W6-5 Phillies (Season 88-69)
Scherzer(W11-7) 6.0IP 4ER 5H 1BB 10K
Hudson(SV) 1.0IP 0ER
Turner 2/4 double HR(18) R 4RBI
Gomes 1/3 HR(12) SF R 2RBI
デーゲームでの勝利の余韻の中、期待を受けてマウンドに上がったMax Scherzerでしたが、いきなりフィリーズの4番に入っているBrad Millerに3ランを打たれる劣勢の幕開け。3回裏にYan Gomesのソロが出たものの、直後の4回表にまたもMillerにライトへソロを運ばれる始末。決していい出来とは言えないScherzerでした。打線は打線でAaron Nolaに対して多くのランナーを出し、4回裏には無死満塁としましたが、ここもGomeによる犠飛による1点のみ。同時に進行していた試合でブリューワーズとカブスがいずれも少ない点差ながらリードしていることが伝えられる中、重苦しい展開で、試合は中盤まで進んでいました。
しかし、6回裏に転機が来ました。2-4とリードされて迎えたこの回、2死ながら1、2塁でScherzerに代えて送られた代打Howie Kendrickがフルカウントから四球を選び、満塁。球数115球に達したNolaをマウンドから引き摺り降ろすと、2番手で出てきたJared Hughesの投じた2球目、インローへのスライダーをとらえたTrea Turnerの打球は高々と舞い上がり、レフトのブルペンへ。逆転満塁弾!Turnerを迎えたベンチでは今シーズン最高のダンスショーの時間が展開されました。もちろんファンからのカーテンコールにも応えました。
そしてこれとほぼ時を同じくして、ピッツバーグでは7回裏の攻撃でパイレーツが一挙7点を記録して7-1とカブスをリード。このまま終わればナショナルズのポストシーズン進出が決まるとあり、一気にムードが変りました。
7回表2死からの代打Bryce Harperのソロホームラン(この試合の隠れハイライト。内心ホームランを期待していたのでその通りになって苦笑するしかありませんでした)で1点差に迫られましたが、8回はJavy Guerra、そして9回はデーゲームに続く連投となったDaniel Hudsonがいずれも三者凡退で終え、勝利。見事な逆転勝利でした!
この時点でマジックは1。この試合の勝利を祝うためにグラウンドに出てきたナショナルズの選手たちは、そのまま球場の大スクリーンで流されるカブス対パイレーツの試合を見守ります。場面はすでに9回2アウト。待つことほんの数分で、カブスの最後の打者が二ゴロに倒れた瞬間、ナショナルズのワイルドカードでのポストシーズン進出が決定しました。最初の50試合を終えて19勝31敗からよくここまできたものです。まずはおめでとう。
おそらく今ごろ(試合終了から1時間)はシャンパンファイトをやっていることでしょうが、もちろんまだシーズンは続きます。ワイルドカードゲームのホームフィールドアドバンテージを争うブリューワーズはきっちり勝利し、ナショナルズを1ゲーム差で追いかけています。このままならナショナルズがホーム、追いつかれればブリューワーズがホーム。残り試合はともに、5試合。まだまだ目が離せません。
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