2017年のマイナーリーグのシーズンが終わったところで、6月にGCLでプロデビューを果たしたLuis Garciaについて書いておきます。当シリーズ初の2000年代生まれの選手。
Name: Luis Victoriano (Mendoza) Garcia
Position: SS
Born: May 16, 2000
Birthplace: New York, NY
School: NA
Height: 6-0
Weight: 190
Bats: Left
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA
BA organization Rank: 7(2017)→ 6(2018)→ 3(2019)
BA Overall Rank: 61(2019)
[Scouting Report]
左打席からどの方向にも鋭いライナーを打てる打撃センスが高い評価を受けている。走力も平均以上。強肩で守備範囲も広く、ショートとしてやっていける身体能力を持つ。現時点ではパワーに欠けるが、成長すれば付いてくると期待される。
[Background]
出生地はNYCとなっているが、ドミニカ共和国の育ち。同名の父も1999年にタイガースでプレーしたショート(8試合9打席だけだが)。
2016年7月の国際FA選手との契約解禁日直前のBAランキングで全体3位と極めて高く評価されていた。2016年の夏、16歳でナショナルズと契約。その年はプレーせず。
2017年シーズンはドミニカ共和国で開催される教育リーグに参加するとの予想に反し、いきなり6月に開幕したGCLでプロデビュー。開幕当初はやや出遅れたが、次第にしっかり打つようになり、シーズン最終週に打率3割を超えた。レギュラーシーズンの成績は、49試合で.302/.330/.387。打率に加え、25得点、22打点、11盗塁はいずれもチームトップの数字。ポストシーズンの4試合でも全て安打を記録した(計17打数6安打)。
Auburn(SS)を飛ばしてHagerstown(A)で開幕を迎えた2018年シーズン。開幕から4試合17打席ノーヒットの後は見事に対応し、5月以降に限れば打率.341とシングルAの投手を圧倒。78試合323打席で.297/.335/.402の成績を残して7月上旬にPotomac(A+)に昇格。Potomacでも調子は衰えず、49試合221打席で.299/.338/.412、4本塁打と、数字はさらに向上。18歳にしては驚くべき結果を残して注目を集め、一躍MLB全体でもトップ100に入るトッププロスペクトとなった。
2019年の春にはNRIとしてメジャーキャンプに初参加。15打席に立って.316/.381/.316の成績で、評価を上げた。
じっくり成長をフォローしようと思っていたのに、あっという間にメジャーデビューが現実的に見えるところまできてしまいました。上にはTrea TurnerとCarter Kieboomがいますが、気にしても仕方ありません。怪我なく成長してくれることを願います。 (2019年3月)
当シリーズでもこれだけ若い選手を取り上げるのは初めてになります。16歳から17歳で過ごしたプロ1年目はまずは大成功。どこまでどう育つか、じっくりとフォローしていきたいと思います。(2017年9月)
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