniel Murphyは、オフに受けた膝の手術からの回復が間に合わず、開幕レギュラーは2年の再契約を結んだベテランのHowie Kendrick。5月中旬までのチーム44試合のうち32試合で先発し、.303/.331/.474と期待を上回る働きを見せていました。が、好事魔多し。5月19日の守備で右アキレス腱断裂の重症を負ってシーズン終了。残念過ぎました。

Murphyは6月中旬にようやく復帰。最初の1か月は打率2割前後と低迷しましたが、7月10日からカブスにトレードされるまでの33試合では打率.360と本来の姿を取り戻しました。そんな好調のMurphyを手放さなければならかなかったというところに今季のナショナルズの無念が凝縮されているように感じるトレードでした。

で、棚ぼた式に二塁手として最も多い出場機会を得たのは、84試合に先発出場のWilmer Difoでした。ただ、途中出場や他のポジションを含めて148試合、456打席を与えられて.230/.298/.350、7本塁打、10盗塁という数字はレギュラーとしては弱い。打率は低くても、せめてマイナーでは発揮していた長打力があれば良かったのですが。

KendrickとDifoは来季も残留なので2人の併用でもいいかもしれませんが、35歳になるKendrickには健康面の不安は残ります。思い切ってレギュラー二塁手の獲得に動く可能性もあります。

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